平成21年八幡浜市議会3月定例会会議録第1号

公開日 2014年09月18日

 

議事日程 第1

平成2132() 午前10時開議

1

会議録署名議員の指名

2

会期の決定

3

諮問第 1号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて

議案第 4号 八幡浜市個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定について

議案第 5号 八幡浜市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の制定について

議案第 6号 八幡浜市職員の勤務時間、休暇等に関する条例等の一部を改正する条例の制定について

議案第 7号 八幡浜市職員の自己啓発等休業に関する条例の一部を改正する条例の制定について

議案第 8号 八幡浜市重度心身障害者医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について

議案第 9号 八幡浜市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について

議案第10号 八幡浜市小規模下水道条例の一部を改正する条例の制定について

議案第11号 八幡浜市簡易水道条例の一部を改正する条例の制定について

議案第12号 平成20年度八幡浜市一般会計補正予算(6)

議案第13号 平成20年度八幡浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(3)

議案第14号 平成20年度八幡浜市後期高齢者医療特別会計補正予算(2)

議案第15号 平成20年度八幡浜市老人保健特別会計補正予算(2)

議案第16号 平成20年度八幡浜市介護保険特別会計補正予算(4)

議案第17号 平成20年度八幡浜市介護サービス事業特別会計補正予算(2)

議案第18号 平成20年度八幡浜市駐車場事業特別会計補正予算(2)

議案第19号 平成20年度八幡浜市簡易水道事業特別会計補正予算(3)

議案第20号 平成20年度八幡浜市公共下水道事業特別会計補正予算(3)

議案第21号 平成20年度八幡浜市戸別合併処理浄化槽整備事業特別会計補正予算(2)

議案第22号 平成20年度八幡浜市小規模下水道事業特別会計補正予算(1)

議案第23号 平成20年度八幡浜市港湾整備事業特別会計補正予算(1)

議案第24号 平成20年度市立八幡浜総合病院事業会計補正予算(3)

議案第25号 平成21年度八幡浜市一般会計予算

議案第26号 平成21年度八幡浜市国民健康保険事業特別会計予算

議案第27号 平成21年度八幡浜市後期高齢者医療特別会計予算

議案第28号 平成21年度八幡浜市老人保健特別会計予算

議案第29号 平成21年度八幡浜市介護保険特別会計予算

議案第30号 平成21年度八幡浜市介護サービス事業特別会計予算

議案第31号 平成21年度八幡浜市日土財産区特別会計予算

議案第32号 平成21年度八幡浜市駐車場事業特別会計予算

議案第33号 平成21年度八幡浜市簡易水道事業特別会計予算

議案第34号 平成21年度八幡浜市公共下水道事業特別会計予算

議案第35号 平成21年度八幡浜市戸別合併処理浄化槽整備事業特別会計予算

議案第36号 平成21年度八幡浜市小規模下水道事業特別会計予算

議案第37号 平成21年度八幡浜市水産物地方卸売市場事業特別会計予算

議案第38号 平成21年度八幡浜市港湾整備事業特別会計予算

議案第39号 平成21年度八幡浜市水道事業会計予算

議案第40号 平成21年度市立八幡浜総合病院事業会計予算

       (提案者の説明)

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本日の会議に付した事件

日程第1

会議録署名議員の指名

日程第2

会期の決定

日程追加

山本儀夫君の議員辞職の件

日程第3

諮問第1号、議案第4号~議案第40

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出席議員(22)   

1番  新 宮 康 史  君

2番  上 田 浩 志  君

3番    欠  番

4番  井 上 和 浩  君

5番  上 脇 和 代  君

6番  魚 崎 清 則  君

7番  山 中 隆 徳  君

8番  二 宮 雅 男  君

9番  遠 藤 素 子  君

10番  武 田 成 幸  君

11番  清 水 正 治  君

12番  宇都宮 富 夫  君

13番  兵 頭 孝 健  君

14番  上 田 竹 則  君

15番  松 本 昭 子  君

16番  都 築   旦  君

17番  住   和 信  君

18番  中 岡 庸 治  君

19番  宮 本 明 裕  君

20番  大 山 政 司  君

21番  萩 森 良 房  君

22番  舛 田 尚 鶴  君

23番  山 本 儀 夫  君

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欠席議員(なし)

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説明のため出席した者の職氏名

 市長        高 橋 英 吾 君

 副市長       谷 口 治 正 君

 収入役       長 島   峻 君

 政策推進課長    中 榮 忠 敏 君

 危機管理室長    尾 﨑 政 利 君

 総務課長      山 本 一 夫 君

 財政課長      國 本   進 君

 税務課長      市 川 芳 和 君

 市民課長      柏 木 幸 雄 君

 生活環境課長    大 森 幸 二 君

 福祉事務所長    水 野 省 三 君

 保健センター所長  松 本 常 美 君

 人権啓発課長    田 中 良 三 君

 水産港湾課長    大 西   力 君

 建設課長      菊 池 賢 造 君

 監理開発課長    山 本 数 道 君

 農林課長      二 宮 嘉 彦 君

 商工観光課長    菊 池 正 康 君

 下水道課長     石 田   修 君

 保内庁舎管理課長  竹 内   茂 君

 水道課長      永 井 俊 明 君

 市立病院事務局長  田 中 正 憲 君

 会計課長      清 水 義 明 君

 教育委員会委員長  松 浦 直 児 君

 教育長       井 上 傳一郎 君

 学校教育課長    三 堂 嗣 夫 君

 生涯学習課長    谷 口 光 一 君

 文化振興課長    松 本 俊 一 君

 代表監査委員    久保田 哲 弘 君

 監査事務局長    松 本   強 君

 農業委員会事務局長 山 下   裕 君

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会議に出席した議会事務局職員

 事務局長       菊 池 敏 和 君

 事務局次長兼議事係長 菊 池 和 弥 君

 調査係長       田 本 憲一郎 君

 書記         脇 野 和 仁 君

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午前1000分 開会

○議長(上田竹則君)  ただいまより平成21年第2回八幡浜市議会定例会を開会いたします。

 市長から今議会招集のあいさつがあります。

 市長。

〔市長 高橋英吾君登壇〕

○市長(高橋英吾君)  開会に当たりまして一言ごあいさつを申し上げます。

 本日、平成21年第2回市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、先月の臨時会に引き続き御多忙のところ御参集賜り、厚くお礼を申し上げます。

 本定例会におきましては、諮問案1件、条例案8件、予算案29件、合わせて38件の御審議をいただくものでございます。また、追加案件といたしまして、条例案1件、予算案1件を上程いたす予定であります。

