令和4年八幡浜市議会9月定例会会議録第1号

公開日 2022年12月20日

令和4年八幡浜市議会9月定例会会議録第1号

 

議事日程 第1号

 

令和4年9月6日(火) 午前10時開議

 

第1

会議録署名議員の指名

 

第2

会期の決定

 

第3

報告第15号 令和3年度八幡浜市健全化判断比率及び資金不足比率の報告について

認定第 1号 令和3年度八幡浜市一般会計及び特別会計歳入歳出決算の認定について

認定第 2号 令和3年度八幡浜市下水道事業会計決算の認定について

認定第 3号 令和3年度八幡浜市水道事業会計決算の認定について

認定第 4号 令和3年度八幡浜市簡易水道事業会計決算の認定について

認定第 5号 令和3年度市立八幡浜総合病院事業会計決算の認定について

諮問第 2号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて

諮問第 3号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて

諮問第 4号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて

議案第44号 八幡浜市議会議員及び八幡浜市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部を改正する条例の制定について

議案第45号 八幡浜市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について

議案第46号 八幡浜市職員退職手当支給条例の一部を改正する条例の制定について

議案第47号 八幡浜市総合福祉文化センターの解体に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について

議案第48号 令和4年度八幡浜市一般会計補正予算(第4号)

議案第49号 令和4年度八幡浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)

議案第50号 令和4年度八幡浜市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)

議案第51号 令和4年度八幡浜市介護保険特別会計補正予算(第1号)

議案第52号 令和4年度八幡浜市下水道事業会計補正予算(第1号)

       (提出者の説明)

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本日の会議に付した事件

 

日程第1

会議録署名議員の指名

 

日程第2

会期の決定

 

日程第3

報告第15号、認定第1号~認定第5号、諮問第2号~諮問第4号、議案第44号~議案第52号

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出席議員(16名)       

 

  1番  井  上     剛  君

  2番  攝  津  眞  澄  君

  3番  平  野  良  哉  君

  4番  田  中  繁  則  君

  5番  遠  藤     綾  君

  6番  菊  池     彰  君

  7番  西  山  一  規  君

  8番  佐 々 木  加 代 子  君

  9番  竹  内  秀  明  君

 10番  平  家  恭  治  君

 11番  石  崎  久  次  君

 12番  樋  田     都  君

 13番  新  宮  康  史  君

 14番  上  田  浩  志  君

 15番  宮  本  明  裕  君

 16番  山  本  儀  夫  君

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欠席議員(なし)

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説明のため出席した者の職氏名

 

 市長          大 城 一 郎 君

 副市長         菊 池 司 郎 君

 教育長         井 上   靖 君

 代表監査委員      中 島 和 久 君

 総務企画部長      藤 堂 耕 治 君

 市民福祉部長      二 宮 恭 子 君

 産業建設部長      垣 内 千代紀 君

 市立病院事務局長    福 岡 勝 明 君

 総務課長        宮 下 栄 司 君

 税務課長        河 野 久 志 君

 政策推進課長      松 良 喜 郎 君

 財政課長        明 礼 英 和 君

 社会福祉課長      松 本 有 加 君

 子育て支援課長     岡 本 正 洋 君

 市民課長        倭 村 祥 孝 君

 保内庁舎管理課長    二 宮 万裕美 君

 生活環境課長      菊 池 和 幸 君

 保健センター所長    小 野 嘉 彦 君

 人権啓発課長      山 本   真 君

 水産港湾課長補佐    山 下 秀 樹 君

 建設課長        宮 下 研 作 君

 農林課長        宇都宮 久 昭 君

 商工観光課長      萩 森 久 人 君

 下水道課長       菊 池 利 夫 君

 水道課長        山 本   覚 君

 会計管理者       坂 井 浩 二 君

 学校教育課長      梶 本 教 仁 君

 生涯学習課長      井 上 耕 二 君

 監査事務局長      菊 池 敏 秀 君

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会議に出席した議会事務局職員

 

 事務局長        田 本 憲一郎 君

 事務局次長兼議事係長  菊 池 文 孝 君

 調査係長        黒 田 昌 利 君

 書記          田 中   聡 君

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   午前10時00分 開会       

○議長(平家恭治君)  皆さん、おはようございます。

 ただいまより令和4年第5回八幡浜市議会定例会を開会いたします。

 市長から今議会招集の挨拶があります。

 市長。

〔市長 大城一郎君登壇〕

○市長(大城一郎君)  開会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。

 本日、令和4年第5回市議会定例会を招集しましたところ、議員各位におかれましては、御多忙のところ御参集を賜り、厚くお礼を申し上げます。

 初めに、去る8月17日から3日間、新型コロナウイルスの感染防止対策について十分留意しながら、市内の中学生15名が二宮忠八翁並びに八幡という地名で縁のある京都府八幡市を訪れ、八幡市・八幡浜市中学生交流事業を3年ぶりに実施しました。平成25年に開始し、7回目となった本事業は二宮忠八翁が創建した飛行神社の視察、八幡市の特産品である竹を活用した竹あかりづくり体験などすばらしい交流体験ができたと聞いております。

 来年は、八幡市の中学生をお迎えし、今回参加した生徒とともに八幡浜市の魅力を感じてもらえる体験メニューでおもてなしをする予定であり、今後も文化交流等を通じて相互の魅力や価値を高め、両市の友好の翼をさらに広げていければと考えております。

 次に、去る8月7日に八幡浜市文化会館ゆめみかんにて、坂本冬美コンサートを開催することができました。コロナ禍において、久しぶりに開催できた大規模イベントの一つとして、多くの方がすばらしい時間を共有できたと思っています。

 ゆめみかんにおいては、11月19日にプリンセスプリンセスのボーカルとして活躍したシンガーソングライターの岸谷 香さんのコンサートも予定しているほか、来年度に開館25周年の節目を迎えるに当たって、様々な記念事業を実施したいと考えています。

 また、八幡浜市民文化活動センターComican(コミカン)においても、去る8月20日に「柳家花緑・勧之助親子会」と題して、第2回てやてや寄席を開催しました。こちらも大変好評であり、来年度以降も親子会を継続して開催し、広く市民の方にも落語に触れていただく機会を設けたいと思います。そして、今月には市民を中心とした『忠八ホール』命名記念特別ミュージカル公演実行委員会によるミュージカルの開催を予定しています。

 市としましては、引き続き文化芸術施策に取り組み、市民の皆様の日々の暮らしに豊かさと彩りを添え、社会全体の活性化につなげていきます。

 それでは、定例会について申し上げます。

 本定例会におきましては、報告1件、認定5件、諮問3件、条例4件、予算5件、合わせて18件の御審議をいただくものでございます。

 諸議案の内容等につきましては、後ほど御説明しますが、何とぞ慎重審議賜りまして御賛同いただきますようお願い申し上げます。

 なお、本日、本会議終了後、市議会協議会を開催いただきまして、宮内小学校体育館長寿命化改良事業についてほか3件について御説明申し上げ、議員の皆様の御理解を賜りたいと存じますので、よろしくお願いします。

 以上申し述べまして、招集の挨拶とします。

○議長(平家恭治君)  議長において、この際、諸般の報告を行います。

 8月臨時会閉会後における諸般の報告については、お手元に配付いたしております報告書をもってこれに代えます。

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○議長(平家恭治君)  これより本日の会議を開きます。

 本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりであります。

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○議長(平家恭治君)  日程第1 会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員は、議長において4番 田中繁則議員、13番 新宮康史議員を指名いたします。

