一般質問 H17.12 上脇和代 議員

公開日 2014年09月05日

〔上脇和代君登壇〕


○上脇和代君

 私は、通告書に従いまして、大綱
3点につき質問をさせていただきます。

 大綱1、しめ飾りの処理についてであります。

 先般某地方紙に、従来行われていたどんど焼きが出島に仮設市場ができたことによりできなくなったとの報道があり、多くの市民が困惑されておられたところ、12月の広報に、平成18年の新年のどんど焼きについては、一部のしめ飾りのみ神事をとり行い、ほとんどを八幡浜南環境センターにおいて焼却処分することになった、平成19年以降についてはどんど焼きを行わない予定であると書かれております。

 しめ飾りは、新年を迎えるに当たって、1年間の平穏無事と感謝を込めてかけかえる年中行事の一つであり、伝統文化でもあります。だれしもごみと一緒に焼却することには大きな抵抗があり、気持ちの上で納得がいきません。

 質問の第1点は、広報に書かれている一部のしめ飾りのみ神事を行い、ほとんどを南環境センターで焼却処分するとはどのようなことなのか、御説明をお願いいたします。

 第2点は、保内町や双岩地区ではどんど焼きは継続されていると聞いておりますが、残す方法はないのでしょうか。また、海岸地区、日土地区についてはどのようにされているのか、お伺いいたします。

 第3点は、平成19年度以降についてはどんど焼きは行わないと書いてありますが、しめ飾りはどのような方法で処分するということでしょうか。しめ飾りの処理についてのお考えをお伺いいたします。

 大綱2は、AEDの設置についてであります。

 9月の一般質問において、AEDの設置について質問させていただきましたが、この件について再度お伺いいたします。

 先般、千丈小学校には学校医よりAEDが寄附され、父兄や地域の方々に講習が行われました。AEDについて大変注目されていたところでありますが、さらに先日の地方紙には某市内のホテルでもAEDを2台購入され、講習をされたと報道されております。

 民生文教委員会では、行政視察で伊勢崎市のAEDの取り組みについて説明を受けましたが、伊勢崎市においては消防署が中心になって安心安全なまちづくり、健康医療の元気なまちづくりとして合併特例債を使ってAEDの導入を計画され、17年には市役所ほか主要な公共施設に25台設置され、18年度には地域の公民館や図書館に25台設置される予定となっておりました。さらに、教育関係は別枠で購入されると伺いました。

 今やどの県や市町村でもAEDへの関心は深く、検討されていると伺いました。万が一に備えて、八幡浜市においてはその後どのように検討されたのでしょうか。導入されるお考えがあるかどうか、導入されるのであれば、いつどこに設置されるか、お考えをお伺いいたします。

 大綱3については、保育士の採用についてであります。

 数年前、ある市民の方が、息子が八幡浜に住みたい、保育士になりたいと夢を描いて卒業しましたが、採用がなく転職を考えざるを得ないと市外へ出ていってしまいました、大変残念そうなお話でした。

 旧八幡浜市の過去5年間の採用状況を見ますと、隔年ごとに2人、2人、1人となっております。旧保内町では1人ずつ3名、5年間の間に採用されております。合わせれば8名の採用となっております。この状況を見ますと、これからは毎年1人か2人以上の採用が可能と考えられます。

 そこで、質問の第1点は、保育士を目指す若い人たちや臨時で働いている保育士の方にも受験のチャンスを与えていただきたいと思います。そのためにも、隔年ではなく、計画的にぜひ毎年の採用を考えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか、お伺いいたします。

 なお、最近は男性保育士を目指す人もふえていると聞いておりますが、男性保育士の採用についてはどのようにお考えでしょうか。今までに何名の男性が応募されたかについてもお伺いをいたします。

 また、男女共同参画社会の推進により今や女性が働くことが当たり前の社会となっており、子育て支援は大きな社会問題でもあります。保育所でゼロ歳児から6歳児まで受け入れていただき、朝7時半から夕方7時まで預かっていただくことは、働く女性にとっては何よりの力強い味方であり、子育て支援でもあります。

 しかし、その分保育士さんは両親にかわって一番大切な幼児期の1日の大半をかかわっていくという大きな責任もあります。保育士の皆さんは、正職員、臨時職員関係なくローテーションを組んでその任務に当たっておられると伺っております。

 そこで、第2点目は、保育士は日々一人一人の小さな命と心に深くかかわりながら、その責任を果たしていくという仕事柄、本来なら全員正職員で当たるべきであると考えますが、現在の正職員74名、臨時職員35名のバランスについてはどのようにお考えでしょうか、お伺いをいたします。

 第3点は、国の三位一体の改革により保育関係の補助金の削減など厳しい財政事情ではあると思いますが、このような時期だからこそあえて保育事業にその影響が来ないように質問させていただきます。慎重な配慮をお願いいたしますとともに、今後の保育行政についてのお考えをお伺いいたします。

 以上、市長及び関係理事者の誠意ある御答弁をお願いをいたします。

○議長(宮本明裕君)  市長。


○市長
(高橋英吾君)
 上脇議員の質問の大綱2のAEDの設置についてお答えをいたします。

 八幡浜市でのAEDの設置状況につきましては、9月の一般質問でお答えいたしましたが、消防署に2台設置しているほかに、議員御質問のとおり、八幡浜市女子ソフトボール松蔭クラブチームから千丈小学校に寄附された1台と、民間の2事業所に3台設置されております。

 議員御指摘のAEDにつきましては、御案内のとおり、心臓がけいれんし全身にうまく血液が回らなくなる不整脈の状態から正常に戻す医療機器でありますが、専門職以外の講習を受けた一般人について使用が可能となったものでございます。

 当市においても、高齢化社会の進展と障害者福祉を初め今後の大規模災害、さらに学校での部活及びスポーツにおける事故などが想定されるものであり、行政としても大変有意義な機器であると考えております。

 安全で安心なまちづくりの観点からも、今後PTA、教職員、職員、自主防災組織の中でも、取り扱いについての講習の普及を初め公共施設においての整備について、救急救命の拡充として、市全体での計画の中で総合的に判断していきたいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。

 その他の問題に関しては、各担当課長より答弁をさせます。

○議長(宮本明裕君)  総務課長。


○総務課長
(柏木幸雄君)

 上脇議員の大綱
1のしめ飾りの処理について、まず3点ばかりあったと思います。焼却処分にするとはどのようなことなのかと、2点目は保内町、双岩地区、海岸地区についてはどのようにされているのか、3点目としまして今後の対応についての考え方ということでございます。まとめて御回答を申し上げます。

 12月の広報におきまして、正月用のしめ飾りやお札などを燃やして無火災を願う行事である鎮火祭と、小正月における無病息災等を祈念する火祭りのどんど焼きについて、取りやめる旨公表をいたしました。

 取りやめるに至りました理由といたしましては、まず内港埋立計画によりまして出島が使用できなくなったこと。それから、その対応といたしまして昨年利用をいたしました須田地区では、黒煙によりまして公害であると住民から苦情が大変多かったこと。3点目としましては、一般には野焼きを禁止をいたしております。ただし、風俗慣習上または宗教上の行事につきましては規制の対象外ではありますけども、地域の生活環境に影響するばい煙であるとか焼却すすの飛散などには十分配慮をする必要があるわけでございます。4点目としましては、旧八幡浜市の市街地のみが行っておりまして、旧保内を含めて周辺部では神社または地区でどんど焼きを行っておるという現状でございます。

 こういったことなどがございまして、すべてにおいて行政がかかわっている実態がこの合併によりまして浮き彫りとなりました。新消防団となってから、問題を解決するため他の地区でできないかなどの道を探ってまいりましたが、結論といたしまして市が主体的に鎮火祭、どんど焼きを行うことを断念をしたわけでございます。