 諸議案の内容等につきましては後ほど御説明いたしますが、何とぞ慎重審議賜りまして、御賛同いただきますようお願いを申し上げます。

 なお、本日、本会議終了後、市議会協議会を開催いただきまして、消防の広域化及び消防救急無線の広域化、共同化等に関する進捗状況についてほか4件について御説明申し上げ、議員各位の御理解を賜りたいと存じますので、よろしくお願いいたします。

 以上、申し述べまして、招集のごあいさつといたします。

○議長(上田竹則君)  議長において、この際、諸般の報告を行います。

 2月臨時議会閉会後における諸般の報告については、お手元に配付いたしております報告書をもってこれにかえます。

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○議長(上田竹則君)  これより本日の会議を開きます。

 本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりであります。

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○議長(上田竹則君)  日程第1 会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員は、議長において1番 新宮康史君、18番 中岡庸治君を指名いたします。

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○議長(上田竹則君)  日程第2 会期の決定を議題といたします。

 お諮りいたします。

 今期定例会の会期は、本日から318日までの17日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(上田竹則君)  御異議なしと認めます。よって、会期は17日間と決定いたしました。

 休憩いたします。

午前1003分 休憩

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午前1004分 再開

○議長(上田竹則君)  再開いたします。

 ただいま山本儀夫君から議員の辞職願が提出されました。

 お諮りいたします。

 この際、山本儀夫君の議員辞職の件を日程に追加し、議題とすることに御異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(上田竹則君)  御異議なしと認めます。よって、この際、山本儀夫君の議員辞職の件を日程に追加し、議題といたします。

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○議長(上田竹則君)  山本儀夫君の退席を求めます。

〔山本儀夫君退席〕

○議長(上田竹則君)  辞職願を朗読いたさせます。

○議会事務局長(菊池敏和君)  平成2132日。八幡浜市議会議長上田竹則殿。八幡浜市議会議員山本儀夫。辞職願。

 今般、一身上の都合により議員を辞職いたしたいので、許可されるよう願い出ます。

○議長(上田竹則君)  お諮りいたします。

 山本儀夫君の議員辞職を許可することに御異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(上田竹則君)  御異議なしと認めます。よって、山本儀夫君の議員辞職を許可することに決定いたしました。

 休憩いたします。

午前1005分 休憩

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午前1015分 再開

○議長(上田竹則君)  再開いたします。

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○議長(上田竹則君)  日程第3 諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて、議案第4号 八幡浜市個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定についてないし議案第40号 平成21年度市立八幡浜総合病院事業会計予算、以上38件を一括議題といたします。

 初めに、市長より総括説明を願います。

 市長。

〔市長 高橋英吾君登壇〕

○市長(高橋英吾君)  本日ここに第2回市議会定例会を招集いたしまして、平成21年度当初予算案を初め、当面する市政の重要案件の御審議をいただくわけでございます。

 各案件にわたります詳細な説明は、審議の過程で副市長並びに各課長から申し上げることといたしまして、私は概要を申し上げ、議員各位の御理解と御協賛を賜りたいと存じます。

 さて、世界の金融資本市場は100年に一度と言われる危機に陥っており、それに伴い世界的な景気後退が見られる中で、我が国経済は外需面に加え国内需要も停滞し、景気の下降局面が長期化、深刻化するおそれが高まっており、特に雇用情勢が急速に悪化しつつあるとともに、企業の資金繰りも厳しい状況となっております。

 そのような中、国の平成21年度予算編成に当たっては経済財政運営と構造改革に関する基本方針2006等に基づき財政健全化に向けた基本的方向性を維持する観点から、重要課題推進枠の活用などにより予算配分の重点化を行うとともに、現下の経済金融情勢に対応し、今年度から3年間のうちに景気回復を最優先で実現することとし、国民生活と経済を守るため、生活対策の実現及び税制改正に合わせて、平成20年度第2次補正予算及び平成21年度当初予算においては果断な対応を機動的かつ弾力的に行うこととし、また行政支出全般を徹底して見直すことにより財政支出を極力抑制するとともに、予算配分の重点化に当たっては生活者の暮らしの安心、金融経済の安定強化及び地方の底力の発揮に施策を集中させるとしております。

 このような方針に基づいて編成された平成21年度の国の一般会計予算の規模は885,480億円、対前年度比6.6%の増で、一般歳出は517,310億円、9.4%の増となっております。

 次に、平成21年度の地方財政対策についてでありますが、景気後退に伴い地方税収入や地方交付税の原資となる国税収入が急激に落ち込む中で、社会保障関係経費の自然増や公債費が高い水準で推移すること等により財源不足が大幅に拡大すると見込めるため、給与関係経費や地方単独事業費の抑制を図ることとする一方、極めて厳しい財政運営を強いられている地方の切実な声を踏まえた地方交付税の増額と地方六団体の要望を踏まえた地方財政計画の歳入歳出の適切な積み上げに取り組むこととし、生活防衛のための緊急対策を踏まえ、雇用創出等のための地方交付税を1兆円増額するなどを基本とした地方財政対策が講じられたところでございます。

 このような極めて厳しい地方財政の状況、国、県を通ずる歳出歳入一体改革の必要性を踏まえると、地方公共団体においては地方分権の時代にふさわしい簡素で効率的な行政システムを確立するため、徹底した行政改革を推進するとともに、歳出の見直しによる抑制と重点化を進め、また歳入面でも自主財源について積極的な確保策を講じるなど、効率的で持続可能な財政への転換を図ることが急務となっております。

 本市の平成21年度財政見通しについてであります。財政環境は依然として厳しい状況にあり、歳入の根幹となる市税では景気後退の影響による市民税の減収や地価下落の影響と評価がえに伴う固定資産税の大幅な減収が見込まれております。地方交付税は国の地方財政計画で特別枠として地域雇用創出推進費が創設されるなど、地方財政対策が講じられることにより前年度並みの額を見込み、臨時財政対策債を含んだ実質的な交付税の総額としては前年度比3%程度の増加が見込めることから、歳入の一般財源総額は前年度並みが確保できる見込みであります。一方、歳出面においては、義務的経費の歳出総額を占める割合は依然として高く、予断は許さない状況であります。

 本市の財政状況は、経常収支比率を初めとした各種財政指標が示すとおり、非常に弾力性の乏しい財政構造であり、地方交付税をベースとした依存財源の上に成り立っており、国の施策の影響は極めて大きいと言わざるを得ません。

 しかしながら、このような状況下にあっても、市総合計画に掲げる諸施策、諸事業を着実に遂行するため、常にコスト意識を持って事務事業の検証を行いながら、事業の緊急性、必要性を熟慮した上で効率的な執行に取り組み、健全で安定的な財政基盤の確立を図ってまいりたいと存じておりますので、御理解と御協力をお願い申し上げます。

