公開日 2025年01月01日
明けましておめでとうございます。市民の皆様におかれましては、希望に満ちた新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年を振り返りますと、元日に家族団らんを襲った石川県能登半島地震では最大震度7を観測し、目を覆うばかりの光景がテレビから映し出されたことを思い出します。本市からも市立病院の災害派遣医療チームDMATが迅速に出動し、続いて、避難所運営支援や市所有トイレカーの貸し出し、要支援者への家庭訪問活動のために職員を派遣しました。
また、8月には、宮崎県南部で震度6弱の地震が発生しました。震源地は南海トラフ地震の想定震源域内で、巨大地震発生の可能性が平常時に比べて相対的に高まっているとして「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」が発表され、日頃からの地震への備えに加え、地震が発生したらすぐに避難できる準備の必要性を再認識させられたところです。
突然の災害から市民の命と財産を守り、また、被災後の早期復興に繋げるため、現在、愛宕山プロジェクト及び無電柱化プロジェクトを進めており、自主防災会とも連携しながら、災害に強いまちづくりを推進していきます。
今年3月28日で市制施行20周年を迎えます。合併当時、私も一議員として新八幡浜市制スタートの喜びを市民の皆様と分かち合い、そして今、市長として節目の年を迎えることに感慨深い気持ちになります。しかし、人口減少という大きな問題に歯止めはかかりません。その時代や環境の変化に対して、現状をしっかり見極めながら、子育て支援、地域づくり、人づくり、安全安心なまちづくり等、市民との対話の中から方向性を見出し、市民の声が市政に反映するまちづくりに努めてきました。
昨年、明るく、元気で楽しいまちづくりとして期待の高い「四国電力跡地プロジェクト」及び「八幡浜港みらいプロジェクト」についてとりまとめ、全体像を公表しました。四国電力跡地には、市民から特に要望の多かったファストフード店であるマクドナルドが、プロジェクトの先陣を切って10年ぶりにオープンし、隣接地には、八幡浜児童センターの移転新築、また、民有地へのホテル誘致にも取り組みます。いよいよ令和7年、今年は「わくわくする八幡浜」に向けたまちづくりが本格化する年となります。皆さんと共に、夢をプランに、プランを現実につなげていきましょう。
結びに、皆様にとりまして、夢と希望に満ちた1年になりますよう心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶とします。