平成21年八幡浜市議会9月定例会会議録第1号

公開日 2014年09月18日

 

議事日程 第1

平成21914() 午前10時開議

1

会議録署名議員の指名

2

会期の決定

3

報告第13号 平成20年度八幡浜市健全化判断比率及び資金不足比率の報告について

認定第 1号 平成20年度八幡浜市一般会計及び特別会計歳入歳出決算の認定について

認定第 2号 平成20年度八幡浜市水道事業会計決算の認定について

認定第 3号 平成20年度市立八幡浜総合病院事業会計決算の認定について

議案第63号 八西地域情報基盤整備事業費分担金徴収条例の制定について

議案第64号 八幡浜市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について

議案第65号 八幡浜市市長の退職手当の特例に関する条例の制定について

議案第66号 八幡浜市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について

議案第67号 八幡浜都市計画臨港地区内の分区における構築物の規制に関する条例の一部を改正する条例の制定について

議案第68号 八幡浜市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について

議案第69号 平成21年度八幡浜市一般会計補正予算(4)

議案第70号 平成21年度八幡浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(1)

議案第71号 平成21年度八幡浜市老人保健特別会計補正予算(1)

議案第72号 平成21年度八幡浜市介護保険特別会計補正予算(2)

議案第73号 平成21年度八幡浜市公共下水道事業特別会計補正予算(2)

議案第74号 平成21年度八幡浜市水産物地方卸売市場事業特別会計補正予算(1)

       (提案者の説明)

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本日の会議に付した事件

日程第1

会議録署名議員の指名

日程第2

会期の決定

日程第3

報告第13号、認定第1号~認定第3号、議案第63号、議案第65号~議案第74

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出席議員(19)   

1番  岩 田 功 次  君

2番  石 崎 久 次  君

3番  樋 田   都  君

4番  新 宮 康 史  君

5番  上 田 浩 志  君

6番  井 上 和 浩  君

7番  魚 崎 清 則  君

8番  二 宮 雅 男  君

9番  遠 藤 素 子  君

10番  清 水 正 治  君

11番  宇都宮 富 夫  君

12番  兵 頭 孝 健  君

13番  上 田 竹 則  君

14番  松 本 昭 子  君

15番  住   和 信  君

16番  中 岡 庸 治  君

17番  宮 本 明 裕  君

18番  大 山 政 司  君

19番  萩 森 良 房  君

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欠席議員(なし)

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説明のため出席した者の職氏名

 市長        大 城 一 郎 君

 政策推進課長    中 榮 忠 敏 君

 危機管理室長    尾 﨑 政 利 君

 総務課長      都 築 眞 一 君

 財政課長      國 本   進 君

 税務課長      清 水 義 明 君

 市民課長      柏 木 幸 雄 君

 生活環境課長    大 森 幸 二 君

 福祉事務所長    水 野 省 三 君

 保健センター所長  松 本 常 美 君

 人権啓発課長    森 岡 雅 司 君

 水産港湾課長    大 西   力 君

 建設課長      菊 池 賢 造 君

 監理開発課長    中 岡   勲 君

 農林課長      二 宮 嘉 彦 君

 商工観光課長    菊 池 正 康 君

 下水道課長     宮 本 雅 三 君

 保内庁舎管理課長  松 本   強 君

 水道課長      永 井 俊 明 君

 市立病院事務局長  田 中 正 憲 君

 会計管理者     元 田 博 之 君

 教育委員会委員長  井 上   守 君

 教育長       増 池 武 雄 君

 学校教育課長    三 堂 嗣 夫 君

 生涯学習課長    大 本 孝 志 君

 文化振興課長    山 本 数 道 君

 監査事務局長    山 本 一 夫 君

 農業委員会事務局長 山 下   裕 君

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会議に出席した議会事務局職員

 事務局長       菊 池 敏 和 君

 事務局次長兼議事係長 菊 池 和 弥 君

 調査係長       髙 岡 哲 也 君

 書記         脇 野 和 仁 君

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午前1000分 開会

○議長(萩森良房君)  ただいまより平成21年第6回八幡浜市議会定例会を開会いたします。

 市長から今議会招集のあいさつがあります。

 市長。

〔市長 大城一郎君登壇〕

○市長(大城一郎君)  開会に当たりまして一言ごあいさつを申し上げます。

 本日、平成21年第6回市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、御多忙のところ御参集を賜り、厚くお礼申し上げます。

 さて、去る96日に、八幡浜市女性団体連絡協議会主催による地域医療を考える市民フォーラムが市民約500人の参加のもと開催されました。医療を取り巻く環境は大変厳しいものがあり、市立八幡浜総合病院においても、内科医不足から一部外来診療の制限及び救急受け入れ態勢の制限をとらざるを得ない状況に陥っております。

 こうした中で、行政や医療関係者だけの対策に頼ることなく、市民一人一人が地域医療のあり方を考えていくことが重要との理念のもと、企画、実施をいただきました女性団体の皆様方の御努力に心より敬意を表するものであります。

 フォーラムの終わりには、市立病院を市民共有の財産として過酷な勤務を続ける医師への理解を初め、かかりつけ医を持つ、地域医療を支える意識づくりの推進をしようとのアピール文の採択がありましたが、このことは私にとりましても大変心強く、ありがたく、感謝申し上げますとともに、地域医療を守るという課題解決のため、これまで以上の努力を積み重ねていく必要性について決意を新たにしたところでございますので、議員各位におかれましては、御協力、御支援を賜りますよう切にお願い申し上げる次第であります。

 それでは、定例会について申し上げます。

 本定例会におきましては、御報告申し上げるもの1件、認定を受けるもの3件、条例案6件、予算案6件、合わせて16件の御審議をいただくものでございます。

 また、追加議案の提出についても予定をいたしております。

 諸議案の内容等につきましては後ほど御説明させていただきたいと存じますが、何とぞ慎重審議賜りまして、御賛同いただきますようお願い申し上げます。

 なお、本日、本会議終了後、市議会協議会を開催いただきまして、八幡浜港港湾振興ビジョン整備実行委員会からの答申内容についてほか2件について御説明申し上げ、議員各位の御理解を賜りたいと存じますので、よろしくお願いをいたします。