 以上、国の予算及び地方財政計画、当面する本市の基本的課題に基づき編成いたしました本年度予算案等につきまして、以下その概要を申し述べたいと存じます。

 最初に、地場産業の振興によるまちの活性化対策であります。

 まず、農林業の振興対策でありますが、平成20年産の温州ミカン等の出荷数量は、裏年に当たり、前年に比べ1割程度減少したこともあり、販売単価は前年比2割増しとなり、販売金額は前年を10%程度上回ると見込まれておりますが、資材や燃料等の高騰もあり、かんきつ農家の経営は依然として深刻な状況にあり、産地間競争、消費者ニーズの変化などにより厳しい環境下にある農業の再生、将来に展望の持てる農業の構築を図るための諸施策の着実な推進に努めるとともに、国営、県営かんがい排水事業、農道整備等の基盤整備事業に対する補助を継続をしていきます。

 また、林業では、木材生産から加工、流通、消費に至るまでの一体的な施策の推進により木材の利用促進を図るためのえひめ森林そ生プロジェクト事業に対する支援措置を講じております。

 次に、港湾・漁港振興ビジョンについてでありますが、引き続き埋立土砂の搬入等、八幡浜港港整備交付金事業による八幡浜港緑地等整備工事に取り組むほか、フェリーターミナル関連エリアの基本計画の策定及び八幡浜漁港広域漁港整備事業による新魚市場の基本設計等、事業の進捗を図ることとしております。そのほか、水産業振興関係では、大島の地域資源である漁場の生産力強化などを目的とした離島漁業再生支援事業を実施してまいります。

 次に、商工振興では、人口の減少、長引く景気低迷に加え、金融危機等の影響による地域経済の落ち込み、中心商店街での空き店舗の増加など、商工業経営は一段と厳しさを増しております。引き続き中小企業振興資金預託金、中小企業振興資金対策補助金、地域密着型ビジネス創出支援事業等の予算措置を講じ、関係団体との連携のもと、各種事業、施策を通じ、活力あるまちづくりに努めてまいりたいと考えております。

 また、八幡浜ブランド事業については、引き続きブランド製品の認定、全国に向けたPRで八幡浜市全体のイメージアップを図ってまいりたいと思います。

 続きまして、保健・福祉・医療の充実であります。

 少子・高齢化が進展する社会情勢のもと、市民の健康管理、増進、さらには高齢者、障害者、児童福祉など、市民にとって暮らしやすい町の創造に向けた諸施策、諸事業の一層の充実強化が求められております。

 まず、障害者福祉対策としては、八幡浜市第2期障害福祉計画の推進により、今後とも地域でともに生きる社会の実現に向けてきめ細やかな福祉サービスの提供に努めてまいりたいと考えております。

 次に、高齢者福祉対策として、高齢者が安心して生き生きと生活できるよう、特に独居高齢者への支援、生きがい対策等について、介護予防、介護者支援事業などの連携を図りながら諸施策に取り組んでまいります。

 児童福祉対策として、少子化対策を柱とした次世代を担う子供たちが健やかに育つ環境づくりの推進と子育て支援施策の充実のため、関係機関との連携を強化してまいります。

 国民健康保険事業につきましては、高齢化、疾病構造の変化、医療技術の高度化等により医療費は増嵩傾向にあります。健康意識の啓発、保健事業等により長期的な視点に立って医療費の適正化に努めるとともに、国保財政の安定を図るため、保険基盤安定制度による財政措置を講じております。

 後期高齢者医療は、高齢者にかかる医療費を社会全体で支え合うため、高齢者と現役世代の負担を明確化し、高齢者の皆さんが安心して医療が受けることができるようにということで、老人保健制度にかわり昨年度から始まりましたが、この制度による健診にかかわる経費及び医療費の市負担金等の予算措置を講じております。

 介護保険事業につきましては、制度の効果的な運営及び周知啓発に努め、高齢者の保健・福祉・介護予防の充実を図ってまいります。また、介護保険制度は介護給付サービス料の見込み等について3年ごとに見直しを行い、介護保険事業計画を策定する必要があり、八幡浜市高齢者保健福祉計画等策定委員会において、平成21年度から平成23年度の3カ年の第4期介護保険事業計画がまとまり、218日に答申書が提出されました。その答申を受け、65歳以上の第1号被保険者の介護保険料改正案を提案いたしております。慎重審議の上、御理解賜りたいと存じます。

 次に、八西地域の基幹的中核病院として重要な役割を担っております市立病院についてでございます。

 現在の医療環境は、国の医療費抑制策の継続、医療の高度化、専門化、細分化により医師絶対数の不足や新臨床研修制度の創設を契機として勤務医師の減少が著しく、病院経営を圧迫し、自治体病院の閉鎖、休院が相次いでおります。当病院も例外ではなく、医師不足に伴い患者数も大幅に減少し、収益の悪化を招き、慢性的な赤字体質を余儀なくされており、経営基盤の安定化が喫緊の課題となっております。

 これらに対処するため、本年1月より、病院経営に専門知識を有する参事のポストを設置し、助言を得て医療、病院経営の健全化を図っていくこととしております。今後とも市民に安心・安全で良質な医療を提供し、中核病院としての役割を果たすべく取り組んでいく所存であります。

 続きまして、安全で快適な生活環境、都市基盤整備であります。

 まず、環境問題につきましては、省エネルギービジョンの推進であります。近年化石燃料の消費による地球温暖化を初めとする地球規模の環境問題への取り組みが緊急の課題となっております。今後もエネルギー消費量は増大することが予想されることから、地域の実情に合った省エネルギー活動支援等の推進に取り組んでまいります。

 次に、公共下水道事業につきましては、認可区域に対し、平成20年度末の管渠整備率は、八幡浜処理区で98.3%、保内処理区で61.8%の見込みであり、公共用水域の水質保全、健康で快適な生活環境の向上に今後とも努めてまいります。

 平成21年度は、八幡浜処理区では合流管渠改築による耐震対策、八幡浜浄化センターの改築、更新による施設の機能維持及び降雨時の放流水の改善を図るとともに、浄化センター各施設の耐震補強工事等を予定し、保内処理区においては宮内、喜須来地区の面整備及び保内浄化センター最初沈殿池の実施設計を行い、処理水量増加に対応するための整備に取り組んでまいります。

 また、戸別合併処理浄化槽整備事業でありますが、公共下水道事業等の整備計画区域以外の市内全域を対象地域として取り組みを進めており、引き続き双岩地区及び川上地区を中心に年間60基の整備を計画をしております。

 次に、水道事業についてであります。

 水道事業を取り巻く環境は、給水人口の減少や節水型電化製品の普及による水需要の減少、節水意識の向上等により給水収益の伸びが期待できない一方、費用面においては老朽化施設の更新、配水管布設工事、さらには企業債償還、受水費用など大きな負担となっております。水道料金につきましては平成19年度に改定を実施いたしましたが、給水収益については人口減少などによる給水量の減少が大きく、給水収益の増加は見込めない状況であります。

