一般質問(一問一答方式) R3.3 西山一規 議員

公開日 2022年01月13日

 

〔西山一規君質問席へ移動〕

 

○西山一規君  私は、大綱2点につき質問させていただきます。よろしくお願いいたします。
 1つ目が、大綱1、スーパーシティについて。
 恐らく皆さん何のこっちゃかさっぱり分からない方がほとんどであろうかというふうに思われます、分かっていらっしゃる議員さんもいらっしゃるようですが。
 まず、これはネットのほうでたまたま私記事で見かけまして、国のほうでスーパーシティ構想の戦略特区、これを公募しているというのを知りました。直観的に思ったんですが、これも何か八幡浜市絡めないかなあと、応募してみたら面白いんじゃないかなと思いまして、翌日担当部課に御連絡させていただいたところ、一応検討はされてないというふうに事前にはお聞きしました。
 その内容はどういうことかというのを簡単に言いますと、文書で書いてあったんですが、しゃべりやすい言葉に少し直しておりますけれども。スーパーシティとは、地域の問題をAIやビッグデータを駆使した最先端技術で世界に先駆けて解決する、企業の技術力を地域で役立てる、それを国が支援するというものです。例が載ってまして、例えば市民のマイカーを使って独自の配車システムを作りまして、ボランティアタクシーというのを運用するというものがありまして、それ以外にも、ちょっとこれは大分先の話とは思いますが、無人運転の小型バス、それを巡回させて運用する、そういったなかなか面白い案がいろいろ出ておりました。それがちょっと国のページではなくてほかの新聞に記事があったんですが、どうも全国で5か所ほど指定をする予定にあるようです。私が見たのが、この締切りが3月26日から4月16日に延長されましたよというやつを見たんです。あっこれはひょっとしたら、これはチャンスかなというふうに思いまして、すぐに連絡させていただきました。深く検討しているわけでありませんし、期間があまりありませんので、もうそのまま投げかけたような形なんですけれども。
 まず、伺いますが、まずこれは市のほうでチャレンジする価値があるのではないかと、私は直観的に思ったんですが、この点はいかがでしょうか。
○議長(石崎久次君)  総務企画部長。
○総務企画部長(藤堂耕治君)  お答えします。
 スーパーシティ構想につきまして、今、議員からも御紹介がありましたので、少し反復になるかもしれませんが、スーパーシティ型国家戦略特区は、その地域の社会課題を解決することを目的として、AIや高度な個人情報を含むビッグデータなどを活用しつつ、複数の最先端技術によるサービスを実際の暮らしの中で実践するもので、例えばオンライン診療や遠隔教育、自動車の自動走行、ドローンによる自動運送、地域通貨によるキャッシュレスといった複数のシステムを同時に組み合わせたサービスを提供する特区を実現するなど、大胆な規制改革を進めようとする地域を対象に指定するものでございます。
 応募に当たっては、特区の選定要件である物流、行政、医療、介護、教育、環境、防災など、これら5分野以上の先端的サービスの提供が必要であり、そのほかにも公募による主要な事業者候補の選定や自治体と民間事業者の強いコミットメント、構想全体の企画者であるアーキテクト、これは設計者とか建築士という意味ですが、その存在。さらには、住民などの合意形成が図られていることなど、7つの指定基準が設けられております。また、スーパーシティ構想は、複数の規制を大胆に一括で改革しようとするものであり、同時進行で大がかりな事業を進める必要があることから、相当の時間や経費、複数の専任職員の配置などが必要となるほか、膨大な量の個人情報を活用するため、個人情報の適正な管理、セキュリティーの確保に万全を期す必要もございます。
 このように、指定や運用上のハードルが非常に高く、時間的にも今回の応募は難しいと判断しておりますが、人口減少、少子・高齢化による労働力の低下など、様々な課題を抱える当市にとりましても、最先端の技術導入は有効な手段と成り得ると考えておりますので、今後の課題として全国的な状況を注視してまいりたいと思っております。
 以上でございます。
○議長(石崎久次君)  西山一規議員。
○西山一規君  私の印象とははるかに異なる高いハードルであるということがよく分かりました。
 こういったことがこれからもちょこちょこ出てくるのかなと思いますが、その中でも何かそれに近いような、現在何か取り組まれているということがありましたら、お答えいただきたいと思います。
○議長(石崎久次君)  総務企画部長。
○総務企画部長(藤堂耕治君)  再質問いただきましたので、現在市のほうで最先端技術を導入しながら取り組んでいる事業について少し御紹介をさせていただければと思います。
 先ほども申し上げましたように、最先端技術の導入は、地域課題の解決のために有効だと考えておりまして、例えば現在当市では県やJAと連携しながら、スマート農業加速化プロジェクトを進めております。このプロジェクトは、気象ロボットやAIを活用し、マルチドリップ栽培のリモート管理や選果作業の大幅な省力化に向けた実証実験に取り組んでいるものでありますが、今後はさらに様々な分野で最先端の技術を活用すべきと思っているところです。
