平成20年八幡浜市議会6月定例会会議録第1号

公開日 2014年09月17日

 

議事日程 第1

平成2069() 午前10時開議

1

会議録署名議員の指名

2

会期の決定

3

報告第1号 専決処分の報告について(八幡浜市手数料徴収条例の一部を改正する条例の制定について)

報告第2号 専決処分の報告について(八幡浜市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について)

 報告第3号 専決処分の報告について(平成19年度八幡浜市一般会計補正予算(8))

報告第4号 専決処分の報告について(八幡浜市市税条例の一部を改正する条例の制定について)

報告第5号 専決処分の報告について(八幡浜市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について)

報告第6号 専決処分の報告について(八幡浜市都市計画税条例の一部を改正する条例の制定について)

報告第7号 専決処分の報告について(市道舟木谷両家線事故の相手方との和解及び損害賠償の額の決定について)

報告第8号 平成19年度八幡浜市一般会計繰越明許費繰越計算書

報告第9号 平成19年度八幡浜市公共下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書

諮問第2号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて

同意案第1号 固定資産評価審査委員会委員の選任について

同意案第2号 固定資産評価審査委員会委員の選任について

同意案第3号 固定資産評価審査委員会委員の選任について

議案第58号 「八幡浜市公共下水道八幡浜浄化センターの建設(合流改善)工事委託に関する協定について」の議決変更について

議案第59号 新たに生じた土地の確認について

議案第60号 字の区域の変更について

議案第61号 八幡浜・大洲地区広域市町村圏組合規約の変更について

議案第62号 八幡浜市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について

議案第63号 八幡浜市及び保内町の廃置分合に伴う八幡浜市国民健康保険税条例の適用の経過措置に関する条例を廃止する条例の制定について

議案第64号 平成20年度八幡浜市一般会計補正予算(1)

議案第65号 平成20年度八幡浜市介護保険特別会計補正予算(1)

議案第66号 平成20年度八幡浜市日土財産区特別会計補正予算(1)

       (提案者の説明)

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本日の会議に付した事件

日程第1

会議録署名議員の指名

日程追加

議長不信任動議

日程第2

会期の決定

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出席議員(23)   

1番  新  宮  康  史  君

  2番  上  田  浩  志  君

  3番  大  城  一  郎  君

  4番  井  上  和  浩  君

  5番  上  脇  和  代  君

  6番  魚  崎  清  則  君

  7番  山  中  隆  徳  君

  8番  二  宮  雅  男  君

  9番  遠  藤  素  子  君

 10番  武  田  成  幸  君

 11番  清  水  正  治  君

 12番  宇宮  富  夫  君

 13番  兵  頭  孝  健  君

 14番  上  田  竹  則  君

 15番  松  本  昭  子  君

 16番  都  築     旦  君

 17番  住     和  信  君

 18番  中  岡  庸  治  君

 19番  宮  本  明  裕  君

 20番  大  山  政  司  君

 21番  萩  森  良  房  君

 22番  舛  田  尚  鶴  君

 23番  山  本  儀  夫  君

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欠席議員(なし)

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説明のため出席した者の職氏名

 市長        高 橋 英 吾 君

 副市長       谷 口 治 正 君

 収入役       長 島   峻 君

 政策推進課長    中 榮 忠 敏 君

 危機管理室長    尾 﨑 政 利 君

 総務課長      山 本 一 夫 君

 財政課長      國 本   進 君

 税務課長      市 川 芳 和 君

 市民課長      柏 木 幸 雄 君

 生活環境課長    大 森 幸 二 君

 福祉事務所長    水 野 省 三 君

 保健センター所長  松 本 常 美 君

 人権啓発課長    田 中 良 三 君

 水産港湾課長    大 西   力 君

 建設課長      菊 池 賢 造 君

 監理開発課長    山 本 数 道 君

 農林課長      二 宮 嘉 彦 君

 商工観光課長    菊 池 正 康 君

 下水道課長     石 田   修 君

 保内庁舎管理課長  竹 内   茂 君

 水道課長      永 井 俊 明 君

 市立病院事務局長  田 中 正 憲 君

 会計課長      清 水 義 明 君

 教育委員会委員長  井 上   守 君

 教育長       井 上 傳一郎 君

 学校教育課長    三 堂 嗣 夫 君

 生涯学習課長    谷 口 光 一 君

 文化振興課長    松 本 俊 一 君

 代表監査委員    久保田 哲 弘 君

 監査事務局長    松 本   強 君

 農業委員会事務局長 山 下   裕 君

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会議に出席した議会事務局職員

 

