一般質問(一問一答方式)  H27.9 岩渕治樹 議員

2015年12月16日

 

質 問 事 項
伊方発電所に関する説明会について

 

 


 

〔岩渕治樹君登壇〕

 

○岩渕治樹君  昨日の石崎議員、そしてただいまの遠藤議員、お二人の先輩議員の質問の中で私が今回質問をしようといたしましております原発及び再稼働につき、的確かつ重大な質問をなされました。内容的には多々重複するところがあるとは思いますが、多少角度を変えて質問をさせていただきます。
 先般提出いたしました質問通告書の事項に従いまして質問させていただきますので、市長を初め、理事者の方々の誠意ある答弁を期待するものであります。
 さて、鹿児島の川内原発1号機が再稼働し、先日フル稼働を始めました。報道によれば、今後1週間余り稼働して原子力規制委員会の最終検査を通れば、すぐに営業運転に入る予定であります。2号機のほうでも間もなく核燃料を装填し、10月にも再稼働を目指していると伝えられております。
 川内原発1号機に関しましては、先月11日に再稼働を果たしたものの、10日後に復水器内の配管に穴があいていて海水が流れ込むという事故がありました。試験運転を続けながら修理したもので、これが原因でフル出力運転開始も予定より1週間もおくれたと聞いております。
 この原発は再稼働を始める直前にも1次冷却材ポンプの振動計にふぐあいが見つかったトラブル、これもございまして、規制委員会の新規制基準合格自体が何やら信憑性を問われる不安な再出発となっております。
 8月5日の規制委員会の説明では、伊方3号機は新規制基準に適合しており、7月15日に設置許可が決定をいたしました。川内と伊方では条件が異なるとはいえ、同じ規制委員会による認可でございます。その設置許可に基づいて再稼働するわけですから、いざ稼働してからどうなるかという事態になるのは全く予断を許しておらないと思います。
 川内のトラブルのこういったふぐあいが原発の運転をとめてまで対処しなくてよい程度のものだったから、取るに足りないものであると言えるでしょうか。
 再稼働のための新基準をクリアするために、あらゆる分野の専門家、学者、科学者、技術者が総力を挙げて2年近くかけて取り組んだ結果、設置許可取得にこぎつけて、満を持して稼働した過程で発覚したふぐあいであります。私には、これは非常に不細工に見えました。原発そのものと新基準に対しての不信感、不安感をいやが上にもあおるものでございました。小さなミス、一見全体には影響を与えることのないふぐあいだからと看過してよいとするならば、世界一厳しい安全基準といううたい文句がただのお題目となってしまいます。これは原発再稼働反対派のみならず、推進している方々にとりましてもゆゆしき事態ではないかと推察をいたします。
 さて、市長は、8月5日、6日、2日間の説明会を開催され、事後出席者からアンケートをとって調査をし、その結果を踏まえて市としての見解をまとめた後、県へ伊方原発の再稼働の是非などに関して意見を提出する予定であるということを明言されておりました。原発立地自治体として意見を決定するのですから、その責任の重さを考えれば、見解をまとめるのは非常に困難であり、大変時間のかかる作業であったろうと推察をいたします。
 県への提出までに、御苦労とともに一波乱も二波乱もあろうと私は予想をしておりましたが、先ほど遠藤議員からもございましたように、今月、突然、1日の市議会協議会におきまして、まるで簡単な連絡事項を伝えるかのように、総務企画部長から、明日、大城市長は県庁へ意見書を提出に行きますと、議員へは郵送で内容をお送りしますとの報告がございました。私にとってはこれは極めて唐突なことでありまして、意見を述べようにもまとまりがつかないまま、非常な憤りを覚えました。同僚議員からも抗議の発言がありましたが、それに対して市長は、結果はそれぞれに郵送したので届いたものを見てからの話だとの一点張りで、取り合おうとはなされませんでした。再稼働を了承するという決定をその時点では市議会に全く伝えず、よく言われる木で鼻をくくるという言葉がございますけれども、まさにそのとおり、意見を全く寄せつけない態度をとられ、そのままそそくさと協議会会場を退室をされました。
 市長が県知事に意見書を手渡すニュースは、NHKを初め、民放各社で報道され、翌日の新聞でも一面トップで大きく取り扱われたのは御存じのとおりであります。
 意見書提出と内容に関しましては後ほど質問をさせていただきますが、私は、まず再稼働了承の根拠とされた説明会に関しまして、どうしても割り切れない点が多々ありますので、質問をさせていただきます。
 私自身の感想と意見は既にアンケートの返答として提出をしておりますが、今回の説明会には全体として大いに疑問がございます。
 まず、説明をかなり簡略化してわかりやすい内容にして説明していただいたとしても、当日資料を渡されて、結構分厚い資料でした、その記述された内容をいきなり説明されても、理解することが非常に難しいということであります。資料を事前に配布すれば理解もしやすくなるし、疑問点や質問すべきことなども多々チェックできたでありましょう。
 そこで質問ですが、なぜ説明会の資料を事前に参加者に配付することができなかったんですか。日程的に無理があったんじゃありませんか。
 また、説明会の質疑の時間自体が短くて、考える時間がありませんでした。時間のとれる夕方のほうが参加率も上がるし、そういうふうに思えるんですが、夕方開催のほうは考えなかったんでしょうか。よろしくお願いします。
○議長(上田浩志君)  総務課長。
○総務課長(舛田昭彦君)  議員お話のように、事前に配付できれば、よりベターであったと思います。開催の設定、各種連絡調整等に時間を要しまして、十分配慮できなかった点があります。
 また、開催時期につきましては、国等相手方のスケジュールの都合もありましたので、あのような設定となりました。御指摘の点、今後可能な限り対応していきたいと思っております。
 以上です。
