平成25年八幡浜市議会6月定例会会議録第1号

公開日 2014年09月24日

 

議事日程 第1

平成2564() 午前10時開議

1

議席の変更

2

会議録署名議員の指名

3

会期の決定

4

報告第 3号 債権の放棄について

報告第 4号 債権の放棄について

報告第 5号 債権の放棄について

報告第 6号 債権の放棄について

報告第 7号 専決処分の報告について(過疎地域自立促進特別措置法に基づく固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例の制定について)

報告第 8号 専決処分の報告について(八幡浜市市税条例の一部を改正する条例の制定について)

報告第 9号 専決処分の報告について(八幡浜市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について)

報告第10号 専決処分の報告について(八幡浜市都市計画税条例の一部を改正する条例の制定について)

報告第11号 専決処分の報告について(市営住宅滞納家賃の支払請求に係る和解について)

報告第12号 平成24年度八幡浜市一般会計繰越明許費繰越計算書

報告第13号 平成24年度八幡浜市公共下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書

諮問第 2号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて

議案第45号 市道路線の認定について

議案第46号 八幡浜市乗合タクシーの実証実験運行に関する条例の制定について

議案第47号 八幡浜市廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の制定について

議案第48号 八幡浜市農林事業分担金徴収条例の一部を改正する条例の制定について

議案第49号 八幡浜港港湾施設の管理及び利用に関する条例の一部を改正する条例の制定について

議案第50号 八幡浜市水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について

議案第51号 平成25年度八幡浜市一般会計補正予算(1)

議案第52号 平成25年度八幡浜市介護保険特別会計補正予算(1)

議案第53号 平成25年度八幡浜市駐車場事業特別会計補正予算(1)

議案第54号 平成25年度八幡浜市簡易水道事業特別会計補正予算(1)

議案第55号 平成25年度八幡浜市公共下水道事業特別会計補正予算(1)

議案第56号 平成25年度八幡浜市港湾整備事業特別会計補正予算(1)

議案第57号 平成25年度市立八幡浜総合病院事業会計補正予算(1)

       (提出者の説明)

5

同意案第1号 教育委員会委員の任命について

       (提出者の説明)

6

同意案第2号 教育委員会委員の任命について

       (提出者の説明)

7

同意案第3号 公平委員会委員の選任について

同意案第4号 公平委員会委員の選任について

同意案第5号 公平委員会委員の選任について

       (提出者の説明)

8

議案第58号 八幡浜市長等の給料の特例に関する条例の制定について

議案第59号 八幡浜市職員の給与の特例に関する条例の制定について

       (提出者の説明)

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本日の会議に付した事件

日程第1

議席の変更

日程第2

会議録署名議員の指名

日程第3

会期の決定

日程第4

報告第3号~報告第13号、諮問第2号、議案

45号~議案第57

日程第5

同意案第1

日程第6

同意案第2

日程第7

同意案第3号~同意案第5

日程第8

議案第58号、議案第59

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出席議員(19)   

  1番  岩 田 功 次  君

  2番  石 崎 久 次  君

  3番  樋 田   都  君

  4番  新 宮 康 史  君

  5番  上 田 浩 志  君

  6番  井 上 和 浩  君

  7番  魚 崎 清 則  君

  8番  二 宮 雅 男  君

  9番  遠 藤 素 子  君

10番  清 水 正 治  君

11番  宇都宮 富 夫  君

12番  兵 頭 孝 健  君

13番  上 田 竹 則  君

14番  松 本 昭 子  君

15番  住   和 信  君

16番  中 岡 庸 治  君

17番  宮 本 明 裕  君

18番  大 山 政 司  君

19番  萩 森 良 房  君

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欠席議員(なし)

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説明のため出席した者の職氏名

 市長          大 城 一 郎 君

 副市長         橋 本 顯 治 君

 総務企画部長      中 榮 忠 敏 君

 市民福祉部長      中 岡   勲 君

 産業建設部長      菊 池 賢 造 君

 政策推進課長      大 本 孝 志 君

 総務課長        菊 池 司 郎 君

 財政課長        藤 原 賢 一 君

 税務課長        大 森 幸 二 君

 市民課長        菊 池 正 康 君

 保内庁舎管理課長    元 田 博 之 君

 生活環境課長      菊 池 和 弥 君

 社会福祉課長      二 宮 貴 生 君

 保健センター所長    松 本 常 美 君

 医療対策課長()

市立病院新病院整備課長 新 田 幸 一 君

 人権啓発課長      山 﨑 利 夫 君

 水産港湾課長      滝 本 真 一 君

 建設課長        矢 野   武 君

 農林課長()

農業委員会事務局長   山 本 健 二 君

 商工観光課長      菊 池 誠 一 君

 下水道課長       大 西   力 君

 水道課長        宮 本 雅 三 君

 市立病院事務局長    河 野 謙 二 君

 会計管理者       都 築 眞 一 君

 教育委員会委員長    藤 原 大 志 君

 教育長         増 池 武 雄 君

 学校教育課長      若 宮 髙 治 君

 生涯学習課長      舛 田 昭 彦 君

 代表監査委員      市 川 芳 和 君

 監査事務局長      阿 部   孝 君

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会議に出席した議会事務局職員

 事務局長       原 田 磯 志 君

 事務局次長兼議事係長 米 子 仁 司 君

 調査係長       松 本 克 之 君

 書記         阿 部 真 士 君

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午前1000分 開会

○議長(宇都宮富夫君)  去る41日付で人事異動がありましたので、この際、新任部課長等の自己紹介をいたします。

(新任部課長等の自己紹介)

○議長(宇都宮富夫君)  以上で新任部課長等の紹介を終わります。

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○議長(宇都宮富夫君)  ただいまより平成25年第3回八幡浜市議会定例会を開会いたします。

 市長から今議会招集の挨拶があります。

 市長。

〔市長 大城一郎君登壇〕

○市長(大城一郎君)  開会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。

 本日、平成25年第3回市議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様におかれましては、御多忙のところ御参集を賜り、厚くお礼申し上げます。

 私ごとで大変恐縮でございますが、さきの市長選挙におきまして、市民の皆様から力強く温かい御支援を賜り、市政2期目の重責を負わせていただくことになりました。

 私は、4年前の市長就任以来、八幡浜を元気にしたい、八幡浜市民の笑顔をふやしたい、そしてかつてのにぎわいを取り戻したい、そういう思いで市政推進に努めたところであります。

 そのような中、この4月には道の駅・みなとオアシス八幡浜「みなっと」がオープンし、市内外から多くの方にお越しいただくとともに、オープン後の2カ月の間にみなと交流館や緑地公園ではさまざまなイベントも開催されています。今後は、このみなっとを軸として、産業振興だけでなく、観光振興、文化振興につなげていかなければならないと考えています。

 そして、このような明るい話題を一つでも多く提供し、市民の皆さんが明るく元気に、そして笑顔で暮らせるよう未来に開けた八幡浜、市民が誇れるふるさと八幡浜の創造を目指して安全・安心なまちづくり、行財政改革の推進、産業振興の取り組みを基本理念とし、八幡浜の発展のために全力で邁進していきますので、議員の皆様におかれましては何とぞ御理解、御協力いただきますようお願い申し上げます。

 次に、職員の不祥事についてであります。

 先般、公金等の不適切な事務処理事案が発覚し、私的流用を確認した上で、527日付で当該職員を懲戒免職処分としたところです。こうした不祥事が発生し、市民の皆さんに多大なる御迷惑をおかけし、信用を失墜させてしまいましたことを深くおわび申し上げます。今後、二度と起きることがないよう、全職員にさらなる綱紀粛正を促し、市民の信頼回復に向け取り組んでまいります。

