一般質問 H25. 3 上田竹則 議員

公開日 2014年09月03日

質 問 事 項
大城市長の政治姿勢について
港湾振興ビジョン全体について

 


 

〔上田竹則君登壇〕

 

 

○上田竹則君 
 私は、一般質問通告書に従いまして、大綱
2点について、市長並びに関係部課長にお伺いをいたします。

 

 大城市長におかれましては、早くも14年を迎えられますが、若さと情熱で安心・安全なまちづくりに頑張ってこられましたこと、本当に御苦労さまでございます。

 

 さて、質問をいたします。

 

 大綱の1は、市長の14年間を振り返っての政治姿勢についてお尋ねいたします。

 

 4年前、市長は元気、勇気、そして根気をモットーにしがらみのない市政を目指します、また医師を直ちに3人確保するということを大々的に公約の柱に市民の関心を引きつけられましたね。いよいよ市立病院も改築が始まり、市民の期待も大きく、安心・安全なまちづくりが始まったわけでございますが、今市民の皆様が一番心配をされているのは、今の市長さんは4年前に医師を直ちに3人確保すると公約され、4年たった現在、公約を果たされていない、最初は医師の確保に一生懸命動いておられたのに、今は医師の確保については余り力を注いでおられませんなと市民の方が言っておられます。忘れてしまったのではないかという市民の声が聞こえてまいります。年配の方からも、あの公約は命にかかわる大事なことですよと、あの公約は何だったのかと、選挙に勝つためだったのかと、病院を幾ら新しく建てかえても、すばらしいよい医師がいなかったら今までと変わりはないですよと言っておられます。

 

 私も4年間、大城市長の公約を思い浮かべながら見てまいりましたが、大義と正義を重んじて必ずやされるものと確信しておりましたが、今医師確保について努力をされている姿は見当たりません。同僚議員さんから、当時一般質問で毎回毎回大城市長が公約違反を責められ、市長をやめて出直したらどうですかとまで言われたのを覚えていますか。市長、そのたんびに医師の確保は全身全霊をかけて取り組んでまいりますと答弁をされております。また、8割、9割確保できた人がいたと思っております。9割決まっていても、なかなかあと一歩、1割でだめになるということも事実見てきました。大変デリケートな問題であると再認識させてもらっておりますとも言われました。ここ最近、市長の姿勢、行動を見ますと、いろいろと目立つ行事には積極的に参加されておりますが、医師の確保については市民の皆さんの言うとおり努力はされている姿は見当たりません。

 

 

 

 そこで、市長にお伺いをいたします。

 

 

 

 最初は医師確保に愛大や県、また関係機関に何度も足を運んでおられましたが、ここ一、二年は医師確保についてはどのような行動をとって、どのような努力をされているのか、お聞かせいただきたい。

 

 

 

 2番目に、4年前、市民にはっきりと公約された医師直ちに3人確保について公約を果たせなかったことに対し市民全体にはっきりと陳謝するべきではないでしょうか。どうして確保できなかったか、はっきりとその理由を明確に説明して、頭を下げるべきではないですか。

 

 

 

 3、私が議長当時、医師の確保については、市長同様本当に心配をしておりました。そこで、私は同僚議員、清水正治議員にお願いし、東京へ行って、厚労副大臣、公明党のお医者様でございましたが、渡辺副大臣に参議院山本博司議員のお骨折りでお会いして、市立総合病院の実情を説明、陳情に行くことにしました。すぐに市長に伝え、一緒に上京するということで計画を立てました。市長、覚えてますね。私には、早くその日は公務があるからとお断りされました。清水議員さんには、出発する前日か前々日、行き当たってお断りされた。あの穏やかな清水議員さんが、その後の一般質問で怒っておられましたよね。私は清水議員と上京し、渡辺副大臣に市立総合病院の医師不足の実情を説明し、1時間余りお話をし、今の現状は医師確保は難しいけど、広域での救急医療サテライト事業でしのげばいいですよとよいアドバイスを受けて帰りました。市長の上京できない公務とは医師確保よりそんなに大事な公務であったのか、説明を求めます。

 

 

 

 大城市長は、医師確保のために、また他の近隣の病院よりも医師の対応をよくするために、医師の特殊手当について、当時の条例で研究手当を100分の70から100までと条例で決めていたのを、100分の120に条例を変更し、1人当たり約10万円増額し、全体で2,700万円程度値上げをし、216月議会で決定したわけですが、その成果が十分に出たのかをお聞きしたい。

 

 

 