○議長(上田浩志君)  岩渕治樹議員。
○岩渕治樹君  資料は、国と四国電力さんが作成されたわけですよね。よそでもこういった似たような説明会をされてるということであれば、当然資料はできているはずで、開催をするという段になってそれを請求すると、参加者にできるだけわかってもらうと、いろいろな意見を出してもらうと、そういうことはどうして考えられなかったんですか。
○議長(上田浩志君)  総務課長。
○総務課長(舛田昭彦君)  資料をなるべく早くということで考えておりましたが、原子力規制庁、資源エネルギー庁、そして四国電力というところの調整、これに手間取りまして、時間をとってしまいました。
 以上です。
○議長(上田浩志君)  岩渕治樹議員。
○岩渕治樹君  次の質問に参ります。
 先ほど遠藤議員からも御質問ありましたけれども、学識経験者といわれる方々、これをどういうふうに選ばれたのかが私はどうしてもわかりません。
 多少話が重複しますが、団体名を教えていただきたいということでお尋ねしたところ、非常に簡単なメモのほうを渡していただきました。これが精いっぱいの多分市のほうの誠意だと私は受け取っておりますが、市議会議員、消防、農林水産、商工観光、建設、交通、教育、社会福祉、保健衛生、企業、こういった判じ物みたいな内容のことをお伝えいただいたんです。先ほども遠藤議員がおっしゃったように、公開でやられてるわけですから。私は、どうしても公表できない、すぐできないというのは、その体質、これが結果的に明日公表されるかもしれませんが、まずそこでシャットアウトされるということ自体が妙な勘ぐりを結局は皆さんに与えると、市民にとって不信感を与えると思います。これいかがですか。
○議長(上田浩志君)  副市長。
○副市長(橋本顯治君)  今おっしゃられた名簿の公開については、そもそも公開してもいいのじゃないかという最初の議論が内部でありました。実際に説明会の冒頭に公開すべきだったかもしれませんけれども、その議論の中で、後に意見照会をするということを予定しておりましたので、もし名簿を公開してしまえば、その方に、現にありましたけれども、何らかの圧力がかかって、どんな意見を出すんだとかということを外部から圧力をかけられたという事例がありましたので、これは結果ですけれども、そういうことを踏まえて、そんなことがあってはいけないので、意見照会が終わってということで、説明会の当初の段階では名簿を公開しないでおこうという意思決定をしたものです。
○議長(上田浩志君)  岩渕治樹議員。
○岩渕治樹君  私は、市議会議員としてこれは質問で使いますので教えてくださいと、もし秘密保持、これをしっかりせよと言うのであれば、決してよそには漏らしませんと、ここまでお話ししてお願いをいたしました。
 この件に関しては長くなるので、次に移らせていただきます。
 参加者につきましては、また後ほど質問をさせていただきます。
 今回の説明会は、原子力発電所の安全対策及びエネルギー問題というとても専門的な分野でありまして、専門用語も注釈なく使われておりました。アンケートの答えを読んでも、難しかった、初めから理解できないと思っていた、一般の方は理解できないんじゃないか等々、何らかの言葉で説明内容を理解するのが難しいという意見が書かれておりました。そういった方が48名の意見公表を許可された方の中、48人中22名おられました。約半数近くの方が内容を理解するのが難しいと書かれている。この説明会のアンケートをもって、参加された皆さんは本当に理解できたのか、ましてや再稼働の安全性をその説明から導き出しておられたのか極めて疑問に感じます。それでも十分できたとされるのならば、その所見をお聞かせください。
○議長(上田浩志君)  総務企画部長。
○総務企画部長(中榮忠敏君)  説明会の内容につきましては、専門性もあり、容易に理解できるかと言えば、議員のお話のとおり、難しい点もあったと思います。アンケートの結果でも、議員同様の御指摘が多く見られました。
 ただし、原子力発電については、議会、新聞、テレビ、反対される方たちの活動、四国電力の広報など、さまざまな場所で情報が提供をされております。この説明会も市の政策決定のためのそのような一連の情報提供の一つであり、参加者の方もこの説明会だけをもとにみずからの御意見を表明されたものではないと思います。
 ただし、原子力規制庁、経済産業省、資源エネルギー庁、四国電力、それぞれから直接考え、意見を聞く場を設けたことは、それなりに意義があったものと思っております。
○議長(上田浩志君)  岩渕治樹議員。
○岩渕治樹君  今のお話で、22名といえば公表可の方の半数近くというのは先ほど申し上げました。内容がよく理解できないんであれば、稼働の是非も判断できないと、こういうふうに考えるのが普通ではないですか。私がこういう質問をするわけは、この説明会の結果が直接今回の稼働了承の結果につながっているからで、その根拠になっているからでございます。
 アンケートの内容や取り扱いについては後ほど質問をいたしますので、次の質問に移ります。
 参加者に関してでございますが、2日間、それぞれの出席者の内訳と人数、招待された学識経験者の男女比はどうだったかも教えていただきたいと思います。
○議長(上田浩志君)  総務課長。
○総務課長(舛田昭彦君)  8月5日は有識者39名、議員15名、8月6日は有識者46名、議員15名にそれぞれ御参加いただきました。
 また、傍聴者は、5日が11名、6日が9名でした。
 男女比等については、当日見ていただいたとおり女性が少なくなっておりますが、団体組織の代表者ということでの制約があったものと思います。
 以上です。
○議長(上田浩志君)  岩渕治樹議員。
○岩渕治樹君  正確な数字はわからないですか、男女比。
○議長(上田浩志君)  総務課長。
○総務課長(舛田昭彦君)  女性を11名選ばせていただいております。5日当日の出席が、女性4名です。6日が6名の出席をいただいております。