 それでは、定例会について申し上げます。

 本定例会におきましては、報告11件、諮問1件、同意案5件、条例案5件、予算案7件、その他1件、合わせて30件の御審議をいただくものでございます。

 諸議案の内容等につきましては後ほど御説明いたしますが、何とぞ慎重審議賜りまして、御賛同いただきますようお願い申し上げます。

 なお、本日、本会議終了後、市議会協議会を開催いただきまして、北浜立体駐車場横へのフジ立地に係る進捗状況について並びに八幡浜市水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定に伴う八幡浜市上水道事業認可変更についての2件について御説明申し上げ、議員の皆様の御理解を賜りたいと存じますので、よろしくお願いいたします。

 以上、申し述べまして、招集の御挨拶といたします。

○議長(宇都宮富夫君)  議長において、この際、諸般の報告を行います。

 3月定例会閉会後における諸般の報告については、お手元に配付してあります報告書をもってこれにかえます。

 会議に先立ち、去る424日に開催されました第75回四国市議会議長会定期総会並びに522日に開催されました第89回全国市議会議長会定期総会において表彰を受けられました萩森良房議員外4人に対し、表彰状の伝達を行います。

○議会事務局長(原田磯志君)  第75回四国市議会議長会定期総会並びに第89回全国市議会議長会定期総会において表彰を受けられました方々のお名前を申し上げますので、自席にて御起立お願いいたします。

 最初に、四国市議会議長会において上田浩志議員が表彰を受けられました。在職8年以上でございます。

 上田浩志議員、御受領をお願いいたします。

○議長(宇都宮富夫君)

   表彰状

 八幡浜市 上田浩志 殿

 あなたは市議会議員在職8年にわたってよく市政の発展に尽くされ、その功績は特に顕著なものがあるので、ここに本会表彰規程により表彰します。

 平成25424

   四国市議会議長会会長

        高松市議会議長 大浦澄子

(表 彰 状 授 与)

(拍 手)

○議会事務局長(原田磯志君)  続きまして、全国市議会議長会において表彰を受けられました方々のお名前を申し上げます。

 議員在職30年以上で表彰を受けられました萩森良房議員、大山政司議員、在職15年以上で表彰を受けられました中岡庸治議員、在職10年以上で表彰を受けられました井上和浩議員。

 以上4人を代表して、萩森良房議員に御受領をお願いいたします。

○議長(宇都宮富夫君)

   表彰状

 八幡浜市 萩森良房 殿

 あなたは市議会議員として30年の長きにわたって市政の発展に尽くされ、その功績は特に著しいものがありますので、第89回定期総会に当たり、本会表彰規程によって特別表彰をいたします。

 平成25522

     全国市議会議長会会長 佐藤祐文

(表 彰 状 授 与)

(拍 手)

○議会事務局長(原田磯志君)  御着席願います。

○議長(宇都宮富夫君)  ただいまの表彰に対し、市長から祝辞があります。

 市長。

〔市長 大城一郎君登壇〕

○市長(大城一郎君)  ただいま表彰されました議員の皆様に対しまして、一言お祝いを申し上げます。

 去る522日、東京都で開催されました第89回全国市議会議長会定期総会において、萩森良房議員、大山政司議員が議員在職30年以上として、中岡庸治議員が議員在職15年以上として、井上和浩議員が議員在職10年以上としてそれぞれ表彰を受けられました。

 また、424日、高松市で開催された第75回四国市議会議長会定期総会において、上田浩志議員が議員在職8年以上として表彰を受けられました。

 受賞された議員の皆様におかれましては、長きにわたり市政発展のために、また市民福祉の向上のために御尽力をいただきました。ここに市民を代表いたしまして深く敬意を表しますとともに、心からお祝いを申し上げます。

 皆様方におかれましては、今後とも御自愛の上、今までの豊かな経験をもとに、八幡浜市が直面いたしております諸問題の解決を初め、さらなる市政伸展と市民福祉増進のため、一層のお力添えを賜りますよう切にお願い申し上げまして、お祝いの言葉といたします。まことにおめでとうございました。

○議長(宇都宮富夫君)  被表彰者を代表して萩森良房議員から謝辞があります。

〔萩森良房君登壇〕

○萩森良房君  このたびは、全国市議会議長会より4名、四国市議会議長会より1名、5名の議員が表彰されました。不肖私が代表させていただきまして、お礼の挨拶をさせていただきます。

 また、ただいまは大城市長より温かみのある励ましの心を込めてのお祝いの言葉を賜り、ありがとうございました。

 また、この表彰は市民の皆様の御支援があったからであります。市民の皆様にも心から感謝を申し上げます。

 私たち議員は、市民の直接公選によって住民全体の代表として議員になっております。法の定めるところにより議会の使命と議員の職責を全うすることこそ議員の本質であります。懸命に日夜を問わず努力をしておりますが、私たちはまだ微力でございます。議員同志の皆様、さらに理事者や市民の皆様の御指導をいただきながら、新しい八幡浜市を切り開いていくために一層の努力を重ね、八幡浜市の発展のためにさらなる努力をしてまいりたいと思います。

 結びとなりましたが、心からお礼を申し上げ、御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。

○議長(宇都宮富夫君)  以上で表彰状の伝達を終わります。

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○議長(宇都宮富夫君)  これより本日の会議を開きます。

 本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりであります。

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○議長(宇都宮富夫君)  日程第1 議席の変更を議題といたします。

 本議題は、議場への質問席設置に伴い、八幡浜市議会会議規則第4条第3項の規定に基づき、お手元に配付しております議席一覧表のとおり議席を変更するものであります。

 お諮りいたします。

 配付しております議席一覧表のとおり議席を変更することに御異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(宇都宮富夫君)  御異議なしと認めます。よって、配付しております議席一覧表のとおり議席を変更することに決定いたしました。

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○議長(宇都宮富夫君)  日程第2 会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員は、議長において7番 魚崎清則議員、16番 中岡庸治議員を指名いたします。

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○議長(宇都宮富夫君)  日程第3 会期の決定を議題といたします。

 お諮りいたします。

 今期定例会の会期は、本日から621日までの18日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(宇都宮富夫君)  御異議なしと認めます。よって、会期は18日間と決定いたしました。

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○議長(宇都宮富夫君)  日程第4 報告第3号 債権の放棄についてないし報告第13号 平成24年度八幡浜市公共下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書、諮問第2号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて、議案第45号 市道路線の認定についてないし議案第57号 平成25年度市立八幡浜総合病院事業会計補正予算(1)、以上25件を一括議題といたします。

 初めに、市長より総括説明を願います。

 市長。

〔市長 大城一郎君登壇〕

○市長(大城一郎君)  本日ここに平成25年第3回市議会定例会を招集いたしまして、補正予算案を初め当面する市政の重要案件の御審議をいただくわけでございます。

 各案件にわたります詳細につきましては、審議の過程で副市長並びに担当部課長から御説明申し上げることといたしまして、私は概要と2期目に臨む所信の一端を申し述べ、議員各位並びに市民の皆様の御理解と御協力をお願いする次第であります。

 私は、去る421日の八幡浜市長選挙におきまして、多くの市民の皆様から温かい御支援を賜り、はえある八幡浜市長として引き続き市政を担わせていただくことになりました。今後の市政運営の重みと私に課せられました大きな使命、責任の重大さに気持ちを新たにするとともに、身が引き締まる思いであります。

 さて、八幡浜市におきましては、ミカンと魚に代表される地場産業の低迷、中心商店街の衰退、さらには若年層を中心とする人口流出及び急速な高齢化の進展などによる地域社会の活力低下への対応や地震や津波に備えるための防災対策などに対する諸施策の実施が求められているところであります。こうした諸課題に真摯に向き合い、市民の思いや元気を結集して未来に開けた八幡浜をつくっていきたい、1期目においてその土台づくりに力を注いできたところであります。

