一般質問(一問一答方式) R1.12 河野裕保 議員

公開日 2022年01月12日

〔河野裕保君質問席へ移動〕

 

○河野裕保君  失礼いたします。質問通告書に従いまして、大綱1点、市長並びに関係理事者にお尋ねをするわけであります。
 大綱1点は、八幡浜市におけます観光施策等についてであります。
 少しイントロダクションの時間、事前の時間をいただきたいと、こう思うわけであります。
 さきの9月議会におきましては、おもてなし条例を可決、成立をしたということで、大変よろしいと、こう思うわけでありますが、実は私は反対討論をいたしました。市民の皆さんあるいは四国の皆さん方は、大概おもてなしの心、お接待の心ができているから、今さら文言あるいは記号で表象することはないですよと、こう申し上げましたが、若干不安がよぎりましたもんですから、私は帰りまして高群逸枝、宮本常一、それと辰野和男、彼は朝日新聞の編集員をしておりまして、天声人語を執筆した男でありますが、また柳田邦男等々の本を見て、また私の祖母も明治中期の生まれでございますが、明治の終わりに田之窪から慶応生まれのおっかさんと2人で四国八十八カ所を回った、そのときに大変親切にされたよということがずうっと残っておりましたから、そういうことも含めまして私の反対討論は、これは核心を得たと、このように思ったわけであります。
 そういうことで、皆さん方もそうですが、心にそういう優しさというのは宿っておると、こういうことであります。
 そこで、高群逸枝を紹介いたしますと、彼女は熊本県生まれでございまして、24歳のときに、大正7年、1918年7月14日未明に大分から汽船宇和島丸、宇和島運輸でしょうね、宇和島丸に乗ってこの地に11時ごろ着きましたと、こう載っておりました。一番先にお世話になったのは、大黒山吉蔵寺でありますよと、こういったことです。挨拶をして立とうとしたところが、住職さんにとめられて1泊したと、こういうことでございまして、大黒屋吉蔵のこともいろいろ伺ったと。また、このお寺は37番札所とかかっておったということで、おかしいな、ここは曹洞宗であるし、大体37番というたら窪川の岩本寺なのにおかしいなと思って住職に聞いたら、なるほどなと、合点がいきましたというようなことも載っておるところであります。
 それで、彼女は、ひょんなことから73歳のじいさんと一緒に八十八カ所をもうております。当然ここから立ちますから、一番近いところは43番の明石寺であります。私は明石さん、明石さんと言いますが、ですから当然これは笠置越えだろうと、こう思っておりましたが、何と何と、若山から伊延の峠越えの大窪越えだと、こういうふうに載っておりました。この距離は短いのだけれども、相当急坂だったので、もうこれで大分疲れましたというようなことが載っておりました。なるほどな、ルート的には2つあるのかなと、こう思ったわけであります。笠置越えは観光開発で今力を入れていらっしゃいますが、大窪越えというのもあったということを皆さん方に御承知おきいただきたいと、こう思うわけであります。
 そういうことで、行く先々で非常に親切にしていただいたと、こう載っておりました。
 また一方、宮本常一につきましては、皆様方も御存じだろうと思います。彼は、何と16万キロも歩いた男であります。地球を4周しております。司馬遼太郎も忘れられた日本人について、彼は地べたをはうように、農村、漁村、村々を回って、生活あるいは技術調査をして記録に残しておる、大したもんだと、こういうふうに言っております。宮本常一はアカデミズムではないです。ですから、余計生活史とかなんとかというのは我々に身近に伝わってきて、今、彼の本はアカデミズムのそういうマルクス史観にのっとった学者よりはるかに評価が高いということであります。
 その彼が、一時期水産庁の嘱託職員になっておりまして、向灘にも来て調査をいたしております。また、彼は「対馬にて」というようなことを見よりますと、今から1,500年ほど前の生活がそのまま残ってましたよというようなことも載っておりますし、私が最も好きなのは「忘れられた日本人」の寺川夜話というのがあります。そして、土佐源氏というのがあります。そこを何回も私は行きました。そういうことで、彼は非常に私も好きな民俗学者の一人であります。
