一般質問 H19.9 大山政司 議員

公開日 2014年09月05日

〔大山政司君登壇〕


○大山政司君 
 私は、一般質問通告書に従い、大綱
4点について、市長及び関係理事者にお尋ねをいたします。

 大綱の1は、公用車出張と旅費支給についてであります。

 国会議員や国務大臣の政治と金の問題続出は国民の怒り心頭をかい、政権をも揺るがす事態となっており、さらに知事や首長による贈収賄事件、そして地方議会の政務調査費使途の不明確については、国民や市民から不信、批判、疑問の声が日増しに高まっている昨今であります。

 さて、地方紙によると、県内9町でつくる県町村会の会合で、町長が公用車で出張しながら同会から長年鉄道運賃を受け取っていた事実が明らかになりました。さらに、同会は定例議会で公用車使用には公共機関運賃を支給しない内容に条例改正がなされたとの報道がなされています。某町長は、公金を無とんちゃくに扱ったと反省しているや指導監督者として職員に示しがつかないとの表明がされています。

 さて、県町村会が存在すれば、県市長会も存在していると思われます。そこで、県市長会の会合等において、市長が公用車で出張された場合の公共交通機関運賃等についての扱いはどのようになっているのでしょうか。

 さらに、南予水道企業団や八幡浜・大洲地区市町村圏組合等の諸会議において、また東京出張時における松山空港まで公用車を利用されていると思いますが、まことに恐縮でありますが、市民の方々も注視しておられますので、あわせてお尋ねをいたします。

 大綱の2は、国民健康保険税についてであります。

 地方住民税が6月から上がり、これをもとに算定する国民健康保険と国保に上乗せして徴収する介護保険の保険料も8月にかけて引き上げられました。高齢者は負担増のトリプルパンチに悲鳴を上げ、各市町村の窓口は新たな保険料額の通知を受けた住民から問い合わせや苦情が相次ぎ、混乱している実態を耳にします。しかも、医療費は高齢者を中心に患者の負担増がメジロ押しとなり、年金はふえないのに重く冷たい夏との声しきりであります。国民健康保険退職者被保険者証の有効期間は交付から1年となっており、毎年331日までに市役所の市民課で新しい国民健康保険被保険者証の交付を受けなければなりません。

 ところで、国民健康保険税納付を2回分未納となっている住民が、4月になり、どうしても病院で診察を受けなければならなくなり、市役所の市民課で交付を受けるとき、2回分未納となっていることを問われると、どのような言いわけをしようかと気がかりにしながら市役所に行かれたそうであります。ところが、市民課の職員の方に、国民健康保険証を交付に来ましたと告げると、印鑑はお持ちですか、印鑑を渡すと新しい国民健康保険被保険者証を受け取ることができ、ほっとしたとのことでした。

 そこで、お尋ねしますが、市民の方がほっとしたでよかったのでしょうか、お聞かせ願いたいと思います。

 大綱の3は、日土小学校の国重要文化財指定についてであります。

 日土小学校の増改築工事は、生徒の教育環境かそれとも地区の文化財保護かについて、見切り発車とまではいかなくても、地区全体の認識が必ずしも一致したものではない印象を持たざるを得ませんでした。さきの6月議会においては、校舎改修設計委託料が承認されたところであります。

 さて、市教育委員会は、5日に市文化財保護審議会から答申があった日土小学校の市指定文化財建造物への指定について協議し、指定することを決定した模様であります。

 そこで、私が気がかりと懸念をしていますのは、河川法の第24条、土地の占用許可においては河川区域内の土地を占用しようとする者は建設省に定める河川管理者の許可を受けなければならないと、さらに第26条、工作物の新築等の許可では、河川区域内の土地において工作物を新築し、改築または除去しようとする者は建設省の定めるところにより河川管理者の許可を受けなければならないとも定められているのであります。大山議員、そのことについては十分織り込み済みであると理事者は言われたいのであろうことも私は十分承知の上であります。その日土小学校の中・東校舎は、河川法に抵触している建造物であります。