 5番目、市長就任当時、市立病院には累積赤字というか欠損金が約12億円程度あったと思うが、市長は当時全体で人件費の削減等3億円を目指し、4年間で12億円という数字を見込んで選挙前にはじき出した数字と言われましたが、現在の状況は計画どおりできたのか、伺います。

 

 

 

 6、今いよいよ改築が始まった市立総合病院の高額約5億円弱の高値落札について、私たち議員に説明があったのは、デザインがよければ少々高いところに落札されるかもしれませんよと、また地方公営企業法で契約の承認も要らないと、議会の承認も要らない入札方法だと、総合評価方式であるという説明は受けたが、デザイン・アンド・ビルド方式とか、私には初めての言葉で、デザインがよければ少しぐらい高いのは仕方がないかなと思ったが、今思えばあの説明のときにもっと質疑をして、詳しく説明を受けていたらと勉強不足を悔やんでおります。世界の鹿島建設と言われているところが45億円、今の市立総合病院、また現市役所も鹿島建設が建てたものであり、そのような経緯からもぜひとも落札したかったんだろうと推測いたします。入札が終わってみれば、48,000万円高い498,000万円で大成建設に落札、後味の悪い、疑義の持たれるような入札方法で、デザインが少々よいだけで48,000万円は市民の皆さんにとっては何とも納得のいかない、また私たち議員も納得のいかない入札方法、これだけの金額の入札で、議事録も録音もしていないと委員会で言っておられますが、おかしいのではないかと思われても仕方がないと思います。こんなに高いのに審査会の委員の中から異議がなかったのかを伺いたい。また、このような入札方法を誰が提案したのか伺いたい、本当の正直な答弁を求めます。

 

 

 

 大綱2点目は、八幡浜港湾振興ビジョンであります。

 

 

 

 いよいよ高度衛生管理型の新魚市場、物産販売、道の駅アゴラマルシェ、どーや市場、交流館、多目的広場、高級公衆トイレ、市民が期待している施設が開設される。この施設全体をみなっとと呼び名も決まり、あとはオープンを待つだけになっております。八幡浜の核となって発展することを心より祈りたいと思います。

 

 

 

 私たち、みなとライオンズクラブも結成30周年記念事業で潮風に強い海道桜を植樹させていただきました。ことしの4月には花見ができるのではないでしょうか。市民の憩いの場になるよう期待をしております。

 

 

 

 八幡浜市は、道の駅の建物も建てるお金がないということで、民設民営を公募して、アゴラマルシェ株式会社、山本 誠社長が市の発展になるならと一肌脱いで大金をかけて参画していただいたことに対し感謝を申し上げたいと思います。八幡浜市も、このような施設にはしっかり応援するべきだと思います。

 

 

 

 しかし、市は金がないと言いながら、大金をかけて豪華トイレをつくりましたが、トイレはその町の文化とも言われ、大勢のお客様が気持ちよく使用されるためにもある程度のトイレは必要かと思います。

 

 

 

 しかし、交流館は必要かもしれませんが、余りにも高い指定管理料ではないか。ほとんどが人件費である。館長550万円、準館長400万円、職員300万円、その他いろいろで合計2,600万円、毎年出し、3年間で7,800万円、その上にオープンイベントに今回500万円上乗せされております。市民は本当に驚く金額であります。

 

 

 

 ここでお伺いをいたします。

 

 

 

 交流館、本当に金もうけのしない施設に資格も免許も要らない、ましてやNPO、非営利団体に高額な給料を出して、一方の団体はボランティアで支えてもらう、何かおかしいのではないかと伺います。

 

 

 

 また、今八幡浜市の中小企業の一般社員の平均給料はどの程度か、把握しておられたらお示しいただきたいと思います。

 

 

 

 私が委員会で担当者に、交流館について、商売だったら潰れますよと言った覚えがありますが、交流館は金もうけの施設ではありませんとのお答えでした。私は金もうけのしない施設なら、なおさら大金を使うべきではないと思うが、なぜそこまでしてでも大金を使う理由を伺いたい。

 

 

 

 3、立体駐車場裏の市の土地に大型の食料品販売店を誘致して関係理事者は非常に喜んでいると聞くが、港湾振興ビジョンの中に市がお願いして民設民営物産館との商売上の影響はないのか、また他に大型電器店とか、家庭用品の店とか、競合しない店を誘致する考えはなかったのか、伺いたい。

 

 

 

 誠意ある答弁を期待して、私の質問を終わります。

 

 

 

○議長(宇都宮富夫君)  市長。

 

 

