平成22年八幡浜市議会12月定例会会議録第1号

公開日 2014年09月24日

 

議事日程 第1

平成22126() 午前10時開議

1

会議録署名議員の指名

2

会期の決定

3

認定第 1号 平成21年度八幡浜市一般会計及び特別会計歳入歳出決算の認定について

        決算審査特別委員長報告

        (質疑、討論、採決)

4

認定第 2号 平成21年度八幡浜市水道事業会計決算の認定について

        産業建設委員長報告

        (質疑、討論、採決)

5

認定第 3号 平成21年度市立八幡浜総合病院事業会計決算の認定について

        民生文教委員長報告

        (質疑、討論、採決)

6

議案第 89号 市道路線の変更について

議案第 90号 八幡浜・大洲地区広域市町村圏組合の共同処理する事務の変更及び規約の変更について

議案第 91号 指定管理者の指定について

議案第 92号 八幡浜市廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例の一部を改正する条例の制定について

議案第 93号 平成22年度八幡浜市一般会計補正予算(4)

議案第 94号 平成22年度八幡浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(2)

議案第 95号 平成22年度八幡浜市後期高齢者医療特別会計補正予算(2)

議案第 96号 平成22年度八幡浜市介護保険特別会計補正予算(3)

議案第 97号 平成22年度八幡浜市介護サービス事業特別会計補正予算(1)

議案第 98号 平成22年度八幡浜市簡易水道事業特別会計補正予算(3)

議案第 99号 平成22年度八幡浜市公共下水道事業特別会計補正予算(3)

議案第100号 平成22年度八幡浜市戸別合併処理浄化槽整備事業特別会計補正予算(1)

議案第101号 平成22年度市立八幡浜総合病院事業会計補正予算(2)

        (提案者の説明)

7

議案第102号 八幡浜市学校給食センター建築主体工事請負契約の締結について

議案第103号 財産の取得について

議案第104号 「八西地域情報基盤整備推進事業センター施設設備整備工事請負契約の締結について」の議決変更について

        (提案者の説明)

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本日の会議に付した事件

日程第1

会議録署名議員の指名

日程第2

会期の決定

日程第3

認定第1

日程第4

認定第2

日程第5

認定第3

日程第6

議案第89号~議案第101

日程第7

議案第102号~議案第104

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出席議員(19)

1番  岩 田 功 次  君

2番  石 崎 久 次  君

3番  樋 田   都  君

4番  新 宮 康 史  君

5番  上 田 浩 志  君

6番  井 上 和 浩  君

7番  魚 崎 清 則  君

8番  二 宮 雅 男  君

9番  遠 藤 素 子  君

10番  清 水 正 治  君

11番  宇都宮 富 夫  君

12番  兵 頭 孝 健  君

13番  上 田 竹 則  君

14番  松 本 昭 子  君

15番  住   和 信  君

16番  中 岡 庸 治  君

17番  宮 本 明 裕  君

18番  大 山 政 司  君

19番  萩 森 良 房  君

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欠席議員(なし)

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説明のため出席した者の職氏名

 市長        大 城 一 郎 君

 副市長       橋 本 顯 治 君

 政策推進課長    中 榮 忠 敏 君

 総務課長      都 築 眞 一 君

 財政課長      藤 原 賢 一 君

 税務課長      清 水 義 明 君

 市民課長      山 下   裕 君

 生活環境課長    大 森 幸 二 君

 福祉事務所長    横 田 昌 弘 君

 保健センター所長  松 本 常 美 君

 医療対策課長    河 野 謙 二 君

 人権啓発課長    山 本 数 道 君

 水産港湾課長    大 西   力 君

 建設課長      菊 池 賢 造 君

 監理開発課長    中 岡   勲 君

 農林課長()

農業委員会事務局長 二 宮 嘉 彦 君

 商工観光課長    菊 池 誠 一 君

 下水道課長     宮 本 雅 三 君

 保内庁舎管理課長  三 堂 嗣 夫 君

 水道課長      菊 池 正 康 君

 市立病院事務局長  田 中 正 憲 君

 会計管理者     元 田 博 之 君

 教育委員会委員長  井 上   守 君

 教育長       増 池 武 雄 君

 学校教育課長    若 宮 髙 治 君

 生涯学習課長    大 本 孝 志 君

 代表監査委員    市 川 芳 和 君

 監査事務局長    山 本 一 夫 君

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会議に出席した議会事務局職員

 事務局長       二 宮 貴 生 君

 事務局次長兼議事係長 菊 池 和 弥 君

 調査係長       髙 岡 哲 也 君

 書記         阿 部 真 士 君

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午前1000分 開会

○議長(萩森良房君)  会議に先立ち、総務委員会及び民生文教委員会が実施いたしました行政視察について、両委員会から報告を行いたいとの申し出がありますので、この際、これを許します。

 総務委員長、井上和浩君。

〔総務委員長 井上和浩君登壇〕

○総務委員長(井上和浩君)  皆さん、おはようございます。

 総務委員会より行政視察の報告をいたしますが、本来ですと副委員長の石崎議員のほうから報告をすべきことでありましたが、やむない事情がありまして、最終日、副委員長が視察できませんでしたので、かわって私のほうから報告させていただきます。

 当委員会では、議長以下7名で研修をすることができました。副委員長がやむを得ない事情で最終日の研修ができなかったため、私がかわって報告をさせてもらいます。

 1012日から14日までの3日間、愛知県高浜市、滋賀県彦根市、愛知県西尾市を視察研修することができました。

 初日、愛知県高浜市では補助金評価制度と外部委託第三者評価に関し研修を行いました。

 まず、補助金評価制度では、時代、ニーズに適合し、かつ多様な市民ニーズにきめ細かく対応した補助金の見直しを継続的に図るべきであり、そのためには補助金交付の客観的かつ統一的な基本方針並びに交付基準を明確に補助金の目的と成果目標を設定し、同一の評価基準による評価を毎年繰り返し実施する必要があるということでありました。

 次に、外部委託第三者評価でありますが、持続可能な自立した基礎自治体の基盤を確立していく上で、行政が公を独占するのではなく、住民力を強化しながら多様な実施団体による公共サービスの提供体制を確立していくことが大切で、それを第三者の専門家と市民公募で選ばれた方が公平公正な立場で検証していくというものでありました。

 滋賀県彦根市では、美しいひこね創造活動について研修を受けました。

 まず、駅をおりて驚いたことは、周りにごみ一つなくとても清潔感があり、きれいな町であるという印象でありました。彦根市は市民にささやかな美しい行為から始めましょうと訴え、18歳以上の登録した人を対象に、1週間で15分自分にできる美しい行為の実践をした人に、自己申告で1年間終了すると、市みずから発行する地域通貨1,300(げん)と交換します。市役所の証明書などの申請時にも支払いをこの彦で使用でき、市内協力店でも同様に使え、またいろいろな団体にこの彦を寄附ができ、その団体にはこの彦を円に交換することもできるということで、まず先ほど述べました美しい行為には花を植えるとか道を清掃するとか、驚いたのが自分の健康のためにウオーキングをすることも含まれています。また、近年ではエコバッグとの交換も行っております。エコバッグを、忘れましたけど、もらってまいりました。

 最終日、西尾市では業務改善運動について市民サービスの向上を目指した取り組み、5S運動、つまり整理、整頓、清掃、清潔、しつけの頭文字をとった運動が各課、各室、各施設単位で取り組む運動の事例やその成果につき詳しく説明を受けることができました。