 以上、申し述べまして、招集のごあいさつとさせていただきます。

○議長(萩森良房君)  議長において、この際、諸般の報告を行います。

 9月臨時会閉会後における諸般の報告については、お手元に配付いたしております報告書をもってこれにかえます。

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○議長(萩森良房君)  これより本日の会議を開きます。

 本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりであります。

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○議長(萩森良房君)  日程第1 会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員は、議長において2番 石崎久次君、12番 兵頭孝健君を指名いたします。

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○議長(萩森良房君)  日程第2 会期の決定を議題といたします。

 お諮りいたします。

 今期定例会の会期は、本日から101日までの18日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(萩森良房君)  御異議なしと認めます。よって、会期は18日間と決定いたしました。

 市長。

○市長(大城一郎君)  今回上程予定の議案第64号 八幡浜市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定については、議案取り下げをお願いしたいと存じます。

 なお、取り下げ理由については担当課長より説明させますので、よろしくお願いいたします。

○議長(萩森良房君)  総務課長。

○総務課長(都築眞一君)  議案第64号について、取り下げ理由につきまして御説明を申し上げます。

 市長の給料月額を1割削減する改正案でありますが、6月の定例会の際に特別職報酬等審議会での審議のあり方について議論され、また8月の人事院勧告を踏まえた中で、市長だけではなく、他の特別職等についても影響を及ぼすこともあり、市長を含めた特別職全体の報酬額を審議会へ諮問すべきではないか等について種々検討の結果、調整が必要との判断に至りましたことから、議案第64号を取り下げさせていただきたいと思いますので、御理解を賜りたいと存じます。よろしくお願いいたします。

○議長(萩森良房君)  ただいま議案第64号につきましては、提案者から取り上げの申し出がありましたので、許可いたします。

 大山政司君。

○大山政司君  ただいま議案の取り下げの説明がありました。市長は選挙公約で10%カット、人件費等について市民の皆さんに訴えて当選したわけなんですが、報酬等審議委員会を尊重して今回の議案は取り下げるという趣旨の説明だったと思うんですが、6月議会の市長の10%カットについて否決されましたが、そのときも報酬等審議委員会があるじゃないかと、こういう議員の質疑があったやに私は記憶してるんですが、今回その6月議会のそういう議論を踏まえて、考えてまた提案された。きょうの取り下げの説明はその報酬等審議委員会を尊重としてということなんですが、それでは説明にならない。もっと議案というものは、市長、あなたと議会が提出することではありますが、市民に対しての、これは八幡浜市政治、市政の非常に重要な課題であるわけなんです。そんなに簡単に取り下げたりするもんじゃないと思うんですが、なぜ今回そういう報酬等審議会のあるのを知っていながら、過去の議論がありながら、提案して取り下げたんですか。その真意を聞きたい、市長に。理由にならん。

○議長(萩森良房君)  市長。

○市長(大城一郎君)  今回議案を上程するに至りまして、6月にも私思っておりましたが、私の10%カットについては報酬等審議委員会に審議をゆだねるべきところでないと私なりに考えておりました。それで、今回も上程に至ったわけなんですが、その後いろいろ内部でも検討した結果、私の公約の実施に当たりまして、今回は見送って、一応10月以降に予定しております報酬等審議委員会に特別職の報酬とあわせた上で10%の部分もお伺いをするべきほうが公約の実行に向けてはスムーズにできるのではないかと思い、それと私の判断で今回は取り下げを決意させていただきました。

○議長(萩森良房君)  大山政司君。

○大山政司君  説明になってない、それでは。あなた議案を提出するときには理事会に諮ったんでしょ、理事の、こういうことをしたいということを。ほいて、検討した結果、取り下げると。あなた個人の議案提出じゃないんですよ。八幡浜市としての議案提出なんですよ。当然議案に出すときにはちゃんと諮ってんでしょ、皆さんに、諮らなんだんですか、今回、議案提出のときに。ほして、みんなに相談した結果、今回取り下げる、そんなの理由にならない。

○議長(萩森良房君)  はい。

(大山政司君「はいじゃない、答弁」と呼ぶ)

 御意見として承っております。

 第64号につきましては議長が許可しましたので。

(大山政司君「議長、議長、市長の答弁。

何言よんのあなた、私質問しとんのに。

市長の答弁」と呼ぶ)

 市長。

○市長(大城一郎君)  いろいろ内部でも検討を重ねましたが、私の決断で今回はこういうふうにさせていただいております。

(大山政司君「内部で検討して議案出しとるんでしょ、内部で。

あなた個人で出したんですか、議案を。そこを聞きよるのよ。

ちゃんとした説明しなさい。

八幡浜市の恥じゃ、このようなこと。説明」と呼ぶ)

○議長(萩森良房君)  この件については、今申し上げましたように議長が許可をいたしましたので、この程度にとどめておきたいと思います。

 日程第3において議案第64号を提案しておりますが、この際日程第3を報告第13号、認定第1号ないし認定第3号、議案第63号、議案第65号ないし議案第74号と変更いたします。

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○議長(萩森良房君)  日程第3 報告第13号 平成20年度八幡浜市健全化判断比率及び資金不足比率の報告について、認定第1号 平成20年度八幡浜市一般会計及び特別会計歳入歳出決算の認定についてないし認定第3号 平成20年度市立八幡浜総合病院事業会計決算の認定について、議案第63号 八西地域情報基盤整備事業費分担金徴収条例の制定について、議案第65号 八幡浜市市長の退職手当の特例に関する条例の制定についてないし議案第74号 平成21年度八幡浜市水産物地方卸売市場事業特別会計補正予算(1)、以上15件を一括議題といたします。