 以上でございます。
○議長(石崎久次君)  西山一規議員。
○西山一規君  既にスマート農業でいいですかね、そういったのが取り組まれているということで、今後にどんどんつながることでもありますし、それに付随したいろんな企業とか、そういったのも出てくるのかなあと、もっと便利になる機器を造りますので、これはいかがですかというような、そういうのが八幡浜市内でそういう企業、開発されて広がっていくというのがもしあればいい方向になるのかなというふうに感じます。
 ちょっと最後もう一つだけ質問したいんですが、今後、これからいろんな、国からもそうですし、あっちこっちいろんなこういうチャンスがあるのかなというふうに思います。当然いろいろ検討して、先ほどのようにすごい高いハードルの場合もあるかと思いますが、できるだけそういったのを早いうちにちょっとどうなるのかなというような検討をするような形で取り組んでいただければと思うんですが。特にこのスーパーシティ構想の説明を見てて私思ったのが、外国、中国とかでしたら、もう町ごと新しくつくって、そこに自動運転を実証実験するという新しい町をつくるというものもありますし、日本でもある自動車会社がそれに近いような取組を行ってます。そういったのを、国であったり企業であったりは、ある程度の規模で実験をしたいなという気持ちを持たれていると思いますんで、そのときにうまいこと八幡浜が絡めるようだなというのがあれば、そういったのを早めに察知して、手を挙げていくのが、やはり日本初とか、そういったものが八幡浜市で起きてますよということは、大きな宣伝効果もあるかと思いますんで、そういったふうに取り組んでいただきたいと思いますが、ちょっとその将来に関して一言お願いします。
○議長(石崎久次君)  市長。
○市長(大城一郎君)  議員が今おっしゃったように、八幡浜市は元来四国で一番に電灯がともったまち、愛媛で一番に銀行ができたまちということで、進取の気性に富んだまちということで、そういう気性を持っております。今ほど言われましたが、本当に日本で一番に八幡浜市が行っているとか、世界初といったようなこと、やっていきたいと思いますが。これからその中でも地域を指定したというような意見もありましたが、愛宕山が災害においても災害避難場所としてこれから愛宕山プロジェクトというのをやっていこうと思っております。愛宕山を中心に、JRの八幡浜駅からみなっとまで約1.6キロあります。そして、みなっとから高速道路のインターチェンジであります大平のインターチェンジまで、ここも若干の距離ありますが、この三角形、トライアングル内を、例えばローカル5G化をして企業も来てもらいやすくなるとか、八幡浜ならではの取組といったものも今後考えていきたいなというふうに思いますし、ぜひそういった国の施策に対しては、職員全員がアンテナをしっかりと張り巡らせて、八幡浜市でこのような事業ができる、このような将来に向けたプロジェクトが立ち上げれるといったものをしっかりと考えながら、八幡浜市づくり、取り組んでいきたいと思います。
○議長(石崎久次君)  西山一規議員。
○西山一規君  やはり早く取り組まないとチャンスが逃げちゃうというのがありますんで、アンテナを広げていただいて、できるだけチャンスを逃さないように、これからも取り組んでいっていただきたいと要望いたします。
 以上で大綱1の質問に関しては、終わります。
 次に、大綱2の八幡浜のお金の流れについてということであります。
 令和元年12月と令和2年6月、同じタイトルで行いまして、今回が3回目の質問になっております。内容は、ちょっとずつ変えておりますが、前回10万円の定額給付金のことをメインに御質問させていただきましたが、今回もちょっとこれからのことで少し質問させていただきたいと思います。
 まず、お金のことに関して、個人から見たお金てどういうものかというと、前も言いましたけども、お金は使ったらなくなるよと、恐らくそれだけであろうかと思いますが。地域全体で見れば、お金を使うということは、そのお金を次の人に渡すというふうに取れるかと思います。
 そこで、次の人は誰でしょうかということなんですが、それが市民であれば、また市内にお金は残っている、そういうことが言えます。市外に出てしまうと、もうお金はなかなか市内に回ってくることは少ないのではないかと。大事なことは、市内でお金が回ること、そして経済が潤滑に動くためには、お金をあまりため込まずにできるだけ使ってお金が動く動くと、そういう環境が理想的なことではないかと思います。
 現在、そのような取組のために、経済の活性化と、簡単に一言でいうとそういうことになりますが、どのような取組されているのか、伺います。
○議長(石崎久次君)  市長。