 辰野和男は、都合3回、通し打ちないしは区切り打ちで八十八カ所をもうております。彼も各町、村で親切にされておりましたよということで載っておるところであります。彼は、今まだ生きていらっしゃいますけど、本は歩き遍路ということでございまして、またよかったらお目通しをいただきたいと、こう思うわけであります。
 さて、八幡浜市にふるさと観光公社ができましたよと、こういうことでありまして、門田完司さんが会長であります。なあるほど、すばらしい人を会長にしたなと、こう思いました。
 というのは、今から48年前、昭和46年の夏でした。彼も私も極真会館芦原道場に通っておりまして、ある晩、私も、きょうはこれで稽古を終わります、あすカリフォルニアへ修行に行きますので今晩限りですよ、稽古はと、こうおっしゃいました。ほう、大したもんだなあ、俺も行きたいなと思って、私はそれから20年後ぐらいだったかな、カリフォルニアに行きましたけど。
 それで、しばらく会っていませんでした、幾星霜、何十年も。がしかし、ある幾星霜を経た数年前のある会合の席で彼に会いまして、門田さんその後どうなったんですかと、こう言いますと、出るわ出るわ、アメリカ、ヨーロッパ、そして各町、店、さまざまな修行を積んだよと、こういうことでございましたし、アルプスの峰峰も踏破しましたよと。最も驚いたのは、果ては、今パキスタンとインドが領土の紛争をしておりますが、そこのカラコルム山脈の世界第2の高峰K2に登りましたよということです。K2はエベレストより237メーター低い8,611メーター、測量記号のK2なんです、この山は。これは三角錐のような非常に難攻不落のような山でございますが、頂上までには至らなかったけれど、相当登ったよと、こういうことでございましたので、彼は文化、ヨーロッパの文化もそうですが、旅とは何かと、食事とは何か、さまざまな体験をされておりますから、最も適した人物を会長に据えられたと思っておりますので、後でも出てきますが、DMOについても勉強して、いい観光商品を生んでいただきたいと、こう思うわけであります。
 さて、大分前置きが長くなりましたので、そろそろ本題に近づきますが。
 政府は、観光産業を革新し、国際競争力を高め、訪日外国人客を成長戦略の大黒柱、地方創生の切り札として位置づけ、国の基幹産業に発展させると言っておるところであります。
 それで、2020年には4,000万人、消費額8兆円、地方での外国人延べ宿泊数7,000万人、日本人国内旅行消費額21兆円を目標に掲げておるところであります。2018年の訪日外国人客は、前年比8.7%増の3,119万人と2013年の3倍に増加をいたしており、すごい伸びを見せておるところであります。
 こういうことからも、本市も地方創生の総合戦略の一環として観光施策を、先ほど市長も言われましたが、ふるさと納税とあわせて重要課題として取り組み、稼ぐ力を引き出すと、こう明記してあるところであります。これが波及効果によって、結果として税収増も期待できると確信するものでありまして、さきの西山議員の御質問にもこれは一致するだろうと、こう思うわけであります。
 さて、質問でありますが、全国的知名度を誇る景勝地、歴史的建造物等に引けをとらない観光資源の開発等についてお伺いするわけでありますが、このタイトルから以下の質問項目については、これから派生する、そういう質問だとこのように御認識をいただきたいと、こう思うわけであります。
 地域再生計画によりますと、八幡浜DMO、デスティネーション・マネジメント・オーガナイゼイションを核とした観光地域づくりによる「やわたはま」魅力発信プロジェクト~やわたはまのトリコ~を見せていただきました。そういたしますと、ちょっと気になるところがありましたので、お尋ねするわけであります。
 2013年に開設した地域交流拠点施設、道の駅みなとオアシス八幡浜みなっとは、年間100万人を超える利用者が訪れる愛媛県を代表する観光、交流拠点に成長し、産直販売を中心ににぎわいを見せておると。本市は年間を通して安定的に観光客を誘致できる全国的な知名度を誇る景勝地や歴史的建造物等の観光資源に乏しいため、当スポットを訪れた観光客等は市内の他地域への誘客につながっていないと、こう嘆いておられるところであります。
