一般質問 H24. 9 住和信 議員

公開日 2014年09月03日

質 問 事 項
市長の政治姿勢について
民俗、産業文化資料の保存について
老朽放置建物の対策について

 


 

〔住 和信君登壇〕

○住 和信君 
 おはようございます。

 

 私は、一般質問通告書に従いまして、大綱3点の質問をいたします。市長並びに関係理事者の誠意ある答弁をお願いいたします。

 

 大綱の1は、大城市長の政治姿勢についてでございます。

 

 大城市長は、2009419日行われた合併後2回目の市長選挙で、三つ巴の激しい選挙の中11,722票を獲得され、44歳の若さで見事当選されました。選挙マニフェストでは安心・安全のまちづくりを掲げられ、多くの市民の賛同を得られたのであります。あれから3年半がたち、来年の4月には市長選挙が予定されております。1期目の仕上げの時期に来ておりますので、質問をさせていただきます。

 

 質問の1は、市長は安心・安全のまちづくりとして、地域医療の確保、災害に強いまちづくり、基盤整備の推進、環境問題への対応、子育てしやすいまちづくり、老齢化社会への対応、障害者福祉の対応、行財政改革の推進では、県との人事交流、部長制の導入、市政懇談会などが行われてきております。人件費の削減では、職員の削減、市長の退職金の廃止、特別職の給与カット、人材の育成や幼・小・中、保育所の適正配置、整備等、産業振興取り組みとして、港湾ビジョンの整備、廃校の校舎活用によるナマコ、アワビ等の養殖加工開発や八幡浜ちゃんぽんプロジェクト等の施策を計画、遂行されてきました。

 

 私は、1期目の市長として本当によくやられてきたと思っておりますが、市長としてマニフェストをいろいろ掲げられてやってこられて、今現在何%ぐらいの達成率と考えられているか、お聞かせをください。

 

 2点目として、この3年半の市政運営を自己採点すれば何点ぐらいになるのでしょうか。

 

 3点目として、来年4月には市長選挙が予定されていますが、2期目への出馬意欲はあるのかどうか。あるのであれば、2期目に向かっての考え方をお聞かせください。

 

 大綱の2は、民俗、産業文化資料の保存についてであります。

 

 質問に移る前に、今話題になっている「幕末ガール」のモデルになっているオランダおイネを養育したシーボルトの弟子、二宮敬作の生家が知らない間に取り壊され、八幡浜における二宮敬作の軌跡が完全になくなり、二宮敬作は西予の人となりつつあるのは残念でなりません。

 

 それはさておいて、今回の質問に入りますが、八幡浜市では生活や産業の歴史を感じる資料が少数しか保存されておりません。特に八幡浜のミカンと魚のまちの変遷をあらわすものが見つかりません。天まで耕した向灘の段々畑のミカン山、全国に誇ったトロール船や保内地区でのハゼの栽培、鉱山、紡績の歴史等たくさんの生活産業の歴史があります。その歴史の資料が時代とともに多く失われてきております。

 

 ことしから市誌編さんが始まっておりますが、この編さんと同時に資料を収集することも大事だと思いますが、いかがでしょうか。担当者に聞きますと、収納できる場所が限られているからなかなか集めることができないと言われておりますが、失う前にとりあえず残すことが大事ではないでしょうか。将来の展示場所としては、統合によって廃校になる学校や港の交流施設などに八幡浜の生活産業の歴史を展示されたらと考えておりますが、いかがでしょうか。

 

 大綱の3は、老朽放置建物の対策についてであります。

 

 市内では最近荒れ果てた天井のはりが落ちた建物をよく見かけることがあります。台風などが来れば瓦などが飛ばされ、周囲の方や歩行者が危険にさらされます。特に今後予想されます南海トラフ地震等の防災上にも問題になってきております。

 

 そこで、質問です。

 

 今市内で老朽放置建物は何戸ぐらいあるのでしょうか。また、八幡浜市での今後の対策のお考えはあるのでしょうか。

 

