令和4年八幡浜市議会11月臨時会会議録第1号

公開日 2023年03月01日

令和4年八幡浜市議会11月臨時会会議録第1号

議事日程 第1号

 

令和4年11月4日(金) 午前10時開議

 

第1

会議録署名議員の指名

 

第2

会期の決定

 

第3

議案第53号 令和4年度八幡浜市一般会計補正予算(第5号)

  (提出者の説明、質疑、討論、採決)

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本日の会議に付した事件

 

日程第1

会議録署名議員の指名

 

日程第2

会期の決定

 

日程第3

議案第53号

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出席議員(16名)       

 

  1番  井  上     剛  君

  2番  攝  津  眞  澄  君

  3番  平  野  良  哉  君

  4番  田  中  繁  則  君

  5番  遠  藤     綾  君

  6番  菊  池     彰  君

  7番  西  山  一  規  君

  8番  佐  々  木     加  代  子  君

  9番  竹  内  秀  明  君

 10番  平  家  恭  治  君

 11番  石  崎  久  次  君

 12番  樋  田     都  君

 13番  新  宮  康  史  君

 14番  上  田  浩  志  君

 15番  宮  本  明  裕  君

 16番  山  本  儀  夫  君

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欠席議員(なし)

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説明のため出席した者の職氏名

 

 市長          大 城 一 郎 君

 副市長         菊 池 司 郎 君

 教育長         井 上   靖 君

 総務企画部長      藤 堂 耕 治 君

 市民福祉部長      二 宮 恭 子 君

 産業建設部長      垣 内 千代紀 君

 総務課長        宮 下 栄 司 君

 政策推進課長      松 良 喜 郎 君

 財政課長        明 礼 英 和 君

 社会福祉課長      松 本 有 加 君

 市民課長        倭 村 祥 孝 君

 保内庁舎管理課長    二 宮 万裕美 君

 農林課長        宇都宮 久 昭 君

 商工観光課長      萩 森 久 人 君

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会議に出席した議会事務局職員

 

 事務局長        田 本 憲一郎 君

 事務局次長兼議事係長  菊 池 文 孝 君

 調査係長        黒 田 昌 利 君

 書記          田 中   聡 君

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   午前10時00分 開会       

○議長(平家恭治君)  皆さん、おはようございます。

 ただいまより令和4年第6回八幡浜市議会臨時会を開会いたします。

 市長から今議会招集の挨拶があります。

 市長。

〔市長 大城一郎君登壇〕

○市長(大城一郎君)  開会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。

 本日、令和4年第6回市議会臨時会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、御多忙のところ御参集を賜り、厚くお礼を申し上げます。

 初めに、先月22日に八幡浜市出身の柔道家、道上 伯氏の生誕110年記念シンポジウムが、フランス・ボルドーで開催され、出身地の市長として出席をしてきました。

 シンポジウムでは、フランス柔道連盟をはじめ、道上 伯氏の顕彰に努められた方々に感謝の意を表するとともに、八幡浜市のPRもしてきました。

 また、ボルドーの市長及び副市長との面会のほか、地元柔道界との交流も行い、道上 伯氏がボルドー市民に愛されていることを強く実感したところであります。

 今後は、フランス・ボルドーとの道上 伯氏をきっかけとした交流を図っていきたいと思います。

 次に、新聞報道にあったとおり、フランスから帰国後の先月25日、喉の痛みの症状があり、医師による検査の結果、私自身が新型コロナウイルスに感染していることが判明しました。市民の皆様をはじめ関係各位に大変御心配、御迷惑をおかけしました。

 しかしながら、ワクチン接種を3回していたおかげで、症状は思ったよりも軽症であり、改めてワクチンの重症化予防効果を身をもって感じたところです。

 八幡浜市では、初回接種1・2回目を完了した12歳以上の方対象に、オミクロン株対応の2価ワクチン接種を開始していますので、ワクチンを接種できる方は早めの接種に御協力をお願いします。

 それでは、臨時会について申し上げます。

 本臨時会におきましては、予算案1件の御審議をいただくものでございます。

 新型コロナウイルス感染症の長期化に加え、物価高騰等が市民生活に大きな影響を及ぼす中、生活者支援と地域産業経済支援、併せてマイナンバーカードの普及促進を図るため、電気・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金給付事業、畜産配合飼料価格高騰対策支援事業、八幡浜くらし応援マイナ商品券事業、マイナンバーカード普及促進事業の4事業の予算を計上させていただいております。

 今回の補正予算の主要事業として、物価高対策における市独自施策として、八幡浜くらし応援マイナ商品券事業を実施します。

 この事業は、生活者支援及び地域商業の振興を図るため、マイナンバーカードの取得に合わせ1人当たり1万円の商品券を給付するものです。

 バブル崩壊以降、失われた30年と言われる日本において、人口減で生産性が低下してきている中で、経済構造を変えていかなければなりません。

 IT革命で世界が変革している今、日本が取り残されている現実があり、既に世界ではマイナンバーカードは当たり前となっています。

 国は、来年3月までに全ての国民にマイナンバーカードが行き渡ることを目指しており、さらには、現行の健康保険証を令和6年秋に廃止してマイナンバーカードを代わりに使うマイナ保険証やマイナンバーカードと運転免許証との一体化の前倒しを検討しています。