 このような現状を見きわめ、建設改良事業を適切に実施し、現状と将来の見通しを総合的に分析し、水道のあるべき姿の指針となるよう2年計画で水道ビジョンを策定し、より一層の経営の効率化、健全化を図り、経営基盤の強化に努めてまいりたいと考えております。

 次に、道路関係につきましては、地域高規格道路の整備に伴う街路白浜大平線道路改良事業を初め市道三十人中央線、宮内沖線等の改良工事や市道舗装工事及びすぐやる土木費等の予算措置を講じ、地元の要望にこたえてまいりたいと思います。

 また、橋梁関係では、道路網の安全性、信頼性を確保することを目的とし、道路橋の長寿命化修繕計画の策定等の予算措置を講じたところであります。

 次に、防災対策では、県の浸水想定区域調査を受け、洪水予報等の伝達方法、避難場所の確保及びその周知にかかわる調査として、千丈川流域の洪水ハザードマップ調査事業を実施し、豪雨災害に対する総合的な対策の推進に取り組んでまいります。

 また、消防施設の整備として、磯津分団消防倉庫の建設を初め、日土分団3部、宮内分団3部の小型動力ポンプ購入費及び小型高圧送水装置購入費の予算措置を講じ、地域の防災対策の充実を図ってまいります。

 続きまして、教育、文化、スポーツの振興についてであります。

 まず、学校施設の面では、大規模な地震による倒壊等の危険性の高い公立小・中学校施設の耐震化を加速させるための時限措置として補助率のかさ上げがなされるところであります。平成21年度は2次診断による耐震数値の低い施設の耐震補強工事を実施するもので、宮内小学校、川之石小学校及び保内中学校の体育館耐震補強工事の予算措置を講じております。

 教育面におきましては、スクールソーシャルワーカー活用事業、ハートなんでも相談員設置事業の継続及び学校生活への適応が困難な園児、児童・生徒が豊かな学校生活を過ごすことができるよう支援を行う学校生活支援員制度の拡充を図ったところであります。

 文化振興では、文化会館がゆめみかん自主文化事業の予算措置を講じるとともに、文化講演会等を通じた芸術文化の振興、文化の発展を支える幅広い人材の育成及び交流促進に努めてまいります。

 スポーツの振興では、マウンテンカーニバルでGO!を425日から2日間、市民スポーツパークで実施いたします。国内唯一の国際大会であり、熱戦が繰り広げられるものと期待をしております。あわせて、大会を盛り上げるための各種イベントも計画しておりますので、市民各位の御参加を心よりお待ちをしております。

 また、平成29年愛媛国体に向けての国体開催地市・町スポーツ振興事業によりふれあいスポーツ教室を開催するための予算措置を講じております。

 人権教育につきましては、市民各位が人権問題に対する正しい認識を深めるため、学習の機会提供に努め、人権意識の確立と人権が尊重される社会の実現を図ってまいります。

 なお、平成20年度3月補正予算案につきましては、生活路線バス維持確保対策事業費補助金を初め、情報通信関連企業誘致促進条例に基づく事業用資産奨励金、八西CATV運営費負担金等の追加計上のほか、各会計における決算見通しを前提とする調整をいたしております。

 以上、主要施策の概要を申し上げましたが、平成21年度当初予算案として、一般会計1724,490万円、特別会計13会計で1353,4897,000円、企業会計2会計で565,9131,000円、合計3643,8928,000円を計上、御提案を申し上げます。

 これらの財源といたしましては、市税、地方交付税を主とする一般財源を初め、国県支出金、繰入金、市債等それぞれの事業施策に対応する額を計上いたしております。

 以上、当初予算案等について御説明申し上げましたが、慎重審議賜りまして、御賛同いただきますようお願い申し上げます。

 以上です。

○議長(上田竹則君)  これより順次説明を求めます。

 人権啓発課長。

○人権啓発課長(田中良三君)  議案書1ページをお開きください。

 諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて御説明いたします。

 本市の人権擁護委員菊池鉄也氏は平成21331日をもって任期満了となるため、松山地方法務局長から後任の候補者について推薦依頼がありました。八幡浜市1461番地1、菊池鉄也氏を再任の候補者として推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により議会の意見を求めるものでございます。

 なお、菊池氏は37年間西宇和農業協同組合に勤務され、平成173月に退職されました。現在は八幡浜人権擁護委員協議会の常任委員で、八幡浜部会長として活躍されております。温厚で誠実な人柄は人権擁護委員としてふさわしく、幅広い活動をしていただけるものと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

 以上です。

○議長(上田竹則君)  総務課長。

○総務課長(山本一夫君)  それでは、議案書3ページをお願いをいたします。

 議案第4号 八幡浜市個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定について御説明をいたします。

 統計法が全部改正され、平成2141日より施行されることにより所要の改正を行うものであります。

 同条例中、他の制度との調整において第42条「この条例の規定は次に掲げる個人情報については適用しない」の条項のうち、第1項第1号を記載のとおり改め、第1項中第2号を削り、第3号を第2号とするなど所要の条文整理を行うものでございます。

 なお、この条例は平成2141日から施行をするものであります。

 議案書5ページをお願いをいたします。

 議案第5号 八幡浜市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の制定について御説明をいたします。

 今回の条例制定については、地方公務員法の第58条の2の規定に基づき制定をするもので、現在も八幡浜市人事行政の運営等の状況の公表については、住民に対して積極的に開示することを目的にして、市ホームページにより公表をいたしております。今回条例を制定することにより公表を明文化するものであります。公表内容につきましては現行と変更はございません。内容について御説明をいたします。

 第1条において人事行政の運営等の状況の公表に関し必要な事項を定めることとし、任命権者の市長への報告では、第2条で報告の時期を、第3条では報告事項について定め、第4条、次ページをお願いします、第5条については公平委員会への報告及び報告事項について、第6条で公表の時期、第7条で公表の方法をそれぞれ規定をいたしております。

 なお、附則において、この条例は公布の日から施行をするものでございます。

 議案書7ページをお願いをいたします。

 議案第6号 八幡浜市職員の勤務時間、休暇等に関する条例等の一部を改正する条例の制定につきましては、提案理由にありますとおり、人事院規則の改正に伴う就業時間の変更及び市立八幡浜総合病院の組織名変更に伴い改正をするものでございます。

 内容について御説明をいたします。

 就業時間の変更につきましては、第1条においては八幡浜市職員の勤務時間、休暇等に関する条例、第2条においては八幡浜市職員の育児休業等に関する条例、第3条においては八幡浜市職員の給与に関する条例、次ページをお願いします、第4条においては八幡浜市単純な労務に雇用される職員の種類及び基準を定める条例をそれぞれ記載のとおり一部改正をするものでございます。