 812日付の愛媛新聞での報道で、松前町では住宅密集地の70戸を対象に、所有者との話し合いで同意を得れば町が撤去してその土地を町に寄附してもらい、その場所に消火栓や防火水槽、防災倉庫を設置するという報道を見ましたが、個人の財産という大きな壁はありますが、何か対応ができないか、賢明な方法をお聞かせください。

 

 以上で質問を終わります。

 

○議長(宇都宮富夫君)  市長。

○市長(大城一郎君) 
 住議員の質問に対して答弁をしたいと思います。

 

 まず、大綱1、市長の政治姿勢について、政治公約の達成率についてでございますが、私は就任以来安心・安全なまちづくり、行財政改革の推進、産業振興の取り組みを政策の3つの柱としておりましたので、それぞれの分野での達成率につきまして自分の考えを述べさせていただきたいと思います。

 

 まず、安全・安心なまちづくりについてでありますが、地域医療の充実については、就任直後から医師の確保に力を傾注してまいりました。この結果、新たに愛媛大学地域救急医療学講座のサテライトセンターが開設され、4人の医師を配置いただき、またこれとは別に新たに脳神経外科、内科、泌尿器科の医師に就任をいただきました。しかし、全体として医師増加にまでつなげることにはできず、不十分であったと感じております。

 

 また、築後50年を経過している市立病院の改築につきましては、各種の補助金を導入し、予定価格について十分調査を行い、平成15年の概算130億円とする見込みからほぼ半額で、さらに事実上の市負担はこれ以上に軽減して事業に着手することができました。総合評価制度の入札を経て、先般契約を締結したところであり、当市として大きなスタートを切ることができたと思っております。

 

 次に、災害に強いまちづくりの推進としては、地域自主防災組織の強化、防災士の養成、津波避難場所の指定、避難路の整備、海抜表示板の設置、防災情報等のメール一斉配信サービスなどに取り組むとともに、原子力防災対策の一環として、先般県、四国電力と伊方原子力発電所周辺の安全確保等に関する覚書を締結したところであります。

 

 次に、基盤整備としては、地域高規格道路の全面事業化に向けて、国、県への積極的、精力的な要望活動を実施したほか、おくれていた国道378号の各地での事業化、向灘の臨港道路の整備、祇園橋交差点の市道矢野町五反田線の道路拡幅など、懸案となっていた箇所の事業実施に取り組んだところです。

 

 このほか、平成24年度末までとされていた南環境センターの25年度以降の継続使用、過疎地域公共交通システムの導入に向けた調査、中学生までを一部無料にした乳幼児医療制度の拡充、地域支え合い体制づくり交付金を利用した高齢者の拠点づくり、新学校給食センターの稼働、校庭の芝生化などを取り組んだところであります。

 

 さまざまな事業を展開してきましたが、一番の課題であった医師の確保は不十分であり、この分野においての達成率は、自分なりに58%と自己評価をしております。

 

 次に、行財政改革の推進についてですが、県との連携を強化するため、県との人事交流を推進しています。また、部長制を導入し、トップレベルでの的確な意思決定のできる仕組みづくりを行い、決定事項の迅速な実行、実施内容についての必要な点検ができる体制を構築しました。全体として600人以上の職員を使用し、年間約400億円の予算を責任を持って執行する組織として、これが本来あるべき姿であったと思っております。

 

 人件費の削減については、定員適正化計画による職員の削減のほか、市長の退職金の廃止、特別職給料カットを行いました。さらに、人事評価制度の導入、規律等の遵守徹底、職場外研修や自己啓発の支援を行い、職員が自発的に事業の推進に当たるよう意識改革を進めています。また、負担の公平を図る観点から、税務課内に債権管理室を設け、税を初めとする市の債権について、これを適正に徴収できるよう取り組みを進めているところです。

 

 なお、児童・生徒が適正に教育を受ける機会を確保することを念頭に、幼・小・中学校、保育所の適正配置、整備等については、学校再編整備検討委員会、保育所のあり方検討委員会から答申をいただき整備計画案をまとめているところです。

 

 以上、行財政改革の推進については、職員の人件費の削減に対する取り組みがまだまだ不十分であると考え、達成率は60%と自己評価をしています。

 

 次に、産業振興の取り組みであります。

 