 今後、デジタル化が加速することで、コンビニでの各種証明書の交付やオンラインでの行政手続など、マイナンバーカードは市民生活には欠かすことのできないものとなります。

 しかしながら、本市のマイナンバーカードの交付率は、令和4年9月末現在45%にとどまり、愛媛県平均50%、全国平均49%を下回っている状況です。

 現在、国ではマイナンバーカード交付者を対象に、マイナポイント事業第2弾を展開しており、県のマイナポイント事業と合わせれば最大2万4,000円分のキャッシュレスポイントがもらえます。

 さらに、今回の八幡浜くらし応援マイナ商品券事業で1万円の商品券を給付することで、物価高騰下での消費の下支えを通じた生活者支援と併せ、マイナンバーカード新規取得を後押しする取組を早急に進めたいと考えています。

 議案の詳細につきましては、後ほど部長より御説明いたしますが、何とぞ慎重審議賜りまして御賛同いただきますよう、お願い申し上げます。

 以上申し述べまして、招集の挨拶とします。

○議長(平家恭治君)  議長において、この際、諸般の報告を行います。

 9月定例会閉会後における諸般の報告については、お手元に配付いたしております報告書をもってこれに代えます。

 なお、去る10月24日、東京都のホテルルポール麹町にて、宮本明裕議員が地方議会の議員として多年にわたり在職し、地方自治の発展に顕著な功績があったことから、総務大臣より感謝状が贈呈されましたので、お知らせいたします。誠におめでとうございます。

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○議長(平家恭治君)  それでは、これより本日の会議を開きます。

 本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりであります。

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○議長(平家恭治君)  日程第1 会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員は、議長において2番 攝津眞澄議員、15番 宮本明裕議員を指名いたします。

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○議長(平家恭治君)  日程第2 会期の決定を議題といたします。

 お諮りいたします。

 今期臨時会の会期は、本日1日といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(平家恭治君)  御異議なしと認めます。よって、会期は本日1日と決定いたしました。

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○議長(平家恭治君)  日程第3 議案第53号 令和4年度八幡浜市一般会計補正予算(第5号)を議題といたします。

 提出者の説明を求めます。

 総務企画部長。

○総務企画部長(藤堂耕治君)  議案書の1ページから23ページ、議案第53号 令和4年度八幡浜市一般会計補正予算(第5号)について、別冊でお配りしております令和4年度11月補正予算資料で御説明をいたします。

 補正予算資料の2ページをお開き願います。

 今回の補正は、一般会計のみの補正で、一番上の行の真ん中あたり、今回補正額の欄にありますように、6億8,840万5,000円を追加するもので、累計では、その右の合計欄のとおり、245億7,550万6,000円、特別会計・企業会計を合わせた総合計では、一番下の行のとおり、457億4,366万3,000円となります。

 3ページをお願いします。

 それでは、今回の補正予算の事業概要と12月定例会での予算計上ではなく、今臨時会に補正予算を提案した理由について、最初に説明します。

 まず、1つ目は、令和4年9月上旬に開催されました国の物価賃金生活総合対策本部において、追加の物価高対策として決定された住民税非課税世帯への1世帯当たり5万円の給付事業です。

 2つ目は、配合飼料価格の上昇が続く中で、愛媛県の補助事業による畜産経営者への支援事業です。

 これらの事業については、早急に実施する必要があると考えております。

 次に、3つ目及び4つ目は、市独自の事業として、新型コロナウイルス感染症の影響の長期化に加え、物価高騰などが市民生活に大きな影響を及ぼす中で、消費の下支えを通じた生活者支援と地域商業の振興、併せてマイナンバーカードの普及促進を図るため、八幡浜くらし応援マイナ商品券事業を実施するものです。

 そして、マイナンバーカード普及促進のための取組として、休日窓口の開設や公民館、企業等への出張訪問などにより、カードの申請、交付の機会を増やすなど、申込支援体制の強化を早急に進めたいと思っており、これらの4事業について今臨時会に補正予算を提案するものです。

 4ページをお願いします。

 それでは、これより一つ一つの事業について説明します。

 電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金給付事業は、電力・ガス・食料品などの価格高騰による負担増を踏まえ、特に家計への影響が大きい低所得世帯に対し、1世帯当たり5万円を給付するものです。

 令和3年度及び4年度においても同様に、住民税非課税世帯等に対し臨時特別給付金として1世帯当たり10万円の給付を行っており、今回の給付金も、給付額は異なりますが、同じような内容のものとなります。

 支給対象者は、(1)令和4年9月30日に本市に住民登録がある令和4年度住民税均等割が非課税の世帯と(2)家計急変世帯です。

 給付金の支給額は、1世帯当たり5万円で、支給手続としては、(1)令和4年度住民税均等割が非課税の世帯で、①世帯全ての方が令和4年1月1日以前から八幡浜市に住所がある場合は、対象者に案内通知を送付し、世帯員等に変更がなければ申請不要、プッシュ型で給付金を口座に振り込みます。

