一般質問 H22. 6 大山政司 議員

公開日 2014年09月05日

〔大山政司君登壇〕

○大山政司君 
 質問の前に、私は今月
7日、満65歳、前期高齢者になりました。お聞き苦しい点が多々あろうかと存じますが、どうぞよろしくお願いいたします。

 それでは、質問通告書に従いまして、大綱3点について市長及び関係理事者にお尋ねをいたします。

 大綱の第1は、国政に対する市長の政治姿勢についてであります。

 まず第1点は、鳩山内閣の政権崩壊劇は、政治と金と迷走を重ねた米軍普天間飛行場移設の課題でありました。ここで私が指摘したいことは、特に普天間問題では、首相が移転先を最低でも県外と発言したことで、沖縄県民の長年の夢であった米軍基地依存から脱却という期待を持たせながら、沖縄県民を失望させる結果となりました。しかし、鳩山前首相は、我が国の平和と安全を日本の国土の0.6%の沖縄県に在日米軍基地の75%が集中しており、沖縄県民の苦しみの上にさらなる犠牲を求めるものではなく、在日米軍基地の分散化による負担軽減を強く訴えながら、国土防衛抑止力の必要性について広く国民にその認識を深めることができたということで一定の評価するに価値あると思うのであります。日米安全保障条約を前提とする難しい問題を最後まで模索し続けただけでも、今までの自民党政権の首相とは政治姿勢の違いを全国民に対して示したことは貴重な提起であったと私は思うのでありますが、市長の御所見を賜りたいのであります。

 第2点は、平成22年度の国の予算編成において、鳩山連立政権に移行してから予算編成プロセスや内容が大きく変わり、コンクリートから人への基本理念が明記され、一例を挙げれば、公共事業関係費は32年ぶりに18.3%減という低水準となりました。さらに、政府の行政刷新会議による事業仕分けにおいて、農免道路予算が廃止され、八幡浜市では川之内から中津川までの延長7.4キロメートルを整備する計画に影響がありました。しかし、平成22年度については、愛媛県の配慮により新たに創設された農山漁村地域整備交付金で計画どおりの予算編成確保ができる見込みとの報道がありました。

 そこで、お尋ねをいたします。

 当市の平成22年度予算において、国の政策変更による農免道路予算の廃止のように、今年度から国、県から予算措置がされなかった事業名と予算額について、この際明らかにしていただきたいのであります。仮に予算措置がなければその事業は中止となるのか、それとも自己資金で対応されるのか、あわせてお尋ねをいたします。

 第3点は、菅連立政権は68日に発足し、11日には菅 直人首相の所信表明が衆参両院で行われました。菅首相は、現下の長きにわたる閉塞感の状況を何としてでも打ち破ってほしいとの多くの国民の声が共感と支援となり、その結果として昨年夏の衆議院選挙において、憲政史上初めて念願の本格的政権交代が実現しました。

 その中で基本的政治理念として主張されたことは、地方自治体にかかわる国策について、地域主権の確立を進めるには、中央集権型の画一的な行政では多様な地域に沿った政策の実現に限界があることです。住民参加による行政を実現するためには、地域主権の決定が不可欠であり、総論の段階から各論の段階に進むときが来ております。地方の皆様とひざを突き合わせ、各地の要望を踏まえ、権限や財源の移譲を丁重に進めていき、その上で特区制度も活用しつつ、各行政分野で地域ごとに具体的な結論を出していきますと表明されましたが、大城市長は地域主権という概念についてどのような理解をされているのか、お伺いをいたします。

 さらに、地域主権を主体とする市政運営上に対する考え方の整合性が確保されるのか、またどのような変化が想定されるのか、具体的にお示し願いたいのであります。

 第4点は、第22回参議院選挙は711日の投票がほぼ決定されました。そこで、参議院選挙に対する市長の対応についてであります。

 市長は、昨年8月に実施された衆議院選挙に対する市長の政治姿勢の質問に対して、市長という立場から見ましたら、市政推進のいかなる局面にあっても公平公正の原則が基本であると考えており、特定の候補にくみするということがあってはいけないと思っておりますので、御理解のほどをよろしくお願いいたしますとの答弁でありましたが、今回もその姿勢に変わりがないのでしょうか、お尋ねをいたします。

 大綱の第2は、学校給食についてであります。

 学校給食は、学校給食法で児童及び生徒の心身の健全な発達に資し、かつ国民の食生活の改善に寄与するものにかんがみ、学校給食の実施に関し必要な事項を定め、もって学校給食の普及充実を目的として法律で施行されています。さらに、学校給食の目的として、1つに、日常活動における食事において正しい理解と望ましい習慣を養う、2つに、学校生活を豊かにし、明るい社交性を養うこと、3つに、食生活の合理化、栄養の改善及び健康の増進を図ること、4つに、食料の生産、流通及び消費について正しい理解を導くこととされています。

 そこで、4点についてお尋ねをいたします。

 第1点は、給食食器の安全性についてであります。

 私が知る限りでは、八幡浜市学校給食センターはポリカーボネートプラスチックであり、保内学校給食センターはPEN食器とのことであります。そこで、ポリカーボネートプラスチック製容器にはBHT等の酸化防止剤が使われているので、油脂性の食品を入れるとBHT等の酸化防止剤が移行することが知らされています。さらに、食品を包むのに使われているポリ塩化ビニールのラップは、よくくっつき、食品のにおいが透過せず、ラップとしては性能がよいのでありますが、食品への可塑剤の移行が懸念されており、安全性に不安があると指摘されています。また、熱伝導が低く、殺菌に難点があり、油が落ちにくく、耐用年数が短い上に廃棄後の処分に困るとされていますが、これらの学校給食食器として安全性に全く問題はないのか、お尋ねをいたします。