 しかしながら、今年度につきましては、住民に周知する期間が短いことから、来月15日に限っては消防団による収集を行い、南環境センター及び民間企業の焼却炉において焼却処分する予定といたしております。

 また、広報の中の「一部の」という表現につきましては、ごくわずかということで御理解をいただけたらと思っております。この場合でも燃やすことは考えておりません。消防団員による鎮火祭として参拝することといたしておりますので、御理解願いたいと思っております。

 今後の対応につきましては、市が主体的に実施するものではなく、当市の周辺地域及び保内地域のように、各地域それから各神社、各個人において処分をしていただきたいと考えております。

 それから、大綱3点目の保育士の採用について、これも3点ございました。まず、男性保育士の採用について、2点目は正職員と臨時職員のバランスについて、それから3点目で将来の保育所運営についてということでございます。まとめて御回答を申し上げます。

 まず、1点目の男性保育士の採用についてお答えをいたします。

 保育士の採用につきましては、年次採用計画、これは隔年2人採用に基づきまして採用試験を2年に1度実施をいたしております。議員御質問の毎年採用ができないのかということでありますけども、今後につきましては、毎年あるいは隔年になるのか、いいのか、それか退職の状況に応じた採用のあり方を検討をしてまいりたいと、そういうふうに考えております。

 募集要項につきましては、男女を問わず募集をしておりますので、男性にも積極的に受験をしていただければと考えております。

 ちなみに、平成16年度の受験者につきましては、旧八幡浜市、旧保内町合わせまして17名のうち、男性受験者が3名でございます。なお、現在男性保育士、2名の保育士が臨時職員として勤めていただいております。

 2点目の正職員と臨時職員のバランスについてお答えをいたします。

 八幡浜市の現在の保育所数は15カ所でございます。109名の保育士で運営をしている状況でございます。うち35名が臨時保育士でございます。その割合は正職員が68%となっておりまして、近隣の市でもこのような傾向となってございます。子供の発達と生命を保障する大切な職務であることは十分承知をしております。臨時保育士といえども保育士免許を取得しております。しっかりとした保育理念を持たれており、正職員と同様に何ら変わりなく責任を持って職務を遂行していけるものと考えております。

 それから、3点目の将来の保育所運営についてお答えをいたします。

 当市における行政改革の推進の中で、その時々の時代の要請にこたえるため行政改革大綱を策定をいたしまして、行財政の効率化、組織機構の簡素化、合理化及び事務事業の見直しに努めております。

 このような中、平成9年には地方自治の新時代に対応した行政改革指針が示されまして、翌年の平成10年には地方分権推進計画が打ち出され、さらには平成1612月に閣議決定されました今後の行政改革の方針に基づき機構の見直しによる職員の削減、業務の委託化などに取り組んでまいっております。この取り組み指針となる新市の行政改革大綱推進計画につきましては、今年度末の策定に向け現在取り組んでおるところでございます。

 将来への保育所運営につきましては、過去の旧市における行政改革推進計画においても時代に即応した組織機構の見直しの中で保育所の統廃合について取り組むべき課題と位置づけられております。この環境の中で、新市としての保育所運営につきましては、人口の減少と入所区域の緩和などによる保育所のあり方について、統廃合、公設民営化問題など総合的に検討すべき大きな課題であると考えております。

 以上でございます。

○議長(宮本明裕君)  上脇和代君。


○上脇和代君

 しめ飾りの件について、行政はかかわることはできないという考え方でありますが、できればそれは地域で解決できたらいいわけですけども、町中の人の場合どうしようもない。周辺の人は庭先とか畑の隅で焼くこともできるでしょう。そういうときに、宗教的な問題の場合は例外で焼いてもいいと言われましたが、あっちにもこっちにも焼く人ができたら防災の関係はどうなんでしょうか。それもいいと言えるんでしょうか。

 それから、これはしめ飾りというのは、やっぱり日本の国民の、すべてではありませんけれども、生活の一部なんです。それをもう行政はしないから、どうぞ御自由にと言っていいんでしょうか。消防団に働きかけるなり何か方法があるんじゃないかと私は思います。