 以上です。
○議長(上田浩志君)  岩渕治樹議員。
○岩渕治樹君  今、御説明いただいたとおり、女性の数が圧倒的に少ないと思います。
 再稼働というのは、男女関係なく喫緊の関心事であります。学識経験者として招待をした場合、今おっしゃったように女性経営者、また女性の各団体代表者は決して多くはないというのはわかっていることです。ですから、女性の意見を聞くという姿勢があるのであれば、枠にとらわれないで、平日でも参加していただけるような子供を育てているお母さん、また孫やひ孫を持っているおばあちゃん、こういった方に参加してもらえばよかったと思うと残念でなりません。女性は特に原発再稼働という自分や家族にとって直接影響を与える問題に関しましては、仕事や団体とかそういったしがらみとは別に、はっきりした意見をおっしゃったり、鋭敏に反応されると私は思います。その発想がなかったというのは全く私は驚きでございますが、なぜそういった発想がなかったのか理由を教えていただけますか。
○議長(上田浩志君)  副市長。
○副市長(橋本顯治君)  今回、さっきもお話ししましたけれども、市の意見をつくっていく上で、どういう格好で市民の意見をまとめていくかということは、やり方がいろいろあって迷うところであります。
 今回は、さまざまな立場で責任者であるような、そういう方が八幡浜市を代表される方で、その方から御意見を聞いてみようかということが前段の意思決定であります。
 そんな中で、市を代表される団体のトップあるいはナンバーツーというか、そういうことについておられる方が女性が少なかった。そういうことで、女性だけの団体とか、女性で構成される団体についても配慮して11人を選んだということで、例えばおばちゃあんがいたら、どのおばあちゃんから選んでくるんか、お母さんがいたら、たくさんお母さんおられる中でどのお母さんを選ぶんかというのは、とても難しいわけですね。
 そういう意味では、市として御意見をお伺いするときに、公的団体のある程度の役職についた責任のある方を選ぶというのがまずは一番穏当な方法かなというふうに思います。
○議長(上田浩志君)  岩渕治樹議員。
○岩渕治樹君  それこそ偏見があると思います。フィルターをそこでつくってしまったら、変な話じゃないですか。なぜお母さん、おばあちゃん、こういった方がきちんとした見識や意見を持っていないと思われるんですか。これはおかしいでしょ。やはり……。
○議長(上田浩志君)  副市長。
○副市長(橋本顯治君)  私は、お母さんとかおばあちゃんが見識を持ってないということは、今、一言も言っておりません。ただ、どういうふうにして一般のおばあちゃんの中であなたがここに来てくださいということを選ぶ手段があるんかどうか。例えば、一般のお母さんの中からどなたをどう選べばいいのか、その方法がなかなかうまいことわからないわけです。そういう意味で、先ほど話しましたように、ある団体のレベルの役職をされておられる方、公的な団体ですね、もしくはある程度以上の規模の会社を経営されている方とか、いろいろ責任ある立場におられる方から意見を聞くというのが、まずは一番穏当ではないですかというお話をしたわけです。だから、もしおばあちゃんとかお母さんでこういうふうに選んだらいいという方法があれば、またそれも選択肢の一つであると思います。
○議長(上田浩志君)  岩渕治樹議員。
○岩渕治樹君  次に、一般の傍聴者について、これも先ほどの話と関係があるのでお聞きします。
 八幡浜市民限定で50人というふうにされていたと聞きますが、先ほど御報告にもありましたように、1日目11人、2日目は9人、これは本当に少ないと感じました。寂しかったです。市民に対する呼びかけはどのような方法でされたんでしょうか。お母さんやおばあちゃんも含めてよろしくお願いします。
○議長(上田浩志君)  総務課長。
○総務課長(舛田昭彦君)  傍聴の案内につきましては、市ホームページで公表したほか、市役所内の記者クラブへ投げ込みを行いました。地元紙にも掲載されておりまして、傍聴の意向のある方には、おばあちゃんも含め、それなりに情報が届いたのではないかと感じております。
 以上です。
○議長(上田浩志君)  岩渕治樹議員。
○岩渕治樹君  ホームページが主ですかね。


   (「違う」「そうは言ってませんけど」と呼ぶ者あり)


○議長(上田浩志君)  総務課長。
○総務課長(舛田昭彦君)  ホームページが主とは申しておりません。ホームページも一つの手段でありまして、先ほど言いました記者クラブへの投げ込み、それに伴いまして地元紙にも掲載されておりますということで、できる限りの周知手段は使ったつもりでおります。
 以上です。
○議長(上田浩志君)  岩渕治樹議員。
○岩渕治樹君  記者クラブということは、新聞等に出していただくということですよね。
○議長(上田浩志君)  総務課長。
○総務課長(舛田昭彦君)  新聞、テレビです。
 以上です。
○議長(上田浩志君)  岩渕治樹議員。
○岩渕治樹君  何件ぐらい記事があって、何回ぐらい報道されましたか。
○議長(上田浩志君)  総務課長。
○総務課長(舛田昭彦君)  全て確認はしておりませんが、地元紙には掲載されていることについては確認しております。
 以上です。
○議長(上田浩志君)  岩渕治樹議員。
○岩渕治樹君  非常に判然としないお話ですが、時間がないので先に進ませていただきますけれども、ホームページに関しましては、お年寄りはまず見ないですね。また、見る方でも、チェックは余りしないでしょう。だから、方法が計画性、努力、それが感じられませんね。もし、実際にやっていただきたいんであれば、もっと草の根的に、公民館や地域とのつながり等に働きかけるとか、市でバスを出しますから来てくださいとか、そういったそのぐらいの努力もしないことには、これは問題があるんじゃないかと私は思います。
 また、別の角度から。会場は保内とされましたけれども、旧八幡浜市内のほうが集まりやすかったんではないかという意見もございます。その点は考えられたんでしょうか。