 次に、一層の市民サービスの向上を図ることを目的とした運動で市政経営品質改善運動につき研修をいたしました。これは、市政は特定の個人を対象とせず大きな視野で改善をする、経営は知恵を共有し、改善のために市民に耳を傾け素早く行動を起こす、品質は市民第一に、より安く、より早く、より楽に、より正確に、これを基本に金に頼らず知恵を使おうという運動の代表的な改善された事例集を見せていただきながらの有意義な研修ができましたことを報告して、総務委員会からの視察研修報告を終わります。

○議長(萩森良房君)  民生文教委員会副委員長、樋田 都君。

〔民生文教副委員長 樋田 都君登壇〕

○民生文教副委員長(樋田 都君)  民生文教委員会より行政視察の報告をさせていただきます。

 平成22104日から6日までの3日間、委員6名と事務局1名にて、群馬県安中市では環境美化について、埼玉県北本市では子育て支援事業について、そして東京都福生市では病後児保育についての3カ所を、今後の当市におけるあり方を資することを目的として視察をしてまいりましたので、報告させていただきます。

 まず、安中市のポイ捨て等防止条例についてであります。

 平成183月、11町の合併にて新生安中市が誕生し、平成134月に旧安中市が制定していたポイ捨て等防止条例を施行しています。この条例に伴い標語の募集や標語看板を設置し、散乱ごみのない快適な生活環境の形成を目指し、清潔で美しいまちづくりに取り組んでおられます。

 その取り組みの一つとして、住民参加型リサイクルシステム、エココミュニティシステムの導入であります。これは、飲料容器の減量化と資源化を促進するため、賛同するパートナー、住民、企業とともに協力し合い、システム運営を民間主導で行うものです。容器回収処理機は民間企業の技術のノウハウを利用して、缶とペットボトル2台一組でアルミ、スチール、ペットボトルそれぞれを自己分別し、20カ所、46台を設置し、住民は投入することで個々のポイントとなり、500点で500円の還元があり、加盟店で利用でき、地域商業への活性化に貢献しています。平成21年度の回収実績は約800万本、280トンでありました。

 続きまして、北本市の子育て支援事業についてであります。

 核家族化や都市化の進展により小さな子供を育てる親が地域で孤立しがちであると言われる中、親同士が気軽に集まり、交流を深め、子育てに関する孤立感を解消するような施策が求められています。そこで、北本市では育児サークル育成支援事業として、初めてママになった人同士が地域で育児サークルを立ち上げて集団で子育てすることを支援する事業を行っております。育児サークルという集団の中で仲間づくりを進め、お互いが高め合うことで子育てと親育ちの力をつけてもらう事業であります。

 わんぱく教室では、広報紙等で2歳から2歳半までの第1子の子供のいる親子を募集し、全5日間の日程で親子遊び、友達とのかかわり、おやつづくりなどを行い、参加者同士による育児サークルの立ち上げを支援します。サークル交流会は、市内の育児サークルが集うイベントを開催し、地域サークル活動に生かせるような工作や親子遊びなどを紹介します。わんぱくまつりでは、サークルに参加しているママたちの年に1回の手づくりイベントで、日ごろのサークル活動の発表やクリスマス会として子供たちへ手づくりプレゼントを渡します。これらの一連の事業は親自身に継続的かつ自主的に活動してもらうことで、笑顔で子育てができるような環境をつくり、ずっと暮らし続けたい町北本と言ってもらえるまちづくりを目指したいと考えておられます。

 次に、産前産後子育て支援ヘルパー事業であります。産前6週間前から産後8週間までの期間、母子健康手帳を取得後からお子さんが出生後3歳に到来する前日までの期間、体調不良により家事をする人がいない家庭にヘルパーを派遣し、食事の支度、洗濯、掃除などの家事支援を提供するものであります。利用者負担金は、1時間当たり、午前8時から午後6時まで900円、午前6時から午前8時まで1,200円、午後6時から午後10時まで1,200円となっています。

 それでは最後に、福生市の病後児保育についてであります。

 平成201125日から福生保育園に病後児保育室の開設をしました。お子さんが病気で回復期にあり、まだ集団生活に戻るには心配、あと何日かどこかで見てほしい、そんなお子さんをお預かりしますと広報ふっさで開設を発信いたしました。保育所に通所する児童であり、受け入れ定員4名、月曜日から土曜日の午前8時から午後5時とし、1日当たり2,500円と食事代、おやつ代等の実費350円が利用料です。利用手順は、病後児保育利用登録申込書と病後児保育カードの提出で利用登録を行い、事前予約、そして病後児保育医師連絡票を持ってかかりつけ医の診察を受け、利用する日までに正式に予約を行い、利用申込書を提出し、利用料を支払って受け入れとなります。今後の改善点といたしましては、利用料金の見直し、利用時間の見直し、7時から18時まで、医師連絡票の見直し、そして提出する書類の簡略化とのことでした。

 子育て支援の必要性は社会的に理解されつつありますが、保育所などに子供を預けながら働いている母親にとって、子供が病気になった途端、身動きがとれなくなり、病気や病み上がりのときは受け入れてもらえません。もちろんそばにいてやりたいが、会社の論理は厳しく、母親たちは泣いているはずです。

 以上、民生文教委員会の行政視察3カ所の報告とさせていただきます。

○議長(萩森良房君)  以上で両委員会の行政視察報告は終わりました。

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○議長(萩森良房君)  ただいまより平成22年第6回八幡浜市議会定例会を開会いたします。

 市長から今議会招集のあいさつがあります。

 市長。

〔市長 大城一郎君登壇〕

○市長(大城一郎君)  開会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。

 本日、平成22年第6回市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、年末を控え大変御多忙のところ御参集を賜り、厚くお礼を申し上げます。

 最初に、八幡浜高校陸上部女子の駅伝全国大会出場についてであります。

 県予選では5区間すべて区間賞という快挙で4連覇を達成、まことにおめでとうございます。1226日の全国大会ではベストを尽くし、都大路を駆け抜けて、八幡浜の名を全国に広げてもらえるよう健闘を御祈念申し上げます。

 次に、愛媛県知事選挙についてであります。

 加戸知事の退任に伴い1128日に執行されました愛媛県知事選挙では、前松山市長の中村時広氏が当選され、今後4年間の愛媛県のかじ取りをしていただくことになりました。ミカンと魚を中心とした第1次産業の底上げ、八幡浜・大洲地域高規格道路の整備や南予地域の活性化対策など、みんなでつくろう、愛顔(えがお)あふれる愛媛県のキャッチフレーズのもと、地域づくりにリーダーシップを発揮いただけるものと願っております。

 それでは、定例会について申し上げます。

 本定例会におきましては、条例案1件、予算案9件、その他6件、合わせて16件の御審議をいただくものでございます。

 諸議案の内容等につきましては後ほど御説明いたしますが、何とぞ慎重審議賜りまして、御賛同いただきますようお願い申し上げます。

 なお、本日、本会議終了後、市議会協議会を開催いただきまして、八幡浜市景観計画案についてほか4件について御説明申し上げ、議員各位の御理解を賜りたいと存じますので、よろしくお願い申し上げます。

 以上、申し述べまして、招集のあいさつといたします。

○議長(萩森良房君)  議長において、この際、諸般の報告を行います。

 11月臨時会閉会後における諸般の報告については、お手元に配付いたしております報告書をもってこれにかえます。

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○議長(萩森良房君)  これより本日の会議を開きます。

 本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりであります。

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○議長(萩森良房君)  日程第1 会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員は、議長において5番 上田浩志君、15番 住 和信君を指名いたします。

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○議長(萩森良房君)  日程第2 会期の決定を議題といたします。

 お諮りいたします。

 今期定例会の会期は、本日から1221日までの16日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(萩森良房君)  御異議なしと認めます。よって、会期は16日間と決定いたしました。