 ことし4月にオープンいたしました道の駅・みなとオアシス八幡浜「みなっと」や高度衛生管理型の新魚市場、旧八幡浜市と旧保内町を結ぶ地域高規格道路名坂道路の開通などのインフラ整備、地域を活性化させる大島のアワビ養殖、市民の生命を守る市立病院改築事業の着手など、今少しずつではありますが、八幡浜市が変わってきております。元気になっている兆しを感じます。まさに新生八幡浜丸の出航と言ってもいいでしょう。私はこの流れをとめることなく、これらを地域振興の起爆剤として大きなうねりにしたいと思っています。

 かつて二宮敬作、二宮忠八などの偉人を輩出した八幡浜、中継貿易で栄え、伊予の大阪と言われた八幡浜、打瀬船に乗って遠くアメリカまで渡航した祖先を持ち、四国で初めて電灯がともり、愛媛で最初の銀行が設立された八幡浜、トロール漁船が50隻以上あり、この地域の一大商業集積地だった八幡浜、今こそ元気なにぎわいある八幡浜を取り戻していきたい、この思いこそが、さきの選挙中皆さんに訴え続けてきた「みんなで拓く、八幡浜ルネサンス」なのです。そうして、市民の皆さんが誇れるふるさと八幡浜をつくり上げたい、このことを引き続き市政運営の基本目標とし、さらに安全・安心なまちづくり、行財政改革の推進、産業振興の取り組みを基本理念として全力を投入して頑張り抜く所存であります。

 このような理念を踏まえた今後の施策について述べたいと思います。

 初めに、安全・安心なまちづくりへの対応であります。

 まず1点目は、都市基盤整備であります。

 具体的には、今後高い確率で発生が予想されている南海トラフ巨大地震の際、避難路や緊急輸送道路として命の道となる地域高規格道路八幡浜道路大平・郷間や国の本年度予算成立に伴い新規事業化が決定した夜昼道路郷・平野間の整備促進及び残る(仮称)大洲西道路平野・北只間の新規事業化、さらに南部海岸線の重要な生活道路である国道378号の改良について、国、県に強く要望してまいります。

 また、市内の交通隘路解消につきましても、車両の離合が困難で、歩行者の通行にも危険な箇所について道路改良事業を実施するほか、九州と四国を結ぶ大動脈である九四航路のフェリー桟橋や生活に直結する上下水道の耐震化、高経年化への対応などの整備を引き続き行ってまいります。

 さらに、民間活力を利用した温浴施設の整備や市としての支援のあり方など、積極的に検討してまいりたいと考えております。

 2点目は、医療・福祉施策の充実であります。

 地域医療を確保して市民が安心して日常生活を送ることができるよう、まず平成28年度に完成を予定している市立病院改築事業の着実な推進を図ってまいります。

 さらに、近隣の市、町、市医師会や市内の病院、診療所と連携を図りながら、地域の医療体制をさらに充実させていきたいと考えております。

 近年の医師、看護師不足は全国的にも大きな問題となっており、当市もその例に漏れず厳しい状況が続いておりますが、今後も引き続き関連大学病院との連携を密にしながら医師の確保に努めることはもちろん、現在勤務中の医師の負担軽減が図られるような取り組みを積極的に行いながら、新たな医師、看護師に来てもらえるような環境整備にも全力を尽くして取り組んでまいります。

 また、急速に進展する少子・高齢社会において、市民、特に高齢者、障害者、児童などにとって暮らしやすいまちづくりに資する諸施策を実施していくことが強く求められており、保育所におきましては本年4月から極めて小規模な保育所2カ所を近隣保育所へ統合するとともに、ゼロ歳児保育や午後6時までの延長保育を市内全ての保育所で統一して実施するなど、サービスの向上を図ったところであります。

 今後も、子育て支援に対する保護者のニーズを把握し、多様な要望に対応できるよう、民間委託や民営化も視野に入れ検討していくほか、養護老人ホームにつきましても、施設が老朽化し、入居環境の改善が求められていることから、今後の養護老人ホームのあり方について検討していくこととしております。

 3点目は、危機管理であります。

 南海トラフ巨大地震を念頭に置いた地震、津波避難対策として、昨年度に引き続き津波一時避難場所までの避難経路の手すり工事、階段等の整備や太陽光外灯の設置を行っていくほか、八幡浜市地域防災計画風水害等対策編・震災対策編の見直しを行い、津波災害対策編を新たに追加作成するとともに、最新の被害想定に基づいた防災ハザードマップを作成し、住民避難に役立つよう周知を図ってまいります。

 また、八幡浜市地域防災計画原子力災害対策編については、国の原子力災害対策指針に沿ってさらなる修正を行い、原子力災害に備え、実効性のある避難行動計画を策定し、原発近隣自治体としての緊急時防護対策などを充実させてまいります。

 次に、行財政改革の推進であります。

 何より市役所は市民の思いに応えられる組織でなければなりません。そのため、職員の意識改革はもとより、定員適正化計画に基づく適正な人員配置などの人事管理のほか、人材評価をしっかりと定着させてまいります。

 また、地方交付税における合併市町村の特例加算措置が平成27年度から段階的に縮小されることから、徹底した歳出の見直しを行い、財政健全化を図ります。

 次に、産業振興の取り組みであります。

 4月にオープンした道の駅・みなとオアシス八幡浜「みなっと」でありますが、さきの大型連休には新鮮な魚や地域の特産品等を求める市内外からの大勢のお客様に訪れていただき、現在も多くの来客でにぎわっております。このにぎわいを一過性に終わらせることなく、八幡浜の宝として、八幡浜全体に元気をもたらせてくれる施設にしていきたいと思っております。そのことは、八幡浜へ購買力を呼び戻す追い風となり、中心商店街等と一体となった活性化にもつながっていくものと確信しております。

 また、八幡浜の基幹産業であるミカンと魚振興のため、農林業の振興策では、高経年化した南予用水施設の長寿命化や耐震化の早期事業採択に向け国へ強く求めていくほか、イノシシを初めとした有害鳥獣対策への支援や将来にわたって経営維持ができるよう生産者の作業の効率化、負担軽減を図るための各種支援を行ってまいります。

 また、健全な山林を維持するため、八西森林組合の森林整備活動を支援していくとともに、引き続き地域材を利用した木造住宅の建築に対する補助を行い、木材の利用の促進を図るなど支援を行ってまいります。

 水産業振興では、安全・安心な水産物を供給するために整備した高度衛生管理型魚市場の優位性を生かし、魚価向上や水産物の集荷力向上に努めるとともに、どーや市場での魚の販売拡大や付加価値の高い加工品開発を行う水産物加工場を建設してまいります。

 その他、教育文化行政の取り組みとして、全国で少子化が進行している中、八幡浜市では毎年100人余りの児童・生徒が減少しています。このような状況から、子供たちにより望ましい教育環境を整備するため、八幡浜市学校再編整備実施計画に基づき、幼稚園、小・中学校の統合を進めていくこととしております。

 また、平成29年秋に開催される愛顔(えがお)つなぐえひめ国体に向け関係施設の改修等を着実に進めるとともに、広報等により開催機運を盛り上げてまいります。

 さらに、昨年、近代建築の傑作として重要文化財の指定を受けた日土小学校中・東校舎の設計を行った松村正恒氏や過去の偉人、先哲等の顕彰事業実施に向けた検討を行っていくほか、川之石地区の赤レンガ倉庫を地域の活動拠点として活用していきたいと思っております。

 文化の薫り高いまちづくりを推進するため、身近にある歴史的な文化財の活用、伝統的行事の継承等文化施策の充実を図るとともに、文化芸術活動への支援等、市民文化の向上に努めます。

 さらに、合併10周年を記念し、本市の歴史と伝統と風土を未来の市民に受け渡す市誌編さん事業について、資料や写真、情報などを広く市民からいただき、市民の積極的な参画の形で行ってまいります。