 そこで、お尋ねいたします。

 第1は、河川法に抵触していながらも、国の重要文化財に指定されている建造物があるのか、お尋ねをいたします。

 第2点は、中・東校舎を改修予定でありますが、河川管理者から許可を受け入れる見通しについてお伺いをいたします。

 大綱の第4は、八幡浜市地域振興積立金についてであります。

 今議会において八幡浜市地域振興積立金に3億円が計上されています。市長は、マスコミ説明で、21年度までの3年間で9億円を目標に積み立て、うち6億円が合併特例事業債により地域振興や住民の一体感醸成に向けた事業を行う。具体的な活用方法は今後検討、現時点では花いっぱい運動を想定しているとのことでありました。

 合併特例債は、合併後のまちづくり推進のため、市建設計画に基づいて行う対象事業や基金に要する経費について充当率が95%と、その元利償還金の70%が普通交付税によって措置されるものであり、地方自治体にとっては有利な借金とされています。

 しかし、幾ら有利な借金といっても市の財政負担が伴うことは変わりがなく、事業費の5%と元利償還金の3割は市の一般会計から支出しなければなりません。その結果、10年後には合併特例債バブルとなり、そのツケが市民に回ってこないとの保証はないのであります。

 そこで、お尋ねいたします。

 第1点は、私が今回の合併特例債による基金積み立てについてただしたかったことは、具体的な活用方法は今後検討する、現時点では花いっぱい運動を想定しているとの説明であります。何も合併をしようがしまいが花いっぱい運動はそれぞれの自治体が常々行っている市民サービスであります。それを合併後のまちづくり推進の最優先、合併特例債事業にされた市長の真意をまずお尋ねをいたします。

 第2点は、八幡浜市合併特例債の限度額は幾らになっているのか、さらに平成21年度までの3年間に9億円を目標とされ、うち6億円が合併特例債とのことでありますが、残り3億円については何で措置されるのか、お伺いしたい。

 第3点は、今回八幡浜市地域振興積立金に3億円計上されていますが、愛媛県と総務省への手続が行われ、既に認可されているのでしょうか。仮に今後申請手続の予定であるならば、今議会で議案上程された理由についてお伺いしたい。

 第4点は、地域振興積立金3億円の事業内容とそれぞれの予定金額について明らかにされたい。

 第5点は、市長の総括説明では、地域振興基金の積立金による運用益で地域振興のための事業を興すとのことでありますが、超低金利時代の今日、どの程度の果実が見込まれているのか、明らかにしていただきたい。

 以上、大綱4点についてお尋ねしましたが、明快なる答弁を求め、私の質問といたします。

○議長(宮本明裕君)  市長。


○市長(高橋英吾君) 
 大山議員の大綱
1、公用車出張と旅費支給についてお答えいたします。

 まず、県市長会の会合等において市長が公用車で出張した場合の旅費の支給についてお答えいたします。

 県市長会に関係する出張については、八幡浜市の旅費規程に基づき旅費を支出することになりますが、すべて公用車での出張となりますので旅費の支給は発生いたしません。また、愛媛県市長会からの旅費の支給は制度的にございません。

 次に、南予水道企業団等の諸会議に公用車で出席した場合についてお答えいたします。

 南予水道企業団等の市長充て職による会議、出張の場合は、会議招集者側の旅費規程による費用弁償を受領しております。金額は2,400円でございます。

 以上です。

 その他の問題に関しては担当課長より答弁させます。

○議長(宮本明裕君)  副市長。


○副市長(谷口治正君) 
 大綱
4、八幡浜市地域振興基金についてお答えをいたします。

 八幡浜市地域振興基金につきましては、地域振興や地域住民の一体感を醸成するため積み立てるもので、平成19年度から21年度の3年間において毎年3億円の9億円の積み立てを予定をいたしております。財源につきましては、合併特例事業債を充当することにしており、毎年28,500万円の計85,500万円を予定をいたしております。