○市長(大城一郎君) 
 上田議員の大綱
1、大城市長の政治姿勢についての(1)ここ数年の医師確保についての行動についてお答えをいたします。

 

 

 

 医師確保につきましては市政の重要案件と認識をしておりまして、これまで精力的に取り組んできました。具体的には、ここ2年間で申しますと、大学医学部との情報交換と良好な関係維持のために、あるいは必要に応じその都度相談、協議のために院長ともども関連大学を訪問しておりますが、愛媛大学に訪問したのが平成23年度は4月、6月、12月、平成24年度は9月、2月となっております。また、広島大学には平成235月と平成245月に、山口大学には平成235月と10月、平成24年は5月に、大分大学には平成2311月にそれぞれ訪問をしております。特に大分大学につきましては、平成24年度に初めて泌尿器科の常勤医師の派遣を受けることができました。また、愛媛大学で毎年11月に開催されている解剖体慰霊祭、平成238月に開催された地域医療センターの開所式等にも積極的に参加をさせていただいており、よりよい関係を維持できるよう極力努めているところです。

 

 

 

 その結果、各大学医局とも医師不足は非常に厳しい状況にあるとの説明は受けますが、広島大学からの整形外科医、山口大学からの外科医については従来どおり常勤医の派遣をいただいております。愛媛大学につきましても、少ない医局員をやりくりしていただき、常勤医の派遣は難しいものの、従来からの応援医に加え、平成224月からは救急医療学講座のサテライトセンターの開設、平成244月からは神経内科や循環器内科外来、本年4月からは呼吸器内科外来を新増設いただくなど、非常勤医による外来等の支援をいただいているところであります。

 

 

 

 続きまして、2点目の医師3人確保を果たせなかった理由と市民に陳謝すべきではないかとの質問でありますが、4年前の市長選挙において、私の公約として市民の皆さんにお約束した医師3人の確保については、就任以来これまでずっと私なりに最大限の努力をしてきました。その結果、新たに市立病院内に愛媛大学地域医療学講座のサテライトセンター、平成22年度からですが、これが開設され、4人の医師を配置していただいたほか、循環器内科に1名、平成21年度、脳神経外科医が1名、平成22年度から、自治医科大学卒の内科医1名、平成22年度から、臨床研修医1名、平成22年度から23年度の採用や、大分大学からの医師派遣、泌尿器科医1名、平成24年度など、人数だけで言いますと3人の3倍に当たる9人の医師確保の実現となっております。

 

 

 

 しかしながら、現行の医師臨床研修制度のもとでは、各大学医学部の医局も常態的に医師が不足しておりまして、やっとの思いで医師を呼んできても、すぐ引き揚げられるといったようなことが起こるなど、困難な問題が立ちはだかっております。

 

 

 

 なお、これにつきましては、平成16年の医師臨床研修制度導入が大きな原因となっていることから、より大きな活動として現在制度の見直しを求めているところであります。

 

 

 

 また、市立病院内におきまして、千葉県立東金病院の平井愛山院長や愛媛大学附属病院の医療福祉支援センターの櫃本真聿センター長の御協力によりまして、糖尿病性疾患予防対策事業を市立病院の医師、開業医、看護師、保健師、薬剤師、歯科医師の方々、それに大学の学生たちも含めて積極的に取り組んでおりまして、市立八幡浜総合病院を魅力ある病院とすること、このことこそが医師、看護師確保につながると思い、計画を現在進めているところであります。

 

 

 

 さらに、毎年30人程度の大学医学部の地域枠の学生が平成29年度から臨床研修を終えて赴任できる状況となることから、この時期から極端な医師不足は解消に向かうものと思っております。市といたしましては、今後も大学医学部及び県当局との信頼関係を大切にしていきたいと考えております。

 

 

 

 続きまして、大綱13、市長が陳情のために上京できなかった公務の内容についてお答えします。

 

 

 

 議員御指摘の件につきましては、両議員におきましては大変お骨折りをいただきまして、ありがとうございました。当日は、総務省四国総合通信局電波監理部長との面会、八幡浜防犯協会総会関係、舌間区陳情、日本水道協会愛媛県支部総会等、私が市長就任までに既に決まっていた公務など入っておりましたので、残念ながら御辞退をさせていただきました。御配慮いただいたことについては改めてお礼を申し上げます。

 

 

 

 続きまして、大綱15、市立病院の累積赤字12億円と人件費削減3億円について、これは病院とは少々離れた問題でありましたが、議員御質問の件につきまして、私が市長に就任した平成21年度から職員採用の抑制により、行政職においては平成24年度までに約53,000万円の削減を行っております。また、市立病院の総人件費についても、医師、看護師など大切な方々の退職者の増もあり、不本意ではありますが、約10億円の減となっております。

