高収益作物次期作支援交付金の運用の見直しについて(新型コロナウィルス感染症対策)
2020年10月30日
この度、農林水産省から「高収益作物次期作支援交付金」の大幅な運用の見直しが発表されました。
これにより交付対象者の限定や、交付金額の見直しが行われるため、本交付金を受給できなくなる場合や、当初予定していた交付額が受給できなくなる場合が想定されます。
この見直しは新型コロナウイルス感染症の影響を受けた生産者を支援するという本事業の目的に立ち返ったもので、全国一斉に見直しが行われます。今回の運用見直しは、すでに交付金申請書を提出された方にも適用されます。
主な運用見直しの内容
(1)交付対象者について
交付対象者は、前年から売上げが減少している農家に限定されます。
(2)交付金額の算定方法について
次のうち、最も低い額が交付金額となります。
- 次期作に取組む作付面積 × 支援単価
- 令和2年2月以降の売上げが減少した品目の作付面積 × 支援単価
- 令和2年2月以降の売上げが減少した品目ごとの減収額の合計
(3)支援の対象面積要件の変更
対象期間中(令和2年2月から4月の間)に出荷実績がある又は廃棄等により出荷できなかった品目のうち出荷期間(令和2年2月以降の出荷月から売上が確認できる直近月までの間)を通じた売上が、前年の同期間より減少した品目ごとの作付面積の合計の範囲が交付対象面積となります。
詳細は農林水産省のホームページをご覧ください。
運用見直しについての問い合わせ先
農振水産省 | 運用の見直し全般 | 03-6744-2424 |
園芸作物課(野菜関係) | 03-6738-7423 | |
園芸作物課(果樹関係) | 03-3502-5957 | |
園芸作物課(花き関係) | 03-6738-6162 | |
地域対策課(お茶関係) | 03-6744-2117 | |
中国四国農政局 | 生産部 園芸特産課 | 086-224-9413 |
以下の内容につきましては、運用見直し前の事業内容となっておりますのでご注意ください。
事業の概要
新型コロナウィルスの影響による需要の減少により市場価格が低落する等の影響を受けた高収益作物(野菜・花き・果樹・茶等)について、次期作に前向きに取り組む生産者を支援し、国内外の新たな需要促進につなげます。
対象者
- 令和2年2月から4月の間に高収益作物(野菜・花き・果樹・茶等)について、出荷実績がある、または廃棄等により出荷できなかった生産者(出荷実績、または廃棄等が確認できる書類が必要)
- 収入保険、農業共済、野菜価格安定制度のいずれかに加入していること、または加入を検討する生産者
支援内容
■次期作に前向きに取り組む生産者への支援
【交付単価】 | ||
10a当たり5万円(中山間地域は1割加算:八幡浜市では5.5万円) | ||
施設花き(加温栽培) | 10a当たり80万円 | |
施設果樹(加温栽培) | 10a当たり25万円 |
【交付対象面積】 | |
高収益作物の次期作において、次の取組のうち2つ以上を実施する八幡浜市内のほ場に対する取組面積 | |
ア | 生産・流通コストの削減に資する取組 |
イ | 生産性または品質向上に要する資材等の導入に資する取組 |
ウ | 土づくり・排水対策等作柄安定に資する取組 |
(例:土壌改良剤等を購入して申請地に施用する) | |
エ | 作業環境の改善に資する取組 |
(例:JA等が実施する労働安全講習会に参加する) | |
オ | 事業継続計画の策定 |
※ | ウ・エを市全体での共通取組として推奨 |
■需要促進に取り組む生産者への支援
【交付単価】 |
10a当たり2万円(中山間地域は1割加算:八幡浜市では2.2万円) |
【交付対象面積】 | |
高収益作物の次期作において、次の取組のうち1つ以上を実施する八幡浜市内のほ場に対する取組面積 | |
ア | 新たに直販等を行うためのホームページ作成等の環境整備 |
イ | 新品種・新技術導入に向けた取組 |
ウ | 海外の残留農薬基準への対応、または有機農業、GAP等の取組 |
お問合せ・申請窓口
西宇和農業協同組合の組合員の方
西宇和農業協同組合 営農指導部
TEL 0894-24-1115
西宇和農業協同組合の組合員以外の方
八幡浜市 産業建設部 農林課
TEL 0894-22-3111(内線)1469
その他
- 国の審査により、申請された園地のすべてが承認されない場合があります。
- 状況により、交付要件が追加される場合があります。
- 交付金は、雑収入の取り扱いとなり、所得税等の課税対象となります。