一般質問 H22. 6 上田竹則 議員

公開日 2014年09月05日

〔上田竹則君登壇〕

○上田竹則君 
 皆様、おはようございます。

 今回は9人の同僚議員が一般質問ということで非常に活発な議会になると思います。そのトップバッターをやらせていただきます。

 まず、最近の出来事、テレビをつけると余りにも悲惨なニュースが立て続けに飛び込んできて愕然としている一人でございます。親が子供を虐待死させたり、ひきこもりの息子が両親を殺める、人間を信じ切っている奈良公園のシカ、愛きょうのあるあのつぶらなひとみのシカに矢を放つ、何という世の中になってしまったのか。痛ましい事件のニュースを耳にするたびに、事件を起こす人たちの心に思いをはせる。自分の掘った深い穴の中以外を見られなくなったのか、他の世界があることを知らないのか。そんなときにつくづく思う、さまざまな世界、いろいろな生き方、考え方があることを知るのがどんなに大切なことかと。私たちの若いころは近所の人と人とのつき合い、また家族との深いきずなや地域の人との温かい交わりがあったことを思い出します。

 さて、本題に入りたいと思います。一般質問通告書に従いまして、市長並びに関係理事者に質問をいたしますので、誠意のある答弁をお願いいたします。

 大綱1、子供の健全育成と家庭と学校教育についてであります。

 ことしの市PTA連合会の活動テーマは、「愛の手で未来を築くPTA」、活動の柱として、児童・生徒の健全育成を図り安全を守る、人権教育を基本とした活動、広報活動等を上げておられます。特に子供の健全育成では家庭教育の重要性を再認識し、交流の場を設定して子供の生きる力をはぐくむことや、学級、PTAの充実を図り、親と子供と教師の触れ合い活動を実施すること等に重点を置いておられます。また、子どもの権利条約への理解を深め、子供の人権を守る活動を進める、以上のことを重点目標に置いているようでございます。

 子供たちの心の空腹感を埋めるため、また暮らしの時間を取り戻し豊かな時間をつくるために、そして親子のつながりを深めるためにも子供が親と一緒につくった弁当の日を設定してはどうかと思います。

 この実施のねらいは、調理技術の向上ではありません。子供が健やかに育つためには、暮らしが土台にあり、その上に遊びや学びが続くのが不可欠であると信じております。しかし、現在は学びが大きくなる一方で暮らしは縮むばかり、料理ができない親が少なくない現実に、弁当の日設定は親と子供に暮らしを取り戻させる絶好の機会であると思うのですが、また食育の重要性を学ばせるのには非常によい機会であると思います。

 この実施に対しては親の反対は十分考えられることと思いますが、子供は大人が考えている以上に一人前になろうとしているし、親の役に立とうとしています。親に大切にされる存在であることを確認できて初めて自分を大切にしたいという自尊感情が芽生えます。そして、生きていてもいいという存在感が心に満ちてくるのです。この満足感を得られずに不安になっている子供が多いことに気づいておられますか。数字的には実際つかめていませんが、相当の数の子供たちがいるというのが現状であります。

 約10年前から、全国の小・中・高のほか大学や海外の日本人学校でも弁当の日が導入され、これまでに39都道府県で約600校が実施していると聞いております。子供は親に感謝し、親も子供の成長に気づく等、家庭のきずなを強める効果があり、家庭の食生活が変わったという実例が多くあります。子供にまず台所に立って包丁を持たすこと、そして一緒に料理をつくって自然に食育の大切さを学ばせることが大事であります。買い物に一緒に行ったり、食料品に興味を持って、帰ってから一緒に料理をつくったり手伝ったりしてくるものです。毎日は実行できにくいと思われますので、休みの日だけでも家族団らんでの食事は大事な時間だと思いますが、どうお考えでしょうか。

 まず、小・中学校において弁当の日をつくる考えはないか、家族のきずなを大切にするのに絶好の機会ではないかと思うのですが、教育長のお考えをお聞かせくださいませ。

 第2に、平成20年度より学校支援地域本部が設けられていますが、八幡浜市においては学校と地域の連携、協力体制についてどのように取り組んでおられるのか、お伺いをいたします。

 3点目、学校給食での食材の地産地消についてお尋ねをいたします。

 県内の市・町の間では地産地消に大きな開きがあると聞いております。愛媛県は34.4%、全国で第6位であります。全国平均は22.4%で、八幡浜市の地産地消率は25.9%であります。愛媛県で一番高いのは松前町で46.6%、一番低いのは松山市22.1%、八幡浜市は松山市に次いで下から2番目に低い数字になっています。給食の地場産業活用効果についてお尋ねします。

 まず1点目、地域の自然や文化への理解をどのように考えておられますか、お伺いをいたします。

 2点目、食料の調達は安定的で安価であるという条件が必要であるが、地元農協と市場と連携し、地元産物を使う考えはないか、お伺いをいたします。

 3点目、食の安定、安全を第一に考え、新鮮な食料を確保し、素早く調理し、子供たちの健康促進に努めてほしいものでございますが、いろいろなうわさも出ている今回新しく給食センターを建設されるわけでございますが、給食センターの地質調査を再度お願いするものでございます。理事者のお考えをお聞かせください。

