平成28年八幡浜市議会1月臨時会会議録第1号

2016年3月31日

 

議事日程 第1号
 平成28年1月28日(木) 午前10時開議
第1
 会議録署名議員の指名
第2
 会期の決定
第3
 報告第1号 専決処分の報告について(訴えの提起について)
 報告第2号 専決処分の報告について(市立八幡浜総合病院診療費等の支払請求に係る和解について)
 報告第3号 専決処分の報告について(市立八幡浜総合病院診療費の支払請求に係る和解について)
      (提出者の説明、質疑)
第4
 議案第2号 辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更について
 議案第3号 平成27年度八幡浜市一般会計補正予算(第5号)
 議案第4号 平成27年度八幡浜市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)
  (提出者の説明、質疑、討論、採決)
第5
 議案第1号 四国電力伊方原子力発電所の再稼働の賛否を問う八幡浜住民投票条例の制定について
  (提出者の説明、請求代表者の意見陳述、
   質疑、討論、採決)


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本日の会議に付した事件
日程第1
 会議録署名議員の指名
日程第2
 会期の決定
日程第3
 報告第1号~報告第3号
日程第4
 議案第2号~議案第4号
日程追加
 議員提出議案第1号 電源立地地域対策交付金の内給付金交付助成事業に係る交付限度額算定対象地域の見直しを求める意見書の提出について
日程追加
 議員提出議案第2号 地域高規格道路「大洲・八幡浜自動車道」の早期完成及び南予の高速道路の無料化を求める意見書の提出について
日程第5
 議案第1号
日程追加
 新宮康史議員の除斥について


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出席議員(16名)       
  1番  西 山 一 規  君
  2番  佐々木   加代子  君
  3番  竹 内 秀 明  君
  4番  岩 渕 治 樹  君
  5番  平 家 恭 治  君
  6番  河 野 裕 保  君
  7番  石 崎 久 次  君
  8番  樋 田     都  君
  9番  新 宮 康 史  君
 10番  上 田 浩 志  君
 11番  井 上 和 浩  君
 12番  遠 藤 素 子  君
 13番  宮 本 明 裕  君
 14番  山 本 儀 夫  君
 15番  大 山 政 司  君
 16番  萩 森 良 房  君


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欠席議員(なし)


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説明のため出席した者の職氏名
 市長 大 城 一 郎 君

 副市長 橋 本 顯 治 君

 総務企画部長 中 榮 忠 敏 君

 市民福祉部長 若 宮 髙 治 君

 産業建設部長 中 岡     勲 君

 政策推進課長 新 田 幸 一 君

 総務課長 舛 田 昭 彦 君

 財政課長 藤 堂 耕 治 君

 税務課長 大 森 幸 二 君

 水道課長 山 本 健 二 君

 市立病院事務局長 菊 池 司 郎 君

 教育長 井 上    靖 君


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会議に出席した議会事務局職員
 事務局長 菊 池 和 弥 君

 事務局次長兼議事係長 田 本 憲一郎 君
 調査係長 松 本 克 之 君

 書記 堀 口 貴 史 君


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   午前10時00分 開会       


○議長(上田浩志君)  ただいまより平成28年第1回八幡浜市議会臨時会を開会いたします。
 市長から今議会招集の挨拶があります。
 市長。


〔市長 大城一郎君登壇〕


○市長(大城一郎君)  開会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
 本日、平成28年第1回市議会臨時会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、御多忙のところ御参集賜り、厚くお礼申し上げます。
 さて、本臨時会におきましては、専決処分について3件御報告申し上げるとともに、四国電力伊方原子力発電所の再稼働の賛否を問う八幡浜住民投票条例の制定についてほか3件について御審議いただくものでございます。
 諸議案の内容等につきましては後ほど御説明いたしますが、何とぞ慎重審議の上、議員各位の適切な御判断をお願いいたしまして、招集の御挨拶といたします。
○議長(上田浩志君)  議長において、この際、諸般の報告を行います。
 12月定例会閉会後における諸般の報告については、お手元に配付しております報告書をもってこれにかえます。


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○議長(上田浩志君)  これより本日の会議を開きます。
 本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりであります。


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○議長(上田浩志君)  日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、議長において4番 岩渕治樹議員、13番 宮本明裕議員を指名いたします。


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○議長(上田浩志君)  日程第2 会期の決定を議題といたします。
 お諮りいたします。
 今期臨時会の会期は、本日1日といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。


(「異議なし」と呼ぶ者あり)


○議長(上田浩志君)  御異議なしと認めます。よって、会期は本日1日と決定いたしました。


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○議長(上田浩志君)  日程第3 報告第1号 専決処分の報告について(訴えの提起について)ないし報告第3号 専決処分の報告について(市立八幡浜総合病院診療費の支払請求に係る和解について)、以上3件を一括議題といたします。
 提出者の説明を求めます。
 総務企画部長。
○総務企画部長(中榮忠敏君)  議案書の1ページをお開き願います。
 報告第1号 専決処分の報告について御説明をいたします。
 市立八幡浜総合病院診療費等請求事件として大洲簡易裁判所へ支払い督促の申し立てを行ったところ、相手方から督促異議の申し立てがあり、民事訴訟法の規定により訴訟に移行することから、地方自治法の規定により議会において指定されている事項について専決処分いたしましたので、同条第2項の規定により報告をするものです。
 3ページ、専決第1号 訴えの提起についてであります。
 請求事件の債務者及び連帯保証人に対し、平成27年11月13日に大洲簡易裁判所へ支払い督促の申し立てを行ったところ、平成28年1月8日に両名より督促異議の申し立てがあったことから、民事訴訟法第395条の規定により支払い督促申し立て時に訴えの提起があったものとみなされ、地方自治法の規定に基づき1月14日に専決処分を行ったものであります。
 相手方への請求内容は、市立八幡浜総合病院診療費等滞納金39万9,473円、それに伴う遅延損害金及び裁判所申し立て手続費用の支払いを求めるものであります。
 次に、議案書5ページをお願いいたします。
 報告第2号 専決処分の報告について御説明いたします。
 昨年の12月市議会定例会において専決第21号 訴えの提起として報告をしました市立八幡浜総合病院診療費等請求事件でありますが、相手方の代理人と和解が成立し、地方自治法第180条第1項の規定により議会において指定されている事項について専決処分いたしましたので、同条第2項の規定により報告をするものです。
 7ページ、専決第2号 市立八幡浜総合病院診療費等の支払請求に係る和解についてであります。
 本案件は、平成27年11月13日に八幡浜簡易裁判所へ支払い督促の申し立てを行ったところ、11月30日に相手方より督促異議の申し立てがあったため、訴訟へ移行となりました。
 その後、平成28年1月13日に第1回口頭弁論において、債務者の妻が訴訟代理人として出廷し、和解が成立しましたので、地方自治法の規定に基づき1月19日に専決処分を行ったものであります。
 和解の主な内容は、相手方は市に対し市立八幡浜総合病院診療費等滞納金2万4,380円を支払うことを認め、分割して支払う。相手方が分割金の支払いを怠ったときは、滞納残額及び遅延損害金を直ちに支払う。双方は和解条項に定めるもののほか、何らの債権債務がないことを相互に確認する。訴訟費用は各自の負担とするであります。
 次に、議案書9ページをお開き願います。
 報告第3号 専決処分の報告について御説明いたします。
 昨年の12月市議会定例会において専決第22号 訴えの提起として報告をしました市立八幡浜総合病院診療費請求事件でありますが、相手方と和解が成立し、地方自治法第180条第1項の規定により議会において指定されている事項について専決処分いたしましたので、同条第2項の規定により報告をするものです。
 11ページ、専決第3号 市立八幡浜総合病院診療費の支払請求に係る和解についてであります。
 本案件は、平成27年11月13日に大洲簡易裁判所へ支払い督促の申し立てを行ったところ、11月30日に相手方より督促異議の申し立てがあったため、訴訟へ移行となりました。
 その後、平成28年1月13日の第1回口頭弁論において和解が成立しましたので、地方自治法の規定に基づき1月19日に専決処分を行ったものであります。
 和解の主な内容は、相手方は市に対し市立八幡浜総合病院診療費滞納金3万4,020円を支払うことを認め、分割して支払う。相手方が分割金の支払いを怠ったときは、滞納残額及び遅延損害金を直ちに支払う。双方は和解条項に定めるもののほか、何らの債権債務がないことを相互に確認する。訴訟費用は各自の負担とするであります。
 以上です。
○議長(上田浩志君)  これより質疑に入ります。
 質疑は適宜区切って行います。
 まず、報告第1号 専決処分の報告について(訴えの提起について)、1ページから3ページまで。
 質疑はありませんか。


(「なし」と呼ぶ者あり)


○議長(上田浩志君)  次、報告第2号 専決処分の報告について(市立八幡浜総合病院診療費等の支払請求に係る和解について)、5ページから7ページまで。
 質疑はありませんか。
 石崎久次議員。
○石崎久次君  訴訟費用を各自で負担するとありますが、1回当たり幾らかかるんですか、御説明をいただきたいと思います。
○議長(上田浩志君)  税務課長。
○税務課長(大森幸二君)  訴訟手続費用でございますが、金額によって変わりますけれども、大体2,000円から4,000円程度でございます。
○議長(上田浩志君)  ほかございませんか。


(「なし」と呼ぶ者あり)


○議長(上田浩志君)  次、報告第3号 専決処分の報告について(市立八幡浜総合病院診療費の支払請求に係る和解について)、9ページから11ページまで。
 質疑はありませんか。


(「なし」と呼ぶ者あり)


○議長(上田浩志君)  これをもって質疑を終結いたします。
 ただいま議題となっております3件については承認を要しない報告でありますから、この程度で審議を終わります。


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○議長(上田浩志君)  日程第4 議案第2号 辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更についてないし議案第4号 平成27年度八幡浜市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)、以上3件を一括議題といたします。
 提出者の説明を求めます。
 総務企画部長。
○総務企画部長(中榮忠敏君)  議案書の25ページになります。
 議案第2号 辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更について御説明いたします。
 辺地に係る公共的施設の総合整備計画を変更することについて、辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律第3条第8項において準用する同条第1項の規定により議会の議決を求めるものでございます。
 現行の辺地計画につきましては、平成27年3月議会で、平成27年度計画として広早、喜木津、大島の3辺地における事業計画を議決をいただき、これに基づき事業を進めているところです。
 広早及び喜木津において簡易水道統合整備事業を実施しており、その財源の一部に辺地対策事業債を活用していますが、先般、愛媛県から今年度の県全体の辺地対策事業債の枠に若干の余裕があり、本市に対しその活用についての照会があったところです。今回の追加配分予定額でございますが、300万円ではありますが、辺地債は交付税措置率80%と極めて有利であり、将来負担を考慮し、県に対し同意の旨の回答をいたしますが、それに合わせて総合整備計画の変更が必要となりますので、今臨時会での計画変更議決をお願いするものでございます。
 以上です。
○議長(上田浩志君)  財政課長。
○財政課長(藤堂耕治君)  議案書31ページをお開き願います。
 議案第3号 平成27年度八幡浜市一般会計補正予算(第5号)について御説明いたします。
 今回の補正額は、第1条に記載のとおり、歳入歳出それぞれ8,434万1,000円を追加し、補正後の予算額を212億6,235万5,000円とするものであります。
 今回の補正予算は、ふるさと納税による寄附件数の著しい増加に伴い、謝礼としての特産品費用などを追加計上するものであります。
 ふるさと納税については、昨年の9月以降、寄附件数、金額が大幅に伸びており、先般の12月議会において必要な予算を追加計上したばかりではありますが、謝礼としての特産品に当市の温州ミカン、かんきつ類が選択できることから、12月だけで1万1,689件の申し込みという予想を大幅に上回る結果となったため、12月補正時点での寄附件数、年間2万件を3万3,500件に修正するため、今臨時会に追加予算をお願いするものであります。
 39ページをお開き願います。
 まず、歳入ですが、16款1項寄附金、1目1節総務費寄附金を1億6,200万円追加するものです。総務費寄附金にはほかのものも含まれておりますので、補正後の予算額が4億1,500万円となりますが、ふるさと納税のみでは4億200万円とするものです。
 40ページをお開き願います。
 ふるさと納税による寄附金を追加計上することに伴い、17款繰入金、2項基金繰入金、1目1節財政調整基金繰入金を7,765万9,000円減額し、8億6,446万9,000円とするものです。
 続いて、歳出について御説明いたします。
 41ページをお願いいたします。
 2款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費を8,434万1,000円追加するものであります。具体的には、8節報償費、これはふるさと納税寄附者への謝礼として地元特産品などをお贈りするもので8,100万円、11節需用費は寄附者へ送付する封筒を作成するもので8万7,000円、12節役務費は寄附者に送る文書等の通信運搬費とクレジットカードの決済利用手数料で、合わせて325万4,000円であります。
 続きまして、議案書43ページをお開き願います。
 議案第4号 平成27年度八幡浜市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)について御説明いたします。
 今回の補正は、歳入予算における市債の財源組み替えを行うものでありますので、全体の補正額としては0でございます。
 議案書53ページをお開き願います。
 歳入予算の財源組み替えについて御説明いたします。
 5款1項市債、1目簡易水道建設債について、1節簡易水道建設債を300万円減額し、同額を3節辺地対策事業債に組み替えるものであります。これは、喜木津広早地区簡易水道統合整備事業の財源に簡易水道建設債よりも財政的に有利な辺地対策事業債を充当するために行うものであります。
 以上でございます。
○議長(上田浩志君)  これより質疑に入ります。
 質疑は適宜区切って行います。
 まず、議案第2号 辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更について、25ページから29ページまでであります。
 質疑はありませんか。