 事務局長       菊 池 敏 和 君

 事務局次長兼議事係長 菊 池 和 弥 君

 調査係長       田 本 憲一郎 君

 書記         脇 野 和 仁 君

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午前1000分 開会

○議長(宮本明裕君)  去る41日付で人事異動がありましたので、この際、新任課長等の自己紹介をいたします。

(新任課長等の自己紹介)

○議長(宮本明裕君)  以上で新任課長等の紹介を終わります。

 続いて、去る521日から523日にかけて実施いたしました総務委員会の行政視察について、委員会から報告を行いたいとの申し出がありましたので、この際、これを許します。

 新宮康史君。

〔新宮康史君登壇〕

○新宮康史君  それでは、八幡浜市議会常任委員会総務委員会の行政視察報告をさせていただきます。

 平成20521日から23日の3日間、都築委員長を代表に委員6名と随行事務局1名、総員8名にて埼玉県和光市、それから神奈川県海老名市、東京都国分寺市の3市を八幡浜市行政改革の促進、活性化の先進地として行政視察してまいりました。

 以下、その内容を報告させていただきます。

 まず最初に、和光市ですが、これは対象は市税のコンビニ収納についてであります。

 和光市の概要は、埼玉で29番目、ことしで38年目の市でありますが、都心から20分程度の距離にありまして、つい最近6月初めに有楽町線が池袋経由で新宿、渋谷と直結し、ますます交通の利便性が向上、さらにベッドタウン化が予想されております。平成2年より人口が5年ごとに5,000人ずつふえ続けておりまして、現在76,000人、35,000世帯、また平成20年一般会計予算221億円と、予算面で八幡浜の1.2倍程度の市でありますけども、自主財源率が173億円、78%という、平均年齢38歳という若さも手伝って、何ともうらやましい市であります。

 次に、コンビニ収納を実施した経緯でありますけど、1つ目にはベッドタウン化した地域性により、市民は24時間の生活環境になり、いつでもどこでも支払い可能な窓口として、また若年層の納税意識の向上、それから時間的制約、未納の防止、この3つを目的に、保育料、介護保険料、水道料金を除くすべての公金を対象として、コンビニエンスストア、CVSと省略しますけども、収納を採択した次第であります。

 平成161月より準備に入りまして、平成173月から開始、ことしで3年目に入っております。これは、公募によって収納代行業者を選定しまして、サンクスとかサークルK、ローソン等、主要なCVS18社で利用できる仕組みとなっております。

 経費につきましては、収納業者に対して月額15,000円、手数料としまして1件につき55円、それとあと帳票等システム対応印刷費が1回年に370万円、それから最初にかかった費用ですけど、これがすべてで300万円ぐらいの経費がかかっております。

 効果につきましては、平成17年度が口座振替者27.3%のうちCVS利用が16%程度、それから平成18年度で口座振替者が28%のうちコンビニエンスストアが21%利用というふうになってまして、口座振替者数というのは伸び悩んでいますけども、コンビニエンスストアの利用者は確実にふえていると。しかし、これが実際に収納率が伸びているかどうかは現在精査中ということであります。予想見解では、銀行の窓口振り込み者がCVSの振り込みに変わったのではないかと予想されております。

 課題でありますけども、コンビニエンスストア利用における手数料、これが155円は市の負担となりますので、税額が少額で多くの件数があると手数料負担が市のほうが大きくなると。今後より一層の収納拡充の観点から、クレジットカードとかインターネットバンキング利用による納付を考えていますけども、カード決済手数料が今のところ一、二%必要であり、これがネックとなっているようであります。

 所感でありますけども、生活環境の多様化、また若い方に対するサービスとしまして、前向きで効率の上がる取り組みだと思います。ただ、個人の情報をコンビニエンスストアの店員さんや代行業者が扱うことになりまして、個人情報の保護の問題や処理ミスが心配されるところであります。

 今後につきましては、水道料金もコンビニエンスストア対応できるよう準備中であるらしいんですけども、先ほど申しましたけども、カード決済の手数料をクリアにして取り組めば、利便性が高いことにより利用者はもっとふえるんではないかと思っております。

