一般質問(一問一答方式) H30.6 大山政司 議員

公開日 2022年01月12日

〔大山政司君質問席へ移動〕

 

○大山政司君  午後の部に入りましたが、私はとり年でございますが、今議会の一般質問のトリを務めさせていただきますので、ひとつ前向きな御答弁をよろしくお願いいたします。
 初めに、先ほど同僚議員も言われましたが、2018年6月12日、本日、シンガポールにおいて、世界が大変注目しているアメリカ、トランプ大統領と北朝鮮、金正恩労働党委員長による首脳会談が行われ、歴史上初の会談が北朝鮮の完全非核化についてどこまで踏み込めるか焦点と報道はされているのであります。くしくも、私は今議会の一般質問において、伊方原発の使用済み核ごみの処分についての質問を提起いたしますが、御理解のほどをよろしくお願い申し上げまして、本題に入りたいと思います。
 初めに、大綱の第1は、地域のボランティア活動についてであります。
 まず、地域と言ってもどこなのとの思いが皆さんされますが、その地域とは、私が生まれ育った松柏地区についてであります。
 そこで、質問の第1点は、千丈地区公民館と松柏自治公民館で実施される地域活動、行事において、政教分離とのかかわりについてをお尋ねします。よろしく御答弁のほどお願いします。
○議長(新宮康史君)  総務課長。
○総務課長(藤堂耕治君)  政教分離に関する御質問でございますので、総務課のほうでお答えをいたします。
 まず、地区公民館と自治公民館の共通点として、どちらも地域の住民を対象とした事業や活動を行い、行政や福祉とのつながりを持つ組織である点が上げられる一方、大きな相違点として、地区公民館は社会教育法に基づき設置した社会教育の機関であり、自治公民館は公民館に類似する施設として地域で設置する住民の自主的な施設であるということが上げられます。
 次に、政教分離の原則について申し上げますと、最高裁大法廷判決において、一般に政教分離原則とは、国家は宗教そのものに干渉すべきではないとする国家の非宗教性ないし宗教的中立性を意味するものと示しております。その上で、社会教育法第23条第2項で、市町村が設置する公民館は特定の宗教を支持し、または特定の教派、宗派もしくは教団を支援してはならないと規定し、地区公民館については政教分離の原則が示されているところでございます。
 以上でございます。
○議長(新宮康史君)  大山政司議員。
○大山政司君  もっとわかりやすく答弁願いたいんですが、地区公民館、松柏自治公民館、2つとも公民館がついているんですが、政教分離に2つともかかるんですか、かからないんですか、それを御答弁願いたいと思います。
○議長(新宮康史君)  総務課長。
○総務課長(藤堂耕治君)  ただいま答弁させていただきましたように、地区公民館につきましては、政教分離の原則が的確に適用されますので、そのような宗教的な行事についてはできないものと思います。
 自治公民館につきましては、厳格には公民館に類似する施設ということで、若干法的な位置づけが違いますので、その辺は難しいところがありますが、そのように御理解いただきたいと思います。
○議長(新宮康史君)  大山政司議員。
○大山政司君  これせっかくの機会ですから、難しいやなしに、政教分離にかかるのか、かからないのか、こういうことをはっきりこの場でしてもらわないと、お互い議員は地域でいろいろな行事に協力したり、ボランティアもしよるんですから、この際、はっきりしてください。
○議長(新宮康史君)  副市長。
○副市長(橋本顯治君)  地区公民館につきましては、社会教育法で市町村の設置する公民館は特定の宗教を支持し、または特定の教派、宗派もしくは教団を支援してはならないとありますので、基本的にはだめということであります。
 ただし、自治公民館につきましては、地区で自主的に組織された公民館ということでありますので、地域の寄り合いの場である自治公民館において、地区の今言われたような神社とかお寺の清掃などについて、地域が自主的に議論、検討されることは、一般通念としては許容されるものではないかというふうに考えています。
○議長(新宮康史君)  大山政司議員。
○大山政司君  自治公民館については政教分離に余りかかわらないという答弁だと思いますので、そういうふうに受けとめさせていただきます。
 そこで、質問の第2は、これから地区公民館がそういう行事に参加して、悩んでいることについて具体的に申し上げます。
 まず、松柏地区では、毎年4月と10月19日には地方祭前の日曜日の午前中に白王神社の準備、清掃を地区の方々が自主的にボランティアで参加され、協力していただき、祭り当日は唐獅子、子供みこし、大人みこしが行われており、それも神社が地区住民の融和と心のよりどころとして期待されて親しまれているからであります。
 そこで、4月15日、地区の方々が春祭りの準備、清掃のため、白王神社の本殿から拝殿に渡るとき、木造の階段が古く、崩壊し、地区の女性が頭から転倒し、救急車で市立病院に搬送され、骨折等で入院されたのであります。転倒は本人の不注意ではなく、神社の老朽化と不備がその原因であり、地区の世話人、協力者、公民館等々の対応に苦慮しています。
 そこで、市として被害者に対して援助等の対応について、まことに僣越ではございますが、御指示、御助言があったら、この際、お伺いをいたします。
○議長(新宮康史君)  生涯学習課長。
○生涯学習課長(小野嘉彦君)  お答えします。
