市長あいさつ

公開日 2022年04月28日

更新日 2025年12月25日

八幡浜市長 大城一郎

 八幡浜市は四国の西の玄関口に位置し、演歌「港町ブルース」にも登場する人口約2万9千人の港町です。明治の頃から関西や九州、四国西南部を結ぶ海上交易で栄え、かつては「伊予の大阪」と謳われていました。現在も、八幡浜港には大分県の臼杵港・別府港との間に3千トン級のフェリーが1日20往復就航し、昼夜を問わずたくさんの人や車を運んでいます。

 また、全国屈指のかんきつ産地でもあり、「日の丸」、「真穴」、「川上」、「蜜る」などのブランドみかんは、価格相場を牽引するプライスリーダーの地位を長く維持しています。中晩柑の栽培も盛んで、特に「甘平」、「せとか」、「紅まどんな(愛媛果試第28号)」は、高級かんきつとして人気を確立し、ふるさと納税の返礼品としても大変ご好評をいただいております。

 さらに、海に面していることから、古くから漁業が盛んで、西日本有数の水産都市としても知られています。イカ、ハモ、白アマダイ、タイ、アマギ(イボダイ)、タチウオなど水揚げされる魚種は200を超え、高度衛生管理型の魚市場から毎朝、東京豊洲市場をはじめ全国の消費地へ出荷されています。

 近年では、みかんや魚といった従来の魅力に加え、市の持つ「顔」もさらに多彩になり、「ちゃんぽんのまち」、「マウンテンバイクの聖地」としても注目されています。2019年から開催されている「世界マーマレード日本大会」は、2026年の第8回大会以降も本市での開催が決定しており、「マーマレードのまち八幡浜」を発信する魅力的な大会へと成長を遂げております。

 現在、市では50年先を見据えた「わくわくする八幡浜」の実現に向け、「愛宕山プロジェクト」、「無電柱化プロジェクト」、「世界マーマレード大会プロジェクト」、「八幡浜港みらいプロジェクト」、「四国電力跡地プロジェクト」の5つに加え、中学校の統合により閉校となった校舎等を有効活用する「愛宕中・松柏中跡地プロジェクト」の6つの「わくわくするプロジェクト」を進めています。

 その他、防災・減災対策、少子化・人口減少対策、DXの推進、脱炭素社会の実現など、課題は多岐にわたりますが、八幡浜の強みや八幡浜らしさ、そして市民力の高さを最大限活かしながら、このまちで暮らすことに「心地よさ」と「幸せ」を実感していただけるような幸福度の高いまちづくりに邁進していきます。

八幡浜市長 大城一郎

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