一般質問(一問一答方式) H29.9 菊池彰 議員

公開日 2022年01月12日

〔菊池 彰君登壇〕

 

○菊池 彰君  私は、一般質問通告書に従いまして、大綱2点についてお伺いいたします。
 私にとりまして初めての議会でありますと同時に初めての一般質問でございますので、大変緊張しております。新参者でありますけれども、暮らしやすいまちづくりのため、身近な問題を市民の代弁者として精いっぱい質問をさせていただこうと思っておりますので、理事者の皆様には誠意ある御答弁をお願い申し上げます。
 まず、大綱の1点目は、市道の改良についてであります。
 現在、日土町から八幡浜市内に出かける場合、日土橋を通過をし、保内町磯岡の人家の密集した県道長浜保内線を通り、須川で国道に合流をしております。帰りにつきましては、磯岡地区で県道長浜保内線から分岐をいたしまして、川沿いの市道今井線を通り、日土橋で再び県道と合流して日土に帰っております。磯岡地区におきましては、地元住民の間で暗黙の了解のもとで何となく一方通行をしている状況でございます。
 磯岡地区内の集落の県道につきましては、両側に人家が密集をしていることから、道路の拡幅には磯岡地区住民の皆様の御理解と御協力が必要でございますし、また用地の確保に係る費用も莫大にかかると思っておりますし、なかなか難しい面があろうと考えております。
 しかし、人家が密集しているということは、高い確率で発生が懸念されております南海トラフ巨大地震におきまして、家屋が倒壊し、避難路であります県道を塞いでしまうという心配がございます。川沿いの市道今井線につきましては、人家は点在しているものの、果樹園も多く見受けられます。人家の密集した磯岡集落内の道路拡幅をするより、市道今井線を2車線に拡幅するほうが有利ではないでしょうか。万が一の原発の事故も鑑みますと、近隣住民の命を守り、安心・安全な暮らしに結びつく命の道の確保は日土町民の悲願でもございます。
 そこで、市道今井線の改良も視野に入れた磯岡地区の道路改良予定につきましてお伺いいたします。
○議長(新宮康史君)  市長。
○市長(大城一郎君)  議員御指摘のとおり、磯岡地区における県道長浜保内線、延長550メートル区間と市道今井線、延長250メートル区間は極めて狭く、車両の離合が困難であることから、通行の安全を確保するため、地元では自主的なルールを定め、県道と市道をそれぞれ実質的な一方通行の道路として利用をいただいているところでありまして、私としましても市の重要課題だと認識をしております。
 この改良については、私が平成27年12月25日に愛媛県土木部長に対しまして、主要地方道長浜保内線の早期改修をするように要望を行ったところであります。日土橋からAコープ喜須来店までの間につきましても、県道も1車線で幅員も狭いことから、県道長浜保内線及び市道今井線を含めた道路改良について、愛媛県において予備設計は終了しておりますが、今後ともさらに協議を進めてまいりたいと思っております。
○議長(新宮康史君)  菊池 彰議員。
○菊池 彰君  今市長から答弁いただきましたが、具体的に平成何年度から着工できるような見通しはまだ難しいでしょうか。
○議長(新宮康史君)  市長。
○市長(大城一郎君)  順次検討には入っておりますが、今のところ、平成何年までに着工、そして何年に供用開始といったようなところまではいっておりません。
○議長(新宮康史君)  菊池 彰議員。
○菊池 彰君  それでは、一日も早く改良を進めていただけますように要望をしておきます。
 先ほど申しましたように、市内から日土へ帰りに通る市道今井線は、暗黙の了解のもとで一方通行でございます。ここ最近、日土町では多くのイベントが行われるようになってまいりました。重要文化財でございます日土小学校の見学会、春にはみかんの花まつりや芝ざくらまつり、また莚田地区のおひなさま街道、地元畜産会社のソフトボール大会、昨年秋から始まり、ことし秋11月には4回目の開催が予定されております旧日土東小学校校庭を利用したマルシェなどでにぎわっております。イベントなどによる交流人口の増加や金山出石寺の参拝など、日土地区への交通量は確実にふえていると思います。
 暗黙の一方通行のルールがわからずに、日土へ来られたお客様の中には、帰りに市道今井線を通られる方も見受けられます。幸いにもまだ事故があったという報告は受けておりませんけれども、両方がスピードが出ていてひやりとしたとか、また大型車同士の離合に時間がかかったとか、そういった話は聞いております。私は、県道と市道を使い分けて、地元住民だけが知っている暗黙のルールで一方通行として使い分けていることは重大な事故につながりかねず、非常に危険な交通状況ではないかと思っております。
 そこで、質問ですが、事故防止のため、一方通行規制ができないものか、お伺いをいたします。
○議長(新宮康史君)  建設課長。
○建設課長(宮下研作君)  一方通行、通行規制につきましては、最終的には警察との協議、判断によりますが、現在、日土橋と市道今井線の交差部、そこが狭小なために、観光バスなどの大型車は川沿いの市道今井線を通行することができないと判断しております。規制をかけてしまうのは困難と考えます。
○議長(新宮康史君)  菊池 彰議員。
○菊池 彰君  公安委員会や警察で規制できないなら、行政のほうで看板設置、また案内標識板を設置し、事故を防げるような施策はできないものか、お伺いをいたします。
○議長(新宮康史君)  建設課長。
○建設課長(宮下研作君)  案内標識についてですが、日土方面及び八幡浜市内方面というような案内表示の設置については、河川とか道路の管理者である愛媛県と設置箇所との協議が必要にはなりますが、設置することは可能であると判断しますので、前向きに検討いたします。
○議長(新宮康史君)  菊池 彰議員。
○菊池 彰君  前向きな御答弁をいただき、本当にありがとうございます。一日も早い設置を要望しておきます。
 それでは、次ですが、私は新人議員でもありまして、地元日土町内の道路改良について十分なまだ計画を知っておりませんので、この際、市道、県道につきまして、計画されているところ、また決まっているところがあれば、この場所でお伺いしたいと思います。
○議長(新宮康史君)  建設課長。
○建設課長(宮下研作君)  お答えいたします。
 日土地区内における市道の改良工事は、今年度予定はありません。県道につきましては、川辻地区内において道路改良事業を行っておりますが、現在、用地買収等が終了しまして、家屋等が撤去された後、工事に着手する予定と聞いております。
 今後、他の地区においては狭隘な箇所、防災対策に必要な箇所について順次拡幅を進める予定と聞いております。
 そのほか、道路橋におきましては、道路法により5年に1度の点検を義務づけられており、随時点検を行っております。日土地区内の点検状況といたしましては、八幡浜市管理分31橋のうち26橋は近接目視による点検が終了し、残り5橋は今年度実施予定であります。また、愛媛県管理分7橋につきましては4橋が点検を終了しており、残り3橋は今年度実施であると聞いております。
 今後は、それらの点検結果をもとに、長寿命化計画を立て、緊急を要する箇所から処置を講じていくこととしております。
○議長(新宮康史君)  菊池 彰議員。
○菊池 彰君  ありがとうございました。
 今の改良予定を十分に把握をしまして、次なる改良へつなぎたいと思っております。
 それでは、大綱の2点目は、旧青石中学校の利用についてであります。
 青石中学校は、昭和40年に保内町立喜須来中学校と八幡浜市立日土中学校が統合しまして、組合立の青石中学校として統合されました。ことし3月に、私の母校であります青石中学校は52年の輝かしい歴史に終止符を打ち、保内中学校に統合されました。大変寂しい限りでございますが、先日、保内中学校の運動会に参りまして、地元出身の中学生が元気に躍動する姿を見て安心をした次第でございます。
 さて、青石中学校は、校舎は市の持ち物であり、グラウンドは借地であると認識をしております。閉校になりましたが、今現在の状況はどうなっているか、伺います。
○議長(新宮康史君)  副市長。
○副市長(橋本顯治君)  今現在、青石中学校の跡地の体育館及びグラウンドは、社会体育施設として開放をしています。体育館及び校舎、グラウンドは、指定緊急避難場所ともなっています。
 学校跡地の活用については、立地条件、道路交通などによりさまざまに制約があります。青石中学校の用地は、今お話ししたとおり1万6,316平方メートルあり、そのうち約40%が市の所有地、約60%は個人の所有地になっています。地権者は11名、中学校建設当時からの借地となっています。借地部分については、現在、地権者の方と買収について協議を進めており、買収の見通しが立った段階で跡地利用について考えていきたいと思います。