 大綱2、市長の政治姿勢についてであります。

 まず、大城市長は、昨年の4月の市長選挙において、市民に対して市長になったら医師3人を直ちに確保しますと、この公約は市民にとって強いアピールになり見事当選されました。最重要点マニフェストには、市立病院の安全・安心の確保、その中に医師3名の確保に全力で取り組むことがマニフェスト、パンフレットに際立って目立っていました。八幡浜を変える重要マニフェストには、八幡浜港振興ビジョンの抜本的見直し、緊急の景気雇用対策と市民生活の支援、農林水産業の活性化と八幡浜ブランドの開発、発信、空洞化が進む商店街の活性化、さらなる行財政改革による財政の健全化、このほか立候補出馬表明には今の市政に欠けているのはリーダーシップと責任感の欠如から来るものです、だからこそ私は自分の言葉に責任を持ち、マニフェストは必ず守る、実行する、できないときには政治家として責任をとると記者会見で述べられました。市長、覚えておられますか。

 そして、ちょうど1年間、6月議会本会議一般質問に立った6人中5人の同僚議員が大城市長の政治姿勢を追及し、市長は認識が甘かったとして釈明を繰り返し繰り返し、答弁もできなくなり、休憩を何度もとったのを記憶しております。ちょうどそのとき、私は議長をしておりましたので、この大事な時期に、私は公明党の厚生労働省の渡辺副大臣に現副議長の清水議員より参議院山本博司国会議員を介してコンタクトをとっていただき、病院問題、医師確保について陳情の段取りがつき、市長にも今一番大事な問題だから一緒に東京に行きましょうと言ったのを覚えておられますか。清水議員さんからも声をかけられて、一緒に行きますと言われましたね。私には、大事な別な用事があるから議長だけで行ってくださいとの返事がありました。清水議員には、東京陳情には行けないというのは出発の前日か前々日ぐらいでしたね。温厚な清水議員さんもさすがに腹が立ったのでしょう、一般質問のときに市長に対して苦言を申されましたのを私は記憶しております。

 私と清水議員2人で東京議員会館、渡辺厚労副大臣のところへ陳情に行くと、山本博司国会議員も出迎えに来られ、副大臣に紹介していただき、市立八幡浜総合病院の医師不足の現状をお話をして、十分理解をしていただきました。お忙しい副大臣に、1時間くらいですが、十分な時間をいただき、これからの地域医療再生は近隣市町村で連携をとりながら広域医療圏で取り組まなければ現状は乗り越えられないということでありました。

 その後、国において広域救急医療サテライト事業が予算化されて、愛媛県では宇摩・四国中央圏域、そして八幡浜・伊方・西予・大洲圏域サテライト事業計画が立てられ、準備が進められております。今講師の先生方も市立病院の患者様を見ていただくとのことであります。

 今、市立病院の先生、看護師ほかスタッフの皆様が一丸となって病院を何とかしようとの思いが一つになって頑張っておられますことに対して頭が下がる思いでございます。昨年112日に着任していただいた内科の先生は、今年春退職され、残念な思いをしていましたが、その後脳外科のすばらしい先生が着任していただき、徐々に入院患者、外来患者さんもふえ、水曜日の2次救急患者様の受け入れを開始し、安心しているところでございますが、先生方にはその分今まで以上に仕事がふえ、忙しいことと思います。一日も早く医師不足の解消に努力して、健全経営の一本立ちできる病院になれるように、また先生方、看護師ほかスタッフの皆様方にも休みをとれるように、理事者、議会、市民の皆様が手をとり合って、一丸となって実現化できることを願ってます。

 そこで、何点か質問をいたします。

 大城市長の公約、医師3名確保のめどはいつごろになるのか、お示しをいただきたい。この件は市長にお伺いをいたします。

 現在土曜日の2次救急患者様の受け入れは今までどおりできないとのこと、市民が安心していつでも見てもらえるようになるのはいつの時期なのか、お伺いをいたします。

 医師不足による病院経営は医療費収入の減少につながる今、徐々にではあるが、入院患者、外来患者がふえていると聞いておりますが、今年度4月以降現在まで、何科にどのくらいの患者様がふえたのか、大まかな数で構いませんので、お伺いをいたします。

 4点目、一般会計から毎年赤字の分を繰入金を出しておりますが、公立病院としてはいたし方のないところもございます。不採算部門を切り捨てるわけにもいかず、不採算医療、高度医療、特殊医療といろいろあるわけで、病院事業収入では賄えない経費は一般会計からの繰り入れはいたし方ありませんが、ただ漫然とした経営感覚ではいけないと思うわけでございます。公立病院には国からの交付税措置もありますが、できるだけ医業収入で賄えるように経費の削減できるものは削減して健全経営をしなければなりません。経営者の市長の市立病院の経営理念をお聞かせいただきたいと思います。

