一般質問(一問一答方式) H29.6 西山一規 議員

公開日 2022年01月12日

〔西山一規君登壇〕

 

○西山一規君  おはようございます。初めてのトップバッターでございます。頑張っていきたいと思います。
 私は、通告書に従い、大綱1、家庭ごみについて質問をいたします。
 まず、質問の趣旨ですけれども、これはこの場で何か決断をするとか、そういったものではない、皆さんに家庭ごみについてもう一度考えていただきたい、そういうきっかけとなるような質問になれたらいいなと思っております。
 まず、市民から見たごみの扱いですけれども、燃やすごみ、これが今、週2回回収されております。そして、燃えないごみ、それと資源ごみ、こちらが月に1回から2回、場合によっては3回というペースで回収されております。
 そして、市民の声、私に相談があったんですが、プラごみ、これ非常に目方の割にかさばって、ぎゅうぎゅうに詰めてもなかなか入らんということで、ごみの個数がふえるわけですね。そして、現状の隔週で行うのではちょっと少ないんではないかと、1回で持っていけなくて、収集場所まで2往復してしまうということもあるというふうに相談を受けました。
 皆さん思ってる、どのように感じるか、それは市民の皆さんそれぞれですから、現状でいいよという人もおると思いますし、全体的にどういうふうに思われてるかというのはわかりませんが、こういうのを含めて、現状のカレンダーでよいのかどうか、これをもう一回調査すべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(上田浩志君)  生活環境課長。
○生活環境課長(山本 真君)  ごみ収集の回数についてお答えします。
 当市で収集している資源ごみは、瓶類、缶類、ペットボトル、プラスチック製容器包装、新聞、雑誌類、段ボール、紙製容器包装、飲料用紙パック、古着、廃食用油の11分別となっています。そのうち、ペットボトル、プラスチック製容器包装は隔週で月に3回収集を行っており、瓶類、缶類、新聞等紙類は月1回収集しております。
 収集した後、八幡浜南環境センターへ持ち込まれる資源ごみは、瓶類、缶類、ペットボトル、プラスチック製容器包装の4種類です。それ以外の新聞等紙類は指定業者に直接搬入しております。
 南環境センターへ搬入されたものは、各地区の不燃ごみの処理と並行しながら、月の第1、第3、第5週はプラスチック製容器包装、第2週は瓶類、第4週は缶類というように種別に分けて処理を行っております。現在の収集回数は、それぞれの資源ごみを限られたスペースで効率的に処理するために設定されたものであり、現状の八幡浜南環境センターで資源ごみの保管スペース、処理能力では、各資源ごみの収集回数をふやすということは難しい状況です。
 以上です。
○議長(上田浩志君)  西山一規議員。
○西山一規君  ちょっと気になることがありましたので、質問したいと思いますが、収集回数をふやすと保管スペースが要るというのはちょっと違うんじゃないかと思うんですが、要は市民から出てくるごみは量は同じで、どのタイミングで集めるかということですから、収集回数をふやしたら逆に処理をする間隔が短くなるわけで、在庫とは言わないですけど、保管するスペースとしては少なくなるんじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。
○議長(上田浩志君)  生活環境課長。
○生活環境課長(山本 真君)  スペース自体は当然2回に分けますと減るんですけど、計画的にごみを処理しておりますので、プラごみはプラごみとして処理しておりますので、量の問題ではなく、今の段階では難しいということになります。
○議長(上田浩志君)  西山一規議員。
○西山一規君  ですから、量の問題ではないわけですよね。先ほど最初の答弁では数をふやすと何か量がふえるみたいな感じの答弁だったですから、それがちょっと気になったんですよ。その点もう一回お願いします。
○議長(上田浩志君)  生活環境課長。
○生活環境課長(山本 真君)  保管スペースが瓶も缶も同じ場所で保管しておりますので、プラごみ専用の保管場所というのはありません。ということで、瓶、缶と一緒のとこでしておりますので、それを変えるということはシステムを変えないけませんので、今の段階では難しいということです。
○議長(上田浩志君)  西山一規議員。
○西山一規君  よく理解はできませんでしたが、余りここばかりやってもいけませんので、次に進みたいと思います。