 八幡浜港湾振興ビジョン関連では、地域交流拠点施設及び高度衛生管理型荷さばき所の工事が進んでいます。また、廃校となった大島の校舎を利用して、ナマコ、アワビの養殖、加工品の開発をするための大島産業振興センターを今月25日に開所いたします。

 

 そのほか、八幡浜ちゃんぽんプロジェクトはPRキャラクターのはまぽんも誕生し、市内外、県外のいろいろなイベントで活躍して八幡浜ちゃんぽんのPRに努めてきました。また、商店街活性化のため、新町角駐車場及び代官所跡休憩所を設置しました。

 

 農業関係としては、川上、保内、中央各共選の光センサーの選果機の更新補助、園内道、モノラックの補助、JAにしうわのクレヨンしんちゃんキャンペーン事業の助成、また八幡浜市鳥獣被害防止対策協議会を設立したところであります。

 

 以上、産業振興の取り組みにつきましては、達成率は70%とそれぞれ自己評価をしているところであります。

 

 続きまして、2点目ですが、市長の3年半での市政運営の自己採点ということでございますが、先ほどの達成率を踏まえまして、全体を通して100点満点では62.6点と自己評価をしているところであります。1期目の任期満了まで7カ月余りですが、引き続き課題に果敢にアタックしながら、市民の皆さんが誇れるふるさと八幡浜創造に向けて全力で取り組んでいきます。

 

 続きまして、来年4月の市長選挙に再出馬する意欲はあるのかについてお答えをいたします。

 

 私が約3年半前に多くの市民の方々から御推挙をいただき市長選挙への立候補を決意いたしましたのは、このままでは八幡浜は埋没してしまう、時代の流れに取り残されてしまうとの危機感のもと、ほっとけない、八幡浜に元気を、笑顔を取り戻したい、未来のため、今できることをまずしなければならないとの使命感によるものでありました。厳しい選挙戦ではありましたが、幸いにも市民の皆様の温かい御支援をいただき、合併後2代目の市長に当選させていただいたところであります。

 

 私は、就任に当たり、市民が主役であることを肝に銘じ、市民の皆さんに住んでよかったと思ってもらえるまちづくりを目指し、市民の声を市政に反映させながら、財政規律を守り、身の丈に合った無理のない市政運営を心がけ、これまで一日一日を精いっぱい力の限り職務に専念してきたつもりであります。ただいまは住議員から私の行政運営に対し高い評価をいただき、これ以上の喜びはありません。1期目の任期の残された7カ月余りも全身全霊をかけ努めてまいる所存であります。

 

 さて、先ほど私のマニフェストに対する総括として達成率や自己採点を披露させていただきましたが、私に与えられた14年の中で実現できたもの、いまだ実現してないもの、道半ばの取り組みなどさまざまであります。今取り組んでいる重要施策としては市立病院改築事業や地域高規格道路事業の整備促進、伊方原子力発電所に近接する市として安全対策、東南海・南海地震に備えた防災対策、小・中学校、保育所の再編、適正配置などであり、これらの施策を一歩一歩着実に実現につなげていくことが私に課せられた課題であり、責務であると考えております。

 

 また、今後の新たな事業として、川之石赤レンガ倉庫の活用を初め消防団無線のデジタル化、フェリー桟橋及び観光センタービルの耐震化、水道ビジョンに基づく諸施策の推進、原子力災害対応ステーションの整備、交通弱者に対応した地域交通システムの定着、大島産業振興センター及び水産加工センターの活用並びにジュース加工施設の新設等農水産業の推進などさまざまな事業に果敢に取り組んでまいりたいと思っております。

 

 幸いにも健康に恵まれ、体力、気力ともに充実しており、八幡浜市をよくしたいという情熱はますます強くなっており、市民の皆様の御支援をいただけるのであれば、市政のさらなる進展のために引き続き全力を挙げて2期目の市政運営に当たらせていただきたいと考えております。これからも議員各位を初め、市民の皆様の御理解、御協力、叱咤激励をいただきながら、市民の皆さんが誇れるふるさと八幡浜創造のため、厳しい財政状況下にはありますが、私みずからが元気、勇気、根気の精神で市民の皆様と一緒に笑顔あふれる元気な八幡浜を目指して取り組んでまいる所存でありますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げ、答弁といたします。