 ボランティア活動を行う場合、その団体が各個人のために傷害保険に加入することが望ましいと考えます。各公民館におきましても、行事等を行う場合は、参加者全員に保険を掛けております。今後、自治会等自主的な活動においてもできるだけ団体で保険に加入していただくことが適当ではないかと思われます。
 以上です。
○議長(新宮康史君)  大山政司議員。
○大山政司君  例えば、地区公民館で千丈川とか入寺川の清掃については公民館が団体保険に入っておりますし、老人会の開催をするときには、机を運んだり、体育館でいろいろなことをしますので、そのときも団体保険に公民館が入っていますが、ただこの白王神社のお祭り1週間前の清掃等については、公民館が主体ではなく、担当の主事さんといいますか、2人おられるんですが、松柏に、その人らが呼びかけて行っているもので、なかなか団体保険に入る機会がないわけなんですよ。そういうことで今悩んでいるんですが、そういう場合はどうしたらいいか、もう一度御答弁を願いたいと思います。
○議長(新宮康史君)  生涯学習課長。
○生涯学習課長(小野嘉彦君)  民間の団体保険でありましたら、人数にあるんですが、1名から19名までとか、20名から何名までというような区割りで入れるようになっておりますので、そちらのほうを民間のほうの保険会社を使っていただいたらいいと思います。
 以上です。
○議長(新宮康史君)  大山政司議員。
○大山政司君  ただ、費用をなぜ公民館が払わないけんかということにもつながるわけなんです。公民館が主催でないですから、神社総代とか、そういう人が主催なんですよ。あくまでも公民館は主催の下の協力だということにしかなってないんで、そこら辺非常にきょう時点も悩んでいるということだけ一応御報告をさせていただきます。
 さらに、白王神社のことについてもう一点悩みがあるわけなんです。実は、白王神社のちょうど区域内には覚王寺というお寺があるわけなんですよ。そのお寺は、瓦が落ちて、雨漏りがして、戸を閉めても施錠ができないぐらい古くなっているんです。
 それで、地域の、これは神社ではないんですが、お寺なんですが、白王神社の担当の人らが協議して、実は取り壊したわけなんです、その覚王寺を。去年の6月に壊したわけなんですが、ただ壊し賃もただじゃありません、73万4,000円も要ったわけなんですよ。だから、松柏地区の覚王寺と同様に白王神社の現状は今言ったとおりでございますので、非常に今後、対応を苦慮しているということと。
 ここで申し上げたいのは、覚王寺と白王神社が同じ年度に建てられたと、このように聞いていますので、白王神社も瓦が落ち、雨漏りがし、施錠がきかないぐらい古くなっているんです。白王神社を仮に建てかえるとすると、例えば今まで神社を建てかえたところを聞くと、川名津、川上町のほうで建てかえたら2,500万円ぐらい要ったという現状があります。そういう面で非常に地域の人は、地域のお祭りとかそういうものを楽しんでおられる一方、そういう悩みもあるということだけこの際、お知らせして、この件についてはまとめたいと、こういうふうに思います。
 次、大綱の第2は、国保事業における人間ドックの廃止についてであります。
 初めに、5月の「広報やわたはま」の今月の主な行事、お知らせの中で、生活習慣病予防検査、市立八幡浜総合病院での国保人間ドックについてでありますが、国保保健事業の一環として生活習慣病予防検査の案内をします。この検査は、特定健康診査を兼ねていますが、事業の見直しに伴い、平成30年度自己負担額を変更しており、また本年度をもって終了しますと、こういうふうに広報には載っています。自己負担額は、去年までは8,000円だったんですが、ことしは1万2,000円要るということです。
 そういうことで、質問の第1点をお願いします。第1点は、愛媛県内で国保人間ドックを実施している市を明らかにしていただきたい。
 以上です。
○議長(新宮康史君)  市民課長。
○市民課長(坂井浩二君)  愛媛県内で国保事業として人間ドックを実施しておりますのは、当市以外では今治市、新居浜市、西条市、四国中央市の4市でございます。
○議長(新宮康史君)  大山政司議員。
○大山政司君  お伺いしますが、その4市は八幡浜のように今年度をもって終了するのか、しないのか、御答弁をお願いします。
○議長(新宮康史君)  市民課長。
○市民課長(坂井浩二君)  そういうことは聞いておりません。
○議長(新宮康史君)  大山政司議員。
○大山政司君  これは一番大事なことよ。聞いておりませんじゃあ私の質問の意味がないじゃないですか。何とかしてください、議長。
○議長(新宮康史君)  答弁できませんか。
 市民課長。
○市民課長(坂井浩二君)  聞いてないというのは、やめるというのを聞いてないということですので、続けているものと思われます。
○議長(新宮康史君)  大山政司議員。
○大山政司君  そしたら、あとの4市は今後とも国保の人間ドックを継続するということですが、八幡浜市が本年度をもって終了する理由を言ってください。
○議長(新宮康史君)  市民福祉部長。
○市民福祉部長(舛田昭彦君)  今回の国保人間ドック助成事業の見直しについて説明させていただきます。
 まず、被保険者の健康維持によって医療費を抑制し、国保の財政運営を安定させていくために行うというものでございます。特定健診は国から義務づけられておりますが、人間ドックは義務づけられておりません。