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○議長(萩森良房君)  日程第3 認定第1号 平成21年度八幡浜市一般会計及び特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。

 本件に関し、決算審査特別委員長の報告を求めます。

 樋田 都君。

〔決算審査特別委員長 樋田 都君登壇〕

○決算審査特別委員長(樋田 都君)  決算審査特別委員会の報告を申し上げます。

 認定第1号 平成21年度八幡浜市一般会計及び特別会計歳入歳出決算の認定について付託されておりました当委員会は、1028日、112日、5日の3日間にわたり、市の理事者を初め担当課長の出席を求め、慎重に審査を行いました。その結果、当委員会は認定第1号を賛成多数で認定することに決しました。その審査の概要について御報告いたします。

 平成21年度の一般会計及び特別会計の決算は、予算現額3983,8898,000円、歳入決算額3447,2039,458円、歳出決算額3394,1356,274円であり、決算額の形式収支は53,0683,184円の黒字であります。これから翌年度へ繰り越すべき財源197,000円を差し引いた実質収支は43,0586,184円の黒字であります。

 なお、歳入決算の執行率は86.5%、歳出決算については85.2%となっております。

 基金の状況は、平成21年度末現在高は、一般会計の基金として財政調整基金101,2342,374円を初めとした16基金、計331,3885,397円、そのほかの基金として土地開発基金ほか4基金で計54,3713,992円となっております。

 財政状況につきましては、財政基盤の強弱を示す財政力指数が3カ年平均0.376で県下11市中9位であり、依然として国、県に依存する財政体質であります。

 公債費比率は12.5%で県下11市中7位、起債制限比率は8.9%で県下11市中3位となっております。また、財政構造の弾力性を示す経常収支比率は93%、県下で最下位となっており、依然として標準的と言われる80%を上回っており、硬直化した財政構造が続いております。

 それでは、以下、審査の過程において論議されました主な事項について申し上げます。

 最初に、一般会計、歳出、2款総務費、12目人事管理費、3節職員手当等、退職手当に関し、委員より、ここ数年定年前の退職者が多いが、その背景として職員の意識の低下や職務に対する意欲の低下というものがあるのではないかと心配している。定年前退職者の退職理由についてただしたのに対し、理事者より、21年度退職者は19名であり、そのうち定年退職者10名、勧奨退職者7名、普通退職者など2名であった。勧奨などで退職される方全員にその理由を聞いたわけではないが、理由としては早目にやめてほかのことをしたい、家庭のことをしたい、やめることを決めていたなどであった。また、明確な理由を言われなかった方もおられたが、話を聞いた中では、仕事が負担になってやめられたという感じはなかったとの答弁がありました。

 それに対し委員より、今マスコミなどでも職場でのストレスについて問題視されているが、基本的にはやはり職員のやる気を起こすような、そういう職場づくりというものが重要ではないかと思う。定数が削減され、仕事がきつくなったというような声も聞くが、意欲的な労働環境をどのようにつくっていこうと考えているのかとただしたのに対し、理事者より、最近メンタル面を害して病気休暇をとられたり、休職に入る方がふえてきているのは実態としてある。そのような状況もあるので、メンタルヘルス等の職員研修会を行ったり、月に1回、日を決めてカウンセラーを委託し、カウンセリングを受けれるような機会をつくっている。また、早期に職場復帰できるよう、復帰先と協議をしながら、復帰しやすい職場づくりというものに努力をしている。ただ、今のところ、具体的に明確な働きやすい職場づくりの形というものができていないが、できることを少しずつでも積み上げていきたいと考えているとの答弁でありました。

 次に、一般会計、歳出、3款民生費、113目介護保険対策費に関し、委員より、今年度の介護保険対策費は昨年度と比較して5,000万円程度増加しているが、さらに少子・高齢化が進むとなると、現在行っている形での対策ではもう限界が来ているのではないか。今後は高齢者の方が介護を受けなくてもいいような介護の予防に重点を置く施策に移行すべき時期が来ているのではないかとただしたのに対し、理事者より、今後高齢者の方がふえてくるので、80歳になっても活動的に生活しましょうという目標で、老人クラブや介護予防のサロン活動で働きかけをしているが、具体的な介護予防につながるような事業というのはまだまだ不足していると考えている。委員指摘のように、担当課としても常に重要な課題として考えているとの答弁でありました。

 次に、一般会計、歳出、3款民生費、28目放課後児童健全育成事業費、1節報酬及び7節賃金に関し、委員より、放課後児童クラブに勤務する指導員の勤務体制について説明を求めたのに対し、理事者より、放課後児童クラブは市内に6カ所あり、1児童クラブ当たり、保育士の資格を持った指導員1名と教員免許を持った指導員1名の2名が交代で勤務している。また、夏休みなどの長期の休みのときには利用時間が長くなるため、保育士の資格を持ったパート指導員1名も配置しているとの答弁でありました。

 それに対し委員より、交代で勤務するということは、常時勤務しているのは1名ということになる。何かがあったとき、1人では対処できないのではないか、やはり複数人必要ではないかとただしたのに対し、理事者より、すべての児童クラブは小学校の敷地内にあるので、何かがあったとき、例えば児童が熱を出したりした場合には小学校の先生に協力をしていただいていると聞いているとの答弁がありました。

 次に、一般会計、歳出、6款農林水産業費、31目水産業総務費、14節使用料及び賃借料に関し、委員より、須田にある残滓処理場の土地借り上げ料168万円について、この残滓処理施設には市も助成していたが、現在の利用状況について、当初の目的も含めて説明を求めたのに対し、理事者より、残滓処理施設は水産業及び水産加工業から生じた魚の廃棄物を適切に処理し、地域環境の保全と水産加工業の生産性の向上を目的に平成83月に供用を開始した。事業費としても約2億円で、国が6,700万円、県が2,700万円、その残り2分の15,380万円程度を市と八幡浜蒲鉾協同組合が負担した。当初は販売も順調に推移していたが、現在は故障をしており、稼働していない。残滓処理については、現在蒲鉾組合が県外の業者に委託して行っているとの答弁がありました。

 それに対し委員より、現在稼働していない施設の土地の借り上げ料を毎年経常的に支払うということであれば、更地にして返すということも検討してはどうかとただしたのに対し、理事者より、施設を廃止すれば補助金の返還が伴ってくる。解体にも費用がかかる。また、建設時に蒲鉾組合が5,380万円程度負担しているので、施設の存続については財政当局や蒲鉾組合との十分な協議をしなければならないと認識しているとの答弁でありました。

 それに対し委員より、民間であれば倉庫にするなどし、逆に賃借料を取るという努力もすると思うが、そういうことを含めてできるだけ無駄な経費がかからないように対応するようにとの指摘がありました。

 次に、一般会計、歳出、4款衛生費、25目ごみ処理広域化対策費に関し、委員より、この費目は双岩地区に関する環境整備関係の経費であるが、現在までの状況について説明を求めたのに対して、理事者より、双岩地区の環境整備事業については平成12年度から実施しており、総額で10億円としている。平成22年度末の総事業費は99,4829,000円を見込んでいるとの説明がありました。

 また、委員より、ごみ処理施設は一般的に迷惑施設とされているが、この迷惑料が高いか安いかというのは、その迷惑の度合いによってはかられる。現在どのような迷惑をかけてしまっているのかというものがわかれば、その判断がつきやすい。そこで、その説明を求めたのに対し、理事者より、ごみ処理広域化計画当時はダイオキシン問題が重要視された時期であり、その対策として、市としては環境基準の10分の1という厳しいものにしている。今までこの基準を超えたことは、台風シーズンで非常に物がぬれていたときに2度あるが、それ以外はない。迷惑料については、全国を見てもどの焼却場に幾ら迷惑料を払ったというデータがないので比較はできない。ただ、NPO法人がそういったデータの収集をしているようであるので、その資料ができれば比較もできるかなと思っているとの答弁でありました。

