一般質問 H21.12 宮本明裕 議員

公開日 2014年09月05日

〔宮本明裕君登壇〕

○宮本明裕君 
 一般質問の前で私なりの所見を述べさせていただきます。

 830日、第45回総選挙において、民主党政権が誕生し、政権交代が実現、地元候補者高橋英行氏が当選をし、地元から国家議員を育てる会の代表世話人として感激しているところであります。テレビの政治番組を見て、国も地方もどのように変容をしていくのか、興味深く見守っているところであります。

 私は、地元候補者加戸知事の選挙のときにも四国中央市から宇和島まで商工会議所を回り、参議院議員では公明党、山本博司君を応援し、地元候補者最優先で私は選挙応援をしてまいりました。高橋英行氏は、地元では37年ぶりの地元選出の代議士であり、彼を育てるためにも二大政党時代の幕あけで民主党議員の地方議員も必要であり、八幡浜市民のためにも私は自民党を脱会し、民主党所属議員として議員活動をすることをこの場で御報告をいたします。

 22年間、自民党所属議員として運動した私にとって、脱会した大きな理由に、八幡浜市立病院の医療福祉の崩壊をさせたのは新臨床研修医制度であります。これは自民党政権のもとで実行されたものであり、私は許せないのであります。八幡浜市民を不安に陥れ、市政を混乱しているのであります。

 また、労働者の25%程度が現在非正社員として、そういった労働環境がつくられているのでございます。格差社会ができたのでございます。この若者たちに本当に厳しい社会になったということを私は痛感もいたしますし、自民党政権下の中で国は現在800兆円の借金を抱え、また県におきましては9,000億円を超える借金、八幡浜市は公債費15%程度で推移をしておりますけども、厳しい財政ではありますけども、市町村のほうが国、県と比較しても健全財政の中で一生懸命自助努力しているのでないかと私は思っております。

 逆に、私は国に対しても、県に対しても、しっかりしてくださいということを説法をしたい気持ちであります。公共事業中心の国づくりから人中心への国づくりへ変容しなければならない、地方議員といえども心新たに頑張らなければならないと思っているところでございます。

 さて、本題の一般質問に基づいて、市長の政治姿勢について、市長及び関係理事者の御答弁を求めたいと思います。

 市長は、市長選の公約の中で、何もしがらみのない若い私に皆様のエネルギーをください、この町の将来を信じ、八幡浜の笑顔を取り戻しましょう、市立病院に関しては直ちに医師3名を確保し、看護師の確保に全力を尽くします、また八幡浜港振興ビジョンに関しては抜本的見直し、ゼロからスタートいたします、新しい市民代表等による委員会の立ち上げ、皆様の意見を新ビジョンに反映させます、行財政改革に関しては人件費全体で3億円をスリム化いたします等の公約を発表されました。

 公約問題について、当選後、6月、9月の議会において、議員の質問に対して市長は答弁をされておりますが、市民の解釈と大きな隔たりがあり、市民の大半の方々が期待していたが失望したとの話を聞くことが多くあります。公約は市民との約束であり、自分の信念で公約実現に向けて邁進していただきたいと思います。

 さて、市長の政治姿勢などについて5点、市長及び関係理事者の御答弁を求めたいと思います。

 第1点は、市立病院再生についてであります。

 直ちに医師3名を確保、看護師を確保の問題であります。西予市においては、ことし3月に内科医3名を愛媛県が自治医大卒の医師を派遣しております。八幡浜市における今後の医師確保の見通しについてお伺いをいたします。

 また、本年も看護師20名程度が退職となり、看護師不足による経営の悪化に拍車がかかるのではないかと危惧をしております。看護師不足をどのように対応をされるのか、お伺いをいたします。

 市立病院の再建はどのように進められるのか、赤字解消の見通しはいつごろなのか、おおよそ何年後には医師、看護師の不足が解消されるのか、これらの見通しについてお伺いいたします。

 また、八幡浜・大洲圏域における地域医療再生計画について現在どの程度進んでいるのか、いつごろ実施できるのか、お伺いいたします。

 第2点は、八幡浜港振興ビジョンについてであります。

 914日、八幡浜港振興ビジョン整備実行委員会の答申が提出をされ、議員協議会にも議員各位から厳しい質問が出され、私も第3可動橋に直接接道する道路問題とあわせて現況のフェリー駐車場が2倍も必要ではない、拠点交流地域の拡大が必要であり、この答申は全面的に見直す必要があり、より専門的な方々の意見を聞く必要があると主張をしてまいりました。道路位置について見直されるのかどうか、この点についてお伺いをいたします。

 松山地方局の方の説明では、民間資本、民間の経営、民間活力の導入、民間施設が必要であれば、土地は賃貸できるとの説明があり、民設民営は可能であるとの説明を受けております。民設民営の施設と公設民営の複合的な施設によってにぎわいのある空間を創造すべきだと思います。この点についてもお伺いをいたします。

 現在、市立図書館において魯山人の陶芸展が開催をされております。「途方もない考えがなくては途方もない結果はない」「途方もない考えがなくては途方もない結果はない」と魯山人は色紙で書き記しております。市長はゼロからのスタート、新しい市民代表等による委員会の立ち上げ、皆さんの意見は新ビジョンに反映させますという公約を今まさに実行に移すべきではないでしょうか。この点についてもお伺いいたします。

 市民の方々、議員の中にも、振興ビジョンの答申は整備実行委員会が出店する予定であろう物産館、また同業他社の店の前に派出所が建設される予定であったり、この構想から温浴施設が突然消されたり、物産館、レストラン、バス停の位置と駐車場の設置場所との整合性、どーや市場の方々の話によると、強力な集客力施設がないと我々も出店をしても不安でたまりませんという意見を多く聞いております。再度答申書を検討すべきだと思いますが、この点についてお伺いをいたします。