 以上、2期目の市政運営に臨むに当たって各種施策について申し上げました。今後、議員各位を初め市民の皆様方からの御意見、御提言を十分お聞きしながら、的確な問題把握に努め、施策の実現に向け全職員と一丸となって取り組み、皆様の信頼と負託に応えてまいる所存であります。

 議員各位におかれましても、一層の御協力、御支援を賜りますようお願い申し上げます。

 さて、我が国の経済見通しでありますが、内閣府発表の5月、月例経済報告で、景気は緩やかに持ち直しているとし、一部に弱さが残るなどとしていたこれまでの判断を2カ月ぶりに上方修正しております。先行きについては、輸出環境の改善や経済対策、金融政策の効果などを背景に、マインドの改善にも支えられ、次第に景気回復へ向かうことが期待される。ただし、海外景気の下振れが引き続き我が国の景気を下押しするリスクとなっている。また、雇用、所得環境の先行き等にも注意が必要であるとしております。

 また、物価が下がり続けるデフレについても、一部に変化の兆しも見られるとしているところであります。

 次に、本市の平成24年度決算見込みの概要であります。

 一般会計におきましては、形式収支で約44,000万円の黒字となり、翌年度へ繰り越すべき財源を差し引いた実質収支でも約29,000万円の黒字が見込まれ、順調な決算を迎えることができました。

 水道事業会計につきましては、4,1691,000円の単年度黒字決算となり、当年度未処分利益剰余金9,8804,000円を計上することができました。

 しかしながら、老朽化した施設の更新等に多額の費用が見込まれることから、限られた財源の中で引き続き経営努力を重ね、安全で良質な給水に努めてまいります。

 次に、病院事業会計であります。

 事業収支につきましては、内科、産婦人科等の常勤医師の減少が大きく影響し、8,5891,000円の純損失となり、約9億円の未処理欠損金を次年度に繰り越すという厳しい経営環境であります。

 今後、国の医療施策の動向を見据え、しっかりとした経営基盤を構築するとともに、現在工事中の新病院改築事業の円滑な進捗を図り、診療レベルの維持、向上をもって安全・安心な医療の場を提供できるよう努力してまいります。

 また、医師や看護師確保につきましても、当分の間は困難な状況が続くものと思われますが、引き続き関係機関と密接な連絡を行い、人材確保に努めてまいる所存であります。

 それでは、今回提案の6月補正予算案の主なものについて順次御説明いたします。

 まず、安全・安心なまちづくりについてであります。

 土木事業として、市道宮内伊方線、市道双岩南久米線、市道道面線、市道喜須来川之石線の道路改良事業のほか、生活道路改良整備事業及び都市計画街路事業に係る県営道路事業負担金や松柏B地区など4カ所の県営急傾斜地崩壊対策事業負担金などの予算措置を行い、安全で快適な生活環境基盤整備に努めてまいります。

 次に、産業振興の取り組みについてであります。

 まず、水産港湾関係では、喜木津漁港において、漁港施設の保全を確保するために必要な現況調査を行った上で、補修、更新計画を立て、今後の施設機能維持に係る費用の縮減、平準化を図るほか、新魚市場が供用開始されたことから、仮設魚市場の一部を解体し、港湾関連施設等として活用することとしております。

 農林業の振興では、依然としてイノシシ等の有害鳥獣による農作物被害が増大しており、被害の軽減を図るため、新たに県補助金を活用した鳥獣被害防止緊急捕獲等対策事業費補助金や県営基幹農道整備事業負担金の予算措置を講じております。

 また、北浜立体駐車場の一部を隣接地に出店するフジに貸し付けるための改修を行うこととしております。

 その他の取り組みといたしましても、教育振興では、学習指導要領の趣旨及び学校や地域の実態を踏まえ、学校が当面する課題を解決し、創意工夫を生かした道徳教育を推進するため、今年度から2カ年、松柏中学校が県の指定を受け、特色ある道徳教育推進事業を実施していくほか、市内の全中学校を対象としてエネルギー等教育補助事業を実施し、エネルギー等に理解を深めるとともに、問題点についてみずから考え、判断できる生徒を育成してまいります。

 また、昨年度末に廃校となった松村正恒氏設計による長谷小学校について、どのように残し活用していくのか、現況調査を行うこととしているほか、市民の皆様が快適な環境で図書館を利用できるよう、市立市民図書館の空調等を整備することとしております。

 このほか、佐田岬を舞台とした広域観光ルート形成のため、レンタサイクル等新たな自転車施策の実施や、八幡浜港フェリー待合所の椅子が老朽化し破損している部分もあることから、四国の西の玄関としてふさわしい座り心地のよい椅子に取りかえることとしております。

 以上が予算案の概要であります。

 この結果、一般会計36,081万円の追加、特別会計5会計2,2929,000円の追加、企業会計1会計、予算科目変更及び債務負担行為の追加、合計38,3739,000円の追加を御提案申し上げます。

 これらの財源といたしましては、市税を初め国県支出金、市債等、それぞれの事業施策に対応する額を計上いたしております。

 以上、御説明申し上げました補正予算案等について慎重審議賜りまして、御賛同いただきますようお願い申し上げます。

○議長(宇都宮富夫君)  これより順次説明を求めます。

 総務企画部長。

○総務企画部長(中榮忠敏君)  議案書の1ページをお開き願います。

 報告第3号 債権の放棄について御説明いたします。

 本件は、八幡浜市債権管理条例第16条第1項の規定により市の債権を放棄したので、同条第2項の規定に基づき報告をするものです。

 放棄する債権は市営住宅使用料で、1件、178,500円、放棄の時期は平成25326日、放棄の事由は同条第1項第2号に規定する破産法第253条第1項の破産免責決定によるものであります。

○議長(宇都宮富夫君)  市民福祉部長。

○市民福祉部長(中岡 勲君)  議案書3ページをお願いいたします。

 報告第4号 債権の放棄について御説明いたします。

 本件は、八幡浜市債権管理条例第16条第1項の規定により市の債権を放棄したので、同条第2項の規定により報告を行うものであります。

 放棄する債権は住宅新築資金等貸付金、7件、7299,428円、放棄の時期は平成25325日、放棄した債権ごとの金額及び放棄の事由については、表に記載してありますように、債務者においては同条第1項第1号の時効の完成、第2号に規定する破産法第253条第1項の規定による免責の決定、第6号の生活困窮、第7号の所在不明によるものです。また、連帯保証人においては同条第1項第1号の時効の完成、第6号の生活困窮によるものであります。

 以上でございます。

○議長(宇都宮富夫君)  産業建設部長。

○産業建設部長(菊池賢造君)  議案書5ページをお願いいたします。

 報告第5号 債権の放棄について御説明いたします。

 八幡浜市債権管理条例第16条第1項の規定により市の債権である水道料金を放棄いたしましたので、同条第2項の規定に基づき報告するものであります。

 債権の放棄の理由につきましては、同条例第16条第1項第2号により債務者の破産申し出により免責許可が決定したことから、債権を放棄するものです。放棄した債権は表のとおり3件で、金額は合計5880円、放棄の時期は平成25329日でございます。

 以上でございます。

○議長(宇都宮富夫君)  市立病院事務局長。

○市立病院事務局長(河野謙二君)  議案書7ページをお願いいたします。

 報告第6号 債権の放棄について御説明いたします。

 本件は、八幡浜市債権管理条例第16条第1項の規定に基づき債権を放棄したので、同条第2項の規定により報告を行うものでございます。

 放棄した債権は市立八幡浜総合病院診療費等82件、4101,986円、放棄の時期は平成25329日、放棄した債権ごとの金額及び放棄の事由は表のとおりでございますが、条例第16条第1項第2号に規定する破産法第253条第1項の規定による免責決定者が5件、61,950円、第6号に規定する著しく生活困窮状態にあり資力の回復が困難な者が77件、40436円でございます。