 具体的には、1日の就業時間8時間を7時間45分に、週の労働時間40時間を38時間45分とするもので、現行の午後1215分から1時までの休憩時間を午後12時から午後1時とし、終業時間の午後515分については変更はございません。

 市立八幡浜総合病院の組織名変更につきましては、看護科を看護部に変更するもので、第3条の八幡浜市職員の給与に関する条例中、別表第3級別職務分類表を記載のとおり改めるものでございます。

 附則におきまして、この条例は平成2141日から施行をするものであります。

 議案書9ページをお願いをいたします。

 議案第7号 八幡浜市職員の自己啓発等休業に関する条例の一部を改正する条例の制定について御説明をいたします。

 独立行政法人国際協力機構法の改正により、協力活動において業務の範囲が拡大されたことに伴い、同条例中奉仕活動第5条第1号を記載のとおり改め、条文整理を行うものでございます。

 附則におきまして、この条例は公布の日から施行をするものでございます。

 以上であります。

○議長(上田竹則君)  市民課長。

○市民課長(柏木幸雄君)  議案書11ページでございます。

 議案第8号 八幡浜市重度心身障害者医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。

 今回の改正は、愛媛県重度心身障害者医療補助金交付要綱の改正に伴い当条例の一部を改正するものでございます。

 具体的には、第3条で重度心身障害者医療費助成の受給資格者を定めております。今回括弧書きによる定義規定の中で除く者を規定しておりますが、高齢者の医療の確保に関する法律第55条の規定により他県の広域連合が行う後期高齢者医療の被保険者とされた者を追加し、受給資格者から除外するものでございます。後段の追加は、高齢者の医療の確保に関する法律の規定によりまして、愛媛県後期高齢者医療広域連合が行う後期高齢者医療の被保険者とされた重度心身障害者を加え、医療費助成の受給資格者の対象として追加するものでございます。

 なお、附則において、この条例は公布の日から施行するものでございます。

 以上でございます。

○議長(上田竹則君)  保健センター所長。

○保健センター所長(松本常美君)  議案書13ページをお願いいたします。

 議案第9号 八幡浜市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。

 介護保険法第117条の規定により介護給付サービス料の見込み等について3年ごとに見直しを行い、介護保険事業計画を策定する必要があります。これにより第4期八幡浜市介護保険事業計画の策定に伴い、第1号被保険者の介護保険料の改定を行うものであります。

 保険料額につきましては、平成18年度から20年度における第3期計画時において介護給付費準備基金の活用により保険料の値上げを延期したことや、介護保険サービス利用者及び利用料の増加によりやむなく大幅な増額となっております。

 改定の内容について御説明いたします。

 第4条の保険料の期間を平成21年度から23年度に改め、また65歳以上の第1号被保険者の区分、第1号から第6号に掲げる者に保険料をそれぞれの金額に改めるものでございます。第4号の介護保険法施行第38条第14号に掲げる者の金額が保険料の基準額となり、37,600円から51,100円となります。

 なお、この条例は附則により平成2141日から施行するものであります。

 附則第2条は適用区分を、第3条は平成21年度及び22年度における保険料の特例規定を定めております。

 次ページをお願いいたします。

 この内容は、平成21年度に介護従事者の処遇改善を目的に3%の介護報酬引き上げに伴う介護保険料の上昇を抑制するため、国が市町村に対し当該改定による平成21年度分の保険料上昇分の全額及び平成22年度は保険料上昇分の半額に相当する額を交付し、保険料の軽減を図るものであります。これにより第4期保険料の基準額を各年度ごとに算定するものでございます。

 第1項で平成21年度、第2項で平成22年度の額を定めております。

 第4号の保険料基準額においては、平成21年度に1,300円減額の49,800円、平成22年度に600円減額の5500円、平成23年度に51,100円と段階的に改正されるものでございます。

 なお、現時点では国の第2次補正予算の関連法案が可決いたしておりませんが、万が一の場合でも国の交付金予定額の2,660万円を介護給付費準備基金を取り崩し財源に充てる予定でございます。

 以上でございます。

○議長(上田竹則君)  下水道課長。

○下水道課長(石田 修君)  議案書の15ページをお願いいたします。

 議案第10号 八幡浜市小規模下水道条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。

 内容は、保内町磯津地区で事業を行っております小規模下水道事業に関する排水設備指定工事店の取り扱いを、八幡浜市下水道条例に準用した指定の基準に統一するものでございます。

 改正は、小規模下水道においては、本条例第5条排水設備工事の施行の規定により市長の指定を受けた者が排水設備工事を施行するものでありましたが、これを八幡浜市下水道条例第6条下水道排水設備指定工事店の指定の規定を準用し、排水設備責任技術者を有する指定店とするものでございます。

 第11条は条例制定年と条例番号を削るもので、内容の変更はございません。

 なお、本条例は平成2141日からの施行とするものでございます。

 以上です。

○議長(上田竹則君)  水道課長。

○水道課長(永井俊明君)  議案書17ページでございます。

 議案第11号 八幡浜市簡易水道条例の一部を改正する条例について御説明をいたします。

 日土東北簡易水道のうち、久保田、福岡、樫木、筵田、尾之花地区の給水開始に伴い所要の改正を行うものでございます。

 改正内容でございますが、別表第1の給水区域において、久保田簡易水道、莚田簡易水道、尾之花条例水道の各項を削除し、同表の日土東北簡易水道の項中「森山」を「森山、久保田、福岡、樫木、筵田、尾之花」に改めるもので、別表第2の水道料金では、久保田簡易水道、筵田簡易水道及び尾之花条例水道の各項を削除するものでございます。

 なお、この条例につきましては平成2141日から施行するものでございます。

 以上でございます。

○議長(上田竹則君)  財政課長。

○財政課長(國本 進君)  議案書19ページから251ページの平成20年度一般会計補正予算(第6号)及び各特別会計補正予算案、議案第12号から第23号までを一括してお手元に配付しております平成20年度3月補正予算資料で御説明をいたします。

 資料1ページをお開き願います。

 今回の補正は、一般会計では、今回補正額の欄にありますように58605,000円を減額し、予算総額を2071,9368,000円とするものであり、前年度同期に比べ10%の増であります。

 次に、特別会計は、国民健康保険事業を初め11会計の補正で、小計欄にありますように51,7959,000円の減額で、累計では1343,3275,000円で、前年度同期に比べ37.6%の減であります。

 一般会計、特別会計を合わせますと、今回補正額は102,6564,000円の減額で、累計では3415,2643,000円となり、前年度同期に比べ15.4%の減であります。