(「なし」と呼ぶ者あり)


○議長(上田浩志君)  次、議案第3号 平成27年度八幡浜市一般会計補正予算(第5号)の全部、31ページから41ページまでであります。
 質疑はありませんか。


(「なし」と呼ぶ者あり)


○議長(上田浩志君)  次、議案第4号 平成27年度八幡浜市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)の全部、43ページから55ページまでであります。
 質疑はありませんか。


(「なし」と呼ぶ者あり)


○議長(上田浩志君)  これをもって質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。
 ただいま議題となっております3件については、委員会付託を省略し、直ちに討論、採決に入りたいと思います。これに御異議ありませんか。


(「異議なし」と呼ぶ者あり)


○議長(上田浩志君)  御異議なしと認めます。よって、ただいま議題となっております3件については、委員会付託を省略し、直ちに討論、採決に入ることに決しました。
 これより適宜分割して討論、採決に入ります。


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○議長(上田浩志君)  まず、議案第2号 辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更についての討論に入ります。
 討論はありませんか。


(「なし」と呼ぶ者あり)


○議長(上田浩志君)  これをもって討論を終結いたします。
 これより議案第2号を採決いたします。
 本件は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。


(賛成者起立)


○議長(上田浩志君)  御着席ください。
 起立全員であります。よって、議案第2号は原案のとおり可決されました。


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○議長(上田浩志君)  次、議案第3号 平成27年度八幡浜市一般会計補正予算(第5号)の討論に入ります。
 討論はありませんか。


(「なし」と呼ぶ者あり)


○議長(上田浩志君)  これをもって討論を終結いたします。
 これより議案第3号を採決いたします。
 本件は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。


(賛成者起立)


○議長(上田浩志君)  御着席ください。
 起立全員であります。よって、議案第3号は原案のとおり可決されました。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


○議長(上田浩志君)  次、議案第4号 平成27年度八幡浜市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)の討論に入ります。
 討論はありませんか。


(「なし」と呼ぶ者あり)


○議長(上田浩志君)  これをもって討論を終結いたします。
 これより議案第4号を採決いたします。
 本件は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。


(賛成者起立)


○議長(上田浩志君)  御着席ください。
 起立全員であります。よって、議案第4号は原案のとおり可決されました。


   (宮本明裕君「議長」と呼ぶ)


 宮本明裕議員。
○宮本明裕君  地域対策交付金の対象地域の見直しについて緊急動議をさせていただきます。


   (「賛成」と呼ぶ者あり)


○議長(上田浩志君)  ただいま宮本議員からありました意見書の提出については、所定の賛成者がありますので、動議は成立いたしました。
 お諮りいたします。
 本動議を急施事件と認め、この際、日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。


(「異議なし」と呼ぶ者あり)


○議長(上田浩志君)  御異議なしと認めます。よって、本動議を急施事件と認め、この際、本動議を日程に追加し、議題とすることに決しました。
 休憩いたします。


   午前10時22分 休憩
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
   午前10時24分 再開


○議長(上田浩志君)  再開いたします。


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○議長(上田浩志君)  日程追加 議員提出議案第1号 電源立地地域対策交付金の内給付金交付助成事業に係る交付限度額算定対象地域の見直しを求める意見書の提出についてを議題といたします。
 提出者の説明を求めます。
 宮本明裕議員。


〔宮本明裕君登壇〕


○宮本明裕君  電源立地地域対策交付金の内給付金交付助成事業に係る交付限度額算定対象地域の見直しを求める意見書を提出いたします。
 提出議員は8名であります。
 内容につきましては、これから朗読をさせていただきます。
 エネルギー政策を円滑に推進する上で、特に原子力発電については、電源立地地域の理解と協力は不可欠なものであり、国は、発電用施設の設置に係る地元の理解促進等を図る目的で、電源立地地域対策交付金を交付している。
 この交付金制度は、原子力発電所の立地及び隣接市町村において、一般電気事業者などから電気の供給を受けている一般家庭、企業等に対し、電気料金の実質的な割引措置を行うもので、これまで立地町である伊方町、隣接町である旧瀬戸町、旧保内町及び隣々接町である旧三崎町が対象とされてきたところである。
 このような中、昨年9月には、「伊方原子力発電所周辺の安全確保等に関する覚書」に基づき、愛媛県から意見照会のあった伊方発電所3号機の再稼働について、市議会議員・市民有識者からのアンケート調査の結果及び6月市議会の議決を踏まえ、9つの事項に配慮いただくことを前提に、八幡浜市として了承した経緯がある。
 平成17年3月、旧八幡浜市と旧保内町が合併し、新八幡浜市が誕生してから10年が経過したにもかかわらず、給付金交付事業の交付限度額算定対象地域は、合併以前の市町の枠組みのままであり、同一地域内において、対象地区と対象外地区が存在する状況になっている。
 ついては、伊方原発の隣接市として当市のまちづくりを進めていく中で、両地区の均衡ある発展は極めて重要な課題であり、給付金交付助成事業について格差の是正を図るため、交付限度額算定対象地域の見直しを強く要望いたします。
 この案件につきましては、昨年、同様の内容で特別委員長の石崎議員さんが提出者として同じような案件が議決されておりますことを御報告をしておきます。
 以上です。よろしくお願いをいたします。
○議長(上田浩志君)  これより質疑に入ります。
 質疑はありませんか。
 遠藤素子議員。
○遠藤素子君  以前にもこれと同じような意見書を上げているにもかかわらず、きょう緊急にこういう意見書が出されたその理由がわからないんですが、何か変わったことがあるんでしょうか。
○議長(上田浩志君)  宮本明裕議員。
○宮本明裕君  3月議会は3月議会であります。本議会はまた月が変わった議会でありますので、提出をさせていただきました。
○議長(上田浩志君)  石崎久次議員。
○石崎久次君  私も今遠藤議員の質問と同じような感じなんですが、緊急動議されるんもわかるんですけれど、本来議運とかルールがあって、前回もほとんどの方が賛成されているわけですから、これをこの議会に出す必要というか、本来3月に出していただければ事前に協議もし、議運に諮り、全員一致でこういうものは出せると思いますんで、緊急に動議した本当の意図がわかりません。その辺をもう一度詳しくお願いいたしたいと思います。
○議長(上田浩志君)  宮本明裕議員。
○宮本明裕君  同じような質問を9月議会におきまして交付金の見直しをしたところでございます。再度所管庁に意見書を出しまして、先般の愛媛新聞にも出ておりました。経産省の大臣が言っておりましたが、地域の実情に合ったいろんな要望を受けることも検討しているというのを記事で出ております。そういう時期もございますし、私は緊急に動議を出させていただいたものでございます。
 以上です。
○議長(上田浩志君)  休憩します。


   午前10時30分 休憩
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
   午前10時30分 再開


○議長(上田浩志君)  再開いたします。
 質疑はほかにありませんか。


(「なし」と呼ぶ者あり)


○議長(上田浩志君)  これをもって質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。
 ただいま議題となっております議員提出議案第1号については、委員会付託を省略し、直ちに討論、採決に入りたいと思います。これに御異議ありませんか。


(「異議なし」と呼ぶ者あり)


○議長(上田浩志君)  御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第1号については、委員会付託を省略し、直ちに討論、採決に入ることに決しました。
 これより討論に入ります。
 討論はありませんか。


(「なし」と呼ぶ者あり)


○議長(上田浩志君)  これをもって討論を終結いたします。
 これより議員提出議案第1号を採決いたします。
 起立しない議員は反対とみなします。
 本件は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。


(賛成者起立)


○議長(上田浩志君)  御着席ください。
 起立多数であります。よって、議員提出議案第1号は原案のとおり可決されました。


   (平家恭治君「議長」と呼ぶ)


 平家恭治議員。
○平家恭治君  動議いたします。
 地域高規格道路「大洲・八幡浜自動車道」の早期完成及び南予の高速道路の無料化を求める動議を出します。


   (「賛成」と呼ぶ者あり)


○議長(上田浩志君)  ただいま平家議員からありました意見書の提出については、所定の賛成者がありますので、動議は成立いたしました。
 お諮りをいたします。
 本動議を急施事件と認め、この際、日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。


(「異議なし」と呼ぶ者あり)


○議長(上田浩志君)  御異議なしと認めます。よって、本動議を急施事件と認め、この際、本動議を日程に追加し、議題とすることに決しました。
 休憩いたします。


   午前10時38分 休憩
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
   午前10時40分 再開


○議長(上田浩志君)  再開いたします。


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○議長(上田浩志君)  日程追加 議員提出議案第2号 地域高規格道路「大洲・八幡浜自動車道」の早期完成及び南予の高速道路の無料化を求める意見書の提出についてを議題といたします。
 提出者の説明を求めます。
 平家恭治議員。


〔平家恭治君登壇〕


○平家恭治君  地域高規格道路「大洲・八幡浜自動車道」の早期完成及び南予の高速道路の無料化を求める意見書。
 我が国において、近年の高速道路ネットワークの進展は、人の移動・交流を促進し、物流の活性化にとどまらず、地方の観光の振興などあらゆる産業の活性化に大きく寄与している。
 以前、高速道路の無料化社会実験が行われたが、物流や人の交流に大きな効果が見られたところであり、特に四国縦貫自動車道「松山IC~大洲IC」間は、大幅な割引が終了した現在も交通量の多い状態が続いている。この区間を無料化し、さらに現在、整備促進を強く要望している地域高規格道路「大洲・八幡浜自動車道」が完成することにより、当市は、松山市の生活圏、通勤圏となり、新しい住宅やマンションの需要が拡大し、さまざまな経済効果の拡大が期待される。また、当市の農産物や鮮魚などを大都市へ素早く安価に輸送できるようになるほか、観光振興、企業誘致の促進など、地域経済を活性化させる可能性を大いに秘めている。
 一方、国では、「まち・ひと・しごと創生総合戦略」において、地方への新しいひとの流れの創造等を推進しているところであり、その実現に向けては、移動に係る費用の負担軽減施策等を講ずることによって、地方への居住の推進や交流人口の増加促進を図ることが極めて効果的である。
 よって、国においては、地域高規格道路「大洲・八幡浜自動車道」の早期完成及び南予の高速道路料金の無料化について、特段の措置を講ずるよう強く要望する。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
 平成28年1月28日。
 審議のほどよろしくお願いいたします。
○議長(上田浩志君)  これより質疑に入ります。
 質疑はありませんか。
 大山政司議員。
○大山政司君  質問させていただきます。
 提出者の中に副議長新宮議員と議会運営委員長の井上議員が入っておられますが、この議案については、確かに八幡浜市としては必要な項目であるということは十分わかるんですが、今議会臨時議会はちゃんと1週間前に開くことも各議員には通知していますし、もちろん副議長、議運の委員長には、議会運営委員会というのはその1週間あるのをわかっているんですから、そこら辺は別段こういう形でしなくても通常の方法でも私は十分できたんじゃないかと思うんですが、そこで平家議員にお尋ねしますが、そういうことについて話し合いは全くされずに、きのうかきょうかわかりませんが、こういうことで動議という形で出されたことについてお尋ねをいたします。
○議長(上田浩志君)  平家恭治議員。
○平家恭治君  先ほども第1号議案のときにも宮本議員がお答えになっておられましたが、この意見書につきましては、今宇和から宇和島が高速道路無料化で大変にぎわっております。松山から大洲までは料金が要るんですが、それが無料になりますと大変八幡浜市にとっても経済効果が大きいと思われますので、12月議会に宮本議員が一般質問されておったんですが、今回私がこんな形で動議を出させていただきました。
 以上です。


   (大山政司君「答えになってない」と呼ぶ)


○議長(上田浩志君)  平家恭治議員。
○平家恭治君  経済効果と緊急性を要するということで動議をさせていただきました。
 以上です。
○議長(上田浩志君)  休憩いたします。


   午前10時40分 休憩
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
   午前10時41分 再開


○議長(上田浩志君)  再開いたします。
 平家恭治議員。
○平家恭治君  済みません、言葉足らずに。
 二、三日前に、副議長、井上議運委員長にも協議いたしました。
 以上です。


   (「議長、議事進行」と呼ぶ者あり)


○議長(上田浩志君)  石崎久次議員。
○石崎久次君  この件について質問をさせていただきます。
 平家議員は産業建設委員会の委員長であられます。この案件も産業建設委員会で本来は取り扱うべきことだと思います。内容として云々ということに関しましても大体のことはわかるんですが、委員長であれば、そこに諮るべきことが大切だと思います。その経緯の中で、今大山議員からは副議長、議運委員長とありましたけど、委員長として産業建設委員会の大切な意義っていうのを放棄されてるんじゃないかと思うわけですが、その点についてどうお考えか、お伺いしたいと思います。
○議長(上田浩志君)  平家恭治議員。
○平家恭治君  委員会を招集する時間もなかったので、緊急性を要するということで本日提出させていただきました。
 以上です。


   (宮本明裕君「観点の違いだから、議事進行」と呼ぶ)


○議長(上田浩志君)  ほかございませんか。


(「なし」と呼ぶ者あり)


○議長(上田浩志君)  これをもって質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。
 ただいま議題となっております議員提出議案第2号については、委員会付託を省略し、直ちに討論、採決に入りたいと思います。これに御異議ありませんか。


(「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり)


○議長(上田浩志君)  御異議がありますので、起立による採決をいたします。
 なお、起立しない議員は反対とみなします。
 ただいま議題となっております議員提出議案第2号については、委員会付託を省略し、直ちに討論、採決に入りたいと思います。これに賛成の議員の起立を求めます。