 

 

 

 なお、市立病院に関しましては、医師、看護師など医療技術者を人件費に関係なく積極的に採用していくべきものと考えております。行政職においては、定員適正化計画を踏まえつつ、職員のモチベーションにも配慮し、今後とも職員組合と話し合いながら適正な職員数となるよう努力してまいります。

 

 

 

 その他の質問に対しましては、副市長並びに担当の課長から答弁をさせます。

 

 

 

○議長(宇都宮富夫君)  休憩いたします。

 

 

 

午後 零時00分 休憩

 

 

 

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午後 100分 再開

 

 

 

○議長(宇都宮富夫君)  再開いたします。

 

 

 

 副市長。

 

 

○副市長(橋本顯治君) 
 それでは、上田竹則議員の御質問の中で、市立病院改築事業の高値落札についてお答えをさせていただきます。

 

 

 

 新宮議員からもコミュニケーションをというお話がありましたので、できるだけ丁寧にお話をさせていただきたいと思います。

 

 

 

 この入札方式はプロポーザル方式ということでありますけれども、これは病院の機能性、快適性、利便性など、外観も含め病院の全てのあり方についてその内容を競うものであり、単に外観デザインが少々よいなどといったことから落札者の提案が採用されたのではありません。このことについてはぜひ御理解をいただきたいと思います。これは、去年、11月の市の広報でも見開き2ページで丁寧に説明をさせていただいたところであります。

 

 

 

 念のためにこの場で改めて簡単に御説明申し上げますと、プロポーザルに対する評価は、価格評価点400点、基礎評価点100点、技術評価点500点の3つの項目があります。この項目につきましては、あらかじめ議会にも御説明をしたところであります。これによれば、価格評価よりも技術評価が高いということは全ての入札希望者が事前に承知することができるわけです。

 

 

 

 結果としては、最低価格のグループについては価格点は満点の400点であったものの、技術点が最低の272.44点と最も低かったことから合計点で大きく差がつき、落札に至らなかったものです。技術点が低かった理由としては、このグループの提案が病棟によって個室にばらつきがある。1期工事で救急関連部門の検査室、放射線室の集約ができていない。救急専用エレベーターと放射線部門が連絡していないなど、このほか検討あるいは改善すべき点が多くあり、完成度が特に低いと評価されたものです。

 

 

 

 採用されたグループについては、1フロア2看護単位で将来の運用変更にも対応でき、効率的に使用できる八の字型の独創的な病院形態であったこと、1期工事で確保できる面積が広く、多くの主要施設が早目に完成できるなど、全体として独創的できめ細かく完成度の高い提案が愛大の本田教授、市立病院の院長など医療関係者を含む委員から高く評価され、最高点の827.89点となり、落札者となったものです。

 

 

 

 ちなみに、最低価格の入札者の合計点は756.69点でありました。委員会におきましては、全ての委員が本田教授が最後に決をとったときに異論なく賛成をされました。

 

 

 

 上田議員が先ほどの御質問の中で、特に最低価格の業者は非常に落札をしたかったのではないかと、だから一生懸命されたのだというお話がありましたけれども、事前に価格点よりも技術点のほうが高いということをお示ししているわけですので、もし本当にこの会社が落札をしたいと思うのであれば、なぜあのような非常に完成度の低いプレゼンテーションをされたのかと、そこが私には理解ができません。

 

 

 

 公開の件ですけれども、審査の全過程において、委員だけでなく職員等も出席しており、多くの目の前で開かれた場で真剣に議論、審査されたことを申し添えておきます。

 

 

 

 入札方式の採用については、病院改築業者選定支援業務の受託者であるアイテック株式会社と協議しながら、最終的には市において県の方式に準拠するとして決定したものであります。

 

 

 

 以上であります。

 

 

 

○議長(宇都宮富夫君)  市立病院事務局長。

 

 

○市立病院事務局長(河野謙二君) 
 上田議員、大綱
14点目、医師の特殊勤務手当を引き上げたことの成果についてお答えをいたします。

 

 

 

 特殊勤務手当の一つである研究手当の引き上げにつきましては、近隣の病院よりも待遇をよくして医師確保を図るとともに、過重労働の割に医師の給与が低いとの判断から、頑張っていただいている医師のモチベーションを保つための一助になればと提案したものでございます。その後の厳しい状況の中で多くの先生方に頑張っていただいていることを考えれば、成果はあったものと思っております。