 次に、海老名市でありますが、これは当市でも採用予定であります行政評価システムについて行ってまいりました。

 海老名市の概要は、神奈川県の中央に位置しまして、新宿から40分、それから横浜から30分と、これも交通の利便性にすぐれ、都心や横浜のベッドタウン化となっております。市制は昭和46年で、現在37年たっておりまして、市発足時5万人だった人口も現在約126,000人、49,300世帯と、いまだにふえ続けている状態であります。予算面では、一般財源359億円と、当市の約2倍に近い市で、特筆すべきは一般会計の予算のうち自主財源が266億円、約74%もあり、ここもうらやましい状況の市でありました。

 行政評価システムを導入に至った経緯でありますが、これは経営管理手法の一つ、PDCAサイクルを行政運営に定着させて、行政の行う活動の目的を明確にし、成果を一定の基準で評価することで、市民の方々に行政の評価をわかりやすくする、またそのための職員の意識改革、説明責任の明確化、市民参加、参画による外部評価の実行を目的としましてシステムの導入に至ったそうであります。

 概要でありますけども、これは出退勤とか旅費申請、管理等、庁内情報ネットワーク海老名市OAシステムの一つのメニューとして行政評価支援を組み込んでおります。平成1710月から5年間、プロポーザルコンペ方式、いわゆる提案型公募で入札した業者に委託しまして、月40万円の使用賃借料を支払っているそうであります。各職員のパソコンから、OAシステムを介してサーバーにアクセスする、その権限につきましては事務局とか職員とか、その辺によって異なっているそうであります。

 評価でありますけども、PDCAサイクルの中のCです、チェックに当たる部分、ここの部分で担当部課評価、これが1次評価になるんですけど、それに内部評価として評価委員、これは市長それから室長及び各部次長クラスの12名による2次評価、それと外部評価として公募市民及び学識経験者から成る12名の委員によって評価をしております。平成20年度からは、内部評価と外部評価を同時期に実施させて、評価結果を次年度の実施計画や予算に効率的に反映させたいという話でありました。

 これと付随した業務でありますけども、この行政評価とあわせて補助金に係る事務事業の評価を隔年、2年に1回行って、執行状態や成果、それから今後の進め方についてチェックしてるというふうに聞いております。

 この効果でありますけども、まず全体的に職員がPDCAサイクルを意識して業務することによって効率化が図れてると。それと、あと市民との協働で策定した市事業について、評価及び予算措置のチェックを受けることにより、正当性、実効性の確保が図れている。それから、予算編成前に次年度の実施計画を示すことによって、予算の根拠、正当性の確保が図れるということであります。

 今後の課題ですけども、作業量が非常に膨大となって、結局はパソコンの画面だけでなく、最終的にはその評価を紙面の評価でやるというようなことになると。それから、まだ現在定着までには至ってないんですけども、各部署がその結果が予算に反映されるということの認識がまだ少ないということと、実態に合った評価がこのシステムの目標で、中・長期計画にもつながるんですが、これをいかに議会にも理解してもらうか、そして次年度に反映していくかということがネックとなっているようであります。

 所感でありますが、このシステム自体の考え方は問題なく、大いに参考にしていただきたいと思うんですが、実際の運用面ではシステム自体がかなり複雑で、これを一般市民の方に理解してもらうということもちょっと難しいんじゃないかと、そういうふうに思いました。

 それから、あと外部評価委員というのは、公募市民とか学識経験者12名で構成されているわけでありますけども、これは12万人の市民の中の12名で、選出の公正さの問題、またこの人数で本当に市民参加と言えるのかどうか、それから評価に対する市民の意見をホームページ等で広く集めて生かすような手法が今後必要ではないかと思いました。

 それから、評価時期を次期予算編成、事業実践に反映しているようでありますけど、このシステムの最終決裁は結局は議会になると思います。システムと議会の相関関係を明確にすることで、さらに透明性、信頼性が向上すると考えます。

 最後に、国分寺市でありますけども、これは市民活動協働事業について視察を行ってきました。

 国分寺市の概要は、東京都の中央、多摩地区にありまして、昭和37年に市制がしかれ、ことしで44年目の市であります。交通は、JR中央線を中心に都心から二、三十分の距離にありまして、利便性がよいことから都心のベッドタウンとして今も人口がこれも増加していると。人口は116,000人、45,000世帯、一般会計362億円、うち市税が221億円で構成比が61.1%、これも高い構成比になっておりますけども、予算面で当市の約2倍の市で、ここも先ほど申しました自主財源率の高い市であります。この市の人口は、当市の3倍でありますけども、議員条例が24と、現議員数も24名と、やっぱりちょっと少ないようなことが気になりました。