 

○議長(宇都宮富夫君)  休憩いたします。

 

午前1102分 休憩

 

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午前1115分 再開

 

○議長(宇都宮富夫君)  再開いたします。

 

 市長。

 

○市長(大城一郎君) 
 先ほど申し忘れましたが、その他の質問に対しましては、副市長並びに担当の課長から答弁をさせます。

 

○議長(宇都宮富夫君)  副市長。

○副市長(橋本顯治君) 
 それでは、住議員御質問のうち、大綱
2の民俗、産業文化資料の保存についてというところで、これは12合わせてお答えをさせていただきます。

 

 現在市の所蔵する民俗、産業文化資料は約1,800点であります。これらは、中央公民館保内別館内の保内民俗資料室及び郷土資料室において保存しており、1点ごとの台帳管理をしております。主に旧保内地区において市民の方から御提供いただいたもので、生活にかかわるものから生業、娯楽、信仰にかかわるものまで多岐にわたります。地域においてこのような取り組みを継続してこられたことに対しまして敬意を表したいと思います。

 

 資料の中で特に多いのが衣食住に関するもので、約半数を占め、産業に関するものは約3割となります。その中でも、かつての生業である稲作、畑作、養蚕等に関するものは比較的整っており、重複する資料もあります。対して、市の歴史とかかわりの深い産業である櫨樹栽培、製蝋、鉱山、紡績、かんきつ、水産などに関する資料は比較して点数が少なく、今後さらに収集に力を入れる必要があると考えています。

 

 現在進めております市誌編さん事業では、貴重な資料の散逸を防止することを目的の一つとしており、文書資料あるいは写真等について資料として収集、刊行することも一案であると考えています。また、このほかのお話のような歴史民俗資料につきましても、これを機に改めて市全体を視野に入れた調査、収集に取り組み、文化財保護審議会委員を初め専門的知識や経験の豊富な方の助言や情報をいただきながら、歴史ある建築物なども含めた収集保存マニュアル、収集保存基準の作成など、適切な対応に努めていきたいと考えています。

 

 次に、収集した資料、これは適切に保存管理し、調査研究の上活用し、貴重な財産として未来に引き継ぐことが大切です。不足している収蔵スペースについても、近いうちに何らかの対応が必要ではないかと考えております。

 

 なお、議員御提案の廃校や公共施設等で可能な範囲で市民や来訪者の身近な場所で展示し、市の産業や歴史について普及啓発を図ることも大切だと思っています。将来的にはさまざまな形態、分野の資料を長期的に適切に管理し、常時展示することが可能な環境の整った施設を整備することも検討する必要があるというふうに考えています。貴重な資料を守り、先人が築いてきた当市の歴史と文化を後世に伝えるための方策を順次講じてまいりたいと思います。

 

 以上です。

 

○議長(宇都宮富夫君)  建設課長。

○建設課長(矢野 武君) 
 住議員御質問の大綱
3、老朽放置建物の対策について、市内の老朽放置建物の数と今後の対策についてお答えいたします。

 

 建築物の管理は、本来所有者の責任において行うことが原則であり、私有財産への行政介入は簡単には進まないことがあります。しかしながら、防災面や通行者の安全及び衛生面において周辺の住環境への悪影響が問題となっていることもあることから、全国の自治体同様八幡浜市においてもその対策に苦慮しているところです。

 

 御質問の八幡浜市における老朽放置建物は、平成19年から平成247月までに取り壊しや是正のお願いをしたものが16棟、そのうち所有者で取り壊していただいたものが3棟、現在も残っているものが13棟ございます。道路にはみ出して落下した瓦や壁などは、道路管理者としてそれらを撤去し、通行に危険な場合には市道敷内に仮設防護柵やバリケード、ほれから危険テープなどを設置して通行者への注意喚起を行っているところです。

 

 危険家屋については、所有者として本来対応すべき義務と現実に危険等が放置されている状況をどう考えるかの問題であり、緊急避難的には公費により対応すべきことを考えるときが来ているのではないかと感じることもあります。