 企業会計を含めた全会計の今回補正額は101,312万円の減額で、総合計は4048,946万円で、前年度同期に比べ13.8%の減であります。

 それでは、一般会計から概要について御説明をいたします。

 2ページをお開き願います。

 今回の補正は、通年予算における3月補正計上予定分と各経費の決算を見通した不用見込み額の減額及び財源振り替え措置を講じたものであります。具体的な経費の内訳でありますが、今回追加補正するものといたしまして、補助費等の1,9747,000円は生活路線バス維持費補助金2,4534,000円、八西CATV運営費負担金237万円、雇用促進奨励金390万円、情報通信関連企業に関する事業用資産奨励金1,000万円などであります。

 また、投資的事業9,9076,000円の減額は入札減少金等による精算が主なもので、事業内容につきましては5ページから8ページにかけて詳細を記載しておりますので、御参照をいただきたいと思います。

 次に、積立金1797,000円は、財政調整基金等の運用利子を積み立てるものであります。

 次に、繰出金19,3637,000円の減額については、各特別会計の決算見込みにより増減の調整をいたしております。

 その他、人件費、物件費、扶助費につきましては、決算見通しによる減額措置を講じております。

 なお、歳入では、市税、使用料及び手数料、諸収入等を追加計上し、国庫支出金、県支出金、繰入金、市債等を減額調整しております。

 続きまして、特別会計補正予算を御説明をいたします。

 3ページをお開き願います。

 国民健康保険事業会計18774,000円の減額は、保険財政共同安定化事業拠出金及び予備費の減額が主なものであります。

 介護保険会計5,4742,000円の減額は、総務費の後期高齢者医療市町村システム改修委託料の増額及び後期高齢者医療広域連合納付金の減額が主なものであります。

 老人保健会計17,0918,000円の減額は、医療給付費の決算見込みによる減額が主なものであります。介護保険会計3736,000円の減額は、事業費の決算見込みによる減額であります。

 介護サービス事業会計200万円の減額は、サービス事業費の決算見込みによる減額であります。

 駐車場事業会計は、事業収入の減額見込みによる一般会計繰入金の増額であります。

 簡易水道事業会計5806,000円の減額は、中山間地域総合整備事業の減によるものであります。

 公共下水道事業会計11,6781,000円の減額は、公共下水道単独事業費の減及び公債費の減額が主なものであります。

 戸別合併処理浄化槽整備事業会計4993,000円の減額は、事業費の減額によるものであります。

 小規模下水道事業会計301,000円の減額は、管理費の減によるものであります。

 港湾整備事業会計4,9908,000円の減額は、港湾建設費等の減額及び一般会計への繰出金の追加が主なものであります。

 続きまして、4ページをお開き願います。

 その他の補正事項としまして繰越明許費の内訳を記載しております。

 一般会計で八幡浜市新火葬場建設事業を初め6件で147,4722,000円、特別会計では後期高齢者医療特別会計で後期高齢者医療市町村システム改修事業で3308,000円、公共下水道事業特別会計で未普及解消下水道事業を初め4件で4915万円、港湾整備事業特別会計でフェリーターミナル関連施設エリア施設基本計画策定業務で1,700万円をそれぞれ平成21年度へ繰り越しするものであります。

 なお、9ページ以降に一般会計歳入歳出の状況を添付しておりますので、御参照いただきたいと存じます。

 以上でございます。

○議長(上田竹則君)  休憩いたします。

午前1103分 休憩

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午前1115分 再開

○議長(上田竹則君)  再開いたします。

 病院事務局長。

○市立病院事務局長(田中正憲君)  議案書の253ページでございます。

 議案第24号 平成20年度市立八幡浜総合病院事業会計補正予算(3)につきまして御説明いたします。

 今回の補正予算の主な要因としましては、病院群輪番制病院運営事業費の補助金及び研修医2名の受け入れに伴う補助金の確定に伴う補正と公営企業退職手当債の追加及び医療機械器具整備事業費の増加に伴う企業債の変更によるものでございます。

 それでは、各条に沿って御説明いたします。

 第2条、収益的収入及び支出につきましては、収入では第2項医業外収益を618,000円増額し37,4306,000円とし、第1款病院事業収益の合計を388,0807,000円に補正するものです。次に、支出では、第1項医業費用を25,8983,000円減額、第2項医業外費用を5,000円増額し、第1款病院事業費用の合計を455,1153,000円に補正するものです。

 次に、第3条、資本的収入及び支出につきましては、第1款資本的収入を28,240万円増額し、合計57,0561,000円に補正するものです。

 内訳としましては、第1項企業債を1,000万円増額し、合計15,000万円に変更するものです。その要因は医療機械機器整備として外来診療用の超音波診断装置3台を整備するためです。

 次に、第6項退職手当債を27,240万円追加補正するものです。その要因は、看護師等の中途退職者の増加による退職給与費が当初予算額25,1878,000円から55,5691,000円と約3億円の大幅な増額となりました。医業収益が落ち込む中、本年度の運転資金繰りを円滑にするため退職手当債を発行するものです。

 一方、資本的支出では、退職金の一部を次年度以降に繰り延べするために第5項退職給与金27,2422,000円を追加補正し、合計65,6213,000円に補正するものです。

 収支差し引きで8,5652,000円の財源不足が生じますが、第3条の括弧書きに記載のとおり、過年度分損益勘定留保資金などで補てんをするものです。

 次に、第4条は予算第5条の企業債の追加及び変更を別表第1企業債補正で定めております。

 次に、第5条で予算第7条に定めた議会の議決を経なければ流用することのできない金額の補正を25,8983,000円減額し、合計で273,8122,000円とするものです。減額の要因は、先ほど第3条で説明いたしましたが、職員給与費のうち退職手当の一部を退職手当債で充当し、次年度以降に繰り延べをするためです。

 なお、257ページ以降に予算実施計画、資金計画、貸借対照表及び予算明細書を添付いたしておりますので、後ほど御参照願います。

 以上であります。

○議長(上田竹則君)  財政課長。

○財政課長(國本 進君)  別冊になっております平成21年度一般会計当初予算案及び各特別会計当初予算案、議案第25号から第38号までを一括してお手元に配付しております平成21年度当初予算説明資料で御説明をいたします。

 資料1ページをお開き願います。

 平成21年度当初予算規模は、一般会計は1724,490万円、前年度に比べ125802,000円、6.5%の減であります。

 次に、特別会計は、小計欄にありますように1353,4897,000円で、前年度に比べ25,2638,000円、1.8%の減であります。

 一般会計及び特別会計の合計額は3077,9797,000円、前年度に比べ145,844万円、4.5%の減であります。

 企業会計を含めた全会計の予算規模は、一番下の合計欄にありますように3643,8928,000円となり、前年度に比べ209,7982,000円、5.4%の減であります。

 2ページをお開き願います。

 一般会計及び特別会計の具体的な当初予算の概要につきまして御説明いたします。

 まず、投資的事業のうち、地場産業の振興によるまちの活性化対策でありますが、漁港関係では川名津漁港海岸保全施設整備事業による護岸工事費6,000万円、港湾・漁港振興ビジョン関係として八幡浜港緑地等整備工事費46,700万円、県営畑地帯総合整備事業による負担金760万円、農林漁村活性化プロジェクトによる農業基盤の整備事業に対する補助金2,010万円、農業基盤の改善、労働力の省力化等を図る団体営農道、県営かん排事業等に対する債務負担17,9269,000円などであります。

 次に、安全で快適な生活環境・都市基盤整備でありますが、市道三十人中央線道路改良事業費3,5735,000円、市道宮内沖線道路改良事業費2,000万円、街路白浜大平線道路改良事業費6534,000円、磯津分団消防倉庫建設事業費1,620万円、小型高圧送水装置購入費9915,000円、公営住宅及び改良住宅の火災警報器設置工事費7217,000円、公共下水道整備事業、補助事業、単独事業合わせて96,630万円、戸別合併処理浄化槽設置事業として8,8349,000円などであります。

 次に、教育、文化、スポーツの振興として、宮内小学校体育館地震補強工事費12,6778,000円、川之石小学校体育館地震補強工事費7,2904,000円、保内中学校体育館地震補強工事費13,9652,000円、スポーツパーク倉庫建設工事費3066,000円などであります。

 次に、その他主要施策の概要でありますが、新規分として、洪水ハザードマップ調査委託料450万円、保内養護老人ホーム指定管理委託料8,1032,000円、市民スポーツセンター指定管理委託料3,7185,000円のほか、継続の主なものとして、地域振興基金積立金3億円、市民税特別徴収システム開発委託料3,0025,000円、重度心身障害者医療、乳幼児医療及び母子家庭医療の各扶助費合わせて24,979万円、市立八幡浜総合病院企業会計補助金55,987万円、すぐやる土木費による市道維持補修費4,8745,000円、マウンテンバイク等スポーツイベント運営費補助金400万円などを計上しております。

 以上が歳出の主な概要であります。

 歳入では、市税、地方交付税、国県支出金、市債等を充当し、不足額を基金繰入金で補てんいたしております。

 なお、3ページ以降に投資的事業実施計画、一般会計繰出金の内訳、公債費の概要、基金の状況、一般会計歳入歳出の状況を添付いたしておりますので、御参照いただきたいと存じます。

 以上でございます。

○議長(上田竹則君)  水道課長。

○水道課長(永井俊明君)  それでは、水道事業会計予算でございます。

 別冊になっております予算書1ページをお開き願います。

 議案第39号 平成21年度八幡浜市水道事業会計予算について御説明いたします。

 第2条業務の予定量でございますが、給水戸数15,705戸、年間総給水量4038,185立方メートル、1日平均給水量が11,064立方メートルを予定いたしております。4番の主な建設改良事業費としましては、水源設備改良工事等で7,300万円、配水設備改良工事等で9,000万円、量水器設置等で250万円を予定をいたしております。

 次に、第3条収益的収入及び支出の予定額でございます。

 まず最初に、収入の予定額でございますが、第1款水道事業収益の総額は81,1692,000円で、前年度に比べまして5.1%の減でございます。内訳でございますが、第1項の営業収益では、給水人口の減少及び節水意識の高揚等による使用水量の減少により、前年度より5.6%減の75,9111,000円を予定いたしております。

 第2項営業外収益は5,2579,000円で、前年度に比べまして2.7%の増でございます。主な収入としましては、ごみ処理広域化等一般会計からの補助金及び下水道徴収事務費でございます。

 第3項特別利益は2,000円でございます。

 次に、支出の予定額でございますが、第1款水道事業費用の総額は86474,000円で、前年度に比べまして2.6%の減でございます。内訳でございますが、第1項営業費用は73,8264,000円で、前年度に比べまして1.7%の減、この主な費用としましては南予水道企業団からの受水費が25,000万円、修繕費が5,580万円、動力費4,100万円、減価償却費19,3517,000円等でございます。

 第2項の営業外費用は6,5732,000円で、前年度に比べまして10.2%の減、主な支出は企業債利息及び消費税でございます。

 第3項特別損失は2478,000円を予定しております。

 以上、収支を差し引きますと5218,000円の単年度黒字となる見込みでございます。

 次に、2ページをお願いいたします。

 第4条資本的収入及び支出の予定額でございます。

 収入の予定額は、第1款資本的収入が2,2234,000円で、前年度に比べまして43.5%の減、これは借換債の発行の減によるものでございます。主なものにつきましては、第1項補助金で5977,000円、第4項負担金で1,5756,000円でございます。

 次に、支出でございます。第1款の資本的支出は28,5514,000円で、前年度に比べまして1.7%の増でございます。内訳でございますが、第1項建設改良費で16,550万円、第2項企業債償還金が11,9514,000円で、これは前年度に比べまして18.5%の減で、繰上償還によるものでございます。第3項短期貸付金は50万円でございます。

 この結果、資本的収支は26,328万円の財源不足となりますが、この不足額につきましては、括弧書きにありますように消費税資本的収支調整額708万円及び過年度分損益勘定留保資金25,620万円で補てんするものでございます。

 第5条では、債務負担行為で水道ビジョンの策定業務の限度額を1,800万円と定めております。

 第6条一時借入金は1億円でございます。

 第7条では、予定支出の経費を流用することができる場合を定めてございます。

 3ページ、第8条でございますが、議会の議決を経なければ流用することができない経費は、職員給与費で9,5309,000円でございます。

 第9条他会計からの補助金は、大島地区建設改良事業に伴う企業債償還金が5977,000円、ごみ処理広域化に伴う上水道施設整備事業分として3,0172,000円でございます。

 第10条でたな卸資産の購入限度額を735万円と定めております。

 なお、4ページ以降に附属書類としまして、予算実施計画書、資金計画、給与費明細、債務負担行為に関する調書、予定貸借対照表、20年度の損益計算書、予定貸借対照表及び21年度の予算明細書を添付しておりますので、御参照ください。

 以上でございます。

○議長(上田竹則君)  市立病院事務局長。

○市立病院事務局長(田中正憲君)  議案第25号 平成21年度一般会計予算関連でございます。

 別冊の予算書の171ページの4款衛生費、1項保健衛生費、11目病院費、28節繰出金55,987万円につきましては、受け入れ先の病院事業会計予算で説明を申し上げます。

