記事番号: 1-3587
公開日 2024年10月01日
更新日 2024年10月01日
10月17日(木)から23日(水)は「薬と健康の週間」です。
お薬を使用する際には次のようなことに注意し、より安全に効果的に使用して下さい。
【薬を使用する際の注意点】
◇使用する前に薬の添付文書をよく読みましょう。
添付文書には、用法・用量、効能・効果のほか、使用上の注意、副作用などについて書いてあります。
必ずよく読んでから使用し、読んだ後も大切に保管しておきましょう。
◇用法・用量を守りましょう。
薬の作用は、使用量と深い関係がありますので、自分の判断で使用量や回数を増減してはいけません。
たくさん飲めばよく効く、速く効くというわけではなく、決められた量以上に用いると体に好ましくない反応(副作用)が出る場合があります。また、決められた薬の服用時間を守りましょう。
薬の服用時間
食前:食事の約1時間前~30分前
食間:食事と食事の間(食事の約2時間後)
食後:食事の後約30分以内
頓服:痛み、熱など、症状のひどい時
◇薬の形(剤形)にあった服用方法を守りましょう。
錠剤、カプセル剤:コップ一杯程度の水又はぬるま湯で服用して下さい。
液剤:薬の成分を均等にするために、よく振ってから飲んで下さい。一回量は計量カップなどに移してから飲んで下さい。
◇薬の飲み合わせ(相互作用)に注意しましょう。
複数の薬の飲み合わせによって、作用が強く現れて思わぬ副作用を生じたり、効き方が弱くなったりすることがありますので、医師や薬剤師に相談して下さい。
◇高齢者の薬の使用には特に注意しましょう。
高齢者は様々な病気にかかっていることが多いので、複数の薬を併用する機会が増えます。また、加齢によって、身体機能が低下するため、薬が強く効き過ぎて副作用が起こりやすくなります。体調の変化を感じた場合は、自分で判断せず、医師や薬剤師に伝えて判断を仰ぐようにしてください。
◇薬は正しく保管しましょう。
子供の誤飲事故を防ぐために、子供の手の届かないところに保管しましょう。また、薬は湿気、光、熱などに弱いので、直射日光のあたらない涼しい場所で保管しましょう。容器の詰替えは、内容や使い方が分からなくなり誤用や事故のもととなるのでやめましょう。
かかりつけ薬剤師・薬局をご存知ですか。
かかりつけ薬剤師・薬局において薬の情報等を一元的・継続的に把握することで、患者が複数の医療機関・診療科を受診している場合でも、処方された薬の重複防止や相互作用の確認のほか、薬の副作用や期待される効果について継続的な確認を受けることができます。
また、令和6年4月にリニューアルした「えひめ医療情報ネット」では、薬局それぞれの特徴について知ることができます。次のような特徴を参考に、かかりつけ薬局を選びましょう。
- 健康サポート薬局(地域住民による主体的な健康の維持・増進を積極的に支援する薬局)
- 地域連携薬局(入退院時の医療機関等との情報連携や、在宅医療等に地域の薬局と連携しながら一元的・継続的に対応できる、かかりつけ機能が充実した薬局)
- 専門医療機関連携薬局(がん等の専門的な薬学管理に関係機関と連携して対応できる、高度薬学管理機能を持つ薬局)
その他、お薬に関するお問合せは、愛媛県保健福祉部健康衛生局薬務衛生課薬事係(TEL:089-912-2391)、または(一社)愛媛県薬剤師会(TEL:089-941-4165、URL:https://www.yakuehime.jp/)までどうぞ。