 第2点は、給食食器洗浄についてであります。

 食器の洗浄には合成洗剤でなく業務用の液体石けんでも対応できるものを望まれていますが、この際新給食センターにおいてはより安全性の高い食器洗浄機の設置を行うべきだと思うのでありますが、いかがですか、お尋ねをいたします。

 第3点は、県下20市町における学校給食センターの給食食器の実態について、この際明らかにしていただきたいのであります。

 第4点は、市長は平成21年度第812月議会の総括説明において、懸案となっている学校給食センター用地購入費15,232万円の予算措置を講じ、平成23年度完成を目指していることを表明されたのであります。

 そこで、今後センター建設費や備品等諸経費の支出が必要となりますが、新給食センターが供用開始されるまでの予算総額について、この際明らかにしていただきたいのであります。

 結びに、学校給食について市民の声を紹介いたします。

 私はもう子供も成長し、給食とは無縁になりましたが、孫たちの健康を考えると、やっぱり安全なものを希望いたしたいのです。環境ホルモン、ビスフェノールAの恐ろしいところは、すぐには影響はなくても、毒が蓄積され、何年も後に表面化しますし、がん細胞が8年後ぐらいに表面化するようなものです。最近のがん発生率の高さは細胞の成長期にある子供時代に食べたものが影響しているものだとも言われています。市長さんには、市立総合病院の医師確保が困難な今日、学校給食が原因で体調不良となり市立病院へ行くことがないよう、事前に万全の対策を講じていただくことを心よりお願いしたいと述べられたのであります。

 大綱の第3は、八幡浜市基金の現状と運用についてであります。

 地方自治法における基金とは、普通地方公共団体が条例の定めるところにより特定目的のために財産を維持し、資金を積み立て、または定額の資金を運用するために設ける財産であると定められています。さらに、設置については、昭和38年の地方自治法改正により基金の設・廃止は必ず条例に定めなければならないとされています。

 そこで、基金の種類については3点あります。その第1点は、基本財産とは異なり基金を設置した目的の範囲内であれば、基金から生ずる収益のみならず、元本をも処分できる財産維持目的の基金であります。第2点は、基金への積み立ては1回だけでもよいし、毎年度予算に定める額を積み立てるものでもよい資金積み立て目的の基金であります。第3点は、特定の事務または事業の運営手段の必要から設けられる定額資金運用目的の基金となっています。基金の管理は各条例で定める目的に応じ、及び確実かつ効率的に運用しなければならないと定められており、さらに基金のうち、特定目的の基金は当該目的のためでなければ処分できないとも明記されています。

 そこで、八幡浜市基金の状況は、平成20年度3月末時点で、財政調整基金など21区分で平成20年度末現在では約374,9083,000円となっています。市の基金の種類、管理、処分等は条例で定められていますが、その基金は八幡浜市の発展と市民生活の向上のために確実かつ効率的に運用することが一定の目標でなければならないと私は思うのであります。

 そこで、6点についてお尋ねします。

 第1点は、平成20年度の八幡浜市基金の状況は、現在高約37億円の半額、約17億円が財政調整基金と減債基金であり、財政が著しく不足する場合や市債の償還の財源に充てる基金であり、その他の区分項目は使途目的が定められた利息消化(果実運用)型基金であります。財政調整基金と減債基金の活用について、一般会計における適正な金額はどのくらいか、その根拠についてお尋ねをいたします。

 さらに、基金の活用について、予測不能な財政出動を視野に入れながら、一定の基金を積み立てることの必要性は認めざるを得ませんが、あくまでも市政全般にわたる活性化のために運用されなければなりません。そこで、まちづくり事業や施策に対する一定の目的のための基金が少ないのではないかと疑問を持たざるを得ませんが、御所見をいただきたい。

 第2点は、八幡浜市基金に対して市民から多額の寄附金があり、感謝と尊敬の念にたえないのであります。そこで、条件的寄附の是非とその活用に対する分析の評価についてお尋ねしたい。

 さらに、基金の区分の項目に市民の氏名が記載されていますが、若干の違和感を感じざるを得ないのでありますが、他市の事例について紹介をしていただきたいのであります。

 第3点は、山本文庫基金と緑文庫基金はいずれも図書購入の費用に充てると条例化されていますが、今日までどのような使い分けをされているのか、この際区分を一元化することができないのでしょうか、お伺いをいたします。

 第4点は、中央公民館には視聴覚ライブラリーがありますが、時代にそぐわない機器があるとのことでありますが、最近の基金利用状況と今後の対応についてお尋ねをいたします。

 第5点は、地域福祉基金についてでありますが、積み立てるだけでは行政効果はなく、良好な行政推進とは言えないと思いますが、お尋ねをいたします。

 第6点は、政権交代により子ども手当や高校授業料無償化が実施されていますが、奨学基金と西村奨学資金貸付基金について今後の見通しをお尋ねをいたします。

 最後に、大綱の第4は、市営納骨供養塔の設置についてであります。

 私は、この項目による一般質問を行うに当たり、いささかためらいがありました。正直に申し上げます。しかし、役所が行う市民サービスには揺りかごから墓場までという言葉を思い出し、市民から余りにも切実な願いがありましたので、提起をさせていただきます。