 また、迷惑については、迷惑というのは受け取る側の主観というものが大きいと思う。市としては迷惑ではなく、必要だからつくるわけであるが、ごみ処理施設は迷惑施設というものが住民の意識の中にあり、そういったものを地元に受け入れてもらおうという計画を発表した段階ではやはり地元としては大変迷惑がかかったかなという思いがするとの答弁もありました。

 また、委員より、双岩地区の環境整備事業については、一つの振興策として、ある程度市全体が潤ったり、おくれている部分が解消するということであればいいが、これだけの金額を投入したとき、双岩地区以外の地区から見るとどれほど格差を感じるか、格差を感じて不公平感が蔓延するのではないかと心配している。また、迷惑施設はごみ処理施設だけではなく、し尿処理など各地区にもいろいろあるので、そのことを考慮していくようにとの指摘もありました。

 次に、公共下水道事業特別会計、歳出、1款総務費、11目一般管理費、19節負担金補助及び交付金、水洗便所改造資金利子補給金に関し、委員より、市では供用開始から3年間に限って利子補給をしているが、他市町では補助金を出して接続率の向上を図っているところもある。接続率の向上を図る方法を再度検討してみてはどうかとただしたのに対し、理事者より、当市ではこれまで補助金制度はとっていない。今後補助金というものになると、今までの方との不公平感を生じるので、現在のところ補助金制度ということは考えてはいない。現在の利子補給制度を拡大して推進したいと考えている。なお、接続率の向上については、未接続者の方を対象にアンケート調査を行い、回答いただいた方に対し10月からは戸別訪問を行い、加入促進に努めているところであるとの答弁でありました。

 以上、審査の概要を申し上げましたが、理事者におかれましては、ただいま報告いたしました事項並びに審査の経過において指摘、要望のありました事項については、今後の行財政運営、とりわけ平成23年度の予算編成に速やかに反映され、財政の健全化、予算の効率的な配分など積極的な行財政改革に取り組まれ、市の活性化を図られるよう、なお一層の御努力を要望するものであります。

 以上をもちまして決算審査特別委員会の報告を終わります。

○議長(萩森良房君)  ただいまの決算審査特別委員長の報告に対する質疑に入ります。

 質疑はありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(萩森良房君)  これをもって質疑を終結いたします。

 これより討論に入ります。

 討論はありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(萩森良房君)  これをもって討論を終結いたします。

 これより認定第1号を採決いたします。

 本件に対する特別委員長の報告は認定であります。本件は特別委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。

(賛成者起立)

○議長(萩森良房君)  御着席願います。

 起立多数であります。よって、認定第1号は認定することに決しました。

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○議長(萩森良房君)  日程第4 認定第2号 平成21年度八幡浜市水道事業会計決算の認定についてを議題といたします。

 本件に関し、委員長の報告を求めます。

 上田浩志君。

〔産業建設委員長 上田浩志君登壇〕

○産業建設委員長(上田浩志君)  それでは、9月市議会定例会におきまして、産業建設委員会に付託され、閉会中の継続審査となっておりました認定第2号 平成21年度八幡浜市水道事業会計決算の認定についての審査が終了いたしましたので、その結果並びに概要を御報告申し上げます。

 去る119日、産業建設委員会を開催し、担当理事者から詳細なる説明を受け、慎重に審査を行いました。その結果、本決算は全員一致をもって認定することに決しました。

 以下、審査の概要について申し上げます。

 初めに、需給の状況でありますが、本年度は降雨量が1,322ミリで昨年度比7.2%の減となりましたが、南予水道企業団の受水と自己水源を合わせ、安定した水の供給を行っております。

 有収率につきましては、老朽管の改良及び漏水調査により288件の漏水を発見し、速やかに修繕を行いましたが、老朽化による漏水や計測機器の不感等により、配水量4918,319立方メートルに対し給水量4049,941立方メートルで82.3%となり、前年度86%と比較しまして3.7%の減少でありました。

 次に、事業内容でありますが、平成21年度は八幡浜市上水道中央監視設備更新工事や桧谷地区配水管改良工事、神山水源地送水流量計更新工事、丸名道地区配水管改良工事など39件の建設改良工事を実施いたしております。

 次に、決算の状況であります。

 収益的収支につきましては、事業収入76,624981円に対し事業費用74,2929,099円で、収支差し引き2,3311,882円のプラスとなり、単年度黒字となりました。その結果、前年度繰越欠損金1,2834,106円に当年度黒字2,3311,882円を加えて、当年度未処分利益剰余金は1,0477,776円となりました。

 なお、この剰余金につきましては、地方公営企業法の規定により減債積立金として524,000円を積み立て、残り9953,776円を翌年度繰越利益剰余金として繰り越しすることになります。

 資本的収支につきましては、建設改良費8,5973,920円、企業債償還金11,9513,580円等により18,2038,800円の資金不足となりましたが、過年度分損益勘定留保資金等で補てんしております。

 次に、審査の過程において論議されました主な事項について御報告申し上げます。

 委員より、資本的収入及び支出の建設改良費において不用額が7,900万円ほど出ている。予算額が16,000万円程度であり、執行率がかなり低いがその理由は何かとただしたのに対し、理事者より、緊急事態に備えるという意味合いである程度枠どりをしていたが、その後の計画の見直しにより不用額が生じたとの答弁でありました。

 さらに委員より、この予算は建設改良工事のための予算である。理事者の説明の中で漏水により有収率が下がったとのことであったが、この予算で老朽管の改良ができるのではないかとただしたのに対し、理事者より、現在管路については応急的、緊急的なところについてのみ対応している。改良工事の際には整備計画を立て、計画的な対応は必要であるが、今現在その計画がない。そのため、現在策定中の水道ビジョンをもとに来年度から整備計画、基本計画を立て、計画的に整備する必要があると考えているとの答弁でありました。

 また、委員より、理事者の説明の中で現在水道事業基本計画、いわゆる水道ビジョンを策定中で、平成26年度から主要施設や管路の耐震化を含めた大きな工事が始まるとのことであった。今後多額の財政支出があると思われるが、今後の見通しはどうかとただしたのに対し、理事者より、現在水道ビジョンを策定中であり、パブリックコメントを経て本年度末までに市長に報告される。それを受けて平成23年、24年度で整備計画を立て、平成25年度に認可を受け、平成26年度より順次着手する予定である。水道事業は独立採算が原則であり、事業実施に伴い補助金もあるが、それらを除いた費用に対しては料金収入で賄わなければならない。よって、今後は料金改定も含めて対応しなければならないが、まずは市民の皆様に水道の現状、管路の老朽化とか耐震化について丁寧に説明して理解を得ながら進めたいと考えているとの答弁でありました。

 以上、審査の概要を申し上げましたが、水道事業会計については本年度も単年度黒字を計上し、累積した欠損金を解消することができた。しかし、当市の水道事業の経営を取り巻く環境は、人口の減少や節水意識の向上、景気の低迷及び電気製品等の節水機器の普及等により給水量の大幅な伸びは当面期待できない状況である。そのため、安定した経営状況が継続できるよう、今後とも負担公平の見地から未収金回収の促進を図るとともに、一層のコスト節減と業務の効率化により、良質で安全な水の安定供給に努め、市民の信頼にこたえられるよう、また今後一層の漏水調査、漏水に対する迅速な対応、老朽管の計画的な改良等の諸施策を積極的に実施し、有収率の向上に努められるよう強く要望して、産業建設委員会の報告を終わります。