○議長(上田浩志君)  総務課長。
○総務課長(舛田昭彦君)  より多くの有識者の方や傍聴者に来ていただけること、そして駐車場の確保等を勘案し、文化会館ゆめみかんを開催場所としました。
 以上です。
○議長(上田浩志君)  岩渕治樹議員。
○岩渕治樹君  やっぱり結果が物語ってると私は思います。告知の方法としても不十分だと、ゆめみかんは保内の方にすれば近いですし、とてもありがたいですけれども、案内を出した学識経験者の方は旧市内の方が多かったんじゃないですか。そういう方も車を使って来なければならない。出席率が非常に悪かったということは、今回の選択は私は間違っていたと思いますが、どうでしょうか。
○議長(上田浩志君)  総務課長。
○総務課長(舛田昭彦君)  会場については、市庁舎の5階であるとか、市民会館の中ホールであるとか、そこらの検討もいたしました。
 ただ、今は保内の方であろうが、八幡浜の方であろうが、車で移動することが多いです。駐車場が十分確保できるということ、そしてもう一つは、国の説明される方がいらっしゃいますので、控室があるということ、こういうことを考慮しまして、ゆめみかんで開催することにいたしました。
 以上です。
○議長(上田浩志君)  岩渕治樹議員。
○岩渕治樹君  次に移らさせていただきます。
 予定人数よりもかなり少ないということでありましたが、市外から来られて入場を希望された方、傍聴を希望された方もおられたと聞きました。ところが、結局受け入れられなかったということでありますが、原発というものに関心のある方、それでわざわざ足を運んで来られたんですから、私は傍聴していただいてよかったんではないかと思うんですが、その点についての見解をお聞かせください。
○議長(上田浩志君)  総務企画部長。
○総務企画部長(中榮忠敏君)  今回の説明会は、八幡浜市が原子力発電に関する政策の判断の一環で市民を対象に開催したものでありまして、そもそも市外の方を対象としたものではございません。
 以上です。
○議長(上田浩志君)  岩渕治樹議員。
○岩渕治樹君  今のお話は、本当に柔軟性がない考え方だと私は思います。本質を外してます。
 会場を選ぶときにはキャパ的に十分な余裕を持って選ばれたわけですから、そういった人たちを入れても人数的には問題なかったはず。結果的に非常に少ない人数で、正直言うて意見も非常に少なかったですね、一般の方からは。そういったことも考えれば、いろいろな意見を聴取しようと思えば、例えば暴言、騒いだり、そういったことはもちろん規制しなければいけませんが、そういったことも全部含めて、私は受け入れてもよかったんではないかと思います。
 市外の方を参加させることで、今言われたことが理由ということなんですが、何か不都合というのがあるんですか。これは私には理解できないんですけど、教えてください。
○議長(上田浩志君)  副市長。
○副市長(橋本顯治君)  今、中榮部長がお答えしましたとおり、市外の方を対象にする必要はないというのが前提であります。ほかの市町村でも説明会をされてますけれども、市外の方を積極的に受け入れたという話は聞いておりません。八幡浜市として市民のために開催したわけでありますから、十分なキャパをもって傍聴席は用意しております。市民の方がたくさん参加していただければよかったと。そもそも市外の方を対象にするつもりはありませんでした。
○議長(上田浩志君)  岩渕治樹議員。
○岩渕治樹君  堂々めぐりなんでここで終わらせていただきますけれども、やはり結果が全て物語ってますね。10人程度の一般の参加者では、正直言って一般の方に公開したとは言えません。私の素直な感想を言わせていただければ、特に初日の規制委員会の説明、これは単に国の物差しではかったらば伊方3号機はそれに合致しましたという報告にすぎないで、安全性を出席者にわかってもらうというところには全く踏み込んでいなかったと感じました。
 また、東北大震災を経験した今、想定を上回る自然災害、そしてそれに伴う原発の苛酷事故が起こり得ることが紛れもない現実でありまして、どんなに万全な安全対策をし、それをある程度理解できたとしても、絶対に安心などできないと、何が起こるかわからない、それが現実であります。
 NHKが8月に行った世論調査によりますと、原発の再稼働の賛否を尋ねましたところ、賛成が17%、反対が48%、どちらとも言えない28%という結果が出たそうであります。あえてNHKを持ち出したのは、報道機関としてはNHKは国の方針をそのまま伝える、どちらかといえば体制寄りの機関だと思っていますが、そのNHKの世論調査でさえ再稼働賛成がたったの17%、一方で反対はほとんど5割、半数の方が再稼働には反対しております。
 そんな現状もあるわけですけれども、民意にかかわらず、川内原発は再稼働をしております。そして、間もなく営業運転も始まります。福島での惨状を目の当たりにして原発の根本的なリスクを国民みんなが知ることになったはずなのに、なぜあえて再稼働にベクトルが向かうのか。営利企業である電力会社にすれば、コストの問題が大きいのはわかりますし、再稼働を望んでいる方の多くの理由に原発の経済的な優位性を上げています。
 川内原発を抱える九州電力は、発電量の4割を原発に依存していると言われております。停止後、火力発電を余儀なくされて、多額の赤字を抱えることになったと言われておりますので、一刻も早く原発を動かして収支の改善をしなくてはならない事情があると思われます。
 2日目のエネルギー庁の説明にも何度か出てきた「ベースロード電源」という言葉があります。最近になってよく耳にする言葉でありまして、県に提出された回答にも前提となる認識の項に使われております。単にベース電源と言う場合とどう違うのか、私にはよく正確な意味がつかめておりません。
 電源設備を3つのタイプに分類するという考え方でいいますと、1つ目、常にほぼ一定の出力で発電するベース供給力。2つ目、電力需要の変動に対応して、主にピーク時に必要なピーク供給力。3つ目、両者の中間的な役割を持つミドル供給力、この3つであります。