 議案第40号 平成21年度市立八幡浜総合病院事業会計予算について御説明いたします。

 別冊になっております予算書の1ページをお願いします。

 まず、各条の説明に入ります前に、当院を取り巻く医療環境について簡単に述べさせていただきます。

 御存じのとおり、国の医療費抑制策や社会的要因であります少子・高齢化の進展に伴う八西医療圏域人口の減少、新臨床研修医制度による医師の診療科、都市部への偏在化、開業志向の進展等により大学医局離れが顕著となってございます。そのため、全国各地の自治体病院においては勤務医師の減少が著しく、そのため病院経営が悪化の傾向が続いており、病院の休院や閉鎖が相次いでおります。地域医療の崩壊が新たな社会問題となって、今全国の各自治体では地域にとっては頭の痛い問題となっております。

 当院についても例外ではなく、平成15年のピーク時に39名在籍しておりました医師が、平成20年度には25名となり、特に平成19年度から8名と激減いたしました。そのため、昨年4月からは内科外来を紹介予約制による一部制限や、6月からは365日、24時間体制で行っていました2次救急を週2日、水曜日の時間外と土曜日をやむを得ず休止させていただきました。地域住民の皆さんには大変御迷惑をおかけして申しわけなく思っております。

 今後の医師数の推移についてですが、4月からは研修医2名が不在となり、さらに6月ごろには内科医1名が開業により退職する見込みでございます。内科医の確保が最大の課題となっており、再三大学医局へ医師派遣をお願いしていますが、現在のところ、医師確保のめどは立ってございません。医師の減少は新たな診療科の縮小や診療制限を生み、また残って頑張っていただいている医師の疲弊を増大させ、当地域に必要とされる救急医療の確保もますます困難な状態となってきます。医師の減少は患者数の減少となり、医業収益もさらに悪化してまいります。経費節減対策等を実施しておりますが、経費節減対策を超える減収となり、収支の均衡を図ることは非常に困難な状況でございます。

 このように非常に厳しい医療環境の中でございますが、当院を存続させるために、当院の存在意義、役割、現状の機能、人的資源等を見据え、果たすべき役割、方向性を明確にしながら、長年の課題であります病院整備に向けた具体策の構築や継続的な経営基盤の安定化を図るための公立病院改革プランの策定に向けた取り組みを行ってございます。

 それでは、各条に沿って御説明を申し上げます。

 第2条業務の予定量でございます。病床数は312床であり、うち一般病床が310床、感染症病床が2床でございます。次に、年間患者数は、入院患者数を71,540人、1日平均196人、前年度比では20%の減、外来患者数を108,900人、1日平均450人、前年度比で22.7%の減と予定数を見込んでございます。

 次に、建設改良事業といたしましては、医療機器整備等で1693万円を計上いたしております。

 続きまして、第3条の収益的収入及び支出の予算額について御説明いたします。

 まず、収入の第1款病院事業収益の予定額は399,0867,000円で、前年度に比べ49,3713,000円の減額、率にして11%の減でございます。内訳としましては、入院収益、外来収益等の医業収益は354,1717,000円、一般会計補助金などの医業外収益は44,915万円を予定しております。事業収益の減につきましては、医師数の減少に伴う入院患者数、外来患者数の減少による医療収入の減少によるものでございます。

 次に、支出の第1款病院事業費用は423,9715,000円を予定し、前年に比べ56,9464,000円の減額、率にして11.8%の減でございます。内訳としましては、第1項医業費用は412,879万円、第2項医業外費用は11,0925,000円を予定しております。

 病院事業費用の減額の主な要因としましては、第1項の医業費用ではまず職員の減少による給与費が41,2475,000円の減、そのうちに退職給与費は11,6453,000円の減となっております。次に、材料費は15,7839,000円の減、経費は5,1375,000円の減などで、合計で66,2746,000円の減額といたしております。

 第2項の医業外費用では逆に5,3282,000円の増額となっておりますが、その主なものは平成20年度借り入れの退職手当債償還金5,448万円が主な要因でございます。その結果、収益的収入から支出を差し引きますと24,8848,000円の単年度赤字、年度末未処理欠損金として149,8692,000円の見込みとなるものでございます。

 続きまして、2ページをお願いします。

 第4条資本的収入及び支出についてであります。

 まず、資本的収入は16,9095,000円を予定し、内訳では第1項企業債7,000万円、第2項出資金8,3595,000円、第3項負担金1,500万円、第4項貸付金回収を予定しております。

 次に、資本的支出では、32,7428,000円を予定し、内訳では、第1項病院整備事業費1693万円、主なものとしましては医療機器購入費です。第2項企業債償還金16,5518,000円、第3項退職手当債償還金5,448万円、第4項短期貸付金などを予定しております。

 資本的収入が資本的支出に対し不足する額15,8333,000円は第4条括弧書きに記載のとおり、過年度分損益勘定留保資金などで補てんするものであります。

 第5条は企業債発行の限度額を7,000万円と定め、起債の目的、方法、利率、償還方法について定めてございます。

 第6条は一時借入金の限度額を5億円と定めております。

 第7条は議会の議決を経なければ流用できない経費を職員給与費及び交際費と定めております。

 第8条は他会計からの繰入金及び補助金についてであります。一般会計からの繰入金及び補助金を受ける額は、公営企業法に基づく繰入基準により、(1)企業債元利償還に充てるもの8,3595,000円、(2)企業債利子に充てるもの3999,000円、(3)高度医療運営に充てるもの21,4918,000円、(4)救急医療運営に充てるもの8,4402,000円、(5)医師研究研修費に充てるもの8,5436,000円、(6)共済追加費用に充てるもの1,2284,000円、(7)病院整備対策に充てるもの2,2557,000円、(8)リハビリテーション医療運営費に充てるもの812万円、(9)周産期医療運営に充てるもの1,9507,000円、(10)小児医療運営費に充てるもの1,0052,000円、(11)資産購入に充てるもの1,500万円の11項目で合計55,987万円、前年度当初予算比較で33,4458,000円と大幅な増額予算を計上いたしております。

 次に、第9条たな卸資産購入限度額につきましては、材料費等の購入限度額を73,7607,000円と定めるものであります。

 なお、4ページ以降に予算実施計画、資金計画、貸借対照表及び予算明細書を添付いたしておりますので、御参照願いたいと思います。

 以上でございます。

○議長(上田竹則君)  ただいま議題となっております38件についての本日の審議はこの程度にとどめます。

 お諮りいたします。

 議事の都合により、明3日及び4日の2日間は休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(上田竹則君)  御異議なしと認めます。よって、明3日及び4日の2日間は休会することに決しました。

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○議長(上田竹則君)  これにて本日の会議を閉じます。

 以上で本日の日程は全部終了いたしました。

 明3日及び4日の2日間は休会であります。5日は午前10時から会議を開き、一般質問を行います。

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○議長(上田竹則君)  本日はこれにて散会いたします。

午前1145分 散会

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地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。

 

 八幡浜市議会 議長 上 田 竹 則

        議員 新 宮 康 史

        議員 中 岡 庸 治

 

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