 以上でございます。

○議長(宇都宮富夫君)  総務企画部長。

○総務企画部長(中榮忠敏君)  議案書の11ページをお開き願います。

 報告第7号 専決処分の報告について御説明いたします。

 過疎地域自立促進特別措置法第31条の地方税の課税免除または不均一課税に伴う措置が適用される場合等を定める省令の一部を改正する省令が平成25330日に公布されたことに伴い、過疎地域自立促進特別措置法に基づく固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例を専決処分いたしましたので、地方自治法の規定によりこれを報告し、承認を求めるものでございます。

 改正の概要について御説明をいたします。

 本日お手元に条例改正のポイントを記した資料を配付をいたしておりますので、そちらのほうをごらんいただきたいと思います。

 先ほど申しましたように、省令の一部改正に伴いまして、本条例の課税免除要件である生産設備等の新設または増設に係る適用期間が2年間延長されることとなったため、議案書の13ページの中段になりますが、第2条第1号中「平成25331日」を「平成27331日」に改めるものでございます。

 なお、附則で施行期日、経過措置を定めています。

 次に、議案書15ページになります。

 報告第8号 専決処分の報告について御説明をいたします。

 地方税法の一部を改正する法律等が平成25330日に公布されたことに伴い、八幡浜市市税条例の一部を改正する条例を専決処分いたしましたので、地方自治法の規定によりこれを報告し、承認を求めるものでございます。

 改正の概要でございますが、先ほどの資料をごらんいただきたいと思います。

 まず、1点目として、国税の見直しに合わせて地方税に係る延滞金、還付加算金の利率を引き下げ、納税環境を整備したこと、2点目に、所得税の住宅ローン控除適用者について、所得税から控除し切れなかった額を住民税から控除できるようにする住宅ローン控除の延長・拡充、3点目に、都市再生特別措置法に規定する備蓄倉庫に係る固定資産税の課税標準の特例措置の導入、4点目に、東日本大震災に係る被災居住用財産の敷地に係る譲渡期限の延長の特例の拡充であります。

 それでは、改正の主要部分について御説明をいたします。

 議案書17ページ、中段、附則第3条の2の改正ですが、この条項は延滞金の割合等の特例について規定をしており、平成25年度の税制改正における国の延滞税等の見直しに合わせて、滞納者に課される延滞金14.6%の割合は特例基準割合に7.3%を加算した割合に、ただし納期限後1カ月以内については早期納付を促す観点から特例基準割合に1%を加算した割合へとそれぞれ引き下げるものです。

 次のページ上段の附則第3条の22項の追加は、第52条の市民税に係る納期限の延長の場合の延滞金については、納期限後1カ月以内の早期納付についての規定がなかったことから、今回延滞金の割合の特例を受けることができるよう定めるものであります。

 次、中段、附則第7条の32の改正は、個人の市民税の住宅借入金等特別税額控除について規定をしており、消費税の引き上げに伴う一時の税負担の増加による影響を平準化及び緩和する観点から、住宅ローン減税を平成2611日から平成29年末まで4年間延長し、住宅ローン控除の延長拡充を図ることとしております。

 次に、附則第10条の2の改正は、見出し中の字句を改めた上で1項を加え、法附則第15条第37項、都市再生特別措置法に規定する都市再生安全確保施設のうち管理協定の対象となった備蓄倉庫に係る固定資産税について課税標準の特例措置、価格の3分の2を定めるものであります。

 次に、附則第22条の2から20ページの附則第23条第1項までは、東日本大震災復興支援のための税制上の措置を図るもので、具体的には所有する居住用家屋が東日本大震災により居住の用に供することができなくなったもの、またはその相続人が居住用財産を譲渡した場合及び買いかえ等をした場合の長期譲渡所得の課税の特例や譲渡損失の損益通算及び繰越控除の特例などの適用を受けることができるよう定めるものであります。

 なお、附則において施行期日、延滞金に関する経過措置、市民税に関する経過措置及び固定資産税に関する経過措置について定めております。

 続きまして、議案書の23ページになります。

 報告第9号 専決処分の報告について御説明をいたします。

 地方税法の一部を改正する法律等が平成25330日に公布されたことに伴い、八幡浜市国民健康保険税条例の一部を改正する条例を専決処分いたしましたので、地方自治法の規定によりこれを報告し、承認を求めるものでございます。

 改正の概要は、配付資料に記載のとおり、国民健康保険の被保険者であった者が国民健康保険から後期高齢者医療制度に移行する場合について、国民健康保険税の軽減判定所得の算定の特例を恒久化するほか、特定世帯に係る世帯別平等割額を最初の5年間、2分の1減額する現行措置に加え、その後3年間、4分の1減額する措置を講ずるものです。

 議案書25ページになります。

 具体的には、第5条の2において、新たに特定継続世帯の規定を行い、特定継続世帯別の平等割額を特定世帯以外の世帯の額24,000円から4分の1減額した18,000円とするものです。

 また、第7条の3、国民健康保険の被保険者に係る後期高齢者支援金等課税額の世帯別平等割額及び第23条国民健康保険税の減額においても同様の措置を講ずるものです。

 以下、第7条の31号から、次のページになります第23条第3号の改正は、ただいま御説明いたしましたとおり、条文中に特定継続世帯の規定を行い、特定世帯以外の世帯の平等割額からそれぞれ4分の1減額した額とするものであります。

 なお、附則において、施行期日と適用区分について定めております。

 続きまして、議案書の27ページになります。

 報告第10号 専決処分の報告について御説明をいたします。

 地方税法の一部を改正する法律等が平成25330日に公布されたことに伴い、八幡浜市都市計画税条例の一部を改正する条例を専決処分いたしましたので、地方自治法の規定によりこれを報告し、承認を求めるものでございます。

 議案書の29ページになります。

 改正の概要でございますが、地方税法の改正に伴う字句の修正を行った上で、先ほど市税条例の一部改正で御説明いたしましたとおり、法附則第15条第37項、都市再生特別措置法に規定する施設のうち管理協定の対象となった備蓄倉庫に係る都市計画税の課税標準の特例措置について、条例で定める割合は3分の2とする条項を附則第5項で定めるものです。

 なお、附則において、施行期日と経過措置を定めております。

 続きまして、議案書31ページになります。

 報告第11号 専決処分の報告について御説明いたします。

 平成253月の第2回定例会において、専決第1号 訴えの提起として御報告しました市営住宅賃料請求事件において、相手方と和解が成立しましたので、地方自治法第180条第1項の規定により議会において指定されている事項について専決処分いたしましたので、同条第2項の規定によりこれを報告するものであります。

 議案書の33ページ、専決第7号 市営住宅滞納家賃の支払い請求に係る和解についてであります。

 本案件は、平成25122日に八幡浜簡易裁判所へ支払い督促の申し立てを行い、28日に相手方より督促異議の申し立てがあったため、訴訟へ移行となりました。その後、410日の第1回口頭弁論において和解が成立しましたので、地方自治法の規定に基づき52日に専決処分を行ったものであります。

 和解の主な内容でございますが、1つ、相手方は市に対し市営住宅滞納家賃691,200円を支払うことを認め、分割して支払うこと。2つ、相手方が分割金の支払いを怠ったときは、滞納家賃の残金及び遅延損害金を直ちに支払うこと。3つ、双方はこの和解条項に定めるもののほか、何らの債権債務がないことを相互に確認すること。4つ、訴訟費用は各自の負担とすることであります。

 次に、議案書35ページをお願いいたします。

 報告第12号 平成24年度八幡浜市一般会計繰越明許費繰越計算書について御説明をいたします。

 本件は、去る3月議会において繰越明許費の予算議決をいただいております地域交流拠点施設整備事業ほか17件について、記載のとおり繰越明許費の額が決定いたしましたので、地方自治法施行令第146条第2項の規定により繰越計算書を報告するものでございます。