 ②世帯の中に令和4年1月2日以降に転入した方がおられる場合は、給付金を受け取るには申請が必要となります。

 5ページをお願いします。

 (2)家計急変世帯については申請が必要となります。

 スケジュール案としては、令和4年11月上旬に対象者に案内確認書を送付し、11月中・下旬から随時支給する予定としており、申請期限は令和5年1月31日です。

 予算額は3億329万6,000円で、全額国費です。

 事業費の内訳としては、給付金が3億円、事務経費が329万6,000円で、給付金については、前回事業の実績を参考に、住民税非課税世帯5,800世帯、家計急変世帯200世帯と見積もっています。

 その他の欄に参考として前回の事業の実績を記載しているほか、次の6ページに前回の事業と今回の事業を比較した表を掲載しておりますので、後ほど御参照願います。

 7ページをお願いします。

 畜産配合飼料価格高騰対策支援事業は、愛媛県の補助事業で、配合飼料価格の上昇の影響緩和と畜産経営の安定供給体制を維持するため、令和2年10月から12月と令和4年1月から3月期の飼料価格差の3分の1相当を補助するものです。

 補助対象者は、市内に本社を置く畜産経営者とし、そこに記載の(1)から(4)の要件を全て満たす必要があり、市内の対象者は、養鶏3者、養豚2者の計5者となる予定です。

 補助金額としては、令和4年4月から9月期の配合飼料価格安定制度の対象数量掛ける1トン当たり3,700円で、対象数量とは、契約数量または購入実績数量のいずれか低い数量となります。

 予算額は1,244万7,000円で、全額県費です。

 なお、畜産別の補助額は、この表のとおりで、養鶏3者で259万円、養豚2者で985万7,000円、合計で1,244万7,000円です。

 8ページをお願いします。

 八幡浜くらし応援マイナ商品券事業は、新型コロナウイルス感染症の影響の長期化と物価高騰などが市民生活に大きな影響を及ぼす中、消費の下支えを通じた生活者支援、地域商業の振興と併せ、マイナンバーカードの普及促進を図るため、マイナンバーカードの取得に合わせ1人当たり1万円の商品券を給付するものです。

 この商品券事業は、マイナンバーカードの取得日によって商品券の使用期間を分け、前期と後期に分割して実施します。

 まず、前期分について説明します。

 商品券の使用期間は、令和4年12月19日から令和5年2月28日までの約2か月半で、給付対象者は、令和4年10月31日時点で本市の住民基本台帳に登録され、この日までにマイナンバーカードを取得された方となります。

 なお、11月以降にマイナンバーカードを取得される方への給付は、後期分として後ほど説明します。

 発行総数は1万9,200冊、これは令和4年9月末の本市の交付率45.02%から勘案して、市の人口約3万2,000人の60%で設定しています。

 なお、1人1冊1万円ですので、給付総額及び経済効果は1億9,200万円となります。

 商品券の発行種類は、スーパープレミアム付商品券(第3弾)事業と同様に、使用しやすいよう500円券20枚つづりとし、登録された市内の中小事業所で使える地域応援券10枚とスーパーなど大型店を含む登録店で使用できる共通券10枚の2種類を1冊にまとめます。

 なお、今回の商品券は、生活者支援の意味合いが強いことから、ふだんのお買物に使用できるように、共通券の割合を1割増やして地域応援券と共通券の比率を5対5としています。

 給付方法については、ゆうパックにより12月中旬に対象者へ商品券を発送します。

 なお、これまでのように、現金による販売方式ではなく、商品券を郵送で直接お届けするプッシュ型の事業であることが今回の特徴です。

 9ページをお願いします。

 特定事業者取扱店の登録などについては、予算成立後、速やかに準備を進め、これまでの商品券事業と同様に、参加店舗を募り、登録店を定めステッカーやチラシ、インターネットにより周知します。

 過去の実績から、500件程度の店舗数になるものと思われます。

 予算額は2億1,607万4,000円で、その内訳としては、換金交付金が1億9,200万円、通信運搬費883万2,000円、印刷業務・引換え・換金等の委託料が1,331万4,000円、その他事務経費が192万8,000円です。

 財源については、電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援地方交付金として国から本市に配分予定の1億2,897万4,000円を充当します。

 10ページをお願いします。

 八幡浜くらし応援マイナ商品券事業(後期)は、前期と同じく1万円の商品券を給付する事業で、令和4年11月1日から令和5年3月31日までの間にマイナンバーカードを取得した市民が対象となります。

 商品券の使用期間は、令和5年3月1日から6月30日までの約4か月とし、マイナンバーカードの取得時期により使用期間が短くならないよう、年度をまたいだ使用期間としており、15ページに記載のとおり、後期分の事業費全額1億4,803万9,000円を繰越明許費として予算に定めています。

 10ページにお戻り願います。

 発行総数は1万2,800冊、市民全員を対象としていることから、前期分を差し引いた本市の人口3万2,000人の40%の1万2,800冊とし、前期と合わせれば全市民を対象とする予算計上としています。

 給付総額及び経済効果は、1億2,800万円です。

 商品券の発行の種類は、前期と同様で、給付方法については、11ページの図の一番下を御覧ください。

 令和5年1月31日までにマイナンバーカードを取得した方については3月上旬に、2月末までに取得した方には3月下旬に、3月末までに取得した方には4月下旬にそれぞれ商品券を発送する予定です。

