一般質問(一問一答方式) R3.3 菊池彰 議員

公開日 2022年01月13日

 

〔菊池 彰君質問席へ移動〕

 

○菊池 彰君  それでは、一般質問通告書に従い、大綱2点についてお伺いします。理事者の皆様には、誠意ある御答弁をお願いいたします。
 まず、大綱1点では、道の駅・みなとオアシス「八幡浜みなっと」のさらなる利便性の向上についてであります。
 この件につきましては、令和元年6月議会において一般質問をさせていただきました。そのとき、何点か提言させていただきましたが、その後の進捗状況の確認も含め、改めて質問をさせていただきます。
 コロナ禍で第2回ダルメインマーマレードアワード&フェスティバル日本大会が中止となり、みなっとで行われる予定の各種イベントについても、開催中止が相次いだ1年であったと思います。平成25年4月にオープンして以来、毎年100万人を超える来訪者があり、県内有数の観光スポットとして定着しているみなっとですが、令和2年の来訪者は何名であったか、伺います。
○議長(石崎久次君)  政策推進課長。
○政策推進課長(垣内千代紀君)  令和2年1月から12月までの1年間のみなっとの来訪者数は、新型コロナの影響によりまして83万8,400人にとどまり、令和元年の106万5,000人と比べまして約21%の減となりました。
 以上です。
○議長(石崎久次君)  菊池 彰議員。
○菊池 彰君  私もこの政策推進課長の答弁、80万人ぐらい超えとるかなという気は持っておりました。しかし、令和元年5月のマーマレード大会があったときは、5月だけで13万1,100人の来訪者があったということで、それからしますと、もっともっと減っとっても不思議ではないわけですけど、こういった80万人を超えたということに対してのどういったこの人数をどう捉えておられますか、伺います。
○議長(石崎久次君)  副市長。
○副市長(橋本顯治君)  現在、今年2月に入ってからみなっとの状況を見ますと、やはり特別の何もない普通の日曜日でさえ車が止まれんぐらい来ています。そういう意味では、みなっとの持っている、例えばどーや市場とかアゴラとか、芝生広場とか、様々な魅力が相まってみなっとにそれだけの人を引きつけがあるんかなというふうに思っています。
○議長(石崎久次君)  菊池 彰議員。
○菊池 彰君  ありがとうございました。
 私は、アゴラマルシェに、ジュースの委託販売をしてもらっていることもあり、補充などで、度々みなっとに行かせていただいております。平日であっても、県外ナンバーの車も多く見受けられ、来訪者の多さに驚いたところです。みなっとができる前は、松山の人が八幡浜に遊びに来るというようなことはほとんどなかったのではないでしょうか。対岸の段々畑の光景や、心地よい浜風を感じる緑地公園、海の幸・山の幸を味わえる施設があります。バイクや車で来るには、松山から程よい距離にあり、御飯を食べて買物をして帰っていただけます。公園の芝生に寝転ぶと、3密とは無縁の時間を過ごすことができ、コロナ禍であることを忘れさせてしまうような、人を引きつけ、安らぎを与える魅力ある場所であると確信をしています。
 前回の一般質問で、政策推進課長より、南予地方の道の駅では、15施設のうち11施設において充電ステーションが設置済みであると御答弁いただき、私も質問の中で、県内においても7割の道の駅に充電ステーションがある、ぜひと述べさせていただいたところです。市内においても、スーパーマーケットやホテル、自動車販売店などで設置が進んでおります。
 政府の方針として、地球温暖化防止に鑑み、2030年代半ばから新車の乗用車販売は電気自動車だけになると言われており、今後、電気自動車やハイブリッド車は加速度的に普及すると思われます。
 ここで質問ですが、みなっとにおける充電ステーションについて、今まで市役所内部で検討された経緯、また今後の設置の見通しについて伺います。
○議長(石崎久次君)  政策推進課長。