 その方は子供がなく、ひとり暮らしの高齢者で、お墓があっても継承者はなく、他人に御迷惑をかけることがあってはとの思いから、市営の納骨塔をつくり、永代供養のできる施設はできないものかと切実に訴えられました。少子・高齢化が進む八幡浜市には同様な高齢者が将来さらにふえていく可能性が十分予測されます。

 そこで、できることなら市営納骨供養塔なるものを当市で設置し、当然費用負担を求めるなどで対応ができないものでしょうか。さらに、生前相談にも耳を傾けられればと切実に語られた市民の方も八幡浜市に住んで本当によかったとの思いがより深まると思うのでありますが、いかがなものでしょうか、前向きな取り組みの答弁を期待いたします。

 以上、大綱4点についてお尋ねいたしましたが、誠意ある答弁を期待しまして、私の質問といたします。

○議長(萩森良房君) 
 休憩いたします。

午前1101分 休憩

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午前1115分 再開

○議長(萩森良房君) 
 再開いたします。

 市長。

○市長(大城一郎君) 
 大山議員の大綱
1、国政に対する市長の政治姿勢についての1点目、鳩山政権における沖縄米軍基地移設問題提起に係る市長の所見についてであります。

 昨年8月の総選挙前、当時民主党党首であった鳩山氏はこの問題につきまして、国外、最低でも県外と発言し、沖縄県民に大きな期待を抱かせながら日米合意を優先し、自民党時代のものと変わらない案を最終的に沖縄に求める形となり、さらに社民党の連立離脱を招き、結果としてこうした混乱の責任をとり、みずから首相の職を辞されるという事態に至ったことは御案内のとおりであります。

 所見ということでございますが、一般論として、沖縄県にのみ過重な基地負担を強いることをこのまま続けることには違和感はあり、国内のほかの地域に一部負担をお願いしていく考え方はある程度は理解ができるものと思います。しかし、国の根幹とも言える外交にかかわる問題でありますので、やはり国が責任を持ち、しっかりとした方針のもと対処していくべきものと考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。

 次に、大綱1、菅政権の提唱する地域主権についてどのような期待をされているかについてお答えをいたします。

 地域のことは地域に住む住民が決め、活気に満ちた地域社会をつくるため、基礎自治体を重視した地域主権改革を断行し、国と地方の関係を対等の立場で対話していける関係へと根本的な転換を図るため、現在政府において地域主権戦略大綱の検討がなされております。具体的には、義務づけ、枠づけの見直し、国庫補助負担金の一括交付金化、国の出先機関改革の3つが大きな焦点となっております。これが実現しますと、例えば一括交付金では厚生労働省や文部科学省などが縦割りで支出してきた子育て支援関連補助金を都市部では一まとめにして保育所整備に充てることなどが可能となるなど、地方が独自に考え、地域に密着した事業をすることが可能となり、あわせて税源移譲も進めていただき、地方の財政自主権が拡大すれば、ますます地方にとって自主性を持った事業の推進が可能になるものと大きな期待を持っております。

 しかしながら、当初今月中の策定とされていたものが先送りをし、夏の参議院選挙後にずれ込むとの報道が先般あったところであり、今後その動向に十分注視してまいりたいと考えております。

 続きまして、4点目の参議院選挙に対する市長の対応についてであります。

 首長の政治活動は自由であり、特定の政党、特定の候補者を推すこと自体は問題はないとされておりますが、私は公平公正の基本原則にのっとり、節度ある行動をすべきと考えており、広く最大市民の最大幸福が達成できるよう努めてまいりたいと思っております。

 その他の問題につきましては、副市長を初め各担当課長から答弁をさせます。

○議長(萩森良房君) 
 副市長。

○副市長(橋本顯治君) 
 それでは、大山議員御質問のうち、大綱
4、市営納骨供養塔の設置についての部分についてお答えをします。

 市役所生活環境課のほうへ最近議員が質問されておったと同じような相談をいただいたことがあります。また、もう一つですけれども、お母さんが過去に抽せんにより当選した墓地があると聞いたけれども、一体どこにあるんだろうか、わからないと、そういった相談も市の生活環境のほうに寄せられました。立て続けにそのような相談がありました。

 人口の減少や少子・高齢化などによる生活スタイルの変化から、墓地の管理者がいなくなることへの不安にははかり知れないものがあると思います。現在墓地開発等の具体的な計画は今のところありませんけれども、個人設置が認められていない現状から、議員御指摘のとおり、市が設置、経営することは大切な住民サービスの一つではないかというふうに考えております。

 将来の墓地造成等のあり方については、個別管理方式がよいのか、それとも集合管理方式がよいのか、あるいは両方を組み合わせたものがよいのかなど、具体化に向けては検討すべき項目はまだあると思います。ただし、ある程度そういう声が高まってくれば、またぜひ検討を進めていきたいと思います。

 なお、生前の相談につきましては、民生委員の活用等について関係課とまた市役所内で相談できるような体制、これまでありましたけれども、またそれを強化していきたいと思っております。

 以上です。

○議長(萩森良房君) 
 財政課長。

○財政課長(藤原賢一君) 
 大山議員御質問の大綱
1、国政に対する市長の政治姿勢についての2、事業仕分けによる平成22年度予算の当市への影響についてお答えいたします。

 昨年11月、無駄をなくすことを目的に、国の449事業に対し事業仕分けが行われ、事業の廃止、見直し等の仕分けがなされたところであります。現在のところ、市への影響の主なものといたしましては、県営基幹農道整備事業、農地有効利用支援事業、国勢調査費用、参議院議員通常選挙関係費用など5件で、仕分け前の事業費で約37,600万円でございます。