 5点目、市立病院の改築マスタープラン構想は早くできておりますが、先立つ資金にめどが立たず、おくれていますが、市立八幡浜総合病院は市民皆様の長年の夢でもありますが、伊方町、西予市、三瓶町の住民の皆様の中核病院としてなくてはならない公立医療機関であります。何年後に改築予定なのか、そしてこの計画の資金調達をどのように立てておられるのかをお伺いいたします。

 次に、八幡浜港振興ビジョンについてであります。

 この事業は、八幡浜港が国の特定地域振興重要港湾に指定され、平成143月、八幡浜港(漁港・港湾)振興ビジョンを立ち上げ、概要、方針を検討し、アクションプログラムを作成して3つの基本目標を掲げたのであります。第1目標に、フェリー利用者等の来訪者を引きつける港を目指します。第2目標に、水産市場の近代化を目指します。第3目標に、安心な暮らしを支える港を目指します。このような3つの目標を立て、そして短期、中期、長期計画を策定して始まった大型プロジェクト事業であります。市民の英知を結集するため、整備実行委員会と八幡浜港みなとまちづくり協議会を立ち上げ、検討協議され、最初4つの案が示され、その中身をもとに協議がなされ、その結果昨年市長に答申が出されました。

 そこで、市長にお尋ねをいたしますが、市長選挙のときの最重要マニフェストには八幡浜港振興ビジョンの抜本的見直しを上げておられます。その理由は、総事業費は何と130億円を超える事業であるから、市の財政の実態を踏まえて、未来の使者である子供たちへの重いツケを考えるととても認めるわけにはいかないと、私は抜本的見直しをし、老朽化した施設の建て直しと必要最小限の事業以外は基本的にゼロからのスタートとします、その見直しに当たっては、新たに市民代表等による委員会を立ち上げ、皆様の声を新ビジョンに反映させます、この事業を見直せば、その予算を福祉や医療、教育、文化、スポーツ等もっと市民生活に直結した施策に回すことができますと言われました。

 選挙前の229日、八幡浜民報コラムには、今の市政に欠けているものはリーダーシップと責任感、リーダーシップの欠如は責任感の欠如から来るものです、だから私は自分の言葉に責任を持ち、マニフェストは必ず実行すると、できない場合は政治家として責任をとりますと言い切っておられますね。私は、大城市長の言葉に、そしてマニフェストに感心し、これが実現できればどんなにか八幡浜も活性化し、すばらしい笑顔あふれる八幡浜市になるだろうと期待しておりました。

 それがどうしたことか、ここまで大見えを張って言われたことが、公約が守れない、自分の言った言葉に責任を持たない。私はそのとき議長をしておりましたが、本当に無責任さにはがっかりする、今後の八幡浜市のことを考えると夜も眠れない日が続きました。あのときはほとんどの市民も同じ気持ちで心配されたと思います。

 質問をいたしますが、正直で誠意のある答弁を求めます。

 新しい市民代表を選んで新たに委員会を立ち上げ、見直しをされるのか、お伺いをいたします。

 必要最低限の事業以外はゼロからスタートを切れるのか、お伺いをいたします。

 3、事業を見直し、その余った予算を福祉や医療、教育、文化、スポーツに市民生活に直結した施策に回すと言われておりますが、この点についても市長のお考えを聞かせていただきたい。

 4番目、道の駅または海の駅の計画もあるようでございますが、八幡浜市には魚とミカン、果物は売るのに困らないほどあると思いますが、八幡浜市民が今口にしている野菜は市外、大洲市、西予市、また県外は北は北海道、南は宮崎、熊本方面から転送されているのが現状でございます。私らの若いころは、しゃえんじりといって家の周りに野菜をつくっていました。しゃえんとは野菜のことで、じりとは畑のことだそうです。農家ならどこの家庭も自分の家で食べる野菜はつくって自給自足でありましたが、近年は果物主体で、共同防除の関係もあり、農家の方はほとんど野菜はつくらず、スーパーへ行って買うのが当たり前になっております。

 そこで、質問いたしますが、道の駅または海の駅で販売する野菜はどこから供給して販売するおつもりなのか、お伺いをいたします。ちょうど今年、JA西宇和青果農協には若い野菜のことを勉強した職員が採用されたと聞いておりますが、農協にお願いし、連携し、指導を受け、野菜生産者をふやす考えはないか、お伺いいたします。

 いろいろと述べてまいりましたが、関係理事者及び市長の誠意ある答弁を期待いたしまして、質問を終わります。

○議長(萩森良房君) 
 市長。

○市長(大城一郎君) 
 上田議員の質問でございますが、市長就任ちょうど
1年目ということでありまして、私のマニフェストの達成度に関する質問であると受けとめたところでございます。私も一生懸命、虚心坦懐に答弁をさせていただきたいと思います。

 まず最初に、大綱2、市長の政治姿勢について、(1)市立八幡浜総合病院の安全・安心の確保について、医師3名確保のめどはいつごろになるのかということについてお答えをいたします。

 上田議員におかれましては、御発言にもございましたように、昨年5月の議長当時に清水議員と御一緒に厚生労働省の副大臣への陳情を行っていただいております。医師確保のために議会を挙げて動いていただきましたことに感謝を申し上げる次第でございます。その際、私にも声をかけていただきましたが、公務の都合で御一緒できませんでしたことにつきましては、まことに申しわけなく思っており、おわびを申し上げます。