 ベースロード電源の説明には、電気を安定的に供給するという本来の意味が含まれていますが、エネルギー庁は、最近、ここにコストが安いという意味合い含めて多く使っております。要約すれば、ベースロード電源とは、発電コストが安くて、昼夜を問わず安定的に電力を供給できる電源という意味で用いられて、原子力もこれに含まれております。つまり、原発が安定していて、コストも安いということを強調したいのでしょうけれども、一たび苛酷事故が起これば、発電設備はほぼ永遠に使用できなくなり、地域一帯も人が足を踏み入れられなくなる。また、事故処理にも気の遠くなるような年月とはかり知れないコストがかかる。私には、原発は経済的優位性あるということはどうしても思うことができません。
 質問ですが、県への回答には、原発が当分の間ベースロード電源と位置づけられたことは自治体にとって大きな影響があるが、苛酷事故や核のごみ問題があるので抑制的に考えるべきとありました。エネルギー庁の説明にもありましたけれども、安定的な発電を保つためにも原子力は外せないということでありますが、その根源的な危険性を考えれば、最も安定していない電力は原子力であり、事故処理や廃炉には莫大なコストがかかるということは経済面の優位性すら持っていないということです。その意味からも、原発をベースロード電源とするのは理屈に合っていないと考えるのですが、市長の見解をお聞かせください。
○議長(上田浩志君)  市長。
○市長(大城一郎君)  一たび苛酷事故が起こったときの市がこうむる壊滅的な打撃については、今回のアンケートでも多くの方から寄せられており、知事への意見回答においても、このことは十分指摘をしたところであります。
 緊急に輸入石炭火力を多用している発電の現状を踏まえたとき、福島事故の反省を踏まえて発足した原子力規制委員会が規制基準に適合したものについて、地元の同意を得て再稼働を進めるという政府の考え、これはそれなりの合理性があるものと考えています。ただし、私としては、方向としては原子力発電を併用しながら脱原発を目指すべきであるということは先ほどの遠藤議員にもお話をしたところであります。
 このようなことから、当面は原子力発電がベースロード電源になったとしても、技術開発に努め、より安全な新しい電源開発に努めるべきと思っております。
○議長(上田浩志君)  岩渕治樹議員。
○岩渕治樹君  説明会の冒頭でもたしか市長は挨拶で同じように言われてました。風評被害だけでもこの地域は大きな被害を受けるというふうにおっしゃっておられました。本当にその言葉どおりでありまして、それならばなおのこと、県への再稼働の判断に関する意見を提出するならば、より広く、多くの市民の意向をつまびらかにして、より多くの英知をもって検討するのが必要なのではないでしょうか。アンケート対象者のたった67名、回答59名、この少ない人数の回答をもとにして判断すること自体、これは市民を置き去りにして、本当の民意を反映していないのではないですか。
 例えば、市民のさまざまな層が参加しやすいように時間帯や場所をふやしての説明会の開催、また全戸対象に再稼働に関するアンケート、これらにより、より多くの市民の意見を集約する、もしくは住民投票、これを行って賛否をはっきり問う、こういったことをしなければ多くの市民は納得できません。市長の見解をお聞かせください。
○議長(上田浩志君)  副市長。
○副市長(橋本顯治君)  これまで同趣旨の答弁にお答えしていると思うんですけれども、原子力発電については、立地隣接地である八幡浜市にとっては原発に反対であっても3号機は再稼働すべきだとか、人によってさまざまなニュアンスの意見があります。それを一律にマル・ペケのアンケートではなく、細かくそれを受けとめて対応すべきであるというふうに基本的に考えています。
 これは、愛媛新聞の調査、反対される人たちのアンケート、先ほどお話しに出ましたけれども、それから四国電力の戸別訪問での感触、それぞれ内容の異なった結果になっています。そのマイナスも踏まえ、八幡浜市として原子力発電に関する民意を問う上で今回のような記述式の意見表明をしていただいたということは、歴史的にどう判断されるかわかりませんが、原発についての意見を問う一つの形を全国に示せたのではないかと、そういう思いがあります。
 また、市民の中から51名の方にお願いしましたが、これは先ほど来お答えしていますように、主要な団体の代表者をおおむね網羅できており、みずからの知識と責任の中で文書でもって回答いただくものとしては良識ある市民の意見をいただいたものと、反対派の方も含めていただいたと思っています。
 改めて、原子力発電に向き合って、みずからの御感想を考え、まとめて回答していただいた方に感謝を申し上げたいと思います。
○議長(上田浩志君)  岩渕治樹議員。
○岩渕治樹君  私もアンケートを読みましたが、非常に丁寧に書かれていて、私も本当にありがたいと思います。ただ、人数を大事にしたいと私は思いますね。代表とおっしゃいましたが、先ほどの遠藤議員の質問に対する答弁では、団体を代表した意見ではなく、個人の意見を書いてくださいとおっしゃったわけですから、矛盾しているように私は感じてしまいますね。
 時間もありませんので、次に移らせていただきます。
 再稼働了承の回答について御質問をさせていただきます。
 先ほど申し上げましたように、この意見書提出は非常に唐突な印象を私は受けました。本当にこれだけ市民の関心が高い再稼働問題、これをこの手順で行うということ自体、私は非常な憤りを覚えております。
 まず、議会の初日に協議会の席上で発表するということ自体、ふだん市民との対話を大切にされている市長らしくないやり方だということなので、かえって何かほかに急がなくちゃならない理由とか、県のほうから要請なんかあったんじゃないかと、逆にそういった疑念も湧いてきてしまいました。