 御承知のとおり、合併特例事業債の充当率については、対象事業費の95%であり、元利償還金の70%が交付税措置されるため、過疎債同様有利な起債であります。

 まず、第1点と第5点目につきましては、関連しておりますので、一括してお答えをいたします。

 基金運用益の担当事業についてでありますが、基金の運用益につきましては地域振興や地域住民の一体感を醸成するためのソフト事業に活用することが決められております。現在実施している美しい生活環境の創造と地域イメージアップを図るための花いっぱい運動に充当するというのはあくまでも一つの例であり、低金利の現在では0.25%程度の運用益しかなく、金額的にも初年度は75万円程度でありますので、充当事業は限られてくるのが現状であります。9億円の基金を積み立てた場合、合併特例事業債の償還が完了する予定の平成36年度までの運用益については、総額で3,600万円を予定しており、今後計画的に予算化していきたいと考えております。

 第2点目の合併特例事業債の限度額についてでありますが、新市建設計画の中では事業費ベース約5065,000万円のうち、約1044,000万円の合併特例事業債が充当可能となっております。ただし、基金造成に対する起債については別枠で設けられており、当市の標準基金規模は約93,000万円であります。計画では3年間で9億円の積み立てを予定しているため、その95%の85,500万円が合併特例債を活用することになります。したがいまして、差額の4,500万円については一般財源で対応することになります。

 第3点目の起債申請の手続につきましては、現在年間2回の申請時期を設定されております。当初予算及び6月補正予算計上の事業については5月上旬申請、それ以降の補正予算については12月上旬の申請となっております。したがいまして、事業を執行する予定で申請しているため、起債借り入れのための総務省の同意を得るのは3月を予定をいたしております。

 第4点目の基金積立の事業内容でありますが、18年度からは基金の取り崩しについて起債の完済を待たずに弾力的に取り扱うことは可能となり、前年度末までに合併特例事業債の元金を償還した範囲内で基金を取り崩すことが可能となりました。取り崩しにつきましては、建設計画に位置づけられた事業の財源とする場合に限ると示されており、その時点での財政状況等を判断しながら、どの事業に充当するかを決めていきたいと考えております。

○議長(宮本明裕君)  市民課長。


○市民課長(中榮忠敏君) 
 大綱
2の国民健康保険税について、国民健康保険被保険者証の交換時の対応についての御質問にお答えをいたします。

 御案内のとおり、市では保険証の有効期限を4月から翌年3月の1年間としておりますので、毎年3月に八幡浜庁舎及び保内庁舎において、また周辺地区においては市民税の申告会場において保険証の交換を行っております。

 その際、国保税で過年度分の滞納がある世帯につきましては、税務課におきまして納税相談を受けていただくようお願いをしております。分割納付等の約束がなされた場合、3カ月、期限を切っての短期被保険者証を交付をしております。納税者の公平を期するためにも徴収率のアップを図ることは必要でありまして、短期保険証を交付することで未納の方と接触する機会を確保し、保険税の納付相談の指導に努めることができるものと考えておりまして、今後も税務課との連携のもと、対応をしてまいりたいと思っております。

 以上でございます。

○議長(宮本明裕君)  学校教育課長。


○学校教育課長(三堂嗣夫君) 
 大山議員御質問の大綱
32、日土小学校中・東校舎を改修予定であるが、河川管理者から許可を受けれる見通しがあるのかについてお答えをいたします。

 御案内のとおり、日土小学校は安心安全な校舎を目指し、改修、改築を推進するとともに、残せるものは残して、付加価値として重要文化財指定を目指した改修等の実現に向かって努力しているところでございます。

 議員御指摘のとおり、河川法第24条、第26条につきましては、土地の占用、工作物の新築、改築する者は土地の占用許可、工作物の新築等の許可を受けなければなりません。

 許可を受けれる見通しについてのお尋ねでございますが、河川敷地の占用許可基本方針では、その地域における土地利用の実態を勘案して、公共性の高いものを優先するものとするとなってございます。今後、河川管理者と十分協議をしながら進めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。

○議長(宮本明裕君)  文化振興課長。


○文化振興課長(松本俊一君) 
 大山議員御質問の大綱
31、河川法に抵触していながらも、国の重要文化財に指定されている建造物があるかについてお答えをいたします。