(賛成者起立)


○議長(上田浩志君)  御着席ください。
 起立多数であります。よって、ただいま議題となっております議員提出議案第2号については、委員会付託を省略し、直ちに討論、採決に入ることに決しました。
 これより討論に入ります。
 討論はありませんか。


(「なし」と呼ぶ者あり)


○議長(上田浩志君)  これをもって討論を終結いたします。
 これより議員提出議案第2号を採決いたします。
 起立しない議員は反対とみなします。
 本件は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。


(賛成者起立)


○議長(上田浩志君)  御着席ください。
 起立多数であります。よって、議員提出議案第2号は原案のとおり可決されました。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


○議長(上田浩志君)  日程第5 議案第1号 四国電力伊方原子力発電所の再稼働の賛否を問う八幡浜住民投票条例の制定についてを議題といたします。
 提出者の説明を求めます。
 市長。
○市長(大城一郎君)  議案書13ページをお願いします。
 議案第1号 四国電力伊方原子力発電所の再稼働の賛否を問う八幡浜住民投票条例の制定についてでございますが、去る1月18日に10名の条例制定請求代表者から地方自治法第74条第1項の規定に基づき直接請求があり、これを受理しましたので、同条第3項の規定により意見をつけて議会に付議するものでございます。
 初めに、今回提案する条例案に基づく住民投票に対する私の考え方について申し上げます。
 議案書19ページをお願いします。
 直接請求制度は、地方自治法で定められ、間接民主主義を補完する制度として極めて重要な意義を持っていると認識しております。
 このたびの直接請求には9,939人、有権者総数の約32%の署名が寄せられており、市民の思いが一定の形になるよう努力されたことは評価したいと思います。
 今回の署名活動には、伊方発電所について再稼働賛成の方も含めて署名収集の対象としていたことから、この署名の中には一定数の再稼働賛成の人も含まれていると推定しています。これらの点も踏まえて、今回提案する住民投票条例に基づき住民投票を実施することについては、これから述べます理由により反対いたしますので、これを制定しないよう求めるものでございます。
 再稼働に向けて実質的な作業が進む中で、伊方発電所の隣接自治体である八幡浜市として住民投票をどう考えるべきか、議員各位の適切な判断をお願いしたいと考えます。
 なお、意見書には再稼働に向けた現在に至る経緯を示しておりますが、議員周知のことと思われますので、ここでは説明を省略させていただきます。
 それでは、住民投票に反対する理由について申し述べます。
 議案書21ページになります。
 まず1点目は、住民投票にふさわしい案件であるかどうかの点についてです。
 市民の間には原子力発電所立地に伴うさまざまな経済活動により収入を得、生活を営んでいる人たちが存在していますが、伊方発電所がなくなることでこの人たちは就業の場を失い、八幡浜市は人口、経済の面から大きな活力を失うこととなります。このことから、原子力発電所は非常に大きな企業立地であると言えます。
 また一方で、長年にわたり原子力発電に対して反対活動を継続してこられた人たちがおり、その純粋な思いは評価されるべきと思っております。
 こうした双方の立場が両立することは困難であり、このような案件について市民の間に対立の軸を持ち込むべきではない、政治の場において、市民の意向を広く捉えて、総合的に判断するべきものと考えております。
 2点目は、二者択一式の投票では市民の意向を適切に反映できない点についてです。
 八幡浜市では既に市民有識者の文書による回答を公表しており、ここでは原子力発電所立地に伴うメリット、デメリットをどう考えるかについて非常に幅広い考え方が示されています。前提条件を付して賛成とする者、メリット、デメリットを比較し結論を保留する者、メリットを認めながら反対の立場をとる者などさまざまで、このように多様な観点から論じられるべき事項について、単に結論のみの記載を求める二者択一式の投票は、市民の意向を適切に反映する方法としてふさわしいとは決して認められないと思います。
 3点目は、投票の結果に実質的な効果が認められない点についてです。
 再稼働については、現在に至る経緯に示すとおり、実質的な権限を担う原子力規制委員会、伊方原子力発電所環境安全管理委員会、伊方町、愛媛県、全てにおいて事前の手続が完了し、現地での作業が進行している状況です。
 住民投票は、多額の費用を投じて実施する以上、投票結果を受け、その意向が現実に反映される枠組みが必要でありますが、各機関の判断を積み重ね、再稼働に向けて進んでいる中で、市民が賛成あるいは反対の意思を表明したとしても、現時点ではそのことが新たに担保、実行される制度的な枠組みは存在しておりません。
 賛意を示したとして、現実が進行している中では大きな意味を持たず、否定の意向を示したとしても、これを実現できる状況ではありません。政策上、実質的な効果を持ち得ない状況において、あるいは事案について、住民投票を実施することは非現実的であり、これを実施すべき必要性は認められないと考えております。
 仮に住民投票を実施すべきであったとしても、少なくとも事前の手続が完了するまでに実施すべきであり、現時点での請求は時宜を失したものと言わざるを得ません。
 4点目は、経費の観点から申し上げます。
 この住民投票実施に際しては1,000万円以上の経費を必要とします。今申し上げました状況を踏まえたとき、費用対効果の観点から、この住民投票を実施することが適当かどうか十分考慮されるべきであります。
 5点目は、住民投票を実施することにより市民にとってメリットはあるかの点についてです。
 八幡浜市は、ミカン、魚、ちゃんぽん、自転車、港町、実質的な第二の国土軸の中継点、今後は黒湯の町などさまざまな切り口で地域活性化を進めているところです。
 こうした中で、原子力発電所の再稼働という単一の事項のみを争点として、市外、県外の人たちも含めた活動が、八幡浜市において市民の間に対立の機運を持ち込むとすれば、感情的な禍根を残すことにもなりかねず、市の将来にとって決して望ましいことではないと市長として強く危惧をします。
 次、6点目、条例案における技術的事項について意見を申し上げます。
 この条例案については、法令条文作成の技術的観点から何点かの不備が認められます。この点については、23ページを参照いただきたいと存じます。
 以上が今回の条例案に基づく住民投票に反対する理由であります。
 最後に、私はこれまでも市の重要施策の推進に当たっては、情報公開に努め、説明責任を果たすことに努めてまいりましたが、今回の住民投票条例制定請求の署名活動は、市民の皆様の関心と理解を広げていただく大きな役割を果たしていただいたものと思っております。
 しかしながら、原子力発電所の再稼働に関しては市民にさまざまな意見があることから、公選により選出された市長、議員が政治の場において市民の意向を広く捉え、また見定めながら総合的に判断していくべきものと考えております。
 私は、行政の長として、今後も市民の皆様や議会に対して丁寧な説明を心がけ、市民、議会、行政が一体となって、より一層市民参加のできる市政推進に努めてまいりたいということを申し添えまして、私の意見とさせていただきます。御審議よろしくお願い申し上げます。
○議長(上田浩志君)  ただいま議題となっております議案第1号については、地方自治法第74条第4項の規定により、その審議に当たり条例制定請求代表者に意見を述べる機会を与えなければならないこととされ、また同法施行令第98条の2第2項の規定により意見を述べる機会を与える代表者の数を定めることとされております。
 お諮りいたします。
 条例制定請求代表者の意見を述べる機会につきましては、本日午後1時から当議場において、意見を述べる機会を与える条例制定請求代表者の数は2人以内とし、意見を述べる時間は全体で30分以内とすることにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。


(「異議なし」と呼ぶ者あり)


○議長(上田浩志君)  御異議なしと認め、よって条例制定請求代表者の意見を述べる機会につきましては、本日午後1時から当議場にて、意見を述べる機会を与える条例制定請求代表者の数は2人以内とし、意見を述べる時間は全体で30分以内とすることに決定いたしました。
 休憩いたします。


   午前10時55分 休憩
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
   午後 1時00分 再開


○議長(上田浩志君)  再開いたします。
 これより本案に関する条例制定請求代表者の意見陳述を行います。
 意見を述べる条例制定請求代表者は、石崎久次議員、遠藤 綾さんの2人です。
 2人の方には、この後、お一人ずつ中央の演壇に登壇して、意見を述べていただきます。
 意見陳述の時間は全体で30分以内となっておりますので、御留意願います。
 それでは、意見を述べていただきます。
 初めに、遠藤 綾さんの発言を許します。
 遠藤 綾さん。