○議長(萩森良房君)  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。

 質疑はありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(萩森良房君)  これをもって質疑を終結いたします。

 これより討論に入ります。

 討論はありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(萩森良房君)  これをもって討論を終結いたします。

 これより認定第2号を採決いたします。

 本件に対する委員長の報告は認定であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。

(賛成者起立)

○議長(萩森良房君)  御着席願います。

 起立全員であります。よって、認定第2号は認定することに決しました。

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○議長(萩森良房君)  日程第5 認定第3号 平成21年度市立八幡浜総合病院事業会計決算の認定についてを議題といたします。

 本件に関し、委員長の報告を求めます。

 新宮康史君。

〔民生文教委員長 新宮康史君登壇〕

○民生文教委員長(新宮康史君)  それでは、9月市議会定例会におきまして、当民生文教委員会に付託されました閉会中の継続審査となっておりました認定第3号 平成21年度市立八幡浜総合病院事業決算の審査が終了いたしましたので、その結果並びに概要を御報告申し上げます。

 去る1025日、市立八幡浜総合病院事業の決算を審査するため民生文教委員会を開催いたしまして、慎重に審査を行った結果、本決算は全員一致をもって認定することに決しました。

 以下、審査の概要を申し上げます。

 まず、病院事業活動による経営状況の収支についてであります。

 医業収益は、対前年度比8.1%の減になっております。内訳として、入院収益が8.1%の減、外来収益10.2%の減、そのほか医業収益1.9%の減となっており、主な要因は平成20年度からの内科医の減少、脳神経外科医の不在及び平成21年度には呼吸器内科医の開業、外来応援医師の引き揚げ、研修医2名の研修期間終了による不在など、医師の減少に伴う患者数の減少によるものであるとの説明でありました。また、補助金などの医業外収益は24.3%の増、病院事業収益全体では5.1%の減となっております。

 一方、支出であります病院事業費用につきましては、対前年度比6.1%の減となっております。内訳としまして、給与費が8.9%の減、材料費が6%の減、減価償却費が3.8%の増となっており、主な要因は職員数の減少による給与費及び患者数の減少による材料費、経費、委託料の減によるものであるとの説明でありました。

 この結果、収支差し引きでは29,1102,544円の単年度赤字となり、前年度までの繰越欠損金112995,563円と合わせて、平成22年度に繰り越す額は、未処理欠損金として139,4098,107円となっております。

 次に、業務内容についてでありますが、外来患者数は94,219人、前年度に比べ16,916人、15.2%の減、入院患者数は67,723人、前年度に比べ6,201人、8.4%の減となっております。

 以上、決算の概要について申し述べましたが、次に審査の過程におきまして論議されました主な事項について御報告申し上げます。

 まず、委員より、低所得者の増加、医療費の自己負担増、モラルの低下等により患者が負担すべき医療費の未収金も年々増加しているとの説明であるが、ここ数年で未収金はどの程度ふえているのかとただしたのに対し、理事者より、医療費の未収金は平成18年度が1,310万円、平成19年度が1,027万円である。1件当たりの滞納額が少なくなるように限度額適用認定証などさまざまな制度を利用している。しかし、国民健康保険税等を滞納されている方については事前の限度額適用認定証の申請ができないため、分納などの方法で対応している。総額がふえているのは、未収金の消滅時効についての最高裁判所の判決を受け、所在不明な方など現実には回収が不可能な分においても不納欠損処理を行っていないためであるとの答弁でありました。

 さらに、委員より、連帯保証人に対して医療費請求といった未収金回収に向けての努力はしているのかとただしたのに対し、理事者より、すべてではないが、医療費を連帯保証人に対して請求し、回収している。本年度においても200万円ぐらいの医療費を連帯保証人に請求し、回収した例はある。ただ、連帯保証人に対して医療費を請求する電算システムがないため、現在の少ない人数ではすべて請求することは難しいとの答弁でありました。

 なお、そのほか看護師確保対策、病床稼働率向上などについても種々論議されました。

 以上、審査の主な概要を申し上げまして、民生文教委員会の報告を終わります。

○議長(萩森良房君)  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。

 質疑はありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(萩森良房君)  これをもって質疑を終結いたします。

 これより討論に入ります。

 討論はありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(萩森良房君)  これをもって討論を終結いたします。

 これより認定第3号を採決いたします。

 本件に対する委員長の報告は認定であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。

(賛成者起立)

○議長(萩森良房君)  御着席願います。

 起立全員であります。よって、認定第3号は認定することに決しました。

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○議長(萩森良房君)  日程第6 議案第89号 市道路線の変更についてないし議案第101号 平成22年度市立八幡浜総合病院事業会計補正予算(2)、以上13件を一括議題といたします。

 初めに、市長より総括説明を願います。

 市長。

〔市長 大城一郎君登壇〕

○市長(大城一郎君)  本日ここに第6回市議会定例会を招集いたしまして、補正予算案を初め、当面する市政の重要案件の御審議をいただくわけでございます。

 各案件にわたります詳細につきましては、審議の過程で副市長並びに各担当課長から申し上げることといたしまして、私は概要を申し上げ、議員各位の御理解と御協賛を賜りたいと存じます。

 最初に、愛媛県知事選挙についてであります。

 加戸知事退任に伴い1128日に行われました愛媛県知事選挙では、前の松山市長中村時広氏が当選され、今後4年間の愛媛県政のかじ取りをしていただくこととなりました。活力にあふれ、幸せ感が得られる愛媛づくりにリーダーシップを発揮いただきたいと切に願っております。特に、本市を初めとした南予地方においては、生活の安全・安心の根幹とも言える地域医療の確保が喫緊の課題となっているほか、魚やミカンといった農水産物の価格低迷にあえいでおります。また、八西地域における道路環境におきましては、他地域に比べ高速交通網の整備におくれがある状況にあります。愛媛の均衡ある発展に御理解をいただき、八幡浜港振興ビジョンの円滑な進捗を初め、特段の経済対策や早期の地域高規格道路の整備をお願いするものであります。

 次に、国の景気の動向であります。

 内閣府発表の11月月例経済報告では、景気はこのところ足踏み状態となっている。また、失業率が高水準にあるなど厳しい状況にある。先行きについては当面は弱目の動きが見られるものの、海外経済の改善や各種の政策効果などを背景に景気が持ち直していくことが期待される。一方、海外景気の下振れ懸念や為替レート、株価の変動などにより景気がさらに下押しされるリスクが存在する。また、デフレの影響や雇用情勢の悪化懸念が依然残っていることにも注意が必要であると、先月と同様の基調判断ではありますが、各論においては個人消費や輸入などで先月よりさらに厳しい状況となっており、実質的には2カ月連続の下方修正と言えます。

 政府は、こうした経済情勢を踏まえ、デフレ脱却と景気の自律的回復に向けた道筋を確かなものとしていくため、雇用・人材育成、新成長戦略の推進・加速、子育て、医療・介護・福祉等、地域活性化、社会資本整備、中小企業対策等及び財源を使わない景気対策として規制・制度改革を5つの柱と位置づけ、経済の活性化や国民生活の安定、安心に真に役立つ施策を実施することにしております。さらに、切れ目なく迅速な政策対応をすることにより、経済の好循環を確かなものとするため、さきの臨時国会で歳出総額48,513億円の円高・デフレ対策が盛り込まれた平成22年度補正予算が成立したところであります。