 文化庁に問い合わせをいたしましたところ、河川法に抵触していながらも国の重要文化財に指定されている建造物があるかどうかについてはわからないということであります。

 また、重要文化財に指定することと河川法に抵触しているかどうかは別個の問題であるとの回答でございます。

 以上です。

○議長(宮本明裕君)  大山政司君。


○大山政司君 
 私の質問項目に沿って再質問をさせていただきます。

 公用車出張と旅費支給についてでございますが、前段高橋市長個人といいますか、1人について質問をしているんじゃなくて、八幡浜市市長として質問をしておるので、個人的に旅費をどうこう言うつもりはさらさらございませんし、私と市長の信頼関係に傷がつくと心外でございますので、そういう意味でぜひ再質問を受け取っていただきたいと、こういうふうに思います。

 それでまず、出張についてでございますが、第1点は南予用水については2,400円いただいてるよということでありました。八幡浜・大洲市町村圏組合については旅費をいただいてないんですか、どうなんですか、その答弁と。

 市長は充て職として現在約120ぐらいあるそうです。そして、今御苦労なことに県市長会の会長をされていますので、それでもまだ10ぐらい足すんじゃなかろうかと、こういうふうに思いますが、そういうふうに受け取っているのは南予用水事業団と、大洲はこれから答弁があるんですが、大体どれぐらい件数があるのか、お伺いをしたいと思います。

 それから第2点目は、一般的に出張旅費は交通機関を利用した場合に支給はされると、こういうふうになってるんですが、となると公用車は公共交通機関でないわけなんですね。このことについて市長はどのようにお考えなんでしょうか。やはり公用車で行きながら、旅費をいただくというのはだれが見ても不自然なことで、6町の関係のマスコミの題を見ると「二重取りだ」というまで書いてあったんですが、私はこれはやはり納得のいかない旅費の支出だと、こういうふうに思います。

 もう一点、民間企業においては、1泊とか日帰りの場合はまず出張者が立てかえて、そして領収書なるものをとり、後日精算という形なんです、一般企業は。それが、こういう形で支給されていることについては、やはり一般企業者、市民から見れば何だということの声が出るわけなんです。そのことについてどうお答えを反論されるのか、ぜひお聞きしたいと、こういうふうに思います。

 それから、市長は八幡浜市・大洲市町村組合の恐らく副組合長をされてるんじゃないですか。ということは、管理執行をする方の立場なんです。そうすると、公正より公平をするために、その旅費規程なるもの、あるいはいろんな不合理なものについてはみずからが修正し提案する立場にあるわけなんですが、今後その立場にある市長が今のこの厳しい情勢の中でどういうふうな行動をとられるのか、お尋ねをしたいと思いますし、市の財政も非常に厳しいということで、平成19年度の予算案の予定についてはすべて補助金にて1割カットというような厳しい状況にある中だけに、なおこの件については市長の今後の姿勢をぜひとも伺っておきたいと、こういうふうに思います。

 それから、国民保険の関係でございますが、私の質問はこれでいいのでしょうかという、とめたとこに課長、私の思いがあるわけなんです。といいますのは、先ほど言いましたように、国民保険料、住民税、国保、介護保険料、これが一遍に上がってるんですよね、一遍に上がってる。例えば、もう事実のことですからここで表明してもいいんですが、私の住民税、市町村民税、平成18年度は82,000円やったんです。ところが、平成19年度6月ごろに請求が来たら、323,000円ぐらいやったんです。4倍も高くなってるんです、住民税が。これでは市民の人はたまりません。だから、課長、窓口でこれは市民の皆さんの義務ですよという形の対応やなしに、なぜ納入がおくれたかのことについては十分聞く耳を持ちながら、住民税は年に4回ですが、5回にしてもいいですよというような柔軟な対応が望まれるわけなんです。そこら辺ぜひ今後検討していただきたいと、これは要望にさせていただきます。

 それから、日土小学校、河川の関係ですが、国の重要文化財、河川法に抵触していながら重要文化財に指定されるのはあるのかないのかに対してわからないということ、市長、大丈夫ですか、これで、本当に指定を受けれるんですか。改築して5億円近いお金を立てて、できませんじゃ、市民に対してこれはどう説明するか、おわびしても、この厳しい財政の中、私は納得いかんと思います。

 しかも、私もちょっと調べたんですが、重要文化財の前に国宝があるんです、国には、文化庁には。国宝が五十、六十あって、その下に国の重要文化財があるわけなんです。文化振興課長、今国の重要文化財が何ぼあるか、あなた調べとるんですか。私が調べたのには、江戸時代から昭和ずっといって、5,913件あるわけなんです、5,913件。重要文化財の種類、これは生活、文化、住宅、宗教いろいろあるわけなんですが、載っとります。課長、学校は何ぼあるかというたら177あるわけなんです、重要文化財に指定されとるのは、国で。だったら、この177の学校の担当のとこに聞いたらすぐわかるじゃないですか。すべて私は調査しろとは言ってないんですよ。少なくても国の重要文化財になっている177の学校の中で河川法に抵触している指定があるのかないのか、これぐらいやったら聞けるでしょうが。なぜそれが聞かれないんですか。私はそれが不満です、その答弁に対して、わからないというのが。ただ単に文化庁へ電話して、そんなの文化庁も一々調べるというたら大変です、わからんと言うはずなんです。そこら辺は工夫をして調べないかんと思うんです。

 それから、河川管理者の許可は得ていないということなんですが、なぜ早く河川管理者の指定を受けるようにしないんですか、聞きたい。監理開発課長、6月で設計委託料1,029万円予算化されて可決しております。まさか県の許可を得ていない前に、この委託料を契約しとるんじゃないでしょうな、明らかにしてください。しとったら、これも大変なことです。どうなんですか、ぜひ御答弁をいただきたい。設計委託料を業者に委託しとるかどうか、まだ河川管理者の許可を得てない、今の時点で、それをぜひ明らかにしていただきたい。

 それから、市地域振興基金についてですが、まず花いっぱい運動、とりあえず花いっぱい運動ということですが、私は過去の議会の中で、政策課長、2回ほど市の花スイセンについてもっとPRすべきだという質問はしましたが、合併特例債まで使うてスイセンをやってくれとは一言も言うとりません。そうでしょうが、市長。何で花いっぱいでこんな合併特例債をとりあえずやのいうてやらないけんのですか。これはおかしい、どうも納得がいきません。

 それから、この3億円について県、国に申請してないんでしょ、まだ。担当、政策推進ですか。だれ、財政、してないんでしょ、ねえ。言われるとおりです、年に2回受け付けるんです、県は。ほいて、春と秋なんです。ことしは11月から12月、言われたとおりになると思います。それから、その関連者に聞いたんですが、大体県が受け付けて国が承認するのは何カ月かかるんですかと言うたら、大体3カ月ぐらいかかるということなんです。だったら、国、県の許可が得てない今の時点でなぜ3億円という基金を積み立てないけんのですか。許可を得てからでも遅くはないでしょ。仮に今議会通っても絵にかいたもちじゃないですか、この基金は、3億円というのは、国から来んのだから。そのことについてあなたはどう思われますか、ぜひともお尋ねをいたしたい。

 それから、運用益は3,600万円ある。これは平成36年ぐらいまでにあるんであって、11年の利子は先ほど言ったようにわずかなもんなんです、これは。わずかなもんなんです、本当に事業たるものはできるんですか、事業というのは。とりあえずじゃこれはなかなか県も国も申請許可出ませんよ、いろいろ調査してみますと。そんないいかげんなことで合併特例債はなかなか難しいんやないですか。そのことについてぜひお答えを願いたいと思います。ちょっと長くなりましたが、済みません。

○議長(宮本明裕君)  市長。


○市長(高橋英吾君) 
 公用車の問題ですけれど、規則とかなんとかいろいろあるんですけれど、団体は市長として
120ぐらい、市長会長としては120ぐらい、大体二百四、五十あります。そのうち、実際に出席できるというのは1割以下だと思いますが、大体公用車でのそういうあれは年間約10団体ぐらいです、20件程度ということです。