○政策推進課長(垣内千代紀君)  議員からの御質問を受けて以降、設置コストや維持管理経費を考慮し、他の道の駅で実績のある民間事業者による充電ステーションの設置を検討しておりました。しかしながら、交渉を進めていた事業者が諸事情により充電ステーション事業を取りやめたため、令和2年度の設置については断念せざるを得ない状況となっています。ちなみに、電気自動車の充電設備の方式には、単相交流100ボルト及び200ボルトの普通充電と3相200ボルトの急速充電があり、短時間で充電する必要がある商業施設や道の駅、サービスエリアなどでは、急速充電設備を設置することが多くなっています。充電時間は、例えば約160キロメートル走行可能とするためには、普通充電では200ボルトの場合で7時間ほど、急速充電の場合でも30分ほどかかり、ガソリンスタンドでの給油に比べ時間がかかることも電気自動車普及の大きなネックの一つと考えられます。ただし、今後電気自動車の普及はさらに進むと想定され、道の駅においても充電ステーションの必要性が高まると思われますので、民間事業者による設置だけではなく、公設での設置も含め、導入に向けまして引き続き検討してまいりたいと思っているところです。
 以上です。
○議長(石崎久次君)  菊池 彰議員。
○菊池 彰君  実は、今回はもう少し前向き、いつ頃設置予定とか、そういった答弁をいただけるかなと期待をしておったわけですが、なかなか民間業者もこういったコロナ禍で業績が上がらない、ちょっと無理かなというような返答もあったということで、公設も考えておられるという答弁でございましたが、このまま民間事業者がもし撤退というような意思表示をされれば、公設での設置という方向に傾くというようなことでしょうか。
○議長(石崎久次君)  政策推進課長。
○政策推進課長(垣内千代紀君)  先般までは民間事業者の設置ということで考えておりましたが、先ほど申しましたように、公設も含めてちょっといろんな方法を再度検討した上でどちらがいいか、ぜひ前向きに検討していきたいなとは思っております。
○議長(石崎久次君)  菊池 彰議員。
○菊池 彰君  前向きという受け止め方を必ずという受け止め方にして設置を待っておりますので、よろしくお願いいたします。
 次に、キャンピングカー用の電源コンセントの設置についてであります。
 2月中旬にみなっとを訪れたとき、東京の八王子、北海道の北見、静岡の浜松ナンバーの3台、また、みなと湯には広島の福山ナンバーのキャンピングカーが停車をしていました。交流館事務所で話を伺うと、多い日には5台ぐらい来ますよ、また連泊が多いですよとのことでした。現在の駐車場の一角、また将来駐車場を拡張する計画があるならば、キャンピングカー用の電源コンセントを備え付けた有料の車中泊専用区域を確保してはどうかと思いますが、考えを伺います。
○議長(石崎久次君)  政策推進課長。
○政策推進課長(垣内千代紀君)  キャンピングカーの専用駐車場や電源コンセントにつきましては、全国的にも設置箇所が増えてきており、愛媛県でも道の駅を活用したキャンピングカーランド四国の推進に取り組んでいるところです。しかしながら、「八幡浜みなっと」においては、特に土日、祝日に駐車場が不足している現状を考えると、長時間駐車するキャンピングカーの受入れには慎重にならざるを得ず、今のところ専用駐車場の設置や電源コンセントの設置には至っておりません。ただし、今後フェリー乗り場の出島への移設に伴う跡地利用を検討する中で、みなっと駐車場の拡張などが可能ということになれば、みなっとの機能向上策の一つとして、キャンピングカー専用駐車場などの設置についても検討していきたいと思っております。
 以上です。
○議長(石崎久次君)  菊池 彰議員。
○菊池 彰君  私も今のみなっとの駐車場ですが、やはり大きなイベントがあるときには、昭和通りに渋滞を起こして、中にはフェリーの乗船間に合わなかったというような情報も聞いておりますので、今のスペースではなかなか難しいかなあとは思っておりますので、ぜひ駐車場拡張のときには、このスペースを確保していただけますように、これは要望とさせていただきます。
 次に、授乳室の設置についてであります。
 前回の答弁では、スペースの確保が難しいこともあり、設置には至っていない。しかし、スペースをあまり取らない備品タイプの授乳設備が商品化される見通しであるので検討したいとのことでした。ママパパマップというサイトでは、全国の市町村にあるおむつ交換台や授乳室がある施設の紹介をしています。また、利用者からのコメントも掲載されています。
 ちなみに、みなと交流館利用者のコメント欄には、清潔なおむつ交換台である、遊び場がある、子連れに優しい、場所が分かりやすい、平日空いているなど書かれておりました。