 当市におきましては、普通交付税11,500万円、地域活性化交付金14,500万円程度が交付見込みとなっており、対象事業等不確定要素もありますが、有効な事業が迅速に行えるよう情報収集等に努めているところであります。

 さて、埋め立てが完了し、既にその広大な敷地をごらんになっていただいております八幡浜港振興ビジョンについてであります。

 今年度は、臨港道路舗装工事や緑地公園の整備、八幡浜港浮き桟橋築造工事等を行っているところであります。

 さらに、魚市場関係の整備につきましても、現在荷さばき所などの実施設計を委託しており、平成23年度本体工事開始に向け順調に作業を進めております。

 また、八幡浜港地域交流拠点施設整備に関しましては、商業部門を民間事業者の活力で運営することとしており、去る927日から事業参入希望者の募集を開始し、1015日に参加希望者に対する説明会を行ったところ、多数の御参加をいただき、関心の高さを感じているところであります。来年2月に予定しております事業運営コンペでは、民間ならではの柔軟な発想が発揮され、四国の西の玄関にふさわしく、魅力にあふれた、市民の皆様に誇りや愛着を持っていただけるようなふるさとの宝輝く提案がなされることと期待しております。

 それでは、今回の補正予算の主なものについて順次御説明いたします。

 最初に、安全・安心なまちづくりであります。

 南環境センターは、衛生的で快適な市民生活を送る上で不可欠な施設であるため、安全運転が継続して行えるようごみ焼却施設修繕費等を計上するとともに、老朽化の著しいごみ計量システムの改修を行うこととしております。

 次に、地場産業の振興対策であります。

 農業関係では、果樹農家の厳しい状況に対し経営安定化を図ることを目的としてJAにしうわが実施した融資に対し、金利の一部を助成する予算措置を講じております。また、農業生産活動等の維持を図る中山間地域等直接支払制度交付金、国営かんがい排水事業による国営南予用水土地改良事業負担金の予算化を初め、有害鳥獣対策としてイノシシわな購入に対する助成を行うこととしております。

 さらに、JAにしうわが人気アニメキャラクター、クレヨンしんちゃんにより全国規模で行う西宇和ミカンコマーシャルへの助成を行うこととしております。

 林業関係では、森林の有する多面的な機能が十分発揮でき、適切な森林整備の推進を図るための森林整備地域活動支援交付金措置を講じたところであります。

 次に、観光の振興であります。

 真穴の座敷びなには毎年県内外から大勢の観光客が訪れていただいており、既に全国区の知名度であり、本市における屈指の観光行事であると思います。座敷びなの設営、運営に当たっては、毎年相当数の備品や資料、資材の準備が必要となりますが、これらは公民館や各家庭に散在しているのが現状であり、腐食、破損防止の面で良好な環境とは言えません。また、利用時においても多大な労力を費やす要因ともなっております。今回、座敷びな保存倉庫を建設することにより、これらの備品などを良好な状態で保存することができ、貴重な備品や資料の散失が防げるとともに、今後とも座敷びな運営が円滑に行えるよう助成措置を講じるものであります。

 次に、学校教育関係につきましては、緊急を要する学校施設の改修を行うこととしており、愛宕中学校第2校舎の老朽化に伴うコンクリート片落下等の危険箇所の改修工事及び、同じく老朽化している消火栓配管からの漏水防止等の改修工事を行うものであります。

 また、市内全域で開催いたしました市政懇談会の場などで多くの意見が寄せられました市営住宅の入居募集につきまして、入居前改修の予算を講じ、入居希望者の要望にこたえることとしております。

 さらに、全国各地から我が八幡浜市へふるさと納税をしていただきまことにありがとうございます。皆様の八幡浜を思っていただく気持ちを大切にして魅力あるまちづくりに使わせていただきます。今年度は昨年度の2倍以上の方々からふるさと納税をしていただいており、お礼の特産品を贈呈する経費が不足することから増額補正いたしております。

 また、招集のあいさつでも述べました八幡浜高校陸上部女子駅伝全国大会出場に伴う助成措置を行っております。

 その他の措置として、人件費につきまして、各会計の給与改定に伴う年間所要額の調整等を行っております。

 以上が補正予算案の概要であります。この結果、一般会計57282,000円、特別会計7会計4,7061,000円の減、企業会計、病院事業会計23,7732,000円、合計69,7953,000円を御提案申し上げるものであります。

 これらの財源といたしましては、地方交付税、国県支出金、市債等、それぞれの事業施策に対応する額を計上いたしております。

 最後になりましたが、結成30周年を迎えるに当たり、保内ライオンズクラブ様より、子育て支援や介護予防支援のため備品を寄贈いただきました。趣旨に沿いまして有効に活用させていただきます。まことにありがとうございました。

 以上、補正予算案等につきまして御説明申し上げましたが、慎重審議賜りまして、御賛同いただきますようお願い申し上げます。

○議長(萩森良房君)  休憩いたします。

午前1108分 休憩

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午前1120分 再開

○議長(萩森良房君)  再開いたします。

 これより順次説明を求めます。

 建設課長。

○建設課長(菊池賢造君)  議案書の1ページをお願いいたします。

 議案第89号 市道路線の変更についてでございます。

 整理番号354号、市道長早線で、3ページ、5ページの位置図、平面図をあわせて御参照ください。

 県道八幡浜保内線の道路区域の変更に伴い、市道長早線の基点が八幡浜市向灘23082から同23046に移動し、道路延長が207.5メートルから239メートルになりましたので、道路法第10条第2項の規定により変更するものでございます。

 以上です。

○議長(萩森良房君)  政策推進課長。

○政策推進課長(中榮忠敏君)  議案書の7ページをお開き願います。

 議案第90号 八幡浜・大洲地区広域市町村圏組合の共同処理する事務の変更及び規約の変更について御説明をいたします。

 八幡浜・大洲地区広域市町村圏組合では、平成13年度に第4次の広域市町村圏計画となる八幡浜・大洲地区ふるさと市町村圏計画を策定、今年度が10年計画の最終年度を迎えることとなっております。このような中、国は行政機能の分担等を推進してきた広域行政圏施策については、当初の役割は終えたとの判断のもと、広域行政圏計画策定要綱及びふるさと市町村圏推進要綱については平成21331日をもって廃止するとの通知があったところであります。今般、ふるさと市町村圏計画の計画期間が今年度末をもって満了することに伴い、さきに述べました2つの要綱廃止を踏まえ、組合内部で今後の取り扱いについて種々協議を重ねた結果、今年度末をもってふるさと市町村圏計画は廃止することとなりました。この決定を受けまして、このたび八幡浜・大洲地区広域市町村圏組合の事務の一部を変更し、あわせて規約を変更するため、地方自治法第290条の規定により議会の議決を求めるものであります。

 9ページをお願いいたします。

 具体的な改正内容でございますが、第3条は組合の共同処理する事務を規定しておりますが、第1号の八幡浜・大洲地区ふるさと市町村圏計画の策定及び実施のための連絡調整に関する事務及び第2号の八幡浜・大洲地区ふるさと市町村圏計画に基づく広域活動計画の事業の実施に関する事務を削り、第3号を第1号とし、第4号から第6号までを2号ずつ繰り上げるものであります。

 第12条は組合の経費の支弁方法を規定をしておりますが、第3条を改正することに伴い所要の改正を行うものであります。

 附則として、この規約は平成2341日から施行するものでございます。

 以上であります。

○議長(萩森良房君)  生活環境課長。

○生活環境課長(大森幸二君)  それでは、議案書11ページをお開き願います。

 議案第91号 指定管理者の指定について御説明いたします。

 やすらぎ聖苑の管理及び運営を効率的かつ効果的に行わせるために指定管理者の募集を行ったところ、2団体から応募がありました。八幡浜市指定管理者選定委員会において面接審査等を行った上で指定管理者候補者として選定されました。これを受け、指定管理者候補者を決定したので、地方自治法第244条の26項の規定により指定管理者を指定することについて議会の議決を求めるものでございます。