 

 なお、御指摘の内容も踏まえ検討していきたいと考えております。

 

 以上でございます。

 

○議長(宇都宮富夫君)  住 和信君。

○住 和信君 
 再質問をさせていただきたいと思います。

 

 まず、第1点目の市長の政治姿勢についてでございますが、先ほど市長は2期目に頑張っていきたいというようなことを言われましたが、どうもこちらの議員席のほうでははっきりとその出馬表明というか、出馬の意向が伝わってないみたいなんで、もう一回元気に、例えば2期目にやりたいというようなことを言っていただきたいと思います。

 

 それから、62.6%というような自己採点でございましたが、自己採点がまた100%になるように2期目に向かってしっかりとやっていただきたいと思っております。

 

 大綱2点目の民俗、産業文化資料の収集でございますが、今私もこの間保内の民俗資料室に行かせていただきましたが、いろんなものがたくさんに集まっておりますが、ただ系統立てて整理がされてない。ただ一点一点については何のものというようなことは書いてありますが、やはりミカンの歴史とか、ミカンの産業の歴史とか、それから製蝋の歴史とか、それからトロール船の歴史とか、そんなものの系統づけてのやっぱり歴史的な資料が不足しているのではないかと思うわけでございます。やはり八幡浜の歴史を語る上にはミカンと魚の歴史、それから紡績の歴史、いろんなことがいっぱいあると思うんです。それをもう少し系統づけて順立てて資料を展示したり、また保存をしていただきたいと思うんですが、これについてもう一回検討をさせていただきたいと。

 

 私いろんなところでそういう担当者に聞きますが、どうしても人数的に少ないということで人手不足になって資料の整理もできないというような状態が続いておりますので、ぜひ、先ほど副市長が言われましたように、入れる倉庫と、それから人員をふやしていただいて、そういうところも系統づけてやっていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。これはまた答弁をお願いいたします。

 

 それから、3点目の放置建物の件でございますが、これ先ほど課長が答弁されたのは、市民の方から通知があってこれのけてくれと、やってくれというような恐らく件数と思いますが、ただ町の中でこれは危険やというような建物はまだ結構あると思うんです。そういうものについても市としても調査をして、南海地震が起こったときに防災上本当に危険にならないのかどうか、そういうところの検証ももう一回していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

 それから、その検討すると、市としてはどういう対応ができるかということで検討するということを言われましたが、松前町なんかは実際にやっておられるわけで、それから伊予市ですが、その辺もやっておられるわけですので、何とか知恵を出し合うて、個人の財産という壁はありますが、そこを何とか対応できるような状態にしていただきたいと思います。

 

 それからもう一点、中に住んでおってももう本当にごみ屋敷というか、もう家が壊れかけになってるようなものもあります。そういうところで、そういうのの対応も市のほうで考えていただきたいと思っております。

 

 3点目はそうなんですが、2点目にちょっと質問を言い忘れたことがあります。

 

 先ほどから教育委員長に再々質問をされておりますので、民俗、産業文化資料の収集についてでございますが、教育委員長は恐らく義務教育のほうは詳しいと思いますが、社会教育の面について、教育委員会としては社会教育と義務教育が柱でございますので、そこのとこで社会教育の中での特に文化財保護についてはどのような考え方をされておるのか、この点についてもう一点お聞かせをしていただいたらと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

○議長(宇都宮富夫君)  市長。

○市長(大城一郎君) 
 住議員の再質問にお答えをいたします。

 

 先ほど次期出馬につきまして思いを述べさせていただきましたが、私といたしましては、初心を忘れることなく市民の皆さんの声が市政に反映するよう、八幡浜市のために次期市長選に出馬する考えです。議員の方々初め市民の方々よろしくお願いをいたします。

 

 そして、自己評価でございますが、62.6%と言っております。まだまだ残された1期目7カ月残っておりますので、100点に向けて精いっぱい努力していきたいと思っております。

 

 以上です。

 