 初めに、市長より総括説明を願います。

 市長。

〔市長 大城一郎君登壇〕

○市長(大城一郎君)  本日ここに第6回市議会定例会を招集いたしまして、補正予算案を初め、当面する市政の重要案件の御審議をいただくわけでございます。

 各案件にわたります詳細な説明は、審議の過程で各課長から申し上げることといたしまして、私は概要を申し上げ、議員各位の御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。

 最初に、830日に執行されました第45回衆議院議員総選挙におきまして、地元八幡浜市から衆議院議員が37年ぶりに誕生いたしました。市民を代表して心よりお祝い申し上げますとともに、高橋議員におかれましては、与党の一員として今後の国政の場での御活躍を御祈念申し上げる次第であります。

 さて、今回の衆議院議員選挙で民主党が308議席を獲得して政権が交代する結果となり、新政権では予算の骨格や重要施策を決定するための国家戦略局の新設や行政刷新会議等の組織改革が推進されるようでありますが、国家予算の組み替えや新年度予算編成など現時点では不透明なところもあることなどから、地方自治体に与える影響について危惧する一方で、地方分権改革においては地域主権の確立へ権限と財源の大幅な移譲を打ち出され、補助金の一括交付金化と交付税と合わせた新たな財政調整・財源保障制度を創設される方針であり、地方が必要としている財源確保に期待しているところであります。

 次に、総務省が7月に公表した平成21年度普通交付税大綱では、総額148,710億円で前年度比3,894億円、2.7%の増となり、2年連続で増加しております。交付税の不足分を穴埋めする臨時財政対策債の発行可能額を加えた実質の交付税額は192,645億円で、前年度比24,032億円、14.3%の増となっております。

 当市の普通交付税額は642,555万円で、前年度比5,4749,000円、0.9%の増、臨時財政対策債発行可能額を加えると706,3385,000円で、前年度比28,1612,000円、4.2%の増であります。

 その要因は、経済対策での地域雇用創出推進費が創設されたこと、また公立病院に対する交付税措置の充実による医師確保対策や少子化、安全・安心対策経費などによるものであります。

 また、総務省が示した来年度の地方財政収支の仮試算と地方債計画案では、社会保障関係経費が伸びるなど歳出がふえて財源が必要になる一方、景気低迷で地方税も交付税原資となる国税も落ち込む見通しのため、地方自治体に配る交付税額は前年度比0.4%増の159,000億円と微増にとどまっています。地方全体の歳入歳出総額は0.2%増の828,000億円、歳入のうち地方交付税や地方税など使途が自由な一般財源は0.4%増の593,000億円との見積もりであります。地方税は景気低迷で今年度より5.4%、2兆円減の342,000億円を見込み、地方債は10.9%増の131,000億円、地方税の落ち込みなどにより拡大する財源不足を穴埋めするため、臨時財政対策債を27.0%増の65,000億円と試算されております。

 ただし、新政権では概算要求基準を抜本的に見直す方針が示されており、当市のように財政力の弱い団体にとって交付税は基幹的収入であることから、その増減は財政運営に多大の影響を及ぼすものであります。今後も国の動きを注視するとともに、あらゆる機会を通じ、交付税総額の安定的確保が図られるよう強く求めてまいりたいと思っております。

 次に、八幡浜・大洲圏域における地域医療再生計画基本構想についてでありますが、圏域内では医師不足が深刻で、現状のままでは救急医療を初めとした地域医療体制の維持、継続が困難な状況となっていることから、愛媛県の主導により圏域内の医療、消防、行政等の関係者で八幡浜・大洲圏域医療対策協議会が設置され、今後の対策などについて協議、検討を進めていただいております。

 また、国においては、救急医療の確保、医師確保など、地域の医療課題解決のため都道府県が策定する地域医療再生計画に基づく取り組みを支援すべく、平成21年度補正予算で3,100億円が確保されたところであります。県では、87日にその対象となる圏域として八幡浜・大洲圏域を選定いただいたことは、市としても大変ありがたく、厚くお礼を申し上げる次第であります。

 この地域医療再生計画基本構想は、救急医療体制の再構築、医師確保の2つの大きな柱としたもので、救急医療体制の再構築として初期救急医療体制の拡充、強化、連携・ネットワーク型の広域救急医療体制の構築、圏域の中核病院の建てかえ、そして大学病院の高度救命救急センター化の4つの施策が掲げられております。また、医師確保しては、救急医療に従事する医師の養成、確保、医師の定着促進のための環境整備の2つの施策が掲げられております。今後、県で基本計画の構想について優先順位や具体的事業計画などを精査し、10月中旬に国へ提出の予定で進めていただいている状況であります。

 このことに関連して、民主党は、地域医療再生基金を含む46基金について、一たん白紙に戻し、必要なところに届くようつくり直したいと述べ、組み替え予算案を国会に提出する意向が示されております。しかしながら、地域福祉、医療問題解決は自治体にとって喫緊の課題であり、当基金が凍結されると、当該自治体に大きな混乱を招きかねません。住民の命と安全を守る地域福祉、医療等に大きな影響を及ぼす基金凍結がなされることがないよう強く要望してまいりたいと考えております。

 なお、市長就任以来、直ちに3人の医師確保の公約実現に向け邁進してまいりましたが、現時点におきまして医師確保の実績がなく、結果として直ちにという点におきましては公約に反しているところであり、まことに申しわけなく思っております。厳しい現状認識のもと、今後一層の努力を傾注して医師確保に努めてまいる所存でありますので、議員各位の御支援、御協賛を賜りますようよろしくお願いいたします。

 それでは、今回の補正予算の主なものについて順次御説明いたします。

 最初に、地場産業の振興と町の活性化対策であります。

 まず、港湾・漁港関連では、県営八幡浜漁港広域漁港整備事業負担金の予算措置及び経済危機対策として高速道路料金値下げで厳しい状況となっておりますフェリー運航会社に対し港湾施設の使用料を2分の1に減免する措置を講じております。