 次に、議案書37ページになります。

 報告第13号 平成24年度八幡浜市公共下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書について御説明いたします。

 本件は、去る3月議会において繰越明許費の予算議決をいただいております未普及解消下水道事業について、記載のとおり繰越明許費の額が決定いたしましたので、地方自治法施行令第146条第2項の規定により繰越計算書を報告するものでございます。

 以上です。

○議長(宇都宮富夫君)  市民福祉部長。

○市民福祉部長(中岡 勲君)  議案書39ページをお願いいたします。

 諮問第2号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて御説明いたします。

 本市の人権擁護委員生玉千枝美氏は平成25930日をもって任期満了となるため、松山地方法務局から後任の候補について推薦依頼がありました。

 後任の候補として、八幡浜市保内町宮内2番耕地47番地4、二宮茂子氏を推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により議会の意見を求めるものでございます。

 なお、二宮氏は、昭和504月より38年間にわたり大洲市、伊方町、西予市、八幡浜市の小学校の教員として児童の指導に携わられ、本年3月、日土小学校校長を最後に退職されました。在職中には学校教育を通じて子供たちの人権教育に深くかかわり、一人一人の児童をとても大切にし、毎日のように優しく声をかけるなど、子供たちと一緒に活動し、楽しく明るい学校づくりに努められてこられました。近年、次代を担う子供たちの人権教育が重要となる中、多年にわたる経験と見識を生かした活動が期待でき、また幅広く市民の相談役として活動をしていただけるものと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

 以上でございます。

○議長(宇都宮富夫君)  産業建設部長。

○産業建設部長(菊池賢造君)  議案書51ページをお願いいたします。

 議案第45号 市道路線の認定について御説明いたします。

 次ページの位置図、平面図をあわせて御参照ください。

 現在南予用水土地改良区連合が管理しております布喜川調整池堤体の管理用道路につきましては、平成元年の建設当時から地元の利便性を考慮し、一般車両の通行を認めてきました。今回、今後の管理について関係機関と協議を行った結果、地元布喜川地区としてもこれまで同様生活道路として利用したいとの強い要望もあり、調整池管理用道路及び布喜川集落までの土用星農道を含む延長355.18メートルを道路法による適正な管理をするため、道路法第8条第1項の規定により、市道土用星線として新たに認定し、同条第2項の規定に基づき議会の議決を求めるものでございます。

 以上です。

○議長(宇都宮富夫君)  総務企画部長。

○総務企画部長(中榮忠敏君)  議案書55ページをお願いいたします。

 議案第46号 八幡浜市乗合タクシーの実証実験運行に関する条例の制定について御説明をいたします。

 市では、昨年、バス路線がない地域などの公共交通空白地域にお住まいの高齢者と交通弱者の日常生活を支え、地域の特性に合った効率的な公共交通体系の構築を目的として、公共交通ニーズ調査を行ったところでございます。その結果をもとに、65歳以上人口割合など6項目により交通不便地域の評価を行い、中津川地区並びに釜倉及び若山地区をモデル地区に選定をいたしました。このモデル地区と市立八幡浜総合病院など公共施設、医療機関、商業施設の立地する市街地との間において定時定路線の予約制による八幡浜市乗合タクシーの実証実験運行を行うに当たり、本条例を制定しようとするものでございます。

 具体的には、第1条で設置の目的を、第2条で乗合タクシーの定義を、市が事業実施主体となり、道路運送法第4条の規定に基づき国土交通大臣の許可を受けた一般乗合旅客自動車運送事業者が運行事業者となって、第3条において定める運行区域等を運行するものと定めております。

 第3条で、運行区域等として、57ページになります別表第1のとおり、中津川地区並びに釜倉及び若山地区と市街地との間を運行することを定めています。

 第4条で、運行日を月曜日から金曜日までとし、国民の祝日と年末年始は運行しないことを定めています。

 第5条で、使用料等として、57ページのとおり、中津川及び若山地区発着は400円、釜倉地区発着は500円、同一運行区域内を200円と定め、小学生以下は半額としています。

 なお、次のページになりますが、第5条第3項で八幡浜市高齢者外出支援事業及び八幡浜市重度障害者()外出支援事業による助成券を使用料の納付に充てることができること、ただしこの場合において生ずるつり銭については支払われないことを定めています。

 第6条で使用料の不還付について、第7条で損害賠償について、第8条で市長は乗合タクシーの運行に関する業務を委託することができることについて、第9条で規則への委任を定めております。

 なお、附則において、この条例は平成25101日から施行するものでございます。

○議長(宇都宮富夫君)  休憩いたします。

午前1103分 休憩

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午前1115分 再開

○議長(宇都宮富夫君)  再開いたします。

 市民福祉部長。

○市民福祉部長(中岡 勲君)  議案書59ページをお願いいたします。

 議案第47号 八幡浜市廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。

 今回の改正は、旧指定ごみ袋の使用期間を平成23101日から起算して2年間、すなわち本年930日までとしていましたが、住民より使用期限の延長を求める声が多く寄せられていること、また現在も多くの住民が旧指定ごみ袋を使用されてることから、使用期限を2年間延長し、4年間とし、平成27930日まで使用することができるようにするものです。

 具体的改正内容は、附則第3項中「2年間」を「4年間」に改めるものです。

 なお、附則において、この条例は公布の日から施行するものであります。

 以上でございます。

○議長(宇都宮富夫君)  産業建設部長。

○産業建設部長(菊池賢造君)  議案書61ページをお願いいたします。

 議案第48号 八幡浜市農林事業分担金徴収条例の一部を改正する条例の制定について御説明申し上げます。

 樹園地におきまして、営農の省力化や軽労働化により園地の流動化及び集積による規模拡大を図るため、低コストの先進型樹園地整備モデル事業で園地内農道整備などを行うことにしております。事業実施に当たりまして、受益者から負担金を徴収するための改正で、内容につきましては記載のとおりであります。

 なお、附則において、この条例は公布の日から施行することとしております。

 以上です。

 次ページをお願いいたします。

 議案第49号 八幡浜港港湾施設の管理及び利用に関する条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。

 本条例は、北浜第2桟橋の撤去並びに出島に仮設で設置していた八幡浜市水産物地方卸売市場及び仲卸市場の跡地利用に伴い、必要となる処置を講ずるものであります。

 具体的には、まず64ページの別表第1(その1)の港湾施設一覧表におきまして、係留施設、桟橋欄にあった北浜第2桟橋を新たに整備した八幡浜市水産物地方卸売市場の運用の障害となるため撤去したので、削除しております。

 次に、65ページの保管施設、上屋欄の貨物上屋(出島)につきましては、仮設で設置していた八幡浜市水産物地方卸売市場及び仲卸市場の建物を有効活用し、貨物上屋として管理するため、追加しております。

 なお、北浜第2桟橋の削除及び貨物上屋(出島)の追加により、位置欄にある位置図の番号7以降の番号が1つずつずれて、新たに貨物上屋(出島)の番号を34としております。

 66ページの別表第1(その2)の港湾施設位置図につきましては、今ほど申し上げました別表第1(その1)の変更に伴い配置を変更したものであります。

 続きまして、別表第2の港湾施設使用料につきましては、68ページの上屋使用料欄に新たに出島を追加し、使用料単価を月平方メートル当たり200円とし、適用欄に1月に満たない場合の1日平方メートル当たり使用料6.67円を追加しております。

 この出島貨物上屋の使用料につきましては、既存の建物を利用するため、市行政財産使用料条例を準用し、建物の固定資産評価額から算定した建物使用料相当額に土地使用料相当額を加えた金額で設定しております。