 

 

 

 また、派遣元である多くの大学医局の教授からも待遇改善に対する評価をいただきました。

 

 

 

 しかしながら、肝心の大学医局における医師不足の状況は改善が進んでおらず、引き揚げあるいは異動後の不補充により、当院の医師数は減少している状況でございます。

 

 

 

○議長(宇都宮富夫君)  総務企画部長。

 

 

○総務企画部長(中榮忠敏君) 
 大綱
2の港湾振興ビジョン全体については、関連いたしておりますので、あわせてお答えをさせていただきます。

 

 

 

 まず、みなと交流館等の指定管理料が高過ぎるのではないかという御指摘についてですが、指定管理料につきましては、昨年の12月議会などでも御説明したとおり、指定管理者を公募するに当たり市が算定した施設の管理運営に係る必要経費を上限額として示し、その範囲内で提案をいただき、決定をしたものでございます。上限額を算定する中で、職員体制につきましては、この施設は年末年始を除いて休館日がないことや開館時間を踏まえるとともに、仕様書に定める業務量や内容、条件を勘案し、市において勤務シフトをシミュレーション化した上で、常勤職員4名は必要であると判断したものであります。

 

 

 

 なお、平均給与は指定管理者制度を導入した他の施設の職員よりも少し低目に設定しており、決して高いとは考えていません。館長の550万円という金額についても、法人が負担する諸経費も含まれていることから、実際の額面金額は税込みで約470万円であり、この地域の一般平均の管理者としての給与と比較し、上下の幅はありますが、あるべき範囲の金額であると考えております。また、これはあくまでも目安として示したもので、実際に支払う給与は指定管理者自身が決めるものであります。

 

 

 

 次に、市内の中小企業の一般社員の平均給料を示してほしいとのことですが、そのような統計データは市では持ち合わせておりません。ただし、愛媛県の常用労働者の平均給与に関するデータ、これは具体的には愛媛県の毎月勤労統計調査地方調査月報、昨年の1月から12月までのデータでございますが、これを参考までに申し上げますと、年間支給額が約320万円であります。ちなみに、この金額は上限額算定の中で示した指定管理者の職員平均給与とほぼ同額となっております。

 

 

 

 なお、人件費以外についても適正に算定したものであり、余分な経費が含まれているとは考えておりません。

 

 

 

 次に、フジの出店によるアゴラマルシェへの影響についてでありますが、先ほど新宮議員の御質問にもお答えしましたとおり、それぞれの施設が特徴を生かし魅力的な店舗展開をすることで、孤立した店舗が立地する限界を超えて相乗効果が生まれるものと思っています。また、大型電器店や家庭用品のお店などを誘致する考えはなかったのかということですが、フジの新店舗誘致につきましては、市の懸案の一つであります江戸岡交差点の改良にもつながるということを踏まえて決定をしたものであり、これはフジだけに可能であったことです。

 

 

 

 なお、八幡浜市には大型電器店や全国展開している若者向け衣料店チェーンなどがなく、これらも購買力の市外流出につながっていることから、今後この種の店舗の立地についてもさまざまに検討していきたいと考えております。みなっとやフジのオープンが新たな商業施設の出店の呼び水になることを期待をしております。

 

 

 

○議長(宇都宮富夫君)  上田竹則君。

 

 

○上田竹則君 
 大城市長は
4年前に、元気、勇気、そして根気をモットーにしがらみのない市政を目指しますということで市民の前に公約をされておりますが、今この4年間のうちにこの八幡浜市は非常に閉塞感漂う状況になっております。世間のうわさでは非常に業者の締めつけとか、生コンは保内の生コンを使えとかいろんな、その上また電気業者のCクラスに前市長のときにも前言うてきた業者ですが、そのときはちゃんと断っておりますが、大城市長になって、このCクラス、実態のない業者であります。実際、前の説明では事業所は保内にありますということです。その事業所を見に行きますと言えば、業者はパソコンなりちょっとした机なりを置いて実態のあるように見せかけるのが普通です。いきなり行ったらそういう実態はなかったと思うんですが、地元出身者ということでCクラスを入れておりますが、こういう地元の業者が参加して、そして初めての入札に一発で落としてしまったという、地元の業者はびっくりしたような状態でございます。私もこの件ちょっと今松山の西署、東署へ問い合わせをしておりますが、木村會の関係の人といろいろとつながりがあるということで、正式な文書で返事をもらうようにいたしておりますが、そういう業者を公共事業に入れるというのは余りにもおかしいのではないかと思いますので、そこら辺をきちっと答弁お願いしたいです。