 北浜のスーパーマーケットには、授乳室もありますが、利用者からは、ベビーカーと一緒に入れる、広々スペースである、清潔、ぜひとも勧めたいなどのコメントが寄せられています。快適に使用できる授乳室があれば、事前に情報を入手して安心して八幡浜に来ていただけますし、みなっとのさらなるイメージアップ、利便性の向上につながると思います。事務所の空き部屋の提供ではなく、独立した部屋を造るべきだと思うが、見解を伺います。
○議長(石崎久次君)  総務企画部長。
○総務企画部長(藤堂耕治君)  お答えします。
 令和元年6月の議員の御質問にお答えしました可動式授乳室につきましては、西条市が令和元年に導入しており、当市でも検討をしましたが、当時メーカーから聞いた価格が約500万円と、思っていた以上に高額だったこともあり、耐用年数等を考慮すると、授乳室を増設するほうがよいという結論となり、導入には至りませんでした。授乳室の設置については、利用者の利便性の面から、みなと交流館内部への設置を基本として考えておりますが、現状の会議室等の利用状況を考慮すると、転用して常設することは難しく、要望があった場合には空いている会議室もしくは給湯室などを暫定的に使っていただいているというのが現状です。
 授乳室につきましては、利用者からの要望も多い設備であり、子育て世代が多く訪れる「八幡浜みなっと」には必要な施設であることは市としても十分認識をしております。先ほども触れましたが、今後現在のフェリー乗り場の跡地利用に併せ、「八幡浜みなっと」全体の設備の改善を検討する中で、授乳室の設置についても検討したいと思っております。
 以上でございます。
○議長(石崎久次君)  菊池 彰議員。
○菊池 彰君  現在の状況では、スペースの問題でなかなか難しいということも理解をできました。しかし、今部長も言われましたように、100万人が来訪者があると、その中で若い世代の訪問もある。八幡浜市は、4月から小・中学生、また医療無料化も実施しますし、子育てに優しいまちづくりを目指しているわけですが、やはり来られる方が八幡浜はこういったみなっとの施設で細かいところまで地元の方は来訪者のために授乳室も備えていただいてありがたいなと、そういった言葉も聞けると思いますし、なおかつ移住を考えておられる方がいろんな施設を検索したときに、授乳室もありますよと、そういった面も、また移住促進のきっかけになることも考えられますので、新しい駐車場の整備のときに授乳室をという考え方も十分理解できますが、どうか一日も早く実現できるように、できるだけ設置をお願いしたいと思いますが、再答弁お願いできますでしょうか。
○議長(石崎久次君)  総務企画部長。
○総務企画部長(藤堂耕治君)  再質問をいただきましたので、再度少し補足をしながら丁寧に答弁させていただければと思います。
 私自身もよくみなっとへ行く機会がありまして、天気のいい日など、乳幼児や小さなお子さんを連れた家族連れが緑地公園で小さな子供と走り回ったり、あるいは家族で芝生に寝転んだりしながらのんびりと過ごす、本当にみなっとができてよかったなと実感できるようなほのぼのとした光景を目の当たりにすることがよくございます。このような家族連れは、どうしても長時間の滞在ということになってしまいますので、快適に使用できる授乳室が欲しい、そのような声は実際にみなっとの利用者からの御意見として以前から上がっているわけではありますが、現状ではやむなく恐らく車の中等で授乳したりされているのではないかというふうに認識をしております。
 先ほども答弁させていただきましたが、市としても何とか授乳室の設置については実現をしたいという思いがありますが、なかなかみなと交流館の会議室は非常に利用率が高くて、これだけの需要がある中で、会議室を1つ潰して授乳室にするということは、ちょっと現実的じゃないのかなと、かといってちょっと増築をするスペースもないというのが、今の現状です。今のところは、先ほども申し上げましたが、暫定的な対応として、みなと交流館の事務所へ申し出ていただければ、会議室が空いておりましたら使っていただいたり、またお湯等が必要であれば給湯室も使っていただいたりしておりますが、なかなか事務所に申し出るということ自体が一つのハードルとなっているのではないかというふうに思っております。大規模なイベントをみなっとで実施する際には、最初から1つの会議室を授乳室として開放するというようなこともやってはおりますが、今のところは物理的なスペースの問題でこのような対応しかできていないのが実情でございます。
