平成26年八幡浜市議会6月定例会会議録第1号

公開日 2014年10月22日

議事日程 第1

平成2663() 午前10時開議

1

会議録署名議員の指名

2

会期の決定

3

請願第10号 「特定秘密保護法の廃止を求める意見書」の提出を求める請願

       委員長報告

       (質疑、討論、採決)

4

報告第 3号 債権の放棄について

報告第 4号 債権の放棄について

報告第 5号 債権の放棄について

報告第 6号 債権の放棄について

報告第 7号 専決処分の報告について(八幡浜市市税条例等の一部を改正する条例の制定について)

報告第 8号 専決処分の報告について(八幡浜市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について)

報告第 9号 専決処分の報告について(八幡浜市都市計画税条例の一部を改正する条例の制定について)

報告第10号 専決処分の報告について(交通事故に係る相手方との和解及び損害賠償の額の決定について)

報告第11号 平成25年度八幡浜市一般会計繰越明許費繰越計算書

報告第12号 平成25年度八幡浜市公共下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書

報告第13号 平成25年度八幡浜市水道事業会計予算繰越計算書

諮問第 2号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて

同意案第1号 固定資産評価審査委員会委員の選任について

同意案第2号 固定資産評価審査委員会委員の選任について

同意案第3号 固定資産評価審査委員会委員の選任について

同意案第4号 教育委員会委員の任命について

議案第76号 八幡浜市過疎地域自立促進計画の変更について

議案第77号 辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更について

議案第78号 公有水面埋立ての意見答申について

議案第79号 新たに生じた土地の確認について

議案第80号 字の区域の変更について

議案第81号 市道路線の変更について

議案第82号 市道路線の認定について

議案第83号 八幡浜市公共下水道八幡浜浄化センターの建設(長寿命化)工事委託に関する協定について

議案第84号 八幡浜南環境センター基幹的設備改良工事請負契約の締結について

議案第85号 八西地域情報基盤整備事業費分担金徴収条例を廃止する条例の制定について

議案第86号 シーフードセンター八幡浜の設置及び管理に関する条例の制定について

議案第87号 市立八幡浜総合病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について

議案第88号 八幡浜市マウンテンバイクの貸出しに関する条例の制定について

議案第89号 平成26年度八幡浜市一般会計補正予算(2)

議案第90号 平成26年度八幡浜市介護保険特別会計補正予算(1)

議案第91号 平成26年度八幡浜市簡易水道事業特別会計補正予算(1)

議案第92号 平成26年度八幡浜市公共下水道事業特別会計補正予算(1)

       (提出者の説明)

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本日の会議に付した事件

日程第1

会議録署名議員の指名

日程第2

会期の決定

日程第3

請願第10

日程第4

報告第3号~報告第13号、諮問第2号、同意案第1号~同意案第4号、議案第76号~議案第92

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出席議員(16)   

  1番  西 山 一 規  君

  2番  佐々木 加代子  君

  3番  竹 内 秀 明  君

  4番  岩 渕 治 樹  君

  5番  平 家 恭 治  君

  6番  河 野 裕 保  君

  7番  石 崎 久 次  君

  8番  樋 田   都  君

  9番  新 宮 康 史  君

10番  上 田 浩 志  君

11番  井 上 和 浩  君

12番  遠 藤 素 子  君

13番  宮 本 明 裕  君

14番  山 本 儀 夫  君

15番  大 山 政 司  君

16番  萩 森 良 房  君

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欠席議員(なし)

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説明のため出席した者の職氏名

 市長          大 城 一 郎 君

 副市長         橋 本 顯 治 君

 総務企画部長      中 榮 忠 敏 君

 市民福祉部長      若 宮 髙 治 君

 産業建設部長      中 岡   勲 君

 政策推進課長      新 田 幸 一 君

 総務課長        菊 池 司 郎 君

 財政課長        藤 堂 耕 治 君

 税務課長        大 森 幸 二 君

 市民課長        菊 池 正 康 君

 保内庁舎管理課長    宮 本 雅 三 君

 生活環境課長      菊 池 和 弥 君

 社会福祉課長      二 宮 貴 生 君

 保健センター所長    大 本 孝 志 君

 医療対策課長()

市立病院新病院整備課長 菊 池 敏 秀 君

 人権啓発課長      都 築 眞 一 君

 水産港湾課長      和 田 有 二 君

 建設課長        矢 野   武 君

 農林課長()

農業委員会事務局長   菊 池 誠 一 君

 商工観光課長      久保田 豊 人 君

 下水道課長       大 西   力 君

 水道課長        山 本 健 二 君

 市立病院事務局長    河 野 謙 二 君

 会計管理者       元 田 博 之 君

 教育委員会委員長    藤 原 大 志 君

 教育長         増 池 武 雄 君

 学校教育課長      藤 原 賢 一 君

 生涯学習課長      舛 田 昭 彦 君

 代表監査委員      市 川 芳 和 君

 監査事務局長      阿 部   孝 君

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会議に出席した議会事務局職員

 事務局長       原 田 磯 志 君

 事務局次長兼議事係長 田 本 憲一郎 君

 調査係長       松 本 克 之 君

 書記         阿 部 真 士 君

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午前1000分 開会

○議長(大山政司君)  去る41日付で人事異動がありましたので、この際、新任部課長等の自己紹介をいたします。

(新任部課長等の自己紹介)

○議長(大山政司君)  以上で新任部課長等の紹介を終わります。

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○議長(大山政司君)  ただいまより平成26年第2回八幡浜市議会定例会を開会いたします。

 市長から今議会招集の挨拶があります。

 市長。

〔市長 大城一郎君登壇〕

○市長(大城一郎君)  開会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。

 本日、平成26年第2回市議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様におかれましては、御多忙のところ御参集を賜り、厚くお礼を申し上げます。

 さて、去る52425日の2日間、13回目となるマウンテンカーニバルでGO!2014J八幡浜インターナショナルクロスカントリー大会が開催されました。両日とも絶好のスポーツ日和に恵まれ、マウンテンバイクの大会には子供から大人まで約400人の参加があり、同時開催の各種イベントを合わせますと延べ6,000人の方に来場いただき、大いににぎわいを見せました。また、多くのボランティアスタッフを初めとする関係各位の皆様方の御協力もあり、大きな事故もなく、成功裏に終えましたことに心から感謝を申し上げます。

 私ごとでありますが、土曜日に開催された3時間エンデューロに選手として初めて参加し、県内外から来られた選手の皆さんとともに汗を流し、マウンテンバイクが持つ魅力と八幡浜のすばらしいコースをみずから体験させていただきました。

 さらに、昨年末には誰もがマウンテンバイクを楽しめるよう初心者コースを整備し、ことしの4月にはみかんこどもクリニックから13台ものマウンテンバイクを寄贈いただいたところです。

 今後は、日本屈指のすばらしい八幡浜のコースをより多くの市民に体験していただき、世界に羽ばたく選手がこの八幡浜から育つことを期待しています。

 また、マウンテンバイクだけでなく、愛媛県が推進しているサイクリングで健康、生きがい、友情が得られるとした愛媛マルゴト自転車道と連携し、みなっとを起点とする市独自のサイクリングロードを市内外に広め、歴史あふれ、自然豊かで風光明媚な八幡浜が持つ魅力の発信に努めてまいる所存であります。

 それでは、定例会について申し上げます。

 本定例会におきましては、報告11件、諮問1件、同意案4件、条例案4件、予算案4件、その他9件、合わせて33件の御審議をいただくものでございます。

 諸議案の内容等につきましては後ほど御説明いたしますが、何とぞ慎重審議賜りまして、御賛同いただきますようお願い申し上げます。

 なお、本日、本会議終了後、市議会協議会を開催いただきまして、八幡浜市地域防災計画の修正等についてほか3件について御説明申し上げ、議員の皆様の御理解を賜りたいと存じますので、よろしくお願いいたします。

 以上、申し述べまして、招集の御挨拶といたします。

○議長(大山政司君)  議長において、この際、諸般の報告を行います。

 3月定例会閉会後における諸般の報告については、お手元に配付してあります報告書をもってこれにかえさせていただきます。

 会議に先立ち、去る422日に開催されました第76回四国市議会議長会定期総会並びに528日に開催されました第90回全国市議会議長会定期総会において表彰を受けられました山本儀夫議員外3人に対し、表彰状の伝達を行います。