 

 

 

 そして、病院の問題ですが、私が聞いているのは、誰が市長のときでもいろいろな病院から医師を派遣されております。今度サテライト事業で新しい事業で非常にいいお医者さんが来て一般の方も診ていただいておると。私も毎月1回病院に行っておりますので院長ともよく話しするわけですけど、非常に皆よく頑張ってくれておると。そういう意味で何とか今はやりくりしながらやっておるけど、実際に大城市長当時の医師と今現在の医師の数はどのようになっている、実際にふえたのか減ったのか。そこはもうはっきりと、入れかわりは幾らでも、院長もあちこちの病院へ足も運んでおられるということで、診察に行きますといろいろと話しするんですけど、夜も遅くまで頑張っておられる姿を見ますが、それをもっと今の大城市長の行動は最初みたいな本当に医師公約、3人確保という一生懸命さが見当たらないと。だから、4年前の選挙前にJCの前で商工会館かでやられましたね、あんときに、今あなた副議長されとんだから、今医者を連れてきたらどうですかと、市民の代表として出ておられるんだからと。そのとき市長は、市長にならないとできない理由はあるんですと言われましたね。市長になってから、いろいろと後で聞いたわけですけど、酒の席で同級会かなんかで同級生の中に3名ほど医者がおられたことで、俺が市長になったら八幡浜市立病院に来てくれやのと軽く酒の席で言われて、まことにこれ失礼な言い方かもしれませんが、その3名の方もまさか大城さんが市長になるとは思ってもいなかったということを聞きました。そういう酒の席での言動というものはちゃんと考えていただかないと、私も2度ほど酒の席で醜態を見ておりますが、そこらはやっぱり八幡浜市のトップとして恥ずかしくない行動をとっていただきたい。

 

 

 

 それから、この前の決起大会で大城市長は医師3人確保できなかったことを自分の支持者の前では陳謝されております。自分の支持者だけじゃなしに、本当に市民全体に陳謝して頭を下げるべきではないですかということを私言っておるんですよ。だから、実際に自分の思った人3人はできてないわけですから、逆に医師は減っとると思います、科も減っとるし。だから、週何回か眼科の先生も来てくれはするけど、本当に市長就任時とは医師は減っておるのが確かだと思います。何名減っておるのか、そこらも聞かせていただきたいと思います。

 

 

 

 この医師確保というのは本当に命にかかわる問題でございます。だから、こういうできもせんようなことを選挙の公約に上げるというのはいかがなものかと私は思っておったわけです、4年前。それが、あけてみれば直ちに医師3人確保というのは実際にできてなかった、できなかったという、そういうことは今後ちゃんと改めていただきたいと思います。

 

 

 

 そして、病院の問題ですが、この新聞を見ますと、巨額な入札審査会で録音テープも音が雑音が入るので業者が勝手に消したとかって書いてありますが、これは事実ですか。そこら辺もう一度確認したいと思います。

 

 

 

○議長(宇都宮富夫君)  市長。

 

 

○市長(大城一郎君) 
 再質問に対して答弁をいたします。

 

 

 

 ちょっと小声だったので聞き取りにくいところがあったんで、全部が答弁になるかどうかわかりませんが、最初に業者の締めつけとかその電気関係のといったことを言われましたが、全くそういった事実はありませんし、そのようなことをした覚えもありませんし、職員がそういった行動をとったこともありませんので、これは伝えておきたいと思います。

 

 

 

 それと、市長にならないとできないとかというような話ですが、やはり市長になって知事との連携、国の国会議員さんとの連携の上で自治医科大学の先生を要請して来ていただいた経緯もございます。そういった点で、市長にならないとなかなかできないといったことはあると思います。

 

 

 

 医師確保に対しましては、今後も私の地縁者にもおりますし、同級生にもおります。4年前からずっと交渉を続けている方もいますし、実際に来ていただいた方も中にはいます。でも、その個人名を上げるといったことまではできませんが、そういった状況で進んでおります。

 

 

 

 やはり上田議員おっしゃるように、医師確保に対しては非常に厳しい状況がございます。市として市民のために病院を何とかしなければならない、そして医師を呼んでこなければならないというのは私だけがやってもこれはなかなかうまくいかないことでありますので、やはり車の両輪であります市理事者側、そして議員さんとも協力し合いながらコミュニケーションをとって一つのことに向かって、医師確保に向かって進んでいくべきものであるとも思いますので、ぜひ皆さん方もいい情報がありましたら、お互いに一緒になって医師確保に向けて進んでいきたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。