 ただ、同行はできませんでしたが、繰り返しの陳情が必要と考え、7月に上京し、厚生労働省の大臣官房審議官への陳情を行いました。そのほか、愛媛県や愛媛大学を初め関係機関へも精力的に働きかけ、また個人的なつても活用し、医師確保という公約の実現に全力を傾けてまいったところであります。

 その結果、関係各位の御理解、御尽力もあり、昨年11月には循環器科の医師の派遣をいただきました。この先生は、議員御指摘のように、残念ながら3月には異動になりましたが、4月には自治医科大学卒の内科の先生を派遣いただきました。また、脳外科の先生にも着任いただきました。初期臨床研修医にも来ていただくようになり、医師数は一時期の24人から27人まで回復をしております。さらに、この4月に市立病院に設置された愛媛大学の地域救急医療サテライトセンターに4人の先生が着任され、地域医療を目指す医師や医学生の養成や教育、研究とあわせて市立病院への診療支援をいただいておりますので、議員御質問の医師3人の確保につきましては実質的に達成できたものと考えております。

 ただし、内科や脳外科の先生はいまだに不足をしております。新たに地元出身の医学生との交流を図るなど、今後とも各方面に働きかけ、医師確保に努めてまいりたいと考えております。

 次に、大綱2、市長の政治姿勢についての(1)市立八幡浜総合病院の安全・安心の確保についての市立病院の経営理念についてお答えをいたします。

 議員もよく御承知のとおり、公営企業の経営の基本原則は、地方公営企業法第3条で常に企業の経済性を発揮するとともに本来の目的である公共の福祉を増進するように運営しなければならないとされております。公営企業の運営に当たっては、経済性と公共性の調和を図りながら安定運営に努める必要があります。企業の経済性の発揮とは合理性と能率性を指すものであり、公共の福祉、医療を増進する公共性との二面性が共生をしております。

 病院事業への繰り出し基準の考え方につきましては、地方公営企業法第17条の2で、建設改良に要する経費を初め救急医療、高度医療、経営基盤強化対策などの項目について一般会計が負担すべき経費としてうたわれています。これらは、その性質上、経営の収入を持って充てることが適当でない経費や能率的な経営をしても客観的に困難である経費とされております。当院は、八西地域の中核病院として住民に必要な医療を確保するとともに地域医療水準の向上に寄与しております。救急、小児、周産期医療といった不採算部門の維持、高度医療の提供等は、地域医療を支えていく上で非常に重要なものと考えております。

 一般会計繰入金につきましては、ここ数年増加しているのは確かでありますが、原則として国の定める基準に従っており、先ほど申し上げました公立病院としての使命を果たすためには必要不可欠と認められているところであります。議員御指摘のとおり、削減できる経費については可能な限り削減をし、健全な経営を目指すことは当然であると考えております。また同時に、医業収益を伸ばすためには費用対効果を十分検討した上で適切な方策をとる必要がありますので、バランスのとれた経営を行ってまいりたいと考えております。

 次に、市長の政治姿勢についての2点目、八幡浜港振興ビジョンの抜本見直しについてお答えをいたします。

 まず、新たな委員会を立ち上げて見直しするかについてでありますが、港湾振興ビジョン整備実行委員会からの答申後、また新たな委員会を立ち上げるとなると屋上屋を架すことにもなり、自分なりに熟考した結果、現在新しい委員会を立ち上げるという考えはありません。

 ただし、港湾振興ビジョン整備実行委員会からの答申後もさまざまな市民や関係者と必要に応じて意見交換を行っており、これからも引き続き積極的に広く市民の声に耳を傾けながらビジョンの具体化に生かしていきたいという基本的な姿勢は変わっておりませんので、御理解をいただきたいと思います。

 次に、必要最低限の事業以外はゼロからのスタートを切るのかというお尋ねについてであります。まず、私なりに必要最低限の事業というものは、魚市場、どーや市場、フェリーターミナルと判断し、これらについては公設で整備する予定であります。一方、交流拠点施設の整備などについては、必要性や効果などについてゼロベースで見直しするよう担当者へ指示し、現在具体的な検討作業を進めているところであります。その検討結果を十分踏まえながら判断したいと考えております。

 次に、事業を見直し、余った予算を市民に直結した施策に回すかというお尋ねについてでありますが、この考えは今も変わっておりません。交流拠点施設の整備運営について、整備実行委員会から公設民営の答申がありましたが、先ほども述べましたとおり、民設民営による整備方針を含めてゼロベースで見直している最中で、具体的な金額を現時点で提示することはできませんが、当初より市の財政負担は確実に減る見込みであります。この負担軽減分については、健全財政の維持を十分考慮しながら、市民生活に必要な施策へ重点的に予算配分してまいりたいと考えております。

