一般質問 H21. 3 清水正治 議員

公開日 2014年09月05日

〔清水正治君登壇〕

○清水正治君 
 提出しております通告書に従って、
3月度の本会議一般質問をさせていただきます。

 今国会では国民の生活などはそっちのけで、やれ解散だ、やれ衆議院選挙だとしきりに権力争いに血眼の様相を示しておるように思います。新年度予算案が衆議院を通過し、年度内の成立が確定したところで少し落ちついてきたのではないかと思いますが、これによって定額給付金などの財源を確保する2008年度第2次補正予算関連法案は、昨日、34日に成立をいたしました。この法案成立で高速道路料金の引き下げ、また子育て応援特別手当とか定額給付金の支給が実現をいたします。我が八幡浜市では4月下旬から10月下旬にかけて支給されるとの報道がありました。随分時間がかかりましたが、これも国の権力争いの中で国民不在と言われるお粗末な結果ではないかと私は思います。

 我が八幡浜市でも4月には平成の三国志が実現するのではないかと思いますが、どなたが勝利をおさめられても八幡浜の現実は変わりません。しっかりと現実の上に立っていただいてかじ取りをしていただきたいと念願する市民の一人であります。

 前置きが少し長くなりましたが、それでは本題に入ります。

 大綱の1、学校の耐震補強対策について、大綱の2、妊婦健康診査について、この2点、また再度質問をさせていただきます。

 まず、大綱1の学校の耐震補強対策について3つほどお尋ねをいたしますが、新年度予算に宮内小学校体育館の耐震補強工事費が12,460万円、川之石小学校体育館の耐震補強工事費が7,150万円、保内中学校体育館の耐震補強工事費13,550万円というのが計上されておったように思います。この工事は21年度内に完了するのかをひとつお尋ねをいたします。

 それから、2つ目としまして、八代中学校のような生徒のたくさんいる学校の校舎で教室等の耐震改修が先送りされているように思うんですが、その理由は何だろうかとお聞かせをいただきたいと思います。

 3番目といたしまして、日土小学校の工事がおくれているような報道がありましたが、この件について現在の進捗状況をお伺いをいたします。

 大綱2の妊婦健康診査について、今国会で妊婦健診が14回まで公費負担となるようですが、我が八幡浜市では昨年4月より公費負担5回プラス9回の市独自の取り組みを四国で最初に実現、さらに前期と後期の2回、エコー検診まで実施をいたしました。私のところにもいろんな問い合わせをいただきましたが、今回の政府の発表で全14回の公費負担が実行されると、我が市の取り組みはどのようになるのか、せめて前期、後期の2回のエコー検診は引き続き延長すれば市民の負担が軽くなりますが、理事者のお考えはいかがでしょうか、お伺いをいたします。

 

 以上で私の質問を終わります。

○議長(上田竹則君) 
 市長。

○市長(高橋英吾君) 
 清水議員の質問に対してお答えいたします。

 大綱2の妊婦健康診査についてでありますが、その前に三国志、それから私は三つどもえと思っておりますが、それぞれの人が出ることは八幡浜市をよくしようということで現状維持以下にはならないということです。また、私の場合は市町村合併した当事者でありますから、やはり最低総仕上げとして8年はやらないと、旧保内町、旧八幡浜市絶対にともに栄えていかなければいけないというような気持ちでおりますので、それぞれの方の主張を聞いて、公平に判断していただきたいと思います。

 さて、妊婦検査については、前々ですか、質問されて5回やれということでしたんですけど、そのときに我々行政側がはっと気がついて、これはどうせ将来国は14回にするだろうと、少子化問題、そういうことで清水議員の質問に対して上乗せして答えたわけであります。そういうことで本当にありがとうございました。

 八幡浜市では、平成20年度より妊婦健康診査の健診料の一部の公費負担を14回に拡大いたしました。特に超音波検診を2回取り入れており、その受診券はほぼ100%の人が利用されております。

 平成21年度におきましても、14回の公費負担を予定しておりますが、議員御指摘のように国から妊婦健康診査臨時特例交付金の通知が出ております。そのため愛媛県下全市町が統一された方法で八幡浜市と同様14回の妊婦健康診査を補助し、そのうち9回分については14,000円を補助することを検討しております。これを受け、八幡浜市は41日以降より妊婦さんお一人に対する公費負担額を45,680円から58,710円に増額し、さらに妊婦健診料の負担を軽減していくことにしておりますので、御理解を願いたいと思います。

 その他の問題に関しては担当課長より答弁をさせます。

○議長(上田竹則君) 
 学校教育課長。

○学校教育課長(三堂嗣夫君) 
 清水議員御質問の大綱
1の学校の耐震補強対策についての3点について順次お答えをいたします。

 まず、1点目の来年度予算計上の宮内、川之石小学校、保内中学校の旧保内の学校体育館耐震化につきましては、合併前から耐震化を手がけていた関係から、平成17年度に2次診断等を実施し、Is値0.3未満であり、大規模地震により倒壊する危険性が高い建物であると診断されています。

 昨年6月の地震防災特措法の改正により補助率のかさ上げの措置のある平成22年度までに早急に耐震補強工事をする必要があります。年度内完成は可能かどうかにつきましては、補強設計内容の評定依頼が全国的に殺到しているため、現状といたしましては数カ月を要している状況でありますが、計画どおり年度内改正に向かって努力してまいりたいと存じます。

 2点目の八代中学校など大規模校の耐震補強工事の先送りについての質問につきましては、平成15年度から17年度にかけて実施済みの耐震1次診断の数値結果により2次診断の計画を立てております。旧八幡浜市の小・中学校の耐震2次診断は平成19年度より順次実施しております。今年度国の1次補正予算により交付金活用事業により12月議会で承認された914棟の耐震2次診断業務委託で市内すべての2次診断結果がことしの8月中旬には出そろいます。この結果により耐震補強計画はでき上がる予定となっております。

 3点目の日土小学校校舎改修改築工事の進捗状況につきましては、今年度中の完成は困難であると判断せざるを得なくなりました。この改修工事は、御承知のとおり、現代の学校に求められている耐震性の確保はもちろんのこと、なお付加価値として国の重要文化財指定を目指した改築工事であります。

 工事がおくれている大きな要因は、取りかかりが少し遅かったことと、文化庁の指導を仰ぎながら、全国的に見ても例のない木造校舎の改修工事を実施しております関係から、部材の検証等に当初予想していたより多くの時間を要したことであります。改めて重要文化財指定の重さを思い知らされているところでございます。

 新西校舎主体工事は予定どおり完成をいたしますが、工事全体の進捗率は約70%となります。突貫工事ではなく安心・安全な学校に改修するためには3カ月の工事延長となり、夏休みに引っ越し、2学期、新校舎で授業ができる見通しとなります。

 以上でございます。

○議長(上田竹則君) 
 清水正治君。

○清水正治君 
 
1点だけお伺いをいたします。

 今日土小学校の進捗状況について課長のほうからお話を伺いました。先日の全員協議会でもございましたけれども、このおくれる工事について再度また予算がどんどんつぎ込まれることのないような、そういうふうにひとつ工夫をしてもらいたいなと、このように思うんですが、その点はいかがでしょうか。

○議長(上田竹則君) 
 学校教育課長。

○学校教育課長(三堂嗣夫君) 
 繰越予算の関係でございますけれども、仮設校舎のリース料のみ新しい年度に予算化してございます。約
200万円の予算化をしておりますが、その200万円だけをお願いしたいと思っております。

 以上でございます。

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