 なお、八幡浜港振興ビジョンにおける港湾・漁港関連事業は、埋立工事をほぼ完了し、八幡浜港振興ビジョン整備実行委員会においてフェリーターミナル関連施設のより現実的な事業の推進に向けた検討をいただいておりましたが、今月9日に八幡浜港港湾振興ビジョンにおけるフェリーターミナル関連施設整備事業についての答申を受けたところでございます。長期間にわたりまして御審議いただきました委員の皆様方の御労苦に改めまして敬意の意を表するものであります。今後はこの答申を市内部で十分検討いたしまして、市民も外来者もともに楽しめるようなにぎわいの創出できる、市民の声を反映した施設づくりに努めてまいる所存であります。

 また、衛生管理型魚市場を目標にした魚市場施設については、卸売業者や買い受け人等市場関係者で構成します魚市場整備実行委員会で協議いただいております。魚市場の内容、規模につきましては、魚市場整備実行委員会で合意に至り、現在は活魚水槽や駐車場等市場附帯施設の規模、配置について市場関係者と協議中であり、今年度中に基本設計をまとめる予定であります。

 次に、商工業の振興についてでありますが、県の補助事業であります新ふるさとづくり総合支援事業を活用した八日市300回記念及び旬彩市3周年記念の各イベントを支援するための事業費補助金や八幡浜元気プロジェクト活動支援事業補助金の予算措置を講じ、中心市街地の活性化を図り、にぎわいと活力あるまちづくりに努めてまいります。また、冬の大きなイベントとなっておりますやんちゃ祭り補助金の予算措置を講じたところであります。

 次に、農業の振興対策でありますが、基幹農道の整備として、県営農免農道整備事業負担金などの予算措置を講じたところであります。

 次に、保健事業では、国の補助事業として、一定の年齢に達した女性に対し検診受診率の向上を図るため、女性特有のがん検診推進事業の予算措置を行っております。

 次に、地域介護施策として、地域介護・福祉空間整備等施設整備交付金により対象となるグループホームへのスプリンクラー設備費に対する補助金の予算措置を講じております。

 次に、国の福祉施策への対応として、住宅手当緊急特別措置事業により、住宅を喪失した離職者等のうち、就労能力及び就労意欲のある該当者に住宅手当を支給するための予算措置を講じております。

 次に、児童福祉施策では、保育所の遊具設置や施設補修のほか、次代を担う子供たちが健やかに育つよう子育て支援策として本年410日に決定された国の経済危機対策により、幼児教育期の負担に配慮する観点から、平成21年度限りの措置で子育て応援特別手当として、幼児期の子供1人当たり36,000円を支給するための予算措置を講じたところであります。

 次に、学校教育につきましては、二酸化炭素削減や環境教育を推進するため、安心・安全な学校づくり交付金及び地域活性化・公共投資臨時交付金を活用し、小・中学校の太陽光発電設備設置事業及び小・中学校体育館の地震補強事業の予算措置を講じております。

 また、昨年9月から施行しておりました日土小学校の保存、改修工事が完了し、2学期から生まれ変わった校舎で授業が始まっております。今後、国の重要文化財の指定を受けるための資料作成等の予算措置を講じたところであります。

 次に、その他の施策として、地域情報関係では、地域情報通信基盤整備推進交付金及び地域活性化・公共投資臨時交付金を活用し、伊方町との共同事業による八西CATVケーブル更新及び行政用ネットワーク構築のための実施設計業務の予算措置を講じ、関連します八西地域情報基盤整備事業費分担金徴収条例案を上程しております。

 以上、主要施策の概要を申し上げましたが、この結果、今回の補正予算として、一般会計79,5688,000円、特別会計5会計15,4043,000円、合計94,9731,000円を計上、御提案申し上げます。

 これらの財源といたしましては、前年度繰越金を初め地方交付税、国県支出金、市債等、それぞれの事業施策に対応する額を計上いたしております。

 以上、補正予算案等について御説明申し上げましたが、慎重審議賜りまして、御賛同いただきますようお願い申し上げます。

○議長(萩森良房君)  これより順次説明を求めます。

 財政課長。

○財政課長(國本 進君)  議案書1ページをお開き願います。

 報告第13号 平成20年度八幡浜市健全化判断比率及び資金不足比率の報告について御説明をいたします。

 地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び第22条第1項の規定により、平成20年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率を、別冊になっております監査委員の意見をつけて報告するものであります。

 第1の健全化判断比率でありますが、まず表の縦列区分のうち、健全化判断比率は当市の決算に基づく比率を示す項目であります。

 次の早期健全化基準は、この数値を超えると財政の早期健全化段階に入り、財政健全化計画の策定が義務づけられ、それに沿った自主的な改善努力による財政健全化が求められる基準であります。市の標準財政規模によって決められる数値であります。

 次の財政再生基準は、早期健全化基準よりさらに財政状況が悪化すると財政再生段階に入ります。この段階では、財政再生計画の策定が義務づけられるとともに旧法における財政再建団体となり、国等の強力な関与により確実な再生を図ることになる基準であります。

 健全化判断比率は4つの指標から成っております。

 まず、実質赤字比率は一般会計等を対象とした実質赤字の標準財政規模に対する比率であります。20年度は実質赤字額がないため、実質赤字比率はハイフンで表示をしております。この比率の早期健全化基準は13.13%、財政再生基準は20%であります。

 次の連結実質赤字比率は、市の全会計を対象とした実質赤字、資金不足額の標準財政規模に対する比率であります。20年度は連結実質赤字額がないため、連結実質赤字比率はハイフンで表示しております。この比率の早期健全化基準は18.13%、財政再生基準は40%であります。

 次の実質公債費比率は、一般会計等が負担する元利償還金及び準元利償還金の標準財政規模に対する比率であります。平成18年度から20年度の3カ年の平均値で16.8%であります。この比率の早期健全化基準は25%、財政再生基準は35%であります。