 予算額は1億4,803万9,000円で、その内訳としては、換金交付金が1億2,800万円、通信運搬費588万8,000円、印刷業務・引換え・換金等の委託料が1,231万4,000円、その他事務経費が183万7,000円です。

 なお、財源については、全て一般財源です。

 3ページにお戻り願います。

 上から3つ目の表を御覧ください。

 八幡浜くらし応援マイナ商品券事業として、前期分、後期分を合わせると総額3億6,411万3,000円の事業となり、国の電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援地方交付金1億2,897万4,000円を除いた一般財源2億3,513万9,000円については、財政調整基金を取り崩して対応することとしています。

 12ページをお願いします。

 マイナンバーカード普及促進事業については、大きく2つの事業に分かれます。

 まず、1つ目は、2、概要のところの(1)に記載の県市連携事業で、現在実施中のマイナポイント事業(第2弾)の対象となるマイナンバーカードの申請期限が、令和4年9月末から12月末まで延長されたことに伴い、県と市が連携した商業施設での申請受付窓口についても、期間を延長して実施することに伴い、追加の負担金として13ページの8行目に記載のとおり、県市連携事業負担金として80万3,000円を計上するものです。

 実施期間は、令和4年11月から令和5年3月までで、本市の実施場所は、これまでどおりフジグラン北浜店です。

 なお、13ページの下の参考のところの上の白丸のところにこれまでの実績について記載しています。

 2つ目の事業は、(2)に記載の市独自の事業で、先ほど説明しましたマイナ商品券事業によってさらに増加が見込まれる申請などへの受付対応窓口の拡充、申請・受け取りの利便性向上などを図るために実施するものです。

 併せてマイナポイント事業の受付支援体制も強化します。

 具体的には、13ページの一番下に、8月、9月に実施した実績を掲載しておりますが、今後も継続して八幡浜庁舎及び保内庁舎において休日窓口を開設します。

 また、今後は県知事選挙の期日前投票期間中にも休日窓口を開設するほか、八幡浜庁舎で毎週金曜日、保内庁舎で毎週月曜日に実施している平日の窓口延長時間においても受付対応を実施します。

 さらに、公民館や新型コロナワクチン接種会場など、庁外における出張サービスを実施するほか、御要望がありましたら、企業や施設などへの訪問による受付も行います。

 そのため、会計年度任用職員などの増員、他部局職員を含めた全庁体制での職員配置を実施するほか、申請業務に必要な専用端末の増大を図ります。

 また、市内の携帯電話事業者との連携による積極的な申請支援に努めるほか、PRチラシの作成による勧奨通知も実施してまいります。

 13ページをお願いします。

 予算額としては、2つの事業を合わせて854万9,000円でマイナポイント事業に係る予算は、政策推進課所管の企画費、マイナンバーカードの交付に係る予算は、市民課所管の戸籍住民基本台帳費に計上しています。

 事業費の内訳としては、人件費465万9,000円、通信運搬費101万5,000円、使用料及び賃借料95万9,000円、先ほど申し上げました県市連携事業負担金80万3,000円、その他事務経費が111万3,000円で、財源については、補助対象外経費となる16万4,000円を除いて全額国費です。

 それぞれの事業の具体的な説明は以上ですが、16ページ、17ページに歳入歳出の状況、18ページから23ページにかけて新型コロナウイルス感染症対策関連事業一覧表を掲載しておりますので、御参照願います。

 説明は以上でございます。

○議長(平家恭治君)  これより質疑に入ります。

 質疑はありませんか。

 菊池 彰議員。

○菊池 彰君  マイナンバーカードの普及促進事業について質問をいたします。

 先ほど市長また部長の挨拶の中で、今現在八幡浜市9月末で45%余りとのことでございましたし、また近隣の自治体では既に80%を超えているところがあると聞いております。県よりも低いということで、この促進事業で来年3月には取得率が伸びることを期待をしております。

 そこで、まず伺いたいのは、現在八幡浜市において年代別で大きな差があるのかというのが1点目。

 また、申請は基本的には本人が窓口に行かなければなりませんが、15歳未満であるとか、あと高齢者、認知症の方で窓口に行くのが困難な方が代理申請が認められておりますが、今現在、認知症の方をどれくらいの人数と把握をされているのか。

 そして、マイナンバーカードの交付の際には、家族の付添いの下で本人が窓口に行かなければならないというような縛りがあると認識をしておりますが、何か別の方法で代理の方が直接受け取ることはできないのかということと、あともう一点は、来年3月末でこの促進事業が終わるわけですけど、それに伴い、商品券もその時点で申請をしてない方はもう間違いなく切るのか。やっぱり不公平感が生じる感もあるんですが、その辺の考えについてお伺いいたします。

○議長(平家恭治君)  市民課長。

○市民課長(倭村祥孝君)  市民課よりお答えします。

 まず、最初の御質問なんですけども、年代別によって偏りがあるのかと。マイナンバーカードの取得率に偏りがあるのかという御質問だったと思うんですけれども、八幡浜市のマイナンバーカードの年代別の交付率を見てみますと、特にこの年代において多いとか少ないとかという形の極端なものは出てないんですけれども、国と交付率を比較してみますと、国との差を申し上げますと、大体70歳以上の高齢者については、70代が約11%低い、80代が16%ほど低いという状況になっております。