 

 

 

○議長(宇都宮富夫君)  副市長。

 

 

○副市長(橋本顯治君) 
 入札に関して御質問をいただきました。

 

 

 

 私が就任してから、市長と一緒に働かせていただくようになって、入札についてはこれは公平にやるべきだという強い信念を持ってやってきたつもりであります。今、市内の業者の方で入札に当たってはそれぞれが自分の思いの値段を書いて自由に入札できる、非常に開放された状況ではないかと、そういうふうに認識しておりまして、今上田竹則議員が言われた重苦しいとか暗いとかというムードでは違っているのかなという感じはいたします。もちろん業者の方同士ですので、厳しい競争があって、中には低入札になることもあります。しかし、それもまた自由に競争されたことの証左であって、どこにも誰にも統制されない、統制するようなところのない自由な競争入札が行われるというふうに感じております。

 

 

 

 それから、八幡浜市が閉鎖的であるとか暗いとかというようなお話がありました。これは、私は当たっていないという感想を持っています。これも副市長就任以来一生懸命やってきたことですけれども、国、県と連絡して市を開放する、市役所を開放して外に向かって押し出していくということを一生懸命やってきたつもりです。そのような中で、県との協力の結果、自治医科大学から初めて医師が来たというような成果も出ております。

 

 

 

 また、大洲・八幡浜自動車道、これは大城市長就任までほとんど声が上がってなかったということがあったと思うんですけれども、今県との協調の中で、愛媛県の一大トップ項目として国に要請をしていただいております、これは4月に実現ができれば非常にすばらしいことだと思うんですけれども。こんなことでいろんなところで八幡浜市はよくやってるねという評価を、私が言ったらおかしいかもしれませんけれども、そういうような外部からいただくことがあります。そういう意味で、八幡浜市を外に向かって開けたい、職員もそういうふうな視線で取り組むというようなことでやってきたつもりであります。

 

 

 

○議長(宇都宮富夫君)  市立病院事務局長。

 

 

○市立病院事務局長(河野謙二君) 
 医師数についてお答えをいたします。

 

 

 

 平成214月現在が常勤医は25名です。それが、224月に7名まで増加いたしましたが、今現在は22名でございます。

 

 

 

 以上です。

 

 

 

○議長(宇都宮富夫君)  医療対策課長。

 

 

○医療対策課長(新田幸一君) 
 入札業者の選定審査委員会のときの録音テープの件でございますけれども、録音テープにつきましては、おっしゃられたとおり、当時の業者選定支援業務というのを委託しておりますアイテックに確認をしましたところ、録音状態が悪いというようなことで破棄をしたというようなことを確認をしております。

 

 

 

 ですけれども、その録音ということではなくて、議事録そのものをこの業者、アイテックに委託もしておりますので、その議事録につきましてはちゃんと仕上がったものをちょうだいをしております。

 

 

 

 その審査委員会に我々職員も参加をしておりますけれども、そこで筆記でちゃんと議事をとっておりますので、我々がとっておる議事とアイテックから出てきた議事録と突き合わせをしながら確認をしてちゃんとした議事録ができておるということでおさめさせていただいております。

 

 

 

 以上です。

 

 

 

○議長(宇都宮富夫君)  上田竹則君。

 

 

○上田竹則君 
 副市長のほうから閉塞感はないと、確かに副市長はよく夜も眠れないぐらい頑張っておられるのは私もよくわかりますし、だから
12月議会でもちょっと副市長しゃべり過ぎじゃないですかと、部課長つくったら、担当の部課長にももっと物を言わすべきじゃないですかというて注意したことを覚えていますね。だから、もっと自分一人が表に出ずに、せっかく部長さんを3名つくったんだから、専門的な部長さんにある程度はしゃべらせてあげたらと。

 

 

 

 そして、交流館の手当が別に高くないと言われましたけど、今愛媛県の……。

 

 

 

○議長(宇都宮富夫君)  上田議員、上田議員の質問通告の項目について質問していただきたいと思います。

 

 

 

○上田竹則君 
 だから、交流館の報酬は高いというて私はこれ届けております。その件について、理事者のほうから決して高いもんではないというふうな説明がありましたけど、この交流館は金もうけのない施設だから、私、商売としてやったら、これ本当に大きな損して倒産しますよ、そう言うたら別に金もうけの施設じゃないんだから構んのだというて言われましたけど。私は、資格も要らない、火葬場の金額とかそういういろんな参考にしたということで言われたけど、火葬場なんかは資格も要りますし、だからここに資格の要る職員さんがいるんですか、そういう。だから、ほとんどがこれ雑務とかイベントを組んだりするのは確かに大変な仕事かもしれませんし、商売する人が自分でイベント組んでいくのが一番効率がよいと思うわけです。よそのほうを調べてみましても、これだけそういう施設に金を突っ込んでるとこは余り聞いたことがありませんし。