○議長(宇都宮富夫君)  副市長。

○副市長(橋本顯治君) 
 今再質問の中で系統立てて整理ができていないというお話、それから人手不足とスペース不足というお話がありました。

 

 まず、系統立てての整理につきましては、これある程度知識が要りますので、もちろん今お年をとられた、その当時従事されていた方からお話を聞くとともに、西予市に歴史文化博物館がありまして、ここには大本さんという八幡浜出身の民俗を担当しておられる優秀な学芸員もおられますし、歴史文化博物館にもそういう民俗、産業の資料をいっぱい保存してあります。あそこはちゃんと燻蒸をした非常にすばらしい施設なんですけれども、あそこもちょっといっぱいになりよんですけど、そこらいろいろ御指導いただきながら、そういうことを、知識を系統立てて整理する、そういう方向を考えてみたいと思います。

 

 それから、人手不足とスペースにつきましては、今御質問にあったように、まずは収集、保存が必要ですので、スペースのことをまず考えていって対応していきたい。それから、あと人手不足の点につきましては、実際に作業に当たってどういうふうな人が要るのかということを踏まえながら対応していきたいと思います。

 

 以上です。

 

○議長(宇都宮富夫君)  教育委員長。

○教育委員会委員長(藤原大志君) 
 再々失礼いたします。

 

 今ほどの御質問に対してですが、私も温故知新という言葉は好きでございます。やっぱり故きを温ねて新しきを知るというふうな基本は捨ててはならぬことではないかと思っております。委員会といたしましても、学校教育のみならず、生涯教育、社会教育というふうな両輪をもって運営していきたいと思いますので、市長もよく申しております、ミカンの香りのする八幡浜、魚の香りのする八幡浜、それに文化の薫りのする八幡浜というふうなことで、市民の皆さんが住んでよかった八幡浜というふうなことを目指していきたいと思います。よろしくお願いします。

 

○議長(宇都宮富夫君)  建設課長。

○建設課長(矢野 武君) 
 住議員の再質問にお答えいたします。

 

 危険な建物は町なかのものも含めて調査すべきではないかということでございますが、これにつきましては危機管理室とも連携しながらまた調査してまいりたいと思います。

 

 それから、ほかの対応はないかということでございますけども、老朽建物対策の一つとして社会資本整備総合交付金のメニューの中に空き家再生等推進事業がございます。松前町におきましても、土地の寄附を条件にこの事業を採用していると聞いております。この事業の中には、空き家を改修して宿泊施設や交流施設として利用するタイプと、老朽化して危険な不良住宅を除去してポケットパークを整備したり、道路が狭い場合にはすれ違いスペースを確保するタイプのこの2つの事業がございます。空き家の取得費と改修費とか空き家の除去に要する費用は補助対象となりますけども、いずれの事業も用地費は補助対象外であり、100%市の負担となります。これらも考慮しまして、土地の寄附を前提に今後このような事業の採用も検討してまいりたいと思っております。

 

 以上です。

 

○議長(宇都宮富夫君)  住 和信君。

○住 和信君 
 再々質問させていただきます。

 

 これは私希望でございますが、民俗、産業資料の保存でございますが、隣の西予市では米博物館、それからシルク博物館というものがございます。伊方町では酒づくり資料館というふうなものが残っております。そういうことで、将来的には八幡浜市ではミカン博物館とか魚博物館とかというようなことを考えていただきたいと思います。これは私の希望でございますが、将来的にお願いしたいと思っております。

 

 以上で終わります。

 

○議長(宇都宮富夫君)  副市長。

○副市長(橋本顯治君) 
 御希望ということでしたけれども、今言われたように米博とかシルク博、それから西予市には先哲記念館という総括的な、それから大洲市にはもともとの藩政のころからのいろんなものを集めた博物館があります。伊方には町見郷土館とかというのがあったと思います。八幡浜市は図書館の
2階でそれを対応している状況ですけども、いろいろ収集していって、系統立てて展示できるようなことができれば、そんなことも考えていかんといかんのかなというふうに思っています。

 

 以上です。

お問い合わせ

議会事務局
住所:愛媛県八幡浜市北浜一丁目1番1号
TEL:0894-22-5998
FAX:0894-22-5963
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