○議会事務局長(原田磯志君)  第76回四国市議会議長会定期総会並びに第90回全国市議会議長会定期総会において表彰を受けられました方のお名前を申し上げます。自席にて御起立をお願いいたします。

 最初に、四国市議会議長会において表彰を受けられました方のお名前を申し上げます。

 議員在職20年以上により宇都宮富夫元議員、議員在職8年以上により新宮康史議員。

 以上2人を代表して、新宮康史議員に御受領をお願いいたします。

○議長(大山政司君)

   表彰状

 八幡浜市 新宮康史 殿

 あなたは市議会議員在職8年にわたってよく市政の発展に尽くされ、その功績は特に顕著なものがあるので、ここに本会表彰規程により表彰いたします。

 平成26422

   四国市議会議長会会長

        松山市議会議長 寺井克之

(表 彰 状 授 与)

(拍 手)

○議会事務局長(原田磯志君)  続きまして、全国市議会議長会において表彰を受けられました方のお名前を申し上げます。

 議員在職30年以上により山本儀夫議員、議員在職20年以上により宇都宮富夫元議員、議員在職15年以上により遠藤素子議員。

 以上3人を代表して、遠藤素子議員に御受領をお願いいたします。

○議長(大山政司君)

   表彰状

 八幡浜市 遠藤素子 殿

 あなたは市議会議員として15年市政の振興に努められ、その功績は著しいものがありますので、第90回定期総会に当たり、本会表彰規程により表彰いたします。

 平成26528

     全国市議会議長会会長 佐藤祐文

(表 彰 状 授 与)

(拍 手)

○議長(大山政司君)  ただいまの表彰に対し、市長から祝辞があります。

 市長。

〔市長 大城一郎君登壇〕

○市長(大城一郎君)  ただいま表彰されました議員の皆様に対しまして、一言お祝いを申し上げます。

 去る528日、東京都で開催されました第90回全国市議会議長会定期総会において、山本儀夫議員が議員在職30年以上として、宇都宮富夫元議員が議員在職20年以上として、遠藤素子議員が議員在職15年以上としてそれぞれ表彰を受けられました。

 また、422日、松山市で開催された第76回四国市議会議長会定期総会において、宇都宮富夫元議員が議員在職20年以上として、新宮康史議員が議員在職8年以上として表彰を受けられました。

 受賞された皆様方には、長きにわたり市政発展のために、また市民福祉の向上のために御尽力をいただきました。ここに市民を代表いたしまして深く敬意を表しますとともに、心からお祝いを申し上げます。

 皆様方におかれましては、今後とも御自愛の上、今までの豊かな経験をもとに、八幡浜市が直面いたしております諸問題の解決を初め、さらなる市政伸展と市民福祉向上のため、一層のお力添えを賜りますようお願い申し上げまして、お祝いの言葉といたします。まことにおめでとうございました。

○議長(大山政司君)  被表彰者を代表して遠藤素子議員から謝辞があります。

〔遠藤素子君登壇〕

○遠藤素子君  僣越ではございますが、御指名ですので、一言お礼の挨拶をさせていただきます。

 このたびは、全国市議会議長会より3名、四国市議会議長会より2名の議員が表彰されました。

 また、ただいまは大城市長より温かい励ましのお言葉を賜り、まことにありがとうございました。

 この表彰は、市民の皆様の御支援、先輩議員や同僚議員、さらには市長を初め理事者の皆様方からの御指導があってのものであると思います。ここに心から感謝申し上げます。

 私たちはまだまだ未熟で、微力ではございますが、議員の使命と職責を全うするためにこれまで以上の努力をしてまいりたいと思います。今後とも皆様方の御指導、御鞭撻をお願い申し上げまして、簡単ではございますが、お礼の御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。

(拍 手)

○議長(大山政司君)  以上で表彰状の伝達を終わります。

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○議長(大山政司君)  これより本日の会議を開きます。

 本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりであります。

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○議長(大山政司君)  日程第1 会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員は、議長において7番 石崎久次議員、16番 萩森良房議員を指名いたします。

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○議長(大山政司君)  日程第2 会期の決定を議題といたします。

 お諮りいたします。

 今期定例会の会期は、本日から620日までの18日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(大山政司君)  御異議なしと認めます。よって、会期は18日間と決定いたしました。

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○議長(大山政司君)  日程第3 請願第10号 「特定秘密保護法の廃止を求める意見書」の提出を求める請願を議題といたします。

 本件に関し委員長の報告を求めます。

 樋田 都議員。

〔総務委員長 樋田 都君登壇〕

○総務委員長(樋田 都君)  それでは、総務委員会の報告を申し上げます。

 当委員会に閉会中の継続審査となっております請願第10号 「特定秘密保護法の廃止を求める意見書」の提出を求める請願についてであります。

 去る526日に委員会を開催し、審議を行った結果、採択となりました。

 以下、審査の過程において論議されました主な項目について、その概要を申し上げます。

 賛成の意見といたしましては、まず委員より、特定秘密保護法の制定により、この法律だけではとどまらず、集団的自衛権の行使、武器輸出三原則の撤廃、終局的には憲法第9条にまで踏み込んでいき、戦争ができる国への布石を打っているのではないかと危惧されるとの意見がありました。

 また、ほかの委員より、この法律の問題点は行政機関の都合で隠したい情報を何でも国民から隠せるようになることが考えられるとの意見がありました。

 引き続き、ほかの委員より、この法律制定に関しては同盟国に対しての配慮が感じられるが、法律の運用状況についてのチェック機能が非常にお粗末であり、現状の法律のまま施行するのは不安であるとの意見がありました。

 反対の意見といたしましては、委員より、特定秘密の対象は防衛、外交、テロ活動などに限定されており、国及び国民の安全性を確保するための法律であり、近隣諸国との緊迫した状況等も踏まえて考えると、この法律は必要であるとの意見がありました。

 また、ほかの委員より、この法律は既に制定されており、法律の趣旨は十分理解できる。正しく施行していけば特に問題はないのではないかとの意見がありました。

 以上、慎重に審議を行った後、採決を行いました結果、当委員会では採択とした次第であります。

 また、同じく当委員会に閉会中の継続審査となっております請願第6号 伊方原発を再稼働させないことを求める請願について、請願第7号 避難計画が策定され住民の安全が保障されるまで、伊方原子力発電所3号機の再稼働をしないことを求める意見書提出についての請願書、請願第11号 「新たな知見」で伊方原発の徹底検証等を求める請願につきましても審議を行いましたが、多数の委員より、521日、福井地裁において安全性の保障をせずに大飯原発を再稼働させたとして福井県の住民らが関西電力に運転差しどめを求めた訴訟で、大飯原子力発電所の運転差しどめを認める判決があった。当委員会で結論を出す前に行財政問題特別委員会を通じてほかの議員の意見等も聞く必要があるとの意見がありました。

 よって、当委員会では引き続き審査を継続しながら、行財政問題特別委員会に申し出をし、各委員の意見をお伺いしたいと考えております。

 以上、審査の主な概要を申し上げまして、総務委員会の報告を終わります。

 以上です。

○議長(大山政司君)  ただいまの総務委員長の報告に対する質疑に入ります。

 質疑はありませんか。

 萩森良房議員。

○萩森良房君  ただいま総務委員長のほうから4案についての審議の過程の報告がございました。

 その中で、私は特定秘密保護法の廃止を求める意見書を採択されたようでありますが、この件につきまして、3点審議の経過をお尋ねしたいと思います。

 まず第1点でございますが、国の重要な政策でございます。一度決まりました法律を廃止するということでありますから、よほどな覚悟が要るわけでありますが、何回、そして何時間、何分くらい審議をされたのか、第1点。

 第2点でありますが、特定秘密保護法の成立によりまして、八幡浜市民にどのような影響があるのか、また八幡浜市議会議員及び市の職員に対してはどのような影響が想定されるのか、審議をされておるようでしたらお聞かせいただきたいと思います。

 3点でありますが、この特定秘密保護法は昨年の12月、臨時国会において成立した法案であります。以来6カ月たっておりますが、つい先般、政府・与党の自民党と公明党が情報監視審査会なるものを衆議院と参議院に設置をして、より透明性の高い国民の皆様に御理解をいただけるような国会法の改正案を提出されました。これを受けまして、一部野党もこの法案に賛成をし、通常国会において成立する見通しになっておるやに聞いております。私はこの特定秘密保護法に関しまして、八幡浜市議会が廃止を前提としての採択はいかがなものかと考えますが、例えば参考までに愛媛県11市で530日付でこれを採択した市は一市もございません。7市が不採択、2市が継続審査、1市は請願なしであります。