 検査費用なんですけれども、特定健診が約8,000円で7,500円を国保から助成し、自己負担は500円です。人間ドックは約3万8,000円かかります。そして、国保の助成が3万円、自己負担額は8,000円としております。それで、今年度は段階的に廃止に持っていくという考えで、助成を2万6,000円に減らし、自己負担を1万2,000円にしたところです。そして、31年度には廃止したいと考えております。人間ドックの助成は、市の単独事業でございます。特定健診、これにつきましては国が3分の1、県が3分の1の補助があります。
 これから理由なんですけれども、当市は1人当たりの医療費が増加しております。平成24年度に35万円だったものが平成28年度には38万円と、5年間で年間約3万円の医療費が上がっております。この原因といたしましては、当市の特定健診の受診率というのが県平均や同規模自治体より低いということ、これが1つあるんではなかろうかというふうに思っております。
 人間ドックは市立病院で定員を200人に限定し、先着順に申し込みを受け付けていますが、これ過去3年間を調べてみますと、約8割が同じ人ということで、受診者が固定化しているというのがわかりました。
 今回、また国保制度改革がされるんですけれども、ここで保険者努力支援制度というのがつくられました。特定健診の受診率を上げるなど医療費を抑制する取り組みを評価しまして、基準を達成すれば、国から補助金が交付されるようになりました。特定健診は人間ドックに比べて検査項目が減りますが、生活習慣病の発見は十分にできます。また、保健センターのほうではがん検診を自己負担500円で実施しておりますので、特定健診とセットにして受診することができるということで、またこれも同じ日に同じ場所で行っております。
 特定健診の現在の受診率、当市の場合、約30%で、約2,300人の方が受けていますが、それを毎年5%ずつ引き上げて、平成31年度には40%に上げたいと考えております。そのためには、特定健診を受けやすくするように自己負担の500円を無料にしたいのですが、その財源が約600万円必要です。人間ドックの助成費用が約600万円ですから、この財源を特定健診に回したいということで、今回平成31年度に人間ドックを廃止するということにさせていただきました。
 以上が理由です。
○議長(新宮康史君)  大山政司議員。
○大山政司君  健康診断ということですが、健康診断の項目と、市立病院で今実施している人間ドックの項目は同じなんですか。
○議長(新宮康史君)  市民課長。
○市民課長(坂井浩二君)  市立八幡浜総合病院での国保人間ドックは、特定健診に視力、聴力検査、腹部エコー、各種がん検診等を含めたものとなっております。
○議長(新宮康史君)  大山政司議員。
○大山政司君  人間ドックは、それ以外に脳ドック、胃潰瘍、それから胸、希望では子宮がん、前立腺とか、そういうのをしてくれるんですが、それは人間ドックと一般の健康診断では治療の内容が全然違うんですよ。800円で安いからといっても、人間ドックというのはもう病院へ行ったら項目全て順番に看護師さんが連れていってやってもらうんですよ。人間ドックと健康診断では全然違うし、治療の受診の内容も違うんですよ。そこら辺、部長、知っとんですか。
○議長(新宮康史君)  市民福祉部長。
○市民福祉部長(舛田昭彦君)  確かにその違いというのはわかっておりますけれども、今回のこの見直しというのは、今まで特定健診を受診されてなかった方、これを少しでも広く受診していただくという趣旨をもってこういう見直しをしているということです。
 また、この人間ドック、先ほども言いましたけれども、同じ方がずっと受けられてるということで、偏った施策になっておるというふうに考えておりますので、このようにさせていただきたいと思います。
 また、特定健診、これ平成20年度にこの分が義務づけられたんですけれども、そのときには県内でも複数の市が人間ドックを取りやめて、特定健診のほうに移行しているという経緯があります。
 以上です。
○議長(新宮康史君)  大山政司議員。
○大山政司君  納得いきません。そういう答弁では、私は納得いきません。健康な人は、どこか悪いとこがあったらいけないということで、健康でも国保人間ドックへ行って、今後の自分の健康を保持しているんですよ。悪いとこがあって行くなら何もドック受けなくても、病院でもいいわけなんですよ。私も人間ドックをずっと10年以上受けてます。資料がありますし、ことしも申し込んで、9月26日は人間ドックに行くようになっとるんです。これは全然違いますよ、部長。
 それから、ここで申し上げたいのは、私は市内の開業医におたくは人間ドックしてもらえますかというて言うたら、その開業医はうちは健康診断はしとるけど、人間ドックはしていませんと、こういう言葉が返ってきたんですよ。
 そこで、部長、お尋ねしますが、市内で人間ドックをしてくれる開業医はどこか、お知らせください。
○議長(新宮康史君)  市民課長。
○市民課長(坂井浩二君)  市内で人間ドックを受診できる医療機関は、市立八幡浜総合病院のみの1件となっております。
○議長(新宮康史君)  大山政司議員。
○大山政司君  だったら、定期的に同じような人が人間ドックをしているからということでそういうことを決めずに、今後もして、その人たちの健康を守るのが当然行われてもいいじゃないですか。市長、どう思います。
○議長(新宮康史君)  市長。
○市長(大城一郎君)  この人間ドックの問題ですが、先ほど来より言っておりますが、200人を限定に、195人とか、毎年固定された人のみが受けているということで、国保の全体を見ますと約8,000人おられる、その中の200人が毎年同じ人が受けているということで、8,000人を対象とした事業ですので、ほかの多くの人をケアしていきたいという思いから、今回人間ドックの費用をより多くの人に振り分けるといった形での方向転換だと思っていただいたらと思います。