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○議長(平家恭治君)  日程第2 会期の決定を議題といたします。

 お諮りいたします。

 今期定例会の会期は、本日から9月26日までの21日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(平家恭治君)  御異議なしと認めます。よって、会期は本日から9月26日までの21日間と決定いたしました。

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○議長(平家恭治君)  日程第3 報告第15号 令和3年度八幡浜市健全化判断比率及び資金不足比率の報告について、認定第1号 令和3年度八幡浜市一般会計及び特別会計歳入歳出決算の認定についてないし認定第5号 令和3年度市立八幡浜総合病院事業会計決算の認定について、諮問第2号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてないし諮問第4号人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて、議案第44号 八幡浜市議会議員及び八幡浜市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部を改正する条例の制定についてないし議案第52号 令和4年度八幡浜市下水道事業会計補正予算(第1号)、以上18件を一括議題といたします。

 初めに、市長より総括説明を願います。

 市長。

〔市長 大城一郎君登壇〕

○市長(大城一郎君)  本日、ここに令和4年第5回市議会定例会を招集いたしまして、補正予算案をはじめ、当面する市政の重要案件について御審議をいただくわけであります。

 各案件にわたります詳細につきましては、審議の過程で副市長並びに担当部課長から御説明申し上げることといたしまして、私はその概要と今の所信の一端を申し述べ、議員各位並びに市民の皆様に一層の御理解と御協力をお願いする次第であります。

 さて、今年の夏は新型コロナウイルスの感染拡大が続く中でしたが、3年ぶりに行動制限がなかったことから、各地のお祭りや大規模イベントの多くが通常に近い形で開催されました。

 本市の八幡浜みなと祭も、8月12日のてやてやウエーブは残念ながら中止となりましたが、15日の第52回八幡浜みなと花火大会は、歩行者天国や露店を中止するなどの感染防止対策を徹底して開催しました。会場の八幡浜みなっと周辺は、4年ぶりとなる本市の一大イベントを待ち望んだ多くの市民や帰省客等でにぎわいました。新しい港の完成により打ち上げ場所を変更しましたが、内港と外港の2か所から打ち上げる花火は迫力満点で3,500発の花火が八幡浜の夜空を彩りました。限られた時間ではありましたが、コロナ禍でうつむきがちな気分を吹き飛ばし、元気と感動を届けることができたものと思っています。

 8月3日には東京都内において特定地域振興重要港湾活性化協議会の役員会、通常総会、要望意見交換会を3年ぶりに対面で開催することができました。当日は、顧問の二階俊博衆議院議員、地元の山本ひろし参議院議員、長谷川淳二衆議院議員をはじめ、19名の国会議員の方々にも御出席をいただき、有意義な会となりました。

 私は、平成28年に当協議会の会長に就任し、3期6年間会長として、特振港の発展、振興に努めてまいりました。このたび、八幡浜港も無事に再整備事業が完了したこともあり、会長を和歌山県新宮市長に引き継ぎました。これからも、全国13の港湾、16の自治体で構成する特振港の会員とともに、町の元気は港から、日本の元気を港からの意気込みで、八幡浜港がさらに魅力ある港になるよう様々な取組を推進してきます。

 次に、今なお収束の兆しの見えない新型コロナウイルス感染症ですが、感染力の強いオミクロン株の新たな派生型BA.5への置き換わりが急速に進み、全国的に新型コロナウイルスの第7波が猛威を振るっています。

 今までにないスピードで感染が急拡大し、愛媛県は独自の警戒レベルを特別警戒期間に引き上げ、さらには8月9日から31日までを期間として愛媛県BA.5対策強化宣言を発出し、感染回避行動の徹底に努めてきましたが、お盆明けに感染が加速し、新規陽性者数は連日3,000人を超え、8月18日には最多の3,516人の公表がありました。陽性者の急増により、深刻化する医療逼迫を受け、県は8月23日、感染を抑制するための行動やさらなる対策の強化等を盛り込んだBA.5医療危機宣言を発出し、9月16日までBA.5対策強化宣言の期間が延長されています。

 これまでに分かってきた新型コロナウイルス感染症に関するデータでは、若い方が感染した場合、重症化リスクは高くないものの後遺症が残る可能性もあり、油断は禁物です。

 さらに、このウイルスの特徴として、感染力が強いため、軽症の人が重症化リスクの高い人に感染を広めてしまう危険性があります。

 そのため、いかなるフェーズにおいても感染対策として重要なことは、適切なマスクの着用、手洗い、小まめな手指消毒や換気、3密回避などの基本的な感染回避行動の実践であります。重症化リスクの高い方を守るため、医療危機を回避するため、改めて一人一人が自分が感染しない、ほかの人に感染させない、感染を広げないを常に意識し、引き続き気を緩めることなく、感染回避行動の徹底をお願いします。

 また、自然災害に関しましては、今年は7月以降厳しい暑さとなる中、8月には北海道、東北、北陸地方を中心に線状降水帯等の影響による記録的な大雨が続発しました。各地で統計開始以降最大の雨量を観測し、河川の氾濫や土砂災害などを引き起こしています。

 近年の集中豪雨は数十年に一度という概念が通用しない、過去の経験が通用しない災害になってきています。

 しかしながら、人間には予期せぬ事態に直面したとき、こんなことが起こるはずはない、自分だけは大丈夫と楽観的な方向に錯覚する正常性バイアスという心のメカニズムがあります。正常性バイアスは、日常的な場面でもしばしば働くものですが、もし災害時に過剰に働いた場合には大きなリスクを招くおそれがあります。それを回避するためには、防災に関する正しい知識を持ち、いかなる事態においても冷静に状況を判断し、対処できるようにしておくことが大切です。

 本市では、毎年9月1日の防災の日前後の日曜日に実践的な訓練と市民の防災に対する理解と意識の高揚を図るため、八幡浜市防災訓練を実施しています。しかし、今年の参加者は6,300名と令和元年度以降、参加者が年々減少しています。理由としては、新型コロナウイルス感染症の影響、平成30年7月豪雨災害から時間が経過し、災害時の記憶が薄れてきていること等が考えられます。

 今では、大規模災害がいつ、どこで発生してもおかしくない状況であり、10月頃までは台風シーズンもまだまだ続きます。大切な命や財産を守るため、市民の皆様には改めて地域のハザードマップで危険な箇所や避難経路を確認していただくなど、日頃からの防災に対する備えをお願いします。

 次に、高校再編についてですが、7月12日、愛媛県教育委員会は令和9年度までに県立学校を現在の55校から44校へと再編する県立学校振興計画案を公表し、本市に関しては八幡浜工業高校と川之石高校を八幡浜高校に統合する案が示されました。8月10日には、ゆめみかんで第1回地域説明会が開催され、県教委から計画策定の目的や内容の説明があり、その後の意見交換では参加者からの強い反対意見はなかったと聞いています。

 少子化という時代の流れにより、学校の再編は避けて通れない課題であり、地域への影響もあることから、本市としても本計画の動向については、未来ある高校生の教育環境をどのように整備するか、しっかり見据えながら今後も関わっていきたいと思います。

 また、八幡浜市教育委員会においても、今年度は平成30年2月に策定した八幡浜市学校再編整備第2次実施計画の前期5か年計画の最終年度となるため、令和5年度からの後期5か年計画を策定中であります。小・中学校の再編計画についても、次代を担う子供たちにとって望ましい教育環境を提供できるような学校再編の枠組みを今年度末に公表する予定です。

