○八幡浜市違法駐車等の防止に関する条例

平成17年3月28日

条例第151号

(目的)

第1条 この条例は、市民の日常生活に重大な支障を及ぼすおそれがある違法駐車等を防止することにより、道路が公共の施設として広く一般交通の用に供されることを確保し、もって市民の安全で快適な生活環境の保持に資することを目的とする。

(定義)

第2条 この条例において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。

(1) 自動車等 道路交通法(昭和35年法律第105号。以下「法」という。)第2条第1項第9号に規定する自動車及び同項第10号に規定する原動機付自転車をいう。

(2) 違法駐車等 法第44条、第45条第1項若しくは第2項、第47条第2項若しくは第3項第48条若しくは第49条の2第3項の規定に違反して自動車等を駐車する行為又は自動車の保管場所の確保等に関する法律(昭和37年法律第145号)第11条第1項若しくは第2項の規定に違反する行為をいう。

(3) 駐車施設 自動車等の駐車のための施設(法第49条第1項に規定する時間制限駐車区間に係る道路標示によって区画された道路の部分を含む。)をいう。

(市長の責務)

第3条 市長は、違法駐車等の防止に関して、広く市民、事業者その他の関係者の協力を求めるため、広報等の必要な施策を策定し、実施しなければならない。

(市民の責務)

第4条 市民は、違法駐車等の防止に努めるとともに、市長の実施する違法駐車等の防止に関する施策に協力しなければならない。

(事業者の責務)

第5条 事業者は、その事業に関し違法駐車等を防止するため、必要な駐車施設を確保するとともに、市長の実施する違法駐車等の防止に関する施策に協力しなければならない。

(違法駐車等防止重点地域)

第6条 市長は、違法駐車等が著しく多いため一般交通に重大な支障が生じ、市民生活に影響を及ぼしていると認められる地域を、違法駐車等防止重点地域(以下「重点地域」という。)として指定することができる。

2 市長は、重点地域における違法駐車等の状況により当該指定の全部又は一部を解除することができる。

3 市長は、重点地域を指定し、又は指定の解除をしようとするときは、八幡浜警察署長その他関係機関と協議するものとする。

4 市長は、重点地域を指定し、又は指定の解除をしたときは、その旨を公表しなくてはならない。

(重点地域における措置)

第7条 市長は、重点地域を指定したときは、八幡浜警察署長その他関係機関と協議し、次に掲げる措置を採るものとする。

(1) 当該地域において違法駐車等をしようとする者又は現にしている者に対する違法駐車等をしないことについての助言及び啓発活動

(2) 当該地域又はその周辺地域における駐車施設の広報又は表示施設の設置

(3) 前2号に掲げるもののほか、当該地域における違法駐車等を防止するため必要と認める措置

(公安委員会等に対する協力要請)

第8条 市長は、重点地域を指定したときは、愛媛県公安委員会又は八幡浜警察署長に対し、当該地域において違法駐車等を防止するため必要な施策を市内の他の地域に優先して講ずべきことを要請することができる。

(公共的団体等に対する助成)

第9条 市長は、違法駐車等の防止のために活動することを目的とする公共的団体等に対し、予算の範囲内において、助成その他の援助を行うことができる。

(委任)

第10条 この条例の施行に関し必要な事項は、規則で定める。

この条例は、平成17年3月28日から施行する。

八幡浜市違法駐車等の防止に関する条例

平成17年3月28日 条例第151号

(平成17年3月28日施行)