 県へ提出する日がもしある程度前もって決まっていたんであれば、日程とともに内容的なことまでも、一応参加者と市民の代表者である市議会のほうに伝えておくべきではないかと思うんですけれども、市では今回その必要なしとお考えだったんでしょうか。
○議長(上田浩志君)  市長。
○市長(大城一郎君)  説明会後の意見集約、伊方原子力発電所環境安全管理委員会、これらの審議等を踏まえつつ、県と日程調整を行っておりましたが、正式に決定したのは8月31日月曜日であり、翌9月1日の市議会協議会でそのことを発表をさせていただいたものであります。
○議長(上田浩志君)  岩渕治樹委員。
○岩渕治樹君  非常に急いでる感じは否めませんね、やはり。
 この再稼働問題、これの了承の結果に関しては、八幡浜市だけではなくて、全国、原発立地自治体、その周辺、全ての方が成り行きを注目していると私は思います。今回初めて原発の周辺の自治体としてはっきりお答えをしたということで、パイオニア的な立場を八幡浜はとってしまったわけですね。これは、ほかの原発の判断に関しても非常に影響を与えることだと思います。賛同もあれば、激しい非難も恐らくあるとは思います。もし確信的にそれが正しかったと思われているんであれば、失礼な言い方になりますが、今からでも遅くはありませんので、取り下げということができます。間違いを正すのに遅いことはありません。そういった気持ちはありませんか。
○議長(上田浩志君)  市長。
○市長(大城一郎君)  取り下げるつもりはありません。
○議長(上田浩志君)  岩渕治樹議員。
○岩渕治樹君  それでは、公表されたアンケートの回答について質問をさせていただきます。
 アンケート自体がごく少数の参加者の意見でありまして、とても市民の声を反映しているとは思えないということはいろいろな方が指摘されております。
 さらに、それとは別に、このアンケートの方式が記述式になってますが、なぜこの方式をとられたのかお聞きしたいと思います。例えば、ほかにも項目をイエス・ノーでつくって、もしニュアンスを求めたいんであれば下に感想を書く欄を設ければ済むことで――これよくあるアンケートの方法ですね――なぜこれをとらなかったんですか。
○議長(上田浩志君)  副市長。
○副市長(橋本顯治君)  今の御質問については、先ほどもお話ししたとおり、その個々人によって、原発には反対だけれども3号機再稼働はやむを得ないとか、原発は今後も残すべきだとか、だめだと、てんからだめだとかいろんな意見があるわけで、そのニュアンスをきちんと受けとめるべきだと、これ先ほども答弁しましたけど、ということで記述式にしました。これは、結果的に正解だと思っています。
○議長(上田浩志君)  岩渕治樹議員。
○岩渕治樹君  私は、記述式がふさわしいとは思えないですね。
 それでは、お尋ねさせていただきますけれども、このアンケートをもとに3号機の再稼働についての意見の動向として集計がされていて、その数字が記載をされておりますが、これはどのくらい時間をかけて、誰が、何人で集計され、判断されたのかお答えください。
○議長(上田浩志君)  総務企画部長。
○総務企画部長(中榮忠敏君)  お答えをいたします。
 8月5日、6日に説明会を開催をさせていただきました。その後、8月12日に参加者の皆さんに回答のアンケートの文書を発送して、1回、締め切りを20日としておりました。ただ、この締め切り日までには回答をいただけない方が複数名おられましたので、8月末までの31日をぎりぎりとして、その段階で締め切りをしたということでございます。
 以上です。
○議長(上田浩志君)  副市長。
○副市長(橋本顯治君)  集計につきましては非常に難儀をしました。ただし、せっかくこれだけの貴重な御意見をいただいているわけですから、全体の傾向はどうかということを当然分析すべきだということは、岩渕議員も御異論ないと思います。
 その中で、やむを得ないとか、条件、反対とか、いろんな言葉を使っておりますけれども、それは結果的に寄せられたアンケートの内容を見て、どういうふうにそこを定義づけていくのがふさわしいかということでたまたまああいう文章になったということです。それは、中榮部長、それから総務課の職員も含めて、こういう分析でいいのかということは皆で検証しながら、これどちらかといえば推進に対して辛目の方向な職員のニュアンスもありますけれども、岩渕議員がどうとられるかはわかりませんけれども、そういうことで分析をしておりますので、それなりの分析ができたのではないかと思っております。
○議長(上田浩志君)  岩渕治樹議員。
○岩渕治樹君  非常に御苦労があったことは推察いたします。
 私も参加者がどのように考えておられるか興味がありましたので、アンケートもそれぞれの意見を数回読ませていただきました。
 また、集計の項目なんですけれども、推進、条件推進、可、おおむね可、条件可、やむを得ない、消極反対、反対、意見を示さない、不明とございますけれども、どうもはっきりしないですね。この分類を見ても、このアンケートで集計をするのには非常に無理があると思います。
 例えば、条件可ということでも個々に幅があって、賛成に近い場合もあれば、条件に絶対を求めて、かなえられない場合は絶対反対とおっしゃる方もあると思います。この2つの間にどれほど違いがあるのか、表向きには出ておりません。それをどうやって仕分けしたのかが全く不明ですし、御苦労も並大抵のことじゃなかったなと私は思います。
 また、消極反対というのも、初めて私こういう日本語を聞いたんですけれども、私もわからなかったんですが、仕分けをさせていただきました。
 私が試した結果によりますと、推進が3名、可、おおむね可が3名、条件可9名、やむを得ないが15名、反対が12名、意見を示さないが5名と不明1名。
 市の集計では、やむを得ないがたったの2名だったんですけれども、私は15名と数えました。条件可とされた方を多分そちらのほうに入れたと思うんですけれども、私は可ではなくて、やむを得ないということだと思います。反対につきましても、市では7名となっておりますけども、どう読んでも10名以上の方は反対、私は思います。