 次に、野菜の調達先についてでありますが、現在交流拠点施設の中で直産施設を整備するよう検討しているところであります。この施設での野菜の品ぞろえを充実させるためには、まず八幡浜市における野菜栽培の普及に努める必要があるのはもちろんですが、あわせて近隣地域からの調達などについても考えていく必要があろうかと思っております。こうした中、野菜のことに明るい職員がJAにいるということは貴重な情報であり、ぜひ御提案いただいた取り組みについても検討してまいりたいと思っております。

 その他の問題につきましては、副市長を初め各担当の課長から答弁をさせます。

○議長(萩森良房君) 
 副市長。

○副市長(橋本顯治君) 
 上田竹則議員の御質問の中で、八幡浜市立病院の改築の部分についてお答えをしたいと思います。

 八幡浜市立病院の改築につきましては、愛媛県が策定した地域医療再生計画、これにも含まれておりますけれども、今のところ、平成25年度の着工を目指しております。改築に当たりましては、医師、看護師が減少している、そういう実情を踏まえて、診療科、病床数など、従来の整備計画をゼロから見直して、建設場所、建設費用の縮小など、人口、財政規模に見合ったコンパクトで機能的な病院の建てかえを目指してまいります。

 建てかえの資金につきましては、地域医療再生基金、これが総額で25億円ありますけれども、配分は決まっておりませんけれども、このうちのある程度の金額、さらにプルサーマル交付金、これは66,000万円ありますけれども、それ以外に不足額を過疎債、企業債などで補いながら建てかえていきたいというふうに思っております。

 以上です。

○議長(萩森良房君) 
 医療対策課長。

○医療対策課長(河野謙二君) 
 上田議員御質問の大綱
212点目、2次救急患者がいつでも診てもらえるようになるのはいつの時期になるのかという御質問についてお答えをいたします。

 まず、市立病院だけでもとのような受け入れ態勢に戻すことは非常に難しいというのが実情でございます。仮に医師が多数確保できたといたしましても、365日、24時間で救急を受け入れていたことが医師の疲弊を招き、現在の医師不足の大きな要因になったことを勘案いたしますと、もとの体制に戻すことにつきましては慎重に見きわめていく必要があると考えております。

 それよりも、議員御紹介の厚生労働副大臣もおっしゃったとおり、これからは地域医療の再生は近隣市町村で連携をとりながら広域医療圏で取り組まなければ乗り越えることはできないということでございます。幸い、昨年、八幡浜・大洲圏域地域医療再生計画が策定されまして、その中で救急医療体制につきましては輪番体制の抜本的な再編による新たな広域2次救急医療体制の構築ということが計画されております。現在協議が進められておりますが、2次救急につきましては、八幡浜・大洲圏域の各病院を一つの大きな病院とみなして、道路を各病院をつなぐ廊下と考え、圏域全体で対応しようというものでございます。これが実現すれば、市立病院で対応できない場合は大洲市等近隣市町で対応が可能になるものと考えております。

 なお、この実現のためには、調整役である愛媛県や保健所のもと、関係市町や医師会、関係病院との調整、それから救急対応の医師の確保等、多くの事項につきまして協議、調整を行う必要がございますが、地域医療再生計画の期間内でできるだけ早く実現させるべく働きかけてまいりたいと思っております。

 以上です。

○議長(萩森良房君) 
 病院事務局長。

○市立病院事務局長(田中正憲君) 
 上田議員御質問の患者数についてお答えをいたします。

 ことし4月から、内科医が1名、脳神経外科医1名及び研修医1名が新しく診療スタッフとして加わり、さらに地域医療再生計画による地域救急医療学講座の地域救急医療サテライトセンターが稼働を始めるなど、当院にとって明るい展望が開けてきたところでございます。

 そのため、患者数が少しずつではありますが、回復傾向となってございます。特に、週1回の非常勤医対応でありました脳神経外科に常勤医が着任されたことなどを受け、4月、5月の2カ月間の入院患者数は、昨年同期より484人増、率にして4.2%の増の11,936人となっております。診療科別では、これまで不在であった脳神経外科の484人増を筆頭に、麻酔科155人、泌尿器科133人、耳鼻咽喉科90人、内科51人、整形外科42人と増加しております。

 一方、外来患者数でありますが、昨年同期より1,193人の減、率にして7.1%の減の15,716人となってございます。減員した主な原因でございますが、呼吸器科専門の内科医が開業したことなどの影響等を受けての減となってございます。今後、5月からの内科外来新患の紹介予約制の一部解除によりまして外来患者数も増加するものというふうに予測してございます。

 なお、医業収益につきましては、入院収益が昨年同期より4月では886万円の増、5月は約2,170万円の増、合計で約3,056万円の増収となってございます。外来につきましては、患者数の減を受けまして、4月は9967,000円の減、5月は約757万円減で、合計で約1,7537,000円の減収となっておりますが、入院収益との合計では4月、5月の2カ月間では約1,3023,000円の増収となってございます。