 また、みなとまちづくり協議会の幹部が、ワーキンググループと称し、振興ビジョンの実現に向けていろいろ活動しているようでございますが、市が事業委託をしているのですか。この点についてもお伺いをいたします。

 また、現在埋立地(6階建て駐車場横)2,000坪等は駐車場及びトロ箱置き場として利用されておりますが、この際須田埋立地、栗野浦埋立地を利用して整備する必要があると思います。この点についてお伺いをいたします。

 第3点は、市長は行財政改革の中で人件費全体で3億円をスリム化しますと公約をされておりますが、今後どのように対応されるのか、お伺いをいたします。

 第4点は、指名業者の格付と公共事業の地元業者利用についてであります。

 私は、5年ほど前、高橋市政当時、公共事業の予定価格の公表を進言し、前市長は実行をされました。指名業者の格付について、不透明で公平ではないのではないかとの意見もあり、この点についてお伺いをいたします。

 本年61日付、八幡浜市では指名業者の格付の通知が発表をされました。市長選挙後約1カ月後の発表で、副市長空席時の決定事であったと思います。愛媛県の有資格者名簿ではCランク、Bランクであっても、八幡浜市ではBランク、Aランクになっており、格付変更業者の建設業者には市長の市議選当時、選挙当時、後援会の会長もあり、他業者と比較しても不公平ではないかという話を聞いたことがあります。しがらみのない市長としてどう対応しておられるのか、お伺いをいたします。

 また、今まで落札者の中には地元業者でも十分対応できると思われる工事を市外業者が落札しており、地産地消、地産他消と同様、公共事業については地元業者の利用が重要であると思われますが、この点についてもお伺いをいたします。

 第5点は、双岩ごみ焼却場における本年の修理費14,000万円の工事についての随意契約であります。

 参考までに、八幡浜市及び近隣他市の年間ごみ処理量、年間修理費、稼働年月日の例を挙げさせていただきます。昨年度においては、八幡浜市、年間ごみ焼却量約2,000トン、修理費約1,280万円、稼働年月日平成93月、大洲市、年間ごみ処理量約15,050トン、修理費12,245万円、稼働年月日平成34月、宇和島市、年間ごみ処理量約21,114トン、修理費11,024万円、稼働年月日昭和599月となっており、他市のごみ処理量、稼働年月日と比較勘案して、なぜここに挙げられた他市と比べて、一番新しい八幡浜市のごみ焼却場の修理費が一番高いのでしょうか。八幡浜市の炉は破損しやすい炉なのでしょうか。このような状況の中でなぜ随意契約をされるのでしょうか、この点についてお伺いをいたします。

 以上で私の一般質問を終了いたします。誠意ある御答弁をよろしくお願いをいたします。

○議長(萩森良房君) 
 休憩いたします。

午前1155分 休憩

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午前1155分 再開

○議長(萩森良房君) 
 再開いたします。

 宮本明裕君。

○宮本明裕君 
 訂正いたします。

 八幡浜市の年間ごみ処理量は約2万トン、修理費が12,800万円、大洲市の年間ごみ処理量約15,050トン、修理費が12,245万円、宇和島市は21,114トン、修理費が11,024万円です。修正をいたします。

○議長(萩森良房君) 
 休憩いたします。

午前1157分 休憩

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午後 100分 再開

○議長(萩森良房君) 
 再開いたします。

 市長。

○市長(大城一郎君) 
 それでは、政権与党の民主党議員であられます宮本明裕議員の質問に対してお答えをいたします。

 大綱1、市立病院問題についての1点目、医師確保、看護師確保についてお答えをいたします。

 まず、医師確保の見通しでございますが、現在来年の4月の確保に向けて複数の医師と交渉中であります。前向きな回答をいただいている医師もございますが、先方での引き継ぎや医師補充問題、また市立病院での診療体制等の調整などがございますので、現時点では具体的な人数、お名前、診療科などは公表できる段階にはございません。

 今後も引き続き丁寧にお話を進め、赴任いただけるよう努力してまいります。

 次に、看護師の確保対策につきましては、まず今年度より従来の公募を年一、二回から年4回に応募機会を拡大し、また年齢制限を35歳から41歳に拡大しました。また、看護師募集用のパンフレットを新規に作成し、愛媛県看護協会主催の合同就職説明会や各看護師養成機関に送付し、PR活動を行っております。

 なお、職員採用試験の公募の周知につきましては、市広報への掲載、市役所及び病院のホームページへの掲載、ハローワークへの求人登録、看護協会のナースバンクへの登録、各看護師養成機関への周知文書の送付、近隣病院への看護部長へ紹介の働きかけのほか、看護学校の学生実習の受け入れも積極的に行い、学生への周知に努めております。

 また、今回の募集から初の試みとして、松山市を中心に配布されているフリーペーパーに求人広告を掲載いたしました。これにより17万世帯への直接配布のほか、県内のスーパーや駅等523カ所への配布、募集期間におけるインターネットでの閲覧が可能となっておりますので、松山市を中心に在籍している南予出身の看護師さんからの応募を期待しておるとこでございます。

 さらに、今年度より、看護師という職業がどんなに大切なものでやりがいのある仕事であるかを、実際に白衣を着用し、体験していただき、看護師という職業を理解していただくため、中学生、高校生を対象とした夏期看護師体験を実施しました。予想以上の37名の参加者があり、参加された生徒さんからは大変好評でありました。これを機会に看護師への関心を抱いていただき、将来看護師となって当院に戻ってきていただくことを期待しております。