 次に、原油価格、物価高騰対策についてですが、現在、長引くコロナ禍に加え、資源価格の上昇や急激な円安等による物価の高騰で、市民生活や事業者の経営は大変厳しい状況に置かれています。そのため、本市では今年度これまで、5月、8月と2回の臨時会によりスーパープレミアム付商品券(第3弾)事業をはじめとする原油価格・物価高騰対策事業の補正予算を取りまとめ、まずは特に影響が大きい事業者等への支援を先行して行っているところです。

 国では、先月、第2次岸田改造内閣が発足し、早々に岸田総理が物価高対策に充てる地方創生臨時交付金の増額や追加対策の策定を指示されていることから、国の動向を十分注視していくとともに、必要であれば市独自の緊急対策を実施し、スピード感を持って、切れ目のない支援を行っていきたいと考えています。

 それでは、今回提案の9月補正予算の主なものについて、順次御説明します。

 最初に、新型コロナウイルス感染症対策についてであります。

 現在の新型コロナウイルスの第7波の大きな要因の一つがオミクロン株から派生した変異ウイルスBA.5の感染力の強さにあることから、国では新型コロナウイルスのオミクロン株に対応したワクチンを使用した追加接種について議論がされています。新しいワクチンの接種は、早ければ9月末から開始できるよう調整されているため、実施が決定した場合に速やかに対応できるようワクチン接種体制の確保を図ります。

 また、今年も長引く新型コロナウイルス感染症の影響により、JAにしうわ及び農家等に対して、みかんアルバイターの確保支援に要する費用の補助を行います。

 そのほか、来年1月3日、従来の成人式から名称を変更して開催する「二十歳のつどい」において、感染拡大防止に万全を期するため、出席者等に配布する抗原検査キット購入に係る予算を追加します。

 次に、安全・安心なまちづくりについてであります。

 台風や集中豪雨により、度々浸水被害が発生している保内町神越地区において、浸水対策として令和元年度より保内処理区公共下水道事業に雨水計画を追加し、下水道事業として雨水整備を進めています。これまで令和2年度に下水道事業計画の認可を取得し、令和3年度に管渠の実施設計、雨水ポンプ場の基本設計を実施し、今年度は管渠工事と雨水ポンプ場の実施設計を行う予定です。

 今般、雨水ポンプ場の建設予定地である八幡浜地区施設事務組合所有の土地に関して、同組合との協議が整ったことから用地購入の予算を計上し、来年度より雨水ポンプ場の建設を行っていきます。

 また、7月16日から19日にかけて断続的に発生した集中豪雨により被災した農業用施設を復旧するための予算を追加するとともに、地域における消防防災のリーダーとして市民の安全・安心を守る重要な役割を担う消防団員の安全を確保し、公務災害を防止するため、各分団の防火服を計画的に更新します。

 次に、暮らしやすいまちづくりについてであります。

 本市の秋の恒例行事として、長く市民に親しまれてきたてやてや踊り競演大会ですが、八幡浜みなと祭の夏への一本化に伴い、実施を見送ることになりました。秋の風物詩の一つがなくなり、寂しく思っていたところ、てやてや踊りを残したいと強く願う市民から本市並びに市議会に対し、行事の継続に関する要望書が寄せられました。地域の伝統行事を実施、継承したいという熱意に押され、本市としましても秋のてやてや踊り競演大会開催に向けて支援することとしました。

 また、本市ではこれまで平成28年度に「二宮忠八物語」、令和元年度に「北針」と八幡浜の偉人、先人たちを題材に、市民自らが演じる市民参加型ミュージカルを公演してきました。これまでの2作品は旧八幡浜市に関するものでしたので、今回は旧保内町出身の偉人、「大相撲第39代横綱 前田山英五郎」を題材とし、さらに来年度は、ゆめみかんが開館25周年の節目となることから、記念行事の一つとして実施する予定です。八幡浜市民ミュージカル事業の継続的な実施により、文化芸術を振興し、ふるさと八幡浜に住むことへの誇りと郷土愛を醸成するとともに、地域の文化活動向上につなげていきます。

 このほか、昨年度実施設計が完了し、今年度予算計上を予定していた宮内小学校体育館長寿命化改良事業について、建築基準法に関する手続上の問題により、必要となる追加の調査及び報告書作成に係る予算措置を講じています。

 次に、産業振興の取組についてであります。

 かんきつ農家の高齢化に伴い、農繁期のみかんアルバイターは増加傾向であり、Iターン就農者も例年2組程度が研修を受けています。そのため、みかんアルバイターの増加等によって不足する宿泊場所の確保を支援するため、農業者のための空き家の改修に係る既存の補助制度について件数を増やすとともに、補助上限額を増額する予算を追加計上しています。

 また、愛媛県の新規事業である畜産新技術等導入支援事業を活用し、肥育豚舎の暑熱対策として井戸を新設し、細霧装置を設置する畜産業者を本市においても支援することで、新技術の導入による畜産経営のさらなる収益力向上を図ります。

 このほか、当初予算内での対応が困難な農業用の法定外公共物の補修工事について予算を追加し、未施工箇所の解消を図ります。

 次に、新時代に対応したまちづくりについてであります。

 自治体におけるDX推進の意義としまして、自らが担う行政サービスについて、デジタル技術やデータを活用して、住民の利便性を向上させるとともに、デジタル技術やAI等の活用により業務効率化を図り、限りある人的資源を行政サービスのさらなる向上につなげていくことが求められています。

 今回の予算措置による改修により、国が示す子育て関係及び介護関係の26の行政手続のオンライン化が可能となるほか、市民課が整備中の引越しワンストップサービスなど今後の機能拡張にも対応可能となります。

 以上が9月補正予算の概要であります。

 この結果、一般会計7億4,726万1,000円の追加、特別会計(3会計)で1億3,495万3,000円の追加、企業会計(1会計)5,909万4,000円の追加、合計9億4,130万8,000円の追加を御提案申し上げるものです。

 これらの財源としましては、前年度繰越金、地方交付税をはじめ、国県支出金、市債等それぞれの事業施策に対応する額を計上しています。

 以上、御説明申し上げました補正予算案等につきまして、慎重審議を賜りまして、御賛同いただきますようお願い申し上げます。

○議長(平家恭治君)  これより順次説明を求めます。

 総務企画部長。

○総務企画部長(藤堂耕治君)  議案書の1ページをお願いします。

 報告第15号 令和3年度八幡浜市健全化判断比率及び資金不足比率の報告について説明します。

 これは地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び第22条第1項の規定により、令和3年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率を、別冊になっております監査委員の審査意見をつけて報告するものです。

 まず、1、健全化判断比率について説明します。

 表の縦列の区分のうち、健全化判断比率は、本市の決算に基づく比率を示す項目であり、次の早期健全化基準は、この数値を超えると財政の早期健全化段階に入り、財政健全化が求められる基準です。

 次の財政再生基準は、早期健全化基準よりさらに悪化した財政状況の基準で、旧法における財政再建団体となり、国などの強力な関与により確実な再生を図ることとなる基準です。

 健全化判断比率は、4つの指標より成ります。

 実質赤字比率は、一般会計等を対象とした実質赤字の標準財政規模に対する比率であり、3年度は実質赤字額がないため、ハイフンで表示しております。この比率の早期健全化基準は13.05%、財政再生基準は20%です。