 そこで、大洲のやつはよく覚えてないんですけど、たしか費用弁償800円ぐらい。それで、私は質問しました、問題になったように費用弁償とは何かと、旅費かどうかと。そういった場合に、宇和島の南予用水の場合は汽車賃が往復3,000円かかるんです、2,400円で旅費というのはおかしいやないかと、それは駅までのタクシー代、そしたら5,000円かかるということで、意味不明でこれは受け取れんがと言うたら、いや受け取ってもらわんといかんと、規則と。そういうことで、いろいろ考えたんですけれど、各そういう会では規則というのが何かあるみたいです。南予水道企業団も出たんですけど、こういうふうに第3条会議並びに監査の出席する場合に費用弁償は日額2,400円とすると、こういうのは全部の会にあると思います。

 そういうことで、町村会で問題になりましたので、これから行くたびにこの内容を書いてくれと、例えば公用車で来た場合は出すなと。向こうもとってもらわんと困るということで、なかなか難しいんですけれど、そういうふうに前向きにこれから消していきたいと。

 公用車は交通機関として書いてないんですけど、私は交通機関として認識しております、書いてなくても、公用車。

(大山政司君「公共の」と呼ぶ)

 公共の、一種のこれ公費でやっておりますから、そういうふうな解釈で、拡張解釈でそういうふうに考えておりますので、もちろん交通費はとれないというふうな、これからどうなるかわかりませんけど、もしそういうことがありましたら、どんどん消していきたいというふうに考えております。

 それからもう一つ、新聞に出てたんですけれど、ある市長さんが講演料とか何度か雑費で入れたということは、これは公職選挙法違反になるようで、私考えてみたら、西園寺さんが報酬のあれを寄附した場合に問題があるということで、そういう点もありますので、いろいろありますけれど、今後とも注意していきたい。250団体は出れませんけれど、もしもらう場合はその場でよく研究してやっていきたいと思います。

○議長(宮本明裕君)  監理開発課長。


○監理開発課長(山本数道君) 
 先ほどの大山議員さんの日土小学校の詳細設計について、もう契約しとるかどうかということでございますが、原課であります学校教育課の方から入札依頼がございまして、入札を執行し、落札業者が決まりまして、現在契約中でございます。

 河川占用につきましては学校教育課の方が主管でありまして、一応私どもの方でも、ざっとではございますが、現在の日土小学校は旧河川法で適用を受けまして、旧河川法の中にはそういう占用事項がなかったということで、単なる建築許可を受けて建築したという経緯がございます。新河川法につきましては、平成11年に新河川法ができまして、その中で、ちょっと読んでみますが、河川敷地の占用許可準則の改正がございまして、その中に地域に密着している河川敷地の利用などの分野に関しては、できるだけ地元市町村などの主体性が尊重されるよう市町村などが参画できる範囲を拡大するための措置を講ずることとされ、具体的には地先の河川敷地の利用について、地元市町村が主体的に判断できるようにするため占用許可を改正することとしたと。その中に、占用施設としてずっと1から6までございまして、3番にイ、ロ、ハというのがございまして、イからハまでに掲げる施設その他の河川空間を活用したまちづくりに資する施設、その中のロに河川上空の通路、テラスなどの施設での病院、学校、社会福祉施設、市街地という項目がございます。まさにテラスなどの施設で学校施設ということで、一応下調べはして詳細設計ができて、それから河川占用なり建築許可なりを県に申請するというふうに理解して入札を執行いたしました。

 以上でございます。

○議長(宮本明裕君)  財政課長。


○財政課長(國本 進君) 
 起債の申請の件につきましてお答えをしたいと思います。

 先ほど回答で申し上げましたように、手続上、当初予算及び6月の補正予算計上の事業につきましては5月の上旬の申請の手続としておりまして、それ以外の補正予算につきましては12月上旬の申請となります。したがいまして、今回9月に補正をさせていただいたような次第であります。

 以上でございます。

○議長(宮本明裕君)  教育長。


○教育長(井上傳一郎君) 
 今の大山議員さんの質問の中にちょっとつけさせていただきたいと思うんですが、今ほど課長の方で話しましたけれども、お二人の話していただきましたが、以前といいますか、
17年度に日土小学校再生検討委員会を行っております。この委員会において、小学校をどういう方向へ持っていくかいろいろ話し合っていただきました。