 また、結婚、育児、介護等で離職された潜在看護師の活用を図るため、職場復帰を支援し、不安を払拭できるように、今年度より看護力再開発講習も実施いたしております。

 今後も医師確保と同様に看護師確保にも全力を挙げて取り組んでまいりますので、御理解をいただきたいと思います。

 続きまして、大綱3の行財政問題についてお答えいたします。

 現在八幡浜市の財政状況は非常に厳しいものがあります。今後なお一層の事務事業の見直し、経費の削減等財政運営の健全化に努めていかなければならない状況にあります。

 このような中で、私の給料の10%カット、退職金の全額カットと人件費全体で3億円を掲げてきました。市の職員にも協力していただき、市立病院の再建、八幡浜市の財政状況の改善に一緒に身を削る気持ちでやっていただきたいという思いで公約として上げております。さきの9月議会におきましては、御理解いただきまして私の退職金の全額カットを認めていただきました。また、先般特別職報酬等審議会の答申をいただきましたので、特別職につきましてはこれに沿って検討を進め、3月議会に提案させていただきたいと考えております。

 また、職員の給与については、先般の人事院勧告により市全体で8,400万円、そして平成21年度から平成22年度の退職者の不補充によりまして、これは13名ですが、約11,000万円が削減されております。職員の給与カットについては生活給の意味合いを持つものでありますから、財政状況、必要性について十分に職員に説明して理解を求めていきたいと思っております。

 その他の問題については各担当より答弁をさせます。

○議長(萩森良房君) 
 副市長。

○副市長(橋本顯治君) 
 それでは、私のほうから
2問お答えをさせていただきます。

 最初に、大綱1、市立病院問題についての3、地域医療再生計画についていつごろ実施できるのかという御質問にお答えさせていただきます。

 この計画は愛媛県が策定するもので、当初は基金規模は100億円という、そういう計画を目指しておりましたけれども、御存じのように新政権で補正予算の一部執行停止ということで、現在は25億円の規模ということになっております。日程的には、1030日に八幡浜・大洲圏域医療対策協議会で、それから114日に県の保健医療対策協議会で計画案が承認され、116日には国のほうへ提出されております。

 現在国で審議中でありまして、今月中には内示が出される見込みであります。その後、年度内に国から県に対して基金全額が交付され、県が基金を造成するという運びになります。この基金を使って、25年度までの5年間といいますけれども、今年度はもうわずかですので、実質的には22年度からの4年間になりますけれども、事業執行するということになります。

 計画の目標としては、初期救急医療体制を拡充強化するとともに、圏域内の2次救急医療機関の連携を促進し、連携ネットワーク型の広域医療体制を整備することにより、将来にわたって持続可能で安定的な救急体制を構築する。また、そうした医療体制を担うお医者さんを安定的に確保できる体制を構築するということです。

 具体的な事業につきましては今後詰めていくことになりますけれども、例えば愛媛大学に地域救急医療学講座及び地域救急医療センターを開設し、その地域医療救急サテライトセンターというのを八幡浜市立病院に設置する、これは平成224月、来年4月の開設を目標にして現在準備を進めていると、そういう状況であります。

 次に、大綱4、指名業者の格付と地元業者についてについて回答させていただきます。

 まず、指名業者の格付ですけれども、平成2122年度分の指名業者につきましては、土木23業者、建築15業者、電気20業者、そのほか給排水、水道、造園、舗装など、合計すれば、工種別にちょっと重複するところもありますけれども、ダブって登録している業者があるので重複しますけれども、合計143業者を市の指名業者として格付をしております。

 議員御指摘のとおり、この審査会は当時委員長である副市長が空席でありまして、副委員長である教育長が委員長の職務代理として開催し、決定したものであり、制度上、審議会は有効に機能していたと考えております。

 愛媛県の有資格者名簿と差異があるのではとの御質問でございましたけれども、県のほうでは大規模な業者もあり、また多数の業者もありますので、愛媛県の格付の算定基準と八幡浜市の格付の算定基準では違いが出てくる。結果として県と異なる格付になるということはあり得るものだと思っております。

 次に、公共事業において地元業者の活用が重要ではないかとの御質問ですけれども、市内の業者で実行可能な工事については市内の業者で施工していただくということは基本中の基本であるというふうに思っております。今後の発注に当たりましても、この点十分留意していきたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。

 以上です。

○議長(萩森良房君) 
 水産港湾課長。

○水産港湾課長(大西 力君) 
 大綱
2、八幡浜港振興ビジョンについて、1、道路位置等のビジョンの見直しについて、宮本議員御質問の道路位置の見直しについてお答えをいたします。

 この道路は、県道八幡浜港線と大平に建設中の地域高規格道路と接続する臨港道路1号線と港湾振興ビジョンで公共埠頭関連施設として計画しております防災緑地としての出島を結ぶものであります。この道路位置の決定に当たっての主な課題は2点ございました。

 まず1点は、現在の臨港道路ではフェリーの乗降車両と出島への通行車両とがふくそうし、交通安全上問題があることから、フェリー乗降車両と出島を出入りする車両を分離することであります。

 2点目は、この道路がフェリー乗船車両用の駐車場と埋立地に計画しております交流拠点施設用地間を通るため、フェリー会社の要望にありました駐車場面積を確保することであります。以上の2点から本道路の位置を決定しておりました。

 しかし、昨年からの高速道路料金の値下げや景気後退によりフェリー利用者数が増加することが見込めなくなっており、このためフェリー駐車場面積を縮小するとともに、交流施設用地の面積拡大を考え、道路位置の見直しを進めるべく関係する国の機関と10月から協議を始めております。

 交流施設は、公設民営と民設民営の複合施設にしてはどうか、皆さんの意見を新ビジョンに反映すべきであるとの意見でございますが、既に整備実行委員会の答申やみなとまちづくり協議会からの提言など、幅広く市民の御意見、御要望をいただいておりますので、今後は先日の市議会協議会で申し上げましたように、副市長を中心に庁内の関係課で協議検討を行い、まとめていく考えでございます。

