下水道の役割について 

2015年7月14日

 下水道は、市街地に降った雨水を速やかに排除して、浸水による被害から貴重な生命や財産を守ります。また、家庭の雑排水や工場等の汚水を円滑に排除・処理し、周辺の環境の改善と公衆衛生の向上を図ります。

 

1)公共用水域の水質保全

 水は人間の生活や産業活動に利用されることにより汚水となって排出されます。
 この汚水が処理されないまま川や海へ放流されると、汚濁が進行し、 ついには死の川、死の海となって魚も住めなくなる状態となります。
 これを防止するためこれらの汚水を処理場へ集め処理し、きれいな水にして川や海へ放流します。こうすることにより、汚濁を防止し、昔のような美しい川や海をとりもどすことができます。
 このように、公共用水域の水質保全ということが、今日の下水道に課せられた重要な役割のひとつです。

 

2)便所の水洗化

 水洗便所は、文化のバロメーターともいわれ、快適な生活と住みよい環境のための重要な要素です。従来のくみ取り便所では、し尿を便壷に貯蔵するため非衛生的であり、悪臭にも悩むことになります。又、くみ取り作業の際の悪臭等のため、周辺にも不快感を与えるだけでなく、伝染病の媒体となる蚊やハエの温床となる等の弊害があります。これらの問題を一挙に解決するのが下水道です。下水道によって浄化槽がなくても水洗便所が使えるようになり、し尿は下水管の中を他の汚水と共に運ばれ、処理場において効率的に処理されるようになります。

 

3)雨水の排除(浸水の防除)

 下水道は河川、水路等と同じく雨水の排除のための機能を持っております。
 特にわが国のように降雨量の多い国では、河川とともに下水道の果たす役割は大きく、大雨が降ると浸水する低い場所でもすぐに排水できるため、水たまりや滞水がなくなり、浸水から人びとの生命や財産を守ります。

 

4)生活環境の改善

 人間の生活や産業活動によって生じる汚水が速やかに排除されず、住宅地周辺に停滞すると蚊やハエの発生源、また悪臭になり、周辺環境は悪化します。
 下水道が完備すると、汚いミゾやドブ川がなくなり、蚊やハエの害虫の発生を防ぎ、伝染病を予防し、街の中を清潔に美しくします。

 

5)ディスポーザーの設置について

 八幡浜市では、ディスポーザーの設置を禁止しています。 ディスポーザーとは家庭用生ごみ処理機のことで、台所の流し台にある排水口の下につけ、ディスポーザーで粉砕した生ごみを液状にして水と一緒に排水管へ流し込む装置で、「直接投入型(単体)」、「機械処理型」、「生物処理型」があります。

 「直接投入型(単体)」は、ディスポーザーで粉砕した生ごみを直接公共下水道へ排除します。

 「機械処理型」は、生ごみを破砕して水とともに排水し、排水処理部で処理(固液分離)した排水のみ公共下水道に排除します。固体は使用者が定期的にごみ等として処分します。

 「生物処理型」は、専用排水管で処理槽に導き、浄化槽のように微生物の働きで処理します。浄化槽と同様に定期的な汚泥の引き抜きが必要です。

 

 下水道はこのような下水の流入を予定した施設となっていません。宅内の排水設備の配管や公共下水道の管渠で閉塞を起こしたり、処理水の悪化で負荷量が増加するなど、終末処理場・マンホールポンプへの維持管理に大きな影響を与える恐れがあることから、ディスポーザーの設置を禁止しています。

お問い合わせ

下水道課
電話:0894-22-3111