 市民活動協働事業の取り組みについてでありますが、これは平成14年から取り組んできておりますけども、現在もその途中であると。現在の多様化された生活環境の中で、市民の行政に対するニーズも多種多様でありまして、市民の視点に立ったきめ細かい対応を可能にするために、市と市に存在するボランティア団体、非営利活動法人、これNPO等ですけども、市民活動団体が情報を共有して理解し合い、協働事業として取り組むことを目的としております。

 具体的には、この市が策定しています協働指針2004年、2005年に沿って事業展開中であるとのことであります。この展開方法としましては、市民活動団体に事業を協働として発注しておりまして、継続分のほか次年度新規取り組み分につきましては、提案型公募により公共性のある審査委員会が選定し、発注しているそうであります。

 また、事業結果につきましても評価委員会を設置し、市民へわかりやすく評価、開示しているとのことであります。

 それと、あとこの市民活動団体、主にNPOですけど、これのフォローにつきましては、こくぶんじ市民活動センター——当市の中央公民館みたいなものでありますが——に担当課を置いて実施しているそうであります。

 実績ですけども、市民団体の登録数が約350団体で、平成19年度の協働事業が45件ということで、主な事業例は介護予防体操とか駅前子育てサロンとか、それから公園管理サポート事業等であります。平成20年度より、先ほど申しました公募による提案型協働事業ということでNPO団体から9件の応募がありまして、うち5件を採用、総事業費約1,200万円にて実施中のことであります。

 課題と展望でありますが、今年度初めての課となって課長、係長、担当職員の体制ができ上がったと。今後は庁内全般に、協働について取り組み意識の高い職員の養成が必要ということと、あと市民活動団体への支援策、これを拡大していかなければならないということでありました。

 所感でありますが、八幡浜市でのNPO法人との協働ということは、今後の港振興ビジョン等を考えた場合必要な可能性は非常に大きく、また多様化する市民ニーズに対する新たな公共のあり方は喫緊の問題として取り組むべきことで、この国分寺市の対応は非常に参考になると思いました。

 それから、あと協働事業に対しての発注の対象というのは、主にNPO法人になると思いますけども、金額的には公民館活動の延長程度で高額にはならないと。したがって、NPO法人が継続できるだけの支援策を講じなければ、この協働という自体が成立しないと危惧しました。

 それと、あと市民全体に協働という新しい形の事業が理解されてPDCAサイクルを回していく上におきまして、市とNPO法人の信頼関係というものはある程度理解できるんですけども、NPO法人と市民の間のコミュニケーションというものが本当に図れているのか、この辺がちょっと問題だろうと思いました。

 全体を通したまとめでありますけども、今回都心近郊の交通利便性のよい3市を、当市の行政改革の参考になるべく特徴をそれぞれ選んで視察させていただきました。全体的に共通した部分もあり、参考になりましたので、ちょっと報告させていただきますと、それは3市とも、先ほど申しましたように都心あるいは横浜から電車で二、三十分の距離にあることからベッドタウン化した町であって、地方では過疎化が問題になっている昨今、人口が逆にふえ続けている、そういう市であるということ。それから、一般会計で自主財源率が、先ほど申しましたように70から80%と、当市の20%台からすると驚異的な数字であります。その行政自身に外目というかはた目から見ますと余裕が感じられまして、構造上の格差とはいえ何ともうらやましい思いをした3市でありました。

 以上、平成20年度八幡浜市議会総務委員会行政視察の報告とさせていただきます。

○議長(宮本明裕君)  以上で総務委員会の行政視察報告は終わりました。

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○議長(宮本明裕君)  ただいまより平成20年第2回八幡浜市議会定例会を開会いたします。

 市長から今議会招集のあいさつがあります。

 市長。

〔市長 高橋英吾君登壇〕

○市長(高橋英吾君)  開会に当たりまして一言ごあいさつを申し上げます。

 本日、平成20年第2回市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、御多忙のところ御参集を賜り、厚くお礼を申し上げたいと思います。

 初めに、NPO法人にこにこ日土が取り組んでおります過疎地有償運送事業について申し上げます。

 この事業に関する詳細につきましては、先般当団体より記者会見が行われ、皆様方も御承知のこととは存じますが、いよいよ運行開始が1週間後に迫ってまいりました。財政状況が厳しい本市において、過疎地域における生活交通の確保は大変重要な問題として慎重に対応しておりましたが、日土地区住民の熱意によって、全国でも珍しい地元住民によるNPO法人での有償運送がなされますことは、進取のまちづくりに取り組んでいる本市にとって、まことに御同慶の至りと存じます。