 しかし、内部検討の過程で、必要に応じ市民や外部関係者からの意見等を聞きながら作業を進めてまいりたいと考えておりますので、御理解と御協力を賜りたいと存じます。

 答申書におきます施設内容や配置につきましては、11回開催しました整備実行委員会において議論を重ねまして決定しております。議員御指摘の温浴施設につきましては、会議の当初から希望が多くあったため、施設として、配置図にございませんが、将来のステップ、次期計画として交流施設駐車場を将来開発地として考え、整備してはどうかと提言がございました。

 また、派出所につきましては、警察署の要望により変更した経緯がございます。

 先ほど述べましたように、交流施設の内容、配置等については、副市長を中心に庁内の関係課で協議検討を行いまして、市民も外来者もともに楽しみ、にぎわいを創出し、市に活力を与える施設にしたいと考えております。

 2点目、八幡浜港みなとまちづくり協議会の位置づけについて。

 議員の御質問は八幡浜港みなとまちづくり協議会のことと存じますが、この協議会は平成14年に八幡浜港振興ビジョンが作成されたのを機に、翌年の平成15年、市民が中心となって設立されたもので、住民参加のみなとまちづくりに取り組んでいる任意のまちづくり団体であります。

 特に、振興ビジョンの港湾部分のハード面の整備と並行して、国土交通省が特に力を入れている港まちづくりにおけるソフト事業の受け皿的市民団体として、これまで各種アンケート調査、イベント等の実施、また各種実証実験等を行い、活動による成果を取りまとめ市長に提言を行うなど、振興ビジョンの推進のため多大な貢献をいただいており、市も活動補助金を出しております。市が設置した振興ビジョン整備実行委員会の答申内容についても同協議会の提言内容が数多く反映されております。

 特に行動部隊と言われるワーキンググループのメンバーの中には、これまでの活動に誇りと自信を持ち、さらに今後のみなとまちづくりに対する熱意を持っておられる方がたくさんいらっしゃいますので、今後は本当の意味でまちづくりのための市民団体、NPO法人化などへの転換を図れるよう側面からの支援が必要ではないかと考えております。

 国土交通省が特に力を入れているみなとまちづくりにおけるソフト事業に取り組むみなとまちづくり協議会の活動があったため、港湾交流施設用地約21,000平方メートルの埋立工事が国庫補助事業で順調に実施できたと考えております。

 みなとまちづくり協議会に事業委託しているのではないかという御質問ですが、活動補助金として平成21年度1458,000円を予算計上しております。

 3点目、埋立地の利用について、北浜地区港湾埠頭用地の整備についてお答えをいたします。

 北浜地区の立体駐車場に隣接しております港湾埠頭用地の面積は約6,200平方メートルでありまして、駐車場及び魚箱置き場として利用しております。現在、振興ビジョンにおける魚市場関連施設の整備を目的に新魚市場を建設するための荷さばき所用地を中心として市場関係者駐車場用地、荷さばき資材施設用地、製氷貯氷・冷凍冷蔵施設用地等の漁港施設用地を整備中でありますが、立体駐車場横の港湾埠頭用地を利用しております市場関係車両については、市場関係者駐車場用地、魚箱につきましては荷さばき資材施設用地に移動する予定であります。また、港湾荷役関係車両につきましても、新しい魚市場が完成した際には出島を利用していただく計画にあります。

 こういったことから、新しい魚市場が完成、供用を開始した際には、北浜地区の港湾埠頭用地もある程度整理されるものと考えており、その後の活用についても今後検討していきたいと考えております。

 以上です。

○議長(萩森良房君) 
 生活環境課長。

○生活環境課長(大森幸二君) 
 宮本議員御質問の大綱
5、双岩ごみ焼却場修繕費1億円強の随意契約と他市との比較についてお答えをいたします。

 まず、1点目の双岩ごみ焼却場修繕費1億円強の随意契約についてでございます。

 ごみ処理施設におきましては、おのおの独自の研究開発、技術導入によりそれぞれ異なる燃焼システムを開発し、製品化しており、仮に異なるメーカーが整備した場合、施設の持つ本来の性能を発揮できなくなり、整備後の性能保証も困難となります。したがって、定期的な整備につきましては施設全体の構造及び特性、制御を熟知した設計施工を行った受注プラントメーカーが一貫して継続的に行う必要があると考えます。

 さらに、ごみ処理施設の性質上、運転の継続性や施設の停止期間の限定を考慮した場合、定期整備は単独工事ではなく、運転の継続を目的とした委託業務の意味合いが強く、整備に合わせた部品の短納期の対応等既設プラントメーカーでなければ困難であります。

 以上のことから、ごみ処理施設の定期整備におきましては既設プラントメーカーが行うことが適切であるとの考え方から、随意契約としているものでございます。

 2点目の他市との比較でございますが、建設の年度や延命化による大規模修繕の時期などの違いにより、オーバーホールに係る経費は大きな差が出るため、一概に比較することは困難であります。当市の年間ごみ処理量は約2万トンであり、同規模の宇和島市環境センターは施設の老朽化の改善のため、平成12年度から13年度にかけ約30億円で延命化工事を実施しておりますが、平成16年度から平成20年度までの通年の平均修繕料は11,097万円となっており、当市の通年経費1194万円と比較をすれば、約900万円程度上回っております。また、大洲市環境センターは、平成18年度から平成20年度まで、単年度5,000万円の延命化工事を実施しており、これを含めた直近の5年間、平均修繕料は161万円となっております。