○議長(新宮康史君)  大山政司議員。
○大山政司君  そういうことであればどうしても質問せないけん項目が出てきます。八幡浜市の職員で人間ドックを受けている職員は何名おるか、その費用はどこがどういうふうに払って、本人負担は何ぼなのか、御答弁願いたいと思います。
○議長(新宮康史君)  総務課長。
○総務課長(藤堂耕治君)  お答えします。
 平成29年度に人間ドックを受診した市職員は、市立病院職員を除き270人です。そのうち、市立病院で受診をした職員は57人です。市立病院での人間ドックに係る費用につきましては、男性と女性で異なりますが、男性は4万3,000円、女性は5万2,000円です。
 なお、市の職員の場合は共済組合から男女ともに2万6,000円の助成がございます。
 以上でございます。
○議長(新宮康史君)  大山政司議員。
○大山政司君  みずからの共済には同じように市立病院に行って、1万7,000円補助が出る、1万7,000円でいい。国保人間ドックは1万2,000円払いよるんですよ。しかし、ええですか、課長、人間ドックは行けないが、市の職員の補助金、共済からは2万6,000円ぐらい出とるんですよ、したがって1万円何ぼで済むわけなんですよ。同じ市におって、働くとこによってそんなに市は共済で待遇されて、一般市民は固定の人やからいけませんと、そういうことで納得できますか、私はできませんよ。御答弁願いたい思います。
○議長(新宮康史君)  副市長。
○副市長(橋本顯治君)  大山議員の御質問と答弁をずっと聞いていたわけですけれども、まず今の質問で、同じ市民でありながら、国保に入っておれば人間ドックの助成がなくなる、それが平等ではないというふうに言われましたけれども、これは国保は国保の中でいろんなことを考えてやっている、それから共済組合は共済組合がありますし、それぞれの企業の健保組合は企業の健保組合でそれなりに組合員のことを考えるということがあります。
 ということなので、国保会計の中で人間ドックの助成をするのは愛媛県下でも11市あるうちの5市だけなんですよ、ほかの6市はやってない。だから、大山議員言われたように、ほかの6市も今のことと同じ状況なわけです。
 結局今市で判断しているのは、人間ドックで限られた人にたくさんの助成をするよりは、よりたくさんの人が特定健診を受けて、その中で成人病のリスクを発見するほうが、もう繰り返しませんけれども、いいのではないかと、そういう判断でやっているわけです。
 ただし、今現在そういう判断をしておりますけれども、また将来においてそれが誤りであって、もしくは特定の方だけに人間ドック、もしくはもっともっと濃い検査を限られた人にするべきだという議論がまた出るやもしれません。人口が減っていけば、またその辺のとこはわかりませんけれども、少なくとも一回そういうふうにかじを切ってみて、八幡浜市で成人病の罹患率がどうなるのかということを見てみたいと、そういう思いがあることをできれば御理解いただきたいと思います。
○議長(新宮康史君)  大山政司議員。
○大山政司君  副市長、今人間ドック受けよる人は固定かもしれませんが、八幡浜市内の開業医ではしてないんですよ。そしたら、私松山の日赤へ電話したんです、日本赤十字病院へ。そしたら、日赤は4万3,000円要るわけなんですよ。これは何も共済も国保も出ません。いいですか、その上に汽車賃が要るんですよ。そして、時間がかかるんですよ。市立病院で人間ドック受けりゃあ、8時半に行けば12時、1時には終わるんですよ。しかも、1万2,000円でいいんですよ。もう少し市民のことも考えてくださいや。一定固定の人かもしれませんが、大城市長、どう思いますか、答えてください、松山まで行きよったら大変なことになる。
○議長(新宮康史君)  市長。
○市長(大城一郎君)  人間ドックの維持というようなことを言われますが、先ほど来言っております固定化しているところが原因であって、先ほど社保、ほかの共済等の話をされましたが、国保の中でもこの200名とありますので、同じ国保の中でも受けれる人と受けれない人が出てくるといったところがまた問題になってこようかと思いますので、より多くの人に健康になってもらうための一歩として今回の切りかえを目指しているところでありますので、よろしくお願いします。
○議長(新宮康史君)  大山政司議員。
○大山政司君  私は市民にとってよいことは続けるべきだと思うんですよ。一部、200人そこそこだからかどうかは知りませんけれど。今、八幡浜市がこれだけ人口が減ってるでしょ、少ない人を大切にして、人口減を歯どめするのも行政の責任じゃないですか。
 そこで、最後のお尋ねをしますが、国保人間ドックを本年度をもって終息することについて、事前に議会にそういう説明なり今後の方針を説明したことはありますか。私は初めて聞いた、このことを、事前の説明は何もないんじゃないんですか。ただ、「広報やわたはま」に終結しますというて出ただけでしょ。
○議長(新宮康史君)  市民福祉部長。
○市民福祉部長(舛田昭彦君)  市議会への説明は行っておりませんが、八幡浜市国保運営協議会規則に基づき、運営協議会で国保人間ドックの見直しを含め、保健事業についてお諮りし、承認をいただいております。
 先ほどから説明しておりますが、国保人間ドックについては、受診される方が固定化するなど改善を要する状態となっていましたので、今回、このようにさせていただくということでございます。
 ただ、今回の試みが成果を発揮するかどうか確認しながら、今後ともいろいろと検討していきたいと思っておりますので、御理解のほどよろしくお願いします。
○議長(新宮康史君)  大山政司議員。
○大山政司君  協議会で諮ったから、協議会の許可を得たから、議会には話しとりませんのでは、議会軽視も甚だしい。ぜひまだ来年度まで数カ月あるので、再度検討してみたいと、これは要望にしておきます。
○議長(新宮康史君)  市長。
○市長(大城一郎君)  議会軽視といった言葉がありましたけど、この国保の協議会にも議会選出の議員さんが入っていただいておられますので、そこら辺で十分に説明はさせてもらっておりますが、今後、そういった大きな変更については議員各位にもお知らせできる機会を設けたいと思います。
○議長(新宮康史君)  大山政司議員。
○大山政司君  そういうことで前向きな、今後、対応を切にお願いを申し上げます。
 大綱の3は、大洲・八幡浜自動車道の現状についてであります。
 大洲・八幡浜自動車道は、南海トラフ巨大地震や伊方原発の苛酷事故が発生した場合、広域避難路、救済物資の輸送路となるほか、九州と京阪神を四国の高速道路で結ぶ広域物流の動線となり、八幡浜・大洲医療区域で取り組む広域救急体制の強化、交流促進による地域産業の振興につながると大きな期待をされています。
 そこで、質問いたしますが、地域高規格道路大洲・八幡浜自動車道の現状と、それから全線開通見通しをお聞かせ願えたらと思います。
○議長(新宮康史君)  市長。
○市長(大城一郎君)  大洲・八幡浜自動車道の進捗状況について県のほうに確認をしましたので、その内容についてお答えをいたします。
 名坂道路につきましては、平成25年3月に全線開通しております。八幡浜道路につきましては、平成27年2月に千丈トンネル、延長1,809メートルが貫通し、松柏トンネル、延長1,090メートルの掘削工事が進められているほか、郷高架橋についても、ことし2月に上部工工事の契約を締結するなど、着実に事業が進められており、5月末時点で工事進捗率は発注ベースで71%となっております。
 しかしながら、事業反対などの原因で一部の用地が取得できていないため、平成28年度末から土地収用法に基づく手続が進められており、平成30年度の開通を目標としていたところ、今後の手続期間や工事の工程を抜本的に見直した結果、最長で平成34年度までの事業期間を要する見通しとなっております。
 これに続く夜昼道路は、平成28年度末から八幡浜市側でのり面工事や橋梁下部工事が進められ、平成29年度からは大洲市側で用地買収に着手したところであり、工事進捗率は11%となっております。
 大洲西道路につきましては、平成29年度に新規事業採択され、現在、測量や地質調査が進められております。
 なお、大洲・八幡浜自動車道全線の完成時期については、県に確認したところでありますが、用地交渉も未着手の区間が多く残る現時点では、目安の時期を公表できる状況ではないが、まずは八幡浜道路の一日も早い完成に向け、全力で取り組むとともに、夜昼道路、大洲西道路についても必要な予算確保の要望を行い、事業進捗に取り組んでいくとのことであり、市としても全面的に県に協力し、事業進捗に努めてまいりたいと考えております。
○議長(新宮康史君)  大山政司議員。
○大山政司君  名坂道路のときは、地権者のなかなか御理解がなかったということで、法的な手段をとらざるを得なかったことも今思い出しております。
 そこで、入寺から大平の今トンネルを掘削しておりますが、そこも地権者のなかなか理解が得られることが難しいということで、そこで地権者が何名おって、了解を得られない土地の広さをこの際、明らかにしていただきたいと思います。
○議長(新宮康史君)  産業建設部長。
○産業建設部長(菊池司郎君)  県に確認しましたところ、八幡浜インターチェンジ、大平地区で未買収となっているのは6筆、約86平方メートル、相続人を含め地権者は10人であります。
 以上でございます。
○議長(新宮康史君)  大山政司議員。
○大山政司君  今の答弁で地権者が10人もおられるんですか、今の大平方面のとこの。
○議長(新宮康史君)  産業建設部長。
○産業建設部長(菊池司郎君)  地権者の状況としましては、相続ができておりませんので、持ち分が確定しておりません。ですから、その人数を含めて10名としております。
 以上です。
○議長(新宮康史君)  副市長。
○副市長(橋本顯治君)  今、菊池部長がお話ししましたように、土地につきましては、相続があった場合には相続人が5人おれば、1筆ですけど、5人ということになります。それを含めて10人ということであります。
 それで、例えば土地があってこの土地が買えないと、境界確認もできないと、その隣の土地も境界確認ができないので、最終的に買えないというような土地がありまして、一つの土地が原因になって、ほかの土地もその地権者も売りたいのにかかわらず、契約できないという状況がありますので、その1筆が影響して、少し膨らんだ数ということになっておりますので、そういう状況であります。
○議長(新宮康史君)  大山政司議員。
○大山政司君  理解できました。
 質問の3点目は、入寺から大平まで今トンネル掘削しよりますらいね。あれは完成、大平まできれいにトンネルが掘削できるのは何年何月を目標にされとるんですか。
○議長(新宮康史君)  建設課長。
○建設課長(宮下研作君)  今言われました松柏トンネルは、当初想定より地質状況が悪く、当初の見込みより進捗がおくれておりますが、5月末現在で約8割まで掘削が進んでおります。本年9月ごろには貫通する見込みとなっております。