〔請求代表者 遠藤 綾君登壇〕


○請求代表者(遠藤 綾君)  私は、住民投票を実現する八幡浜市民の会共同代表の遠藤 綾と申します。
 ただいまより四国電力伊方原子力発電所の再稼働の賛否を問う八幡浜住民投票条例の制定について意見を述べさせていただきます。
 まず、今回の住民投票を求める署名運動に至った経緯について簡単に振り返りたいと思います。
 今から5年前の2011年3月11日、東日本大震災を契機に東京電力福島第一原子力発電所の1号機から3号機がメルトダウンし、次々と爆発し、福島を中心とした東日本一帯に事故から4日間で広島型原子爆弾の約170倍にも及ぶ放射能が放出されたと言われております。それに伴い、福島では15万人以上の方々が避難生活を余儀なくされ、原発立地自治体とその周辺では、事故から5年がたった今でも放射能が高く、人が住めないエリアが存在します。
 先日、福島第一原発の立地自治体である大熊町で5反歩の田んぼをつくっていた木幡 仁さんをお招きして、福島の現状を聞く会を開きました。
 木幡さんの田んぼは、原発から7キロの距離にあり、事故後、土を20センチほど掘り出し、よそから持ってきた土を入れる除染作業を行いました。しかし、別のところから降り注いできた放射能により、すぐに除染の効果がなくなってしまうということです。田んぼは痩せ細り、収穫が減り、つくっても風評被害で売れず、営農再開のめどが立たない状態ということです。東電に土地を買ってもらおうにも買い取ってもらえず、現在は事故前の収入、逸失利益分の補償を月々もらっている状態ということです。しかし、この補償もいつまで続くかわからず、将来の展望も見えず、みずから命を絶つ避難者の方も多くいるということです。
 さらに、木幡さんの身近な友人で働き盛りの方にがんが見つかり、数カ月で急激に進行し亡くなった方が何人もいるというお話がありました。明確な証拠がないため、放射能によるものと断定はできませんが、大人の中にも健康への不安が広がっているということです。
 子供の甲状腺がんは既に100人を超え、5年を経て、これからさらにふえることが危惧されています。
 当市も伊方原発から7キロから20キロの距離に全市が入る位置にあります。原発立地自治体とは認められていませんが、もし実際に苛酷事故が伊方原発で起これば、大熊町と同様の被害を受けることは明らかです。たとえ国が苛酷事故の責任は最終的に国が負うと言ったとしても、福島以上に何か特別な補償を受けられるというわけではありません。大熊町の方々が体験している現実は、もしかしたらあすの八幡浜の姿かもしれないということは誰も否定できないと思います。
 しかも、この伊方原発3号機はプルサーマルであり、福島原発の放射能よりも毒性が何倍も強く、そして何万年も土地に残り続けます。山に囲まれた八幡浜市は、このような事故が起これば、ミカンの木は根っこから引き抜かれ、土を入れかえても除染は難しく、ミカンは全滅となります。そして、海も、海に放射能が流れれば瀬戸内海は死の海になり、外に流れていきません。八幡浜はミカンと魚のまち、これを二度と名乗れなくなってしまいます。
 どんなに伊方原発があることにより経済的恩恵を受けているとしても、もし苛酷事故が起これば全てを失い、何万年ももとに戻らない、このようなリスクを負う原発の再稼働を本当に市民は納得し、了承したと言えるのでしょうか。もし将来伊方原発で事故があった場合、私たちはこの後の世代に何と言って謝ればいいのでしょうか。
 せめて私たちは意見表明の機会を求めて、この1カ月間必死で署名を集め、この議会で住民投票の実現を目指して日夜頑張ってまいりました。この1万の署名の重みを議員の皆さんにはしっかりと受けとめて、ぜひ住民投票実現のためにお力をかしていただきたいと思っております。
 市長や知事、国がどんなに口で責任をとると言ったところで、実際には誰も責任などとれないことは今の福島の現実がはっきりと示していると思います。2011年はたまたま福島の事故でしたが、今後伊方原発で同様の事故が起こらない保証はどこにもありません。
 原子力規制委員会の審査基準を通ったと言いますが、事故現場は今も放射能が高過ぎて誰も近寄れず、事故原因さえ明らかになっておりません。規制委員会は津波による被害で電源が失われたことが原因と結論づけておりますが、ほかの意見として、元国会事故調の田中三彦さんによる津波が来る数分前に地震によって原子炉を冷やすための配管が破断し、冷却機能が失われたことが今回の事故につながったとするデータに基づく意見、これを規制委員会は顧みようとしておりません。このようなもとでつくられた安全対策など、新たな安全神話と言わざるを得ません。
 伊方原発が再稼働の動きを示していると報じられた2015年の初めごろ、私たち市民グループは何度も住民投票で市民に再稼働の賛否を問おうという声が上がっておりましたが、そのたびにこの署名集めの苛酷さ、住所、印鑑、生年月日、そして本人が書かないといけないなどハードルが高いこの住民投票、意見が出ては何度もお蔵入り、中止されたという経緯がありました。
 しかし、8月に住民説明会とは名ばかりの、市が選定した団体の責任者、そして議員しか参加できない説明会があり、その参加者たちに記述式のアンケートをとり、そのアンケートを市の職員の方々が一つ一つこれは恐らくどちらかといえば賛成ではないかと判定をして、その結果66%が賛成したと、これが一つの市長が知事に了承を表明された根拠の一つとされておりますが、このようなやり方で本当に市民の声が反映した66%と言えるのでしょうか。
 そしてさらに、9月議会の初日、これからまさに議論が始まろうというその日に、あした知事に再稼働について意見を表明するとだけ伝え、その内容は文書で送るから見てくれという、このようなやり方は議会軽視であり、市民無視であると多くの市民から憤りの声が私たちのもとにも寄せられました。この声に後押しされ、私たちはもう住民投票をするしかないと強く決断するきっかけになりました。この1万の署名を重く受けとめるべきです。
 住民投票とは、住民から選ばれた首長や議員が民意を反映していない場合など、間接民主主義が機能していないと思われる状況をただすことを住民の権利として保障したもので、今回の署名はリコールに必要な3分の1に匹敵する数です。人々が今回の市長の了承に民意が反映していないという何よりの証拠ではないでしょうか。
 次に、今回市長が付されました意見書について何点か意見を述べさせていただきたいと思います。
 冒頭に、今回の直接請求に9,939人、有権者の32%の署名が寄せられたことに一定の評価をされつつ、約1カ月の署名期間があったことと、市内外、県内外から応援者が駆けつけたことが広がりを持った要因ではとされております。
 しかし、通常の署名はもっと長い期間をかけることがほとんどで、1カ月間という制約があり、しかもミカンの収穫の繁忙期であり、雨が長く降り続いた中での署名活動であったことを考えると、努力されたことを評価ではなく、むしろよくこの短い期間に有権者の32%もの署名が集まったと、署名そのものの重みを評価すべきものと考えます。
 また、2つ目として、市内外、県内外から応援者が駆けつけたことを上げておられます。確かに今回市外からボランティアで多くの方々に応援していただきました。カンパもいただきました。しかし、主体となって署名を集めたのはあくまで市民であり、実際に署名をしていただいたのも市民の皆さんです。八幡浜市民がどうしても直接請求したいという強い思いを持ち、それが届いたからこそ多くの方々に応援していただけた結果だと思います。
 署名収集の方法も、選管の指導を受けながらルールに基づいて行われたものであり、市民とかけ離れたところで行われたかのように印象づけられるととられかねない書き方はふさわしくないと思います。
 また、伊方発電所について、再稼働賛成の方も含めて署名収集の対象としていたことから、この署名の中には一定数の再稼働賛成の人も含まれていると推定しているとありますが、この署名はもともと賛成の方も反対の方も対象であり、大切なこの再稼働の問題は住民投票で決めようというのが署名の趣旨であります。ですから、これは当然のことです。あたかも反対の人だけが署名の対象であるかのような印象を与えかねず、当請求の趣旨に照らし、不適切な表現であると思います。
 次に、1番に、住民投票にふさわしい条件であるかについて述べられております。原発から経済的恩恵を受けている方と長年反対活動をしてきた方がいて、双方の立場が両立することは困難であり、市民の間に対立の軸を持ち込むべきではない、政治の場において、市民の意向を広く捉え、総合的に判断すべきという記述があります。
 しかし、市民の中に現在既にある対立をそのままに置いておくほうがかえって市民の中の溝を固定化し、対立を深め、自由に物が言いにくい雰囲気をつくり、停滞を生んでしまうと思います。違う意見があるからこそ互いに意見を出し合い、まずは相手の意見に耳を傾け、一致点と相違点を明らかにし、その中で妥結できる点を探すことこそが本当の議論の目的、民主主義の目的のはずです。原発再稼働という市民の命と財産、将来のまちづくりにかかわる案件こそ、一人一人の市民がしっかりと勉強し、考え、みんなで議論をし、意思表示をする機会を設けること、そしてそれに基づいた市政運営をする、そのことが本当の民主主義だと思います。その意味でこの住民投票は市民の皆さんが議論をする、考えるよいきっかけになると思います。
 2つ目に、二者択一式の投票では市民の意向を適切に反映できないという点についてですが、確かに住民投票の投票形態は、今回再稼働に賛成か反対かに丸をつけていただく二択式となっております。
 しかし、その2つの間で自分の意見を決めるまでに、市民は多くの勉強をして、隣人と議論をし、論点を整理し、その中で2つのどちらかに集約していくことになると思います。実際に目の前に再稼働するかどうかという課題が迫ったときに、再稼働をどちらかといえばするなどという決断は現実的にはあり得ません。2つの選択肢の間でどちらかにするということは当然のことだと思います。二択では市民の意向を適切に反映できないので、選挙で選ばれた政治家が判断すればいいという指摘は、市民は考える必要などないと言っているのに等しいと思います。
 3番目の投票の結果に実質的な効果が認められないという点についてですが、確かに例えば住民投票条例ができ、反対が過半数を得たとしても、再稼働に向けて動き出した流れをとめることは現時点では難しいと思います。
 しかし、審査は延びに延び、まだ再稼働はされておりません。先のことは誰にもわかりません。この先、脱原発を掲げ、原発依存ではない、原発以外のエネルギーでこの八幡浜市を起こしていこうと求める市長や議員団を将来市民が選択するという未来だってあり得ると思います。そういう意味で、今八幡浜市民の意見を率直に住民投票という形で問うことは大きな意味があると思います。もう国も県も立地自治体も決めたのだから、動き出したのだから、一人一人の市民が自分の意見を言う機会を与える必要はないということは本当の民主主義とは言えないと思います。今こそこの八幡浜市から一人一人の市民の意見に基づいた市政をつくり出していく、そのためにこの住民投票はよい機会だと思います。ぜひ議員の皆さんには今回の住民投票条例制定を求める多くの人々の気持ちを生かして、賛成をしていただきたいと心からお願い申し上げます。どうもありがとうございました。
○議長(上田浩志君)  次、石崎久次議員の発言を許します。
 石崎久次議員。
 傍聴の方にお願い申し上げます。先ほど申し上げたとおり、拍手については禁止しておりますので、よろしくお願いいたします。


〔請求代表者 石崎久次君登壇〕


○請求代表者(石崎久次君)  それでは、私の意見表明をさせていただきます。
 私は、議員に当選させていただき初めての一般質問において、地方公共団体の職員の心構えについてお伺いしました。その中で、服務の根本基準第30条において、全ての職員は全体の奉仕者として公共の利益のために勤務し、かつ職務の遂行に当たっては全力を挙げてこれに専念しなければならないと教えていただきました。これはまさに特別職の市長、副市長、教育長、そして私たち議員にも当てはまることだと思います。なぜなら、私たちここにいる全員が市民の皆様の血税をもって報酬をいただいているからであります。
 さて、市長の意見の中に住民投票にふさわしい条件であるかというところで、市民の間には原子力発電所立地に伴う企業レベル、個人レベルのさまざまな経済活動があり、これにより収入を得、当市住民として生活を営んでいる人たちが存在している点を上げられておりますが、伊方原発1号機は来年9月で40年を迎えます。廃炉か延長かということもありますが、もし四国電力さんが廃炉という決断をしていただくとするならば、廃炉には相当の年数もかかり、さらに5年後の3月にも2号機が40周年を迎えます。これも廃炉にしていただけるのであれば、市長の言われる当市に住まわれている方々の経済効果は一向に失われることはなく、また新しいエネルギー開発等々を進めていく中で今の伊方原子力発電所のその場所で新たな経済活動が始まるものであると思います。
 当初に述べました地方公共団体の全体の奉仕者、公共の利益とは、全体の利益を考えたほうが結局は合理的であるという結論にたどり着くという場合、公共という利益が成立するわけであります。それであれば、再稼働を求めない市民の皆様と経済活動という理由を上げられて再稼働を求められている市民の皆様との間に両方が納得のいく合意点を見出せていくのではないでしょうか。そういう観点から、本来市長は再稼働に賛成という立場ではなく、先ほども述べました国や県、四国電力さんに廃炉に向けた判断を求めることが、市全体、市民全体の公共の利益につながるものであるとはっきりと言えるのではないでしょうか。
 私たちの今の仕事は、子供や孫たちのために安全で住みやすいこの八幡浜市をつくり上げ、きちっと引き継いでいく礎をつくることであって、不安な気持ちをいつまでも抱きながら暮らさなければならない八幡浜市にすべきではないと考えます。少子・高齢化で人口がいつまでも減り続けている現在、あの福島で苛酷事故を経験した人たちが、また私たちの身内がもし再稼働している伊方原発を考えた場合、本当に八幡浜市に移り住みたくないとか、親が高齢で帰りたいんだけど帰れない、そういうのは現実にあると思います。今商工会議所から7万人という提案がなされておりますが、伊方原発のこの不安な状況の中で移り住みたいと、そういう人がいるでしょうか。
 もし伊方原子力発電所が再稼働をしない、廃炉に持っていくとなると、全国の原発にもし事故が起きた場合でも、この八幡浜市は全く影響を受けない。だったら、そういう方々が集まってくれる、逆転の発想で、原発ゼロという発想での移住を求める、そこに経済活動を起こす、そういう活動をすることこそがこの八幡浜市の今後の人口の増加、経済の発展を求めていく中で必要ではないかと思います。人口をいかに減らさず、ふやしていくか、これからの課題であると思います。
 議員の皆さんの中には、選挙で選ばれたのだから、自分たちで決めればよいのだという方もおられるかもしれません。しかし、今回の選挙のとき、再稼働に賛成だと言って当選された方はどれほどいらっしゃるでしょう。今回の住民投票という、間接民主主義ではなく直接民主主義は、私の命や財産、そして未来までも私たち議員に委ねて選挙に投票したわけではありませんよという表明であって、自分たちで決めるのであれば、どれだけの責任を持って決めようとしているのか、その責任を表明しないまま勝手な議決は納得できません、許しませんという心の叫びなのではないでしょうか。
 確かに住民投票をするには1,000万円を超える大きなお金がかかります。しかし、市民の皆様には御理解をいただきたいと思います。自分たちの命や財産、未来を決めるのに、市民の皆様1人当たり喫茶店で飲むコーヒー1杯分、約300円から400円の間でこの住民投票はできるのであります。どうかこの点を重ねて御理解をいただきたいと思います。
 今再稼働に向けて作業が進んでいる段階での住民投票は時宜を失したものであるとの意見も述べられておりますが、その作業が進んでいる要因の一端をなしたのは、市長が議会を軽視し、市民の皆様に意見を述べる機会を与えず、9月2日に県知事に了承したことではありませんか。知事が再稼働容認の際の一つの判断基準として、大城市長が隣接自治体の長として了承したからと言っておられるではありませんか。全国のどこの原子力発電所の隣接自治体で賛成を表明している首長がいらっしゃるでしょうか。この八幡浜市だけではありませんか。
 皆様も御承知のとおり、3号機はプルサーマルであります。これはウラン燃料とプルトニウム燃料を混合させることにより発電をさせています。このプルサーマルの危険性は多くの学者が述べられております。1番には、プルトニウムを燃焼させ続けると毒性の強い放射性物質がその容器内にとどまり続けるということで、一たび苛酷事故が起きた場合にはこの毒性の強い放射性物質が屋外に放出され、人体に多大なる影響を与えることになるので、世界の原子力先進国を見てもこのプルサーマルでの新規計画はなされていませんし、今稼働しているプルサーマル発電も取り出して、たまっているプルトニウムを使い切ればプルサーマル発電を終えようとしております。これが世界の流れであります。つまり危険な扱いづらいものとして認識されていることは明白であります。
 今八幡浜市での避難計画は、苛酷事故が起きても屋内退避、その後、この毒性の強い放射性物質が降り注ぐ中である一定量以上の放射線が検出された段階での危険な避難となっております。今の八幡浜市の避難計画では、市民の皆様、とりわけ未来を託す子供たちをこのような避難計画で避難をさせて本当に大丈夫なのでしょうか。市議会議員として本当に大丈夫と自信を持って言えたのであれば、私は今回のこの活動はしておりません。
 議員の皆様、理事者の皆様、過去は変えれません。しかし、これからの未来は変えられるのです。私は少なくとも避難計画が完璧なものになるまで、また四国電力さんの全ての安全対策が完了するまでは再稼働には反対の立場であります。皆さんもそれぞれに多様な意見があると思います。それを尊重するためにも、住民投票は必要です。そして、私は、主権者は市民であるという思いから、この伊方原子力発電所3号機再稼働に関しての賛成、反対の判断は住民投票こそが一番単純で一番明確な意思表示であると思います。市民の負託に応えるべき議員として、ここにおられる議員各位には、再稼働の賛成、反対の垣根を越えて、あくまでも住民投票条例に賛成の意を表していただきたいと思います。同じ八幡浜市の議員としてかたく信じております。
 以上で私の意見表明を終わらせていただきます。
○議長(上田浩志君)  以上で本案に関する条例制定請求代表者の意見陳述を終わります。


   (大山政司君「議長」と呼ぶ)


