○八幡浜市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例

平成17年3月28日

条例第207号

(目的)

第1条 この条例は、消防組織法(昭和22年法律第226号)第25条の規定に基づき、消防団員で非常勤のものが退職した場合において、その者(死亡による退職の場合には、その者の遺族)に退職報償金を支給することを目的とする。

(退職報償金の支給額)

第2条 退職報償金は、非常勤消防団員として5年以上勤務して退職した者に、その者の勤務年数及び階級に応じて別表に掲げる額を支給する。

(退職報償金の支給基礎となる階級)

第3条 前条の階級は、退職した日にその者が属していた階級とする。ただし、その階級及びその階級より上位の階級に属していた期間が1年に満たないときは、その階級(団員を除く。)の直近下位の階級とし、退職した日にその者が属していた階級より上位に属していた期間が1年以上あるときは、総務省令の定めるところにより規則で定める階級とする。

(勤務年数の算定)

第4条 勤務年数については、その者が非常勤消防団員として勤務していた期間を合算するものとする。ただし、既に退職報償金の支給を受けた場合におけるその基礎とされた期間及び再び非常勤消防団員となった日の属する月から退職した日の属する月までの期間が1年に満たない場合における当該期間については、この限りでない。

2 前項の勤務年数の計算は、非常勤消防団員となった日の属する月から退職した日の属する月までの月数による。ただし、退職した日の属する月と再び非常勤消防団員となった日の属する月が同じ月である場合には、その月は、後の就職に係る勤務年数には算入しない。

第4条の2 非常勤消防団員が一定期間勤務しなかったことが明白である場合には、その期間は勤務年数に算入しない。

(遺族の範囲)

第5条 退職報償金の支給を受けることができる非常勤消防団員の遺族は、次に掲げる者とする。

(1) 配偶者(婚姻の届出をしないが、非常勤消防団員の死亡当時事実上婚姻関係と同様の事情にあった者を含む。)

(2) 子、父母、孫、祖父母及び兄弟姉妹で、非常勤消防団員の死亡当時主としてその収入によって生計を維持していたもの

(3) 前号に該当しない子及び父母

2 前項に掲げる者の退職報償金の支給を受ける順位は、同項各号の順位により、同項第2号及び第3号に掲げる者のうちにあっては、それぞれ当該各号に掲げる順位により、父母については、養父母を先にし、実父母を後にする。

3 退職報償金の支給を受けるべき同順位の者が2人以上ある場合においては、その人数により等分して支給するものとする。

(遺族からの排除)

第5条の2 次に掲げる者は、退職報償金の支給を受けることができる遺族としない。

(1) 非常勤消防団員を故意に死亡させた者

(2) 非常勤消防団員の死亡前に、当該非常勤消防団員の死亡によって退職報償金の支給を受けることができる先順位又は同順位の遺族となるべき者を故意に死亡させた者

(退職報償金支給の制限)

第6条 退職報償金は、次の各号のいずれかに該当する者に対しては、支給しない。

(1) 以上の刑に処せられた者

(2) 懲戒免職者又はこれに準ずる処分を受けて退職した者

(3) 停職処分を受けたことにより退職した者

(4) 勤務成績が特に不良であった者

(5) 前各号に掲げるもののほか、退職報償金を支給することが不適当と認められる者

(退職報償金支給の時期)

第7条 退職報償金は、非常勤消防団員が退職したとき支給する。ただし、特別の事情があるときは、これによらないことができる。

(支給手続)

第8条 退職報償金の支給について必要な事項は、別に定める。

(委任)

第9条 この条例の施行に関し必要な事項は、規則で定める。

(施行期日)

1 この条例は、平成17年3月28日から施行する。

(経過措置)

2 この条例の施行の日(次項において「施行日」という。)の前日までに、非常勤消防団員が合併前の八幡浜市の非常勤消防団員(次項において「合併前非常勤消防団員」という。)として勤務していた期間(合併前の八幡浜市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例(昭和39年八幡浜市条例第33号)(次項において「合併前の条例」という。)の規定により当該非常勤の消防団員として勤務した期間に合算しないこととされているものを除く。)又は、合併前の保内町の非常勤消防団員として勤務していた期間は、この条例の規定による勤務年数に合算するものとする。

3 施行日の前日までに退職した合併前非常勤消防団員で、施行日において合併前の条例の規定による退職報償金の支給を受けていないものの退職報償金の支給については、なお合併前の条例の例による。

(平成17年3月31日条例第218号)

1 この条例は、平成17年4月1日から施行する。

2 改正後の八幡浜市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例(以下「新条例」という。)別表の規定は、平成17年4月1日以後に退職した非常勤消防団員(次項において「新条例の適用を受ける非常勤消防団員」という。)について適用し、同日前に退職した非常勤消防団員については、なお従前の例による。

3 平成17年4月1日からこの条例の施行の日の前日までの間において、新条例の適用を受ける非常勤消防団員について支給された改正前の八幡浜市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の規定に基づく退職報償金は、新条例に基づく退職報償金の内払とみなす。

(平成18年3月31日条例第26号)

1 この条例は、平成18年4月1日から施行する。

2 改正後の八幡浜市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例別表の規定は、この条例の施行の日以後に退職した非常勤消防団員について適用し、同日前に退職した非常勤消防団員については、なお従前の例による。

(平成18年6月30日条例第37号)

この条例は、公布の日から施行する。

(平成26年3月28日条例第3号)

(施行期日)

1 この条例は、平成26年4月1日から施行する。

(経過措置)

2 この条例による改正後の八幡浜市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例別表の規定は、この条例の施行の日以後に退職した非常勤消防団員について適用し、同日前に退職した非常勤消防団員については、なお従前の例による。

(令和2年3月23日条例第4号)

(施行期日)

1 この条例は、令和2年4月1日から施行する。

(経過措置)

2 この条例による改正後の八幡浜市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例別表の規定は、この条例の施行の日以後に退職した非常勤消防団員について適用し、同日前に退職した非常勤消防団員については、なお従前の例による。

別表

退職報償金支給額表

単位:千円

階級

勤務年数

団長

副団長

分団長

副分団長

部長及び班長

団員

5年以上10年未満

239

229

219

214

204

200

10年以上15年未満

344

329

318

303

283

264

15年以上20年未満

459

429

413

388

358

334

20年以上25年未満

594

534

513

478

438

409

25年以上30年未満

779

709

659

624

564

519

30年以上31年未満

979

909

849

809

734

689

31年以上32年未満

1,019

949

887

846

768

723

32年以上33年未満

1,059

989

925

883

802

757

33年以上34年未満

1,099

1,029

963

920

836

791

34年以上35年未満

1,139

1,069

1,001

957

870

825

35年以上36年未満

1,179

1,109

1,039

994

904

859

36年以上37年未満

1,219

1,149

1,077

1,031

938

893

37年以上38年未満

1,259

1,189

1,115

1,068

972

927

38年以上39年未満

1,299

1,229

1,153

1,105

1,006

961

39年以上40年未満

1,339

1,269

1,191

1,142

1,040

995

40年以上41年未満

1,379

1,309

1,229

1,179

1,074

1,029

41年以上42年未満

1,419

1,349

1,267

1,216

1,108

1,063

42年以上43年未満

1,459

1,389

1,305

1,253

1,142

1,097

43年以上44年未満

1,499

1,429

1,343

1,290

1,176

1,131

44年以上45年未満

1,539

1,469

1,381

1,327

1,210

1,165

45年以上

1,579

1,509

1,419

1,364

1,244

1,199

八幡浜市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例

平成17年3月28日 条例第207号

(令和2年4月1日施行)