 ただし、耕作放棄地発生防止緊急整備事業など、県による新たな補助制度の創設や他の補助制度活用により一般財源でほとんど補うことなく同程度の事業が可能となっているところでございます。

 なお、担い手アクションサポート事業897,000円についてのみ一般財源で対応しております。その他の事業につきましては、事業内容の見直しにより大きな影響はないものと考えておりますが、今後の影響について未確定の部分もあり、国、県に対し照会しているところでございます。

 次に、大綱3、八幡浜市基金の状況と運用についての1、適正な財政調整基金と減債基金の額は幾らか、またまちづくり事業や施策に対する基金が少ないのではないかという御質問についてお答えいたします。

 一般会計における財政調整基金の適切な額は、一般的には標準財政規模の10%程度と言われており、その程度の基金があれば、経済情勢の変動等により財源が著しく不足する場合にも対応できるとされております。八幡浜市におきましては、平成20年度末における標準財政規模は1145,000万円で、平成20年度末の当市の財政調整基金の額は111,000万円で9.7%となっております。

 また、減債基金につきましては、将来における市債の償還及び財政調整基金の額により判断されるものですが、適正な額というものはないものの、できるだけ将来の変化に備えて蓄えておく必要があると考えております。

 次のまちづくり事業のための基金でございます。議員御指摘のとおり、基金はそれぞれの基金条例によって、その設置目的、運用方法などが定められております。御指摘のまちづくり事業や施策に活用される基金は、八幡浜市ではふるさと創生基金と地域振興基金が該当いたします。まちづくりを目的とした基金の造成につきましては、ふるさと創生基金に約4,500万円、さらにまちづくりのソフト事業に活用できる地域振興基金として、平成19年度から合併特例債を財源として毎年3億円を積み立て、平成22年度末に12億円となる見込みであります。

 次に、大綱32、市民の氏名が基金名に使われている、他市の状況はどうかという御質問についてお答えいたします。

 市民の方から御寄附をいただき、基金として造成できましたことは、議員同様御寄附いただいた方に感謝の気持ちでいっぱいでございます。条件つき寄附の是非につきましては、その当時の寄附者の意思を尊重して受け入れたものであります。時間の経過とともに見直しが必要となった場合は、その都度検討していきたいと考えております。

 県内他市における個人の氏名がついた基金は、愛媛県においてはほかに宇和島市の1件のみでございますが、基金の名称につきましては当時寄附をいいただいた方へ感謝を込めて命名したものであり、今さら変更することなくそのままの名称を使用することが適切であると考えております。

 以上でございます。

○議長(萩森良房君) 
 福祉事務所長。

○福祉事務所長(横田昌弘君) 
 大山議員御質問の大綱
35、地域福祉基金の活用についてお答えいたします。

 御承知のように地域福祉基金は地域における高齢者等の保健及び福祉の増進を図ることを目的として平成3年度から設置されたものですが、現在まで各種団体などが行う福祉活動の財源として活用をしております。平成21年度においても基金の設置目的を達成するため、在宅福祉等の普及及び向上に関する事業や健康、生きがいづくり、ボランティア活動に関する事業などに対して、八幡浜市地域福祉基金運営協議会を通じて各種団体に補助を行っております。補助対象等につきましては、毎年各種ボランティア団体など各方面の委員で構成する運営協議会によって審議され、決定されており、ボランティア団体からも大変感謝をされており、有効に活用されているものと認識しております。

 今後もできる限り活用団体の要望にこたえるとともに、福祉基金を有効に活用し、基金の設置目的を達成できるよう推進してまいりたいと考えております。

 以上でございます。

○議長(萩森良房君) 
 学校教育課長。

○学校教育課長(若宮髙治君) 
 大山議員御質問の大綱
21、八幡浜給食センターの食器の安全性についてお答えいたします。

 給食センターで使用する食器については、環境ホルモンによる児童・生徒に対する影響が懸念され、食器の選定については材質等について慎重な討論、検討が必要であると認識しております。

 現在の給食センターでの使用食器については、八幡浜給食センターはポリカーボネート及び強化磁器、保内給食センターはポリエチレンナフタレート、PEN樹脂を使用いたしております。

 議員御指摘の八幡浜給食センターで使用しているポリカーボネート製食器の安全性でございますが、環境ホルモンの一種であるビスフェノールAが溶出すると言われております。このビスフェノールAの溶出許容量は、国の基準値が定められておりますが、溶出量はこの基準値よりはるかに低いレベルであり、直ちに使用禁止等の措置を講じる必要はないというのが国の見解であります。

 新給食センターで使用する食器につきましては、平成18年度から内部検討委員会等で検討を重ねてまいりました。八幡浜給食センターで使用しているポリカーボネートはカロチン系の着色が見られ、色が移りやすい特徴があり、強化磁器については食生活になじみがあるものの、破損率が高く、重量も重いため、特に小学校低学年生で運搬時に落下等の問題が発生している現状があります。一方、保内給食センターで使用しているポリエチレンナフタレート、PEN樹脂は、厚生労働省告示第201号の検査に適合し、安全性にすぐれている特徴を有しております。したがいまして、新給食センターでの使用食器について、児童・生徒の安全性、使いやすさ及び経済性を考慮し、ポリカーボネート以外の製品の中で選定していきたいと考えております。