 大山政司議員。
○大山政司君  15分間休憩をお願いします。
○議長(上田浩志君)  休憩いたします。


   午後 1時30分 休憩
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
   午後 1時45分 再開


○議長(上田浩志君)  再開いたします。
 これより質疑に入ります。
 質疑はありませんか。
 萩森良房議員。
○萩森良房君  私、提出者であります大城市長に4点ほど御質問申し上げたいというふうに思います。
 本来ならば請求者の方にもお聞きしたいのでありますけれども、それはできないということでありますから、提出者であります市長にお伺いをいたします。
 今回、本請求で9,939名の方の署名が有効ということでございます。随分集められたなあというのが率直な私の感想でございます。よく頑張られたんかなあと、こういうふうにお伺いいたします。
 したがって、提出のこの案件の中に市長も9,939集められたこのことに対して評価をしたいというふうに述べておられますが、重ねてになりますけれども、この重みということについて改めまして市長はどう考えておられるのか、改めてでございます、これをまず1点。
 2点目は、昨年の9月2日でありますが、中村知事に八幡浜の大城市長として八幡浜市の意向、3号機の再稼働承認の意向を伝えに行かれました。そのときにるる意見を交換されたようでございますけれども、そのことに対して、後ほどの新聞記事あるいは報告等々によりますと、9項目にわたる市長は知事に要請をされております、9項目にわたって。そのことについては全て達成できれば成功と、これ以上のことはないということでありますけれども、なかなか難しいであろうなと、こう思いますが、その時点において県知事はエネルギー政策、つまり国のエネルギー政策あるいは四国電力の対応策、そして伊方町である地元、この3者の判断を重要視して、私は慎重の上にも慎重を重ねて対応したいというふうに言われておるようでありますが、その9項目の要請について、9月2日に県知事にお会いになられた市長のそのときの要請の動向あるいは感触、こういったことについて2点目お伺いをいたします。
 3点目は、昨日、一昨日もそうでありますが、テレビあるいは新聞等々に、現在は地元の立地、原子力発電所が立地いたしておりますその地元と言われますが、そこのみの同意で稼働できるということになっておりますけれども、京都府あるいは滋賀県の知事がやはり30キロ圏内に関係する自治体の同意も必要な方向に持っていってもらいたいというのが新聞記事等々で出ておりますけれども、そうなりますと、愛媛県も伊予市、内子町、大洲、西予、宇和島、もちろん八幡浜もそうでありますけど、含めるわけですが、この30キロ圏内の同意ということについて市長はどう考えておられるのか、この点も3点目にお伺いしたいと思います。
 それから、4点目でありますが、今回の住民投票等々の動きになったのにつきましては、議会の承認、議会の十分な議論もないままに、あるいは市民の意見も聞かないままに県知事のほうへ3号機の再稼働了承をしたということが署名活動の発端のようでありますけれども、それはさておきまして、私は30キロ圏内の4市1町、先ほど申し上げましたように伊予市、大洲市、西予市、宇和島市と内子町でありますけれども、ここの首長、つまり市長、町長等々との意思疎通あるいは意見交換、そういう形はとっておられなかったかどうか、またそこらの感触はどうであったのか、もしわかっておるようでしたら、以上4点について伺います。
○議長(上田浩志君)  市長。
○市長(大城一郎君)  4点ばかり質疑がありましたので、お答えをいたします。
 まず1点目、9,939人の署名について再度ということでありますが、これは先ほども申しましたが、有権者総数の32%の署名が寄せられたということで、市民の思い、これが一定の形になるように努力された結果だと私は受け取っております。
 そして、2点目の知事に対して9項目の条件についてでありますが、これは知事に対して私、市民を代表してこれだけ9項目をつけて了承といった形の文書を示しました。それに対して知事はしっかりと受けとめていただきましたし、その後、部長、課長のほうから前向きに善処しますというふうなことを受けておりますので、これは知事もこの9項目に対しては精いっぱいの努力をしていただくと思っております。
 3番目の立地自治体以外の同意ということでありますが、ほかの自治体、八幡浜市は私が判断するべきであると思いますが、ほかの西予市、大洲市、内子町等々におきましてはやはりそれぞれの地域で判断をされるべきものだと思っております。
 また、八幡浜市が隣接自治体として、先ほども話が出ておりましたが、日本で唯一意見を表明しているという点についてでありますが、これは八幡浜市が事前に努力をして、やはり愛媛県と四国電力と八幡浜市の間で覚書を交わしたということで、愛媛県から何かあるときには八幡浜市の意見を求めることということがありますので、それについて八幡浜市から意見を表明させていただいたところでもあります。
 最後に、4番目でありますが、4市1町と連携はとってないのかということでありますが、八幡浜市は先ほど申しました覚書に沿いまして、やはり八幡浜市民の声をしっかりと伝えていくといった意味で他の市町とは話し合いは行っておりません。
○議長(上田浩志君)  萩森良房議員。
○萩森良房君  続いて、2点重ねて質問をいたしたいと思いますが、住民投票条例案の中の附則を含めて15条でここに記してございますけれども、その中の14条でございますが、万が一投票ということになりますと、いずれにいたしましても投票の結果を市長も議会も尊重しなければならないと書いておられます。当然として、国あるいは県、四国電力、立地町等々にその旨働きかけていくということになろうと思いますが、私はこの14条については、議会は9月議会で伊方原子力発電所3号機の再稼働を議決いたしております。市長は9月2日に3号機の再稼働承認を知事に報告をしておられる。そのような観点からいたしますと、何かこの結果を尊重してそういう関係方面に働きかけていかなければならないということと同時に、ここの裏に隠された何かがあるんではないかなという勘ぐりをするわけでありますが、これは市長がこの議案書に書いてあられるとおり率直に受けとめてよいのかどうか、この点を1点お伺いいたします。
 それから、もう一点でありますけれども、市長は八幡浜市の行政のトップとして今後の取り組みについてお伺いをしたいと思います。
 これからの原子力発電所は、伊方原子力発電所の再稼働は昨日、四国電力の社長の記者会見で再稼働は早くても4月以降、また高浜原発の3号機はあす、29日の午後、再稼働をするというような動きがあるようでございます。
 私は、東北へも数回参りまして、福島の原発事故等々の話も聞いたわけでありますが、最悪の事態が起きないように常に肝に銘じて対策を怠らないことが最も重要であろうというふうに思いますけれども、これからの国、県あるいは四国電力に対しての安全・安心に市民が生活できるような方策を講じていく、あるいは万が一のときの住民の市民の避難、そういったことについて市長はこれからどう対応し、市民の理解と協力を得ていくおつもりか、その点、以上2点お伺いをしたいと思います。
○議長(上田浩志君)  市長。
○市長(大城一郎君)  1点目でございますが、今回の法令条文の作成につきましては、技術的観点からも先ほどの意見の中で何点か不備が認められるということを私から述べさせていただきました。この点についてもそれに当たるかと思っております。そういったことも踏まえて、今回はこの条例を制定させないようにという意見を添えて提出をさせていただいております。
 2点目ですが、これからの安全対策、国、県、四国電力においてさらなる安全性を求められていくと思いますし、そうでなければならないと思っております。八幡浜市民の安全・安心を考えながら、私も国、県、そして事業者である四国電力に対して要求をしていきたいと思いますし、万が一の場合におきましても、避難路についても、主要道でありますこれからの地域高規格道路大洲・八幡浜自動車道、これの完成に向けてはいち早い全線の供用開始を求めていきたいと思いますし、またよく言われておりますが、安定ヨウ素剤の配布等々につきましても国に対してじかに声を上げていきたいと思っているところであります。
○議長(上田浩志君)  ほかございませんか。
 岩渕治樹議員。
○岩渕治樹君  市長の意見書に関して、記述に関して幾つか質問をさせていただきます。
 まず、議案書の21ページ、10行目、このような案件について市民の間に対立の軸を持ち込むべきではないと記されておりますが、再稼働の賛否を問うこの住民投票の目的というのは、大切なことは市民みずからがこれを直接決めるということでありまして、意見の相違による対立は当然起こり得るものであると思っております。また、どんな案件、あらゆる案件について、全て同意の意見ばかりではなく対立軸が生まれる可能性がありまして、この住民投票に限ってというのは全く論理が破綻していると思っております。
 さらに言えば、市長が多くの市民にとって理解不能な行動に出たことでこの案件が生じたことをしっかりと思い出していただきたい。対立を生みかねない判断をされた責任があると思うんですが、それをどうお考えなのか、お聞かせください。
 また、同じページ、12行目、政治の場において市民の意向を広く捉えて総合的に判断すべきものという記述がございます。市民の意向を広く捉えるべきというのなら、この集まった1万筆に及ぶ意見をどう捉えておられるのか、それをお聞かせいただきたい。先ほど同僚議員からあった質問と同じようなものですが、ただお答えが努力している結果は認める、この程度にとどまられていたので、御自分がどう考えているか、それを市政にどう反映するのか、それをお聞かせください。
 また、同じページの下から5行目、公選により選出された市長、議員がそれぞれ市民、支持者の意向を見定めながら総合的に判断していくことが適当、これは私も全く同意見でございます。ただし、再稼働を推し進める議員の皆様が特にこの住民投票実現のための署名活動が行われている間、本当にみずからの支持者や市民に意向を確かめたのか、私にはわかるわけがありません。ただ、意見の冒頭で直接請求制度を法で定められ、間接民主主義を補完する制度として重要とおっしゃっているわけですから、このことは総合的な判断ということに鑑みても全く住民投票条例制定と何ら相反することもなく、住民投票反対の根拠とするのは意味不明であります。これを御説明いただけますか。
 次のページ、議案書22ページの10行目、賛意を示したとしても現実が進行している中では大きな意味を持ち得ず、否定の意向を示したとしてもこれを実現できる状況ではないと記されております。これは、私ども署名活動中にもたびたび指摘をされたことでありまして、署名された方もようくわかっていることであります。わかった上で署名をしています。これが一体どういうことなのか、市長にはおわかりになっておられるでしょうか。お考えをお聞かせください。
 次に、同じページの下から5行目、費用対効果の観点から、中略、実施することが適当かどうか十分考慮されるべきと記されております。施策に費用がかかるのは当然のことなのは市民みんなが理解をしております。この一文をあえてこの意見書に記したりする必要は全くありませんし、適当かどうかは為政者側ではなくて市民が判断するべきことだと私は考えます。もともと署名者自身適当と考えるからこそ署名捺印をされたわけです。その市民の気持ちを酌み取っていくことはできないんですか、この点をどうお考えか、お聞かせください。
 最後に、議案書23ページ、市外、県外の人たちも含めた活動が八幡浜市において市民の間に対立の機運を持ち込む、こうおっしゃられておりますが、恐らくこれは署名活動を市外の方々にお手伝いしていただいたことを示していると思われるんですが、所管する選挙管理委員会とも確認し、市民、受任者、請求代表人とともに行動をしていただき、これについては何ら非難されたり疑念を持たれたりはされていないと認識をしております。決まりをしっかり遵守して1カ月間活動してきたという自負もございます。対立の機運とかそういう事実が実際に存在するのか、また現時点において八幡浜市に生じるおそれがあるとされるその根拠を教えていただきたいと思います。
 以上です。
○議長(上田浩志君)  市長。
○市長(大城一郎君)  一括してお答えをさせていただきます。
 まず最初に、双方の立場が両立することは困難であり、このような案件について市民の間に対立の軸を持ち込むべきことではないというふうなことに対してなんですが、今回この住民投票条例の中で賛成、反対、どちらかにというふうな形で意思表明をしてくださいというような内容になっております。先ほども話が出ておりますとおり、今回は多様な意見があるわけでありまして、意見聴取をした中でも、今回の再稼働には賛成だけれども、行く行くは原発はないほうがいい、逆に原発はないほうがいいけど、やはりいろいろな仕事があるから再稼働はやむを得ない、そういったさまざまな意見がある中で、今回こういうふうなマル・バツといいますか、賛成反対どちらかにというような形で市民の意思を問う、そして市民を二分するような形で意思を問うというのは、私としてはやらないほうがいいというふうな観点で今回は意見を出させていただいております。
 9,939の署名をどう捉えるかということでありますが、これは今回は再稼働反対、そして賛成の方もというふうな形で署名をとられておりますし、先ほど議員がおっしゃったとおりに市外、県外からもこの原発に関する反対運動の方が入られて署名をとられたということがあります。その成果としてこの32%の票が出たということには一定の理解をしているところであります。
 効果がないというふうなことに対してわかった上で署名をされたというふうなことをどう捉えるかということでありますが、そこまで私も踏み込んで考えていませんが、もしかしたら知っている人が来たから、何人も来たから、どうなるかわからないけれども、しょうがないからされたという方も中にはいるだろうし、やっぱり効果がなくてもこれだけは自分の意見を伝えたい、そういった方もおられると思いますし、さまざまだと思っております。
 経費上の件についても話がございました。これも意見書の中で言っておりますが、今の時宜において、これも議員からも話がありました、これをすることによって賛成あるいは反対の意見が出たにしてもどういうふうな結果を導くことがないかもしれない、そういうふうなことがございますので、今意味がないようなことに関して今回1,000万円以上の費用をかけて住民投票をするか否か、これはやはりするべきではないと思っておりますし、1,000万円以上のお金があれば八幡浜市、もっともっとほかに重要な施策、そして事業が展開されます。やはり先ほどから申しておりますが、原子力の3号機の再稼働、これを一手にとって市民に対して意見を問うのじゃなくって、やはり八幡浜市にとりましてはミカンもあるし、魚もあるし、自転車もあるし、これからソフトボールもあるし、バレーボールもある、そういったところに有効な予算を使いたいと思っております。
○議長(上田浩志君)  岩渕治樹議員。
○岩渕治樹君  全く私の質問に真摯にお答えになっていないですね。
 まず最初の質問は、当然これは対立軸という言い方だと思うんですね。選挙においてもこの人を選ぶか、この人を落とすか、丸をバツを迫られるわけです。どんなときにもそれはあります。それを超えて、やはりこれをしっかり、このことは絶対に決めなくてはいけないと市民がそう思って1万人近い方がしっかりと署名捺印をしていただいたんです。そのことに対してやはり御自分がなさった行動、私は拙速と思います。拙速な行動がこの逆に対立を生むような状況を生じさせかねないその責任を私は御自分でどう思われますかとお尋ねしたんです。それに関しては全く答えておられません。
 また、賛成の方も反対の方もというのは私どものこの活動のうたい文句です。これは否定しません。賛成の方もはっきり署名をされた方もおられます。市長が一番気にしていただきたいのは、再稼働賛成の方もやはり市長の判断はおかしいじゃないか、やり方がおかしいじゃないかと、そのために署名をしたんです。そういう方が何も住民投票なんかする必要ないじゃないですか、反対だったら。その辺をしっかり考えていただきたいということで私は質問をさせていただきました。
 また、この賛意を示したとしても、また否定をされたとしてもという件ですが、これはどうしてこういうことになったのか、また署名活動をしたときに署名をした方にもいろいろ言われました、何で今ごろこういうことができるんだと。御本人たちもわかっているからこそ逆に署名をしていただいたんだと思います。