 また、30年度末には本体工事の完成を目指し、今県のほうで工事を進めていただいているとのことです。
○議長(新宮康史君)  大山政司議員。
○大山政司君  松柏、入寺地区の人や、高野地の人から私に質問があって、実は答えるのに困っている事項があるんですよ。といいますのは、県営住宅があるでしょ、入寺に、あそこから50メートルぐらい下のところに看板が出とるんですよ。その看板にはこういうふうになっとるんです、御迷惑をおかけします、トンネルを掘っています、平成30年6月30日まで、こういうふうな看板が載っとるんですよ。今言われた9月までかかるということと、この看板が全然違ってるんですが、どういうことですか、御説明願えたらと思います。
○議長(新宮康史君)  建設課長。
○建設課長(宮下研作君)  6月末までの工期ということなんで、今月中にはまた工期変更等されるんではないかと思うんですが、そこら辺はまた県のほうに確認しないとわかりませんので、確認していきます。
○議長(新宮康史君)  大山政司議員。
○大山政司君  思うのでと言われても、毎日、あそこを通っている人から見ると、そういう看板があったら、ほれは疑問を持ちますよ。私らどういう説明をしたらいいですか、地域の人たちに。違ってるんだったら違ってるで、とりあえず6月30日まで工事はさせていただきますというのならわかるけど、トンネル工事が終わるような看板を出されたら、地域の人も困るし、本当に34年にはできるんだろうかということも危惧するわけなんですが、再度答弁をお願いします。
○議長(新宮康史君)  建設課長。
○建設課長(宮下研作君)  いま一度県のほうに確認して、また大山議員のほうに回答したいと思います。
○議長(新宮康史君)  大山政司議員。
○大山政司君  市長、わかりましたか、そういう看板が出とるんです。
○議長(新宮康史君)  副市長。
○副市長(橋本顯治君)  トンネルに限らず、県工事、市工事に限らず、工事看板は必ずありますので、その中で工期を示して、この日まで工期がありますので、御迷惑をおかけしますというのはよくあることなんで、今言われたように、工期が延びそうな状況の中で、古い工期のままで出しとるのはおかしいと思いますので、これは県にお知らせして、早急に訂正するようにお願いしたいと思います。
○議長(新宮康史君)  大山政司議員。
○大山政司君  よろしくお願いします、対応を。
 それでは、最後の質問になると思いますが、大綱4の伊方原発の使用済み核ごみの処分についてをお尋ねいたします。
 伊方原発にかかわる近年の実態について、若干さきに触れさせていただきます。
 平成27年9月2日に大城市長は、中村愛媛県知事に対して、伊方発電所3号機の原子炉等規制法の安全に伴う新規制基準への適合に係る設備の設置等に関する事前協議について新規制基準に適合したものと認め、これを了承しますと報告をされたのであります。
 しかし、議員に対しては、中村県知事に報告された内容の文書を郵送で後日送られてきたのであります。
 その後、平成29年12月13日に、四国電力伊方発電所第3号機の運転について、広島高等裁判所は運転差しとめを9月30日まで決定したのであります。
 また、19日には、政府の地震調査委員会が四国の活断層の長期評価を見直されています。
 さらに、12月議会の緊急動議で、八幡浜市議会において、私が大城市長に広島高裁が下した伊方原発第3号機の運転差しとめを決定したことについて質問しました。市長は、広島高裁として初めての運転差しとめ決定で、重く受けとめるべきだと答弁されたのであります。
 その後、四国電力は平成30年3月27日、伊方原発第2号機廃炉を決定しました。廃止措置計画では、完了までに約40年、費用としたら407億円見込まれると、こういうことが報道されて、今日の現状に至っております。
 そこで、質問に入ります。
 質問の第1は、伊方原発の使用済み核燃料棒は伊方において何体貯蔵されているのか、お尋ねをします。
 さらに、現在の貯蔵プールはあと何年使用することが可能なのか、核燃料棒が入れるのは何年以内になるのか、お尋ねします。
○議長(新宮康史君)  総務課長。
○総務課長(藤堂耕治君)  2点御質問をいただきました。
 まず、1点目の伊方発電所の燃料プールに使用済み燃料が何体貯蔵されているのかという御質問にお答えをします。
 燃料棒ということでしたが、それを束ねた燃料集合体の数でお答えをします。平成30年5月時点で1号機に237体、2号機に316体、3号機に1,105体、合計1,658体の使用済み燃料が貯蔵されております。
 次に、燃料プールの容量から、あと何年程度使用可能なのかという御質問にお答えをします。
 伊方発電所3号機の使用済み燃料プールは約1,600体の管理容量に対し、現在、1,105体の使用済み燃料が貯蔵されており、1号機の廃炉に伴い1号機の使用済み燃料を3号機のプールへ移動をした後は、貯蔵余裕が約260体となります。
 なお、3号機で発生する使用済み燃料は、年間35から40体程度でありますので、使用済み燃料プールはあと六、七年でいっぱいとなる計算となります。
 以上でございます。
○議長(新宮康史君)  大山政司議員。
○大山政司君  あと六、七年ということですが。
 そこで、質問の第2は、ウラン燃料とMOX燃料の違いと、燃料生産の企業名を明らかにしていただきたいと思います。
○議長(新宮康史君)  総務課長。
○総務課長(藤堂耕治君)  お答えします。