 次の将来負担比率は、一般会計等が将来負担すべき実質的な負債の標準財政規模に対する比率で、20年度は155.8%であります。この比率の早期健全化基準は350%であります。

 各健全化判断比率とも早期健全化基準の数値を下回っており、健全化段階にあります。

 次に、第2の公営企業の資金不足比率でありますが、資金不足比率は公営企業ごとに算定する資金の不足額の事業規模に対する比率であります。20年度はすべての公営企業会計で資金の不足額がないため、資金不足比率はハイフンで表示しております。この比率の経営健全化基準は20%であります。経営健全化基準を超えると経営健全化計画の策定が義務づけられております。

 なお、別冊として配付されております監査委員の意見書もあわせて御参照いただきたいと存じます。

 続きまして、議案書3ページをお願いいたします。

 認定第1号 平成20年度八幡浜市一般会計及び特別会計歳入歳出決算の認定について御説明をいたします。

 別冊でお配りをいたしております平成20年度主要な施策の成果説明書の4ページをお願いいたします。

 まず、第2表平成20年度各会計決算額のうち、一般会計は、一番上の行でありますが、予算額2156,1116,000円に対して歳入総額1892,0739,000円、執行率87.8%、歳出総額1859,9582,000円、執行率86.3%で、収支差し引き32,1157,000円の黒字決算であります。

 下の第3表実質収支と単年度収支、それの上段に記載しておりますように翌年度へ繰り越すべき財源、Bの欄でありますが、14,938万円を差し引いた実質収支、C欄でありますが、17,1777,000円の黒字であります。

 次に、特別会計13会計は、第2表の下から2行目の特別会計小計欄に記載しておりますように、予算額1368,6282,000円に対して歳入総額1324,3942,000円、執行率96.8%、歳出総額1299,7407,000円、執行率95.0%であります。

 特別会計のうち収支差し引き額は、Dの欄にありますように、国民健康保険事業14,804万円、後期高齢者医療819万円、老人保健4,0141,000円、介護保険925,000円、駐車場事業2,300万円、公共下水道事業149万円、水産物地方卸売市場事業7749,000円、港湾整備事業1,700万円であります。また、備考欄に記載しておりますように、国民健康保険事業会計を初め9の特別会計に対しまして総額224,3352,000円を一般会計から繰り出し、補てんを行っております。

 なお、詳細な決算内容につきましては、別冊でお配りをいたしております平成20年度歳入歳出決算書、主要な施策の成果説明書及び決算審査意見書を御参照いただきたいと存じます。

 以上でございます。

○議長(萩森良房君)  水道課長。

○水道課長(永井俊明君)  それでは、議案書5ページをお願いいたします。

 認定第2号 平成20年度八幡浜市水道事業会計決算の認定について御説明をいたします。

 別冊になっております八幡浜市水道事業会計決算書の1ページをお開き願います。

 収益的収入及び支出の、まず収入でございますが、水道事業収益の決算額は82,4718,519円、前年度に比べまして5.2%の減でございます。内訳でございますが、第1項の営業収益が77,147428円、第2項の営業外収益が5,3067,551円、3項特別利益は18540円でございます。収益の減につきましては、給水人口の減少等により給水量が前年度より4.7%減少しており、それに伴いまして水道料金も3.7%減っております。この現象は今後も続くものと考えております。

 次に、支出でございますが、水道事業費用の決算額は77,4836,311円、前年度に比べ5.6%の減でございます。内訳ですが、第1項営業費用で72602,556円、第2項営業外費用が7,0619,935円、特別損失は1613,840円でございます。減少した主な費用につきましては、第2項の営業外費用で支払い利息の減によるものでございます。

 次に、2ページをお開き願います。

 資本的収入及び支出でございます。

 資本的収入の決算額は3,3347,437円、前年度は公的資金補償金免除制度による借りかえを行っており、前年度より約8,917万円と大幅な減額となっております。

 内訳でございますが、第2項補助金5977,937円、これは大島海底送水管の起債償還に伴います一般会計からの補助金でございます。第3項固定資産売却代金として126,000円、第4項短期貸付金返戻金が50万円、これは市生協からの返還金でございます。第5項負担金が2,6743,500円で、主に下水道関連工事に伴う負担金でございます。

 次に、支出でございますが、決算額が28,549922円で、前年度より69.4%減でございます。内訳でございますが、第1項の建設改良費としまして14,4146,642円で、主な工事としましては、保内給水区水源地配水濁度計設置工事、稲ケ市地区配水管改良工事、神山配水池流量計更新工事、松柏水源地雨天用ポンプ増設工事等でございます。第2項の企業債償還金が14,0844,280円で、前年度は繰上償還を行っており、約17,000万円の減となっております。第3項短期貸付金は50万円、市生協に対する貸付金でございます。

 この結果でございますが、欄外に記載をいたしておりますとおり、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額25,2143,485円は当年度分消費税資本的収支調整額及び過年度分損益勘定留保資金で補てんをいたしております。

 3ページ、損益計算書でございます。

 損益計算書は、収益的収入及び支出から消費税を整理した数字でございますが、この結果、一番右の欄の下から3行目でございます、当年度純利益は4,5925,071円、前年度の繰越欠損金残高5,8759,177円と合わせまして、当年度末の未処理欠損金は1,2834,106円となっております。

 今後の見通しでございますが、平成19年度は料金改定により収益は増加をしておりますが、20年度につきましては給水人口の減少及び節水意識の高揚等により給水収益は減少しており、今後もこの現象は続くものと考えております。

 このような厳しい情勢の中、南予水道企業団からの受水調整や経常経費の節減等を行うことにより繰越金の回収に向け努めていきたいと考えております。

 以下、4ページ以降に剰余金計算書、欠損金処理計算書()、貸借対照表、事業収益費用明細書、水道事業報告書等の書類を添付しておりますので、別冊の決算審査意見書とあわせて御参照を願います。