 以上、3点についてお聞かせをいただきたいと思います。

(「議長、休憩」と呼ぶ者あり)

○議長(大山政司君)  休憩いたします。

午前1024分 休憩

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午前1025分 再開

○議長(大山政司君)  再開いたします。

 樋田委員長。

○総務委員長(樋田 都君)  ただいまの萩森議員の御質問に答えさせていただきます。

 3点あったかと思いますが、何回、何時間ということも1つ目の質問だったと思いますが、報告にもありますように、526日のみ委員会を開催し、何時間と言われますが、130分よりこのことに対して終始審議させていただきましたので、何時間ということまでは正確には報告できません。慎重審議をさせていただいたと思います。

 2点目の八幡浜市民、職員への影響ですが、この点に関してはこの中まで入っての審議はされておりません。

 それで、3点目は、私もなかなか質問に対して理解はできにくい質問であったかと思いますが、これに対してもそのような話は審議させてもらっておりませんので、以上報告いたします。

○議長(大山政司君)  よろしいですか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(大山政司君)  これをもって質疑を終結いたします。

 これより請願第10号についての討論に入ります。

 討論はありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(大山政司君)  これをもって討論を終結いたします。

 これより請願第10号を採決いたします。

 本件に対する委員長の報告は採択であります。本件は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。

(賛成者起立)

○議長(大山政司君)  御着席ください。

 起立少数であります。よって、請願第10号は不採択となりました。

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○議長(大山政司君)  日程第4 報告第3号 債権の放棄についてないし報告第13号 平成25年度八幡浜市水道事業会計予算繰越計算書、諮問第2号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて、同意案第1号 固定資産評価審査委員会委員の選任についてないし同意案第4号 教育委員会委員の任命について、議案第76号 八幡浜市過疎地域自立促進計画の変更についてないし議案第92号 平成26年度八幡浜市公共下水道事業特別会計補正予算(1)、以上33件を一括議題といたします。

 初めに、市長より総括説明を願います。

 市長。

〔市長 大城一郎君登壇〕

○市長(大城一郎君)  本日ここに平成26年第2回市議会定例会を招集いたしまして、補正予算案を初め、当面する市政の重要案件の御審議をいただくわけであります。

 各案件にわたります詳細につきましては、審議の過程で副市長並びに担当部課長から御説明申し上げることといたしまして、私はその概要と2期目就任から1年余りが経過した今の所信の一端を申し述べ、議員各位並びに市民の皆様に一層の御理解と御協力をお願いする次第であります。

 最初に、我が国の経済見通しでありますが、内閣府発表の5月、月例経済報告では、景気は緩やかな回復基調が続いているが、消費税引き上げに伴う駆け込み需要の反動によりこのところ弱い動きも見られるとし、5月の基調判断は15カ月ぶりに下方修正した4月と同じ表現となっています。

 先行きについては、当面消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動により弱さが残るものの、次第にその影響が薄れ、各種政策の効果が発現する中で緩やかに回復していくことが期待される。ただし、海外景気の下振れが引き続き我が国の景気を下押しするリスクとなっているとしております。

 また、個別項目では、クレーンなどの建設機械や通信機器などが堅調だった設備投資について、持ち直しているから増加しているに上方修正しているところであります。

 さて、私は、昨年4月、多くの市民の皆様の温かい御支援により、市長として2期目をスタートさせ、はや1年余りが経過しました。この間、私に課せられた大きな使命、責任の重大さをひしひしと感じる中、公約の具体化、新しい行政課題への対応に真摯に取り組んできたところであります。

 まず、1期目の総括として整備した高度衛生管理型魚市場と道の駅・みなとオアシス八幡浜「みなっと」は、課題はあるものの、おおむね順調に推移しています。

 新魚市場は、魚のまち八幡浜の拠点として、新鮮で安全・安心な水産物を提供し、八幡浜の名を全国に発信しており、またその隣接地に間もなく完成するシーフードセンター八幡浜は、加工を通じて地元水産物の高付加価値化を図り、価格の向上、販売先の多様化など、水産業関係者の所得向上に寄与したいと考えております。

 一方、八幡浜みなっとでは、3月中旬にオープンしたどーや食堂が好評で、テレビ、雑誌等で取り上げられたこともあり、県内外より来客があり、魚市場で水揚げされたばかりの新鮮な地元の魚を味わっていただいています。

 また、アゴラマルシェでは、八幡浜ならではの新商品、新メニューを次々と開発しているほか、みなと交流館では、市内の各種団体等から多数の利用をいただいています。

 この結果、ゴールデンウイーク期間中(426日から56)だけで約77,500人、昨年412日のオープン以来、通算では140万人を超える来場者となっており、四国の西の玄関口としてにぎわい空間が形成されております。今後は、この定着を図るとともに、さらに広がりを持たせることができるよう努力してまいりたいと思います。

 次に、地域高規格道路大洲・八幡浜自動車道についてでありますが、先般、平成26年度国土交通省関係当初予算が配分され、八幡浜道路、夜昼道路に141,000万円が計上されました。この道路は、災害時の緊急輸送路、原発事故の際の広域避難路の役割を担うとともに、東九州自動車道と大洲・八幡浜自動車道の完成により、九州、四国、京阪神ルートの高速交通ネットワークが形成されるという非常に重要な路線であります。

 今後は、まだ事業化されていない(仮称)大洲西道路(3キロメートル、平野・北只間)の早期事業化と工事が進む八幡浜道路(大平・郷間)夜昼道路(郷・平野間)の早期完成に向けて全力で取り組んでまいる所存であります。

 次に、市立病院改築事業については、平成2811月末完成を目指し順調に進捗しており、現在は入院病棟のほとんどを含む本体1期工事の基礎部分を建設中という状況であります。今後も、工事の円滑な進捗に努めてまいります。

 なお、1期工事で入院病棟などが完成すれば、入院患者の療養環境の改善に大きく寄与するものと思っております。

 また、最近では、医師不足だけでなく看護師不足も病院運営のネックとなっており、現在さまざまな手段を講じて看護師確保に努めているところであります。

 なお、工事設計単価の変更から、今議会で松蔭小学校屋内運動場及び八代中学校校舎の追加予算を計上させていただいておりますが、市立病院の平成26年度以降の工事費についても、9月議会において同様に提案をさせていただくよう現在作業を進めているところであります。

 次に、八幡浜市総合計画は、現在の計画が来年度で終了することから、平成28年度から37年度までの10年間を見通した計画を本年度と来年度の2カ年をかけて策定することとなります。高齢化、人口減少、合併算定がえ終了による交付税の減少など状況の変化を的確に捉え、現実的で着実な内容とする一方、厳しい中にも夢のある要素を含めたいと考えております。

 また、八幡浜市行政改革大綱も平成27年度から31年度までの第3次計画を今年度策定することとなっており、これについても職員数の削減、施設の民営化、統廃合、また市民ニーズの多様化などを適切に考慮し、実効性のあるものにしたいと考えております。

 ところで、ある総合雑誌の6月号で、「ストップ人口急減社会」と題して、人口減少の現実に警鐘を鳴らす特集が組まれておりました。これによれば、当市では2040年に人口が2295人と予測されており、特に20歳から39歳までの女性については、2010年の3,111人が1,106人と約3分の1に減少し、このことが地域にとって人口の急激な減少を招き、自治体消滅という事態も招きかねないというものでありました。このことは国全体の大きな課題であり、即効性のある解決策はありませんが、まずは若者のための良質な雇用の場の確保、結婚、出産の奨励、支援、子育て環境の充実などが対策として考えられます。市としても、当初予算で縁結びコーディネーター事業の予算を計上しておりますが、このほか、いろいろな方策を考えていきたいと思っています。

 さて、524日、25日の2日間、市民スポーツパークで開催されたマウンテンカーニバルでGO!2014J八幡浜インターナショナルクロスカントリー大会は、今シーズン日本で唯一の国際公認大会であり、国内だけでなく、フィリピン、フランスからの参加を得て、国際色豊かな大会として熱戦が展開されました。幸い天候にも恵まれ、大勢の市民の皆さんが観戦と応援にお越しいただく中、盛況のうちに無事終えることができました。