 にこにこ日土の御努力に対しまして、心から敬意を表しますとともに、御支援、御協力を賜りました多くの関係者にお礼を申し上げる次第であります。どうか議員各位におかれましても、今後とも住民主体のまちづくりに、さらなる御理解、御協力を賜りますようお願いを申し上げます。

 それでは、定例会について申し上げます。

 本定例会におきましては、報告9件、諮問1件、同意安3件、条例案2件、予算案3件、その他4件に同意案1件を追加させていただき、合わせて23件の御審議をいただくものでございます。

 諸議案の内容等につきましては後ほど御説明いたしますが、何とぞ慎重審議賜りまして、御賛同いただきますようお願いを申し上げます。

 なお、本日、本会議終了後、市議会協議会を開催いただきまして、追加提案の教育委員会委員の任命について外5件について御説明申し上げ、議員各位の御理解を賜りたいと存じますので、よろしくお願いをいたします。

 以上、申し述べまして、招集のごあいさつといたします。

○議長(宮本明裕君)  上田竹則君、宇都宮富夫君から319日、一身上の都合により議会運営委員会の辞職届が提出されておりましたので、委員会条例第14条の規定により519日許可をいたしましたから、報告いたします。

 議長において、この際、諸般の報告を行います。

 3月定例会閉会後における諸般の報告については、お手元に配付してあります報告書をもってこれにかえます。

 会議に先立ち、去る423日開催されました第70回四国市議会議長会定期総会、及び、528日開催されました第84回全国市議会議長会定期総会において表彰を受けられました舛田尚鶴君ほか8名に対し、表彰状の伝達を行います。

○議会事務局長(菊池敏和君)  第70回四国市議会議長会定期総会、並びに、第84回全国市議会議長会定期総会において表彰を受けられました方々を表彰区分に従いましてお名前を申し上げますので、自席で御起立をお願いいたします。最初に、四国市議会議長会の表彰を受けられました方々のお名前を申し上げます。

 議員在職24年以上で表彰を受けられました舛田尚鶴議員。議員在職8年以上で表彰を受けられました中岡庸治議員、住 和信議員、都築 旦議員、兵頭孝健議員。

 以上5名を代表して、都築 旦議員に御受領をお願いいたします。

○議長(宮本明裕君)

   表彰状

 八幡浜市 都築 旦 様

 あなたは市議会議員在職8年の長きにわたってよく市政の発展に尽くされ、その功績は特に顕著なものがあるので、ここに本会表彰規程により表彰いたします。

 平成20423

   四国市議会議長会会長

        高知市議会議長 岡﨑洋一郎

(表 彰 状 授 与)

(拍 手)

○議会事務局長(菊池敏和君)  御着席ください。

 続きまして、全国市議会議長会の表彰を受けられました方々のお名前を申し上げます。

 在職25年以上で表彰を受けられました萩森良房議員、大山政司議員。在職10年以上で表彰を受けられました中岡庸治議員、都築 旦議員。

 以上4名を代表して、中岡庸治議員に御受領をお願いいたします。

○議長(宮本明裕君)

   表彰状

 八幡浜市 中岡庸治 殿

 あなたは市議会議員として10年、市政の振興に努められ、この功績は著しいものがありますので、第84回定期総会に当たり、本会表彰規程により表彰いたします。

 平成20528

     全国市議会議長会会長 藤田博之

(表 彰 状 授 与)

(拍 手)

○議会事務局長(菊池敏和君)  御着席ください。

○議長(宮本明裕君)  ただいまの表彰に対し、市長から祝辞があります。

 市長。

〔市長 高橋英吾君登壇〕

○市長(高橋英吾君)  ただいま表彰されました議員各位に対しまして、一言お祝いを申し上げたいと思います。

 去る423日、高知市で開催されました第70回四国市議会議長会定期総会において、議員在職24年以上として舛田尚鶴議員が、議員在職8年以上として中岡庸治議員、住 和信議員、都築 旦議員、兵頭孝健議員がそれぞれ表彰を受けられました。

 また、528日に東京都で開催されました第84回全国市議会議長会定期総会において、議員在職25年以上として萩森良房議員、大山政司議員が、議員在職10年以上として中岡庸治議員、都築 旦議員が表彰を受けられました。