 次の連結実質赤字比率は、市の前会計を対象とした実質赤字の標準財政規模に対する比率であり、3年度は連結実質赤字額がないため、ハイフンで表示しております。この比率の早期健全化基準は18.05%、財政再生基準は30%です。

 次の実質公債費比率は、一般会計等が負担する元利償還金及び準元利償還金の標準財政規模に対する比率で、3か年の平均値で算出します。令和2年度は9.2%でしたが、3年度は若干悪化して9.5%となりました。この比率の早期健全化基準は25%、財政再生基準は35%です。

 次の将来負担比率は、一般会計等が将来負担すべき実質的な負債の標準財政規模に対する比率で、令和2年度は65.9%でしたが、3年度は62.2%と、こちらの指標は若干改善しました。

 なお、この比率の早期健全化基準は350%です。

 続きまして、2、公営企業の資金不足比率について説明します。

 資金不足比率は、公営企業ごとに算定する資金不足額の事業規模に対する比率であり、3年度は全ての公営企業会計で資金の不足額がないため、ハイフンで表示しており、この比率の経営健全化基準は20%です。

 なお、別冊で監査委員による審査意見書を配布しておりますので、御参照のほどお願いします。

 続きまして、議案書3ページをお願いします。

 認定第1号 令和3年度八幡浜市一般会計及び特別会計歳入歳出決算の認定について説明します。

 本件は、地方自治法第233条第3項の規定により、一般会計及び特別会計8会計の歳入歳出決算について、監査委員の意見をつけて市議会の認定に付するものです。

 別冊でお配りをしております令和3年度主要な施策の成果説明書をお願いします。

 まず、2ページをお開き願います。

 第1表各会計及び款別予算状況の一番上の区分欄を御覧ください。

 通常の年であれば、当初予算計上後は、定例議会である6月補正、9月補正、12月補正、3月補正予算と、年間で4回程度の補正予算計上となりますが、令和3年度も令和2年度に引き続き新型コロナウイルス感染症対策のため、そこにありますように、臨時議会あるいは専決処分等により、ほぼ毎月補正予算を編成させていただいた結果、令和2年度の13回に続く12回の補正予算措置を講じたところです。

 4ページをお願いします。

 第2表令和3年度各会計決算額で説明します。

 まず、一般会計は、一番上の行にありますように、予算額274億351万5,000円に対して、歳入総額263億6,492万8,000円、執行率96.2%、歳出総額250億8,668万1,000円、執行率91.5%で、収支差引き12億7,824万7,000円となっております。

 また、その下の第3表実質収支と単年度収支の一番上の行にありますように、B欄の翌年度へ繰り越すべき財源1億2,338万5,000円を差し引いた実質収支は、その右のC欄のとおり11億5,486万2,000円の黒字決算となっております。

 次に、特別会計8会計について説明します。

 また、上の第2表をお願いします。

 第2表の下から2行目の特別会計小計欄にありますように、予算額111億7,658万1,000円に対して、歳入総額109億822万4,000円、執行率97.6%、歳出総額106億9,108万円、執行率95.7%となっております。

 収支差引きは、右から2列目D欄の上から4つ目となりますが、国民健康保険事業1億1,973万円、その下、後期高齢者医療1,389万5,000円、その下、介護保険8,351万9,000円となっており、それ以来の特別会計は収支差引きゼロとなっております。

 また、その右の列の備考欄については、一般会計からの繰入金を記載しており、国民健康保険事業など4会計で総額13億3,565万円となっております。

 なお、詳細な決算内容につきましては、この主要な施策の成果説明書のほか、別冊でお配りしております令和3年度歳入歳出決算書及び監査委員による決算審査意見書を御参照願います。

 以上でございます。

○議長(平家恭治君)  産業建設部長。

○産業建設部長(垣内千代紀君)  議案書5ページをお開き願います。

 認定第2号 令和3年度八幡浜市下水道事業会計決算の認定について御説明します。

 別冊でお配りしています令和3年度八幡浜市下水道事業会計決算書を御覧ください。

 1ページをお開き願います。

 まず、(1)収益的収入及び支出について御説明します。

 収入の部、下水道事業収益につきましては、予算額17億8,934万8,000円に対し、決算額18億7,128万5,221円、執行率104.6%となっています。

 一方、支出の部、下水道事業費用につきましては、予算額16億1,566万5,000円に対し、決算額15億6,611万9,968円、執行率96.9%となっています。

 なお、収支状況の対前年度比較につきましては、33ページに事業収入に関する事項、34ページに事業費に関する事項として掲載していますので、後ほど御参照願います。

 2ページをお願いします。

 続きまして、(2)資本的収入及び支出について御説明します。

 資本的収入は、予算額8億3,555万8,000円に対し、決算額5億8,677万4,168円、繰越予算相当額を除いた令和3年度分の実質的な執行率は104.6%となっています。

 次に、資本的支出は、予算額16億3,157万3,000円に対し、決算額13億4,965万4,751円、翌年度繰越額を除いた実質的な執行率は99.5%となっています。

 なお、令和3年度に実施した主な事業は、公共下水道ストックマネジメント事業に伴う管渠の改築工事、八幡浜浄化センター電気機械設備更新工事、神越ポンプ場基本設計委託業務などです。

 また、欄外に記載のとおり、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額7億6,288万583円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、当年度分損益勘定留保資金及び当年度未処分利益剰余金で補填しています。

 次に、3ページの損益計算書について御説明します。

 当年度純利益につきましては、下から3行目のとおり2億9,648万5,626円の黒字となっています。よって、前年度繰越利益剰余金の7億4,384万12円を加えますと、一番下の行ですが、当年度未処分利益剰余金は10億4,032万5,638円となります。

 なお、1ページ、2ページの決算報告書は予算に合わせて消費税込みの金額ですが、3ページ以降は消費税抜きの金額となっていますので、御留意願います。

 また、4ページ以降には、剰余金計算書、貸借対照表などを添付していますので、別添の公営企業決算審査意見書と併せて御参照願います。

 続きまして、議案書の7ページをお開き願います。

 認定第3号 令和3年度八幡浜市水道事業会計決算の認定について御説明します。

 別冊でお配りしています八幡浜市水道事業会計決算書を御覧ください。

 1ページをお開き願います。

 まず、(1)収益的収入及び支出について御説明します。

 収入の部、水道事業収益につきましては、予算額9億717万8,000円に対し、決算額9億5,342万6,415円、執行率105.1%となっています。

 一方、支出の部、水道事業費用につきましては、予算額9億2,274万円に対し、決算額8億4,582万8,431円、執行率91.7%となっています。

 なお、収支状況の対前年度比較につきましては、26ページに事業収入に関する事項、27ページに事業費に関する事項として掲載していますので、後ほど御参照願います。

 2ページをお願いします。

 続きまして、(2)資本的収入及び支出について御説明します。

 資本的収入は、予算額3億4,849万3,000円に対し、決算額4億2,232万3,699円、執行率121.2%となっています。

 次に、資本的支出は、予算額6億284万8,000円に対し、決算額5億6,289万1,461円、翌年度繰越額を除いた令和3年度分の実質的な執行率は95.5%となっています。

 なお、令和3年度に実施した主な事業は、管路耐震化事業、愛宕第4配水池整備事業、遠隔監視装置更新事業などです。

 また、欄外に記載のとおり、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額1億4,056万7,762円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額と過年度分損益勘定留保資金で補填しています。