 また、昨年12月に隣接コースとして整備したスキルアップコース(通称つちのこコース、全長350メートル)は、今大会のキッズ・ジュニアコースとして使用され、次世代を担う小・中学生の育成に寄与することができました。この大会に携わっていただいた各種団体、関係者の皆様方に深く感謝とお礼を申し上げる次第であります。

 さて、地球の裏側になりますが、間もなく4年に1度のサッカーの祭典、ワールドカップブラジル大会が始まります。ザックジャパン、日本代表チームがどんな活躍を見せてくれるか、とても楽しみであります。そして、日本代表チームが私たちに与えてくれる元気、勇気をあすの八幡浜を築く活力として、市民の皆様とともに努力していきたいと思います。

 今後も、議員各位を初め、市政懇談会などを通じて市民の皆様の御意見、御提言を十分お聞きしながら、公平公正な開かれた市政を推進してまいる所存であります。

 議員各位におかれましても、一層の御協力、御支援を賜りますようお願い申し上げます。

 次に、本市の平成25年度決算見込みの概要であります。

 一般会計におきましては、形式収支で約46,000万円の黒字となり、翌年度へ繰り越すべき財源を差し引いた実質収支でも約36,000万円の黒字が見込まれ、順調な決算を迎えることができました。

 水道事業会計につきましては、昨年度に続き8,1491,000円の単年度黒字決算となり、当年度未処分利益剰余金13,8604,000円を計上することができました。

 しかしながら、老朽化した施設の更新等に多額の費用が見込まれることから、限られた財源の中で引き続き経営努力を重ね、安全で良質な給水に努めてまいります。

 次に、病院事業会計であります。

 事業収支につきましては、職員一丸となって経営改善に向けた意識改革を実施し、経営健全化に向けた取り組みを進めた結果、外来患者数の増、1人当たり診療単価の増、人件費の削減などにより11869,000円の黒字決算へ転換することができました。

 しかしながら、まだ77,777万円もの未処理欠損金があり、厳しい経営環境に変わりはなく、平成26年度から適用される新会計制度や消費税率の8%への改定などが病院経営に与える影響を十分に見きわめながら、現在工事中の新病院改築事業の円滑な進捗を図り、診療レベルの維持向上をもって安全・安心な医療の場を提供できるよう努力してまいります。

 それでは、今回提案の6月補正予算の主なものについて、順次御説明いたします。

 まず、安全・安心なまちづくりについてであります。

 新規事業といたしましては、町の再生を効率的に推進するための都市再生整備計画の作成や働く世代の女性支援のためのがん検診推進事業に着手するほか、舌田、真網代、穴井、大島漁港の海岸保全施設においては、耐震性能評価を実施してまいります。

 このほか、学校施設では、愛宕中学校第1、第2校舎の耐震化工事を行うための実施設計に着手するほか、松蔭小学校屋内運動場、八代中学校木造校舎地震改築工事における資材費、労務費の単価増に対応することにしております。

 また、長年の懸案事項となっている漁港区域内に不法係留の続くトロール船4隻については、過去に油を流出させた経緯や、中には老朽化で傾いている船もあるなど、このまま放置すれば沈没するおそれがあります。そうなれば、漁業者や養殖業者に多大な被害を与える可能性もあるため、台風シーズンを前に市が代替執行により陸揚げすることとしました。

 次に、産業振興の取り組みであります。

 まず、大島地区においては、旧大島小・中学校を活用してアワビ等の磯根資源の増養殖について試験研究を行ってまいりましたが、その結果、種苗を自前で生産することにより質の改善と購入コストの削減、収支の向上を図ることが適当との判断で、今回種苗生産施設の整備を行うこととし、実施設計予算を計上しております。種苗生産が軌道に乗れば、将来はアワビの増産に向けて踏み込んでいきたいと考えております。

 このほか、農林業の振興においては、将来にわたり果樹産地を維持、発展させていくための紅まどんなの雨よけハウスの導入支援のほか、温州ミカン等の運搬作業のためのモノレール整備に対し助成を行ってまいります。

 また、受験シーズンに縁起のいい五角形の合格伊予カンの首都圏におけるPR活動等を支援するほか、昨年、愛媛県がみなっとで実施し好評だったまるごとみかんフェスタin八幡浜・佐田岬について継続的なイベントとして定着させ、ミカンのまち八幡浜のPRを図るため、今年度は市でみかんオブジェの設置を行ってまいります。

 さらに、このほど県内で国内初のキウイフルーツかいよう病Psa3系統が発生し、大洲市の園地でも確認されたことを受け、JAにしうわが市内の園地において防除、伐採する費用に対して支援することにしております。

 その他の取り組みといたしましては、京都府八幡市中学生交流事業として、昨年度は本市の中学生が八幡市を訪問し交流を深めましたが、今年度は逆に八幡市の中学生をお迎えして、23日の日程で交流事業を行うこととしております。

 また、八幡浜ちゃんぽんPRキャラクターとして人気の出てきたはまぽんの縫いぐるみを作成し、ちゃんぽんとあわせ八幡浜の知名度アップを図るほか、本市で第1回大会が開催された全国健康都市めぐりの第2回大会が北海道帯広市で開催されるため、本市の特産品であるじゃこ天や八幡浜ちゃんぽんの実演販売を実施し、観光PRに努めてまいります。

 次に、日本を代表するマウンテンバイクコースのある本市として、気軽にマウンテンバイクに親しむことのできる場を設け、愛好者の裾野拡大を図るため、マウンテンバイクの貸し出しと体験教室を実施したいと考えております。

 また、本市出身の故道上 伯氏は、1964年、東京オリンピック柔道無差別級で金メダルを獲得したアントン・ヘーシンクを育てたほか、オランダを初め各国柔道界の技術顧問を務めるなど、世界の柔道界にはかり知れない貢献をされた方であり、今後氏の功績を市を挙げて顕彰する必要があります。このたび、フランスボルドーの自宅を処分するに当たり、御子息から本市に合計382点の遺品の寄贈の申し出がありました。中には、写真、手紙など貴重な資料が数多く含まれ、一度散逸すると二度と手に入らないものであるため、フランスからの輸送費用を負担することにしております。

 以上が予算案の概要であります。

 この結果、一般会計44,7808,000円の追加、特別会計3会計で9511,000円の追加、合計45,7319,000円の追加を御提案申し上げます。

 これらの財源といたしましては、市税、地方交付税を初め国県支出金、市債等、それぞれの事業施策に対応する額を計上いたしております。

 以上、御説明申し上げました補正予算案等について慎重審議賜りまして、御賛同いただきますようお願い申し上げます。

○議長(大山政司君)  これより順次説明を求めます。

 市長。

〔市長 大城一郎君登壇〕

○市長(大城一郎君)  議案書53ページ、同意案第4号 教育委員会委員の任命についてを御説明いたします。

 教育委員会委員の國分美由紀氏は、平成26628日に任期が満了するため、新たに上田純子氏を任命いたしたく、議会の同意をお願いするものでございます。

 上田氏は、現住所が八幡浜市1526番地14、昭和26125日生まれで満63歳でございます。昭和483月に愛媛大学教育学部を卒業後、同年4月、喜多郡内子町立内子中学校勤務を皮切りに、県内の小・中学校で教鞭をとられ、八幡浜教育事務所指導主事、同社会教育課長、日土東小学校校長、松柏中学校校長等を歴任され、平成233月に退職されました。その後、八幡浜市教育委員会で学校教育指導員として本年3月まで御活躍いただいたところであります。また、平成2410月から愛媛県本人確認情報保護審議会委員、平成265月から松蔭地区社会福祉協議会会長として御活躍されております。このように教育行政について長年御活躍され、学校教育だけでなく子供の体験活動、公民館との連携など社会教育の分野においても十分な経験をされておられます。

 以上申し上げましたとおり、上田純子氏は人格、識見ともに教育委員会委員として適任者であると考え、御推薦申し上げ、議会の同意を求めるものであります。

 以上であります。

○議長(大山政司君)  市民福祉部長。

○市民福祉部長(若宮髙治君)  議案書1ページをお願いいたします。

 報告第3号 債権の放棄について御説明いたします。

 本件は、八幡浜市債権管理条例第16条第1項の規定に基づき債権を放棄したので、同条第2項の規定により報告を行うものでございます。

 放棄した債権は母子父子家庭等小口資金貸付金1件、5万円、放棄の時期は平成26328日、放棄の事由については、表に記載してありますように条例第16条第1項第2号に規定する破産法第253条第1項の規定による免責決定によるものであります。