 次、市民から見た場合、今度収集場所の問題が出てきます。資源ごみの収集場所は燃やすごみよりも収集場所の数が少なくなってるのが現状だと思います。そして、やはり苦情というか相談をいただいたことがありまして、資源ごみの収集場所が遠いために高齢者、足が不自由な方とか、そういった方にとって現状の収集場所では不便だよということをお聞きしました。私のすぐ近くの地区から相談を受けまして、私もそれで対応させていただいてるんですが、そういったことが、皆さんどうしていいかわからない状態なんですね。不便だと思いながら、ここにごみを捨てるというか、ここで回収をするということで決めてありますから、どうしてもそこに持っていってしまう。ああ、でも私足痛いのになあと思いながらずっとされてる。そういったことで、何かの話のついでにそういう話がぽっと出てきて、ああ、それは困っとるんやったら改善できんかなということで今回質問させていただいたんですが。
 まず、収集場所の追加や変更、これが必要だと思ったときは、どのような手順で要望を出せばいいのか。これ恐らく市民の方皆さんほとんど知らないと思いますので、どういった手順で行えばいいのか、まず伺います。
○議長(上田浩志君)  市長。
○市長(大城一郎君)  ごみの収集は各地区ごとに決められた場所で行っておりますが、近年、高齢化等によりまして、議員がおっしゃるとおり、ごみの収集場所まで持っていくことが困難であるという相談を受けることがあります。ごみの収集場所につきましては、各地区ごとに決められているため、収集場所の追加、変更、これを行う場合、まず地域で話し合っていただいて、合意形成がとれた後、市と業者で場所を決定していきたいと思っております。
○議長(上田浩志君)  西山一規議員。
○西山一規君  私も今回そういった相談を受けまして、1カ所について燃えるごみはすぐ近くに収集場所があるんですが、資源ごみがかなり遠くにあるということで、じゃあその関係ある地域でどうすればいいかということを相談するために、現状のままでいいか、あるいはこのごみ捨て場所がいいか、ここがいいかと3カ所ぐらい指定して回覧を回して、どれがいいかというアンケートをとりました。ちょうどそれが返ってきておりますので、また後日、それを持って変更の相談に参りたいと思います。方法としてはそういう感じで回覧で回すなり、とにかく地域の同意が、総意があれば、それを使って要望すると、そういう形でよろしいですか。
○議長(上田浩志君)  市長。
○市長(大城一郎君)  それで結構だと思います。特にプラごみとか資源ごみよりも、燃やすごみの生ごみのほうがなかなか受け入れてもらえない状況もありますので、そういったところも勘案しながら、地域でうまく合意形成をしていただいたらと思います。
○議長(上田浩志君)  西山一規議員。
○西山一規君  確かに燃えるごみはカラスがつついたり、あるいは変なものを入れて持っていってくれなかったりというのが放置されますので、その収集場所の近くにいる方には手間がふえるわけですよね。
 私も聞いたところでは、風で飛びそうだということで、ネットを市から借りられるということをその方は御存じなかったですから、御自分でネットを準備されて置いておいたんです。その方は早朝早くはごみを見れない方ですから、置いといたら誰か広げてかぶせてくれるやろうなというつもりでおりましたら、結局無視されて、そのままネットを畳んだまま置いてある、ううん、これはいけんなあというような状況もありまして、そのごみ収集の場所のすぐ近くの方はやはり負担が出てくると思いますし。ごみステーションですかね、金網のものにすると、またここはごみ捨て場ですよということが誰の目にも見てわかりますから、たまたま通った人が適当なごみを入れてしまうということもありますし、なかなか近くにごみ収集場所が欲しいといっても、いざそれが来るとちょっと迷惑なところがあるなというのもありますんで、なかなか難しいと思いますが、そういうのも含めて、その関係する地区で同意がとれればそれで要望するという形でこれからもやっていきたいと思います。
 市民側のごみについてはそういった収集の回数と場所というのが非常に大きな関心事ではないかと思いますが、それと変わって、今度は市のほうの対応、当然ごみを集めて何らかの処理をするというのが市での役割ですけれども、それぞれのごみの種類によってどのような業者に渡すのか、そしてそのときにかかる費用、例えば資源ごみでしたら、イメージとしては資源なんだから、渡せばそれに対してのお金がもらえるというようなイメージもあるんですけれども、逆に処理費としてお金を払わなければいけないとか、そういうのもあると思います。そういったところは、それぞれのごみの種類に対して現状どのようになっているのか、伺います。