 指定管理者に管理を行わせる公の施設の名称は八幡浜市火葬場やすらぎ聖苑で、指定管理者となる団体は富山市奥田新町123号、株式会社五輪、代表取締役宮本幸司朗でございます。

 なお、指定の期間は、平成2341日から平成26331日までの3カ年となっております。

 続きまして、議案書13ページをお願いいたします。

 議案第92号 八幡浜市廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。

 八幡浜市ごみ問題検討委員会より、914日に、一般廃棄物の減量、資源化及び再利用化、ごみ処理費用の負担、市民への周知、啓発活動の3点を柱とした八幡浜市の一般廃棄物減量対策等に関する答申がありました。答申を受け、市といたしましては生ごみの減量、古着の再利用と資源化、紙製品のリサイクル強化、レジ袋の減量等の施策を実施することにより減量化と資源化を図ると同時に、ごみ袋料金及び直接持ち込み分の一般廃棄物処分手数料の改定を行い、市民の皆様に適切な金額を負担いただくことはごみ処理に多大な経費がかかっていることを知っていただく上で有効であり、またごみ減量化へ向けた出発点と考え、今回八幡浜市廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例の一部を改正する条例の制定について提案するものでございます。

 具体的には、別表第1により、指定ごみ袋1枚につき、燃やすごみ大、45リットル9.5円を35円に、中、30リットル7.5円を25円に、小、20リットル6.5円を15円に、燃やさないごみの中、30リットル7.5円を25円に改定しようとするものでございます。

 なお、改定に伴い市民要望の強かったごみ袋の縛り手と持ち手をつけることで高齢者を初め利用者に使用しやすいよう工夫をしております。

 なお、今回の改正により、夫婦と子供4人標準世帯での年間使用料は1,183円から4,290円となり、3,107円の増額、また高齢者夫婦世帯及び単身者標準世帯では702円から1,820円となり、1,118円の増額となります。県内では11市中8市が指定ごみ袋を導入しており、南予の大洲市、西予市、宇和島市の3市では大、45リットル40円、中、30リットル30円、小、20リットル20円となっており、近隣市の料金水準よりも低額であり、市民の皆様の御理解をいただけるものと思っております。

 別表第2では、南環境センターへの直接持ち込み処分手数料を、家庭系一般廃棄物10キログラムにつき30円を50円に、事業系一般廃棄物10キログラムにつき50円を70円に改定し、さらに家庭系一般廃棄物については基本料金として1回につき100円を加算するものでございます。

 なお、附則により、施行期日は平成2341日とし、使用中の手持ちのごみ袋については平成24331日までの1年間使用できるよう経過措置を設けております。

 先ほど申し上げましたとおり、来年度からはごみ袋の仕様を変更し、利便性の向上を図っていくことから、現行のごみ袋につきましては一定量確保しておりますが、料金の改正による不用な買いだめ等により在庫数に影響が出ないよう、市民の皆様に御協力いただきますようお願い申し上げます。

 以上でございます。

○議長(萩森良房君)  財政課長。

○財政課長(藤原賢一君)  議案書15ページから202ページ、議案第93号から第100号、平成22年度一般会計補正予算(4)及び各特別会計補正予算7件を一括して平成22年度12月補正予算資料で御説明いたします。

 それでは、1ページをお開き願います。

 今回の補正では、一般会計では一番上の行の今回補正額の欄にありますように57282,000円を補正し、予算総額を1815,225万円とするもので、前年度同期に比べ21.2%の減でございます。

 次に、特別会計は国民健康保険事業特別会計を初め7会計の補正で4,7061,000円の減額補正でございます。

 一般会計、特別会計を合わせると、今回補正額は46,0221,000円、累計では合計欄のとおり3111,1953,000円となり、前年度同期と比べ15.3%の減となっております。

 次に、企業会計は、病院事業会計23,7732,000円の補正でございます。

 なお、企業会計を含めたすべての会計における今回補正額は69,7953,000円、総予算額は3697,1835,000円で、前年度同期に比べ13.1%の減でございます。

 それでは、一般会計から概要について御説明いたします。

 2ページをお開き願います。

 各経費の内訳でございます。

 まず、人件費5,2991,000円の減額は、給与改定による一般職給料及び手当2,118万円の減、退職手当及び他会計配置転換等の調整による減額3,1811,000円でございます。

 次に、物件費3,0781,000円は、日本脳炎及びインフルエンザ予防接種委託料6178,000円、指定ごみ袋購入費1,1745,000円、南環境センタートラックスケールシステム改修委託料3507,000円、公民館7館に係る特殊建築物定期調査報告書作成委託料271万円などが主なものでございます。

 次に、維持補修費11502,000円は、南環境センターごみ焼却設備定期修繕料8,967万円、市営住宅修繕料7211,000円、愛宕中学校第2校舎軒天改修及び消火栓配管工事費2999,000円などでございます。

 次に、扶助費5,9745,000円は、生活保護扶助費の年間所要見込み増に伴うもの5,7022,000円などでございます。

 次に、補助費等38,0452,000円は、障害者自立支援特別対策事業補助金2247,000円、グループホーム等のスプリンクラー設置に対する補助、地域介護・福祉空間整備等施設整備補助金4042,000円、中山間地域等直接支払制度交付事業交付金28,6619,000円、国営南予用水土地改良事業負担金9,0492,000円、真穴地区座敷びな保存倉庫建設補助250万円、年間所要見込みによる施設事務組合負担金2,3286,000円の減、障害者自立支援給付費、生活保護費国庫負担金等の過年度分精算に伴う国庫返還金1,0558,000円が主なものでございます。

 次の投資的事業は2587,000円で、事業の主な内容につきましては後ほど御説明いたします。

 次、積立金340万円は、養護老人ホーム基金への積立金でございます。

 最後の繰出金1,8194,000の減額は、国民健康保険事業特別会計などの7会計に対する繰出金の増額及び繰出金の減額でございます。

 次、4ページをお開き願います。

 投資的事業実施計画でございます。

 まず、港湾関係は、港湾建設事業事務費として、人件費4924,000円の減額でございます。

 次に、漁港関係は、漁港建設事業事務費として、人件費2969,000円でございます。

 次に、道路橋梁関係では、市道恩の木線改良工事に伴う用地購入費109万円、県営道路事業負担金1645,000円でございます。

 次に、農林水産関係は、南予用水の畑地かんがい施設予防保全等の基幹水利施設ストックマネジメント事業負担金1062,000円でございます。

 次の住宅関係では、市営住宅地上デジタル放送対応改修事業等3749,000円でございます。

 次のページになりますが、その他として、消防施設整備事業費確定に伴う施設事務組合負担金3004,000円の減でございます。

 以上が一般会計の概要でございます。

 なお、歳入は、地方交付税、国庫支出金、県支出金、市債等を充当いたしております。

 次に、特別会計補正予算を御説明いたします。

 前に戻りまして、3ページをお開き願います。

 まず、国民健康保険事業1662,000円の減額は、総務費の人件費の調整で、歳入は一般会計繰入金を減額しております。

 後期高齢者医療7115,000円の減額は、総務費の人件費の調整で、歳入は一般会計繰入金を減額しております。

 次に、介護保険2631,000円は、総務費の介護保険事業に係る人件費調整、第5期介護保険計画策定費用1337,000円及び地域支援事業に係る人件費の調整1294,000円でございます。歳入は、国庫支出金、県支出金、一般会計繰入金及び基金繰入金を充当し、収支の均衡を図っております。