 なお、附則において、この条例は平成2571日から施行することとしております。

 次に、議案書71ページをお願いします。

 議案第50号 八幡浜市水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。

 今回の条例改正は、簡易水道等を上水道に統合するため、八幡浜市上水道事業認可の変更を行いました。変更に伴い、給水人口、1日最大給水量の社会環境及び平成22年度実績をもとに見直しましたことから、それぞれ改正するものです。

 条例第2条第3項中の給水人口は、「45,640人」を「34,390人」に改め、同条第4項中の1日最大給水量「27,820立方メートル」を「16,730立方メートル」に改めるものです。

 なお、改正前の給水人口、1日最大給水量は、平成173月、八幡浜市と保内町の合併によりそれぞれの水道事業計画を統合したものでございます。

 なお、附則において、この条例は公布の日から施行するものです。

 以上です。

○議長(宇都宮富夫君)  財政課長。

○財政課長(藤原賢一君)  議案書73ページから182ページ、平成25年度八幡浜市一般会計補正予算(1)及び各特別会計補正予算案、議案第51号から議案第56号までを一括してお手元に配付しております平成25年度6月補正予算資料で御説明をいたします。

 資料の1ページをお開き願います。

 今回の補正は、一般会計では、今回補正額欄にありますように36,081万円を追加し、予算総額は1815,2609,000円となり、前年度同期に比べ4.5%の減でございます。

 次に、特別会計は、介護保険特別会計など5会計の補正で、特別会計合計欄にありますように2,2929,000円を追加し、累計で1299,3424,000円、前年度比3.0%の減でございます。

 なお、企業会計では、病院事業会計において予算科目の変更を行っておりますが、総額の増減はございません。

 それでは、一般会計の概要から御説明いたします。

 2ページをお開き願います。

 まず、安全・安心なまちづくりの取り組みとして、離島航路整備事業費補助金1,1961,000円、公共交通機関空白地区に対する乗合タクシーの実証実験運行事業2652,000円、川名津漁港海岸保全施設整備事業8,200万円、宮内伊方線ほか3線の市道改良事業1,556万円、県営道路事業負担金2,9836,000円、災害に強いまちづくりのための八幡浜都市計画基礎調査業務委託事業5807,000円などでございます。

 産業振興の取り組みといたしましては、日土町久保田地区における園内作業道等を整備する先進型樹園地整備モデル事業980万円、真穴地区で実施する園内道路整備のための県営畑地帯総合整備事業負担金2,0435,000円、県営基幹農道整備事業負担金1,5833,000円、喜木津漁港において計画的な補修更新計画を立てるための水産物供給基盤機能保全事業1,600万円、仮設魚市場の一部を解体し、港湾施設としての機能向上を図るため、仮設魚市場解体撤去事業2,100万円などでございます。

 次のその他の取り組みといたしまして、八幡浜庁舎屋上防水改修工事1,2747,000円、理科教育等設備整備事業700万円、昨年度末に廃校となった松村正恒氏設計による旧長谷小学校について、今後の活用方法を検討するための旧長谷小学校校舎現況調査委託事業2247,000円、市民図書館の空調等を整備する八幡浜市立市民図書館空調設備等更新事業4,7738,000円などでございます。

 次に、7ページをお願いいたします。

 歳入は、7ページにございますように市税、国県支出金、市債等で充当しております。

 前に戻りまして、3ページをお願いいたします。

 特別会計でございます。

 まず、介護保険特別会計5741,000円は、介護給付費負担金等過年度分返還金を計上し、歳入は介護給付費準備基金繰入金でございます。

 次の駐車場事業特別会計906万円は、北浜立体駐車場の改修工事を行うもので、歳入は一般会計繰入金及び受託事業収入でございます。

 次の簡易水道事業特別会計903,000円は、古籔簡易水道ほか1カ所の取水堰改良設計委託業務で、歳入は一般会計繰入金でございます。

 次の公共下水道事業特別会計2048,000円は、グラウンドマンホール重防食用鉄ぶた購入費で、歳入は資本費平準化債、下水道建設債、過疎債で対応し、一般会計繰入金を減額して調整しております。

 次の港湾整備事業特別会計は、八幡浜港フェリー待合所の椅子取りかえ2807,000円及び一般会計繰出金237万円で、歳入は出島の貨物上屋使用料を計上いたしております。

 なお、4ページ以降に投資的事業実施計画、一般会計歳入歳出の状況を添付しておりますので、御参照ください。

 以上でございます。

○議長(宇都宮富夫君)  市立病院事務局長。

○市立病院事務局長(河野謙二君)  議案書183ページをお願いいたします。

 議案第57号 平成25年度市立八幡浜総合病院事業会計補正予算(1)について御説明いたします。

 今回の補正予算は、電子カルテネットワーク構築に関連して第2条の資本的収入及び支出における予算科目の組み替えと第3条における債務負担行為の追加でございます。

 185ページをお願いいたします。

 電子カルテシステムにつきましては、平成261月の本稼働を予定しており、今年度既存施設内で機器整備と合わせてネットワークを構築いたしますが、病院の改築状況に合わせて平成26年度には既存施設の外来部分と新病院の1期稼働部分接続によるローリングを行います。その後、最終的には新病院内でのネットワークを稼働させるための工事を行う予定でございます。これらのネットワークのLAN工事について、引き継ぎ時のトラブル等の防止を考慮すると、1事業者による一括契約が有利と思われるため、今回債務負担行為を提案するものでございます。

 右側の参考の欄になりますが、全体事業費は15916,000円、25年度予算が2,0475,000円、26年度から28年度の債務負担が8,5441,000円でございます。

 予算科目の組み替えにつきましては、191ページをお願いいたします。

 当初は、1目の資産購入費の1節医療器機購入費における総合医療情報システム整備事業の一部として計上しておりましたが、今回電子カルテネットワーク構築事業として債務負担行為を行うのに合わせて、3目の建設改良費の1節工事請負費に組み替えを行うものでございます。

 以上でございます。

○議長(宇都宮富夫君)  ただいま議題となっております25件についての本日の審議はこの程度にとどめます。

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○議長(宇都宮富夫君)  日程第5 同意案第1号 教育委員会委員の任命についてを議題といたします。

〔教育委員会委員長 藤原大志君退席〕

○議長(宇都宮富夫君)  提出者の説明を求めます。

 市長。

○市長(大城一郎君)  議案書41ページ、同意案第1号 教育委員会委員の任命について提案理由を御説明いたします。

 教育委員会委員の藤原大志氏は平成25628日に任期満了がするため、ここに改めて藤原大志氏を教育委員会委員に任命いたしたく、議会の同意をお願いするものであります。

 藤原氏は、現住所が八幡浜市真網代丙649番地、昭和3226日生まれで56歳でございます。昭和543月に東京農業大学農業経済学科を卒業後、西宇和農協へ入組し、平成元年8月退職後、就農され、現在に至っております。これまで、真穴果樹同士会長、真穴スポーツ少年団監督、真穴中学校PTA会長、真網代区長を歴任し、農業後継者団体や地元中学校のPTA活動など地域のリーダーとして御活躍され、特にスポーツ分野等を通した少年の健全育成に熱心に取り組んでいただいております。

 以上申し上げましたとおり、藤原大志氏は人格、識見ともに教育委員会委員として適任者であり、引き続き教育委員会委員として任命いたしたく、御提案申し上げ、議会の同意を求めるものであります。

○議長(宇都宮富夫君)  ただいま議題となっております同意案第1号についての本日の審議はこの程度にとどめます。

〔教育委員会委員長 藤原大志君入席〕

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○議長(宇都宮富夫君)  日程第6 同意案第2号 教育委員会委員の任命についてを議題といたします。