 例えば、市長は自分のうちのしめ飾りを19年度からどういうふうな処理をされますか。ごみと一緒に出されますか。そういうことを一つ一つ考えたときに、本当に市民の生活の中にやっぱり行政も気持ち的に入っていかなければいけないところもあるんじゃないかと私は思います。

 それから、AEDについては、積極的な対応をするというふうに御回答をいただきましたので、ぜひよろしくお願いをしたいと思います。

 保育士の採用についてでありますが、他市においても臨時と正職員は同じように、余り八幡浜の方がそんなに劣っていないというふうに言われましたが、今食育基本法ができて、保育所にも大きな役割ができてるわけです。保育所っていうところは、ただ預かるだけではなくって、食育基本法によって食生活からその子供の発達に至るまで本当に責任がある立場だと私は思うんです。生活環境の変化によって、言えば両親がしなきゃならないことを行政がしていかなければならない時代になってると私は思うんですが、確かに臨時職員も正職員も本当に一生懸命誇りを持って働いておられます。だからこそ正職員にしてあげたい、私はそう思うんです。確かに行政改革の厳しいときではありますけれども、そういうときだからこそ、この部分については大切にしなきゃいかんというとこじゃないでしょうか。後でお伺いしたいんですが、保育所の給食の栄養士は何人いらっしゃるのか。その中で、正式に雇われておる栄養士は何人いらっしゃるのか。食育基本法っていうのは、小さいときからの食生活を見直すことによって人づくりといいますか、ですから保育所にその大きな役割も託されているわけです。保育士さんと給食の先生方とのもう一体になった保育っていうのが今求められている、それだけ責任の重い保育所の立場になってると私は思うんですが、それらについて市長及び担当課長さんはどのようにお考えでしょうか。

○議長(宮本明裕君)  市長。


○市長
(高橋英吾君)

 最初に、しめ飾りの件ですけれど、隣の大洲市、西予市に聞きましたら、市は一切関連してなくて、町の中でもみんなが自主的にやっておるということです。保内町に聞きましても三島神社が取り仕切っておりますし、私も中津川へ行ったら地区の人がなにしておりますので、やろうと思えばできないことはないと思いますが、私に関してはまだことしは大丈夫だということで、まだ
1年ありますから、考えていきたいと思っております。

 それから、保育士さんの問題ですけれど、政治家としてはたくさん入れてあげて人気をとりたいというのがありますが、市長の立場としては、やっぱり1人雇うと大変な負担がかかるということで、今でも職員64名を7年間において減らしていかなければいけないという現実的な問題があります。

 私も個人的には、保育所をずっと回っておると、もう子供は360度動いておりますし、そういうことでありますから、適正な人員が幾らかということは担当課から話しますけれど、そういうことで非常にそういう点では気にはしております。中には優秀な方もたくさんおりますが、とにかく今ちょうど流れが行政改革という流れの中でありますから、私個人的には、現場を見たらもっとおったらええなというのが私の個人的な感想であります。

 その他の問題に関しては、担当課長より答弁をさせたいと思います。

○議長(宮本明裕君)  総務課長。


○総務課長
(柏木幸雄君)

 上脇議員の再質問のまずしめ飾りの処理について、地域でということの中で、今現況を御説明を申し上げますと、いわゆる旧保内地域につきましては神社が中心となって、氏子さんが中心となってされております。そこにつきましては、それぞれ住民の方々がそちらの方に持っていき処分をされる、そういうふうになってございます。

 それから、双岩地域におきましても、区の一つの伝統行事としてそういったものをとらえておりまして、これも住民の方々がそちらの方に行って、区の中で処理をしておると、場所の設定は都度区長の方で決定をするということのようでございます。

 それから、海岸におきましては、いわゆる地域消防団が自主的な中でそれを集めていただいて、その中でその地域地域の中でいわゆるどんど焼き、そういったものをしておるという状況でございます。