○議長(上田浩志君)  生活環境課長。
○生活環境課長(山本 真君)  お答えします。
 ごみの引き取りについては、現在、資源ごみとして収集した瓶類、ペットボトル、プラスチック製容器包装は日本容器包装リサイクル協会に、アルミ缶、スチール缶、段ボール、新聞等紙類は市内のアサヒ資源株式会社に、使用済み小型家電は松山市の金城産業株式会社に、発泡スチロールは東京都のTTC化学株式会社に引き渡しております。
 処理費用については、日本容器包装リサイクル協会とは運搬処理の委託契約を結び、委託料を26万1,837円支払い、資源ごみは235万6,479円で買い取ってもらっており、差し引き209万4,642円の収入となっております。
 それ以外の引渡業者とは、資源ごみの買い取り金額から運搬料等を引いた金額が市に入っております。アサヒ資源は312万7,559円、金城産業は20万1,264円、TTC化学は6万4,087円で、平成28年度の資源ごみの売却代金は合計548万7,552円となります。
 なお、資源ごみの代金は状態によって大きく変動するため、この点、市民の方々にも御協力いただきたいと考えております。
 大洲市、西予市、宇和島市など近隣の自治体についても、おおむね当市と同様の取り扱いとなっております。
 以上です。
○議長(上田浩志君)  西山一規議員。
○西山一規君  私も独自で調べてはおるんですが、これからプラごみに関してを重点的に質問したいと思うんですが、大洲市の場合、私が調べた限りでは、容器包装リサイクル協会、そこと契約がなくて、プラごみはどうしてるかというと、可燃物として燃やしているというふうに調べた結果出たんですが、これは違いますか、お願いします。
○議長(上田浩志君)  生活環境課長。
○生活環境課長(山本 真君)  お答えします。
 大洲市と宇和島市は焼却しております。
○議長(上田浩志君)  西山一規議員。
○西山一規君  瓶は溶かして型に入れればもう一回製品になる、ですからリサイクルする価値はあると思います。そして、紙類ももう一回繊維までばらして組めばまた紙になると、そういったもので、今までもこの容器包装リサイクル法ができる前からリサイクルというか、リユースも含めて、洗ってもう一回瓶をそのまま使う、割れてたりしたら溶かしてまた型に入れて瓶として使うというようなことが行われておりましたけれども、特に容器包装リサイクル法というのができてから、プラスチックごみというのをリサイクルしましょうというのがふえてきてるんじゃないかと私は認識してるんですが、それに関してやはり大洲市さんは燃やしてるということですね。大洲市さんはこの協会には契約してなくて、御自分で処理をされてると。それで、私は自治体のごみの出し方マニュアルをチェックしたところ、可燃ごみの日にプラごみも一緒に入ってるということですから、大洲市さんの焼却炉で焼却してるということのようです。
 そして、話は少し変わりますけども、各学校、小・中学校で資源回収を行ってると思います。これは、私はこの資源ごみがちゃんと資源になるかどうかということよりも、やはり教育上、こういったリサイクルをしましょうよと、循環型社会を目指しましょうということでやっていらっしゃるのはいいことだとは思っております。
 具体的に小・中学校で何を回収してるか、どのような学校がやってるのか、それに対して無償でやっているのか、あるいは排出量に合わせて何らかのお金が学校に入るのか、その辺について伺います。
○議長(上田浩志君)  生活環境課長。
○生活環境課長(山本 真君)  お答えします。
 当市では、平成9年度より、リサイクル活動の推進、環境教育の実践の場として、市内小・中学校や、PTAが実施する資源ごみの集団回収活動を推進するため、奨励金を交付しております。奨励金は、段ボール、新聞紙、雑誌、古布が1キロ当たり5円、ペットボトルは1キロ当たり50円です。また、牛乳パックなどの飲料用紙パックについては、紙パックでリサイクルされたトイレットペーパーと交換しております。
 なお、奨励金は、平成28年度、小学校10校、20万5,650円、中学校7校、12万8,500円、PTA6団体、40万2,000円、合計23団体に73万6,150円を交付しております。
 以上です。
○議長(上田浩志君)  西山一規議員。
○西山一規君  今の答弁で明確にわかりにくかったところがあるんですが、小学校に支払われる報酬、これはどこが払ってるのか、そして回収した資源は全く別の業者に行くのか、あるいは市で処理をするのか、その辺もう一度伺います。