 今度、出島に新たにできますフェリーターミナルビルには、授乳室ができる予定と聞いております。緑地公園の南側のかまぼこカーテンのところからであれば、それほどの距離ではないのかもしれませんが、まだ少し距離があるというのも実情かなというふうに思っております。
 いずれにしましても、先ほど答弁をさせていただきましたように、今後現在のフェリー乗り場の跡地利用計画を検討するのに併せまして、みなっと全体についても検討する中で、授乳室の設置について検討をさせてもらったらと思っております。
 今日のところは、子育て世帯のことを思う菊池 彰議員の強い思いを受け止めさせていただきましたので、ちょっと実現できるかどうかはお約束は今できませんが、少し検討のお時間をいただければというふうに思います。
 また、非常に議員はみなっとに愛着を持っていただいておりますので、もし議員からもいいアイデアがありましたら、ぜひお聞かせをいただければというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。
 以上でございます。
○議長(石崎久次君)  菊池 彰議員。
○菊池 彰君  前向きな御答弁ありがとうございました。
 たちまちは、暫定的な方法として交流館事務所の裏とかその辺でしか対応ができないだろうということですけど、やはりイベント時には、前回もお願いしたわけですが、授乳される方はお気軽にお声がけくださいというような、その辺が事務所入り口にあれば入りやすいと思いますので、その辺の配慮をお願いいたしますし、また一日も早い新しい施設での授乳室が使えることを願っております。よろしくお願いします。
 次に、今まで私はみなっとに何度も足を運んでいますが、2月中旬、雪が舞い、雨風が強い日に訪れて気がついたことがあります。通路に設置しておりますアクリル板の屋根ですが、トイレの入り口、交流館ホールの入り口、また事務所の入り口部分が通路とつながっておらず、雨が降ったときに、車椅子を利用される方やゆっくりしか歩けないお年寄りは、雨にぬれると思います。また、道路側からの風も強いため、風よけが欲しいと思いました。トイレやホールなどへの入り口への屋根の延長と、アクリル板などによる通路側面の風よけの設置はできないものか、伺います。
 また、多数の方が現在まで利用されておりますので、今までに改善の要望がなかったか、併せて伺います。
○議長(石崎久次君)  政策推進課長。
○政策推進課長(垣内千代紀君)  みなっとの通路のアーケードにつきましては、全国公募のデザインコンペを経て設置したトイレ棟の景観を生かすために、当初はトイレ棟の前までの設置予定はありませんでしたが、少しでも利便性を向上しようと、アーケードを延長し、現在の形になったという経緯があります。また、アゴラマルシェの前も同様に、デザイン上の観点からアーケードを設置しておりません。アーケード側面の風よけについては、交流館のホール前を開放する際など、人の自由な出入りや荷物の搬入、搬出に支障を来すこと、さらにはなるべく眺望、眺めですけど、そちらを阻害したくないとの考えから設置を見送っております。アーケードと建物との間が途切れていること、また風よけなどがないことで、利用者の方に御不便をおかけする場合があることは承知しており、オープン当初には改善してほしいとの要望を寄せられた方もおられました。しかしながら、屋外施設であり、独立した建物で構成されている「八幡浜みなっと」では、悪天候の場合に施設全体をカバーすることには限界があり、駐車場から全く雨にぬれることなく、あるいは風を遮りながら敷地内を移動することは困難な側面もあります。特にトイレに関しては、みなと交流館、アゴラマルシェ、それぞれ建物の中にもあることを考え合わせ、これまでのところ手を加えることを見送ってきたところであります。ただ、これまでも指定管理者などとも相談しながら、改善できることは改善してまいりました。今回、御指摘の件につきましても、今後みなっと全体をリニューアルするような機会があれば、デザイン性と利便性のバランスなどを考えた上で再度検討してみたいと思います。
 以上です。
○議長(石崎久次君)  菊池 彰議員。
○菊池 彰君  私もトイレのデザインに関しましては、できた当初は気になっていたわけですが、やはり今行くと、そう外観を見ることなくすぐ入ってしまいまして、その辺のやっぱり製作者の意図というとこまでは十分な理解をできておりませんでしたし、なおかつ、みなと交流館に入るのには駐車場からは、課長言われますとおり、何にも屋根ございませんので、やっぱり一時期はぬれて屋根の下で出れなくなるという状況を生み出しますので、これももし強風で転倒されたとか、そういった事案が本来であれば発生する前に改善をしていただきたいわけですけど、いろんな事情もありますので、またそういった協議会の中で出たときには皆さんで話し合っていただけたらと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
 次ですが、最近はコロナの影響で3密を回避できるレジャーとして、一人のキャンプや冬のキャンプが流行しており、アウトドアブームが到来しているようです。タレントが出演するソロキャンプのテレビ番組もあり、高視聴率のようです。バイクでみなっとを訪れた人から、芝生の緑地公園でキャンプができないだろうかと問合せがあったと聞きました。もちろん使用はできないので、他町にある施設を紹介したとのことでした。過去に諏訪崎にあったキャンプ場は、駐車場からキャンプ場まで遠く、使いづらかったせいか、残念ながら現在は廃止をされております。諏訪崎はみなっとからも近く、絶景スポットであり、再度キャンプ場を整備し、みなっとと一体化してアピールする価値があるのではないかと思います。廃止前の利用状況と併せて考えを伺います。
○議長(石崎久次君)  産業建設部長。
○産業建設部長(菊池司郎君)  お答えします。
 諏訪崎林間キャンプ場は、昭和57年5月2日から利用を開始しておりましたが、キャンプ場の年間利用が数件程度となったことや、施設の老朽化により、安全面への懸念があることから、平成25年度をもってキャンプ場としての利用を中止しました。現場再開は考えておりませんが、仮に市内外からの要望が多ければ、再開も含め、ほかにキャンプ場として適した場所はないか総合的に検討したいと思います。
 以上です。
○議長(石崎久次君)  菊池 彰議員。
○菊池 彰君  やっぱり諏訪崎のキャンプ場、最後のほうは数件だったというような現場を伺いました。このキャンプが一時的なものなのか、もうずっとこういったブームが続くのかによって判断は分かれると思いますが、どうかこういった独りキャンプ、冬キャンプがずっと続く場合は、またもう一度再開のためのそういった会とかを開いて前向きな御検討をお願いしたいと思っております。要望とさせていただきます。
 最後の質問となりますが、みなっとにあります電動自転車、タンデム自転車、Eバイクなどのレンタサイクルの保有台数と利用状況について伺います。
○議長(石崎久次君)  商工観光課長。
○商工観光課長(松良喜郎君)  お答えします。
 「八幡浜みなっと」に設置している貸出用自転車は、電動自転車が1台、電動クロスバイクが1台、クロスバイクが3台、女子・子供用が1台、タンデムが1台、新町商店街から寄附を受けた黒い自転車が2台、また令和2年5月30日に導入したEバイクが6台の合計15台です。利用件数は、令和元年度は合計283件で、今年度は12月末時点で合計245件、内訳は新たに導入したEバイクが80件、その他の自転車が165件で、タンデムについては利用がありません。
 以上です。
○議長(石崎久次君)  菊池 彰議員。
○菊池 彰君  ただいま答弁の中で、昨年利用が全体で243件、そのうちの80件は3分の1がEバイクだったと、やっぱりこれは佐田岬半島を岬へ向かっていかれる方が多いという理解でよろしいでしょうか。
○議長(石崎久次君)  商工観光課長。
○商工観光課長(松良喜郎君)  それもありますし、新たに導入したものなので、皆さん珍しいので利用されているんだと思います。
○議長(石崎久次君)  菊池 彰議員。
○菊池 彰君  やはり自転車は、健康志向の高まりもあって、これから利用される方も多いと思いますので、利用状況によって台数を増やすなりの、また措置をお願いをしたらと思います。要望とさせていただきます。
 みなっとは、市民の憩いの場として、みかんと魚のまち八幡浜のシンボルとして、来訪者に安らぎと満足感を提供できる道の駅として、ますます発展することを願いまして、次の質問に移ります。