 あと目立っているところについては、20代が5%ほど低いというふうな状況になっております。

 また、男女別の交付率なんですけども、特に男性のほうの交付率が低いという状況になっております。

 以上でございます。

 2つ目の御質問なんですが、認知症の方の数は別にしまして、交付の際に本人が来庁しなければならないか、また代理人の受け取りはできないかという御質問だったと思うんですけれども、これにつきましては、基本申請者御本人が1回は来庁していただくという形の手続を取っております。

 ただ、申請者本人が長期入院や施設入所などしている場合、やむを得ない理由があるということで来庁することが困難であると認められるときには、マイナンバーカードを代理人に交付するような形を取っております。

 ただ、代理人に交付するということで、もちろん委任状が必要になりますし、また来庁が困難であるということの証明をする書類等が必要になります。

 また、代理人と申請者の御本人の御本人確認の書類も必要になりますので、かなり込み入った手続になりますんで、申請されないケースが多いように思われます。

 市民課は以上です。

○議長(平家恭治君)  市民福祉部長。

○市民福祉部長(二宮恭子君)  それに関連しまして、2番目にありましたが、認知症の高齢者というところで、認知症の症状、皆さん御存じかと思うんですけれども、特に度々道に迷うとか、買物や事務それから金銭管理などが、それまでできていたことにミスが目立つ等の症状があるという以上の方の数といたしましては、全市民の中で1,520名の把握をしております。

 その中には、もちろん御家族、マイナンバーカード取得に関しましては、御家族が一緒に来られたりするとそれは十分できることは可能かと思いますが、一応数としては1,520人の数を把握をしている状況になります。

 以上です。

○議長(平家恭治君)  総務企画部長。

○総務企画部長(藤堂耕治君)  菊池 彰議員の最後の御質問の3月末で打ち切るのかと、打ち切ったことで結果的にもらえなくなる人が出るので不公平になるのではないかという御質問にお答えをさせていただければと思います。

 まず、3月末で打ち切るのかにつきましては、4月以降このマイナンバーカードの普及促進のために市としてどのような施策を講じていくのかにつきましては、また今回の事業の検証結果を見て、別途検討してまいりたいというふうには考えておりますが、この事業については一旦3月末で打ち切りたいと思っております。

 次に、3月末までにマイナンバーカードを受納しないと1万円の商品券がもらえないので不公平ではないのかという御質問にお答えしたいと思います。

 3月末までにはまだ結構時間的余裕があり、申請いただければ全員に商品券を給付するものでありますから、不公平ではないというふうに考えておりますが、今ほど御質問いただきまして、市民課長より答弁がありましたように、マイナンバーカードを取得する意思があっても外出がままならない高齢者への対応、認知症等により意思表示が難しい方への対応などについては、今後市も全市民の取得を目指す以上、親切丁寧なきめ細やかな対応をしていかなければならないというふうに考えております。

 それと、もちろんマイナンバーカードの申請は任意で、義務ではありませんから、市としても強制はできないわけでありますが、市としては、これからデジタル社会は間違いなく来ると思っており、国もそれを踏まえて全国民に持ってほしいと言っておりますので、これから行政サービスを利用する際にマイナンバーカードは一つの入り口の鍵で、持っていないとサービスを受けられないということに結果的にはつながってしまうことになるのではないかと思っております。

 マイナンバーカードは、我が国において今後国民が暮らしの便利を実現するために活用される社会のインフラ、デジタル社会のパスポートになると確信をしておりますので、市を挙げて普及に努めるとともに、市民に対しては丁寧な説明、広報に努めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。

○議長(平家恭治君)  菊池 彰議員。

○菊池 彰君  先ほどの市民課長の答弁の件で質問をさせていただきます。

 まず、二宮部長のほうから、認知症の方が1,520名と把握をしている。その中でも何人が来庁不能かちょっと現段階ではなかなか分からないわけですけど、本人がどうしても窓口に来ることができない。そのときは代理で受納が可能であるということを言われましたが、その来庁不能をどういった形で書類に示すのか。そして、今課長が言われた書類を書くのが複雑なので、そういったことを申請される方が少ないというような言い方でございましたけれども、もっといろいろ簡潔にしてそういった方のために市民課のほうで御尽力をいただけないかなと思うんですが、その辺いかがでしょうか。

○議長(平家恭治君)  市民課長。

○市民課長(倭村祥孝君)  先ほどの御質問の延長かと思うんですけれども、どうしても来庁できない、意思が示せないという方につきましては、現在国のほうもマイナンバー普及率100%を目指しまして協議中でありまして、どういう対応になるかというのは、またこれからの審議状況になるとは思うんですけれども、その対応を待って八幡浜市のほうもその対応に従って対応してまいりたいと考えております。

 以上です。

   (「分かりました」と呼ぶ者あり)

○議長(平家恭治君)  ほかにありませんか。

 平野良哉議員。

○平野良哉君  現在市役所の1階のほうでマイナンバーが交付されてると思うんですけども、交付に来た際に、パスワードが他人に見られるのを懸念される方が二、三人いらっしゃいましたので、今後改善されることはないですか。