 日土におきましても、それぞれ個人の中で、庭先であるとかそういったもので対応しておるという状況でございます。

 それで、議員御指摘のように、旧市内の中でどうしてもできないとかと、そういうこともございます。これにつきましては、あくまでも行政が主体となってするということではなくって、当然今現在やっております消防団、この団活動としてするということではなしに、地域の消防団のあり方の中では、そういった地域の連携も必要であろうと思います。そういったところについては、今後消防団とのいわゆる奉仕の中でどうなんだという話はまた進めていきたいと思っております。

 それから、全体的な全国的にいろんな地域の状況も調べてみてみました。そういう中で、地域コミュニティーとして、子供たちが地域を回ってそういったしめ縄を集め、なおかつ地域の中でそういった一つのコミュニティーとしてどんど焼きをしながら、いわゆる無病息災、冬ですから当然風邪を引かないようにとか、そういった伝統行事の中で取り組まれておるということも現実にございます。

 そういう中で、私どもとしましても行政が主導をするということではなしに、地域地域の中で、またいわゆる神社、そういったものと個人の中でぜひともやっていただきたいと、そういうふうに考えております。

 1つは防災の観点からという御指摘もございましたけども、当然大規模に焼くということではない、今回市が直接かかわっておりますものにつきましては、もう市内を集めておりましたので大規模などんど焼きになっております。そういうことの中でこういった問題が生じてきたわけでございますから、地域地域、それから個人によってはそこまでいわゆる大規模でありませんから、そういったものについての防災の観点からは、その地域の中での活動で対応できるんではないかなと、そういうふうに考えております。

 それから、保育士の採用についてでありますけども、当然保育士、保育所の食育から始まったいわゆる発達過程の大変な重要な業務であると、これは先ほど申しましたように、そういった意味につきましては十分認識をいたしております。

 そういった中で、行政改革、国の方の定員管理適正化と行政を含めて全体の職員の削減というところも打ち出されております。そういう中で、本来的には正職員が、市長も申しましたように一番いいんでありましょうけども、やっぱり行政としてそういったものが十分雇用できる、いわゆる職員の職員給といいますか、そういったものの人件費という問題も出てまいりますから、一定の効率化はやっぱり求めていく必要があると私どもは考えてございます。

 それから、最後の給食栄養士につきましては、担当課長さんの方から御説明を申し上げます。

○議長(宮本明裕君)  福祉課長。


○福祉事務所長
(小西宇佐男君)
 上脇議員の再質問にお答えをいたします。

 議員御指摘のように、非常に最近子供さんに食育の観点が重要視されておりますし、子供さん方に非常に除去食といいますか、食べ物に対するアレルギーを持っておる子供がふえておることも事実でございます。

 ちなみに申し上げますと、一番大きな白浜保育所でございますけれども、今現在141名定員がおりますが、そのうちゼロ歳児で2名、1歳児で2名、2歳児で3名、4歳児で1名ということで、合計8名に除去食を与えております。割合といたしまして5%強になろうかと思います。

 また、調理員につきましては、現在正規の調理員が5名、臨時の調理員が23名、パートの調理員が2名ということで、保育士に比べまして臨時の調理員が多数を占めておるような状況になっております。

 なお、正規職員5名のうち栄養士の免許を持っておる者は1名、あと調理員の資格を持っておる者は4名かと、もし間違っておりましたら訂正いたしますけれども、その程度の状況でございます。

 以上でございます。

○議長(宮本明裕君)  上脇和代君。


○上脇和代君

 しめ飾りについては、もう議論しても取り上げてもらえないようですので、今後見ていきたいと思います。

 給食の栄養士、担当者が、15保育所があるうちの正式に雇われてる人はたったの5人、大変私今驚きました。各保育所に1人ずつはあると想定していたんです。今まではそれでよかったかもしれんませんが、食育基本法が制定され、その負担も保育所にかかってるんじゃないでしょうか。やっぱり今国がなぜ食育基本法を出したかということはもう御承知のとおりだと思いますが、人間形成の一つでもあるわけなんです。保育所っていうところは、先ほども言いましたように1日の大半を過ごすところでもありますし、食を通して人間づくり、保育所の中のかかわりの中の人間づくり、そういうのが大きく求められていると私は思うんです。