〔教育長 増池武雄君退席〕

○議長(宇都宮富夫君)  提出者の説明を求めます。

 市長。

○市長(大城一郎君)  議案書43ページ、同意案第2号 教育委員会委員の任命について提案理由を御説明いたします。

 教育委員会委員の増池武雄氏は平成25628日に任期が満了するため、ここに改めて増池武雄氏を教育委員会委員に任命いたしたく、議会の同意をお願いするものであります。

 増池氏は、現住所が八幡浜市保内町川之石1番耕地237番地21、昭和17624日生まれで70歳でございます。昭和403月に愛媛大学教育学部を卒業後、西宇和郡内の各学校で教鞭をとられております。その間、学校長、八幡浜教育事務所指導主事、管理主事、所長を歴任され、平成153月に退職後、直ちに保内中央公民館長に就任され、社会教育指導員として御活躍されております。長年培われた教育行政経験による豊富な識見と卓越した手腕を発揮され、市の教育行政の発展に御尽力いただいております。

 以上、申し上げましたとおり、増池武雄氏は人格、識見ともに教育委員会委員として適任者であり、引き続き教育委員会委員として任命いたしたく、御提案申し上げ、議会の同意を求めるものであります。

○議長(宇都宮富夫君)  ただいま議題となっております同意案第2号についての本日の審議はこの程度にとどめます。

〔教育長 増池武雄君入席〕

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○議長(宇都宮富夫君)  日程第7 同意案第3号 公平委員会委員の選任についてないし同意案第5号 公平委員会委員の選任について、以上3件を一括議題といたします。

 提出者の説明を求めます。

 市長。

○市長(大城一郎君)  同意案第3号から同意案第5号 公平委員会委員の選任について提案理由の説明を申し上げます。

 現在の公平委員会委員3名の方々は、本年627日をもって4年間の任期が満了となりますことから、新たに選任いたしたく、議会の同意をお願いするものでございます。

 それでは、3名の方々の提案理由を御説明申し上げます。

 議案書45ページ、同意案第3号、渡辺喜和氏は、現住所が八幡浜市五反田1番耕地515番地19、昭和2144日生まれで67歳でございます。昭和443月、関西大学文学部を卒業後、昭和464月、千丈小学校教諭、平成4年、川上小学校教頭、平成9年、長谷小学校校長、平成17年、白浜小学校校長を歴任され、平成193月、定年退職、現在神山地区公民館長の職にあり、平成21628日から公平委員会委員としてお務めいただいております。その温厚な人柄と公正な職務執行は公平委員会委員として適任と考え、改めて御推薦申し上げ、議会の同意を求めるものです。

 次に、議案書47ページ、同意案第4号、國本 進氏は、現住所が八幡浜市八代乙410番地1、昭和2524日生まれで63歳でございます。昭和4010月に八幡浜市に奉職され、昭和443月、県立八幡浜高等学校定時制を卒業後、平成14年、総務調整課参事、以後、監理開発課長、財政課長を歴任されて、平成223月に定年退職、その後、平成244月から八代区長をお務めいただいております。その誠実な人柄と公正な職務執行は公平委員会委員として適任であると考え、河野 央氏の後任として御推薦申し上げ、議会の同意を求めるものであります。

 次、議案書49ページ、同意案第5号、二宮博子氏は、現住所が八幡浜市保内町宮内1番耕地558番地8、昭和261222日生まれで61歳でございます。昭和463月、県立川之石高等学校を卒業後、昭和488月、保内町に奉職され、平成17年、議会事務局次長、平成20年、八西地域総合情報センター事務局長、平成23年、市民課長を歴任され、平成243月に定年退職された方であり、その実直な人柄と公正な職務執行は公平委員会委員として適任であると考え、岡部久美子氏の後任として御推薦申し上げ、議会の同意を求めるものであります。

 以上であります。

○議長(宇都宮富夫君)  ただいま議題となっております3件についての本日の審議はこの程度にとどめます。

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○議長(宇都宮富夫君)  日程第8 議案第58号 八幡浜市長等の給料の特例に関する条例の制定について及び議案第59号 八幡浜市職員の給与の特例に関する条例の制定について、以上2件を一括議題といたします。

 提出者の説明を求めます。

 総務企画部長。

○総務企画部長(中榮忠敏君)  本日追加で配付をいたしております議案書をごらんいただきたいと思います。

 1ページになります。

 議案第58号 八幡浜市長等の給料の特例に関する条例の制定について御説明をいたします。

 本条例は、平成2441日に施行された国家公務員の給与の改定及び臨時特例に関する法律に基づく国家公務員の給与減額支給措置を踏まえ、平成25124日の閣議決定により、国に準じて必要な措置を講ずるよう要請があり、これに基づき、市長、副市長及び教育長の給料の減額並びに職員の不祥事に対する管理責任を明確にするため、市長、教育長の給料減額を行うため制定を行うものでございます。

 具体的には、第1条のとおり、市長、副市長、教育長の給料を平成2571日から平成26331日までの間、規定の額から7%を減額するものです。

 なお、附則1で、この条例は平成2571日から施行し、平成26331日限りその効力を失うというものでございます。

 附則2で、市長と教育長につきましては、先般の職員の不祥事に対する管理監督責任を明確にするため、みずからが科す処分として1カ月間給料月額の100分の10の減額を行うもので、平成2571日から同月31日までの間における第1条第1号及び第2条の規定の適用については、「100分の7」とあるのは「100分の17」とするものであります。

 続きまして、議案書の3ページになります。

 議案第59号 八幡浜市職員の給与の特例に関する条例の制定について御説明をいたします。

 本条例につきましても、さきの議案第58号と同様に国家公務員の給与減額支給措置を踏まえ、国に準じて必要な措置を講ずるよう要請があり、これに基づき、本年71日から来年331日までの間、市職員の給与の支給額を減額するため、制定するものでございます。

 具体的には、第1条で条例の趣旨を、第2条で一般行政職給料表適用者及び医療職給料表()適用者を対象にそれぞれ給料表及びそれぞれの職務の級の区分に応じ定める割合を乗じて得た額に相当する額を減ずるものであります。その減額割合は、行政職給料表適用者、医療費給料表()適用者とともに1級が100分の32級が100分の43級が100分の54級が100分の65級、6級が100分の6.57級が100分の7とするものでございます。

 ただし、医療職給料表の()が適用される市立八幡浜総合病院に勤務する者は対象としないとしております。

 次に、第2条第2項から第4項は手当関係について定めており、管理職手当の減額については給料表の減額率を適用し、給料に連動する手当、時間外、休日勤務手当等については算定基礎となる勤務1時間当たりの給与額について減額後の給料で算定を行うこととします。

 第3条では、育児休業法に基づく部分休業を取得している職員について、第4条では、介護休暇を取得している職員についての勤務1時間当たりの給与額について、第5条では、公益法人等への派遣職員についてもこれを適用するというものでございます。

 第6条は、給与の支給に当たって減ずることとされる額を算定する場合において、1円未満の端数を生じたときは切り捨てるというものでございます。

 なお、附則において、この条例は平成2571日から施行し、平成26331日限りその効力を失うというものでございます。

 以上です。

○議長(宇都宮富夫君)  ただいま議題となっております2件についての本日の審議はこの程度にとどめます。

 お諮りいたします。

 議事の都合により、明5日から9日までの5日間は休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(宇都宮富夫君)  御異議なしと認めます。よって、明5日から9日までの5日間は休会することに決しました。

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○議長(宇都宮富夫君)  これにて本日の会議を閉じます。

 以上で本日の日程は全部終了いたしました。

 明5日から9日までの5日間は休会であります。10日は午前10時から会議を開き、一般質問を行います。

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○議長(宇都宮富夫君)  本日はこれにて散会いたします。

午前1145分 散会

お問い合わせ

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住所:愛媛県八幡浜市北浜一丁目1番1号
TEL:0894-22-5998
FAX:0894-22-5963
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