 私の仕分けだけが正しいとは申しませんけれども、間違いだとも言わせません。事ほどさように分け方で差が出てしまうんです。記述式の文章から賛否というはっきりした答えを導き出すこと自体に私は無理があると思いますし、悪く言えば、恣意的な判断を入り込めやすいということも懸念しています。
 したがいまして、この結果に基づいた再稼働の賛否判断は極めて客観性に欠け、意味をなさないと私は思いますが、お考えをお聞かせください。
○議長(上田浩志君)  副市長。
○副市長(橋本顯治君)  岩渕議員には独自の分析をいただいてありがとうございました。大きい意味で客観的に見れば、その表現の内容はいろいろあれ、例えば極端な場合ですと、1号機は直ちに廃炉にしなさい、そのかわり3号機はやむを得ないというような意見もあるわけです。原発反対だけれども、3号機はやむを得ないと。ここで読み取る場合には、3号機の再稼働に関して意見がはっきりわからない場合には、前後の文章を読んで、この方はどのように思ってるかも含めて総合的に判断をしました。苦労しました。けれども、おおむね全体の傾向として、3号機の再稼働についてやむを得ない、これは賛成だとするほうが多数であったということは、今の岩渕議員の分析結果からもある程度言えるのではないかと思いますし、今回はその結果を踏まえて知事にお答えをしたというところもあります。
 以上です。
○議長(上田浩志君)  岩渕治樹議員。
○岩渕治樹君  時間もなくなりましたんで、次に移らさせていただきます。
 もう一つ、このアンケートの結果と並びまして、了承の決定のもととなったと言われる6月議会の請願書の採決の件で質問をさせていただきます。
 6月議会では、総務委員会が審査を付託された請願書採択を可決し、本会議では賛成少数によって否決されたのは御存じのとおりであります。この採決自体は請願書の提出に関してなされたものでありまして、直接3号機の再稼働の賛否を採決したものではないということは昨日の石崎議員、遠藤議員もおっしゃられております。私もそのとおりだと思います。これをもって了承決定の理由とされた市長のお考えは、全く私は理解ができません。
 例えば、再稼働に賛成する方がおられます。この人は請願にも反対です。反対に、再稼働には反対の方がおられます。請願には賛成されます。当然ですね。ここでもう一人、再稼働には反対の方がおられます。しかし、この方は請願には賛成しません。理由はさまざま考えられますけれども、例えば新しい知見を待ってから請願すべきで時期尚早と判断したのかもしれませんし、または請願書の文章の中に個人的に賛同できない文言や行き過ぎた表現があったのかもしれません。
 多少回りくどくなってしまいましたけれども、このように請願書の賛否と再稼働の賛否は全く別と考えるのが当然でありまして、それを汎用することなどできるわけがありません。
 したがって、6月議会の請願書否決をもって市民及び議会が再稼働を認めたとするということは、論理的整合性に欠ける暴論だと私は考えます。
 また、愛媛新聞9月3日付の1面報道にある、持ってきたんですけれども、この下の欄ですね、解説の欄に大城市長はこの請願書の採決結果は再稼働の是非をめぐる市の審議には関係ないと明言されたとはっきりと書いてあるんですけれども、これは事実でありましょうか。事実だとすれば、再稼働の行方を心配しながら真剣に見守っている市民の方々に対して非常に不誠実だと私は思うんですが、いかがお考えですか。
○議長(上田浩志君)  市長。
○市長(大城一郎君)  その時点では、その議会の議決をもって再稼働容認というような記者からの質問がありましたので、それには値しないということで、この議決だけをもって再稼働を承認することにはできないといった形で、今後、市民、各界各層、そして市議会議員を招いての説明会、そしてそういった人からの意見も参考にしながら決定していくというふうに言ったまででございます。
 しかし、そのぶらさがりの取材でもありましたが、その中でも議員の皆さん方の1年4カ月かけたこの議決は重く受けとめますというようなことは伝えております。
○議長(上田浩志君)  岩渕治樹議員。
○岩渕治樹君  請願書の採決に関しては、もちろんこれは慎重審議したわけですから、重く受けとめるのは私は当然だと思います。
 あと、回答の中で2番目の再稼働を了承する前提として上げている、特に2の当市にとっての問題点、これは非常に重要なことが記されております。ただし、事故の確率は極めて低いという文言も入っておりますが、これには私は賛同できません。低いとかそういう問題ではなく、確率の問題は関係ないんです。たとえ極めてまれに起こる事故でも、苛酷事故なら全て終わり、ゼロになるわけです。
 3の要請事項として9項目上げておられますけれども、そのどれが欠けても住民の安全実現はあり得ないと私は思います。これらの事項を遵守し、実現すべく、県も市も国も日々努力を重ねるべきでありますが、この条件をもって再稼働了承を決定したと解釈してよろしいでしょうか。
○議長(上田浩志君)  副市長。
○副市長(橋本顯治君)  まず最初に、安全性の考え方について一つコメントをさせていただきたいと思います。
 岩渕議員は、事故の確率は極めて低くというところについてお話がありましたけれども、全てのものについて安全性は100%ということはどんなことでもありません。安全性が100%に向かって少しでもゼロを積み重ねていくということが安全性を高めるということでありまして、今回の伊方発電所もしくは規制庁の新しい規制基準に沿ったそういう判断そのものが、今までよりもさらにさらに安全性の角度を上げて、より安全に運転できる、そういったための積み重ねであるということですので、そういう意味で事故の確率は極めて低くなっているという認識を申し上げたまでであります。