 介護サービス事業9529,000円の減は、サービス事業費の人件費調整による減でございます。歳入は、一般会計繰入金を減額しております。

 簡易水道事業8018,000円は、総務費の人件費調整による増でございます。歳入は、一般会計繰入金で収支の均衡を図っております。

 公共下水道事業4,2008,000円の減は、総務費の人件費の調整及び未普及解消下水道事業費の減で、歳入は国庫支出金、一般会計繰入金、市債を減額しております。

 戸別合併処理浄化槽整備事業2604,000円の増額は、総務費の人件費の調整による増額でございます。歳入は、一般会計繰入金を増額しております。

 なお、6ページ以降に一般会計歳入歳出の状況を添付しておりますので、御参照いただきたいと思います。

 以上でございます。

○議長(萩森良房君)  市立病院事務局長。

○市立病院事務局長(田中正憲君)  議案書の203ページをお願いします。

 議案第101号 平成22年度市立八幡浜総合病院事業会計補正予算(2)につきまして御説明をいたします。

 今回の補正予算は、平成22年度の上半期の業務実績及び下半期の業務予定、決算見込みによる補正措置でございます。

 まず、第2条業務の予定量につきましては、年間患者数のうち入院患者を1,756人増員し、年間74,756人に、外来患者数を3,452人減員し、年間98,851人とするものでございます。この主な要因としましては、内科医1名、脳神経外科医1名、研修医1名の増員と愛媛大学医学部の地域救急医療学講座医師の支援等により患者数が増員となったものです。

 なお、外来患者数を減員としていますのは、当初予算におきまして診療科別の診療日数の違算によるものでございます。

 次に、(3)1日平均患者数でございますが、年間患者数の増減に伴い、入院患者数を4.8人増員の204.8人に、外来患者数を14.2人減員の406.8人とするものであります。

 次に、第3条の収益的収入及び支出につきましては、第1款病院事業収益を31,0103,000円増額し、総額448,0436,000円とするものです。内訳としましては、第1項医業収益は35873,000円増額し、総額391,436万円とするものです。その主な要因としましては、患者数の増員及び診療報酬が10年ぶりにプラス改定になったことによるものでございます。

 次の第2項医業外収益423万円の増額は、患者数の増員に伴い駐車場使用料等が増額となったためでございます。

 次に、支出のほうですが、第1款の病院事業費用を24,0612,000円増額し、総額を447,8032,000円にするものです。その内訳は、第1項の医業費用では25,156万円を増額し、総額438,6997,000円とするものです。主なものとしましては、まず給与費を15,5664,000円の増額です。その原因ですが、看護師等の減少による職員給与費は減少するものの、退職予定者の増加による退職金12,211万円が主なものでございます。次に、材料費は9,8318,000円の増額及び経費は2472,000円の増額でございまして、要因は、先ほど申し上げましたが、患者数の増員に伴う医療診療に係る費用の増額でございます。

 次の第2項の医業外費用は1,0948,000円を減額して、総額9,1035,000円とするものであります。

 この結果、病院事業収益から病院事業費用を差し引きました12月補正後の収支は2404,000円の単年度黒字予算を計上することとなりました。昨年の同期が56,841万円の単年度赤字予算と比べ、平成13年度以来の増収増益を見込めることになりました。ただし、累積赤字予算が約14億円という現実は変わらず、今後も非常に厳しい病院経営運営となっております。

 次の204ページをお願いします。

 次に、第4条資本的収入及び支出でございますが、予算第4条本文括弧書きを「(資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額13,8426,000円は、当年度分消費税資本的収支調整額277,000円及び過年度分損益勘定留保資金13,8149,000円で補てんするものとする。)」に改め、資本的支出の第2項企業債償還金を288万円減額するものでございます。

 次に、第5条議会の議決を経なければ流用することのできない経費は、職員給与費15,5664,000円を増額し、総額264,5946,000円とするものです。

 次に、第6条たな卸資産購入限度額は、予算第9条中75,1327,000円を85,0221,000円に改めるものです。

 なお、205ページ以降に予算実施計画、資金計画、給与費明細書、予定貸借対照表及び予算明細書等を添付いたしておりますので、御参照をいただきたいと思います。

 以上でございます。

○議長(萩森良房君)  ただいま議題となっております13件についての本日の審議はこの程度にとどめます。

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○議長(萩森良房君)  日程第7 議案第102号 八幡浜市学校給食センター建築主体工事請負契約の締結についてないし議案第104号 「八西地域情報基盤整備推進事業センター施設設備整備工事請負契約の締結について」の議決変更について、以上3件を一括議題といたします。

 これより順次説明を求めます。

 監理開発課長。

○監理開発課長(中岡 勲君)  それでは、別紙議案第102号をお願いいたします。

 議案第102号 八幡浜市学校給食センター建築主体工事請負契約の締結について御説明いたします。

 去る1130日、八幡浜市給食センター建築主体工事の一般競争入札を執行し、その結果、31,500万円で株式会社大任建設が落札しましたので、請負契約を締結することにつき、地方自治法第96条第1項第5号の規定に基づき議会の議決を求めるものでございます。

 概要といたしましては、鉄骨造2階建て、延べ床面積1,927.4平方メートルでございます。

 完成は平成23729日を予定しております。

 なお、お手元に参考資料として入札結果調書を配付しておりますので、御参照ください。

 引き続きまして、別紙議案第103号をお願いいたします。

 別紙議案第103号 財産の取得について御説明いたします。

 去る1130日、八幡浜市給食センター厨房設備機器購入の指名競争入札を執行し、その結果、36,960万円で株式会社中西製作所松山営業所が落札いたしましたので、物品購入契約を締結することにつき地方自治法第96条第1項第8号の規定に基づき議会の議決を求めるものでございます。

 財産の取得概要といたしましては、炊飯機器、加熱調理機器、洗浄保管機器等の厨房設備機器268台と、それに付随する厨房備品2,130台分でございます。納入期限は、平成23729日を予定しております。

 なお、お手元に参考資料として入札結果調書を配付しておりますので、御参照ください。

 以上でございます。

○議長(萩森良房君)  総務課長。

○総務課長(都築眞一君)  議案第104号 「八西地域情報基盤整備推進事業センター施設設備整備工事請負契約の締結について」の議決変更について御説明いたします。

 5月臨時議会で議案第51号で議決いただいております八西地域情報基盤整備推進事業センター施設設備整備工事請負契約金額62,265万円を3,885万円増額し、66,150万円に変更するため、地方自治法の規定により議会の議決を求めるものであります。

 主な変更の内容ですが、現在の設計での光出力レベルでは光信号の反射がうまくいかず、送信ができなくなる可能性があることが判明いたしました。それを解消するために、分岐器の配置等の設計変更により増額を行うものであります。

 以上です。

○議長(萩森良房君)  ただいま議題となっております3件についての本日の審議はこの程度にとどめます。

 お諮りいたします。

 議事の都合により、明7日及び8日の2日間は休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(萩森良房君)  御異議なしと認めます。よって、明7日及び8日の2日間は休会することに決しました。

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○議長(萩森良房君)  これにて本日の会議を閉じます。

 以上で本日の日程は全部終了いたしました。

 明7日及び8日の2日間は休会であります。9日は午前10時から会議を開き、一般質問を行います。

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○議長(萩森良房君)  本日はこれにて散会いたします。

午前1150分 散会

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