 例えば、土地利用の中では、企業誘致ができれば企業誘致ということはありますけども、なかなか先ほどお話のように道路の問題がありまして、大型車が進入できないというふうなところがありますので、その辺どうするかとか、例えば地元から時々要望があります公民館建設についてはどう考えるかとか、それ以外では農業関係施設などもあるのかなと思いますけれども、これらについては徐々に市のほうで案を出しながら検討していきたいと考えています。
○議長(新宮康史君)  菊池 彰議員。
○菊池 彰君  現在はまだ詳しくはわかってないという答弁でございましたけれども、もし青石中学校を、昭和43年の建物でございます、間もなく50年になりますので、耐震基準は満たしてないと思いますが、耐震基準をした場合、幾らぐらい費用が発生するものか、またその校舎について現在再利用するという考えがあるかどうかということをお聞かせ願いたいと思います。
○議長(新宮康史君)  副市長。
○副市長(橋本顯治君)  今お話しのように、青石中学校の校舎は50年たっていますので、なかなか耐震化は大変なところがあります。現在も雨漏り等耐震以外のところでも老朽化が進んでおります。単純に愛宕中学校の第2校舎の耐震化をしたときの単価をここで単純に適用した場合、6,000万円という耐震化の金額が出るんですけれども、もちろんこれ以外に雨漏り工とかいろんなことが必要になってきますので、今のところ、これを耐震改修等をやって使用するよりは、この校舎はもう使用できないのではないかというふうに考えていますけれども、どうするかはまだ用地の買収を含めて今後検討していきたいと思います。
○議長(新宮康史君)  菊池 彰議員。
○菊池 彰君  6月の議会で閉校した後の学校の利用につきまして、地元の要望を聞きながら、行政との連携で方向性を決めるとの答弁があったように思っておりますが、現在、そういった協議は開催をされておるのか。また、閉校した学校の使い道について、何年の間に方向性を結論づけるか、その辺の考えについてお伺いしたいと思います。
○議長(新宮康史君)  副市長。
○副市長(橋本顯治君)  基本的には土地がまだ市のものになっておりませんし、一部の地権者の方にはその土地は売らないで返してほしいみたいな意向もあるかに聞いておりますので、最終的に市のものになるという見通しが立ってから、さてどうしようかなということになると思います。基本的には、市有地でありますので、市のほうでできるだけリーダーシップをとりながら、地元の御理解もいただいて、方向を決めていきたいと思いますので、まずは用地買収の見通しを立てて予算を上げて、その中で市の方向をどうするかというのを市で考えながら、また地元にも御理解いただくような方向で一緒にやっていきたいと思います。
○議長(新宮康史君)  菊池 彰議員。
○菊池 彰君  ありがとうございます。
 9月の補正予算に看護師養成施設の立地可能性の調査事業で盛り込まれておりますけど、閉校した学校を利用するというような考えがあるかどうかということについて伺います。
○議長(新宮康史君)  副市長。
○副市長(橋本顯治君)  看護学校の設置につきましては、まだ立地可能性の調査ということでありますので、本当に立地できる社会的な条件があるんかどうかということはこれからその中で明らかになってくると思いますので、仮に八幡浜市はぜひやるべきだと、もしくは市のほうでその調査結果を踏まえてやるべきだという判断をした場合には、八幡浜市は土地がありませんから、閉校になった学校も含めていろいろ立地については考えていきたいと思います。まだ今のところ、具体の方向が何ら決まったわけではありません。
○議長(新宮康史君)  菊池 彰議員。
○菊池 彰君  私も新人でございまして、青石中学校の土地の買収等について全然知識を持っておりませんでした。買収が済んだ後にこういった質問をすればよかったと今思っておるわけですけど、どうか先ほど答弁がございましたように、行政のほうである程度御指導をしていただき、方向性をつけていただき、地域が活性化するような内容につきまして提示していただきますようにお願いいたしまして、本当にまだ10分もたっておりませんけれども、これで質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。

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