 以上であります。

○議長(萩森良房君) 
 教育長。

○教育長(増池武雄君) 
 それでは、上田議員御質問の大綱
1、子供の健全育成と家庭と学校教育に関して、(1)弁当の日の設定についてお答えをいたします。

 近年における食生活をめぐる環境の変化に伴い、生涯にわたって健全な心身を培い、豊かな人間性をはぐくむための食育を推進することが一層重要になっております。

 八幡浜市におきましては、江戸岡小学校を中心といたしまして、平成19年、20年、21年度の3カ年、文部科学省委託子どもの健康を育む総合食育推進事業の研究推進に取り組んでまいりました。児童・生徒に対しましては食に関する年間指導計画をもとに、食に対する正しい知識を中心に指導することで望ましい食生活の形成、食に対する感謝の心、家族や地域への感謝の心などがはぐくまれつつあります。

 また、保護者や地域、関係諸団体と連携したPTA親子活動を活用した食体験活動、おやじの会と連携した料理教室活動などを実施することで、地域を巻き込んだ食育の機運が生まれつつあります。今後も食育推進のための地道な教育活動を各学校において継続してまいります。

 さらに、食事をともにつくるなど、家族の一員として手伝いを奨励する中で親子のきずなを一層深めたり、人や食に対する感謝の心をはぐくんでいきたいと思っております。

 議員の児童・生徒の健全育成に対する見識の高さに感心いたしておりますが、家族団らんの食事の時間は非常に大切な時間と考えます。議員御指摘の親子でつくる弁当の日の設定や導入につきましては、校長会や市のPTA連合会と御相談をしながら検討してまいりたいと思っております。

 続いて、(2)の学校支援地域本部の取り組みについてでございます。

 この事業は、平成20年度、文部科学省が提唱したもので、学校支援地域本部とは学校を支援するため、学校が必要とする活動について地域の方々をボランティアとして派遣する組織でございます。いわば地域につくられた学校の応援団としての位置づけがなされております。具体的な活動例として、学習の支援や部活動の支援、環境の整備、学校行事の支援などが上げられております。これを受けまして、えひめ学校支援地域本部推進事業として各市町にこの事業の募集依頼がございました。

 八幡浜市におきましては、20年以上前から中学校区を単位としたブロック別の教育体制を取り入れており、児童・生徒の健全育成を初め、人権同和教育の推進においても成果を上げています。特に、地びき網の交流会とかたけのこの集いなど、学社融合の観点から各地区公民館の支援をいただきながら、各ブロックの地域の特色を生かした具体的な活動を展開しているとこであります。また、各学校においても、それぞれの地域性を生かした地域住民による教育活動への支援が定着をしております。

 このように実質的にこの学校支援地域本部の趣旨に沿った活動が展開されておりますので、現在のところ、新たな組織の導入は予定しておりません。今後もこれらの活動を地道に継続したいと考えておるところでございます。

 以上でございます。

○議長(萩森良房君) 
 学校教育課長。

○学校教育課長(若宮髙治君) 
 上田議員御質問の大綱
13、学校給食での食材の地産地消についてのア、地域の自然や文化への理解をどのように考えているか、イ、地元農協と市場と連携し、地元産物を使う考えはないかについてお答えいたします。

 学校給食において地場産物を使用し、食に関する指導の生きた教材にすることは、児童・生徒が地域の自然や食文化、農林水産業などに興味や関心を深めるとともに、生産者の方々や食べ物への感謝の気持ちをはぐくむ上で重要であり、地産地消を推進する上でも有効な手段であると考えております。

 また、地元農協と市場と連携し、地元産物を使う考えはないかとのことでありますが、現在当市の学校給食センターでは地産地消を推進するため、納入業者に対して八幡浜産のものがあれば優先して仕入れするようにお願いをしております。しかしながら、八幡浜市は果樹栽培が中心であり、野菜類については量も少ないのが現状でございます。そのため、かんきつ類のほとんどが八幡浜産であるのに比べ、野菜類はほとんどが市外、県外産となっております。

 なお、保内学校給食センターにつきましては、磯津の野菜出荷組合や川之石高校から、全体の1割程度ではありますが、野菜を購入し、学校給食に使用しております。今後、地元農協や漁協、市場あるいは生産加工業者との連携が可能か検討を行うなど、少量でありましても積極的に活用していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

 次に、大綱13、ウ、新給食センター用地の地質調査の実施についてお答えいたします。

 昨年の12月議会において、新給食センターの建設予定地が今出銅山の選鉱された土砂で埋め立てられた土地であるため、児童・生徒の食べ物を扱う給食センターとして大丈夫なのかとの御質問がありました。これを受けて、今年125日に給食センター建設予定地の土壌溶出試験を実施いたしました。調査の結果、分析項目26項目においてすべて基準値を満たしているとの分析結果報告を受け、今年3月、市議会協議会で報告し、民生文教委員会で審議していただいたところであります。

 教育委員会といたしましては、同用地は給食センター用地として問題ないものと判断いたしております。しかしながら、このような御心配の声に対しては真摯に受けとめ、必要に応じてこたえていく必要があるものと考えております。このため、先日、給食センター用地の地質調査を実施いたしました。その結果は、コンクリートの下から地下4.6から4.7メートルまでは埋め土層となっております。埋め土層の土質は粘土まじり砂れき、れきまじり砂質土、玉石まじり砂れきなどの砂れき層となっております。色調は、茶褐灰、黄茶灰、濃灰などです。さらに、その下層は在来地盤で、貝がら片がまじったシルト質粘土層で、もとの海底部分であります。