 続きまして、議案書3ページをお願いいたします。

 報告第4号 債権の放棄について御説明いたします。

 本件は、八幡浜市債権管理条例第16条第1項の規定に基づき債権を放棄したので、同条第2項の規定により報告を行うものでございます。

 放棄した債権は住宅新築資金等貸付金2件、8469,957円、放棄の時期は平成26331日、放棄した債権ごとの金額及び放棄の事由については、表に記載してありますように条例第16条第1項第2号に規定する破産法第253条第1項の規定による免責決定によるものです。

 以上でございます。

○議長(大山政司君)  市立病院事務局長。

○市立病院事務局長(河野謙二君)  議案書5ページをお願いいたします。

 報告第5号 債権の放棄について御説明をいたします。

 本件は、八幡浜市債権管理条例第16条第1項の規定に基づき債権を放棄したので、同条第2項の規定により報告を行うものでございます。

 放棄した債権は市立八幡浜総合病院診療費等160件、254292円、放棄の時期は平成26331日、放棄した債権ごとの金額及び放棄の事由は表のとおりでございます。条例第16条第1項第2号に規定する破産法第253条第1項、その他の法令の規定による免責決定等が3件、2241円、第6号に規定する著しく生活困窮状態にあり資力の回復が困難な者が157件、232251円でございます。

 なお、診療費につきましては、入院は1カ月ごと、外来は1日ごとに1件の債権として計上しておりますので、1人の患者に複数の債権が発生する場合がございます。今回放棄した債権は160件でございますが、対象実人数は24人でございます。

 以上でございます。

○議長(大山政司君)  産業建設部長。

○産業建設部長(中岡 勲君)  それでは、議案書13ページをお願いいたします。

 報告第6号 債権の放棄について御説明いたします。

 本件は、八幡浜市債権管理条例第16条第1項の規定に基づき債権を放棄したので、同条第2項の規定により報告するものでございます。

 放棄する債権は水道料金で6件、5名分、18,029円で、放棄の時期は平成26328日、放棄の事由は表に記載のとおり同条例第16条第1項第2号に規定する破産法第253条第1項の破産免責決定によるものでございます。

 以上でございます。

○議長(大山政司君)  総務企画部長。

○総務企画部長(中榮忠敏君)  議案書の15ページをお開き願います。

 報告第7号 専決処分の報告について御説明いたします。

 地方税法の一部を改正する法律等が平成26331日に公布されたことに伴い、八幡浜市市税条例等の一部を改正する条例を専決処分いたしましたので、地方自治法の規定によりこれを報告し、承認を求めるものでございます。

 改正の概要について御説明をいたします。

 本日お手元に条例改正のポイントを記した資料を配付をいたしておりますので、そちらのほうをごらんいただければと思います。このA3の分です。

 まず1点目として、法人税法において外国法人の恒久的施設が定義されたことに伴う規定の整備、2点目に、地方法人税の創設に対応して法人税割の税率等が引き下げられたことに伴う規定の整備、3点目に、軽自動車税の税率の引き上げに伴う規定の整備、4点目に、固定資産税等の特例措置の見直し等に係る規定の整備であります。

 それでは、改正の主要部分について御説明をいたします。

 資料1ページの左の一番上でございます。

 条例第23条の改正ですが、この条項は市民税の納税義務者等について規定しており、法人税法において外国法人に対する国際課税原則が総合主義から帰属主義に見直しされました。外国法人が国内に有する支店等の恒久的施設に帰せられる所得が従来の国内事業所所得にかえて国内源泉所得の一つとして位置づけられたことなどに伴う所要の規定の整備で、施行の期日は平成2841日となっております。

 次に、条例第34条の4の改正は、法人税割の税率について規定しており、地域間の税源の偏在性を是正し、財政力格差の縮小を図るため、地方法人税が創設され、法人税割の標準税率及び制限税率が引き下げられたことに伴い法人税割の税率、100分の14.7100分の12.1に引き下げるものです。

 なお、施行の期日は平成26101日となっております。

 次に、条例第48条及び第52条の改正ですが、第48条は法人の市民税の申告納付について、第52条は法人の市民税に係る納期限の延長の場合の延滞金について規定しており、法人税法において外国法人に係る外国税額控除制度の新設、また申告納付制度が規定されたことに伴い所要の規定の整備であります。施行期日は平成2841日となっております。

 次に、条例第82条、右側中段の附則第16条及び裏面の2ページ、改正附則第4条の改正は、軽自動車税の税率、税率の特例及び経過措置について規定をしております。

 平成25年度の税制改正において、消費税率10%導入時に自動車取得税を廃止すること、また環境性能に応じた課税を検討する方針が打ち出されておりました。これを受け、今年度の税制改正において、自動車取得税減税の代替財源として平成27年度分から軽自動車税が、自家用車にあっては1.5倍、その他の区分の車両にあっては農業者や中小企業者等の負担を考慮し約1.25倍増税、また電気自動車など燃費性能のすぐれたエコカー減税を拡充する一方で、平成28年度から最初の新規検査から13年を経過した軽四輪車等について、標準税率のおおむね20%の経年車重課を導入することとなりました。

 それでは、来年度以降税率がどう変わるのかを御説明いたします。

 2ページの右側の見直し一覧表をごらん願います。

 まず、原付、軽二輪車等は来年度から標準税率約1.5倍に上がります。具体的には、50㏄以下の原付は1,000円が2,000円に、250㏄を超える小型二輪は4,000円が6,000円となります。

 次に、車種区分四輪以上の自家用乗用車ですが、改正前の標準税率7,200円の適用を受けるのは、平成26年度までに最初の新規検査を受けたものとなります。

 ただし、平成28年度以降においては、最初の新規検査から13年を経過したものについては改正後の標準税率に20%を重課した12,900円が適用されることとなります。改正後の標準税率1800円の適用を受けるのは、平成2741日以後に最初の新規検査を受けるものからとなります。

 なお、施行期日は、条例第82条及び改正附則第4条については平成2741日、附則第16条については平成2841日となっております。

 資料の1ページに戻っていただきます。

 附則第10条の2及び附則第10条の3の改正ですが、わがまち特例の導入と新築住宅等に対する固定資産税の減額について規定しておりまして、耐震改修が行われた既存建築物に係る減額措置の創設と地方税法で定める特例措置の課税標準の軽減の程度を条例で決定できるようにする地方税制特例措置、いわゆるわがまち特例として、公害防止用設備、浸水防止用設備、ノンフロン製品に係る課税標準の特例措置の追加等でございます。

 なお、わがまち特例が該当する資産は現在のところ八幡浜市ではございません。

 なお、附則において、施行期日、市民税、固定資産税、軽自動車税に関する経過措置について定めております。

 続きまして、議案書の27ページになります。

 報告第8号 専決処分の報告について御説明をいたします。

 地方税法の一部を改正する法律等が平成26331日に公布されたことに伴い、八幡浜市国民健康保険税条例の一部を改正する条例を専決処分いたしましたので、地方自治法の規定によりこれを報告し、承認を求めるものでございます。

 先ほどの資料の2枚目に記載しておりますように、改正の概要は、国保税の課税限度額の見直しと低所得者の軽減措置に係る軽減判定所得の算定方法の変更に伴う減額措置の拡充でございます。

 第2条の改正は、後期高齢者支援金等課税額に係る課税限度額を14万円から16万円に、介護納付金課税額に係る課税限度額を12万円から14万円にそれぞれ2万円引き上げ、これにより基礎賦課分も合わせた課税限度額が現行の77万円から81万円になるものでございます。

 次に、第18条の改正は、規定の整備に伴う条ずれの措置でございます。

 第23条の改正は、国保税の軽減判定所得の基準を見直し、5割軽減の対象となる世帯の所得基準額のうち加算額に乗ずべき被保険者数に世帯主を含め2割軽減の対象となる世帯の所得基準額のうち被保険者数に乗ずべき加算額を35万円から45万円に引き上げ、軽減対象者を拡大する措置を講ずるものでございます。

 具体的に申し上げますと、3人世帯で2割軽減の対象となる給与収入は、現行は年額223万円ですが、改正後は266万円までに拡大をされます。また、5割軽減の対象は2人世帯以上となっていましたが、単身世帯についても対象となります。例として、3人世帯で5割軽減の対象となる給与収入は、現行では年額147万円ですが、改正後は178万円までに拡大をされます。