 ですから、今行政改革の中に大変厳しいことは承知しております。ですけれども、市長がいつもおっしゃるように福祉は手を抜きません、そうおっしゃっております。これからの次世代を担う子供たちにこそ、もちろん高齢者も大切ですが、これから担う子供たちに人間としての基本的な素質、素養といいますか、それをつくっていく場であると私は考えるわけです。そうすると、決してなおざりにはできないんじゃないかと。

 私は、市長また課長、所管の課長さん、3人の方が、やっぱり子供、これからの人間づくり、人づくり、それはまちづくりにも通じますし、国づくりにも通じるわけですが、そういうことを考えたら、こういう方向に進もうじゃないかという連携というのが必要だと思うんです。

 で、市長にお伺いいたしますが、厳しいときだからこそ私はお願いしておるんです。それを厳しいからといって削減されたのでは、今のこの保育所関係の問題は解決していかないと私は思うんです。やっぱり保育所には栄養士は、先ほどアトピーなんかの対応が8人でいらっしゃると聞きました、それぞれに食事が必要なんです、別々なんです。一人一人別々につくらないけないんです。その大勢の方とはまた別です。それにゼロ歳児からということになりますと、本当に何食もつくらないけんところもあると思うんです。そういう大事なところに栄養士がいないということは大変残念なことだと私は思います。ぜひこういう厳しいときだからこそ、人間形成の基本になる保育所に力を入れていただきたいと思いますが、市長いかがでしょうか。

○議長(宮本明裕君)  市長。


○市長
(高橋英吾君)

 言葉の中で削減ということがありましたけど、削減はしておりません。これからふやさないといけないということですけど。

 保育所というのは、実は三位一体改革で運営費18,000万円をばっさり切られました。国12,000万円、県が6,000万円、それを今一般会計から出しておるわけであります。そういうことで、確かに理想的にはそれぞれ置いたらいいんですけれど、今の私たちの財政状況ではなかなか難しい。

 一方、教育関係でも、私は主張しておりますが、11人英語の先生、いわゆる外人ですね、が欲しいというようなこともあるんですけど、これも財政の関係でなかなか難しいと。いろいろ理想はあるんですけれど、我々はできる限り理想に向かって今後とも進みたいとは思っております。

 しかし、今非常に行政改革の一番山場でございますから、要は3割自治というんですけれど、財政に聞いたら25分だと、まるで野球の打率みたいなことですけれど、これが6割から7割できれば、雇用の面でも役立つし、子供たちのためにも役立つというふうに考えています。現状のところではなかなか手元不如意というんですけれど、非常に難しいと。だから、削減はしてないんですけれど、これから前向きに考えていきたいんですけれど、これも財政状況によりますが、要は三位一体が完結しない限りは思い切ったいわゆる地方に合った政策というのが、午前中も宇都宮富夫議員と話したんですけれど、そういうことで、できる限りそういう方向に向けていきたいんです。現在のところはちょっと難しいと、このように思っております。

 以上です。

○議長(宮本明裕君)  福祉事務所長。


○福祉事務所長
(小西宇佐男君)

 ちょっと先ほどの上脇議員さんの質問の栄養士の問題でございますけれども、先ほど言いました調理員、栄養士につきましては、各保育所に配置されておる人員でございまして、うちの方の福祉事務所の事務局の方で専属の栄養士を
1名、管理栄養士を1名置いておりまして、毎月きちょうめんに給食部会というものを開きまして、翌月の献立等につきましては、私が見ておりましても感心するぐらいかなり小まめに調理方法とか、その辺につきまして栄養士の方が調理員に指導しておりますことをつけ足しておきたいと思います。

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