 そこで、お聞きいたしますが、当局の言う全国的な知名度を誇る景勝地、歴史的建造物、これの観光資源に乏しいとありますが、恐らくユネスコの世界遺産である自然、文化遺産、国立公園、国定公園、そして重伝建、重要伝統的建造物群保存地区等がないから、これがうちは弱いんだと、このように私は受け取っておるんですが、まずそっから行きましょう。そうですかね。
○議長(石崎久次君)  商工観光課長。
○商工観光課長(小野嘉彦君)  お答えします。
 議員御指摘のとおり、八幡浜市には歴史的建造物等の観光資源は豊かではありません。そこで、現在、着地型観光推進体制整備事業を委託している一般社団法人八幡浜ふるさと観光公社が八幡浜ならではの自然や町並み、仕事や暮らしを地域の方々との交流を通して体験してもらうことで田舎暮らしの魅力や豊かさを実感してもらうことを狙いとした体験プログラムの整備を進めています。名所を見て回る観光ではなく、体験交流型の観光を推進することで、八幡浜を訪れる人たちが継続的に八幡浜と深いかかわりを築いていけるような機会を提供できればと考えております。
 以上です。
○議長(石崎久次君)  ありがとうございました。
 河野裕保議員。
○河野裕保君  この後にまたつながるような御答弁でございましたが、ありがとうございました。
 私が思うのは、八幡浜市、まずこの南予のほうの都市もそうですが、A級、超A級、B、C級、B、C級戦犯じゃありませんよ、B、C級の観光資源が我々の地方都市だと、こう思うんであります。つまり、グルメでいえば、フランス料理のフルコースはA級だろうと、ミシュランガイドの3つ星が、これが我々には手の届かないような料理だろうと、これらが観光でいえば世界文化遺産であり、国定公園であり、国立公園であり、重伝建であると、こう思うんであります。ですから、今課長申しましたように、サンショウは小粒でぴりっと辛い、この商品を開発する以外にはないということであります。
 今、食傷ぎみといいますか、世界の観光客は地域に目を向けております。この後も出ますが。ですから、SNS、口コミ、これは私もこの間口コミやらSNSをちょっと人のがですで、見てみよりましたら、なるほど丁寧に書いてありますわ。例えば、ある観光地へ行くときには、乗り物はこう乗って、乗りかえてこう行け、そういうふうに載ってます。そういうところもにも情報発信といいますか、恐らくこれからの質問に出ると思いますが、そういうこともぜひやっていただきたいと思うわけであります。
 ということで、次へ参ります。
 観光入り込み客の1人当たりの客単価が1,000円と、こういうことでありますが、現時点での年間の観光入り込み客数が177万8,700人ですよと、こういうことでありまして、観光消費額18億4,327万円、1人当たり消費額は1,037円と、こう出るわけであります。宿泊総数の割合が5%前後で観光消費の額が弱い、地域経済の効果が非常に小さくて課題でありますよと、こういうことでありますが、私の国内の旅の経験からいいますと、これはほぼ妥当な数字だろうと、こう思うわけであります。
 当局は1人当たりの旅行消費額が低い、宿泊数の割合が5%、なぜそういうふうに低いのか、私はほぼこれは妥当な数字だと思うんですが、そこら辺の分析をされておったら報告を願いたいと、こう思うわけであります。
○議長(石崎久次君)  産業建設部長。
○産業建設部長(菊池司郎君)  平成30年観光客数とその消費額調査によると、愛媛県全体の1人当たりの消費単価は約4,500円で、当市の消費単価はかなり低いものとなっています。そもそも、当市はいわゆる観光地でないことから、観光客向けの定評あるお土産が十分知られておらず、また購入できる場所も限られていることが消費単価の低迷の一因ではないかと思います。
 また、観光客の当市への滞在時間が短いことも原因の一つと推測されます。これらのことから、消費額を上げるためには当市名物のお土産を広くPRするとともに、宿泊も含め、当市への滞在時間を長くすることが必要と考えられます。八幡浜市ふるさと観光公社で地域の文化、歴史、自然といった地域資源を生かした当市でゆっくり楽しめる体験型観光コンテンツの造成にも取り組んでまいります。
 以上でございます。