 なお、附則において、施行期日と適用区分について定めております。

 続きまして、議案書31ページになります。

 報告第9号 専決処分の報告について御説明いたします。

 地方税法の一部を改正する法律等が平成26331日に公布されたことに伴い、八幡浜市都市計画税条例の一部を改正する条例を専決処分いたしましたので、地方自治法の規定によりこれを報告し、承認を求めるものでございます。

 議案書の33ページをお開き願います。

 改正の概要でございますが、地方税法の改正に伴う字句の修正のみでございまして、内容的には改正前と変更はございません。

 なお、附則において、施行期日と経過措置を定めております。

 以上でございます。

○議長(大山政司君)  休憩いたします。

午前1106分 休憩

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午前1120分 再開

○議長(大山政司君)  再開いたします。

 生涯学習課長。

○生涯学習課長(舛田昭彦君)  議案書35ページをお願いいたします。

 報告第10号 専決処分の報告について説明いたします。

 37ページをお願いします。

 専決第6号 交通事故に係る相手方との和解及び損害賠償の額の決定について、地方自治法第180条第1項の規定により専決処分いたしましたので、同条第2項の規定によりこれを報告するものでございます。

 今回の専決処分は、平成26327日午後230分ごろ、八幡浜市保内町川之石3番耕地25番地の伊予銀行川之石支店駐車場内において、市所有の車両を後退中に左側に駐車中の車両に接触し、損害を与えたものであります。このため、国家賠償法第1条第1項の規定に基づきその損害を賠償するもので、修理費103,000円を全額市の負担として示談書の締結を行い、損害賠償額が決定いたしました。

 なお、この損害賠償は公益社団法人全国市有物件損害共済会で全額補填されるものでございます。

 以上でございます。

○議長(大山政司君)  総務企画部長。

○総務企画部長(中榮忠敏君)  議案書39ページをお開き願います。

 報告第11号 平成25年度八幡浜市一般会計繰越明許費繰越計算書について御説明いたします。

 本件は、去る3月議会において繰越明許費の予算議決をいただいております原子力災害対策施設整備事業を初め計17件について、記載のとおり繰越明許費の額が決定いたしましたので、地方自治法施行令第146条第2項の規定により繰越計算書を報告するものでございます。

 次に、議案書41ページになります。

 報告第12号 平成25年度八幡浜市公共下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書について御説明いたします。

 本件は、去る3月議会において繰越明許費の予算議決をいただいております未普及解消下水道事業、公共下水道単独事業の2件について、記載のとおり繰越明許費の額が決定いたしましたので、地方自治法施行令第146条第2項の規定により繰越計算書を報告するものでございます。

○議長(大山政司君)  産業建設部長。

○産業建設部長(中岡 勲君)  それでは、議案書43ページをお願いいたします。

 報告第13号 平成25年度八幡浜市水道事業会計予算繰越計算書について御説明いたします。

 本件は、平成25年度の建設改良費のうち川之内浄水場機械設備更新工事で、工事に必要となる機器を発注しておりましたが、機器の入荷に不測の日数を要し、年度内完成が見込めなくなったため、地方公営企業法第26条第1項の規定により、予算額1,4462,000円から支払い義務発生額、前払い金550万円を差し引いた8962,000円を平成26年度に繰り越ししたので、同条第3項の規定により議会に報告するものです。

 以上でございます。

○議長(大山政司君)  市民福祉部長。

○市民福祉部長(若宮髙治君)  議案書45ページをお願いいたします。

 諮問第2号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて御説明いたします。

 本市の人権擁護委員土居 洋氏は、平成26930日をもって任期満了となるため、松山地方法務局から後任の候補者について推薦依頼がありました。

 新任の候補者には、八幡浜市広瀬3丁目53号、河野美子氏、昭和28721日生まれ、満60歳を推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により議会の意見を求めるものでございます。

 なお、河野氏は、昭和504月より31年間にわたり東宇和郡、八幡浜市の小学校の教員として児童の指導に携わられ、本年3月、松蔭小学校校長を最後に退職されました。在職中には、学校教育を通じて積極的に人権同和教育を推進し、子供たちに温かい人間関係づくりに努めてこられました。退職後は41日より八幡浜市社会教育指導員として活躍されておられます。多年にわたる人権教育の豊富な経験と知識は人権擁護委員としてふさわしく、幅広い活動を期待できるものと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

 以上でございます。

○議長(大山政司君)  総務企画部長。

○総務企画部長(中榮忠敏君)  議案書の47ページをお願いいたします。

 同意案第1号から議案書51ページの同意案第3号 固定資産評価審査委員会委員の選任につきましては、関連議案でございますので一括して御説明し、御同意をお願いするものでございます。

 同意案第1号、固定資産評価審査委員会委員であります三好和夫氏は、平成26627日に任期満了となります。ここに改めて三好和夫氏を固定資産評価審査委員会委員に任命いたしたく、地方税法第423条第3項の規定により議会の同意を求めるものでございます。

 三好氏は、現住所が八幡浜市保内町宮内6番耕地447番地、昭和2695日生まれ、満62歳であります。西宇和農業協同組合常務理事を歴任され、現在は農業を営んでおられます。

 議案書の49ページになります。

 同意案第2号、同じく固定資産評価審査委員会委員の選任について御説明をいたします。

 今回固定資産評価審査委員会委員であります門田完司氏は、平成26627日に任期満了となります。門田氏の後任として、宮本英之介氏を固定資産評価審査委員会委員に任命いたしたく、地方税法の規定により議会の同意を求めるものでございます。

 宮本氏は、現住所が八幡浜市向灘1725番地、昭和48324日生まれ、満41歳であります。有限会社昭和水産の代表取締役として水産業に従事される傍ら、八幡浜青年会議所理事長を経て、現在、八幡浜商工会議所副会頭として御活躍中でございます。

 次、議案書51ページをお願いいたします。

 同意案第3号、同じく固定資産評価審査委員会委員の選任について御説明をいたします。

 今回、固定資産評価審査委員会委員であります宮崎秀次氏は、平成26627日に任期満了となります。宮崎氏の後任として、安藤 浩氏を固定資産評価審査委員会委員に任命いたしたく、地方税法の規定により議会の同意を求めるものでございます。

 安藤氏は、現住所が八幡浜市417番地1、昭和221220日生まれ、満66歳であります。現在、行政書士、土地家屋調査士として家業の業務に携わっておられますほか、松山地方法務局筆界調査委員にも任命をされております。

 以上のとおり、三好和夫氏、宮本英之介氏、安藤 浩氏のお三方、いずれも人格、識見ともに固定資産評価審査委員会委員として適任であると考え、固定資産評価審査委員会委員として選任いたしたく、議会の御同意を求めるものでございます。

 次に、議案書55ページをお開き願います。

 議案第76号 八幡浜市過疎地域自立促進計画の変更について御説明をいたします。

 八幡浜市過疎地域自立促進計画につきましては、平成229月議会において議決をいただいておりますが、今年度当初予算において、全国瞬時警報システム改修事業2614,000円、過疎地有償運送者支援事業補助金400万円及び古藪水源地取水堰改良事業5616,000円を計上し、その充当財源として過疎対策事業債を予定をしております。

 過疎対策事業債を充当できる事業は過疎地域自立促進特別措置法に基づく適債事業で、かつ八幡浜市過疎地域自立促進計画上の事業に限られております。しかしながら、現計画上、今ほどの3つの事業につきましては、事業名または事業内容に関する記述がないため、事業名または事業内容を追加修正する必要がありますので、過疎地域自立促進特別措置法第6条第7項において準用する同条第1項の規定により、八幡浜市過疎地域自立促進計画の変更について議会の議決を求めるものでございます。

 なお、57ページに今回変更いたします市町村計画の該当部分につきまして、変更前、変更後の明細を添付をいたしておりますので、ごらんいただきたいと存じます。

 次に、議案書59ページをお願いいたします。

 議案第77号 辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更について御説明をいたします。

 辺地に係る公共的施設の総合整備計画につきましては、平成24年度から26年度までの3カ年計画として、広早、喜木津、磯崎、樫木、久保田、筵田、大島の計7辺地における計画の議決をいただきまして事業執行に努めているところでございます。

 67ページをお開き願います。

 このたび大島辺地において種苗生産施設整備事業8208,000円を実施いたしたく、その事業費の一般財源相当額について辺地対策事業債の活用を予定しております。

 辺地対策事業債を充当できる事業は、辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律に基づく適債事業で、かつ八幡浜市の辺地総合整備計画に基づき実施する事業に限られております。