○議長(上田浩志君)  生活環境課長。
○生活環境課長(山本 真君)  奨励金につきましては、市の生活環境課のほうから支払っております。
 ごみ自体は南環境センターのほうに運びますので、先ほど説明したラインに基づいて処理していただいております。
○議長(上田浩志君)  西山一規議員。
○西山一規君  私も小学校の結構近くですので、ペットボトルとアルミ缶、そういったものは小学校のほうに出すようにしてたんですが、そちらに持っていったらどこか別の業者のほうに有料でお金をもらって資源として出しているというふうに認識してたんですよ。今お聞きしたら、小学校で出しても、最終的には市の処理にまざって、そこで奨励金が小学校に行くということで、どちらに出しても結果的には資源の流れとしては同じということですね。その辺、皆さん、市民の方も多分そんなに知らないんじゃないかなと思いましたので、質問させていただきました。
 最終的には、全て資源に関しては小学校に出しても市がやると、ですから通常の資源ごみの日に出すのと小学校に出すのは、小学校のほうがそういった活動をしてリサイクルに対しての意識を高めるという、ある意味教育的なところがあってやられてるということになるのかと思います。
 そして、先ほどからも時々言ってしまってますが、容器包装リサイクル法というのがたしか2002年ごろから施行されて、猶予期間が終わって、これでやりましょうということだったと思います、その前後、詳しい数字は違うかもしれませんが。この容器包装リサイクル法についての内容を簡単に、法の趣旨とか、かかる費用の負担とか、そういったことについて簡単に御説明いただけますでしょうか。
○議長(上田浩志君)  生活環境課長。
○生活環境課長(山本 真君)  お答えします。
 容器包装リサイクル法は、家庭から出るごみの約6割を占める容器包装廃棄物のリサイクル制度を構築することにより、一般廃棄物の減量と再生資源の有効活用を図ることを目的としております。そのため、市町村は家庭からごみとして出された容器包装について、収集、選別、異物除去などを行い、法律で定められた分別基準に適合させる役割を担っており、当市においても平成15年4月1日より容器包装リサイクル法に基づき分別収集を行っております。
 以上です。
○議長(上田浩志君)  西山一規議員。
○西山一規君  私も以前の仕事で商品開発と品質保証とかそういったところを担当していた時期がありまして、そのときに容リ法についてのマークをどうやって表示するかとか、今つくってやるやつはこれから出荷するときはつけなくていいのか、新しくつくるやつはもう最初からつけてる、それをどうやってするのかとかいろいろ、ちょうど切りかわりのタイミングのときにそういった仕事をしておりましたので、ある程度法の趣旨とかはわかっておるつもりでございます。
 そして、費用面についてですが、私の知ってる限りでは、商品をつくってるメーカー、業者のほうがこの容リ協会のほうに処理用の費用としてお金を払って、メーカーとしてはそれをできるだけ減らしたければもっと簡単な容器包装にして無駄な包装をしない、そうやってごみの削減に向かうというものであると思います。そして、市民にとってはもう意識づけだけになるんですが、その金銭的なものは市民に直接はないかと思います。
 そして、行政として負担するもの、これがごみを回収する、プラスチック資源を回収して、分別、当然完全にきれいなものばかりとは限りませんから、そこにこれだめだというのは外す、そこに人が加わって人の手間がかかるわけですね。そして、圧縮して、ちっちゃくして、契約の業者にお渡しするというところが市の負担というところだと思うんですが、それで合ってますでしょうか。
○議長(上田浩志君)  市民福祉部長。
○市民福祉部長(舛田昭彦君)  そのとおりでリサイクルはされております。
 具体的というか補助的に申し上げますと、この日本容器包装リサイクル協会というのは、リサイクル法の指定法人ということにされております。飲料メーカーとか特定事業者というのがありまして、そこからお金を拠出してもらっております。それで、リサイクル業者のほうに入札で買い取りをしてもらって、その金額を各自治体、収集、回収、分別をしてもらった自治体のほうに配分するという仕組みで動いております。
 以上です。
○議長(上田浩志君)  西山一規議員。
○西山一規君  そこで、確認なんですが、配分されるお金と、市が負担している回収、分別、そういった作業を比べたときにどちらが多いでしょうか。
○議長(上田浩志君)  生活環境課長。