 以上でございます。

○議長(萩森良房君)  市立病院事務局長。

○市立病院事務局長(田中正憲君)  議案書の7ページをお願いいたします。

 認定第3号 平成20年度市立八幡浜総合病院事業会計決算の認定について、別冊になっております決算書に基づき御説明をさせていただきます。

 初めに、市立八幡浜総合病院の医療環境状況について述べさせていただきます。

 自治体病院は地域住民にとって身近な医療機関であり、高度医療や救急医療、災害時医療、僻地医療などの政策医療を担ってございます。当院も昭和311月に開設し、以来80年余りにわたり八西地域の中核病院として、地域で完結できる医療の提供に努めてまいりました。

 しかし、今全国的に地方の自治体病院の経営は危機的な状況で、約80%の自治体病院が赤字経営となってございます。また、平成16年度からの新医師臨床研修医制度により地方の自治体病院の勤務医師不足が顕在化し、医師の減少がさらなる病院経営の悪化を招いてございます。

 当院におきましても、昨年度その現象が顕著にあらわれました。平成17年度ピーク時には38名いた医師が、平成20年度には27名、平成217月には24名となり、特に内科の医師は12名から4名へと大幅に減少いたしました。また、眼科や脳神外科は常勤医が不在という開院以来未曾有の事態となってございます。そのため、残った内科医師へのさらなる過重労働を軽減するため、昨年4月からは内科外来は紹介予約制を導入し、また6月からは、それまで365日、24時間体制であった2次救急を週2日、水曜日の時間外と土曜日を休止させていただきました。市民の皆さんには不安と不便をおかけし、申しわけなく思ってございます。

 地域医療を守るためには、病院、開業医、地域住民が相互理解の上に立ち、三位一体となって諸問題解決に取り組むことが重要と言われてございます。昨年は院長、副院長が各地区へ出向き、市立病院が置かれている現状を赤裸々に説明申し上げ、病院存続のため、住民の皆さん方に理解と御協力をお願いいたしました。

 一方、限られた八西地域の医療資源の有効活用を図るためには、八幡浜医師会との連携強化が必要不可欠でございます。そのため、昨年11月には八西地区医療懇話会を立ち上げ、年3回程度、医療スタッフの勉強会を開催し、人的交流を図ってございます。さらに、ことし10月から医師会の協力を得ながら当院独自のオープンベッド制度を導入する予定にしております。

 また、先日96日には、地域医療を考える市民フォーラムが八幡浜市女性団体連絡協議会の主催で開催され、参加者から医師あてへのありがとうカードが多く寄せられました。市民の皆さん方の温かい激励の言葉をいただきました。まことにありがたく、感謝申し上げます。医療スタッフ一同、皆様方の負託にこたえるため、一丸となって諸問題に取り組んでまいりますので、今後とも温かい御支援のほどよろしくお願い申し上げます。

 それでは、決算書の1ページをお開き願います。

 (1)の収益的収入及び支出について御説明いたします。

 病院事業収益につきましては、当初予算額448,458万円を計上いたしておりましたが、医師の減少に伴う患者数の減少のため、補正予算で63773,000円を減額いたしました。最終予算388,0807,000円に対し決算額403,8711,476円、執行率104.1%となりました。予算額に比べ15,7904,476円の増額となりましたのは、昨年度後期に患者数が回復したことによるものでございます。しかし、前年度との比較では15.6%、約74,537万円と大幅な減収となってございます。

 内訳では、1項医業収益が366,2276,500円、2項医業外収益が37,6434,976円でございます。医業収益では、前年度に比べ15.5%、約67,400万円の減収となっております。その主な要因は、内科医師が10名から5名、脳神経外科医が1名からゼロ名へ、眼科医2名がゼロ名、合計8名の常勤医師が減となりました。医師の減少は直ちに患者数の減少につながり、平成20年度の患者数は、入院患者は前年度に比べ20.9%、19,562人減の73,924人、外来患者数が前年度に比べ25.1%、37,310人減の111,135人と大幅な減少となりました。

 一方、病院事業費用の決算額は439,2289,447円で、前年度に比べ7.8%、約37,200万円の削減となってございます。内訳では、第1項医業費用435,363465円、第2項医業外費用3,8658,982円であります。医業費用では昨年に比べ7.3%、約34,500万円の減となっております。その主な要因は、職員数の減少による給与費及び患者数の大幅な減少による材料費の減少によるものです。

 次に、2ページをお願いいたします。

 (2)の資本的収入及び支出について御説明申し上げます。

 資本的収入の決算額は54,7561,000円でございます。主なものは1項の企業債12,700万円、4項出資金12,2661,000円、5項負担金2,500万円、6項退職手当債27,240万円等でございます。

 次に、資本的支出の決算額は64,6037,775円であります。主なものは1項の病院整備事業債15,505350円、この主なものは南予地域で最初に導入いたしました64列マルチ画像機能を備えたCT購入費12,311万円等の高度医療機器購入費等でございます。次に、2項企業債償還金21,8065,668円、5項退職給与費27,2421,757円となっております。退職給与費につきましては、昨年度は定年退職者が10名、普通退職者が30名、合計で40名の大量の退職者がございました。退職手当が約57,445万円と例年の約3倍に激増したため、財源の一部を退職手当債で充当し、次年度以降へ繰り延べ勘定としたものでございます。

 なお、資本的収入が資本的支出に不足する額9,8476,775円は、欄外に記載のとおり、過年度損益勘定留保資金などで補てんをしております。

 次に、3ページをお願いいたします。

 損益計算書について御説明いたします。

 病院事業収益から病院事業費用を差し引いた消費税処理後の単年度収支は、右端の下から3行目に記載のとおり、35,403370円の単年度純損失を計上してございます。その主な要因は、先ほども申し上げましたが、医師の減少に伴う患者数の減少による医業収益の大幅な減収によるものでございます。前年度繰越欠損金74,8965,193円を加えた当年度未処理欠損金112995,563円を平成21年度に繰り越すという危機的な経営状況に陥ってございます。