 しかしながら、現計画上、この事業に関する記述がないため、今回計画本文の修正及び事業費の増額修正を行う必要があり、辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律第3条第8項において準用する同条第1項の規定により、辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更について議会の同意を求めるものでございます。

 なお、61ページから66ページまでの計画変更のない大島以外の6辺地につきましても計画書を掲載しておりますが、これは辺地ごとの計画書全てを一体の辺地計画としていることから、変更のない辺地計画とあわせて議決対象となりますので、よろしくお願いをいたします。

 以上でございます。

○議長(大山政司君)  産業建設部長。

○産業建設部長(中岡 勲君)  それでは、議案書69ページをお願いいたします。

 議案第78号 公有水面埋立ての意見答申について御説明いたします。

 本件は、公有水面埋立法第3条第1項の規定に基づき、埋立免許権者である八幡浜市長から八幡浜漁港区域内の公有水面埋め立ての実施について諮問がありましたので、同法第3条第4項の規定により異議がない旨の答申をしたいので、議会の議決を求めるものでございます。

 71ページから73ページ、あわせて75ページの位置図、77ページの平面図を御参照ください。

 それでは、計画概要について御説明いたします。

 埋立施行者は愛媛県農林水産部でございます。

 この事業は、八幡浜漁港臨港道路改良工事に伴う埋立事業で、埋立区域第1工区と埋立区域第2工区があります。道路の断面構成は2車線、片側歩道つきであります。埋立面積は、第1工区が1,369平方メートル、第2工区が486.65平方メートル、合計1,855.65平方メートルで、道路用地となっております。

 工期につきましては、着手の日より6年以内の完成を見込んでおります。

 続きまして、議案書79ページをお願いいたします。

 議案第79号 新たに生じた土地の確認について及び次の議案書83ページの議案第80号 字の区域の変更については、関連がございますので、一括して御説明させていただきます。

 本件は、平成2312月議会、議案第80号で公有水面の埋め立てについて異議のない旨の意見答申について議会の議決をいただきました八幡浜市舌間地先の案件でございます。

 次のページをお開きください。

 図面で埋め立てにより新しくできた土地について御説明いたします。

 埋立区域1工区の面積は107.80平方メートル、八幡浜市舌間2番耕地127213から同2番耕地127222までの地先、埋立区域2工区、面積456.56平方メートルは、八幡浜市舌間2番耕地3806から同市合田214050までの地先で、合計564.36平方メートルの公有水面埋め立てが完了し、平成26328日、竣工認可を受けたことから、地方自治法第9条の51項の規定により、八幡浜市舌間地先に新たに生じた土地の確認について議会の議決を得るものでございます。

 なお、埋め立ての用途は道路用地が348.24平方メートル、護岸用地216.12平方メートルでございます。

 次に、議案第80号では、この議案第79号で確認していただいた新たに生じた土地をそれぞれ八幡浜市舌間区域に編入することから、地方自治法第260条第1項の規定により議会の議決を得るものでございます。

 なお、この埋め立てにより新たに生じた土地の舌間区域への編入は、議会の議決を経た後、愛媛県に届け出を行い、愛媛県報に告示されてから効力が生ずるものでございます。

 次に、議案書87ページをお願いいたします。

 議案第81号 市道路線の変更について及び次の議案書93ページ、議案第82号 市道路線の認定については、関連がございますので、一括して御説明いたします。

 議案書89ページ、91ページ及び95ページの平面図をあわせて御参照ください。

 現在、市道松柏出合橋線は、松柏地区を起点として千丈川沿いにJR予讃線と交差し、出合橋に至る路線となっております。当該路線は、JR予讃線との交差箇所においては踏切施設がなく、一部の歩行者が利用している状況でありましたが、昨年12月にこの付近で死亡事故が発生し、危険な状態であることから、JRより申し出があり、関係機関との協議の結果、フェンスを設置し、路線内に進入できないよう封鎖することとなりました。このフェンスの設置により、既存の道路が分断されることから、現在の市道松柏出合橋線を道路法第10条第2項の規定により、路線の起点を山越側の路線付近に変更することについて、同条第3項の規定により議会の議決を求めるものでございます。

 また、同路線の変更に伴い、もとの起点からこの線路までを同法第8条第1項の規定により、整理番号361、市道松柏南柏線として新たに認定し、同条第2項の規定に基づき議会の議決を求めるものでございます。

 次に、議案書97ページをお願いいたします。

 議案第83号 八幡浜市公共下水道八幡浜浄化センターの建設(長寿命化)工事委託に関する協定について御説明をいたします。

 本協定は、本年422日付にて随意契約により仮協定を結んだものでございます。協定額は62,940万円で、委託先は東京都文京区湯島2丁目3127号、日本下水道事業団代表者理事長谷戸善彦氏と工事委託協定を締結するため、地方自治法第96条第1項第5号の規定により議会の議決を求めるものでございます。

 この八幡浜浄化センターは、昭和603月に供用開始後、29年以上が経過し、経年により施設設備の劣化や機能低下が進んでおります。そこで、継続的な安全運転の実現、施設の機能維持を図るため、平成23年、24年度に策定した長寿命化計画に基づき施設の改築、更新を計画的に実施するものでございます。

 今回の工事委託協定では、特に劣化、老朽化が顕著で、処理機能上影響が大きい水処理施設設備、ポンプ設備及び建築電気設備の改築更新工事を平成26年、27年度の2カ年間で行うものでございます。

 以上でございます。

○議長(大山政司君)  総務企画部長。

○総務企画部長(中榮忠敏君)  議案書の99ページをお願いいたします。

 議案第84号 八幡浜南環境センター基幹的設備改良工事請負契約の締結について御説明いたします。

 本工事につきましては、設計金額が5,000万円以上であるため、八幡浜市一般競争入札実施要領第2条の規定に基づき、事前審査型一般競争入札とし、423日に告示を行っております。申請書の提出期間を57日までとしておりましたが、申請者は株式会社タクマの1業者のみであったため、告示の規定に基づき入札を執行しないこととし、八幡浜市契約規則第24条第1項第8号の規定に基づき随意契約に移行し、株式会社タクマと価格交渉を行った結果、106,920万円で兵庫県尼崎市金楽寺町2丁目233号、株式会社タクマと平成26516日、仮契約を締結いたしましたので、地方自治法第96条第1項第5号の規定により議会の議決を求めるものでございます。

 本工事は、平成9年の竣工から17年が経過した八幡浜南環境センターの長寿命化とCO2排出量の削減を目的に、通年の定期整備等では実施することが困難な主要設備、機器の更新、改良等を実施をするもので、主な改修箇所として、ごみクレーン1基の増設、燃焼設備のごみ投入ホッパー及び燃焼装置、余熱利用設備及び通風設備の送風機、電気設備及び計装設備、灰出コンベヤーなどの灰出設備などであり、完成は平成28328日の予定であります。

 なお、お手元に見積もり結果調書を配付をさせていただいておりますので、御参照いただきたいと思います。

 次に、議案書101ページをお願いいたします。

 議案第85号 八西地域情報基盤整備事業費分担金徴収条例を廃止する条例の制定について御説明いたします。

 平成21年度において八幡浜市と伊方町が事業主体となり、老朽化した八西CATVのケーブルを光ファイバー化し、デジタル放送サービスとインターネットサービスが利用できる環境整備を図るため、八西地域情報基盤整備事業を実施したところでございます。

 その際、事業に係る経費のうち、国の交付金等を除く費用につきましては八西CATVが負担することとなり、市として分担金を受け入れるため、平成219月議会において八西地域情報基盤整備事業費分担金徴収条例を設置をしておりましたが、平成23331日に事業が完了したことから今回条例を廃止するものでございます。

 以上です。

○議長(大山政司君)  産業建設部長。

○産業建設部長(中岡 勲君)  それでは、議案書103ページをお願いいたします。

 議案第86号 シーフードセンター八幡浜の設置及び管理に関する条例の制定について御説明いたします。

 この条例制定は、魚市場の水産加工を通じて地元水産物の高付加価値化を図るとともに、未利用魚の活用によって水産業者の所得の向上に寄与するため、平成25年度から整備を進めてまいりました水産加工施設シーフードセンター八幡浜が平成267月末に完成することに伴い、その設置及び管理について規定するものでございます。