○市長(大城一郎君)  市内でお金を回すための取組としては、昨年9月1日から実施をしましたスーパープレミアム付商品券事業は、市内の消費活動を喚起し、市内経済の活性化を図るためのもので、経済効果は約5億7,800万円となりました。昨日から第2弾も販売を開始しており、1弾が好評だっただけに第1弾以上の経済効果を期待しています。また、2月8日から取扱いを開始したプレミアム付飲食券、やわたはま食うぽん券事業は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により影響を受けた市内飲食店を支援することはもちろん、飲食店での消費による仕入先や農林漁業者への波及効果を期待しており、約2億2,500万円の経済効果を見込んでいます。市のお金にプラスして、民間のお金がこのように消費経済に流れていくことで、少しでも景気の底支えになることを期待しています。
 なお、どちらの事業も対象は市内事業者限定であり、市内でお金を使うこと、ひいては市内経済の活性化を図ることに効果があると考えております。
○議長(石崎久次君)  西山一規議員。
○西山一規君  分かりました。
 今、御説明の中にはありませんでしたけども、従来からの住宅リフォーム制度、それもそのものではないかなあというふうに思います。市がお金を補助して、幾らでしたか、30万円でしたっけ、それを補助して住宅リフォームをきっかけに市内でお金を回すということも入るのではないかと思います。
 このように、行政がいろんな策を練って、旗を振って、そして予算をかけてお金を回すということは、現状のコロナ禍であれば、ある程度できるかと思うんですが、またコロナ禍が去って平穏な状態になったときに、同じようにお金をかけて回すというのは、なかなか難しいのではないかと思います。ですから、できるだけ予算を使わないで自然にお金が回る方法はないんだろうかなというのが、ちょっと私がこれからのことで気になることです。
 例えばですけども、できるだけ市内でお金を回すための方法として、市民の皆さんに近くのお店を応援しようというような思いをうまく認識していただくと、できるだけ、ちょっと高いかもしれんけどという場合もありますが、お近くのお店で、このお店があるから便利なんだから応援してあげようというような気持ちを持たせて、できるだけ近くで消費をしていただく、お店を応援していただくというような気持ちを持てれば、お金が回る量が少しでも増えるんじゃないかなと。これは、どうしても全部市内で回せというのは、無理なことですから、個人の権利もありますんで、どこで買おうと、それぞれの個人の判断になりますんで、ちょっとした意識づけでできるだけ市内でというふうな取組ができればいいのかなというふうに思いますが。このように、お金をかけないで回すというような方法で何かアイデアありますでしょうか。
○議長(石崎久次君)  副市長。
○副市長(橋本顯治君)  今、西山議員言われたように、プレミアム商品券にしても、食うぽん券にしても、いずれも市の予算を伴った事業です。それ以外にも市のほうでは、様々な行政目的に応じて補助金を使っていろんな事業をすることがあります。ただ、今言われたように、直接消費行動のために市の予算を使わなくても、例えば外食産業などを支援しようするムードづくり、それから今言われたように、このお店がなくなったら困るよというような、そういう近所のお店、近くにあるお店をこの際一生懸命みんなで支援しようというような、そういうムードづくり、それからおいしい料理、新しい料理について、八幡浜市内にあるよというようなことで口コミで広げていくこと、先ほど佐々木議員のお話にあった「ナッジ」の手法を取り入れながら、上手に宣伝することなどで、さらにお客を増やし、消費行動につなげることが可能ではないかと思います。予算を使わないアイデアということですけれども、魅力のある商品作りやPRに関する件については、直接の件にはなりませんけれども、適宜予算もまた使いながら応援していきたいと思います。
○議長(石崎久次君)  西山一規議員。
○西山一規君  では、質問は以上で終わりたいと思いますが。
 過去にありましたスタンプラリー、時々やられていると思いますが、そういったのも多少お金かかりますけども、通常消費するよりちょっと足して頑張ろうかなと、何か景品もらえるからちょっとやってみようかなというふうな取組の一つとしてスタンプラリーというのも有効なんではないかなというふうに、今思えば、あの当時スタンプラリーよくやられてましたけども、もう一度やられたらどうかなというふうに思いました。
 それと、副市長、今、御答弁ありましたけども、佐々木議員のやっぱり質問を聞いて、あっ「ナッジ」か、これがやっぱりいつの間にかそういうふうな行動に誘われているというような仕組み、これは非常にいいんじゃないかなというふうに質問聞きまして思いましたので、こういったのもしっかり研究して取り組んでいただいて、できるだけお金をかけない状態で今後は市内でお金が回っていくようないろんな施策を、また取り組んでいただければと思います。
 では、今回非常に短い時間でしたが、私の質問は以上で終わりたいと思います。

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