○議長(石崎久次君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  ありがとうございます。私の経験上と申し上げましたが、今部長が申し上げましたように、滞在時間が短いですよ、売り込むお土産もいいのがありませんよと、こういうことですが、全くそのとおりであると思います。
 私も、多いときには1日1,000キロ前後走ります、車で。それで、1カ所ではないですから、何カ所も行く。そして、昼飯は1回です。途中に安い温泉の宿といいますか、ただの露天風呂は何ぼでもありますから、中国地方に行ったら。そこで疲れをとって、またほかへ行きますよと。ですから、1カ所には大体1人1,000円ないし1,500円です。それで、また次へ行ったら同じぐらいの消費をしますよと、こういうことですから、私も滞在しません、何カ所も回りますから。何カ所も回って、私の場合はリピーターといいますか、気に入ったところは何回も行きます。
 例えば、この前課長にもこう申し上げたわけでございますが、兵庫県の新温泉町に湯村温泉といういい温泉があります。これは、NHKの夢千代日記、早坂 暁が脚本で、吉永小百合がなった。この間死んだケーシー高峰は、ニセ医者になって出ました。そこの温泉の近くに但馬牛です。神戸に出たらこれは神戸牛になります。年に1回だけ私はぜいたくな旅をします。但馬牛を食います。そのときには、最高級はよう食いません、5,000円ぐらいですから。それのステーキを食いに行きます。そこは1カ所ですから。そのほかもよう行くときには、今言うように単価はその場所で1,000円ぐらいなもんです。
 ですから、八幡浜を訪れる客も恐らくよそへ行かれるんじゃないかと思うんです。泊まりませんから、私は。1日1,200キロ走ったこともあります。泊まったのは、信州の南信州ぐらいです。あれはなかなか帰るといってもいけませんから。高野山ぐらいは朝早うから6時のフェリーに乗って、向こうに8時に着いて、それで向こうの龍神温泉に行くから風呂へ入って、それで晩の8時の和歌山から発の分に乗ったら夜中ぐらいに着きますから。そういうことで、大体私は1日は24時間で勘定してますので、24時間、時間はそのとおりです。ですから、移動は車で何カ所も行きますということであります。ですから、単価的には非常に安いと。
 がしかし、地のうまいものを食べたいなと思ったら、ちいと銭を払います。例えば出雲のほうとか山陰へ行きますと、錦織 圭さんがよう言いますノドグロです。これはうまいです、ここにも売ってますけど、全然違う、大きさも。そういうことで、いいものをどんどん開発、この後またお魚の関係でも言いますから、加工場の関係でも言いますから、そういうことでいい商品をぜひとも課長さん開発して、お金を使わせるようにしてください。
 次へ行きます。
 みなとオアシス八幡浜の来場者年間100万の消費動向等の分析であります。
 観光産業において稼ぐ力と、こういうことが非常に大きいだろうと、こう思うわけであります。この年間来場者100万人、これはとてつもなく大きな数字であり、私は意味を持っていると思います。こういう大きな数字、どんと1カ所に集まるというのは、愛媛県下でもないと思います、道後以外は。そして、その人たちは、フェリーの利用客、乗船か下船か、また家族の旅行なのか、個人の旅行なのか、団体さんのレクリエーションの目的の客なのかと、また出張、業務、知人訪問の客なのかと、こういう来訪者、来場者の内訳をどう捉えていらっしゃるのか。
 その中では、県外は何人、何人というわけにはいきませんから何%、県内、そして我々市民はどのぐらいを占めてるんですかと。そしてまた、外国人旅行客のインバウンド、これはどのぐらいを占めてるんだろうかということについてぜひともお聞かせを願いたいと思うわけであります。どうぞ。
○議長(石崎久次君)  政策推進課長。
○政策推進課長(垣内千代紀君)  お答えします。
 八幡浜みなっとの来訪者に関するアンケート調査を平成29年に実施していますので、この内容についてお答えしたいと思います。
 このアンケート調査は、愛媛県と八幡浜市がいよぎん地域経済研究センターに委託して、平成29年9月15日の平日と9月18日の祝日の2日間、調査員が来訪者に直接聞き取りする方法と、9月中旬から下旬にみなっと内の各施設にアンケート用紙を設置する方法で実施し、合計930人の方から回答を得たものです。