 次に、大綱22、給食食器洗浄についてお答えいたします。

 議員御指摘のとおり、洗剤及び食器洗浄機の選定につきましては、安全性及び環境に配慮した機種を選定してまいりたいと考えております。

 次に、大綱23、愛媛県下の学校給食センター給食食器の実態についてお答えいたします。

 愛媛県下11市の状況といたしまして、アルミ及びステンレスの金属食器を使用している市は四国中央市、新居浜市、西条市、今治市、宇和島市の5市、ポリエチレンナフタレート、PEN樹脂食器を使用している市は東温市、松山市、大洲市、八幡浜市保内給食センターの4市、ポリプロピレン製食器を使用している市は伊予市、西予市の2市となっております。八幡浜給食センターが使用しているポリカーボネート及び強化磁器食器につきましては、強化磁器食器を使用しているのは上島町、内子町、鬼北町、愛南町、八幡浜市の5市町、ポリカーボネートは八幡浜市のみであります。

 次に、大綱24、学校給食センター予算総額についてお答えいたします。

 これから実施設計を行うため、現段階で詳細な金額はお示しできませんが、概算といたしまして、建築主体35,000万円、電気設備7,000万円、機械設備1億円、外構1,000万円、厨房4億、什器備品12,000万円、合計105,000万円と考えております。

 財源といたしましては、安心・安全な学校づくり交付金、過疎債及び自主財源を考えております。建設費の削減や省エネ機器の導入等事業期間全体にわたる省エネや効率的な管理運営の実施、さらに補助金制度の活用等によりコストの低減を図ってまいりたいと考えております。

 次に、大綱36、奨学基金と西村奨学資金貸付基金についてお答えいたします。

 八幡浜市育英奨学資金や西村奨学資金は、経済的理由により修学困難な高校生、短大生、専門学校生、大学生を対象といたしております。高等学校において授業料の無料化等の措置が行われたため、必要性が減少する一面はございますが、なお奨学資金を必要としている優秀な生徒や学生が大勢いるため、今後とも継続していきたいと考えております。

 以上でございます。

○議長(萩森良房君) 
 生涯学習課長。

○生涯学習課長(大本孝志君) 
 大山議員の大綱
3、基金の状況と運用についての3点目と4点目についてお答えをいたします。

 まず、3点目の山本文庫基金と緑文庫をどのように使い分けているのかとの御質問でございますが、山本文庫基金条例では、故山本嘉三郎氏の遺徳を記念して山本文庫を設置すると規定され、また緑文庫基金条例では故福井ミドリ氏の遺徳を記念して緑文庫を設置するとされており、どちらもそれぞれの寄附金を活用してそれぞれの文庫の図書購入費に充てているものでございます。

 山本文庫では、文学全集、世界の国々をめぐる旅のシリーズ等の書籍を中心に、緑文庫では幼児・児童の書籍を中心に充実を図っており、それぞれの展示コーナーを設けております。

 この際、区分を一元化できないかとの御質問でありますが、それぞれの寄附金の寄附者が異なり、故人の遺徳を記念して山本文庫、緑文庫を設置するという目的も異なることから、一元化については今後の検討課題とさせていただきたいと存じます。

 続きまして、4点目、視聴覚ライブラリー基金利用状況はということでございますが、基金条例では基金から生じる収益は坂本視聴覚ライブラリーの教材器具の購入に充てることとされております。

 近年のライブラリーの教材器具の購入につきましては、平成21年度においてビデオカメラバッテリー等を97,125円で購入しており、そのうち基金運用益で22,582円を充当をしております。また、平成20年度ではDVDレコーダー、ICレコーダー、デジタルカメラ等で176,329円の支出をしておりまして、そのうち運用益は54,170円でございます。平成19年度につきましては、ビデオ教材を購入して20万円を支出しておりまして、そのうち54,652円の運用益を充当をいたしております。

 現在インターネットが普及して、衛星放送やケーブルテレビが当たり前になっております現況下、映像や音声の伝達手段が多様化する中で、視聴覚ライブラリーのあり方を検討する時期が来ていると思っております。今後の検討課題とさせていただいたらと思っております。

 以上でございます。

○議長(萩森良房君) 
 大山政司君。

○大山政司君 
 再質問をさせていただきます。

 初めに、国政に対する市長の政治姿勢についてでございますが、今ほどの市長の答弁では沖縄の米軍基地、沖縄だけに負担を強いるのは違和感を感じると、さらに米軍基地、抑止力は日本国土全体で考えるといったことについては理解できる、それからいずれにしても防衛問題は外交問題であるので、国の根幹であるので、国が責任を持ってやるべきだということですが、わかりはしますが、ただ市長にお尋ねしたいことは、今までの自民党施政ではなかったことであるということについては確認していただけますか、再度お聞きします。その答弁がなかったわけなんです。

 それからもう一点は、外交問題は国の責任ということですが、ぜひ思い出していただきたいのです。というのは、徳之島の3町長さんがどれだけ苦労されたか。外交は、防衛は国の責任と言いながら、あの徳之島の3町長さんは何も前段に話なく、突然総理のほうから徳之島に、沖縄県外の移転先は徳之島に訓練所をと、こういうことなんですよ。だから、外交問題は国だからということで私は無関心ではおれんと思います。おれんと思いますよ。八幡浜もゼロではないということです、徳之島のことを考えれば。そうすれば、やはり市長もただ八幡浜市にはないからとか、今後考えにくいからということで他人事のように考えるんではなく、あすは我が身だという危機感を持ってぜひとも対応してもらいたいと、そういう心構えを持っていただきたいということについて提起しますので、再度御答弁をお願いしたいのと。