 なお、8ページ以降に事業報告書、収益費用明細書等を添付いたしておりますので、決算審査意見書とあわせて御参照願います。

 以上でございます。

○議長(萩森良房君)  休憩いたします。

午前1055分 休憩

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午前1109分 再開

○議長(萩森良房君)  再開いたします。

 総務課長。

○総務課長(都築眞一君)  議案書9ページをお願いいたします。

 議案第63号 八西地域情報基盤整備事業費分担金徴収条例の制定について御説明いたします。

 現在供用しています八西地域総合情報センターの伝送用同軸ケーブルの老朽化が進み、光ケーブルへの敷設がえを実施するに当たり、当該事業により利益を受ける電気通信事業者から分担金を徴収するために条例を制定するものであります。

 第1条に、八西地域情報基盤整備事業に係る経費に充てるための分担金徴収の目的を定めています。

 第2条に、現在八西地域総合情報センターが整備して運用しています同軸ケーブルの老朽化及び伝送能力不足を解消するため、光ファイバー網を八幡浜市、伊方町に整備する事業を分担金徴収の対象事業として定めております。

 第3条に、分担金の徴収について、第4条に、整備事業に要する経費の額から国から交付される補助金等の額を除いた額の範囲内として分担金の額を決める。

 第5条に、分担金の徴収方法として納入通知書の発行、発行日から30日以内に納入することを定めております。

 なお、第6条に、この条例に定めるもののほか、分担金の徴収に関し必要な事項は市長が別に定めることとしております。

 この条例は公布の日から施行するものであります。

 続きまして、議案書13ページをお願いいたします。

 議案第65号 八幡浜市市長の退職手当の特例に関する条例の制定について御説明いたします。

 この特例に関する条例の制定については、みずからの意思により退職手当を支給しないこととするために条例を制定するものであります。

 この条例は公布の日から施行し、同日において市長の職に在職する者に限り適用するものであります。

 以上です。

○議長(萩森良房君)  市民課長。

○市民課長(柏木幸雄君)  議案書15ページでございます。

 議案第66号 八幡浜市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。

 今回の改正は、児童福祉法及び健康保険法施行令の改正に伴い所要の改正を行うものでございます。

 具体的には、条例第4条で被保険者としない者を規定しておりますが、今回児童福祉法の改正に伴い、小規模住居型児童養育事業が認められ、5人から6人の児童を養育者の住居で養育するファミリーホーム制度で養育児童の医療に関する給付については児童福祉法で給付されるため、被保険者としない者に追加するものでございます。

 また、条例第5条で、被保険者が出産したときは、世帯主に対し出産育児一時金として35万円を支給すると規定をいたしております。今回国の緊急の少子化対策として健康保険法施行令の改正が行われ、平成2110月から平成233月までの間の出産に係る暫定助成措置が講じられることにより、同条第1項中「35万円」を「39万円」とするものであり、附則に経過措置を追加するものでございます。

 なお、附則において、この条例は公布の日から施行するものでございます。

 以上でございます。

○議長(萩森良房君)  水産港湾課長。

○水産港湾課長(大西 力君)  議案書の17ページをお願いいたします。

 議案第67号 八幡浜都市計画臨港地区内の分区における構築物の規制に関する条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。

 今回の改正は、八幡浜港港湾・漁港振興ビジョンに基づく整備等により新たに臨港地区を指定する必要が生じたため、当条例の一部を改正するもので、条例において、別図に示す八幡浜都市計画臨港地区を19ページのように改めるものであります。

 改正内容でございますが、前回昭和61年に臨港地区を指定して以降、八幡浜港において埋め立て等により土地造成が行われ、港湾関連施設の整備が行われてきている区域の追加指定及び都市的な土地利用が図られている区域や市が管理する港湾施設が存在しない区域について指定解除を行い、臨港地区指定面積を約16ヘクタールから約12.3ヘクタールに変更するものであります。

 なお、附則において、この条例は公布の日から施行するものでございます。

 以上でございます。

○議長(萩森良房君)  危機管理室長。

○危機管理室長(尾﨑政利君)  議案書の23ページをお願いいたします。

 議案第68号 八幡浜市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。

 今回の改正は、消防法が一部改正されたことに伴い本条例の条文の整理が必要となり、改正を行ったものであります。

 改正内容につきましては、第2条中「第35条の71項」を「第35条の101項」に改めるものであります。

 附則において、この条例は平成211030日から施行するものでございます。

 以上でございます。

○議長(萩森良房君)  財政課長。

○財政課長(國本 進君)  議案書25ページから157ページの平成21年度八幡浜市一般会計及び特別会計補正予算案、議案第69号から議案第74号までを一括してお手元に配付しております平成21年度9月補正予算資料で御説明いたします。

 資料1ページをお開き願います。

 一般会計では、今回補正額欄のとおり、79,5688,000円を補正し、予算総額は1887,9645,000円となり、前年度同期に比べ6.5%の減であります。

 次に、特別会計は、国民健康保険事業会計を初め5会計の補正で、この5会計で小計欄にありますように15,4043,000円の補正で、一般会計、特別会計を合わせますと、今回補正額は94,9731,000円、累計では合計欄3258,1007,000円で、前年度同期と比べ4.1%の減であります。

 なお、企業会計を含めた総予算額は3827,7138,000円で、前年度同期に比べ4.7%の減であります。

 それでは、一般会計から概要について御説明をいたします。

 2ページをお開き願います。

 各経費の内訳でありますが、まず人件費5102,000円は住宅手当緊急特別措置事業に要する時間外手当5万円、子育て応援特別手当事業に要する時間外手当235,000円、福祉事務所面接相談員嘱託職員報酬1137,000円、学校教育活動指導員報酬368万円であります。

 物件費2,218万円は、国民投票システム構築委託料4161,000円、子育て応援特別手当事業経費1844,000円、女性特有のがん検診推進事業経費4006,000円、旧喜木津小学校耐震診断委託料1952,000円、理科教育振興備品購入費4018,000円、日土小学校国の重要文化財指定申請に伴う調査報告書作成経費2415,000円、児童用図書購入費1392,000円などであります。