 まず、属性ですが、性別は男性41%、女性59%、年齢層は20代、30代が21%、40代が17%、50代が19%、60代が23%で、総じて幅広い年代の方が来訪しているという結果になっています。
 来訪者の住所地は、八幡浜市が39%、南予地方が20%、松山市が13%となっており、県外は22%で、海外からの来訪も0.3%ありました。
   (河野裕保君「何ぼ」と呼ぶ)
 0.3%、930人に対しては恐らく3人です。
 なお、市外からの人の割合ですけど、平日が53%、祝日が65%という結果でありました。
 次に、来訪回数は、八幡浜市及び南予地方の方は10回以上と回答した割合がそれぞれ95%、59%と最も高く、その他の地域の方については初めて来たと回答した方の割合が38%と一番多かったものの、10回以上と回答した方も22%ありました。
 交通手段は、回答者全体では自動車が78%と最も高い割合を占め、市内の方は自転車、徒歩が31%と自動車に次いで多く、その他の地域の方についてはフェリーが5%、観光バスが8%という結果でした。
 次に、来訪の目的は、食品等の買い物が59%と最も多く、次いで食事が23%、土産物等の買い物が22%という結果でした。
 最後に、八幡浜みなっとで買い物、食事などをした金額ですが、1,000円から3,000円の割合が43%と最も多く、次いで1,000円未満が19%、3,000円から5,000円が14%で、平均金額は2,671円という結果でした。なお、1万円以上と回答した方も4%いました。
 以上です。
○議長(石崎久次君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  リピーターといいますか、何回も来ていらっしゃる方が多いですね。また、そういう方を引き続き引きつけることと、新たな顧客の開拓ということに尽きるだろうと、こういうふうに思うわけであります。また後の質問につながりますが。
 ここは市長さんもおっしゃるように、お魚ですから、勝負は。魚を料理したものをお客様にPRして、おいしいからまた行こうかなと、こういうことです、魚、専用の。私、自慢じゃないです。ドブロブニクというところがあるわけですが、クロアチアに、世界遺産の、そこでタコサラダというのを食いました。これは、バルサミコ酢であえたやつですが、中にオリーブも入っておりました。これ安くてうまい、そういう八幡浜独特の食文化というのもあると思いますので、それプラス開発です。ここは八幡浜、これがうまいでっせと、魚はこれですよと、これでいてほしいと、このように思っておりますので、期待をしておりますので、課長さん、部長さん頼みます。リピーターをうんとつくってください、八幡浜はいいですから。この後また段々畑でも言いますけど。こういうところはないですよ。
 次は、地域限定旅行業についてお尋ねをするわけであります。
 地域限定旅行業とは、着地観光の推進によってその土地ならではの、先ほど課長も言いました、観光資源を活用した旅行商品を企画し、実施する地域を限定し、それを限定して可能とする新しい旅行業の種別と、こうあります。DMOのデスティネーション、この目的地のある範囲は八幡浜市だけなのか、いや隣接する伊方ないしは西予のある部分、大洲のある部分を含みますが、ということですよね。
 それと、またみずからが観光業者、これ限定旅行業、DMO、広報はついてますが、登録とってますから、大手に負けないように団体旅行をとれるのかと、こういうことです。それで、デスティネーションの範囲と大きい観光バス等をチャーターできるぐらいなそういうDMOであるのかどうか、そこらも兼ねて質問したいわけでありますが、課長さん、お願いいたします。
○議長(石崎久次君)  商工観光課長。
○商工観光課長(小野嘉彦君)  お答えします。
 地域限定旅行業は、地域の観光資源の活用を促進することを目的に、平成24年に創設された新しい旅行業の種別であります。取り扱い可能な業務範囲が原則みずからの営業所のある市町村とその隣接する市町村に限定されているのが特徴で、八幡浜市の場合、八幡浜市、隣接する大洲市、伊方町、西予市、さらに直行便の航路がある別府市、臼杵市、空港がある松山市が業務範囲となっております。
 制限されるのは地域のみで、募集する人員の制限はありません。
 以上です。