○議長(平家恭治君)  市民課長。

○市民課長(倭村祥孝君)  今マイナンバーカードを扱う利用端末なんですけれども、一応スクリーン等に工夫が施されておりまして、隣からのぞかれたりしても見えないような工夫はされてるんですけれども、ただ真正面から近距離で見られると、やはり見える状況がございます。

 また、今たくさん来庁者がマイナンバーの関係でおられますんで、そういう混雑した状況の中で見られるという可能性もこれはあるとは思いますんで、ここら辺は十分窓口のほうも注意して、これからそういう場面とか状況がないように努めていきたいと考えております。

 以上です。

○議長(平家恭治君)  平野良哉議員。

○平野良哉君  ぜひつい立て等、後ろに置くような感じで、後ろの人からのぞかれないような感じで工夫していただけたら幸いでございます。

○議長(平家恭治君)  ほかにありませんか。

 遠藤 綾議員。

○遠藤 綾君  今回八幡浜くらし応援マイナ商品券事業ということで、物価対策とそしてマイナンバーの普及を一緒にした理由というのはどうしてでしょうか。

 というのも、これ国から物価対策のために使ってくださいという交付金が来ていますけれども、物価的に経済的に困っている人、ただし自分の考えとしてマイナンバーカードを持ちたくないという人も当然いるわけです。

 そういう考えで持たない、しかし経済的には苦しい、そういう人はもらえない、そういうことですよね。欲しければマイナンバーカードを申請しろと。これは事実上の強制ということじゃないですか。これは分けて市民にこの交付金を配るべきだったんじゃないでしょうか。その点お答えください。

○議長(平家恭治君)  総務企画部長。

○総務企画部長(藤堂耕治君)  お答えします。

 先ほど来から説明させていただいておりますように、この八幡浜マイナ商品券事業は、物価高騰が続く中での生活者支援、長引くコロナ物価高騰で苦しむ事業者に対する市内消費活動の活性化がメインですが、それと併せてマイナンバーカードの取得促進を図るというものです。

 今回マイナンバーカードの取得に合わせて商品券を給付するようにしましたのは、市長の招集挨拶にもありましたように、あと2年と迫る令和6年秋に、現行の健康保険証を廃止してマイナンバーカードを代わりに使うマイナ保険証の実施や、運転免許証とカードの一体化の実施時期が前倒し、令和6年度末の予定の前倒しについて国が先日発表したことを受けまして、マイナンバーカードの交付率が県平均、全国平均よりも低い本市としましては、この機を逃さず普及を進める必要があると判断をしたものです。

 もしこのまま令和6年を迎え、現行の健康保険証が廃止となる直前に多くの市民がマイナンバーカードの申請に来られたのでは、市は対応できない可能性もあります。

 さらに、今なら12月末までに申請すれば国のマイナポイント事業第2弾と県単独のマイナポイント事業を合わせれば最大2万4,000ポイント分のキャッシュレスポイントがもらえますので、なるべくこの間に申請していただくよう全庁体制で普及促進に努めてまいりたいと考えております。

 それと、これはまだ正式な通知が来ているわけではありませんが、国は普通交付税についても算定にマイナンバーカードの交付率を反映させる方向で検討しているとか、来年度より現在の地方創生推進交付金等も統合される予定のデジタル田園都市国家構想交付金、いわゆるデジ田交付金ですが、これについてもその採択条件に各自治体の交付率が勘案されるとか、さらに新しいタイプの交付金の場合は、そもそもカードの交付率が全国平均以上でないと申請できなくなる可能性もあり、財政状況厳しく、これからDXを推進していかなければならない本市にとっては無視できない状況であるというふうに認識しており、それらの総合的判断の下で今回のような事業を構築したということでございます。

○議長(平家恭治君)  遠藤 綾議員。

○遠藤 綾君  今後の交付金のこと、それから今後の事業を考えてということ、市としてはそういう考えであるということは分かりました。

 ただ、アメリカなどではこういうマイナンバーはありますけれども、もしそれがなくしたり漏えいしたりしたときの被害を考えて、家の中に安全なところに厳重に保管しておくような体制を、体制というか、そういうふうなことをしているとも聞きます。

 このマイナンバーにいろんな情報がひもづけられることによって、紛失したときのリスクや情報漏えいのリスク、これがあるからマイナポイントが2万円以上つくとしてもやっぱり交付率がなかなか上がらないという現状があると思います。それ自体がまだ改善されていないということで、こういったことをしても上がるかどうか、少し私は疑問を持っておりますが、見守りたいと思いますけれども、そういうことで自分自身の考えでカードはつくらないという人も当然任意ですからいるわけです。

 ですから、物価対策は物価対策、そしてカードはカードと分けるべきだったんじゃないかというふうに私は思います。

 ということで、そういう意見を申し述べたいと思います。

○議長(平家恭治君)  ほかに。

 新宮康史議員。

○新宮康史君  考え方いろいろあると思いますし、強制するものではないということでちゃんと説明をしていただいたんで、あと内容については懇切丁寧に説明していただいてるんで、取得についての理由等々については理解できたと思うんですけども、これ公民館とかいろんな会合で、国の政策の一端であるということで、市全体できちっと取り組んでいかないと、その交付率が上がらないと、そういうふうに思うんですけど、最終的に具体的に言うたら何%、今45%ですけど、さっき市民課長言われたように、100%とぱっと出ましたけど、100%はちょっと無理やないかと思うんですが、市としてはどのくらいの交付率を目指してやるつもりなんですか。やっぱり定量的というか数量はきちっとしたほうが私たちもつかみやすいと思うんで、その辺についてはどうなんでしょうか。