 このたびの地質調査から、給食センター建設予定地の埋め立てに使用された土砂の土質、形状、色調が確認でき、埋立土砂が八幡浜地方の一般的な山土と同じものであることが改めて確認できました。地質の面からも問題ないものと判断いたしました。

 教育委員会といたしましては、今後とも給食センターの安心・安全確保に努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。

 以上でございます。

○議長(萩森良房君) 
 上田竹則君。

○上田竹則君 
 学校での弁当の日の件でございますけど、今全国で約
600校が実施していると聞いておりますけど、今家庭で家族団らんで食事を一緒にする家庭も非常に少なくなっているし、子供たち、家庭でもコンビニ弁当をたくさん食べらせていただいてると。子供の日弁当にだれに食べさすかという、食べさせたいかということで学校のテーマで子供たちにつくらせた学校がありますが、そのときにすべて冷凍食品でつくった子供がおります。そして、なぜこんな冷凍食品で弁当をつくったのかと聞いてみますと、中学校3年生になるまで親の手づくり弁当を一回も食べたことがないという、だから親に対しての仕返し弁当だという子供の返事でございました。そういうふうな現状が今日本じゅうあちこちにあるわけでございます。

 子供たちは親が思っている以上に自分でつくってみたいとか、台所にも入りたいとかという子供はたくさんおるわけでございます。毎日弁当の日をつくってはどうかということを私は言っておりません。例えば、陸上大会の翌日の予備日とか、遠足の日の中止になったときの翌日の予備日とか、そういうとこから1学期に1回とか始めて、その結果を見ながら、よければまたふやしていくとか、そういうふうにしてはどうかなと思って質問しておるわけでございます。

 子供たちは本当にそういう調理場へ入らすことによって非常に料理に対して興味を持ちます。私も自分のことなんですけど、一番末っ子の子供が保育所のときから調理場へ毎日、保育所から帰ったら入って、包丁を持ったり、手伝っておりました。3針も4針も縫わないけんぐらい手も切った経験もあります。黙っておるので、見るとすごい、刺身包丁で切っとるから、病院へ連れていって縫っていただいたことがありますが、縫って帰った後もまた調理場へ入って、包帯をした手で包丁を持って一生懸命また続けておりました。その子が今25歳になるわけですけど、料理学校へ行って、勉強して、今我が店のほうへ帰って、去年の12月から調理長として頑張っておるわけですが、そういうふうに小さいときから興味を持たすということは非常に大切ではないかと思いますし、食に対しての興味をわかせていくという、親子でとにかく今一緒に家庭で団らんで食事するという機会がない、ばらばらで食事する家庭が非常にふえていると思う。だから、こういうないろんな事件も起きておるし、そういうことがこれから非常に大切ではないかと思うわけです。

 それからまた、大城市長にお伺いいたしますが、いろいろと市長も公約でかなりな、民主党ではありませんけど、大ぶろしきを広げてきたような公約をされております。医師を3名確保ということが選挙前からどのポスターにも、政治団体を立ち上げて毎日街宣活動をされておる中でも医師確保、医師確保3名、今にもできそうに、もう確保できとるような言い方で、これは非常に選挙にプラスになったと思います。いざ選挙に当選した時点では、記者会見で1年向こうになりますと、そしてその後6月には見通しが立っていないと、だんだんだんだん後退いたしましたね。

 一生懸命努力はしておるということで、去年の11月ですかね、内科医が1人来られましたけど、残念なことにことしの春異動で帰られました。そして、その後脳外のすばらしい先生が来られて、非常に信頼のある先生で患者さんもふえているということで、私も一人もおらなかった脳外に先生が来られたということは非常に喜んでおるわけです。私も毎月内科にかかっております。そして、先生ともいろいろと病院経営のことも話しておるわけですけど、患者さんふえた分だけそれ以上に忙しくなっております、休む間もありませんと言われております。

 先ほど内科医も1人来られたという、これは正式な市立病院の職員として来られたわけじゃあないんでしょ。それと、研修医としてほかの先生も来られておりますわいね、いろいろな科に研修医が愛大から来ておられます。これは、市長が言う3名直ちに確保と言われたのは、正式な職員を3名確保という意味だと私はとっております。研修医の方たちを入れてとか、サテライト事業の講師の先生らを入れての人数と私は全然考えてないようなことなんですよ。だから、確かにサテライト事業で、広域で取り組む先生方が暇なときには市立病院の患者さんも診てあげろうということで非常に好意的にやっていただいておることに対して本当にありがたいことだと思っております。やっぱり市長の選挙の公約に言われとるのは、市立病院の正規な正職員としての医師を確保ということに私はとっておりますので、そこら辺もう一度、ちょっと考えが私らとは違いますので、答弁お願いいたします。

○議長(萩森良房君) 
 市長。

○市長(大城一郎君) 
 