 次に、3ページの損益計算書について御説明します。

 当年度純利益につきましては、下から3行目のとおり8,685万4,978円の黒字となっています。これは、左中ほどにあります3、営業外収益の(3)長期前受金戻入において固定資産の償却処理に伴い、国県補助金等を収益化したことなどによるものです。

 前年度繰越利益剰余金が5,711万3,145円ありましたので、一番下の行ですが、当年度未処分利益剰余金は1億4,396万8,123円となります。

 なお、1ページ、2ページの決算報告書は予算に合わせて消費税込みの金額ですが、3ページ以降は消費税抜きの金額となっていますので、御留意願います。

 また、4ページ以降には、剰余金計算書、貸借対照表などを添付していますので、別添の公営企業決算審査意見書と併せて御参照願います。

 続きまして、議案書9ページをお開き願います。

 認定第4号 令和3年度八幡浜市簡易水道事業会計決算の認定について御説明します。

 こちらも別冊でお配りしています八幡浜市簡易水道事業会計決算書を御覧ください。

 1ページをお開き願います。

 まず、(1)収益的収入及び支出について御説明します。

 収入の部、簡易水道事業収益につきましては、予算額2,173万8,000円に対し、決算額2,078万8,763円、執行率95.6%となっています。

 一方、支出の部、簡易水道事業費用につきましては、予算額2,180万4,000円に対し、決算額2,043万7,441円、執行率93.7%となっています。

 なお、収支状況の対前年度比較につきましては、17ページに事業収入に関する事項、18ページに事業費に関する事項として掲載していますので、後ほど御参照願います。

 2ページをお願いします。

 続きまして、(2)資本的収入及び支出について御説明します。

 資本的収入は、予算額1,910万2,000円に対し、決算額1,821万3,556円、執行率95.3%となっています。

 次に、資本的支出は、予算額1,910万2,000円に対し、決算額1,821万3,556円、執行率95.3%となっています。

 なお、令和3年度に実施した主な事業は高野地地区上水道施設基本設計等委託業務です。

 次に、(3)特例的支出について御説明します。

 予算額9万6,000円に対し、決算額9万5,964円、執行率100%となっています。

 なお、特例的支出とは、簡易水道事業特別会計分の未払金です。

 次に、3ページの損益計算書について御説明します。

 当年度純利益につきましては、下から3行目のとおり35万8,309円の黒字となっています。

 これは、主に他会計補助金と支出額の差によるもので、同額が当年度未処分利益剰余金となります。

 なお、1ページ、2ページの決算報告書は予算に併せて消費税込みの金額ですが、3ページ以降は消費税抜きの金額となっていますので、御留意願います。

 また、4ページ以降には、剰余金計算書、貸借対照表などを添付していますので、別添の公営企業決算審査意見書と併せて御参照願います。

 以上です。

○議長(平家恭治君)  市立病院事務局長。

○市立病院事務局長(福岡勝明君)  議案書11ページをお開き願います。

 認定第5号 令和3年度市立八幡浜総合病院事業会計決算の認定について説明します。

 別冊でお配りしております市立八幡浜総合病院事業会計決算書を御覧ください。

 1ページをお開き願います。

 (1)収益的収入及び支出について説明します。

 収入の部、病院事業収益につきましては、予算額53億4,489万2,000円に対し、決算額55億4,941万4,281円、執行率103.8%となっています。

 一方、支出の部、病院事業費用につきましては、予算額49億7,540万7,000円に対し、決算額47億3,845万6,932円、執行率95.2%となっています。

 なお、収支状況の対前年度比較につきましては、28ページに事業収入に関する事項、29ページに事業費用に関する事項として掲載しておりますので、後ほど御参照願います。

 2ページをお願いします。

 (2)資本的収入及び支出について説明します。

 資本的収入は、予算額5億154万2,000円に対し、決算額3億8,090万7,270円、繰越予算相当額を除いた令和3年度の実質的な執行率は77.4%となっています。

 次に、資本的支出は、予算額6億8,707万9,500円に対し、決算額5億5,187万8,124円、翌年度繰越額を除いた実質的な執行率は81.4%となっています。

 なお、欄外に記載のとおり、資本的収入額が資本的支出額に不足する額1億7,097万854円は、過年度分損益勘定留保資金で補填しています。

 次に、3ページの損益計算書について説明します。

 当年度純利益につきましては、下から4行目のとおり8億1,153万6,122円の黒字となっています。

 左中ほどにあります3、医業外収益、(3)その他補助金において、新型コロナウイルス感染症医療提供体制確保事業費補助金等の国庫補助金の交付があったことにより、大幅な黒字となりました。

 令和3年度決算まで、9年連続で経常利益の黒字を維持してきた経営努力及び新型コロナ補助金の交付により、長年の懸案であった繰越欠損金累積赤字が解消され、一番下の行ですが、4億3,607万99円の未処分利益剰余金を計上することができました。

 なお、1ページ、2ページの決算報告書は予算に合わせて消費税込みの金額ですが、3ページ以降は消費税抜きの金額となっておりますので、御留意願います。

 4ページ以降には、剰余金計算書、剰余金処分計算書、貸借対照表などを添付しておりますので、別添の公営企業決算審査意見書と併せて御参照願います。

 以上です。

○議長(平家恭治君)  市民福祉部長。

○市民福祉部長(二宮恭子君)  議案書13ページをお願いします。

 諮問第2号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて御説明をいたします。

 本市の人権擁護委員都築眞一氏は、令和4年12月31日をもって任期満了となるため、松山地方法務局から後任の候補者について推薦依頼がありました。

 この件につき、都築眞一氏に確認をしたところ、次期も人権擁護委員を務めたいという意向でした。

 このため、後任の候補者として再度八幡浜市江戸岡二丁目4番9号、都築眞一氏を推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により議会の意見を求めるものでございます。

 都築眞一氏は、昭和53年4月より38年間にわたり八幡浜市職員として勤務され、平成28年3月退職されました。在職中には、総務課長、生涯学習課長、会計課長、人権啓発課長を歴任され、人権同和教育の啓発、推進に取り組んでこられました。

 誠実で温和な性格と過去、人権擁護委員として6年間勤務された豊富な経験により、今回の再任ではより一層の幅広い活動を期待できるものであります。

 次に、議案書15ページをお願いします。

 諮問第3号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて御説明いたします。

 本市の人権擁護委員二宮みね子氏は、令和4年12月31日をもって任期満了となるため、松山地方法務局から後任の候補者について推薦依頼がありました。

 後任の候補者として、八幡浜市舌間2番耕地1289番地2、山﨑利夫氏を推薦します。

 山﨑利夫氏は、八幡浜市市役所職員として40年間勤務され、令和3年3月に退職されました。その間、八幡浜施設事務組合消防本部消防長、市民福祉部長等の要職を歴任され、同和対策課及び人権啓発課長在職中は人権教育啓発活動の推進に尽力されました。

 誠実で責任感もあり、多年にわたる経験と豊かな知識を市民の相談役として発揮していただける最適な方と期待をしております。

 次、議案書17ページをお願いします。

 諮問第4号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて御説明いたします。

 本市の人権擁護委員二村建臣氏は、令和4年12月31日をもって任期満了となるため、松山地方法務局から後任の候補者について推薦依頼がありました。

 後任の候補者として八幡浜市保内町喜木2番耕地6番地1、井上清美氏を推薦します。

 井上清美氏は、養護教諭として長年にわたり児童・生徒の教育に携わり、平成26年3月八幡浜市立双岩中学校を最後に退職されました。

 小学校だけでなく、中学校でも思春期の子供たちの心を育てる指導や支援をされてきました。いじめや虐待など子供の人権問題について造詣が深く、この分野での人権擁護活動を期待できるものであります。さらに、表現力があり、啓発活動を推進していく上で大きな力を発揮できるものと期待しています。