 表彰された議員各位におかれましては、長きにわたり市政の発展のために、あるいは市民福祉の向上のため日夜御尽力をいただいてまいりました。ここに市民を代表いたしまして心から感謝を申し上げますとともに、お祝いを申し上げる次第であります。

 皆様方には、今後とも御自愛の上、これまで蓄積された豊かな経験をもとに、八幡浜市の当面いたしております諸問題の解決を初め、市政の発展と市民福祉の増進に、より一層の御活躍を賜りますよう切にお願い申し上げまして、お祝いの言葉といたします。まことにおめでとうございました。

○議長(宮本明裕君)  被表彰者を代表して中岡庸治君から謝辞があります。

〔中岡庸治君登壇〕

○中岡庸治君  受賞者を代表して一言ごあいさつを申し上げます。

 ただいまは私どもに永年在職の表彰を賜りまして、まことに光栄の至りでございます。これもひとえに、市民の皆様を初め行政関係者、市議会各議員の皆様の御支援、御協力のおかげで、ありがたく感謝を申し上げます。受賞を通過点といたしまして、ますます精進して、市政発展、市民福祉向上のために努力をしてまいりたいと思いますので、よろしくお願い申し上げ、まことに簡単ではございますが、受賞者を代表してのあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。

○議長(宮本明裕君)  以上で表彰状の伝達を終わります。

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○議長(宮本明裕君)  これより本日の会議を開きます。

 本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりであります。

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○議長(宮本明裕君)  日程第1 会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員は、議長において11番 清水正治君、18番 住 和信君を指名いたします。

 松本議員。

○松本昭子君  議長不信任動議を提出させていただきます。

(「賛成」と呼ぶ者あり)

○議長(宮本明裕君)  ただいま松本昭子君から議長不信任の動議が提出されました。

 所定の賛成者がありますので、動議は成立いたしました。

 お諮りいたします。

 この際、本動議を日程に追加し、議題とすることに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(宮本明裕君)  御異議なしと認めます。よって、この際、本動議を日程に追加し、議題とすることに決しました。

 本動議を議題といたします。

 休憩いたします。

午前1031分 休憩

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午前1032分 再開

○副議長(二宮雅男君)  再開いたします。

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○副議長(二宮雅男君)  日程追加 議長不信任の件を議題といたします。

 提出者の説明を求めます。

〔松本昭子君登壇〕

○松本昭子君  私は、あえて議会冒頭において宮本明裕議長に対する不信任動議の提出をいたします。

 宮本議長の議長としての適格性について、大多数の議員が否定的評価を突きつけています。2度にわたる不信任動議の圧倒的多数による可決をどう受けとめておられるのでしょうか。

 宮本議長不信任の理由について、私は次のように考えています。第1点は、議長任期の約束をほごにした背信行為です。議長に就任されたとき、支持グループの前で言われたありがとうございます、県議会方式で全力投球でやらせていただきますという議長としての発言、約束をどう思っておられるのでしょうか。宮本議長は、自治法を盾に議長の任期は4年だと開き直り、約束をほごにして平然としています。これでは市議会の円満な運営ができるはずもなく、人間としての信頼性も持てません。宮本議長誕生の原動力になった16人の議員のほとんどが、議長任期2年以内という約束をほごにしたとして離反しており、現在宮本議長を支持している議員は激減しております。

 宮本議長、あなたは私たちの前で約束した議長任期を守ってください。議長たる者が、大多数の議員から信頼されていないことは、議長失格の最たるものだと思います。

 第2点は、公平、公正な議会運営についての問題です。それは、常任委員会構成にあらわれています。少数の議長支持派で多数の常任委員長ポストや議会運営委員を選任できるように、議長の常任委員会委員の指名権を利用した委員会構成になっていると思います。また、さきの3月議会における定足数を無視した市議会協議会の運営で露呈したように、議会運営について宮本議長の初歩的な認識不足があります。このようなことでは、公正、公平な議会運営について信頼するに値しないと思います。

 第3点は、議長としてなすべき議員間の取りまとめや調整能力の欠如です。昨年9月議会において議会選出監査委員が辞任を表明し、その後辞任が受理されました。しかし、後任の議会選出の監査委員推薦の取りまとめをすべき議長は取りまとめ能力を欠き、いまだに議会選出の監査委員を選任できないでいます。決算審査を控え、監査機能が不十分な状態でこのまま推移すれば、監査意見の提出ができないおそれがあります。議会選出の監査委員の推薦ができない議長は、議長としての調整能力と適格性を欠いています。