 先ほど申し上げましたように条件の違いにより比較をすることは困難でありますが、特に当市の修繕料が他市と比較をして突出している状況ではありません。

 なお、宇和島市環境センター並びに大洲市環境センターにおきましても既設プラントメーカーとの随意契約で行っており、御理解賜りますようお願いいたします。

 以上でございます。

○議長(萩森良房君) 
 病院事務局長。

○市立病院事務局長(田中正憲君) 
 宮本議員御質問の大綱の
1、市立病院問題についての2点目の市立病院の再建はどのように進めるのか、また赤字解消の見通しはいつごろかとの御質問についてお答えをいたします。

 本年3月に公立病院改革プランを策定し、病診連携、施設等との連携を進め、医療機能に見合った急性期患者を中心に受け入れることにより、診療単価、診療収入の増大を図るよう努めており、プランの上では平成25年度に単年度黒字化を目指しております。昨年度及び本年度のように想定を上回る退職金の支出等流動的な要素も多いのが実情でございますが、改革プランに沿って経営の健全化を進め、目標を達成できるよう引き続き努力してまいりたいと考えております。

 また、医師不足の解消でございますが、救急体制及び内科の新患受け入れ制限の解消を目標に医師確保に努めてはおりますが、現実的には解消時期を明示することはなかなか難しいということを御理解いただきたいと思います。

 以上でございます。

○議長(萩森良房君) 
 宮本明裕君。

○宮本明裕君 
 質問させていただきます。

 第1点の病院の医師確保の件についてですけども、先日も退職金の賛成討論をしたときに、大谷口の住民の方から直ちに医者を3名確保するということで選挙のときにはあいさつを行われましたよと、まだ医者は来てないんですかということでがっかりをされておりましたが、その医師3名の当時の方というのは、前回でも市長のほうで御答弁ありましたけども、同級生でありますとか、親族でありますとか、知人でありますとか、そういう方の医師確保3名だったように思います。その件について再度お伺いをいたしたいと思います。

 また、いろんなところで自治体病院、個人病院に、民間に譲渡をしたり、公設民営化にしたり、また大阪市のほうのあれ阪南市だったと思うんですが、自治体病院では医者の歩合制での給料制にしたり、手当を増額したりとかというな形で、その時局に合ったような経営をなさっているところが数多くあるのではないかと思うわけでございます。その点について、四国中央市におきましては公設民営化のほうで進んでいるというな話でこれ新聞紙上出ておりますけども、内科医がやはり補充ができないということになれば、病院に来られる方の約5割近くが内科系の方に診療をするというのが大体我々聞いておりますけども、何らかの手当てを打っていかないと、いつまでも手ぐすねを引いて待っているということにはならないんじゃないかなと。

 例えば地元出身者のお医者さんのお父さんにお聞きしますと、やはり民間の病院を二つ、三つかけ持ちしながら、うちの息子は今松山で頑張っとるみたいよという話の中で、市立病院がもしも受け入れるとしたら、報酬面でのやはりそういう手当がないと、幾ら若いといえども、地元だから帰ってこいというてもなかなかそれは御本人は納得いかないんじゃないかという話も聞いておりますし、高橋市長当時、医師がたくさんいたときには手当をカットいたしました。今度また増額をしたわけでございますが、その時節に応じたやはりそういった対応の仕方ももう一回考えてみる必要があるんではないかということを感じます。その点についてまたお考えを聞けたらと思います。

 第2点の整備実行委員会での答申を出された後、市議会協議会でも発表され、いろんな方々が市会議員の中でもいろいろ御意見を言われました。その中で、一番はっきりわかりやすかったのは、これは何だと、物品販売の場所かと、いわゆる土産売り場の場所じゃないかと、それぐらいのことでここの6,000坪の土地が本当に有効利用できるのかという話を発言された方もおりますけども、まさにそのとおりでございます。

 今八幡浜は、以前は伊予の大阪というようなことで、大洲市の人も八幡浜へ来て、西予市の方も来てたわけです。今八幡浜市の方は、土曜日、日曜日になったら逆に大洲に行き、西予市に行ってるわけですから、今これは、この6,000坪っていうのはある面では都市間競争、商業施設また観光的ないろんな要素を含めた都市間競争にある程度八幡浜が太刀打ちできる、また太刀打ちしなければならない施設をここに誘致するべきだと私は思っております。

 この前の答申の内容では公設民営だけというような形の中で答申も出されたようでございますけれども、それでは今の答申内容では非常に私は心配もしておりますし、現にこの前ある同僚議員とも産直市のほうに行きましたけれども、産直市の基本は生鮮でも野菜なんですよ。魚が人を非常に引きつけるという、非常に、日常引きつけるというものではない。個性的なまちづくりの一つとして魚ってのは非常に大切なものだと思いますし、八幡浜の個性を発揮する本当にいい素材だと思いますけれども、常時八幡浜に来ていただく産品は、どこも産直市の中心は野菜、果物です。その野菜、果物の中で、特に八幡浜の場合はその野菜をつくる農家が非常に少ない。そういったことの中でどのような形で対応していくのかということもやはり真剣に考えていかなければならないんじゃないかと私は思っております。

 僕はたまたま学校を卒業した後、西武百貨店にもおりましたし、商工会議所に15年間おりました。自分でも小さい化粧品や下着の店もしておりましたし、少し皆さんよりはそういった経験もございますので、いろんなところに行って、いろんな売り場を見るのが私楽しみです。そういったことで行っております。ぜひ公設民営だけではなしに、民設民営で人がどれだけ呼べるかという施設を中心につくっていかなければ、どーや市場の方々が今心配しているのは、いや、私らだけではこれはなかなか人は来ませんよという話をたくさん聞いております。

