市長のあいさつ

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八幡浜市長
大城一郎
  

 八幡浜市は、関西地方と四国西南部や九州を結ぶ海上交易で栄え、明治時代には「伊予の大阪」といわれていました。
 現在、海上交易は姿を変え、別府港、臼杵港と八幡浜港との間に2,700t~3,000tのフェリーが一日20往復し、九州へ向けた四国の西の玄関口として、更に、東九州自動車道から四国内の高速道路を経由し、九州と京阪神を結ぶ実質的な第二の国土軸の拠点港として、大きな役割を果たしており、演歌「港町ブルース」にも登場する港町です。
 また、高品質の温州みかんをはじめとする柑橘類の産地として広く知られています。明治の中頃から温州みかんの栽培がはじまり、現在では、「日の丸」、「真穴」、「川上」、「蜜る」などブランド温州みかんの産地として、その品質は全国から高く評価されています。また、晩柑類として近年様々な柑橘が栽培されており、「甘平」、「せとか」、「紅まどんな」などはその甘く繊細なおいしさに人気があります。
 

 海に面していることから、古くから漁業が盛んで、漁港としても四国有数であり、太刀魚、イカ、あじ、はも、あまぎ(イボダイ)など200を超える魚種が水揚げされ、県内県外各地へ出荷され、地元でも大変新鮮な魚を味わうことができます。平成25年4月に、これからの時代に対応した高度衛生管理型の新しい魚市場が完成しており、この魚市場を中心に更に漁業の振興を図っているところです。
 また、この魚市場と併せてオープンした道の駅・みなとオアシス「八幡浜みなっと」がオープンから5年目を迎え、毎年年間100万人を超える来場者があり、昨年のゴールデンウイークには、県内第1位の83,400人が来場し、いまや愛媛を代表する観光・交流拠点施設に成長しました。
 

 八幡浜市民の「ソウルフード」である「八幡浜ちゃんぽん」は、鶏がら・鰹・昆布などでダシを取った黄金色のスープで、あっさり風味が特徴です。八幡浜の特産品である蒲鉾・じゃこ天など水産練製品が具材として使われており、魚のまち八幡浜らしさを表現しています。
 八幡浜市はМTB(マウンテンバイク)の町でもあります。
 市民スポーツパークには、JCF(日本自転車競技連盟)公認のマウンテンバイクコースがあり、アテネ、北京、ロンドン、リオデジャネイロのオリンピック日本代表派遣選手選考会が開催され、国際自転車競技連合の大会認定もアジア(中東地域を除く)唯一のクラス1へと昇格を果たし、国際的にも注目されるコースになりました。
 

 4年半を要した市立病院の改築事業は、昨年3月にすべて完成しました。新病院は、最新の医療機器と機能的な動線を備えているほか、県内の病院で3番目となるヘリポートを有し、松山まで15分で患者を搬送することが可能となるなど、南予北部地域の基幹病院として更に充実した施設に生まれ変わりました。 
 また、平成28年8月には、市民待望の温泉施設「みなと湯」が営業を開始し、中四国唯一のモール泉、黒湯の温泉ということで、オープンから1年間での来場者数が14万人となるなど、多くのお客様で賑わっています。黒湯は「美人の湯」とも言われ、美肌効果など健康にも効能があることから、新病院と温泉を活用して、「健幸のまち八幡浜」の取組をより一層加速させていきたいと考えています。
 みなと湯から歩いてすぐの「新町商店街」では、黒湯にあやかり、黒い郵便ポスト、黒い自動販売機、黒いちゃんぽん、黒いかまぼこ、黒いにぎり寿司など、黒にこだわった商品やグッズを「ブラックリスト化」するなど「黒い商店街」として売り出し中で、「不気味だけど面白い」と訪問客から評判を呼んでいます。
 

 平成28年からフェリーふ頭再整備事業が本格的に始まりました。この事業は、出島に新しいフェリーふ頭と旅客ターミナルを整備して船舶の大型化に対応するとともに、港湾施設の耐震機能を強化するものです。この整備によって、四国の西の玄関口として九州との交流を更に促進するとともに、大規模災害が発生した際の救援活動や復旧活動において、海上輸送の拠点が誕生することになります。


 文化会館ゆめみかんの隣接地においては、保内の3保育所を統合し、あわせて児童センターを併設する保内総合児童センター(仮称)の整備事業を開始しました。八幡浜の未来の大切な担い手である子どもたちを、より良い環境で育てることで人口減少の流れを少しでも止めることができるよう取り組んでいきたいと考えています。
 このほかにも、地域高規格道路「大洲・八幡浜自動車道」の早期整備、農産物加工施設を活用した6次産業化の推進、八幡浜ちゃんぽん、マウンテンバイク等を通じた交流人口の拡大など、数多くの政策課題に取り組んでいます。


 ふるさと納税制度では、おかげさまで、昨年度には全国の皆様から約4億6千万円の寄附金をお寄せいただきました。金額では県下2位、件数では1位となっております。ご寄附をいただいた皆様との間に、ふるさと納税を通じて絆を形成し、本市が皆様にとって「身近なふるさと」と感じていただけるように、今後も大切に寄附金を活用させていただきます。本市の御礼の品についてもたくさんのお喜びの声をいただいており、引き続き生産者と一緒になって、日本全国の皆様に八幡浜市のファンになっていただけるよう魅力ある産品を提供してまいります。
 みかんやさかな、ちゃんぽん、偉人、文化財など、まちの持つ資源に磨きをかけ、本市の魅力の更なる発信に努めるとともに、多くの皆様にこの八幡浜市を知っていただき、八幡浜市に来ていただく、そして八幡浜市で暮らしたいと思っていただける地域づくりを通じて、地方創生の風をしっかりと受けとめてまいります。
 市民の皆さんとともに、さらなる飛躍を目指して邁進していきますので、今後とも一層のご支援、ご協力をお願い申し上げます。

 

 

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