○生活環境課長(山本 真君)  金額につきましては、先ほど説明しましたとおり、年間に26万円の処理料を支払って、入ってくるお金が約200万円ということなんですが、実際のプラごみを処理するには、現在リサイクルプラザがありまして、そこで分別、収集をして、圧縮作業等をしておりますので、その人件費を考えたらやはり焼いたほうが基本的には安いということにはなると思いますけど、ごみ減量の趣旨等を考えて現在は出しております。
○議長(上田浩志君)  西山一規議員。
○西山一規君  今そういった状況で、一応入ってくるお金はあるんですけど、トータルを見るとやっぱり市は持ち出しになってるということ、当然そういう形になると思いますが。
 そして、この容器包装リサイクル協会に必ず加入、契約しなければならないということではないですよね、自治体ごとに判断して、契約するしないは自治体で決定するということだと思いますが。
 それで、私も勝手に調べた、通告をして、その後もちょこちょこ調べていくと、ああ、ほうなのかというのが追加でありましたので、御案内だけさせていただきたいと思います。
 今治市、こちらに関しては、容器包装リサイクル協会と、これから言うのは全部プラごみに関してだけです、契約がない。そして、プラごみの扱い、回収するときは、燃えるごみではなくて資源ごみとして回収しております。そして、それはどうなるかというと、たどっていきますと、愛媛県廃棄物処理センター、こちらに集められまして、ここに軟質プラスチックごみという名前で、結局八幡浜市で集めてるプラごみと全く同じものではあるんですが、ここでスラグ化されるということで、資源として使ってますよという表記ではあるんですが、スラグ化というのが結局何かというと、燃やします、これ一回ここで全部燃やすんですね、灰をもう一回固めて、新たに建築の骨材とかそういったものに使うということですから、これも結局は燃やされてるということになります。
 そして、宇和島市と大洲市は可燃物として集めて、協会とは契約していない。それと、宇和島、大洲については私も前から知ってはいたんですが、調べますと四国中央市と西条市も同じように可燃ごみとして集めて、リサイクル協会とは契約されていないという状況のようです。ですから、自治体ごとで判断すればいいということになるかと思います。
 そして、これは今御紹介だけですけども、以前、もう何十年も前、プラスチックごみというのはどうされてたかというと、ほとんどが燃えないごみとして埋め立てをされてた。そうすると、非常にかさばるものですから、埋め立ての用地をどんどん圧迫してしまう、容器包装リサイクル法ができた背景にはそういうのがあって、じゃあそのかさばるプラスチックごみはリサイクルしましょうよということでできてると、そういう意味合いもあるように私は聞いております。
 そして、現在は燃やしてる自治体が結構出てるんですが、これは技術的というか法とか考え方、理念とかではなくて、プラスチックごみを燃やす方法として、今の焼却炉、そこで燃やすことは可能なのかどうか、燃やしたときに特に不都合が出るかどうか、今の聞き方だとそういう通告はしてませんけれども、今八幡浜市として燃やすことは可能なのかどうか、そういったことをお聞かせいただけますか。
○議長(上田浩志君)  市民福祉部長。
○市民福祉部長(舛田昭彦君)  可燃ごみと一緒にプラごみを大量に燃やしますと、有害なガスが出て環境に悪いということ、またプラごみを燃やすと高温になるため、炉を傷める可能性があるということで、当市におきましてはやむを得ず再利用できないごく少量のプラごみ以外は焼却しておりません。高熱燃焼式の新しい焼却炉では、ダイオキシンなどの有害なガスが発生しないため、プラごみを焼却している自治体もあります。
 ただ、当市では、「一般廃棄物処理基本計画」の中にも循環型社会の実現に向け、再生できるものは可能な限り資源ごみとしてリサイクルするという方針を示し、市民において資源回収が定着しておりますので、今後ともプラごみの再資源化を推進したいと考えております。
 以上です。
○議長(上田浩志君)  西山一規議員。
○西山一規君  技術的なことでお答えいただきたかったんですけども、その中にプラごみを通常の焼却炉で燃やした場合、ダイオキシンが発生するということが懸念されます。これは、ダイオキシンというのは炭素と水素の化合物に塩素が加わったときにダイオキシンとして生成されてしまうと、どういう条件でできるかというと、低い温度で燃やしたときにそれが出やすいということで、高い温度で燃やせばダイオキシンの発生はプラスチックを燃やしたとしてもそんなにふえないと。そして、プラごみを燃やすと、プラごみの成分自体は石油とほとんど一緒ですから、高い温度で燃えると。そして、焼却炉が高温になり過ぎて傷んでしまうというようなことが、今までの、昔のものではそういうふうな懸念があって燃やしていなかったんですが、八幡浜市の焼却炉としては24時間ずっと稼働してて、低温に温度が下がることはなくずっと燃やすということですから、これはプラごみを技術的には燃やせるということではないんでしょうか。