 ぜひ、あの構想は構想で構いません、それぞれの立場の中で一生懸命皆さんが考えられて出た答申でしょう。でも、私と、あの当時、1年半ぐらい前になりますけども、私当時議長ですが、産建の山中君とは退席しました。それはなぜかというたら、道路の基本的な、道路の位置の基本的なところはまず間違ってるんですよ、間違ったんですよ。その基本的なことが間違ってる答申が変更できません、変更できません、ずっとそれの一点張りですよ。

 ここ来て、副市長が就任されてから新しいそういった展開ができたわけですけども、できたと思うんですけども、やはり人間はそういったことでここを、変更しないといけないところは率直に認められて、また私はその委員会に出てるときにその幹部、ある名前は言いませんけど、幹部は温浴施設はなくしたよということを僕は聞いております。何をこの人は中心で、何をこの人が中心で何をしよんかなと私は思ったわけです。やはり利害関係者を中心に、そこにやっぱり設定されるのは委員会の幹部として僕はまずいんじゃないかと。

 みなとまちづくり協議会、いろいろあるみたいですけども、それはあれでしょ、その会社の商品を中心に販売するとかPRするために利用しとるだけじゃないんですか、僕はそう思いますよ、僕はよくその会社の性質知ってますから。だから、できるだけそういった利害関係者は排除して、公平な人を中心にして、これは進めていかないと私はいろんな形の中で不平不満が出てくる。特に同業者からはかなり出てますよ。よくそこらの点は考えていただきたいと思います。

 派出所の位置の問題につきましても、警察の方はあそこでいいかもわかりませんが、その前に商売をなさってる方に大変なんですよ。今の場所のようなところでやはり派出所はいいんじゃないかと、私は思います。私はそう思います。その点についてお伺いをいたしたいと思います。

 また、第3点の財政問題ですけども、3億円のカットの件ですが、今ほど市長の御答弁がありましたけど、約2億円程度のもんは財源のカット、スリム化という形で済んだということですね、今の話の内容ですと。だから、あと一億円ですが、頑張っていただいて、来年当初にはどれぐらいにできるのかと、どれぐらいの年度でそれが達成できるのかということをまた御報告願いたいと思います。

 そして、第4点の業者の指定、指名業者のランクづけでございますけれども、私もたまたま県のそういった情報の建設業者のランクづけですか、あれを見せていただいたんですが、各点数が出てるんですよね、点数が出てるんです。それで、点数が出てますから、恐らく他の業者もそれで納得をされるんじゃないかと思います。八幡浜市の場合は通知制のようですから、その点数が他の業者にはわからないということのようです。ですから、誤解を生じたらいけませんし、特に市長のそういった、以前市議会議員の会長さんあたりのランクづけになりますと、何もなかっても何かあるような感じがするのがこの世界でございます。

 以前、市長さんの後援会長をなさった後援会長がございましたけれども、その方は自分の会社を身売りして、Aランクの業者だったと思います、その会社を身売りして、市長に迷惑がかかったらいかんと形でその方は身売りをして潔くそういった形で対応された会社もございます。だから、市長になりますとそういったしがらみということについてはよく考えながら対応していかないと、市長そのものがマイナスにもなるし、また業者もマイナスになるわけです。僕の場合はたまたま市会議員でそういった建設業者は応援がおりませんので、そういう問題ございませんが、今後そういった件についてはよく注意をされたらいいんじゃないかと私は思います。

 先ほど言いましたように、市も点数については公表をするということも、公平性から、透明性からいうたらまた建設業者の方も納得をするんじゃないかと、市民の方も納得をするんじゃないかと私は思います。

 またもう一点は、以前高橋市長のときにも一般競争入札もできるだけ多くの方が入れるように、そういう資格があるんであれば入れるように、こういうにされたらどうですかという形の中で5,000万円に現在なっているようでございますが、それはやはりずっと下げて、下げる金額は内部で協議されてもいいと思いますけども、できるだけ資格のある方は一般の競争入札で、指名じゃなしに、なれるようにしたほうが公明性が高まるんじゃなかろうか。今の時代の趨勢としてはそれがいいのではなかろうかということを思います。また、その点についてお伺いをいたしたいと思います。

 また、この前も新聞でも出ておりましたけれども、八西CATVの大型のそういった電線関係の工事があるようでございますけれども、できるだけ地元の業者、本当に八幡浜、八西地区は今疲弊をしておりますので、できるだけ地元の業者ができるんであれば、そういったことも御配慮をしていただけたらと思います。その点についても質問をさせていただいて、その点についてもお伺いをいたしたいと思います。

 また、5点目のごみ焼却関連の質問でございますけれども、これ私があれ吉見市長さん当時でしたけども、宇和島のほうにごみを搬入するときに、宇和島のごみを八幡浜で扱うと24時間のフル稼働になり、炉がずうっと一定の温度を保ちながら燃焼をするから、炉は非常に傷まない、そういった面では経費もかからないということで僕は聞いてもおりました。課長さんの答弁の中ではいろいろな答弁をされ、理由づけをされておりましたけれども、八幡浜の場合がほかの大洲、宇和島よりは新しい炉でもございますし、もう一点は私も家を注文住宅をして建てたことがございます、建ててもおります。また、最近いろんな形の中で見積もりなんかをとったこともございますけども、民間が発注するそういう見積もりにつきましても、1億円ぐらいの金額であれば必ず相見積もりをすると数千万円の差が出るのは普通でございます。普通そうです。私も決算委員会でもお話をお聞きもしましたけれども、なかなか専門の、当然市役所の中ではそういう炉を専門に見積もりができるとか、そういった方はどこの、恐らく八幡浜でも大洲でもいないと思います。ということは、業者の方々が自分の会社の見積書を提示するわけですから、どのような金額もある面ではできるわけでございます。ですから、僕は県下でもしも12市あるとしたら、どういった形にすればそこらの見積書が精査できるのか、一回市同士で、そこらの担当者同士で、専門家の担当者同士がやはり研究する必要があるんではなかろうかと私は思います。