 以上であります。

○議長(平家恭治君)  休憩いたします。

   午前11時00分 休憩

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   午前11時16分 再開

○議長(平家恭治君)  再開いたします。

 総務企画部長。

○総務企画部長(藤堂耕治君)  議案書の19ページをお願いします。

 なお、これから説明します議案第44号から議案第46号につきましては、議案書と併せて別冊でお配りしております議案説明資料を用いて説明いたしますので、御準備をお願いします。

 議案第44号 八幡浜市議会議員及び八幡浜市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部を改正する条例の制定について説明します。

 議案書の19ページから21ページにかけて新旧対照表を掲載していますが、別冊の議案説明資料のほうで説明します。

 議案説明資料の1ページをお開き願います。

 この条例は、最近における物価の変動等を鑑みて行われました国政選挙に係る公費負担額の見直しを内容とした公職選挙法施行令一部改正の趣旨にのっとり、市議会議員選挙及び市長選挙における選挙運動用自動車の使用、選挙運動用ビラの作成及び選挙運動用ポスターの作成に係る公費負担の限度額の見直しを行うものです。

 2の改正の概要にありますように、(1)第4条については、一般運送契約以外の契約、いわゆるレンタカーを借り入れる場合の現行日額1万5,800円を1万6,100円に、選挙運動用自動車の燃料供給契約の現行日額7,560円を7,700円に引き上げるものです。

 次に、(2)第8条については、ビラの1枚当たりの作成単価を見直すもので、ビラ1枚につき7円51銭を7円73銭に引き上げるものです。

 最後に、(3)第11条については、ポスターの1枚当たりの作成単価を見直すもので、本市のポスター掲示上の数98か所を計算式に当てはめるとポスター1枚につき3,694円を3,769円に引き上げるものです。

 なお、2ページの上の3の表では、市議会議員選挙及び市長選挙における改正後の公費負担の一覧について、今回の改正対象とならないものも含めて記載しておりますので、御参照願います。

 議案書の21ページにお戻り願います。

 この条例は、附則第1項において公布の日から施行し、第2項において施行後に期日を告示された選挙から適用することとしております。

 続きまして、議案書の23ページをお願いします。

 議案第45号 八幡浜市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について説明します。

 議案書23ページから27ページにかけて新旧対照表を掲載していますが、これにつきましても別冊でお配りしております議案説明資料のほうで説明します。

 議案説明資料の3ページをお開き願います。

 まず、この事案の趣旨としましては、1に記載のとおり令和3年8月に人事院が行いました公務員人事管理に関する報告及び国家公務員の育児休業等に関する法律の改正についての意見申出に基づき、妊娠、出産、育児等と仕事の両立を支援するための措置を講ずるため、所要の改正を行うものです。

 4ページをお願いします。

 具体的な条例改正について説明する前に、その前段となる国の法改正について説明します。

 この法改正は、イメージ図の下の改正後にありますように、主に男性職員の場合となりますが、産後パパ育休(出生時育児休業)を出生後8週までに分割して2回、それ以後も2回に分割して育児休業取得が可能となるなど、主に育児休業の取得回数について緩和するものです。

 この条例改正はこの法改正に関連して行うもので、4、条例改正の内容として、次のページにかけて、①から④まで4項目に分けて記載しておりますが、主なものについてのみ説明します。

 まず、①条例第2条第4号ア(ア)の改正は、会計年度任用職員等が産後パパ育休(出生時育児休業)を取得とする場合の要件を緩和するもので、具体的には任期の要件を現行の子の1歳6か月到達日から約8か月に改正します。

 このことにより、例えば会計年度任用職員が産後パパ育休を取得する場合、これまでは子供が1歳6か月になるときまで任期がないと取得できなかったものが、子供が8か月になるときまで任期があれば取得可能となります。

 なお、この任期は、現在の発令における任期ではなく、任期の更新がある場合においては、更新しないことが明らかでない限り、予定される更新後の任期が適用となります。

 5ページをお願いします。

 下のほうになりますが、④条例第2条第4号、第2条の3、第2条の4の改正は、会計年度任用職員等に係る育児休業取得の柔軟化を図るものです。

 改正箇所としては、6ページの③、④の太文字としているところとなりますが、会計年度任用職員等が①から④の要件を全て満たし、6ページの図の改正後にありますように1歳到達日以降も育児休業を取得とする場合においては、子が1歳以上1歳6か月未満の期間での夫婦交代取得を可能とするものです。

 議案書の27ページにお戻り願います。

 この条例は、附則第1項において令和4年10月1日から施行することとし、第2項で経過措置を定めております。

 続きまして、議案書の29ページをお願いします。

 議案第46号 八幡浜市職員退職手当支給条例の一部を改正する条例の制定について説明します。

 議案書29ページから33ページにかけて新旧対照表を掲載していますが、先ほどと同様に別冊でお配りしております議案説明資料のほうで説明します。

 議案説明資料の7ページをお開き願います。

 まず、この議案の趣旨としましては、1に記載のとおり雇用保険法等の一部を改正する法律により、国家公務員退職手当法の一部が改正されたことから、これに準じて所要の改正を行うものです。

 次に、参考として2、改正に関する制度の現状として改正以前の状況と関連する制度について記載しております。

 それでは、今回の条例改正の主なものについて説明します。

 まず、(1)フルタイムの会計年度任用職員に関する退職手当の支給要件の緩和です。

 ①第2条第2項の改正及び関連事項として、第10条第2項の改正について説明します。

 退職手当の支給は、月18日以上1年間勤務を継続した職員に対して支給されることとなっており、現行では要勤務日数の少ない月であってもこの18日を欠勤等で1日でも下回ると退職手当の支給対象外となります。

 そのため、その下の枠内に記載のとおり、例えば2月など勤務を要しない土日祝日を除くとそもそもの勤務日数が少ない月においては、職員みなし日数という考え方を導入することで退職手当の受給要件を満たすことができるよう改正しようとするものです。

 次に、8ページの②附則第11項、第12項の追記は、フルタイムの会計年度任用職員について、これまで1年間勤務を継続した職員に対し、退職手当を支給していましたが、その必要となる期間を6か月に短縮、緩和するものです。

 枠内に例を記載していますが、この場合1年勤務した職員の100分の50に相当する金額、この事例であれば約3万6,500円が支給できるようになります。

 次に、(2)失業者の退職手当の支給要件の緩和について説明します。

 改正内容について説明する前に、現在も制度としてある失業者の退職手当について説明します。

 失業者の退職手当とは、そこに記載のとおり、退職時に支給された退職手当の額が雇用保険法の規定に基づく基本手当、失業手当を下回っているものに限り、生活保障等の観点から、その差額を支給するもので、本市においても5年未満など短い勤務年数で退職する職員について支給実績があります。

 支給のイメージとしては、9ページ中ほどのイメージ図のとおりで、失業手当に加入していたら受給できたであろう45万円から退職手当を差し引いた25万円を追加で支給するものです。

 それでは、今回改正する①第10条第4項の改正について説明します。

 この改正は、退職後に起業した場合の特例措置を設けようとするものです。

 失業者の退職手当は、現状では退職後に起業すれば対象となりませんが、コロナ不況等により退職後に起業しても廃業してしまう場合もあることから、本来の受給期間が満了していても廃業日の翌日からを受給可能期間とするなどの特例措置を設けるもので、最大退職後4年まで受給期間を延長することが可能となります。