3名の医師の確保ということで今ほど再質問がありましたわけですが、脳外科の先生1名と、そして自治医科大学の総合内科の先生には辞令を交付しておりますので正式なお医者さんと、常勤医であります。そして、研修医と言われましたが、研修医も立派な医師免許を持つドクターでありますし、常勤医であります。研修医の方は職員ではありませんが、過去にも研修医にいろいろとお世話になった経緯もあります。そして、今までは研修医が一人もいないというような状況でありました。そして、今回初めて研修医の方に市立八幡浜総合病院に来ていただいて研修を行っていただく、そして今後も研修医の方にも数多く市立八幡浜総合病院で研修を行っていただく、そして地域医療に力をかしていただく、そういった意味でも重要なドクターとして私は考えております。

○議長(萩森良房君) 
 教育委員会ええですか。

 教育長。

○教育長(増池武雄君) 
 上田議員さん、まことにありがとうございました。

 私も子供は本当に親の背を見て育つものだと思っております。親子のきずながやはり弱くなっておりますので、今の校長会とか、それから教頭会、学校訪問で私は手伝いを勧めております。とにかく親子で家の手伝いをすると、その手伝いの中でやはり家族の一員としてのきずなが深まっていくと。今手伝いを、例えばおばあちゃんに買い物を頼まれた、行ってきますというて言うたら、そんなことはせんたてええと、そんなことせずに勉強しなさいと、私が行くからというお母さんもおります。そういうところから、ぜひ手伝いということを勧めております。

 それから、弁当の日の件につきましては、年間やはり十四、五回予備日がございまして、給食のない日がございます。ですから、そういう日を利用いたしまして、そこらあたりからまず弁当の日というふうにつけていきまして、親子で弁当をつくらせてみたいなと、できれば子供で親の分つくれば何ぼいいんですが、そういうことを進めていきたいと思います。

 それから、今「早寝早起き朝ごはん」というのがはやっておりますけれども、やはり朝御飯あたりも食べてこれない子もいたりしますが、今市内研究会のおかげで大分広まっておりますので、そういうのを努めてこれからの子供たちに伝えていきたいと思います。

 校長会で早速諮りまして、またそういう日の設定ができるかどうか、なかなか難しいところもございます。弁当といいますと涙が出る子もございます。父子家庭でどうしても弁当ができませんがという子もあります。それぞれ学校の条件も違いますので、また校長会とも相談をいたしまして、PTAも大事なんですが、考えてまいりたいと思います。ありがとうございました。

○議長(萩森良房君) 
 上田竹則君。

○上田竹則君 
 今教育長からも大変ありがたいお言葉をいただきましたが、本当に子供にそういうふうな植えつけすることは大切かと思いますし、そういう予備日を利用して、一回でも二回でもいいから、そういう弁当の日をつくって、また家庭によってどうしてもできない家庭もあるかと思いますが、そこら辺はまた学校なりPTAなりでそういう事情を聞いて判断していただきたいと思います。いろんな複雑な家庭もたくさんありますし、そこら辺は強制的に全部やれと言っておりませんので、そこら辺考えながらやっていただきたいと思います。

 市長に、研修医はいろいろと市立病院へは愛大から眼科の先生なども週何回か来ておられますし、今までずっとおられた、眼科も朝から晩まで人が並んでおったけど、先生のおられんときは本当に寂しい、だれもおらない。そこでこの間もがらがらで、ちょうど先生の来ない日であったので、私もちょうどペースメーカーの検査をそこでやっていただいたようなわけで、本当に私も大城市長の身内になる忽那先生ですかね、前来られておりました。あの方は非常にうでがいいということで、私もレーザーで焼いていただいた経緯があります。せっかくいい先生がおられて、その先生も大城市長の3名の中に含まれておるんかなとおりましたが、八幡浜市立病院からまたよその病院へ何カ所かかわられておられるようですけど、そういう立派な先生を早く戻していただきたいし、今度25年度をめどに新しい市立病院が建てかえられるという、資金も大変ではありますけれども、市民の、またこの八西地域の中核病院としてみんなが期待しております。病院だけじゃなしに、病院が新しくなればいい先生も来ていただいて、本当にみんなが安心できる。原子力発電所も控えております。初期の被曝者の設備も必要になっておりますので、電力等にお願いして、交付金、燃料の交付税の分も一部入りますけど、電力さんにもお願いして少しずつ援助してもらうとか、そこら辺をみんなで努力して、早く市立病院、新しい立派な病院、立派な医師を確保して、住民を安心させていただきたいと思います。これは要望でございますので、よろしくお願いいたします。

○議長(萩森良房君) 
 市長。

○市長(大城一郎君) 
 要望ということでございますが、先ほどの研修医の件につきましては、市立病院のほうから嘱託の辞令を交付しているそうです。それで、一応嘱託職員という形にはなりますが、より正規な形での医師の確保に努めていくつもりでございます。そして、今ほどありました市立病院内での不在の科につきましても、一生懸命努力していきたいと思います。そして、先ほど上田議員が言われましたように、地域の医療再生につきましては、理事者、議会、市民の皆さんが手をとり合って、一丸となって実現化すること、これは私も切に願っていることでありますし、さらに努力してまいりたいと思いますので、何とぞ御指導、御協力をお願い申し上げます。

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