 次、維持補修費9,8473,000円は、八幡浜庁舎庁議室空調機修繕料1382,000円、保育所修繕料225万円、南環境センターごみ焼却施設修繕料9,000万円が主なものであります。

 次、補助費等7,7758,000円は、新ふるさとづくり総合支援事業による八幡浜元気プロジェクト活動支援事業補助金1232,000円、市税過年度払戻金1,000万円、地域介護・福祉空間整備等施設整備補助金1,7226,000円、住宅手当緊急特別措置事業費補助金336万円、子育て応援特別手当交付金2,988万円、南予水道企業団水源広域化対策事業負担金8048,000円、新ふるさとづくり総合支援事業による八日市300回記念及び旬彩市3周年記念のイベント支援事業費補助金、合わせて1965,000円、やんちゃ祭り補助金270万円などであります。

 次に、投資的事業は35,039万円で、今回補正額の44%を占めております。事業の主な内容につきましては後ほど御説明をいたします。

 次、積立金8,6738,000円は、平成20年度決算剰余金の2分の1を下回らない額8,600万円を財政調整基金へ積み立てるものが主なものであります。

 次、投資及び出資金6,4928,000円は、南予水道企業団への出資金であります。

 最後の繰出金9,0119,000円は、国民健康保険事業特別会計への繰出金12,8025,000円、老人保健特別会計への繰出金1,4681,000円、介護保険特別会計への繰出金5565,000円、公共下水道事業特別会計への繰出金を5,8152,000円減額するものであります。

 次に、4ページをお願いいたします。

 投資的事業でありますが、まず港湾関係は第2可動橋安全対策施設改良工事費80万円、八幡浜港マイナス5.5メートル桟橋附帯施設改修工事800万円の減額、県営川之石港湾局部改良工事負担金200万円であります。

 次に、漁港関係は、舌田漁港防波堤補修工事200万円、県営八幡浜漁港広域漁港整備事業負担金2,750万円であります。

 次に、道路関係は、市道2路線の道路改良工事及び改良事業を合わせまして4628,000円であります。

 次、5ページになりますが、住宅関係は市営住宅改修工事費4653,000円、市営住宅耐震改修工事1,000万円、大島開発総合センターの床改修工事2469,000円であります。

 次に、農林水産関係は、県営農免農道整備事業負担金3,2251,000円、シーロード八幡浜浮消波堤アンカーチェーン補修工事800万円などであります。

 次に、都市下水路関係は、都市下水路入孔改築工事700万円であります。

 次に、6ページになりますが、学校関係は、小学校太陽光発電設備設置事業14,6816,000円、中学校太陽光発電設備設置事業2,5517,000円、宮内小学校、川之石小学校及び保内中学校の体育館地震補強事業合わせて767万円の工事監理業務の追加及び国庫支出金充当による財源振り替えであります。

 次に、その他の関係では、八西地域情報基盤整備事業6,000万円、保育所遊具設置工事2556,000円、バイオディーゼル燃料保管倉庫建築工事130万円などであります。

 次、7ページになりますが、災害復旧費は、農道千丈線ほかの農道災害復旧事業200万円、市道宮内伊方線測量設計及び市道鼓枇線ほかの災害復旧事業9434,000円であります。

 以上が一般会計の概要であります。

 なお、歳入は地方特例交付金、地方交付税、国庫支出金、県支出金、前年度繰越金、市債等を充当いたしております。

 次に、特別会計補正予算を御説明いたします。

 前に戻りまして3ページをお願いいたします。

 まず、国民健康保険事業会計6,0531,000円の補正は、総務費935,000円、保険給付費125万円、後期高齢者支援金等4,3697,000円、前期高齢者納付金等100万円、老人保健拠出金682,000円の減額、介護納付金5939,000円、諸支出金8392,000円であります。歳入は、国民健康保険税課税額確定により税の減額、国庫支出金等の減額、前期高齢者交付金の増額、一般会計繰入基準に基づく繰入金の増額、前年度繰越金等を充当し、収支の均衡を図っております。

 次、老人保健会計5,4951,000円は、諸支出金の医療費給付費精算に伴う返還金5,4951,000円であります。歳入は、支払基金交付金、一般会計繰入金、前年度繰越金で収支の均衡を図っております。

 介護保険会計5565,000円は、総務費の介護保険システム改修に要する費用であります。歳入は、一般会計繰入金等を充当し、収支の均衡を図っております。

 公共下水道事業会計2,5248,000円は、総務費5138,000円の増額、補助事業である未普及解消下水道建設費4,100万円の増額、単独事業建設費2,089万円の減額であります。歳入は、国庫支出金、市債として下水道建設債の特別措置分を充当し、一般会計繰入金を減額しております。

 水産物地方卸売市場事業会計7748,000円は、総務費として施設修繕料の増額であります。歳入は、前年度繰越金を充当するものであります。

 なお、8ページ以降に一般会計歳入歳出の状況を添付いたしておりますので、御参照いただきたいと思います。

 以上であります。

○議長(萩森良房君)  ただいま議題となっております15件についての本日の審議はこの程度にとどめます。

 お諮りいたします。

 議事の都合により、明15日及び16日の2日間は休会いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(萩森良房君)  御異議なしと認めます。よって、明15日及び16日の2日間は休会することに決しました。

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○議長(萩森良房君)  これにて本日の会議を閉じます。

 以上で本日の日程は全部終了いたしました。

 明15日及び16日の2日間は休会であります。17日は午前10時から会議を開き、一般質問を行います。

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○議長(萩森良房君)  本日はこれにて散会いたします。

午前1129分 散会

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地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。

 

 八幡浜市議会 議長 萩 森 良 房

        議員 石 崎 久 次

        議員 兵 頭 孝 健

お問い合わせ

議会事務局
住所:愛媛県八幡浜市北浜一丁目1番1号
TEL:0894-22-5998
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