 特に、今経費節減、経費節減という形の中で、いろんな形で市役所は合理化をしてるわけですから、合理化の一助の中でぜひそのような形で検討をしていただけたらと思います。これは要望で結構でございます。

 先ほどいろいろ質問いたしましたけれども、その点について御回答をいただいたらと思います。

○議長(萩森良房君) 
 市長。

○市長(大城一郎君) 
 宮本議員の再質問に対してお答えをいたします。

 まず1点目の医師確保ということで、3名の確保を直ちにということで公約として上げておりましたが、直ちににつきましては私も公約違反ということを言わせてもらっております。それですが、112日から循環器系のお医者さんに来て、赴任をしていただいたことにつきましては、大変市民の皆様からもありがたく思っていただいておるところでございます。

 今後、3名の医師確保につきましては、来年度4月をめどに一生懸命取り組んでまいっておるところでございます。

 そして、時局に合わせた政策というふうな観点から質問がありましたが、私が市長になって以来、下げておりました研究費のほうを以前同様な数字として戻すことで医師の給与の面を、待遇を上げさせていただいております。その点につきましては御理解をいただいたらと思います。

 続きまして、ランクづけのことでありましたが、私が就任してすぐの時期に担当課のほうからこの案件が上がってまいりました。担当課のほうできちんと整理されてランクづけがされておりましたので、私が特別扱いということをしない、公正公平にランクづけをした結果がそういう状態であります。

 そして、点数制についての公表をというふうな御発言がありましたが、この点につきましては県のほうに倣いながら、市も公表をできる限りするようにしていきたいと思います。

 そして、一般競争入札につきましても、できる限りで対応してまいりたいと思います。

 その他の件につきましては担当のほうから答弁をします。

○議長(萩森良房君) 
 副市長。

○副市長(橋本顯治君) 
 それでは、何点かお答えをさせていただきます。

 最初に、港湾関係施設のことですけれども、確かに八幡浜市は昔から伊予の大阪と言われて、最近は1次産業の町ということでよく言われましたけれども、もともとは商業都市であったと、そういうふうに認識をしております。

 おっしゃられるように、大洲とか西予の施設、これは例えば野菜でもっている、あるいはおいしい食パンでもってるというな特徴があります。メーンになるのはやっぱり野菜かなという感じはありますけれども、八幡浜のこの6,000坪の埋立地にどういう施設をつくっていくか、これは非常に大切で、かつ前向きでおもしろいことであると思っています。ぜひいろんな方の知を寄せ合っていただいてつくっていきたい。もちろん実際に計画する場合には、先生おっしゃられたように民設民営も含めて考えていきたい、また専門家の方のお知恵も拝借いただきたい、また先進地の事例も参考にしたいというふうに思っております。

 それから、八西CATVのことがございましたけれども、先ほどの答弁でもお答えしましたように、地元業者を活用するということは基本中の基本であります。この事業においても、可能な限り、地元の業者の施工能力が及ぶ限り、それを前向きに考えていきたいというふうに思っております。

 2点、以上でございます。

○議長(萩森良房君) 
 水産港湾課長。

○水産港湾課長(大西 力君) 
 水上交番、派出所の位置についてでございますが、これにつきましては、整備実行委員会メンバーであります八幡浜警察署の協議の上で、派出場所につきましてはフェリーターミナル関連施設全体の監視や警察車両の出入りを考慮いたしまして、警察側の要望を取り入れたものであります。

 なお、今回道路の位置変更が予定されておりますので、変更ということになれば再度警察と協議いたしまして、派出所の移動位置決定をしたいと考えております。

 以上です。

○議長(萩森良房君) 
 生活環境課長。

○生活環境課長(大森幸二君) 
 伊方町と西予市のごみを搬入することによりまして、
24時間運転に変更になりました。このことによりまして、ダイオキシンの対策含めまして炉の管理上非常にメリットがあるというふうに思っております。

 要望の件についてでございますが、これは新たな手法について今後研究をしていきたいというふうに思います。

○議長(萩森良房君) 
 宮本明裕君。

○宮本明裕君 
 医師問題でございますけれども、私も以前、選挙戦のさなかではございましたけれども、八幡浜の前上田議長も初め、前市長を中心として脳外科の先生を何とか招聘できないかというようなことで、ある程度めどが立ってるような話も途中で僕は聞いたことがございます。そういったこともございますが、私は市長が言っておられる医師直ちに
3名というのは、市長自身が知人、同級生、親族を通してやはりプラス3名と、そういう以前の話がかりがあった人は、上田議長も知っておりますけども、前議長も立ち会っておられますが、そういった方以外のプラス3名ということで私は理解もしておりますし、ぜひそうしていただくことが八幡浜市立病院の再生につながるんではなかろうかなと思いますので、あわせてそれをお願いをしたいし、その件についてお聞きをしたいなと思います。

 また、この新臨床医制度につきましては、政府の施策でございましょうし、できれば同じような境遇の市がたくさんあると思います。八幡浜もそうでしょうし、四国中央市もそうでしょうし、いろんな地区で全国的にあると思いますが、やはりこれは国でそこら同じような市は一回国に行って、やっぱり民主党の本部に行って、これは再度強く要望すると。これが僕解決しないとこの問題は即座に解決しないと思います。