○議長(平家恭治君)  総務企画部長。

○総務企画部長(藤堂耕治君)  御承知のとおり、国は今年度末までにほとんどの国民の取得、ほぼ100%を目標とするということでございます。

 今回この事業を構築するに当たりまして、市として特に目標を定めているわけではありませんが、最大限の努力をしまして、限りなく100%に近づくよう頑張ってまいりたいというふうに考えております。

 そのため、マイナ商品券の予算につきましても、市民全員分で計上しているところでございます。

 以上です。

○議長(平家恭治君)  ほかにありませんか。

 西山一規議員。

○西山一規君  マイナンバーカード全般的なことになってくるんですけれども、こちらはやはり先ほどから答弁もありますが、強制ではなく任意だということで、どうしても中には、ほかの議員からも発言ありましたけども、強い意志を持って要らないと、つくらないという方も中にはいらっしゃると思います。

 その根拠は何かというと、皆さんも人間ですから、過去の経験と得た知識から判断するというのが、どの方でもそういうことで判断されていると思いますので、その中に本当にそれ正しい知識で判断しているのかということが大事になってくるかと思います。

 何が言いたいかというと、マイナンバーカードをどういう、本当に正しく認識してるのかどうか、これが大事になってくると思います。

 ひもづけの話もありましたけども、特に国会議員も、ある国会議員が番組で言ったのか、SNSで書いたのかちょっと忘れましたけども、落としたら大変じゃないかというようなことを言った方がいらっしゃるんです。

 要は、そういう方、支持されている方は、ああそうだそうだと。不安を持ってつくりたくないと、そういう判断をされる方もいらっしゃいますし、ひもづけの問題も、ひもづけって何だろうということをちゃんと理解しないと、落としたら全部情報が取られてしまうというふうに、これ間違ってる認識なんですけども、そういった認識を持って、だから嫌だというような方も出てくると思います。

 基本的には国がやることであると思いますが、そういったマイナンバーカードについて正しい認識を持っていただくということを何らかの形でやらないと、申請が楽になりますよ、商品券ももらえますよ、その方向だけではいけないんじゃないかと思いますが、認識を正しく持っていただくということに関して、市で取り組むことは何か考えられてますでしょうか。

○議長(平家恭治君)  市長。

○市長(大城一郎君)  西山議員がおっしゃられるとおり、マイナンバーカードの正確な認識というのは必要だろうと思っております。

 先ほど遠藤議員申されたように、たんすにしまっておく、これでもいいんです。いざというときに、今回私もコロナに罹患しまして、コロナの情報もマイナンバーカードに入ってます。入ってるのを携帯のスマートフォンで読み取ると、過去3回の接種の日にちが全て出てきます。それがマイナンバーカードを通してもう登録されてます。それをあと専用のアプリで読み込むことでスマートフォンに全部情報が出てくる。ふだん持っていなくても、必要なときにそれを読み込めば出てくる、そういうことができるのがマイナンバーカード。そして、そういうことがいろいろなことでできてくると思います、これから。

 最初にマイナンバーカードを申請して、もらうまでが大変ですけど、1回マイナンバーカードを取得すれば、いろんなことができます。それも難しいということがあれば、それはみんな持っているわけですから、若い人、特におじいさん、おばあさんだったらお孫さんに聞けばできるようになります。

 しかし、マイナンバーカードがなければそういうサービスが受けられないということにつながっていきますので、ぜひこれはその入り口ですね、行政サービスの入り口、スタートラインに立つためにマイナンバーカードを持っていただきたい。そういうことをこれから市としても全庁挙げて市民の方々になるべく分かりやすい形で説明をしていきたいというふうに思っております。

○議長(平家恭治君)  西山一規議員。

○西山一規君  今市長の答弁の中で、ちょっと疑問があるんですけれども、マイナンバーカードの中にコロナの情報が入っているという表現されませんでした。

 それってマイナンバーカードにICチップが入ってますので、そこにどんな情報が入ってるか、それをしっかり認識しないと、あれもそうなんじゃないかこれもそうなんじゃないかという臆測でどんどん話が広がってきて、怖いから嫌だというような考え方が出てきますので、きちんとチップの仕様ですね、何が入ってて、コロナの情報というのは、私の認識ではコロナの情報は入ってない。何で出てくるかというと、マイナンバーとリンクしているから別のデータベースからそれを取ってきて表示されると、そういうことですから、カードを落としたらコロナの情報が人に漏れると、そういうことではないと思いますので、その辺はちょっともう一度確認していただいて、正しい認識を持っていただければなというふうに思います。