 議案書33ページにお戻り願います。

 この条例は、附則第1項において令和4年10月1日から施行することとし、第2項で適用期日、第3項、第4項で経過措置を定めております。

 説明は以上でございます。

○議長(平家恭治君)  生涯学習課長。

○生涯学習課長(井上耕二君)  議案書の35ページをお願いします。

 議案第47号 八幡浜市総合福祉文化センターの解体に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について説明します。

 この改正は、総合福祉文化センターの解体に伴い、令和4年10月31日で使用を終了することから、関係する3つの条例について所要の改正及び廃止を行うものです。

 まず、第1条八幡浜市立中央公民館条例の一部改正についてです。

 下の表については条例の第14条について、条文の見出しが規定されていなかったことから、委任という見出しを加えるものです。

 36ページをお開きください。

 一番上、別表1の中央公民館の位置については、右側、改正前の八幡浜市広瀬二丁目1番13号から八幡浜市62番地1に所在する八幡浜市民文化活動センターComican(コミカン)内に中央公民館を設置するよう改正するものです。

 その下、別表第2の中央公民館使用料については、改正前の欄に記載されている会議室等の使用料について全て削除し、その下、改正前第2項の中央公民館保内別館使用料について、第1項に繰り上げるものです。

 37ページをお願いします。

 次に、第2条八幡浜市立視聴覚ライブラリー設置条例の一部改正についてです。

 視聴覚ライブラリーは、現在は児童クラブ等への出前子供映画会が主な事業でありますが、今回の解体により八幡浜市60番地1に所在する八幡浜市民図書館2階に移動させ、引き続き事業が実施できるよう改正するものです。

 次に、第3条八幡浜市立老人憩の家条例の廃止についてです。

 八幡浜市立老人憩の家は、高齢者に対し、教養の向上やレクリエーション等のための場を提供し、高齢者の心身の健康増進を図ることを目的として整備されたものですが、今回の解体に伴い、廃止とするものです。

 現在、この施設は、高齢者や一般の団体等が体操や将棋などで利用している状況です。

 老人憩の家の廃止後におきましても、地区公民館等を利用していただいたり、市が社会福祉協議会に委託して実施している高齢者のサロン等の介護予防事業や中央公民館の各種教室への参加などにより、引き続き高齢者の心身の健康増進に資するよう図ってまいります。

 附則第1項において施行日を令和4年11月1日からと定め、第2項において経過措置を定めています。

 以上です。

○議長(平家恭治君)  財政課長。

○財政課長(明礼英和君)  議案書39ページから127ページ、令和4年度八幡浜市一般会計及び各特別会計補正予算案、議案第48号から議案第51号までを一括して、別冊で配付しております令和4年度9月補正予算資料で説明いたします。

 資料の2ページをお開き願います。

 今回の補正は、一般会計では一番上の行の真ん中あたり、今回補正額の欄にありますように7億4,726万1,000円を追加し、その右のとおり、予算総額を238億8,710万1,000円とするもので、前年度同期に比べ5.5%の増となります。

 次に、特別会計は、8会計中、国民健康保険事業、後期高齢者医療、介護保険の3会計の補正で、真ん中あたりの行となりますが、特別会計合計欄にありますように、合わせて1億3,495万3,000円を追加するものです。

 一般会計、特別会計を合わせますと、今回補正額は、その下にありますように8億8,221万4,000円を追加し、累計ではその右の合計欄のとおり348億7,971万7,000円となり、前年度同期に比べ5.3%の増となります。

 企業会計は、下水道事業1会計の補正で、下から2行目、真ん中あたりとなりますが、企業会計合計欄にありますように、5,909万4,000円を追加するものです。

 全ての会計における今回の補正は、一番下の総合計欄のとおり9億4,130万8,000円を追加し、累計では、その右の合計欄のとおり、予算総額を450億5,525万8,000円とするもので、前年度同期に比べ4.9%の増となります。

 次の3ページに今回の補正予算の主な事業一覧表を、4ページから7ページにそれぞれの事業の概要を記載しています。

 4ページをお願いします。

 それでは、9月補正予算の主要な事業の概要について順次説明いたします。

 まず、新型コロナウイルス感染症対策関連事業です。

 新型コロナウイルスワクチン接種事業は、オミクロン株に対応したワクチン接種が10月半ばから開始されることを想定し、当該ワクチン接種を安全かつ円滑に実施するため、3回目完了者約2万3,000人分の4回目または5回目のワクチン接種費用を追加計上するもので5,929万9,000円。みかんアルバイター確保緊急支援事業は、新型コロナウイルス感染症の長期化により、今年度も温州ミカンの収穫期における県外からのアルバイターの確保を支援するため、JAにしうわ及び農家等に対し、アルバイターの募集広告、宿泊施設の確保及びPCR検査等の経費を補助するもので1,834万5,000円。「二十歳のつどい」行事参加者に対する抗原検査は、来年1月3日、従来の成人式から名称を変更し開催する「二十歳のつどい」の行事参加者等のための抗原検査キットを購入するもので75万3,000円。

5ページをお願いします。

 次に、安全・安心なまちづくりです。

 消防団員安全装備品整備事業は、消防団員の安全を確保し、公務災害を防止するため、消防団員等公務災害補償等共済基金からの助成金を活用し防火服を購入するもので52万8,000円。農業用施設災害復旧事業は、今年の7月16日から19日にかけて発生した集中豪雨によって被害を受けた農道や水路など農業用施設の復旧工事を行うもので160万円。雨水ポンプ場整備事業は、次の議案第52号で産業建設部長より説明いたします。

 次に、暮らしやすいまちづくりです。

 てやてや踊り競演大会補助金は、昭和43年から毎年秋に開催されてきた同大会ですが、八幡浜みなと祭の夏への一本化に伴い、実施されない予定となっています。てやてや踊りを踊りたい、歴史と伝統文化を守り、次世代に伝えていきたいとの市民有志からの要望に応え、大会の企画運営を担う実行委員会に対して開催経費を補助するもので150万円。

 6ページをお願いします。

 第3回八幡浜市民ミュージカル事業は、平成28年度の「二宮忠八物語」、令和元年度の「北針」に続き、郷土の偉人「大相撲第39代横綱 前田山英五郎」を題材に、3作目となる市民参加型ミュージカルを制作するもので390万1,000円。宮内小学校体育館長寿命化改良事業は、令和3年度に実施設計を行ったところ、増改築等に伴う建築確認申請に当たり、既存建築物が建築基準法に適合しているかを確認し、県に報告する必要が生じたことから、新たに追加の調査を行うもので1,819万円。

 次に、産業振興の取組です。

 みかんアルバイター等空き家修繕事業補助金は、新たな担い手として今後も増加が見込まれるみかんアルバイターやIターン就農者等の確保支援策として、農業者専用空き家の改修費用を補助する当該補助金の活用を促進することで、かんきつ産地の維持と農家の安定経営につなげるため、当初予算から補助内容を拡充するもので500万円。畜産新技術等導入支援事業は、肥育豚舎の遮熱対策用の水源確保に伴う井戸新設工事と細霧装置設置など先進的な新技術の導入に係る費用を補助し、畜産農業の収益性向上につなげるもので265万8,000円。