 それから、この9項目の事項につきましては、最初のところに書いておりますけれども、伊方原子力発電所3号機の再稼働については、市議会議員、市民有識者からのアンケート調査の結果及び6月市議会の議決を踏まえ、下記の事項に配慮いただくことを前提に了承しますということでありますので、これに対して配慮しなさいと、もちろん単に配慮ということは形式上のことではないんで、実質的に配慮してこれを進めようということですので、例えば地域高規格道路についても今まで以上に早く整備をしなさいとか、そういうことを含めて県に対して申し入れをしているところであります。
○議長(上田浩志君)  岩渕治樹議員。
○岩渕治樹君  配慮という言葉は非常に便利だと私は思うんですけれども、これが実現されることを条件としなければ了承は私はできないと思うんです。これが守られなかった場合、または守られることが期待できない場合、了承決定の取り消しをされるんですか。また、守るというような口約束だけではなし崩し、空手形、これになってしまいますんですが、どうすればそれを担保できるとお考えでしょうか。
○議長(上田浩志君)  市長。
○市長(大城一郎君)  これらの9つの要請事項でありますが、これが実現できるように強く要請をしていきますし、また八幡浜市議会からも要請のほうをこちらからもお願いしたいと思います。
○議長(上田浩志君)  岩渕治樹議員。
○岩渕治樹君  9項目出されたわけですから、それをどのように1項目ずつ担保をしていただいてるのかを私はお尋ねしてるんで、今のは答えになってないと思います。
○議長(上田浩志君)  市長。
○市長(大城一郎君)  担保といいましても、これからやることでありますので、それは着実に県としても推進していくというような話を伺っております。四国電力も、今後こういった要請事項に対しましては真摯に受けとめていくというような話をさせていただきますので、今としてはそういったお話を信じるのかなというふうに思っております。
○議長(上田浩志君)  岩渕治樹議員。
○岩渕治樹君  これは契約ですよね。契約に等しいものですよね。契約で、ふだんビジネスで、条件もはっきりしていないのに判を押す人いますか。これはおかしいと思いますね。しっかりした担保、見通しが立たなければ、これを出しても私は意味はないと思います。いかがですか。
○議長(上田浩志君)  副市長。
○副市長(橋本顯治君)  残念ですが、私は非常に意味があると思います。
 これは、市長が知事から直接この要請事項については約束をいただいておりますし、もちろん経済的な状況でできないようなこともあるかもしれませんけれども、例えば他の企業立地には見られない原子力発電固有のリスクを共通に持ってる地域住民に対し、リスクの存在する期間、距離、人口など適切な指標のもとでリスクに見合う形で経済的支援、地域貢献などのメリットを配分いただきたいことも入れてますけれども、この後も含めて、これらが実現できるように皆さんで一緒に取り組んでいきたい、私らもそのことをずっと実現できる方向を見定めていきたいと思っています。
○議長(上田浩志君)  岩渕治樹議員。
○岩渕治樹君  規制委員会もエネルギー庁も自分の範囲ではないということで取り上げられなかった住民の避難計画、こういったことがございます。未整備なのは否めないですし、いろいろなケースを考えるのではあれば、これを作成するのは非常に困難だと思います。
 また、使用済み核燃料、これらの処理問題、これもエネルギー庁に私質問をさせていただきましたが、どこに最終処分場を持っていくんですかという話で、多分見つからないだろうというふうにおっしゃってましたね。御本人たちが言うんですから間違いないですね。東北の震災の福島あたりの廃棄物を焼いてくださいといって持っていくのでもあれだけ拒否があったわけですから、もろ使用済み核燃料を受け入れるところなんていうのは、まず考えられないと私は思います。その方法をこれから国民全体で模索していかなくてはならないとは思っております。
 伊方原発におきましては、同僚議員の指摘もありましたように、1号機、2号機にも大変不安がございます。
 こういったいろいろな解決しがたい問題が山積しているような状態を考えれば、3号機の再稼働というのは今はすべきではないと私は思います。
 また、先ほどいろいろ細かいことをねちっこく言わせていただきましたが、この意見書の成り立ち自体にも私は大きな不備があると考えざるを得ません。こういった了承の決定にいろんな面で私は整合性が欠けてると思いますので、最後に再度お尋ねしますけれども、脱原発を望んでおられる市長に、御自身ではいつごろそれが実現されるかというのは多分頭の中にはおありだと思いますが、もう一度この意見書を見直して、取り下げて、市民の意見をもっと反映させようという努力をされるおつもり、お考えはございませんか。
○議長(上田浩志君)  市長。
○市長(大城一郎君)  岩渕議員からるる質問を受けました。今回の知事への回答については市側としても大変悩んだとこもありまして、どのような取りまとめをしていくのか本当に苦労をしてきました。
 今回、先ほどから述べておりますが、このような経過で市民の皆さん方の意識を、意見を聴取させていただきまして、また議員の皆様からの本当の気持ちをいただいたところであります。そして、そのアンケート結果、意見照会の内容を十分に精査させていただきまして、これこそまさに八幡浜市の意見が集約されたものができたと私なりに考えております。それをもって知事への回答とさせていただきました。
 したがいまして、今回の知事への回答を取り下げるつもりはございません。
○議長(上田浩志君)  岩渕治樹議員。
○岩渕治樹君  私も今回40分ほどかけてこういった質問をさせていただきましたが、何ひとつとして納得ができなかったというのが感想であります。市長のお考えというのは今やっとわかりましたので、あえて御助言といいますか、間違いを正すのに決しておびえてはいけないという言葉をもって私の質問を終わらせていただきます。失礼します。