○議長(上田浩志君)  生活環境課長。
○生活環境課長(山本 真君)  現在少量のプラごみはまぜておりますが、これでダイオキシンの量は国の基準の500分の1ぐらいしか出ておりません。
 ただ、大量に全て燃やしてしまいますと、どうなるかというのはわかりませんのでということと、やはり循環型社会に向けて再資源化するという考え方のもとで行っておりますので、再資源化できるものとして今後も出していきたいと考えております。
○議長(上田浩志君)  西山一規議員。
○西山一規君  技術的といいますか、焼却炉というのはつくるときに恐らく仕様が決まってまして、この温度で燃やしますよとか、最大温度何度ですとか、1日の処理能力がどれぐらいありますとかという仕様があると思うんですが、プラスチックごみを燃やすと設計された仕様を超えてしまうということになるんでしょうか、その辺わかればお願いします。微妙な焼却炉だということで理解したいと思います。
 では、新しく最近つくられる焼却炉は、そういったプラスチックを燃やしても大丈夫なものがほとんどのようです。そして、こういった処理をすると、例えばの話ですけど、プラスチックごみを燃やすという判断をした場合、市のそういった費用的には非常に安くなってくると思います。回収も普通のごみとして集めればいい、そして分別をする人手の手間が省ける。容器包装リサイクル協会と契約しているせいで余計なお金が要ったりというのもなくなるというふうに思いますので、そのプラごみを燃やしてしまうというのも一つの方法としては検討する段階に今来てるのではないかというふうに思います。
 そして、今非常に、特に首都圏で今までリサイクルとして出してたもの、資源として出してたものを焼却のほうに切りかえていく自治体がふえているというふうに聞いております。八幡浜市としては、今お聞きした内容で大体わかりますけど、一応通告してますので聞きますが、プラごみを焼却をするとどうなるかといった、そういった費用面とかトータルでの検討をされたことがあるかどうか、それをお伺いします。
○議長(上田浩志君)  市長。
○市長(大城一郎君)  プラごみに関して市の見解を述べさせてもらったらと思います。
 生活の環境が変化してきた、昔であればビールであっても、牛乳であっても、ジュースであっても、全て瓶で売られていた、それでリユースという考えがあったわけなんですが、それがビールが大体缶になってきた、牛乳がパックになってきた、そしてジュースはプラペットになってきた。これからもいろいろな状況によって、時代によって生活様式が変化してくるのではないかなというふうにも予測もするわけでありまして、その時々に焼却体制をどう整えていくか、これはやはり市民の生活にも密着するわけですから、市としてもしっかり検討していかなければならないと思っております。
 先ほどの関連ですが、大体私が聞いておるところによりますと、八幡浜市の焼却場の温度としては800度から1,000度ぐらいまでだというふうに聞いております。それをプラペットを燃やすことによって1,200度を超えてしまうということで、今の耐火れんがの耐用年数が短くなってくるというようなことが懸念されますので、今のところ、全てを燃やすには至らないのかなというようなことも検討した覚えがあります。
 今後ですが、焼却場の整備と相まってにはなろうかと思いますが、市民の生活様式、ごみの分別の方法、出し方のしやすさ、それも踏まえた上で、焼却炉の現状の状況も鑑みて、今後のプラペットにおける焼却、これは検討していかなければならないなというふうには思っております。
○議長(上田浩志君)  西山一規議員。
○西山一規君  いろいろほかの周りのこと、そういったのも調べておりますので、これも御紹介だけにしておきたいと思いますが、まず環境省、こちらでプラスチック製容器包装の再商品化に伴う環境負荷の削減効果についてという資料がインターネットのページでさっと見れるようになっております。そちらで細かいことは今のタイトルのやつを見ていただくといいんですが、環境省としての見解では、CO2削減にはリサイクルしたほうが削減になるということが結論のようです。