 第4点ですが、議会運営委員の欠員について補充ができないことです。3月市議会最終日の319日に民生文教委員会選出の2人の議会運営委員が辞職届を提出しました。宮本議長は、2カ月後の519日に辞職許可通知を出し、同時に2人の欠員補充を民生文教委員会に求めましたが、526日に開催された民生文教委員会協議会で欠員補充について協議したところ、出席議員全員が宮本議長のもとでの議会運営委員を引き受ける意思がなく、欠員補充に至らなかったと聞き及んでおります。民生文教委員会から議会運営委員を選出しないのではなく、なり手がなくて選出できなかったということです。現在、議会運営委員会は2人欠員のままであり、不正常な状態になっています。

 そのほか、議会内の融和と円滑な議会運営に努めなければならない議長の立場を忘れた個人攻撃的言動が見られるなど、議長としての適格性を欠く姿は見るにたえません。このような状態では、市議会の円満かつ正常、円滑な議会運営が期待できません。宮本議長の辞職を強く求めたいと思います。

 以上の理由により、宮本明裕議長に対する不信任動議を提出いたしましたが、皆様の御賛同をお願いいたしまして提案理由の説明を終わります。

○副議長(二宮雅男君)  これより質疑に入ります。

 質疑はありませんか。

 都築議員。

○都築 旦君  私、隣の席で、これ松本さんに隣で言うのはマイク使わんでも話したらいいかもわからんのですが、若干私、今の不信任に対してお聞きしたい点があるので、ひとつできたらお答え願いたいと思います。

 今、松本さんのほうから、まず一番最初にお話になった約束がほごになった件ということでお話があったんですが、この約束っていうのは、私自身、少なくとも私も議員の一人ですから、16名がというお話であったんですが、本来は議会全体として申し合わせ事項として約束、例えば2年なら2年という、そういう申し合わせがあったんなら約束違反だということになると思うんですが、これはあくまでも16人の方々が、言うならば水面下でのお話であって、この本会議の議場の中で16人の約束が云々というの、私はちょっと理由にするのはおかしいんじゃないかという気がします。

 それで、特に議長任期については議員任期という形に自治法上はなってるという関係もございますし、私は本来この問題というのは本人が辞職をすると、本人がやめると言わない限り、これはなかなか拘束性というのはないんじゃないかと思うんです。だから、その辺についても若干私は、今まで去年の12月、3月と2回出ておりますけども、本人がやめると言わない限り、これなかなかこの問題については解決できないんじゃないかと思いますので、ひとつその辺のところはどういうふうにお考えかお聞かせ願いたいと思います。

 2点目、ちょっと待ってください、2点目公平、公正について常任委員会委員の選任について、これは松本さん、今きょうも言われたんですが、その前にも大城さんのほうからお話がございました。この中で、根拠として総務委員会の委員というのは保内町ばっかり偏ってるじゃないかと、保内町出身者の議員ばっかり偏ってるんじゃないかというお話がございました。確かに人数的に言いますと、八幡浜市が2人と保内町が6人ということでございますが、この事例というのは、その前の過去の八幡浜市議会の常任委員会の構成を見たときでも、例えば総務委員会の場合に8名中7名が八幡浜市というような形の委員会も、私の調査というか記録を調べた限りの中には出ておりました。

 だから、私は本来出身地で、一体感の持った八幡浜市の運営っていうことを考えたときに、そういう形でのとらえ方っていうのはいかがなものなのか、この点についてもできたらお聞かせを願いたいと思います。

 それで、議長自身の問題でいろいろ御批判がある点について、私は本人自身が反省せないかん点があると思います。しかし、やっぱり人間というのは100%十分な形の人ってのはいないと思うんです。そういう面から見ますと、私はこの3年近くの間、それなりに努力をされてるところもあるやに思いますので、その辺のところの評価について提案者が……。

 ちょっと待ってください。

 提案者がどういうふうに判断されて、ほいで少なくとも松本さん自身、今まで議長とは一体感でもって対応されてたように思いますので、その辺のとこもできたらお聞かせ願ったらと思います。

 以上です。

○副議長(二宮雅男君)  松本議員。

○松本昭子君  一番最後に言われた議長を支持して、ずっと支持してまいりました、信じて。今回において、このようなことをする、人との約束を守れないとか、それほどの人だと私は思っておりませんでした。それでずっと支持をしてまいりました。