 以上です。

○議長(平家恭治君)  ほかにありませんか。

 攝津眞澄議員。

○攝津眞澄君  庁外における出張窓口の開設というところで、企業や施設等への訪問による受付対応の拡充がありますけれども、介護施設とか福祉施設、あと企業様とか、そういうところの職員の方とか入居者の方の拡充だと認識いたしますけれども、申出はどのようにして申し出るのか。それか、市のほうからそういう企業様に何かお手紙とかそういうので周知するのかということを教えていただきたいのと、あと独居老人の高齢者の方が非常に八幡浜市多いんですけれども、なかなか情報とかが入りにくい傾向にあると思います。

 1か月に1回民生委員さんがお宅を安否確認とか情報のために回られているとお聞きしたんですけれども、何かこう回覧板じゃないんですけど、マイナンバーカードに関する配布物みたいなやつで、そこで説明していただくとまた分かりやすいかと思われるんですけれども、そういう独居の高齢者に対する対応はどうされるのか、教えていただきたいです。

○議長(平家恭治君)  市民課長。

○市民課長(倭村祥孝君)  今の攝津議員からの御質問なんですけれども、まず企業とか施設訪問はどうされるのかということなんですけれども、これについて今でも企業とかについては、希望を聞いて出張を行っている状況なんですが、この2年、3年当たりはコロナ禍もありまして、なかなか御希望がないということで、実績としては、八幡浜支局であるとか商工会議所であるとか市立病院であるとか、そういったところに限られております。

 今後どういった周知方法でそれを行っていくのかということなんですけれども、取りあえず12月の広報とか、間に合えばチラシ等も折り込み入れまして、もう一度周知を図りまして希望を募りたいと考えております。

 ある程度条件とか、また何人以上とかということで出さざるを得ないかと思いますけれども、御希望があればそういう企業等に訪問しながら申請を受け付けていきたいと考えております。

 あと戸別訪問のほうなんですけれども、戸別訪問のほうは、たしか今窓口、市民課、保内庁舎管理課の窓口だけでも大変な状況でありますので、先ほど説明がありましたように、市全体で取り組むということですので、ほかの他課の職員の応援も得て、今後戸別訪問、どういった形にするかは、これもまた条件付ということになるとは思うんですけれども、そういうふうに考えておりますので、他課の応援も得ながら市全体で、市職員全体で取り組んでまいりたいと考えております。

 以上です。

○議長(平家恭治君)  総務企画部長。

○総務企画部長(藤堂耕治君)  攝津議員言われましたとおり、地域の実情というのは、なかなか独居老人がどこにいらっしゃって、なかなか外出がままならないお年寄りがどの程度いらっしゃるということは、なかなか市のほうでも分かりづらいところがあると思っています。

 それで、今回各地区公民館で出張申請の受付をするに際しまして、今月9日の日に公民館の主事部会で説明をさせていただくということになっておりますので、またそのときに公民館の方や、ひょっとしたらの民生児童委員の方にも御協力いただくようになるかもしれませんが、いろんな情報をお寄せいただいて、どうすればそういう方に申請いただくような手配ができるのかを一緒に考えていければというふうに思っております。

 以上です。

○議長(平家恭治君)  ほかにありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(平家恭治君)  これをもって質疑を終結いたします。

 お諮りいたします。

 ただいま議題となっております議案第53号については、委員会付託を省略し、直ちに討論、採決に入りたいと思います。これに御異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(平家恭治君)  御異議なしと認めます。よって、議案第53号については、委員会付託を省略し、直ちに討論、採決に入ることに決しました。

 これより討論に入ります。

 討論はありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(平家恭治君)  これをもって討論を終結いたします。

 これより議案第53号を採決いたします。

 本件は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。

(賛成者起立)

○議長(平家恭治君)  御着席願います。

 起立多数であります。よって、議案第53号は原案のとおり可決されました。

―――――――――――――――――――――

○議長(平家恭治君)  これにて本日の会議を閉じます。

 閉会に当たり、市長から挨拶があります。

 市長。

〔市長 大城一郎君登壇〕

○市長(大城一郎君)  閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。

 御提案申し上げました議案に対し、適切なる御決定、御承認をいただき、誠にありがとうございました。

 さて、山々を見渡しますと、段々畑にはひときわ輝くオレンジ色が日に日に映え、本市の基幹産業である温州ミカンの収穫期を迎えようとしています。

 今月7日には私も上京をいたしますが、温州ミカンの初競りが大田市場で行われ、いよいよミカンの季節の幕開けとなります。

 今年は、7月下旬以降気温が高く、雨が少ない状況が続き、糖度、酸度ともに平年より高く推移し、良い品質に仕上がったと聞いております。すばらしいミカンをつくられました農家の皆様の並々ならぬ御努力に敬意を表しますとともに、ミカン価格の好調な滑り出しを期待したいと思います。

 結びに、秋晴れが心地よい季節となりましたが、寒暖の差が大きい時期でもあります。議員各位におかれましては、健康に御留意いただき、市政発展のため引き続き御活躍いただきますようお願い申し上げまして、閉会の挨拶とします。どうもありがとうございました。

○議長(平家恭治君)  以上をもって今議会の日程は全部終了いたしました。

―――――――――――――――――――――

○議長(平家恭治君)  これをもって令和4年第6回八幡浜市議会臨時会を閉会いたします。

   午前10時59分 閉会

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