 私はこの市長の拙速な行動に対する批判、それもあると思います。また、原発問題に対して意見を表明したい、自分たちではっきりと意思表示をしたいという希望もあると思います。その希望の現実的な具現化、これが原発再稼働をさせないという意見が上回ったときには、これはやはり市長に県に出向いていただいて、以前に提出した意見書は間違っておりましたと、それを認めていただいて、改めて八幡浜は再稼働に反対をいたしますと、この意見書を出し直していただきたいと思います。これは義務でありまして、またこれ以降の原発に対する論議の方向を必ず変えていくものと考えております。考えたらわかります。何しろ八幡浜は原発と、常にこれから何十年、どのぐらいの年月になるかわかりませんが、長い年月隣り合わせとなる運命であります。これは変わりません。その向き合い方を決めるのが、今回の住民投票の一番の目的だと私は思っております。
 したがいまして、その下のほうに記されている請求が時宜を失したものという意見は全く的外れ、これは十分に意義があることだと私は思っております。
 また、下から5行目の費用対効果の件ですが、これをほかのことに使えると、それはいろいろな施策をするわけですから。ただ、これを決めるのはやはり市民の希望、市民が何を望んでいるか、それをもとにしてどういったことに費用を使うのか、議論をするのか、これが大事だと思います。これを決めるのはもちろん市長ではありません、副市長でもありません、市民が決めるんです。それをはっきりと認識していただきたい。私の言ったことに今間違いありますか。
○議長(上田浩志君)  市長。
○市長(大城一郎君)  そのとおりだと思ってます。それを実現するために今回は、やはり私も意見書に述べさせていただいておりますが、市民の声を公選により選出された市長、議員、これが政治の場において、まさしくこの場において市民の多くの意見を集約してお互いに議論をぶつけながら市政を決めていく、これこそ八幡浜市議会として最もすぐれた皆さんが集まった中での議場での議論になるわけでありまして、今回のこの伊方原子力発電所3号機の再稼働についてもやはりそういった公選された市長や議員の政治の場において多くの意見を広く捉えながら、見定めながら総合的に判断していくべき事象だと思っておりますし、私が9月2日に判断した時期におきましても、私は誤った判断をしたとも思っておりません。その時期においては、市民有識者の意見を捉えておりますし、またその中にはここの議場におられる全ての議員の意見も含めて考えさせていただいたところでありますので、それは十分に八幡浜市の意見として知事に手渡した、これは八幡浜市の意見そのものだと思っておりますので、その判断した時期についても私は間違ってなかったと思っております。
○議長(上田浩志君)  副市長。
○副市長(橋本顯治君)  今副市長という名前が出ましたので、あえて一言追加の答弁をさせていただきます。
 原子力発電所に関し、これから何十年と岩渕議員とこういう議論を議場でしていくものだと思うとなかなか大変でありますけれども、それはお互い議場で真摯に向かい合いたいと思います。
 住民投票にしてふさわしい案件になるかどうかという点でありますけれども、例えば市民会館跡地をどうするかとか、文化施設をどうするか、図書館をどうするか、いろんなことで住民投票されることがあります。ただ、今回の住民投票は、実際に八幡浜で生活しておられる方、伊方原子力発電所に関してそこから給料を得て八幡浜で家族を育てている方、その方が相当数おられるわけですね、100、200、300、400、500と、その方について言えば、その方の生活の根拠を根こそぎ失うような住民投票になるわけです、原発をやめるということは、少なくともそういうことについて住民投票でやるべきではなしに、あくまでもそれは議会、議場、そういうとこで総合的に判断すべきだと。これは生活がかかる問題について住民投票になじむかなじまないのかということは皆さんもそれなりの御見解を持っていただきたいと思います。そういう意味で、住民投票になじまないということの第一に上げているところであります。
○議長(上田浩志君)  再度申し上げます。
 傍聴人は議事について可否を表明し、また騒ぎ立てることは禁止されておりますので、御静粛にお願いを申し上げます。
 岩渕治樹議員。
○岩渕治樹君  住民投票が行われて、その結果が仮に原発が八幡浜市にはノーと出た場合、先ほど陳述者の同僚議員からもありましたように、すぐに原発がなくなるわけでも、仕事がなくなるわけでもございません。また、新たな廃炉によるビジネスが生まれるのが、これはもう目に見えております。
 そういったことも含めまして最後に1つだけお尋ねしたいのが、先ほどもちょっと触れましたが、もし再稼働反対と住民投票が行われて出た場合、市長は意見書を出し直すおつもりはございますか。
○議長(上田浩志君)  市長。
○市長(大城一郎君)  今の質問につきましては、仮定でのもしというようなことでありますので、その仮定での質問に対してはお答えはできません。
○議長(上田浩志君)  ほかございませんか。
 大山政司議員。
○大山政司君  質問をさせていただきます。
 伊方原発の関連についてですが、余りこういう関係で質問をしたことがありませんので、言葉足らずがあるかもしれませんが、ひとつよろしくお願いいたします。
 まず初めに、同僚議員からも言われましたが、9月2日に市長は中村時広愛媛県知事に対して伊方原発3号機の再稼働について了承しますと回答された。
 そこで、私が気になるのは、伊方原発30キロ以内には、特に南予では大洲、西予市、宇和島市、そして八幡浜市の4市がありますが、八幡浜市以外の3市は伊方原発3号機の再稼働については愛媛県知事に回答されていないと私は承知しておりますが、なぜ八幡浜市長が了承の回答をされたのか明らかにしていただきたいという質問をしたかったんですが、先ほど同僚議員から同じような質問があり、そのとき市長は県と八幡浜市の覚書により県からの要請には市長としての判断で了承したとの御答弁だと私は聞き及びましたが、それでは具体的に県から八幡浜市に要請があった文書をこの場で明らかにしていただきたい。どういう文書であったのか、何月何日までにというそういう項目があったのかどうか、明らかにしていただきたい。
 2点目には、事前協議についての回答、八総第915号によると、市議会議員、市民有権者からのアンケート調査の結果と記載されていますが、アンケート調査をされたときには再稼働に対する賛成、反対かを尋ねるものではなく、説明会の感想、意見を自由に記入してくださいと、こういうことでアンケートをとられたんですよ。そうした結果が、先ほど伊方原発3号機については議員、一般市民のアンケートにより了承したと、こうなってるんですが、私はそれは市長の勝手なアンケートに対する取り組みではないですか、本当にこのアンケート調査するときに再稼働の参考にしますということが書かれていたんですか、明らかにしていただきたい。
 しかも、もう一点言いたいのは、アンケート調査をされたのは67名でございますが、回答があったのはわずか59名ですよ。その中で、再稼働等々についてやむを得ないとか、賛成とかはわずか39名なんです。市長、再稼働に対して八幡浜市民が住民投票をすべきでないかという人は9,939名いるんですよ。あなたはわずか59名、39名の意見で市民の意見を聞いたと、こういうことなんですが、全く市民はそれには納得しませんし、私もしません。そのことに対して明確に答弁していただきたい。
 次に、6月市議会の議決を踏まえとなっています。もっと言いますと、アンケートと6月市議会の議決を踏まえてとなっていますが、市長、ここではっきり言うときますよ。6月議会の議案は、1つとして伊方原発を再稼働させないことを求める請願、2つとして「南海トラフ大地震が起きても伊方原発の安全が保障されることが明らかになるまで伊方原発の再稼働しない」ことを求める意見書採択を求める請願ということなんですよ。何も伊方原発再稼働に賛成という請願じゃないんですよ、反対の請願、これを6月市議会の議決はされたんです。そのことに対して市長は請願2件を否決、なぜ再稼働の了承に結びつけられたのか、このことを明らかにしていただきたい。
 アンケートも何らそういうことは書いてない。それから、6月市議会の議決はあくまで請願ですよ。これを勝手に市民や議会の意見を得ましたと、こういうのはもってのほか、明らかにしていただきたい。
 もう一点は、市長は経費の観点から、先ほど同僚議員が言われましたが、実施する場合は1,000万円以上の経費が必要となり、費用対効果の観点から住民投票を実施することが適当かどうか十分考慮されるべきと指摘されています。
 そこで、お尋ねしますが、市民の方も今おられますので、傍聴されていますので、わかりやすく言いますと、市民の要望が多い今北浜に建設されています癒やしの温浴施設実現のために今日まで温泉掘削費用として6,669万円支払うことになっています。さらに、温泉施設の設置費用として2億5,000万円、今後計画されるというように私は担当課から聞いています。つまり全体的には3億円近い費用がかかると、こういうことになる。それでも、市民からの要望や要求があれば、そのことも私することについて反対ではありません。
 しかし、市民の癒やしである温泉施設をつくっても、安心・安全、そして地域の住民の命と暮らしが保障されない限り温泉施設へ行かれんのです。癒やしにもならんのです。そこを考えてほしいんですよ、私は。お金が要るもんは使ってもいいんやないんですか、市民の安心・安全のためだったら。幾らかかっても市民が本当に必要だという施設はいいですよ。しかし、それは地域の安心・安全、地域住民の命が保障されたとこでないといけないと、こういうことを私は思うんですが、市長の御所見を賜りたいと思います。
 以上です。
○議長(上田浩志君)  市長。
○市長(大城一郎君)  アンケートの件ですが、伊方発電所3号機の再稼働についてアンケートに入ってないのではないかというふうにおっしゃられましたが、前回のアンケートをした中に伊方発電所3号機の再稼働について御意見があればお聞かせくださいというふうに率直に申し述べておりますので、その意見も含まれているというふうに私は理解をしております。
 それと、6月議会の議決についてですが、請願を否決したので議員の意思表明になっているのか、なっていないのかというふうなことでございましたが、この請願、伊方原発を再稼働させないことを求める請願、もう一つが「南海トラフ大地震が起きても伊方原発の安全が保障されることが明らかになるまで伊方原発の再稼働をしない」ことを求める意見書採択、これについては実に平成26年2月以来1年4カ月間継続して審議された、委員会で、その中にはやはり委員の皆さん方がさまざまな観点からこの請願を受けとめていろいろな議論がされたんだと私は思っておりますし、やはりそれが6月議会で否決されたということは非常に議会の重い決断だったと受けとめております。
○議長(上田浩志君)  副市長。
○副市長(橋本顯治君)  久しぶりに大山議員の御質問をお聞かせいただきました。真摯にお答えをさせていただきたいと思います。
 まず、県からの照会ですけれども、県からの照会は、平成25年7月8日付で中村知事から八幡浜市に照会が来ておりまして、伊方発電所3号機の原子炉等規制法の改正に伴う新規制基準への適合に係る設備の設置等に関する事前協議についてということで、これは県と結んでおります覚書にありまして、甲は丙から安全協定第9条の協議があった場合は、乙というのは八幡浜市、甲は愛媛県ですけれども、乙の意見を求めるものとするということで、県から平成25年7月8日に意見照会があって、現実的には回答したのは去年ということになるわけではあります。
 それから、安全・安心がまず第一で、温泉は安全・安心がなければ入ることはできないんじゃないかとみたいなちょっとよくわかりにくい議論がありましたけれども、まずは温泉そのものは安全・安心を確保するものではありませんので、市民の方がスポーツセンターに行ったり、もしくはその帰りに寄るとかさまざまな形で今まで八幡浜市になかった温浴施設を整備するのは課題であったことですから、そのことについては大山議員も御理解をいただいていると思います。
 ただ、それとは別の問題として安心・安全が非常に大事だということはまさに議員言われるとおりでありまして、その安心・安全をどう確保していくかということについて住民投票するべきかどうかについて今議論の食い違いがあるというふうに思っておりまして、安全・安心を確保するんだということについてそれが大事であることについては私もそのように思っております。
 以上です。
○議長(上田浩志君)  大山政司議員。
○大山政司君  簡単に再質問をさせていただきます。
 先ほど言いましたように30キロ以内、南予で4市があるわけなんですが、4市とも覚書を結んでると、愛媛県との関係で、そういうふうに私は理解しておるんですが、八幡浜市以外の3市は伊方原発再稼働について知事から八幡浜市にあったような要請がなかったと受けとめていいんでしょうか、それをまずお尋ねをいたしておきたいと、このように思います。
   (「3市じゃない、4市」と呼ぶ者あり)
 3市です。大洲、西予、宇和島はなかったのか、どういうふうに受けとめられていますか、お尋ねいたします。
○議長(上田浩志君)  総務課長。
○総務課長(舛田昭彦君)  西予市、大洲市のほうも覚書を結んでおりますが、八幡浜市の覚書とは違っておりまして、四国電力、県は報告のみするというふうな内容になっております。ですから、八幡浜市のように意見を求めるという条文は入っておりません。
 以上です。
○議長(上田浩志君)  大山政司議員。
○大山政司君  3度目ですから最後の質問になると思いますが、全国でこういう形で覚書を結んでいるところで八幡浜市以外は事前にそういう了承とかはないというように聞いていますが、そのことについて何かあったらお答え願いたいのと。
 これから最後の3点目の質問に入るんですが、市長、2013年4月21日は市長、どういう日だったか、あなた、今頭に残りますか、ありますか。ないようですから私のほうで言いますと、市長、あなた2期目の投票日であります、2013年4月21日は。この投票であなたが得票されたのは1万1,219票です。1万1,219票、思い出したでしょ。思い出しませんか。そういうことで当選された日です。
 一方、平成27年12月7日で伊方原発3号機の再稼働の是非を問う住民投票実施を求める署名活動の署名数は、1万1,175人分を八幡浜市の選挙管理委員会に提出されたのであります。
 このことは、市長、もう私が言いたいことはわかるでしょ。あなたの市長再選の得票数と住民投票を要請する署名が拮抗しとるということなんですよ。わかりますか、これ大事なことですよ。あなたが1月22日に臨時市議会に提出する住民投票条例に関し制定しないよう求めるとした反対意見を公表されましたが、とすれば住民投票条例案に署名された市民は大城市政、安心・安全に対する不信任が起きることにつながるんじゃないかと思うんですが、市長、あなたはどのようにこのことについて今思いを聞かせていただきたいと思います。
 もう一度言います。あなたが2期目の当選された得票数は1万1,219票、住民投票をという市民の要請は1万1,175人あったわけなんです。これは重みがあるんじゃないですか、最後にお尋ねします。
○議長(上田浩志君)  市長。
○市長(大城一郎君)  1万1,219票、1万1,175票が9,939票になったわけですが、この投票数については、言われるような関連性は全くないと思っておりますので、コメントを控えさせていただきます。
○議長(上田浩志君)  副市長。
○副市長(橋本顯治君)  大山議員前段の質問についてお答えします。
 事前協議で、先ほどお話ししましたとおり、県と八幡浜市との四国電力の覚書で安全協定第9条の協議があったときは八幡浜市の意見を求めるものとするという規定がありまして、これは先ほど課長からお話ししましたとおり、西予と大洲にそういう協定は載っておりません。全国的にもこのような趣旨の協定があるということは、今の私の知識の中では承知をしておりません。
 ただ、この協定を盛り込むに当たっては、福島第一原発の事故を踏まえて隣接自治体の意見も尊重されるべきであるという思いの中で、単に報告を受けるだけの立場ではなしに、八幡浜市の意見もそれなりに尊重されるべきだというような流れの中でこの項目を盛り込んだということであります。
○議長(上田浩志君)  ほかに質疑はありませんか。