 大綱2点目は、脱炭素社会を目指すための当市の取組方についてであります。
 大きな見出しとなっていますが、地球温暖化の最大の要因は石油や石炭など化石燃料の燃焼などによって排出される二酸化炭素と言われています。平均気温の上昇、農作物や生態系への影響、台風の多発化・大型化、海面上昇等の被害も深刻化しており、その主な原因は人為的な温室効果ガスの排出であるとされています。地球温暖化対策として、温室効果ガス排出量の削減を計画どおりに進めることがそれぞれの自治体の責務であると考えます。
 2015年に採択された地球温暖化対策の国際的な枠組み、パリ協定では、温室効果ガスの排出量を今世紀後半に実質ゼロにすることなどを目標に掲げて、世界の122の国と地域が実質ゼロを目指し、具体的なルールをつくり、2020年から適用を開始しています。
 昨年10月26日に開会した臨時国会において、菅総理の所信表明演説の中で、2050年カーボンニュートラル、すなわち脱炭素社会の実現を目指すことを宣言されました。これは、温室効果ガスの排出自体を抑制するだけでなく、排出された二酸化炭素を回収するなどして、差引きで実質ゼロを達成しようという考えです。これに呼応する自治体の動きとして、栃木県那須塩原市は、国に先駆けて令和元年12月に、2050年CO2排出量ゼロを目指すことを宣言しています。また、横浜市が全国の自治体に呼びかけて本年2月5日に、ゼロカーボン市区町村協議会が発足し、130の市区町村、参加自治体の人口は3,261万人、人口は26%を占めています。林横浜市長を会長に、京都市、那須塩原市、岡山県真庭市長を副会長として、脱炭素社会の実現に向けて政策研究や国への提言を行うことを目的としています。愛媛県からは、唯一松山市が参加をしています。
 ここで質問ですが、八幡浜市には参加の呼びかけがあったのか、お伺いいたします。
○議長(石崎久次君)  生活環境課長。
○生活環境課長(小野嘉彦君)  お答えします。
 この協議会は、2050年までの二酸化炭素排出実質ゼロを目標として掲げ、脱炭素社会への実現に向けた取組に賛同するゼロカーボンシティを表明している130市区町村で構成され、2021年2月5日に設立されました。
 協議会では、会員自治体における共通課題を調査研究するとともに、脱炭素社会の実現に向け、それぞれの地域が直面する課題への対応を検討し、国等への提言を行うことを目的としています。
 八幡浜市は、2050年ゼロカーボンシティを表明していませんので、参加の呼びかけはありませんでした。四国内では、香川県高松市、愛媛県松山市が会員となっています。
 以上です。
○議長(石崎久次君)  菊池 彰議員。
○菊池 彰君  ただいま課長からもありましたように、四国の中においては、松山市と高松市だけでございます。しかし、これからそういった2050年に向けての計画を立てれば、いつでも参加できるといった状況でございますが、八幡浜市が参加するという意思があるのかどうかをお考えを伺います。
○議長(石崎久次君)  市民福祉部長。
○市民福祉部長(二宮恭子君)  先ほど述べましたが、四国内では2市のみが意思表明を行っている状況ですので、今後他市町村の動向を注視し、検討してまいりたいと考えます。
○議長(石崎久次君)  菊池 彰議員。
○菊池 彰君  これは、本当に大きな問題ですので、ぜひとも参加していただくように、今の時点では要望とさせていただきます。
 次に、政府の方針としまして、2030年代半ばには、新車の乗用車販売を全て電気自動車にする計画があると聞いておりますが、八幡浜市としても環境を考慮して、公用車の更新時期に徐々に電動車を導入して環境への配慮の第一歩とするべきと思いますが、考えを伺います。
○議長(石崎久次君)  総務企画部長。
○総務企画部長(藤堂耕治君)  お答えします。
 先ほど御質問の中で議員がおっしゃられたとおりではありますが、令和2年10月、菅内閣総理大臣が2050年カーボンニュートラル、すなわち脱炭素社会の実現を目指すことを宣言されました。
 そこで、国では、経済産業省を中心に、同年12月、2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略を策定しております。その中で、遅くとも2030年代半ばまでに乗用車新車販売で電動車100%を実現できるよう包括的な措置を講じるとされております。