 7ページをお願いします。

 農業用法定外公共物維持管理事業は、里道や水路等の農業用法定外公共物の機能確保と農地の維持管理のための予算が不足することから追加計上するもので290万円。

 次に、新時代に対応したまちづくりです。

 自治体オンライン手続に向けたシステム改修(DXの推進)は、国が実施する自治体オンライン手続推進事業の対象である26の行政手続のオンライン化に必要な既存システムの改修や連携サーバーの導入等を実施するもので1,298万円。

 次に、その他の取組です。

 財政調整基金積立金は、前年度決算剰余金11億5,486万2,000円の2分の1を下らない額を積み立てるもので5億8,000万円。

 なお、前年度末時点の基金残高は30億5,288万1,000円です。

 9ページをお願いします。

 次に、特別会計補正予算について説明いたします。

 まず、国民健康保険事業は4,990万1,000円を追加するものです。

 制度改正に伴うシステムの改修費の追加と決算処理に伴う財政調整基金積立金を予算計上するものです。

 歳入では、本年度の税額及び前年度繰越額の確定による繰越金等を計上するほか、基金繰入金を減額し、収支を調整しています。

 次に、後期高齢者医療は、前年度繰越額の確定による繰越金153万3,000円を追加したことに伴い、予備費を増額し、収支を調整しています。

 次に、介護保険は8,351万9,000円を追加するものです。

 決算処理に伴う介護給付費準備基金積立金及び前年度に交付された介護給付費負担金等の精算に伴う償還金を計上するものです。

 歳入では、介護保険事業費補助金等の国庫支出金、前年度繰越額の確定による繰越金を計上するほか、基金繰入金を減額して収支を調整しています。

 下水道事業会計につきましては、先ほども申し上げましたが、この後、議案第52号で産業建設部長より説明いたします。

 10ページをお願いいたします。

 債務負担行為の補正について説明いたします。

 一般会計の追加としまして、八幡浜市環境センターごみ焼却処理施設運転管理業務委託料(令和4年度契約分)は、今年度末で現在の委託期間が終了するため、今年度中に新たな委託契約を締結する必要があることから、債務負担行為の期間を令和4年度から令和9年度まで、限度額を10億698万4,000円として債務負担行為を設定するものです。

 なお、左から2列目の欄の始期についてですが、委託料を支出するのは令和5年度から令和9年度までの5年間ですが、債務を負担する行為、すなわち委託契約を締結するのは令和4年度であることから、債務負担行為の期間は令和4年度から令和9年度とすることが望ましいとの国の見解に基づき、今回より記載の方法を変更しております。

 次の八幡浜市環境センター不燃物・資源ごみ処理施設運転管理業務委託料(令和4年度契約分)につきましても、同様に債務負担行為の期間を令和4年度から令和9年度まで、限度額を4億2,900万円として債務負担行為を設定するものです。

 第3回八幡浜市民ミュージカル事業は、来年夏頃の公演に向け、今年度と来年度でミュージカル作品を制作するため、今年度中に2か年事業として、契約を締結する必要があることから、令和4年度の歳出予算に加えて、債務負担の期間を令和5年度、限度額を500万円として債務負担行為を設定するものです。

 なお、11ページに一般会計における投資的事業の一覧について、12ページ、13ページに一般会計歳入歳出の状況を記載していますので、御参照のほどお願いします。

 最後に、14ページから17ページに参考としまして、新型コロナウイルス感染症対策関連事業一覧表を添付しています。

 16ページをお願いします。

 9月補正予算の3つの事業が追加され、新型コロナウイルス感染症対策関連事業の今年度の事業費合計としては、一番下の行にありますように11億1,430万3,000円となります。

 なお、上から2行目、スーパープレミアム付商品券(第3弾)事業の財源内訳の県支出金5,830万円につきましては、6月議会の最終日の閉会挨拶の中で市長より説明しておりました、市、町が主体的に行う消費喚起策を県、市町連携事業に位置づけ、県が強力にバックアップするえひめ消費活性化支援事業としてこのたび交付決定がありましたので、予定どおり充当しています。

 18ページをお願いします。

 このことに伴い、プレミアム付商品券事業に充てようとしていた臨時交付金5,830万円が余剰となりますので、財源内訳について、下の表のとおり、これらの事業に臨時交付金を振り替えることで一般財源を減額しております。

 説明は以上でございます。

○議長(平家恭治君)  産業建設部長。

○産業建設部長(垣内千代紀君)  議案書129ページをお願いします。

 議案第52号 令和4年度八幡浜市下水道事業会計補正予算(第1号)について御説明します。

 まず、第2条の業務の予定量ですが、主な建設改良事業費のうち管渠整備工事を660万円増額し、5,093万円に、処理場建設工事を619万9,000円増額し、3億3,957万3,000円とします。これは人事異動に伴う人件費とマンホールポンプ圧送管改築工事費を増額するものです。

 次に、第3条の収益的収入及び支出ですが、支出の第1款下水道事業費用について、第1項の営業費用を255万8,000円減額し、総額を15億6,718万6,000円とします。これは人事異動などに伴う人件費の調整です。

 130ページをお願いします。

 次に、第4条の資本的収入及び支出ですが、まず収入の第1款資本的収入について5,205万円増額し、総額を6億2,985万円とします。

 内訳は、第1項企業債を3,120万円、第3項補助金を2,085万円、それぞれ増額するもので、これらはマンホールポンプ圧送管改築工事費及び神越ポンプ場建設用地費の財源となります。

 次に、支出の第1款資本的支出について6,165万2,000円増額し、総額を13億6,418万4,000円とします。これも人事異動などに伴う人件費の調整、マンホールポンプ圧送管改築工事費及び神越ポンプ場建設用地費を増額するものです。

 なお、条文において、支出に対する収入の不足額の補填についても補正額に合わせ改めています。

 また、神越ポンプ場建設用地について、別冊の補正予算資料の8ページに図面を掲載していますので、お開き願います。

 こちらの資料になります。

 補正予算資料の8ページであります。

 今回のポンプ場の建設用地は、図面の真ん中やや下に太枠と斜線で示しているとおり、あけぼの荘と保内中央体育館に隣接する場所で、現在の土地所有者である八幡浜地区施設事務組合から市が購入し、整備することとしています。

 もう一度、議案書の130ページにお戻りください。

 次に、第5条の企業債について、131ページの別表1のとおり、起債の目的ごとにそれぞれ限度額などを追加変更しています。

 また、第6条において、議会の議決を経なければ流用することのできない経費として、職員給与費の予定額を補正しています。

 なお、資料として、次の132ページ以降に補正予算実施計画、予定キャッシュ・フロー計算書などの財務諸表、補正予算明細書を添付していますので、後ほど御参照願います。

 以上です。

○議長(平家恭治君)  ただいま議題となっております18件についての本日の審議はこの程度にとどめます。

 お諮りいたします。

 議事の都合により、明日7日から11日までの5日間は休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(平家恭治君)  御異議なしと認めます。よって、明日7日から11日までの5日間は休会することに決しました。

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○議長(平家恭治君)  これにて本日の会議を閉じます。

 以上で本日の日程は全部終了いたしました。

 明日7日から11日までの5日間は休会であります。12日は午前10時から会議を開き、一般質問を行います。

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○議長(平家恭治君)  本日はこれにて散会いたします。

   午前11時54分 散会

お問い合わせ

議会事務局
住所:愛媛県八幡浜市北浜一丁目1番1号
TEL:0894-22-5998
FAX:0894-22-5963

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