 第1条にこの施設の設置目的を定め、第2条で施設の名称と位置を定めております。

 次に、第3条から、次のページの5条までと第7条から第13条までは施設の利用に関する規定を定めております。

 第14条ではこの条例の施行に関して必要な事項は規則で定めることとしております。

 最後に、第6条をごらんください。

 この第6条では施設の使用料を定めております。この使用料は、施設使用料と機器使用料とに分けており、ともに整備費用であります起債、過疎債の元利償還金のうち、交付税措置を考慮した実質負担額を耐用年数相当期間、施設については24年、機器については10年で償還することを基本として算定しております。

 なお、この条例は附則により平成2681日から施行することとしております。

 以上でございます。

○議長(大山政司君)  市立病院事務局長。

○市立病院事務局長(河野謙二君)  議案書107ページをお願いいたします。

 議案第87号 市立八幡浜総合病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。

 本件は、八幡浜・大洲医療圏域における病床再編に伴い、市立八幡浜総合病院の機能の一部を西予市立宇和病院へ移譲するために必要な改正を行うものでございます。

 具体的には、第3条第3項第1号で一般病床数を規定しておりますが、一般病床数を310床から4床削減し、306床に改めます。今回の八幡浜・大洲医療圏域における病床再編においては、八西地区の救急受け入れ機能の拡大を目的に、市内の広瀬病院の救急輪番への加入、及び現在は当院へ搬送されている西予市三瓶地区からの2次救急患者について、当院が受け入れが困難な場合に宇和病院でも受け入れができる体制を整えることを計画しております。そのために、広瀬病院及び宇和病院とともに今以上に救急患者を受け入れることができるように増床が必要でございます。

 ただ、医療法ではその圏域に必要な病床数の上限を定めており、既存の病床数がその上限を超えている場合は原則として増床することができません。

 ただし、複数の公的病院等が医療機能の再編を行う場合に、病床の合計数が減少すれば、国の同意を得て再編ができることになっております。当圏域は上限を超えておりますが、今回はその特例的な取り扱いにより当院の病床数を減らし、広瀬病院、宇和病院の病床数をふやすことで再編を行うものでございますが、病床数の削減と増加は同時期に行う必要がございます。広瀬病院につきましては、増床の時期が未定でございますので、後日になりますが、宇和病院は9月ごろに新病院が竣工する予定でございます。今回当院の病床数を4床削減し、宇和病院の病床数を4床増床するものでございます。

 なお、この条例の施行日は、宇和病院の竣工時期にあわせて平成2691日としております。

 以上でございます。

○議長(大山政司君)  生涯学習課長。

○生涯学習課長(舛田昭彦君)  議案書109ページをお願いいたします。

 議案第88号 八幡浜市マウンテンバイクの貸出しに関する条例の制定について説明いたします。

 この条例は、本年4月にみかんこどもクリニックからマウンテンバイク13台を寄贈していただきましたので、日本を代表するマウンテンバイクコースのある八幡浜市として気軽にマウンテンバイクに親しむことのできる場を設け、愛好者の裾野拡大を図るとともに、自然の中を走行することを通じてスポーツをすることの楽しさ、自然に親しむことのすばらしさを体感できる機会を提供するために、マウンテンバイクの貸し出しに関し必要な事項を定めるものでございます。

 条例の具体的な内容について説明いたします。

 第1条においてただいま説明しました条例の目的について、第2条で貸出場所は市民スポーツパークであること、第3条で貸し出しの対象者は中学生以上とし、小学生以下の場合は保護者同伴を条件にしていること、第4条で使用の許可について、第5条で許可の取り消しなどについて、第6条で貸し出しの制限について、第7条で使用上の遵守事項を定めております。

 第8条では使用料などについて別表に規定する額の使用料及び盗難防止のための保証料を納付しなければならないことを定め、マウンテンバイクが返却されたときに保証料を返金することとしております。

 第9条では使用料を減免することができることを、第10条でマウンテンバイクが破損した場合の損害賠償の義務を、第11条でマウンテンバイクの管理などの業務を委託することができることを、第12条は規則への委任について規定しております。

 別表では第8条で定める使用料について、大人、高校生以上1台につき1200円、小人、中学生以下100円、保証料1台につき1,000円としております。

 なお、附則において、この条例は平成2671日から施行するものでございます。

 以上でございます。

○議長(大山政司君)  財政課長。

○財政課長(藤堂耕治君)  議案書の113ページから195ページ、平成26年度八幡浜市一般会計及び特別会計補正予算案、議案第89号から議案第92号までを一括してお手元に配付いたしております平成26年度補正予算資料で御説明をいたします。

 資料の1ページをお願いいたします。

 今回の補正予算は、一般会計では、今回補正額欄にありますように44,7808,000円を追加し、予算総額は2097,8053,000円となり、前年度同期に比べ15.6%の増でございます。

 次に、特別会計は、介護保険特別会計など3会計の補正で、特別会計合計欄にありますように9511,000円を追加し、累計で1308,240万円、前年度比0.7%の増でございます。

 なお、企業会計の補正はございません。

 2ページをお願いいたします。

 それでは、一般会計補正予算の概要から主なものについて御説明をいたします。

 まず、安全・安心なまちづくりの取り組みといたしましては、都市再生整備計画の作成費用として3478,000円、不法係留の続くトロール船4隻について市が代替執行により陸揚げする事業に7,0966,000円、舌田漁港ほか3漁港の海岸保全施設において耐震性能評価を実施する事業として1,000万円、働く世代の女性支援のためのがん検診推進事業4347,000円、4つ飛びまして、学校施設整備事業は松蔭小学校屋内運動場及び八代中学校校舎の地震改築工事における労務資材費増への対応と新たに愛宕中学校校舎耐震改修を行うための実施設計予算で、合わせて14,4346,000円などでございます。

 次に、産業振興の取り組みといたしましては、旧大島小・中学校グラウンドに新たに種苗生産施設を整備する事業の実施設計予算として8208,000円、キウイフルーツかいよう病緊急防除対策事業補助金1834,000円、生産者と消費者の交流による産地育成事業費補助金は伊予カン消費拡大に向け首都圏での消費拡大を行うもので60万円、八幡浜市果樹戦略品種等供給力強化事業補助金はJAにしうわの紅まどんな雨よけハウスやモノレール整備に対して助成を行うもので、2,1332,000円などでございます。

 次のその他の取り組みといたしましては、はまぽんの縫いぐるみを作成して八幡浜のPRを図る事業として972,000円、八幡浜特産品販売・観光PR事業は北海道帯広市で開催される第2回全国健康都市めぐりにおいてちゃんぽんやじゃこ天等の実演販売、観光PRを図るもので733,000円、マウンテンバイクによるサイクルスポーツ普及促進事業286,000円、京都府八幡市中学生交流事業は、今年度は八幡市の中学生をお迎えして交流を図るもので416,000円、1つ飛びまして、本市出身の道上 伯氏の遺品について御子息から寄贈の申し出があったことに伴い、フランスからの輸送費用負担金として100万円などでございます。

 3ページをお願いいたします。

 次に、特別会計の補正予算でございますが、3会計ございます。

 介護保険特別会計2298,000円は、介護給付費負担金等過年度分返還金を計上し、歳入は介護給付費準備基金繰入金でございます。

 次の簡易水道事業特別会計200万円は、簡易水道統合整備に係る補助事業で、このほど県との調整により補助事業事務費を80万円減額し、工事請負費を280万円増額するもので、歳入は一般会計繰入金でございます。

 次の公共下水道事業特別会計5213,000円は、八幡浜浄化センター直流電源装置用蓄電池取りかえ工事で、歳入は一般会計繰入金でございます。

 なお、4ページ以降に投資的事業実施計画及び一般会計の歳入歳出の状況を添付いたしておりますので、御参照のほどお願いをいたします。

 以上でございます。

○議長(大山政司君)  ただいま議題となっております33件についての本日の審議はこの程度にとどめます。

 お諮りいたします。

 議事の都合により、明4日から8日までの5日間は休会いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(大山政司君)  御異議なしと認めます。よって、明4日から8日までの5日間は休会することに決しました。

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○議長(大山政司君)  これにて本日の会議を閉じます。

 以上で本日の日程は全部終了いたしました。

 明4日から8日までの5日間は休会であります。9日は午前10時から会議を開き、一般質問を行います。

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○議長(大山政司君)  本日はこれにて散会いたします。

午前1158分 散会

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住所:愛媛県八幡浜市北浜一丁目1番1号
TEL:0894-22-5998
FAX:0894-22-5963
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