 この沖縄だけに負担を、日本国内全体で抑止力をというこのことについては、福島少子化相は罷免をされてる、職を解かれとるわけなんです。さらに、鳩山首相は政治と金等も含めて、最低でも沖縄県外にということで2人とも職を失しとるわけなんですよ、総理大臣と担当大臣。それだけ職を失してもまだ現状は変えにくいという、この今の厳しい現状、これだけはやはり私たちも考えておかないけないと、こういうふうに思いますので、市長にも今後はそういうことで危機感等を持っていただきたいということを申し上げておきます。

 それから次、私の質問の順番で再質問させていただきますが、予算が措置されなかった事業については少ないということです。それから、地域主権、これについては交付金等で期待をされるということでございますが、来てからじゃあ遅いんですよ、市長。政府が、国の決定がされてからでは遅いわけなんですが、地域主権、市政運営に、事業に対してその地域主権の中で交付金におろしていただくようどう対応するかというのが一番問題なんです。ただ、国が決定して、交付金が八幡浜にこれだけ来ました、ああ、助かりました、これじゃあ何も市長としての私は汗が私らには見えてこないと思うんですが、ただこの地域主権とせっかく地域の自治体の声を聞きながら取り入れていくという制度ができとるんですから、それは結果が出る前に市長はどうこの地域主権を生かした行動をなされるか、このことについて再度お尋ねをいたしたいと、こういうふうに思います。

 それから、参議院選挙にかかわる市長の対応についてですが、1点、思想、信条は自由であります、そのことについては私も十分承知してますが、市長は党籍をお持ちであるのかないのか、これが1点と。

 もう一点は、昨年の衆議院選挙では特定の候補者にくみするということがあってはいけないということなんですが、今回はこの特定な候補にくみすることはもうあり得るという考えでいいのでしょうが、どうでしょうか、それをこの際はっきり御答弁を願いたいと思います。あなたが今答弁された節度ある行動とはどういう行動を節度ある行動とされるのか。夏の参議院選挙に一切くみしないということが節度ある行動なのか、それ以外でも、これぐらいならという考えで節度ある行動をなされるおつもりなのか、この点についてお尋ねをいたします。

 次は、学校給食についてでございます。

 この件については、1998年に八幡浜市の学校給食を考える会の代表の方が八幡浜市に市長あてに申し入れ、教育長等に対してポリカーボネートの食器については子供たちの健康に問題があるということで申し入れを行いましたし、さらに6月の議会では、その安全な食器について同僚議員から、2人の紹介で請願書が全会一致でこの八幡浜市議会で可決をしたわけです、そういう経過があるわけなんです。1998年いうたら、市長、もう10年以上たってるんですよ、それから。にもかかわらず、同じポリカーボネートが現在八幡浜市の給食センターに使われている。この現実は、やっぱり何のために議会の請願を可決したのか、あるいは本当に子供のことを考える、学校給食を考える父母の皆さん方の意見を、きょう現在の時点じゃあ無視されたような結果になっている、このことについて私は怒りを感じております。ぜひともそういう経過があったということについてまず認識を新たにしていただきたいというのと。

 もう一点、課長、いろいろ食器については今後考えますということですが、例えば今八幡浜の保内町がPEN食器を使っています。ポリカーボネートよりはいいと、こう言われていますが、その資料は業者のパンフレットだけを信用して安全ですよと、これではいけんのですよ、これでは。今私の手元にあるパンフレット、PEN食器のパンフレット、これ私学校教育課からいただいたんですね。これはポリエチレンナフタレート、これを使ってるということなんですよね、樹脂なんですよ、強化磁器やない樹脂でつくられているのです。だから、業者のパンフを100%信頼して、だからいいですよということじゃなくて、もうちょっと業者じゃなくて第三者のそういう調査した結果の安全性が確認されたものを信頼すべきだと思います。業者はそら売ればいいんですから、いいように書きますよ、子供のためにもいいです、汚れもよく落ちますというて書きますよ、パンフレットには。こういうことは絶対あってはならないと思いますので、その点だけは、データを見せてくださいと言われたら、必ず第三者のデータを見せて、だからこれを採用しましたと、こういうことができるように私は対応すべきだと思うんですが、その点についてお伺いをいたします。

 それから1点、食器については保内町がPEN食器ですが、八幡浜はカーボネートですが、どちらかに合わすいうことですか、それとも2つともあれにして、新たに保内と八幡浜のものすべてを新たな計画したものに買いかえるということなんでしょうか、それを2点目にお伺いします。例えば、食器類を八幡浜市内の小・中学校の生徒の食器類すべてを買いかえるとしたら大体幾らぐらいの金額が予定されるのか、この件についてお尋ねをいたします。

 さらにもう一点、この食器の健康については、中学生よりは小学生、小学生よりは幼稚園、小さい子供ほど健康の被害にかかりやすいと、こういうふうに言われていますが、八幡浜市内の幼稚園の食器はどういう食器を使ってるんでしょうか、これはぜひ御紹介をしていただきたい、こういうふうに思います。

 それから、強化磁器、強化磁器と言われていますが、課長、私現在どういう食器を使っているか、学校教育課、給食センター、保育所いろいろ聞いてきました。皆さん言うことはそれぞれ違っています。私とこは強化磁器のPEN食器を使っていますから安全ですよと、こう言われるんですよ。PEN食器は強化磁器やないんです、樹脂でできとるんです。だから、受けとめ方がそれぞれのとこで違ってるわけなんです。そこら辺もいかに今まで安全、子供たちの食器についてはおろそかにされてたか、私は今回質問するに当たって調査してようくわかりました。そこら辺はもっと保育園、幼稚園を含めてちゃんとした私は指導なり管理をすべきだと思うんですが、その点について再度お尋ねをいたします。