(「なし」と呼ぶ者あり)


   (石崎久次君「動議を提出します」と呼ぶ者あり)


○議長(上田浩志君)  石崎久次議員。
○石崎久次君  地方自治法第117条、利害関係のある者に関してはその事件に関し参与することができないという条文があります。これはまさにこの住民投票条例に関しまして、四国電力の再稼働という問題に関しまして、ここにおられます副議長である新宮康史議員がそれの対象となると思いますので、動議を提出させていただきます。


   (「賛成」と呼ぶ者あり)


○議長(上田浩志君)  ただいま石崎議員からありました除斥については、所定の賛成者がありますので、動議は成立いたしました。
 お諮りをいたします。
 本動議を急施事件と認め、この際、日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。


(「異議なし」と呼ぶ者あり)


○議長(上田浩志君)  御異議なしと認めます。よって、本動議を急施事件と認め、この際、本動議を日程に追加し、議題とすることに決しました。
 休憩いたします。


   午後 2時39分 休憩
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   午後 2時41分 再開


○議長(上田浩志君)  再開いたします。

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


○議長(上田浩志君)  先ほど御異議なしということでしたので、異議なしと認めます。よって、先ほど石崎議員から提案があった除斥については、委員会付託を省略し、直ちに討論、採決に入ることに決しました。
 これより討論に入ります。
 討論はありませんか。
 宮本明裕議員。
○宮本明裕君  再稼働云々につきましては、これは御本人が直接会社経営をなさっとるわけではないんで、電力、本人には直接関係ないと思います。だから、この件につきましては非常に誤解を生んでもいきませんので、慎重にそこらの点はお諮りをしていただきのと。
 先ほどの議案については反対であります、除斥反対であります。
○議長(上田浩志君)  ほかございませんか。
 河野裕保議員。
○河野裕保君  直接の利害関係人というのは、当事者をこれは意味するものだろうと、私はこのように解します。新宮議員の場合は、一定の電力の下請的な事業をやっておるのであって、これは直接の利害関係では法的にも私はないと、このように思いますので、これは除斥の理由には当たらない。要するに電力の株を何ぼ持っとるか、執行権があるのか、これが直接の利害人ですよ。ましてや、一小さいシンテックの会社経営者がこれが直接の利害と言えますか。よって、これを除斥するということはもってのほかですよ。
 以上。
○議長(上田浩志君)  ほかございませんか。


(「なし」と呼ぶ者あり)


○議長(上田浩志君)  これをもって討論を終結いたします。
 休憩いたします。


   午後 2時44分 休憩
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
   午後 3時58分 再開

 

○議長(上田浩志君)  再開いたします。
 現在審議となっております除斥について、除斥になると地方自治法違反となる可能性があります。地方自治法について再度局長より説明をいたさせます。
 議会事務局長。
○議会事務局長(菊池和弥君)  それでは、地方自治法の第117条について説明をいたします。
 地方自治法第117条では、先ほど申しましたように、自己もしくはこれらのものに従事する業務に直接利害関係のある事件ということになって、直接の利害関係というのが問題になってこようかと思います。
 それで、2点、今議長が言いましたように違反となる可能性があります。
 まず1点目ですが、これは地方自治法の逐条解説ですけれども、ちょっと読み上げます。直接の利害関係とは、利害が間接的なもの、または反射的なものでないことを意味する。例えば、議員が取締役社長、理事長、その他会社、公社等において常時支配力を有する地位にある場合において、その会社、公社が普通地方公共団体と第96条第1項第5号の契約を結ぶ場合や、父母、子、孫、兄弟姉妹が同様の地位にある会社と市が同様の契約を結ぶ場合は、自己もしくはこれらのものに従事する業務に直接の利害関係があることに該当をします。その場合は、当然除斥になります。だから、その会社の言いましたように取締役とか理事長、その他常時支配力を有する地位にある議員については除斥となります。これが1点目です。
 その補足としまして、その次にこれらの者が会社、公社等の平社員であるような場合、例えばその者が当該団体と契約の交渉に当たり、これに成功して会社、公社の営業成績を向上されたことにより賞与等をもらうことが期待できるとされても、その利害は間接であるから該当はしないということです。これが1点目の違法となる可能性です。
 そしてもう一点が、これは行政実例で、当該条例の制定、改廃が一般的、普遍的を有するものであればそれらを審議する過程において除斥の問題は生じないと。再度繰り返します、当該条例の制定、改廃が一般的、普遍的を有するものであればそれらを審議する過程においては除斥の問題は生じないと、除斥する必要はないというふうなのがあります。
 この2点において自治法違反になるような可能性、あくまでも可能性ですけど、可能性があります。
 以上です。
○議長(上田浩志君)  石崎久次議員。
○石崎久次君  今、るる説明をいただきました。その中で自治法違反に当たる可能性があるということであれば、この除斥に関する動議を取り下げさせていただきます。
○議長(上田浩志君)  ただいま石崎議員のほうから議事の撤回の申し出がありました。
 お諮りいたします。
 ただいま議題となっております除斥について、申し出のとおり撤回したいと思います。これに御異議ありませんか。


(「異議なし」と呼ぶ者あり)


○議長(上田浩志君)  御異議なしと認めます。よって、ただいま議題となっております除斥については、撤回することに決しました。
 ただいま議題となっております議案第1号については、委員会付託を省略し、直ちに討論、採決に入りたいと思います。これに御異議ありませんか。


(「異議なし」と呼ぶ者あり)