 その委員さんの中に、地方局建設部長さんも委員として入っていただきました。その部長さんの中に今言っていただいたようなことも説明していただいて、今後この学校がそういうふうに文化的なものとして残されるんであれば、県もそれで考えていくと、県の方でそういう話も聞いてきていただいて、委員会で説明していただいておりますので、その流れも私たちはくんだ上でだったと、こういう流れで今踏んでおるということもお伝えできるかと思っております。よろしくお願いいたします。

○議長(宮本明裕君)  大山政司君。


○大山政司君 
 市長、公用車利用についてですが、市長は八幡浜市の予算は使ってない、あくまでも大洲とか企業団の費用弁償からということなんですが、八幡浜市も南予水道企業団に平成
18年度は2,800万円、負担金として、それから八幡浜・大洲圏組合には約2,500万円負担金を出しているわけなんですよね。その中から旅費の費用弁償としてまたこっち、市長に2,400円渡していることなんです。結局は市のお金ももうて南予用水から旅費として出ておるということなんですよね、負担金を出すということは。全く市のお金を使ってないよということには私は受け取っていませんので、そういう意味ではぜひ先ほど言われたようなことを実施していただきたいと思いますので、よろしく御検討等お願いします。これは要望になるかもしれませんので。

 もう一点、3億円について今回まだ手続してないと、ながら基金として計上しているわけなんですが、財政課長、地方自治法第4款の基金というところ、241条、これには普通地方公共団体は条例の定めるところにより特定の目的のために財産を維持し、積み立て、または定額の資金を運用するための基金を設けることができるということなんです。だから、条例を今議会に出さなかったら、この基金の採決はできんのです、この条例を見る限り。まず、条例と予算案は、基金の議案提案は一緒の議会でないといけんということなんです、自治法に書いてあるんですから、基金のとこに。まず、条例をつくらないけないと。そして、地域振興基金3億円というのを議会に上程して、条例には何に使うとかいろいろ細かいことは書いてあるんですから、とりあえず基金を積み立てるということにはならんのです、この自治法からいうと。そのことについてあなたはどう思われますか、自治法違反ですよ、今回の3億円の積み立ては、はっきりしてください。

○議長(宮本明裕君)  休憩いたします。

午後 307分 休憩

午後 325分 再開

○議長(宮本明裕君)  再開いたします。

 財政課長。


○財政課長(國本 進君) 
 大山議員の再々質問にお答えをしたいと思います。ただいまの件、本来は条例と予算案のセットがよいとは思っておりますけども、今後県と協議をいたしまして、同意を得た上で基金積立の予算を執行するまでに基金条例を上程したいと思っております。今のところ、3月の上程を予定いたしております。

(大山政司君「条例を出さな議案はできんのやろ、そしたらこれ」と呼ぶ)

 県に紹介をいたしましたところ、セットでないところも他に例があるということで聞いております。

 以上でございます。

○議長(宮本明裕君)  大山政司君。


○大山政司君 
 もう
4回目でありますし、あくまでも一般質問でございますので、今県との打ち合わせをして、そういうところもあるということなんですが、基本はこれなんですよ。例外だと思いますので、そこら辺文書でもって各議員にわかるように配付していただきたいと思います。それを要望して、強く、実行してもらうことを、終わります。

(「今の返答要らんの」と呼ぶ者あり)

○議長(宮本明裕君)  要望ですから。

(「要望」と呼ぶ者あり)

(大山政司君「議長、ちょっと、待って。要望よということですので、それではもう一回発言しますが、できるようひとつ財政課長の方でお約束をお願いしたい、どうですか」と呼ぶ)

(「何を」と呼ぶ者あり)

 休憩いたします。

午後 326分 休憩

午後 328分 再開

○議長(宮本明裕君)  再開いたします。

 これをもって一般質問を終結いたします。

お問い合わせ

議会事務局
住所:愛媛県八幡浜市北浜一丁目1番1号
TEL:0894-22-5998
FAX:0894-22-5963
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