 それから3点目は、基金についてでございます。

 先ほど言いましたように、八幡浜の基金が大体37億円ぐらいあるわけなんですが、ここで再度質問したいのは、西村奨学基金、これは課長、昭和何年から設置されたんでしょうか、お尋ねをいたします。

 2点目は、山本文庫と緑文庫があるわけなんですが、同じ目的です、図書購入です。今気になるのは、移動図書館というのがありますらいね、課長。移動図書館、これはもう始めてから長い15年、もうかなりの年月がたってると思うんですよ。もう動かすにも一生懸命ぐらいの、使い道も悪いし、利用する人も本も見にくい、そういう声を聞いております。だから、そういう移動図書館が今後も希望が多いとするならば、この際基金をそういう移動図書館等に、購入費に充てられるようなそういう条例改正も私はできると思うんです。西村奨学資金貸付基金いつできたか、後から答弁いただきますが、もうかなり年月がたっていると思いますが、それでぜひそのことについてお尋ねをいたします。

 それから坂本ライブラリーについて、ほとんど利用がないということです。16ミリや8ミリ、今だれが利用しますか。考えてみてください。私息子に聞いたんですが、今アメリカから来とるアイパッドというのがあるんですね。こうして手でこうすればもう本も全部見えるような、そういう状況なんですよ。それが16ミリや8ミリや、月に1回の映画でわずか100名足らず、月に1回ですから1回につき8名から10名ぐらいですが、やはり基金を有効、同じ図書目的につくられた基金であれば、そういう方面にも私は充当できるような条例改正されてもいいんじゃないかと思うんですが。

 これはもう貴重ですよ、2,000万円、1,500万円、両方と合わせたら3,500万円ほどあるわけなんですが、ぜひ寄附された時期のことだけじゃなくて、現時点、その金額でしたらこういうものが市民の皆さんに利用していただけるために有効に使えるという、そういう基金にぜひ考えてほしいと、こういうふうに思いますので、そこら辺はぜひとも、先ほど言ったように再考のほどをお願いしたいと思いますし。

 最近の新聞見よりますと、何か八幡浜市も補助金の仕分け作業をするということを聞いていますが、5億円ほどの予定だそうですが、やはりこの基金についても基金仕分けをぜひしていただきたいと思います。もうずうっと同じ項目が何十年も続いているようなそういう基金については、そろそろ市としても、合併もしたことですから、考え直す時期が来てるのじゃないかと思うんですが、その点についてお尋ねをいたします。

 それから最後に、市営納骨供養塔についてですが、副市長の言われたのは、今後声が出れば考えますとか、私にはやっていただけるのか、それともどうなのか、答弁がどうも私のほうにはすとんと落ちてきません。八幡浜市には無縁墓地というのが多分あると思うんですが、今無縁墓地の現状はどうなっているんでしょうか。私は、八幡浜市に縁があってずうっと住んで、そして先ほどの老人の声じゃありませんが、無縁墓地に入るというのはどうも心もとなく思います。そこら辺、副市長、再度お尋ねをいたしますが、もうちょっと前向きに考えられるのか、それともどうなのか、もう一度私に理解できるような答弁を求めます。

 以上です。

○議長(萩森良房君) 
 市長。

○市長(大城一郎君) 
 大山議員の再質問に対してお答えをいたします。

 沖縄米軍基地移設問題の提起に係る市長の所見ということで、確かに今まで自民党政権下では声に出して言われなかったことでありまして、今回鳩山総理が言われたことについては大変意義あるものと思います。

 しかし、国外、最低でも県外と言われたことに対しまして、その言葉に裏づけがなかったということに対しては少々問題があるかと思います。沖縄県民の思いというものも重要でありますし、本当にここから先は各論よし総論はいけないというような各論、総論の問題化になってくるかと思いますので、その点で国が責任をしっかりと持った方針のもと対処していただきたいと私は述べたところであります。

 続いて、地域主権の問題でありますが、これも先ほど言いましたが、一括交付金の例を挙げまして述べました。地域のことは地域で考えてやる地域主権主義を本当に強調されております。それに伴う財源措置もあろうかと思いますが、この件につきましてはまだ地域主権がはっきりと決まっておりませんので、確定したときにはやっていきますが、まずは市民の声が反映する、本当に八幡浜市の緊急、重要な施策、今で言いましたら地域医療、そして港湾ビジョン、そのほかあるかと思いますが、重要施策に対しまして対応できるような形を整えていきたいと思っております。

 そして、参議院選挙に対する節度ある行動という点で御質問がありました。私は、先ほども申しましたが、最大市民の最大幸福が達成できるということを努めていきたいと思います。そのために特定の候補にくみすることがあってはならないというのであれば、そういう態度をとりたいと思います。

 党籍につきましては、現在私は自民党の党友という立場であります。

 以上です。

○議長(萩森良房君) 
 副市長。

○副市長(橋本顯治君) 
 大山議員の再質問にお答えをします。

 市営供養納骨塔のお話でありました。私自身は、先ほど申し上げましたとおり、これは市民のために必要である、必要な施設ではないかと思っております。ただし、これを解決していくためには、一番大事なのは土地の問題、さらに予算の問題もあろうと思います。先ほどお話ししました供養塔の個別、それとも集合式、そういう方式もあると思います。ぜひ検討する時間をいただきたい。やりたい、しかし検討する時間をいただきたい、そういうふうに思っております。