 

 

 

 だから、例えば市のOBを使うなり、市のOBは知識のある方もたくさんおるし、年金をもらってる方を使えば約17万円ぐらい以上はとられんとかいろんな、税金面で、ありますんです。そういうふうないろんな市からあちこち出向されたり、OBが来ておるのがあると思いますが、そういう方を使ってやればよかったんじゃないかなと思うんですが。

 

 

 

 八幡浜市の今の財政状況の一般社会の状況は本当に厳しいですよ。市の職員の皆さん方の給料は一般企業と比べたら非常に高い。年々多少人事院勧告に従って下げておられますけど、まだまだ下げ幅は鈍いわけです、一般と比べれば。そら昔は一般企業のほうが賃金が高かったのは確かで、それが右肩上がりでどんどんどんどん職員のほうが上がっていって、今は一般企業はずっと下がってきております。そこら辺を考慮して、もっとやっぱり検討して、一方で金がない金がない言いながら、一方では毎年毎年2,600万円突っ込んでいかないけん、これは考えるべきだと思います。

 

 

 

 それから、これは3年間は見直しはされんわけですから、これは3年後には見直すべきではないかと思います。そこら辺の考えを聞かせていただきたい。

 

 

 

○議長(宇都宮富夫君)  市長。

 

 

○市長(大城一郎君) 
 みなと交流館についての指定管理料の質問がございました。このみなと交流館の業務でありますが、私が考えるにこの地域交流拠点施設全ての管理、そして運営を担っていただくように思っております。芝生の管理からトイレの清掃に至るまでの管理でございますし、やはり一番はみなっとというのが今後新生八幡浜市の核となる施設であるのは議員も御承知のとおりだと思っております。その核となる施設をどのように有効に活用していくか。

 

 

 

 例えばボランティアの方々が集まって集会をする、コンサートがある、またいろいろな企画のイベントがある、そういったところで、今何においても一番難しい、私のもとにもいろいろな相談がありますが、一番難しい問題が結婚問題、そういった問題も難しい問題にあります。じゃあ、その結婚問題を対応するのに資格のある人がじゃあいいのかっていうと、資格があってもそういうことができない場合もあります。今回いろいろなイベントをやる上でやはりボランティアを経験された方、またボランティアの人々とのコミュニケーションがとれた方、そういった方が中心となってこのみなと交流館を運営していければ、やはりいろいろな各種資格を持っている人よりもうまく適正に交流の場を広げていける、輪を広げていく、そういうものに対しては一番いいのではないかと思っておりますし、その給与に対しましても、先ほど説明をいたしましたが、今の八幡浜市の平均の年間の給料とほとんど一緒ということでありまして、決して高くはないというふうに何度も説明をさせていただきます。ですから、今回このみなと交流館の指定管理につきましては、八幡浜の核となる施設として八幡浜を今後、八幡浜みなっとを市内外により広めていく、そのための指定管理をしていただくと私は思っているところであります。

 

 

 

○議長(宇都宮富夫君)  副市長。

 

 

○副市長(橋本顯治君) 
 上田議員から余り答弁するなというせっかくのお話でありました。ちょっと私思っておったんでありますけれども、上田議員の発言通告書の中に答弁を求める市理事者として市長、担当部課長と書いてありまして、市長及びその他の理事者という表現がないので、私は外れているのかなと、そういう心配をしておりまして、上田議員の御配慮というか、その思いというのには私も感謝を申し上げたいというか、それだけ気にしていただいたということにつきましては、そういうことを踏まえさせていただきます。

 

 

 

 ただ、申しわけないんですけれども、いろいろ思いがある場合にはまた自分の責任ある立場として発言はお許しをいただきたいと思います。

 

 

 

 それで、いま一点だけ、市のOBについての話がありました。これはもちろん市のOBで適任の方がおられたらぜひやっていただきたい。もちろんみなっとだけではなしに、例えば今市の部長が社会福祉協議会の常務理事を兼務していますけれども、これも本当はOBがおれば来ていただきたいというなことで、いろいろなポストがありますので、ここもそうですけれども、活用する可能性があれば、そのこともまた参考にさせていただきたいと思います。

 

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