 今回16人の前というのは、支持グループの前でしたということを私は言っております。それで、その前にも約2年という約束は前にもそれは全員協議会でやってたんですが、そのときに破られた議長を、一番になってそういうことではいけないというふうにやってきたのが、この今の宮本議長でございます。そういうことをした人が同じことを、それ以上のことをしているのは私はどうかなと思います。それは第1点目です。

 それから、常任委員会の、私は保内と八幡浜とどうこうというのは言っておりません。それで、見たら委員長のとりやすいポスト、議運に入りやすい人を上手にと言ったらおかしいんですが、振り分けてしとるように、それは故意的にやってるんじゃないかなというふうに思います。

 いろんな面で道義的責任、社会的に議長たる者の態度として、いろいろこういうことを言っていいのか、していいのかということが今目に余るほど出ておりますので、私も今まで支持していた者として、本当はこういう立場で言うようなことはしたくないと思っておりましたが、あえてこの際、八幡浜市議会としていろんな議会からも笑われております。そういう面で、言わなければいけないなという決断をして今回やりました。

○副議長(二宮雅男君)  これをもって質疑を終結いたします。

 お諮りいたします。

 ただいま議題となっております議長不信任の件については、委員会付託を省略し、討論に入りたいと思います。これに御異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○副議長(二宮雅男君)  御異議なしと認めます。よって、本件については、委員会付託を省略し、討論に入ることに決しました。

 これより討論に入ります。

 討論はありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○副議長(二宮雅男君)  これをもって討論を終結いたします。

 これより本件を採決いたします。

 この採決は記名投票をもって行います。

 議場の閉鎖を命じます。

(議場閉鎖)

○副議長(二宮雅男君)  ただいまの出席議員数は21人であります。

 投票用紙を配付いたさせます。

(投票用紙配付)

○副議長(二宮雅男君)  投票用紙の配付漏れはありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○副議長(二宮雅男君)  配付漏れなしと認めます。

 投票箱を改めさせます。

(投票箱点検)

○副議長(二宮雅男君)  異状なしと認めます。

 念のため申し上げます。本件に賛成の諸君は白票を、反対の諸君は青票を点呼に応じて投票願います。

 点呼を命じます。

(点呼・投票)

○副議長(二宮雅男君)  投票漏れはありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○副議長(二宮雅男君)  投票漏れなしと認めます。

 投票を終了いたします。

 議場の閉鎖を解きます。

(議場開鎖)

○副議長(二宮雅男君)  開票を行います。

 会議規則第31条第2項により、立会人に山本儀夫君、大城一郎君を指名いたします。

(開  票)

○副議長(二宮雅男君)  投票の結果を報告いたします。

 投票総数 21

 これは先ほどの出席議員数に符合いたしております。

 そのうち

 賛成 16

 反対 5

 無効 0

 以上のとおり賛成が多数であります。よって、議長不信任の件は可決されました。

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  賛成者氏名

   新宮 康史君   上田 浩志君

   大城 一郎君   井上 和浩君

   上脇 和代君   魚崎 清則君

   遠藤 素子君   清水 正治君

   宇都宮富夫君   兵頭 孝健君

   上田 竹則君   松本 昭子君

   大山 政司君   萩森 良房君

   舛田 尚鶴君   山本 儀夫君

  反対者氏名

   山中 隆徳君   武田 成幸君

   都築  旦君   住  和信君

   中岡 庸治君

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○副議長(二宮雅男君)  休憩いたします。

午前1055分 休憩

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午前1055分 再開

○議長(宮本明裕君)  再開いたします。

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○議長(宮本明裕君)  日程第2 会期の決定を議題といたします。

 お諮りいたします。

 今期定例会の会期は、本日から624日までの16日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

(「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり)

○議長(宮本明裕君)  御異議がありますので、起立により採決をいたします。

 今期定例会の会期は、本日から624日までの16日間とすることに賛成の諸君の起立を求めます。

(賛成者起立)

 

○議長(宮本明裕君)  御着席願います。

 起立少数であります。よって、今期定例会の会期は、議長発案の会議が否決されました。反対した議員が休憩中に会期案を作成してください。

 休憩いたします。

午前1057分 休憩

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午前零時00分 自然閉会

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地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。

 八幡浜市議会 議長  宮 本 明 裕

        副議長 二 宮 雅 男

   議員  清 水 正 治

        議員  住   和 信

お問い合わせ

議会事務局
住所:愛媛県八幡浜市北浜一丁目1番1号
TEL:0894-22-5998
FAX:0894-22-5963
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