 以上です。

○議長(萩森良房君) 
 財政課長。

○財政課長(藤原賢一君) 
 基金についての御質問にお答えいたします。

 西村奨学資金貸付基金につきましては、昭和41年に創設されたものでございます。

 なお、今後の基金のあり方はどうあるべきか、寄附者の御意思や経緯等を踏まえ、基金全般にわたる有効活用の面から検討していきたいと考えております。

 以上でございます。

○議長(萩森良房君) 
 学校教育課長。

○学校教育課長(若宮髙治君) 
 お答えいたします。

 まず、食器の選定に当たって、業者側の意見だけを聞くのではなく、第三者の意見などを客観性を持たすべきではないかということでございます。

 今現在食器選定をどのようにするのかというのはまだ決まっておりません。そういう中で、ポリカーボネート以外の食器の中から選定をしていこうということでこれから選定をしていこうというふうに考えております。それで、その中では当然のことながら、なぜこれを選定したかというところの客観性を持たせて、それを説明できるようにしてまいりたいと思います。

 それと、保内と八幡浜のどちらに合わせるのかということでございますが、これも、先ほど言いましたようにまだどのようにするかは決まっておりませんので、その段階ではございません。

 金額につきましては、そういうことですので、まだ総額幾らとかという形には今現在ではわかりません。

 それから、食器についていろんな方がいろんな認識を持たれておるということで、その点につきましてもこれから正しい知識を持っていただくように努めてまいります。

 以上でございます。

○議長(萩森良房君) 
 生涯学習課長。

○生涯学習課長(大本孝志君) 
 山本文庫、緑文庫についての有効活用ということで、移動図書館等についても備品として購入できていけないのかと、有効に活用できないのかというような御質問でございますが、活用といたしましては、そのように山本文庫、緑文庫で購入した文庫を移動図書館に載せてまた見ていただくというなことは可能だと思っておりますので、移動図書館にとっても有益な図書について、これらの基金を利用して、その文庫で購入したものをまたさらにいろんな方に移動の中で見ていただくというような方法をとっていけたらというふうに思っております。

 あと、視聴覚ライブラリーの件でございますけれども、視聴覚ライブラリー、昭和46年に国の文科省のほうから視聴覚ライブラリーの整備充実というような流れの中で、八幡浜市でも昭和53年に設置をいたしております。時代の流れとともに、視聴覚教育のあり方等も変わってきていると思いますので、今後視聴覚ライブラリーとしてやるべきことは何なのかというのを十分検討いたしまして、基金の活用につきましても処分方にしていく必要がないのかどうか等も含めまして検討、これから十分煮詰めてまいりたいと思っておりますので、お時間をいただけたらというふうに思っております。

 以上でございます。

○議長(萩森良房君) 
 財政課長。

○財政課長(藤原賢一君) 
 今ほど答弁しました山本文庫、緑文庫、坂本視聴覚ライブラリー等につきまして、今後仕分けの上、見直し等検討していきたいと考えております。

○議長(萩森良房君) 
 大山政司君。

○大山政司君 
 もう
12時にもなりましたので、簡単にさせていただきます。

 それで、市長、参議院選挙にかかわる問題についてですが、衆議院選挙のときも問題になりましたように、特定の党首がヘリコプターで埋立地へ来たからといって特別な行動をされるようなことはないんでしょうな、それだけは確認をしておきたいと、こういうふうに思います。

 それから、学校給食についてでございますが、教育長、日土小学校の文化財に関する学校の工事費を幾ら使っていると思いますか。私が調査したら46,000万円使ってるんですよ。プレハブで2,000万円使っているんです。あの学校が文化財になったからといって、八幡浜市の小・中学校の生徒がどれだけ健康に携わる関係があるでしょうか。私はないと思いますよ、46,000万円も使っても、仮に文化財指定になっても。それは新しい校舎も建てましたよ、そこを考えてほしいと思います。きょうも昼には子供たちが八幡浜市の小・中学校の給食をとっているんですよ。その子供たちの健康のことを考えれば、文化財に4億円だったら、少々のお金が要っても安全、これだったら安全だと胸を張って言えるような食器にすべきだと、こういうふうに思います。

 さらにもう一点つけ加えますが、この給食センターの建設地のあの予定の土地は、日土、今出の銅山の廃棄物があった。その上に料理をするわけなんです。ほれで本当に大丈夫か。その上に食器が中途半端なものでは、一体給食センター関係、子供たちの健康は建物から土地から食器まで全部、正直言いまして問題ありますよ、これは。そういうことがないんなら、食器だけで私はやるべきだと、こういうふうに思うんですが、土地があやふや、その上に料理することが問題かどうか疑問、食器も自信がなさそうなことで言われとんですが、これはもう将来に汚点を残さないような食器にぜひすべきだと思うんですが、その決意のほどを最後お尋ねいたします。

 以上です。

○議長(萩森良房君) 
 市長。

○市長(大城一郎君) 
 大山議員の質問にお答えをいたします。

 自分の行動ですが、市民のためを思い、自分の信念に基づいた行動をとらせていただきます。

○議長(萩森良房君) 
 教育長。

○教育長(増池武雄君) 
 子供の健やかな成長を願います学校給食が子供を害しては大変なことになります。環境ホルモンにつきましても、私も調べてみますと、これは学校が滅びる、少子化にも影響する、生殖機能の異常も来すというようなことも出ておりました。ですから、とにかく今後十分に食器につきまして検討をして対処をしたいと思っております。

 以上でございます。

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議会事務局
住所:愛媛県八幡浜市北浜一丁目1番1号
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