 ウラン燃料とMOX燃料の違いにつきましては、せっかくの御質問でございますので、少し丁寧に説明をさせていただきたいと思います。
 原子力発電の燃料にはウランを使用しますが、ウランには核分裂しやすいウラン235と核分裂しにくいウラン238があります。天然のウランにはウラン235は約0.7%しか含まれておらず、残りの約99.3%はウラン238となっております。このため、天然のウランを濃縮し、ウラン235の濃度を3から5%まで高めた濃縮ウランを燃料として使用をしております。
 発電の過程でウラン235は核分裂して熱を発しますが、ウラン238は中性子を吸収して核分裂しやすいプルトニウム239に変わります。ウラン235とプルトニウム239の核分裂によって発生した熱を利用してタービンを回し、発電をしているわけです。
 使用済み燃料には、核分裂せずに残った235とウラン238、そして新たに発生したプルトニウム239が含まれています。
 MOX燃料は、使用済み燃料から回収したプルトニウム239とウラン238をまぜてつくられたもので、MOX燃料を原子力発電所で使用することをプルサーマルと言います。プルトニウムは、ウランに比べて中性子を吸収しやすいため、制御棒が吸収する中性子の量が減少し、その効果が低下する傾向にありますが、ウラン燃料とMOX燃料を原子炉内で適切に配置することなどにより十分な安全性を確保できるとされております。
 伊方発電所3号機の再稼働に当たっては、既に許可されているMOX燃料40体の使用を前提として、重大事故等への対策が新規制基準に適合しているかどうかが審査され、2015年7月に原子力規制委員会の許可を受けております。
 伊方発電所3号機では、157体の燃料のうち16体がMOX燃料となっております。
 次に、もう一つの御質問のウラン燃料、MOX燃料はどこの企業が製造したものを使用しているのかという点についてお答えします。
 四国電力に問い合わせたところ、公表しても構わないということでありましたので、報告させていただきます。ウラン燃料については茨城県東海村にあります三菱原子燃料株式会社と大阪府熊取町にあります原子燃料工業株式会社が製造したものを使用しているとのことです。MOX燃料につきましては、三菱重工業を通じてフランスのアレバ社が製造したものを使用しているとのことでした。
 以上でございます。
○議長(新宮康史君)  大山政司議員。
○大山政司君  御丁寧な答弁ありがとうございます。
 そこで、私がお尋ねしたいのは、使用済み核燃料、ごみの処分についてでありますが、普通私たちが家庭でも、電気製品、テレビとか、洗濯機、これが傷むと電気会社に行って買いかえて、傷んだものは買い取った電気販売店が多少料金は払わないけませんが、処理をしてもらいます。また、自動車においても、新しく買いかえたいというときは、どこかわかりませんが、三菱自動車でもいいですらい、持っていって、買うて、新しいのを、すると古い自動車はその三菱自動車会社が引き取って処分をしていただくと、こういうことで今私たちの社会というのは生産したとこが処分も責任を持ってしているのが現状じゃないでしょうか。
 今課長が答弁された国産では三菱原子燃料株式会社、あるいは原子燃料工業社が生産をして、そして伊方原発のとこへ核燃料棒を販売してるんですよね。そうすると、伊方原発は電力を稼働するにはその燃料棒を入れ、その燃料棒はもし全部使ってなくなれば、電気や自動車の例で言うと販売したところへ四国電力が責任を持って返しゃあええんやないですか。販売したとこが、使用済み核ごみを受け入れないということは普通考えられんですよ。その現状は、今日本の国内にも原発稼働しているところが十五、六カ所あると思うんですが、それが今悩みなんですよ。生産したとこ、販売したとこが使用済みのごみは引き取るぐらいのことは当然あっていいと思うんですが、そのことについてどう思われます。
○議長(新宮康史君)  総務課長。
○総務課長(藤堂耕治君)  今、大山議員は家電製品と比較してお話をされたと思いますが、原子力政策につきましては、国の大きな枠組みの中で捉えられていると理解をしております。日本の原子力発電所で使用され、終わった使用済み核燃料を、議員御承知のとおりだと思いますが、集めまして、その中から核燃料のウランやプルトニウムを取り出す、それが六ヶ所村の再処理工場ということで、そこで取り出したものをまた再び原子力発電所で利用できるようにするということで、再び燃料としてリサイクルできることによって、長期にわたるエネルギーの安定供給に役立てるというのが国の進める核燃料サイクルということだと思いますので、これにつきましては製造者が必ずしも家電と同じように引き取るというものではないと理解をしております。
○議長(新宮康史君)  大山政司議員。
○大山政司君  使用済み核ごみの処分を課長にどうこう言うつもりは今ありません、やっぱりこれは四国電力のことでございますので。
 ただ、テレビにしても、洗濯機にしても、電気で動いてるんですよ。そこら辺は私としては納得のいかない状況が今あることだけ述べさせていただいて、質問の第3に入らせていただきます。
 質問の第3は、原子力発電環境整備機構は、5月26日に核のごみの最終処分についての対話全国説明会を四国では最初に高松市で開催されましたが、参加者はわずか26名でございます。26名の中には、恐らく四国電力関係の方もあると思います。そういうとどまった報道がされました。
 会議においての質疑では、原発を再稼働すると高レベルの放射性廃棄物がふえる、少なくてもこれ以上ふやさないことが重要だとの意見が出されていたようでございます。