 ただ、ちょっとうがった見方をすると、それに至った経緯の計算が全く載ってないですから、ひょっとしたらこれは都合のいい数字だけを持ってきて、ああ、こうなんですよと言ってるんじゃないかなというような感じに見えるのが、この資料をつくったのがリサイクル推進室というところがつくってますので、リサイクルしようという結論しか出ないわけですから、ちゃんとした見解ではありますけども、そういったところがひっかかるところでありまして。
 そして、それ以外にプラスチックごみの処理方法を考える研究会、これいろんな業界団体が集まって検討されてるものなんですが、一応環境省の言い分は尊重しまして、CO2削減にはなるということを書かれておりました。
 ただし、CO2削減コスト、これだけCO2を削減しましたよと、それに対してどれぐらいコストがかかっているかと、そのコストが非常に大きな金額になってると。CO2の排出権取引の相場からすると、CO2をこれだけ出しますからお金出しますという排出権取引、そこから出られる数字の16倍から85倍の費用がかかってると。リサイクルに対する処理、お金としてはかなりかかっているということが計算されております。
 ですから、極端な話をすると、もうこれはやめてしまって、そしてこの浮いたお金でほかのCO2削減をしたほうがトータルとしてはいいんじゃないかなというようなことが書かれておりました。
 そして、もう一つが滋賀県大津市、こちらでプラスチック製容器包装の処理についてという検討をしている資料が見つかりました。そして、現状では大津市は容リ法の協会に契約をして、通常のリサイクルの流れを行ってはいるんですが、検討の中で、リサイクルをして出てくるプラスチックというのはどれぐらいの量が出るかというと、約75%はプラスチックになっていない、74%ですね。ですからリサイクルの方法としてもう一回プラスチックとして使いますよという方法と、ケミカルリサイクルといって、一回科学的に分解をして、プラスチックでない違うものとして使いましょうよと。その中には、還元剤として使うというのがありまして、それは鉄鉱石を鉄の処理、製鉄をするときに還元剤として使うというルートが書いてありましたが、その還元剤というのは何かというと、結局鉄とまぜて燃やしてるんですね。一緒なんです。どの場所で燃やすかというだけですから、最終的には燃やしてるというような使い方。それと、あと油にして別の用途で使うと、そういったものもありますので、プラスチックにかわるというのは残りの26%だけということの、この大津市が計算した中ではそういったことで。そして、新施設をつくろうとしておるところなので、新施設では焼却で発電を一緒にできるようにつくって、焼却をする方向で移行したいというような結論になっているようです。
 これは従来どおりという方法でいくのもいいんですけれども、いろんな時代の流れ、そういったのもありますので、やはりもう一回検討したほうがいいんじゃないかというような気が私はしております。市民の皆さんもそういったのも考えていただいて、本当に八幡浜市としてどうあるのがいいのかということを皆さんで考えていっていただければ、本当はそれがいいのじゃないかと思います。
 具体的に、周辺の市でも燃やしているところがありますので、そういったところも参考に、もう燃やさないという一つの固定観念みたいにならないように、いろんなことを考えながらやっていきたいと思いますが、そういったことを含めて、最後に何か一言ございましたらお願いします。
○議長(上田浩志君)  市長。
○市長(大城一郎君)  燃やすところの場所、これから建てかえる、検討していくのであれば対応もしやすいんですが、昨年、一昨年で双岩にある環境センターのごみ焼却場の大規模改修をしておりますので、その耐用年数も踏まえながら、今議員から御提案のあったプラごみの焼却についても今後検討していきたいなというふうに思っております。研究をさせてもらいます。
○議長(上田浩志君)  西山一規議員。
○西山一規君  この問題は、決して正解がこれだという一つの結論に達するものではないと思います。それぞれの自治体でそれぞれ考えて、正しいと思うところに向かっていくということになりますので、やはりいろんな面で検討していくということは大事かと思いますので、今後もいろいろ考えながら、市民の皆さんも一緒に考えていただいて、プラスチックごみに関してどうあるべきかということを考えていただければよろしいのかなと思いまして、私の質問を終わります。

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