 こうした状況の中、今年度電気自動車リースのお話があり、内部で検討しましたが、同程度のガソリン車購入と比較してかなり割高であったため、見送っております。
 また、購入する場合の比較として、昨年度当市が購入しました5人乗り小型乗用のハイブリッド車の場合、メーカーが公表する金額はおおむね180万円から260万円程度であり、実際には171万9,000円で落札をしております。これに対しまして、あるメーカーの同程度の車体の電気自動車の場合、メーカー公表価格でおおむね330万円から500万円程度と大きな差があります。当市の公用車につきましては、遠方への出張に使用することも多く、走行距離、充電箇所や充電時間、また財源等の課題もあり、現時点においては電気自動車の購入、リースの実績はございません。しかしながら、大きな国の方針、近隣自治体の状況、さらに技術革新に伴う走行距離の延長や値下げ等についても注視しながら検討をしてまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(石崎久次君)  菊池 彰議員。
○菊池 彰君  ただいま部長の答弁にありましたように、今、車両の本体価格伺いまして、本当に開きが多いなあということを感じております。しかし、考えてみますと、この例えが適切かどうか分かりませんけれども、人間も年を取ってきますと、足腰が弱ったり、なかなか疲労が次の日になっても取れないと、そういったことになります。その場合には、ビタミン剤などのサプリメントや栄養剤を補給して、これ以上悪くならないように、またそういった方向へ進まないように、流れが緩やかになるようにということで、少々高くてもそういったものを購入します。これは、必要な投資であると、私は考えております。それと同じにするのは適切かどうか分かりませんけど、やはり少々高額であっても、これほど地球温暖化が進んでいる、二酸化炭素防止の対策、現状対策も出ておりますので、少々高くても必要な投資ではないなと。もしかすれば、民間が先にというようなこと考えられますので、やはり地方公共団体として率先してそういった将来へのあるべき姿を見せるべきではないかなと思うわけですが、その辺の考えはどうでしょうか。
○議長(石崎久次君)  副市長。
○副市長(橋本顯治君)  先ほど藤堂部長の答弁もありましたように、値段が高いというのは一つの要因ですけれども、今議員言われたように、値段が高くても役所として将来の方向を見せることは大事だと、こういった議論として十分成り立つと思います。場合によっては、高いものを買うことも必要な場合もあります。ただ、この場合問題になるのが、買ったものが十分に機能するかどうかということなんです。これも先ほどの答弁にありましたけれども、充電に30分かかる、もしか遠くへ行くときは、ここのサービスエリア、この際充電せんといかんと、こんだけを、買ったそのものの機能がまだまだ役所で、例えば災害対策なり、いろんなときに使うときに十分な実用性に達しているかということが一番購入にちょっとためらうところはあるんです。なんで、それがあるからまだ役所の中では広がってないところもあると思います。その中で、それでも構わんから市内に昼間に使うだけのために1台ぐらい置いておってもよかろうという議論もあり得ると思いますので、これは八幡浜市だけの問題ではないので、少し周りを見ながらいろんな面で検討させていただきたいと思います。
○議長(石崎久次君)  菊池 彰議員。
○菊池 彰君  今、副市長言われましたとおり、もう走行距離が短いとか、これからやはりそういった電動車のバッテリー、蓄電池につきましては、技術革新でコンパクトになって長時間稼働できると、なおかつ最近CMを見ておりますと、非常時にその家1軒を3日間ぐらい十分電気出せますよと、そういったCM見ますので、そういった蓄電池の性能の向上と照らし合わせながら、また市としての購入を考えていただいたらと思いますので、よろしくお願いいたします。
 次ですが、県内におきましては、既に2市1町でクリーンエネルギー自動車導入対策補助金や電気自動車充給電設備への補助を実施しているところもあります。環境への負荷の少ないエネルギーの利用を促進して、地球温暖化の防止、資源の有効利用を図ることを目的としています。当市にしても、このような補助制度を整備し、対応するべきと思うが、考えを伺います。