○議長(上田浩志君)  御異議なしと認めます。よって、議案第1号については、委員会付託を省略し、直ちに討論、採決に入ることに決しました。
 これより討論に入ります。
 討論はありませんか。
 西山一規議員。
○西山一規君  私は、四国電力伊方原子力発電所の再稼働の賛否を問う八幡浜住民投票条例の制定について、反対の立場で討論いたします。
 八幡浜市長及び市議会議員は、有権者の投票によって選ばれました。これは任期4年間の政治はおまえたちに任せたという意味で、これが間接民主主義や議会制民主主義と呼ばれるものと私は認識しております。市長は有権者の思いを託された立場としてさまざまな案件を調査研究し、最善を尽くして八幡浜市をよくするよう全力で取り組む、そして議員は市長の市政運用をそれぞれの視点から厳しく監視し、議会で議決する、これが市長と議員のあるべき姿と考えます。もしそれができていないと有権者が判断するのであれば、次の選挙のときに思いを託せる別の候補者に投票する、そして緊急性があるならば任期を待たず市長や議会をリコールする、これが間接民主主義の本来の姿だと私は考えます。
 よって、どのような案件であれ、住民投票という方法で何らかの結果を得る行為について、私は反対いたします。
 以上です。
○議長(上田浩志君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  私は、マクロ的見地のほうから反対の討論をさせていただきたいと、こう思うわけであります。
 地方自治は首長さん、議員、直接投票によって選ばれ、二元代表制によって行政が運営されているわけであります。御案内のとおりであります。私たち及び首長は、行政を推進する上において常に住民の皆さん方に対して政治的な責任を負っておる、そういう統治構造にあるわけであります。
 一方、市民においては、住民においては、これは直接民主主義制度、よって住民投票による、これは自由な制度設計、これがオーケーですよということになっておるところでございます。
 でありますが、本市、八幡浜市の将来にわたって、また現下において最も重要な案件、問題について、これを直接民主主義制度があるからといって市民の皆さん方に判断を仰ぐということは、私は二元代表制をこれは遂行できてない、逃げだと思っております。住民の皆さん方に判断を仰いだらだめです。これは責任回避であり、責任を住民の皆さん方に押しつけることになる。私たち及び理事者、首長は、常に住民に向いて幸福の追求、福祉の増進、安心・安全、安寧、豊かな生活、このために全力を挙げているわけでございまして、二元代表制度と住民の皆さん方と、これは信頼のきずなにおいてつながっているわけであります。
 したがいまして、より一層首長と議会と議員と市民の皆さん方がより強固に信頼関係を結ばれるということに尽きると思うわけであります。今伊方原子力発電所3号機によって再稼働云々の問題、このことによって私はなお一層首長たる行政と我々議会と住民の皆さん方が強固に一層なりつつある、そう私は判断しておるわけであります。よって、なお一層の信頼関係を築くためにもこの条例案については反対意見でありまして、提案理由を説明された市長のこの内容と私のこの反対の論理はまさしく整合するわけであります。よって、反対をいたします。
○議長(上田浩志君)  ほかございませんか。
 遠藤素子議員。
○遠藤素子君  議案第1号 四国電力伊方原子力発電所の再稼働の賛否を問う八幡浜住民投票条例の制定についてに賛成の立場で討論いたします。
 私はこの議案を読んで、市長にはこの住民投票条例の制定を求める市民の気持ちが全く伝わっていない、理解されていないなと感じました。そのことが議案の次のような言葉にあらわれています。
 例えば、この署名の中には一定数の再稼働賛成の人も含まれていると推定しているとか、双方の立場が両立することは困難であり、このような案件について市民の間に対立の軸を持ち込むべきではないとか、住民投票が実施され再稼働に反対の結果が得られようとも、現実にその意思が反映される制度的な枠組みは存在していないなどなど、当たり前のことを殊さらに悪い印象に引き込もうとする上から目線で市民を捉え、押さえ込もうという住民主人公の原則とは正反対の意思を感じます。
 そもそもこの署名は、原発再稼働の賛否を問うものではありません。住民の命や子供たちの未来を問うような大切な問題については、一部の人のみで決めるのではなく、住民みんなで決めよう、主人公である私たちの声も聞いてほしいという市民の切実な願いが込められているのです。安全だと思っていた原発が福島のような事故を起こした、この事実に対する市民の驚きと不安は、5年たっても解決しない汚染水問題や長く続く住民の避難生活、海も田畑も汚染されて、除染しても一雨降ればまた山から放射能が流れてくる、流されてくる、先が見えなくて自殺者が後を絶たないなど、このような現実を見れば再稼働了承しますなどと軽々に言わないでくれという市民の声は当然です。
 にもかかわらず、市長は原発から30キロ圏内にある自治体の長として日本でただ一人原発の再稼働を了承しますと手を挙げられました。そのことに市民は怒りの声を上げたのです。そのことの本質を理解せずして、この条例制定に反対だとは何ということでしょうか。
 議員の一部にも同じような誤解があると思います。議会軽視だとの声もありましたが、これも全くお門違いだと言わなければなりません。これは八幡浜市の主人公である住民みずからが立ち上がった住民運動なのです。議員も住民の一人であり、住民とともに立ち上がって何の不都合があるでしょうか。私は、議会軽視どころか、ここ十数年にわたって原発やプルサーマルの危険性について訴え続けてきました。しかし、そうでなかった議員さんたちは市民の怒りや心配の声に背中を押されて動き始めたのです。動けば動くほどに想像以上に市民の声は熱く、頑張ってほしいと激励されながら住民運動の本質に気づかされてきたというのが実際のところだったように思います。
 多くの人が署名を集めに来るのを待っていてくださいました。背中を押して応援してくださる、多額のカンパを寄せてくださる方もいらっしゃいました。本当に動けば動くほど住民との一体感にみんな元気になっていったのです。その積み重ねで署名の数が有権者の32%にまで達しました。しかも、11月3日から12月2日までという八幡浜市の基幹産業であるミカン農家にとっては年中で最も忙しい時期にです。
 この数は、最近の選挙の投票率が60%前後であることから見ますと、3万人の有権者の6割は1万8,000人でありますから、9,939人、これは過半数を超えております。留守が多いために同じ家、同じ地区をローラー作戦と称して何度も訪問しました。そうやって集まった市民の声を、市長は議会に対して無視するよう意見を添えて提案されたのです。
 本来なら30%もの署名が集まれば、議会に諮るまでもなく住民投票を実施されるべきものではないでしょうか。今はまだ自治法にはそのような条文がありませんが、近い将来にはその方向に流れていくものと私は信じます。それが本当の民主主義だと思うからです。住民投票という直接民主主義の権利は、市長や議会が民意を反映していないと感じた住民に与えられているものです。直接選挙と同じ価値を持つ住民の権利です。議会がそれを否決し、住民の権利を奪うようなことは決してやってはならないことであり、住民の代表たり得ないことになるではありませんか。
 次に、もう再稼働に向かって動き始めているのだから、何をやっても無駄だと言わんばかりの言われ方です。果たしてそうでしょうか。私は改めて問いたい。住民がみずから立ち上がり、汗を流して署名を集めたこの事実のとうとさをお感じにならないのでしょうか。
 市長は、当市はミカン、魚、ちゃんぽん、自転車、港町などさまざまな切り口で地域活性化を進めている、こうした中で、原子力発電所の再稼働という単一の事項のみを争点として、市外、県外の人たちも含めた活動が市民の間に対立の機運を持ち込むとすれば、感情的な禍根を残すことになりかねず、望ましいことではないと述べておられます。
 しかし、では市民の間に現在、原発再稼働に関して相反する意見が存在することを御存じないのでしょうか。そうではないと思います。現に、市民の意見は対立しているのです。住民投票を実施することになれば、市民はもっともっといろいろな意見を聞いて、何が真実なのか、自分なりの答えを出そうとさらなる努力が始まることは間違いありません。そのことは、市民の間に活況を生み、市民が取り組もうとされている市の活性化の問題にもプラスになって働くはずです。市民の参加こそが、八幡浜市の将来を豊かに発展させる道であると私は確信します。
 電気は足りているのになぜわざわざ危険きわまりない原発を動かそうとするのか、使用済み核燃料の処理もできないのにどうするのか、基準地震動が甘過ぎると言われているが、本当に原発は巨大地震に耐えられるのか。もし伊方で原発事故が起これば、ミカンも魚もちゃんぽんも港も失うことになりかねません。活性化どころか、この町は人の住めない町となってしまうのです。そうはならないとどうして断言できるでしょうか。できないからこそ、万一に備えて避難計画を立てているではありませんか。多くの人がもし伊方で原発の苛酷事故が起これば、被曝なしに避難することなど不可能であることを知っています。だから、不安なのです。動かさないでほしいと願っている多くの市民の方がいらっしゃいます。たとえ現在、原発のおかげで仕事ができるという人たちも、廃炉作業や自然エネルギーへの取り組みで新たな仕事に取り組むことができるはずです。
 大切なことは、福島のような事故をこの日本で二度と起こしてはならないということであり、その最も確かな選択肢は国策としての原発をやめる決断をすることです。市長は再稼働に向かってもう動き出しているのだから、今となっては手おくれだと言われておりますが、そうではありません。四国電力は最初、昨年中に動かしたいと表明されていました。しかし、年が明けた現在も動いておりません。どんどんおくれています。
 今国内の至るところで安倍政権による安保法、私たちは戦争法と呼んでおりますが、それを廃案にしようという運動が盛り上がっています。7月の参議院選挙で国民の多くがその道を選ぶならば、安倍政権そのものの存在が危うくなります。そのときは、決して戦争法を廃案にすることにとどまらず、原発政策の変更や消費税10%へのアップを許さない戦いなどへとつながっていくと思います。
 ですから、私たちは諦めてはいけないのです。危険なものは私たちの周りからなくしていく、そのために住民一人一人が努力する、これこそあるべき住民自治の姿だと思います。それを受けて、行政や議会はその住民の意向を反映させながら政治は動いていくべきもの、それこそが発達した民主主義のあるべき姿ではないでしょうか。
 そして、市長が知事に了承の回答をされたもう一つの理由に、昨年の6月議会で伊方原発を再稼働させることを求める請願及び「南海トラフ大地震が起きても伊方原発の安全が保障されることが明らかになるまで伊方原発の再稼働をしない」ことを求める意見書の採択を求める請願を不採択としたことをもって議会の意思は示されていると判断されたとのことです。
 しかし、それが議会の再稼働を求めるとは言えないということで、9月議会の最終日に議員提出議案第3号 四国電力伊方発電所3号機の早期再稼働を求める決議なるものが緊急動議として提出され、何の議論もないまま、8人の議員によって可決されたのです。このときは市長の県知事への回答から2週間もたっていました。しかも、8人の議員のみの変則的な議会で強引に採決されましたが、それは八幡浜市議会の定数16人の半数にしか過ぎません。議員の態度は大方が再稼働賛成というわけではなく、その意見は拮抗しているのです。そのような状況のもとでこのたびの住民投票で決めたいという市民の声が盛り上がったのです。
 ですから、私は市長にのみならず、議員の皆さんに訴えたいのです。原発の再稼働を求める声が本当に多数なのか、それとも再稼働をさせないでくださいという声が多数なのか、市民の皆さんの声をしっかりと聞こうではありませんか。再稼働賛成の声が多数なら、現在進行している方向にそのまま突き進むでしょう。しかし、その反対であれば、直ちにどうこうできないかもしれませんが、原発推進の動きに大きな影響を与えることは間違いないと思います。
 どうか市議会に送り出してくださった市民の皆さんのおよそ3人に1人の皆さんが私たちに決めさせろと求めていることの重みを感じ取ってください。そのことを心から呼びかけまして、私の賛成討論といたします。
○議長(上田浩志君)  御静粛に願います。
 ほか討論ありませんか。
 岩渕治樹議員。
○岩渕治樹君  私も住民投票条例の制定に賛成の立場から意見を申し述べさせていただきます。
 この住民投票条例制定のための署名活動が始まりましたのは、多くの市民からの声がその発端であります。すなわち去年の9月議会におきまして、議会2日目に大城市長により県への伊方原発3号機再稼働を八幡浜市は了承しますとの意見書提出に対し、市民から驚きと怒りの声が湧き起こったのがそもそもの始まりであります。もし意見書提出の前に再稼働の賛否につきましてより多くの具体的な議論がなされ、またより多様な意見の集約があった上で議会において採決がなされたとしたら、この活動はなかった、こう断言できます。少なくとも私は議員として参加はしていなかったと思います。
 議会の一般質問におきまして、私を含め複数の議員がこの市長の拙速な意見書提出、またそれに至る判断の不備をただしました。それに対しての市長の答弁は、了承の判断は市民説明会の出席者による59名分のアンケートで6割ほどの意見が再稼働に賛成していた。また、去る6月議会において再稼働しないように求める請願書の採択が否決された。この2点で決めたのであり、時期も全く早過ぎたとは思っていないと表明をされました。一般質問でも幾度となく質問を変えながら了承の根拠と時期の不適切さを指摘しましたが、市長は全く意に介されることがなく、再考するどころか、完全に開き直って、市側に不備はないと強弁をするばかりでありました。事実と根拠を上げまして、おかしいじゃないかと指摘されたにもかかわらず、私はそうは思わないと答えるだけにとどめ、これでは全く議論にならず、お互いの意見に対しての深い理解を求めることもできず、前に進むはずはありません。
 ここで考えていただきたいのは、八幡浜に暮らす約1万人の方々がなぜ再稼働の賛否を市長の判断に委ねることなく住民投票で決してもらいたいと願ったか、その心のうちのありようであります。署名した方々にとりましてこの賛否の判断は極めて大切であり、何としても自分たちで決めたい、みずからの意見を反映してもらいたい、そう切に願ったからにほかなりません。署名活動で市内を回る中、お願いした8割以上の方々が即座に署名捺印をしていただきました。これこそ原発再稼働に対して住民投票という形で意見を述べたいという、その希望のあらわれだと考えております。
 また、市民にはその家族、親類縁者などに電力関係にお勤めの方、また仕事上の関係者、これがかなり多くおられました。これは予想以上の数だったというのが実感であります。この事実も市民が原発に関して話し合うのをたびたびためらう原因の一つとなっていると考えられます。これまで表面的に容認し、見て見ぬふりをしていた大切な問題に対しての意見表明、これを公の住民投票という方法に託したいと願った方々が署名に応じてくださったものと思っております。
 福島の事故以来、国や電力会社が唱えていた、やみくもで全く根拠のない安全神話は瓦解し、これまでとは比べ物にならないほど多くの情報が国民にもたらされました。市民の情報量は、ニュースやインターネットを通じて見違えるほど豊富になり、原発の持つ本来的な危険性、いまだ方法が見出せない使用済み核燃料の処理、また事故の際の避難の困難さなどについても知れ渡るようになりました。もう国の一方的な推進策は通用しない時代になっておるんです。
 そのことも踏まえ、原発隣接自治体である我が八幡浜市としてしっかりとした原発行政の方向性を市民が望むことに何の不思議もありません。当然の流れであります。市長の今回の住民投票に対する意見書は、この流れと市民感情を逆なでするものだと言わざるを得ません。署名数9,939筆というこの数字を低くしか見ることのできない今の市長は、明らかに市民の、否国民の意思の流れから外れてしまっていると申し上げたい。主権は市民にあるんです。市長も我々議員も市民に選ばれ、市民のために働くためにここにいるんです。にもかかわらず、その判断が市民に疑念を抱かれたまま、その疑念を解くこともせず、市民の声を無視するやり方を容認することは絶対にできません。今国会では、甘利大臣の政治と金の問題に関し説明責任が問われております。市長は原発再稼働了承自体より、それ以上にその判断の根拠と時期に市民の多くが疑念と不透明さを感じているのがおわかりでしょうか。
 繰り返しますが、どうしてどこの自治体よりも早く真っ先に了承を表明したんでしょうか。その説明責任を果たさぬまま住民投票を否定する姿勢は、ぜひ改めていただきたい。もっともっと全力で市民の心を考え、尊重し、市政にあらわしていただきたい。
 以上、強く要望して、私の賛成討論とさせていただきます。
○議長(上田浩志君)  御静粛に願います。
 ほかございませんか。
 宮本明裕議員。
○宮本明裕君  署名運動を集められた方、本当に御苦労さまでした。この原発問題は前回の一般質問のときにも私は話させていただいたんですけども、賛成する立場、反対する立場で議論は相入れないんだと、そういうものなんだということも言っておられました。私もまさにそのとおりだと思いますし、三十数年前、原発の反対運動もございましたが、私もその当時、商工会議所におりました。でも、八幡浜は原発があったからよかったんじゃないかなと私は今思っております。原子力委員会の厳しい規制が出て、承認をされ、また愛媛県知事のより厳しいいろんな諸条件もクリアされた中、我々は原発のいろんな問題につきましては、安全だということで私は確信をしているわけでございます。安心・安全な地域の経済発展のために、原発はぜひ私は必要なものと思いますし、きょう午前中にも意見を述べさせていただきましたけれども、保内町と同じような公平公正な電力料金を重ねてお願いをいたしまして、私はこの住民投票につきましては反対であります。
○議長(上田浩志君)  ほかございませんか。


(「なし」と呼ぶ者あり)


○議長(上田浩志君)  これをもって討論を終結いたします。
 これより議案第1号を採決いたします。
 起立しない議員は反対とみなします。
 本件は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。


(賛成者起立)


○議長(上田浩志君)  御着席ください。
 起立少数であります。よって、議案第1号は否決されました。


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○議長(上田浩志君)  これにて本日の会議を閉じます。
 閉会に当たり、市長から挨拶があります。
 市長。


〔市長 大城一郎君登壇〕


○市長(大城一郎君)  閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
 本臨時会で御提案いたしました議案に対しまして適切な御決定をいただき、ありがとうございました。
 中でも、四国電力伊方原子力発電所の再稼働の賛否を問う八幡浜住民投票条例の制定については、議員各位、そして市民の皆様にもさまざまなお考えがある中で慎重審議を賜り、結論をいただきましたことに心より感謝を申し上げます。
 私といたしましては、今までどおり政策理念の一つである安全・安心なまちづくりを柱として、市民が誇れるふるさと八幡浜の創造に市政のかじ取り役として誠心誠意努めてまいる所存であります。
 結びに、先週末から週初めにかけては、数十年に一度とも言われる大寒波に見舞われました。当地方におきましても、積雪により378号線を初め主要道において通行どめ、渋滞等が発生しました。また、上水道においては、各地区において断水等により市民生活に多大な御負担をおかけしたところであります。現在、完全復旧に向け全力を挙げて取り組んでいるところであります。今後とも、市民の皆様方の安全・安心につきまして、市職員全てをかけて取り組んでまいりたいと思っているところであります。
 また、きょう、あすからは再び暖かくなるとも言われております。議員各位におかれましては、寒暖の差が激しい時節ではありますが、健康に御留意をいただき、市政発展のためになお一層の御尽力を賜りますようお願い申し上げまして、閉会の御挨拶といたします。本日はまことにありがとうございました。
○議長(上田浩志君)  以上をもって今議会の日程は全部終了いたしました。


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○議長(上田浩志君)  これをもって平成28年第1回八幡浜市議会臨時会を閉会いたします。


   午後 4時36分 閉会