一般質問 H19.3 清水正治 議員

公開日 2014年09月05日

〔清水正治君登壇〕


○清水正治君
 
3月度本会議に既に提出をさせていただいております通告書に従って質問をさせていただきます。

 大綱1、公共施設、幼稚園、小学校、中学校の耐震対策について、大綱2、男女共同参画社会の推進について、大綱3、もっきんロードトイレ設置についてお伺いをいたします。

 大綱の1、公共施設、幼稚園、小学校、中学校の耐震対策について、この件につきましては昨年にも質問をさせていただきましたが、いま一度お尋ねさせていただきます。

 政府の指示で、2003年度の時点では75%だった建築物の耐震化率を2015年には少なくとも90%にしようという明確な目標が掲げられております。かっての阪神・淡路大震災では建物の崩壊による大変な死傷者と莫大な被害が出たことは、私たちの記憶に鮮明に残っております。東南海・南海地震が遠からずあるのではとのたくさんの学者の中で叫ばれているところでありますが、また想定される被害についても想像を絶するものではないかと思うものであります。

 我が八幡浜市の公共施設や各学校の耐震対策を一日も早く進めるべきだと思いますが、理事者のお考えを伺いたいと思います。

 大綱の2、男女共同参画社会の推進について。

 21世紀は女性の時代と言われて久しくなりますが、私たちの八幡浜市においてはいかがなものでしょうか。家庭にあっても、夫婦仲よくともどもに日々の生活の向上へ手を取り合って暮らしておられると思います。今私の目の前に3人の女性の議員の方々がおられます。ところが、残念ながら、私の横にずらりと並んでいらっしゃる理事者の中には一人の女性もおられません。残念です。八幡浜市には女性はいないのかと疑いたくなる現状でありますが、保育や介護に真剣に取り組んで汗を流してくださる女性の方々のいろんな御意見を私はたくさんお聞きしてまいりました。この議場においても同じであります。理事者のお考えはいかがでしょうか、お尋ねいたします。

 大綱の3、もっきんロードにトイレの設置についてでありますが、この件につきましては今までにも保内町でもかなりの議員の方々から御意見があったんですが、今回私もいま一度お聞きしたいと思っております。

 気候も暖かくなりますと、朝早くから市民の方々がジョギングをされます。また、昼間になれば小さな子供の散歩の姿も見かけます。土曜日や日曜日になると遠方からの観光客の姿もよく見かけます。町並みを見て歩かれる人々から時々トイレのあり場所を尋ねられることもあります。今、白石和太郎邸の改修が進んでおりますが、もっきんロードはかなりの長さがあります。美名瀬橋のあたりから白石邸まではかなりの距離になります。高齢者や小さな子供は大変です。何とかしてあげたいとのお気持ちは、近くの市民のだれもが思っているのです。

 美名瀬橋の近く、例えば保中のグラウンドの隅にでもできればよいのではと思いますが、いかがなものでしょうか。賢明な理事者の方々のお考えをお伺いいたします。

 以上で私の質問を終わります。

○議長(宮本明裕君)  市長。


○市長(高橋英吾君) 
 清水議員の大綱
2の男女共同参画社会の推進についてをお答えいたします。

 先般の市議会協議会におきまして、現在策定作業中の男女共同参画計画の骨格案をお示しし、説明をいたしましたように、地域における男女共同参画社会を推進するに当たっての行政のあるべき姿として、市役所を推進モデルとして位置づけることにしております。

 市役所は、一つの職場として男女の雇用の均等や仕事と育児、介護などの家庭生活の両立が実現する職場環境を率先してつくる必要があるとともに、女性職員の職域の拡大や管理職への登用を進めていく必要がございますので、計画の中に女性職員の積極的登用と職域の拡大や市の審議会等の男女バランスの確保という施策を掲げております。

 議員御指摘のように現在は女性の課長はおりませんが、過去には議会事務局や会計課等に女性課長が在籍した時期もございます。

 基本的には、性別にとらわれることなく職員の能力発揮の機会を拡充していくということになりますが、その際に議員御指摘の女性の視点も考慮してまいりたいと考えております。

 なお、女性の声を政策や方針決定に反映させるという観点から、現在市の教育委員会や公平委員会等の各委員会に占める女性委員数は3名で、率にして6.7%、各種審議会等の占める女性委員の割合は20.1%でございますが、今後は人材の育成を図るとともに、各種委員会や審議会の委員につきまして女性の比率を高めていき、女性の才能を生かしたまちづくりを進めていくことは重要であろうと考えておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。

 その他の問題は各課長より答弁をさせます。

○議長(宮本明裕君)  学校教育課長。


○学校教育課長(三堂嗣夫君) 
 清水議員御質問の大綱
1、学校の耐震対策についてお答えをいたします。

 議員御指摘のとおり、学校施設は児童・生徒が1日の大半を過ごす場所であり、また災害時においては地域市民の避難場所としての役割も果たしていることから、安全性の確保が最優先であることは十分承知をいたしておるところでございます。耐震化推進計画を立て、1次診断の構造、耐震指標、Is値等の低い建物から順次2次診断、その結果に基づき耐震補強事業、大規模改造事業を進めてまいります。

 既に川之石小学校、宮内小学校、保内中学校は2次診断実施後、耐震補強を含めた大規模改造事業を実施済みであります。

 具体的には、対象建物27棟であり、来年度は白浜小学校校舎、青石中学校校舎、真穴中学校校舎及び体育館の2次診断調査を予定いたしております。その診断結果により順次整備を進めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。

○議長(宮本明裕君)  文化振興課長。


○文化振興課長(水野省三君)
 清水議員御質問の大綱
3、もっきんロードにトイレの設置をについてお答えをいたします。

 もっきんロードは、旧白石和太郎洋館、赤レンガ倉庫、美名瀬橋等の川之石地区に点在している歴史的建造物を結びつけるとともに、対岸の青石護岸を見ながら散策できる県下でも初めてのウッドデッキによる川沿いの遊歩道として平成156月に供用開始をいたしました。自来、地域の方々や市内外の町並み散策者に御利用いただいておるところでございます。

 さて、本市の川之石地区には、明治期以降の繁栄を物語る古い町並みが残存し、その保存継承を図っているところであります。近年、近代産業遺産への関心が高まりを見せていることから、市街地に存在する歴史的建造物の保存、活用など町並みの整備とあわせ、地域ゆかりの歴史文化資源を見て回るコースの設置など、町並み文化が感じられるまちづくりを実施しているところであります。

 その中で、当該地域に公衆トイレ及び駐車場がなく、その整備を町並み探訪者や地域住民からも強く要望されておりましたが、このたび町並み見学用の公衆トイレ及び駐車場を旧白石和太郎洋館前に新設することとし、現在用地取得に着手、平成19年度中の供用開始を目指しております。

 そこで、もっきんロードを利用者の方々にもこのたび新設いたします町並み見学用公衆トイレを御利用いただきたいと考えておりますので、よろしくお御理解をいただきたいと思います。

 以上でございます。

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