○議長(石崎久次君)  市長。
○市長(大城一郎君)  当市には、現在クリーンエネルギー自動車導入対策補助金など、新エネルギー設備の導入に対する補助金はございません。近年、台風や豪雨などの大災害が頻繁に発生しており、災害時の停電に備え、非常用電源の必要性が高まり、他市の状況を見ましても、燃料電池や蓄電池の設置費用に対する補助金が多く、9市7町でこの補助金制度を導入しています。今後当市においても、他市町を参考にし、燃料電池や蓄電池など、電気エネルギーをためる設備について補助制度の導入、これを検討していきたいと思います。
○議長(石崎久次君)  菊池 彰議員。
○菊池 彰君  前向きな答弁ありがとうございます。
 やはり今どうしようかと迷っておられる方、決断するのに本当によい提案ですので、どうかこの補助につきましては、一日も早い実施をよろしくお願い申し上げます。
 次ですが、現在、第3次八幡浜市温暖化対策計画を実施中ですが、2050年、カーボンニュートラルに向けての行政の取組、企業の取組への支援、市民の地球に優しいライフスタイルへの提言が必要と思いますが、考えを伺います。
○議長(石崎久次君)  生活環境課長。
○生活環境課長(小野嘉彦君)  お答えします。
 カーボンニュートラルに向けての行政の取組ですが、平成20年3月に、CO2排出削減の推進を図るため、第1次八幡浜市地球温暖化対策実行計画を策定、気候変動や社会情勢の変化を踏まえ、5年をめどに改正を行っています。直近では、平成31年3月に、第3次八幡浜市地球温暖化対策実行計画を策定し、2030年に、基準年、2013年比で、市関連施設のCO2排出量を40%削減することを目標としています。
 市の取組としましては、冷暖房の温度管理を行い、クールビズ、ウオームビズを実施しています。また、昼休み中やトイレ、階段等の小まめな消灯も行い、節電を心がけています。また、3R、リデュース、リユース、リサイクルを推進し、ごみの再資源化率を高め、燃やすごみを減らし、CO2の排出削減に努めます。今後、企業や市民の方へも波及するよう啓発を行い、市が率先して国の長期目標である2050年、カーボンニュートラルの実現を目指し、取組を行っていきます。
 以上です。
○議長(石崎久次君)  菊池 彰議員。
○菊池 彰君  今、課長から2013年から2030年までに40%の削減目標をし、いろいろと取り組んでいるという答弁でございました。2013年から2030年、18年になるんですかね、ですが、現在2021年までの進捗状況、40%を目標としている中でまだ10年近くあるわけですが、現在40%の削減目標に対して何%できているのかという点についてお伺いをいたします。
○議長(石崎久次君)  生活環境課長。
○生活環境課長(小野嘉彦君)  お答えします。
 2013年、平成25年の市役所全体のCO2の排出量は1万3,561トン、平成29年度の排出量は1万324トンで、4年間で24%削減しました。現在、第3次実行計画期間内であり、市役所全体の排出量は把握していませんが、市長部局内の排出量としましては、平成29年度は8,350トン、令和元年度は7,829トンで、2年間で6%削減しています。推定にはなりますが、平成25年度の基準値から令和元年度までの6年間でCO2の排出量は約30%削減しています。
 以上です。
○議長(石崎久次君)  菊池 彰議員。
○菊池 彰君  2030年までに40%、どうかこれを目指して達成できるようにさらなる努力をお願いしたいと思います。
 まとめになりますが、愛着ある地元の風景や日常を未来につないでいくために、心を一つにして今行動することが大切です。毎年続く異常気象を、もはや異常気象と呼ぶことはできません。暮らしの中で一人一人が行う省エネの小さな工夫、例えばエコバッグ、エコドライブ、クールビズ、ウオームビズ、LED照明の導入など、COOL CHOICEを続けることで、温暖化防止に、CO2削減に寄与できるものと思います。2050年、カーボンニュートラルが達成できることを祈念しまして、あと29年ですが、我々議員も理事者の方も、自分の目で見ることができるように健康に留意していただくことをお願いいたしまして、一般質問を終わります。ありがとうございます。

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