 私は大洲、西予市の方といろいろ話をする中で、八幡浜は何がいいかと、あなたの町より何がいいかというような話もしたときに、八幡浜は総合病院があるんですよと、下水道工事は90%近くできてるんですよと、図書館もありますし、新しい新庁舎もできてますよと、そういったことの中で八幡浜の社会資本の整備はあなたらの町よりはずうっとすぐれてますよ、優位ですよという話をしておりました。その中心の八幡浜市立病院がこういったことになるとは僕は夢にも思わなかったんです。本当にショックなんです。ぜひそれは市長みずから、そういった関係団体の市長と一緒に民主党本部に行って、各地域は疲弊をしてるというような形の中で、病院は大変なことになってるという形の中でぜひ陳情に行っていただきたいと思いますし、行けというんだったら我々もついていきますよ。だから、そういったことを含めて、これは行動をとらないといけないと思います。そういうことも含めて再度質問をさせていただきたいと思います。

 また、先ほどの港湾振興ビジョンですけども、この道路の変更は、私は議長として振興委員会に出てから山中君と席を立って16カ月たちました、変更するまでに。僕はいろいろなところでそれはいろいろな方々と話しして、やっと1年半たってこういう状態になったわけですけども、これが以前のままの道路だったら、私は本当に八幡浜はより疲弊するんじゃないかと思っておりましたが、新しい方向が少し見えてきましたので、これはぜひ副市長が中心となって、今度市会議員の我々も今治のほうに視察に行ったり、宇和島のほうに視察に行って勉強するつもりでおります。これはみんなが一致団結をして、議会も、市の職員さんも含めて、今までの課ではこれが対応できないんであれば、新しい課に対応してもらうというようなことも含めてこれはやっていただかないと、八幡浜のこの6,000坪の土地っていうのはもう一生できないんですよ。6階建て駐車場の2,000坪そうできないんですよ。これをどういった形で市民の憩いの場にしていくかということを、やはり真剣に我々も含めて、市長を中心に、また副市長を中心にこれは考えていっていただきたいなと思います。

 ぜひ先ほどの病院の陳情の件も含めまして、振興ビジョンの変更につきましてもどのように対応していくのか、わかる範囲で結構ですから、御答弁を願ったらと思います。

○議長(萩森良房君) 
 市長。

○市長(大城一郎君) 
 お答えをいたします。

 医師3名の確保ということで、私も今現在全身全霊をかけて取り組んでおります。そして、今ほど宮本議員からありました前政権での脳外科医というのは、私は存じ上げておりません。そういった関係で、私が今御相談させていただいておりますお医者さんの方は、私が市長になってからの3名ですので、ぜひともそういう方がおられるのであれば、議員さんも協力いただきまして、脳外科の先生が来られるように、市長、議員一緒になって誘ってもらったらと思っております。

 それから、民主党のほうに陳情ということなんですが、これは議長と私と2人で、副議長さんも一緒でしたが、愛媛県の民主党本部のほうには行かせてもらっとります。そして、国のほうに対しましても、高橋先生初めまして陳情には上がっておりますが、また民主党の本部のほうに行けというのであれば考えさせていただきますし、行くのはやぶさかではないと思っております。

 それから、八幡浜港湾の振興ビジョンのほうですが、これから私もこの6,000坪の土地、やはり四国の西の玄関口として八幡浜市のミカンと魚、そして市民が喜んでいただける、そんな施設にしたいと思っております。議員御指摘のとおり、道がだめなら、道の改善、それから今後副市長を中心に計画がされていくと思いますが、その過程で外部の方の意見が必要なときには素直に聞き入れた形で行われると思いますので、議員初め市民の方々の御期待に沿えるよう頑張っていきたいと思います。

○議長(萩森良房君) 
 副市長。

○副市長(橋本顯治君) 
 それでは、少し補充の答弁をさせていただきます。

 最初に、新臨床医制度のことでお話がありました。

 新臨床医制度が地方から医師が少なくなっていく大きな原因であるということはおっしゃっておられるとおりだと思います。さらに、このほか地方の公立病院にとって問題になるのは、診療報酬が非常に引き下げられて経営的には大変であるということ、さらに今八幡浜市立病院が直面しておりますけれども、古くなった施設を建てかえる際に独自財源以外にほとんど補助がないというようなことがあります。公立病院こそは地方の医療を支える根幹であります。ぜひ国のほうにこういった内容についても一緒に要望していく必要があるのかなというふうに思っています。ちょっと補足をさせていただきました。

 それから、新しい埋立地への施設ですけれども、議会のほうで先進地に視察に行っていただくということ、大変ありがたく思っております。愛媛の中でも成功している施設、うまくいっていない施設、いろいろありますので、ぜひまたそのようなところを見てきていただけたらと思っております。

 それから、御質問の中で新しい課といいますか、新しい組織の中でこの形を検討してはどうかというのがありました。確かに今までは港湾区域ということでありましたので水産港湾課のほうでやっておりましたけれども、これからは活性化施設をどういうふうにつくっていくかということになりますので、関係する、水産港湾課ですけれども、それから農林課、それから商工観光課、それから市の内部であります政策推進課、あと財政課も入れて、そんなところで市の内部でやっていきたい。そのメーンは、全体を調整するので、私としては政策推進課がいいのかなと思っておりますけれども、これはまた内部で検討させていただきたいと思っております。

 以上です。

○議長(萩森良房君) 
 
4回目になりますが、構いませんか。

 宮本明裕君。

○宮本明裕君 
 先ほど、これは参議院選挙も近いわけですから、参議院選挙も来年になったらあるわけですから、ぜひこれはそういうときをとらえて、四国中央市の方と一緒に行くとか、八幡浜市単独で行くんじゃなしに、何市かやはり同じ境遇のところがあるわけですから、ぜひ強行に陳情なり要望なり、僕は行かないと、これ全然この新しい研修医制度の見直しをするという言葉が全然出てませんよね、ここ最近のマスコミ報道でも。だから、これはより早くスムーズに改善していただくということをお願いをしないといけないんじゃないかと思います。私の意見ですけれども、これで私の質問は終わります。要望です。

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