 そこで、核ごみの最終処分場について、対話型全国説明会を伊方原発に隣接する八幡浜市で開催されるよう、高松市の四国電力本社に市長みずからが行かれ、強く実施に向けて臨まれることを前向きに考えていただき、御答弁をいただいたらと思います。
○議長(新宮康史君)  市長。
○市長(大城一郎君)  高レベル放射性廃棄物の最終処分については、電力業者が個別で対応するもの、国は、先ほど言いました。そして、それに伴う対話型の全国説明会でありますが、これにつきましては科学的特性マップの公表を契機に地層処分についての理解を深めてもらうため、原子力発電環境整備機構、NUMOが、資源エネルギー庁との共催で5月10日、大阪市を皮切りに全国で順次実施されており、愛媛県では7月19日、松山市ひめぎんホールでの開催が決定されております。高レベル放射性廃棄物の最終処分の候補地は、原子力発電所の所在とは関係なく、活断層や火山からの距離等、最終処分に適しているかどうかを基準としており、科学的特性マップにおいても県内20市町に適地が広がっております。これらのことから、より多くの人が参加しやすい県庁所在地等で開催されることがより適当ではないかと思っております。
○議長(新宮康史君)  大山政司議員。
○大山政司君  八幡浜市は伊方原発から15キロ以内に隣接してるんですよ。やはり市長、八幡浜が難しいんなら、せめて八西地域で一回この会議を開いてもらうよう、あなた、強く要請されたらどうですか。松山は県庁だからということでこの全国の会議を開くわけじゃないでしょ。まず、四国電力に対してそういう申し入れをしてくださいという私の質問です。高松へ行って、四国電力に対して、八西地域でこの会議をしていただきたいという、すべきだという要請をされるんですか、されんのですか、それをお尋ねします。
○議長(新宮康史君)  市長。
○市長(大城一郎君)  この最終処分場ということで愛媛でも20市町全てに関係していることでありまして、さきの議会でも八幡浜市としては平地が少ない、そしてこの最終処分地には適さないというようなことを私から発言しておりますので、この地でやってもらいたいという考えは、現在のところ、ありません。
○議長(新宮康史君)  大山政司議員。
○大山政司君  大城市長、あなたはことしの3月にイギリスであった世界マーマレード大会第13回英国大会の視察に行かれました。来年5月に初めての日本大会が八幡浜市で開催されるため、英国に行かれ、アットホームな雰囲気の大会にしたいというイメージを市民の前に明らかにされました。
 そこで、その大会は5月12日から19日までの間、八幡浜みなっとをメーン会場に開催し、子供からお年寄りまで気軽に参加できるよう計画されたとの表明をされ、マーマレードの楽しみを八幡浜から発信したいというアピールをされました。ことしの英国大会に出席したマーマレードは2年連続となる金賞に輝いた実績があり、おいしさもアピールされたのであります。
 ただ、ここで私が申し上げたいのは、マーマレードはおいしさだけではなく、安心・安全な食品であることが基本でありますが、さて八幡浜市から伊方町にある原発は、先ほども申し上げましたようにわずか15キロ以内であり、そこには使用済み核ごみが保管をせざるを得ない現状であります。
 まずそこで、市長が英国で開催されたマーマレード大会に行かれた3月14日から19日までの5日間はくしくも3月定例議会開催中でありましたし、私が八幡浜市議会議員として35年間務めさせていただきましたが、初めての出来事であります。そのことを思えば、市長は高松市の四国電力本社へ行かれ、原発から出る高レベル放射性廃棄物、核ごみの最終処分場について市民と意見を交換する対話型全国集会の開催を八幡浜市、先ほど言いましたように八西地区での開催実現を強く要望しますが、市長はそういう行動といいますか、要請を積極的にされるおつもりがあるのか、ないのか、お尋ねいたします。
○議長(新宮康史君)  市長。
○市長(大城一郎君)  今のところ、そういう予定はありませんが、松山で開催されることが決定されておりますので、八幡浜市からより多くの人が行くような状況になりましたら、八幡浜からバスを借りて連れていく、そして対話集会に参加してもらう、そういったことは考えれるのかなというふうに思っております。
○議長(新宮康史君)  大山政司議員。
○大山政司君  そういう考えは考えでいけないとは言いませんが、先ほども言ったように、おいしい食品の八幡浜実現についてはイギリスまで行かれたんですよ、期間中に。しかし、市民の安心・安全については、もう松山市で開催が決まっていますから私はということでいいんでしょうか、再度お尋ねします。
○議長(新宮康史君)  市長。
○市長(大城一郎君)  安全・安心も八幡浜のミカンの売り込みも一緒だと考えておりますが、この件については大山議員とは見解の相違があるのかなと思います。
○議長(新宮康史君)  大山政司議員。
○大山政司君  そこで、結びに一言だけ言わせていただきます。
 八幡浜市議会の定数は16名であります。その中での伊方原発の使用済み核ごみについての実態を誰よりも把握しているのは新宮議長、あなたじゃないでしょうか、議員の中では。ぜひとも八幡浜市、八西地域でこの全国の集会が開催されることを市長とともに四国電力へ行かれて要請していただくことをお願い申し上げます。お願いやなしに、行くべきです。このことを申し上げまして、私の質問を終わります。
 以上です。

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