○議長(石崎久次君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  これはまた頼もしゅうなります。私は、商品を開発してお客さんを呼ぶのにもデスティネーションと同じように限界があるのかなと思っておりましたら、それは幾ら呼んでもいいですよと、こういうことですので、どんどん商品開発して、着地型でもそうですし、発地型でもいいですから客を入れて、うんと買わせるようにしていただきたい。そのことが稼ぐ力ということになるわけですから。期待しております。
 続きまして、着地型観光についてお尋ねをいたします。
 着地型観光が今脚光を浴びているようであります。着地エリアならではの魅力ある体験プログラムを企画販売するとありますが、目下どのような商品を開発し、販売しようとされているのか。
 先ほど課長が冒頭に申し上げました修学旅行もそうですし、体験型ですよというようなことも含まれるだろうと、こう思いますが、お願いいたします。
○議長(石崎久次君)  商工観光課長。
○商工観光課長(小野嘉彦君)  お答えします。
 観光公社では、ことしの4月以降、八幡浜ふるさと体験と銘打ったプログラムを販売しており、具体的には、宇和海漁師直伝!養殖餌やり&船釣り体験、豊かな森を守り育てる!森林組合入門体験、みかん農家さんに教わる、みかん山整備体験、梅美人酒造さんに教わる、酒蔵体験、磯崎地区のみなさんに教わる「さつま汁」づくり体験、以上の5つのプログラムを提供しています。
 ターゲットは国内の個人旅行者で、ホームページやチラシで販促を図るほか、大手旅行会社の商品に組み込んでもらうよう、今後営業活動を行っていきます。
 なお、これまでの実績は、養殖餌やり&船釣り体験3件であります。
 以上です。
○議長(石崎久次君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  これは林業や漁業やミカン、農業がありますが、受け入れ態勢はできてはりますんですか。体験を受け入れる受け入れ側。
○議長(石崎久次君)  商工観光課長。
○商工観光課長(小野嘉彦君)  今の体験プログラムは、全て受け入れ態勢ができております。
○議長(石崎久次君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  今も販売をされておって、大手の旅行業者にもお願いしてますよと、こういうことですが。心当たりといいますか、今打診して観光業者にもプログラムに入れてもらう、観光商品として取り組んでいただきますよということですけど、そこらは接触した感じはどうですかね。来そうですか。そこら辺の手応えよ、言うたら、どうですかね、手応えは。
○議長(石崎久次君)  商工観光課長。
○商工観光課長(小野嘉彦君)  済みません。大手旅行会社には今後営業活動を行っていくということで、今は個人旅行者向けにしか取り扱ってはおりません。
○議長(石崎久次君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  そしたら、これからということですから、着地型はまだやってないということだね、今までには。
○議長(石崎久次君)  産業建設部長。
○産業建設部長(菊池司郎君)  ただいま課長のほうから答弁申し上げましたのは、実際、今述べましたプログラムは既に受け入れ態勢、地元で対応していただく方と協議した結果、できたものから商品開発をして、実際個人旅行者向けに販売をしております。そして、先ほど議員さんが申されましたように、大手旅行社への売り込み、それによってたくさんのまたお客さんを期待できるわけですけれども、今スタートしたばかりですので、今個人消費者向けのプログラムを販売開始したと、今後大手に向けても営業活動を行っていきたいという旨で答弁をさせていただきました。
○議長(石崎久次君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  ということは、まだ実績はないですよと、こういうことですね、個人の引き受けについても。
○議長(石崎久次君)  産業建設部長。
○産業建設部長(菊池司郎君)  個人の実績は先ほど申し上げました3件、これは養殖餌やり体験ですけれど、これは実際あっております。
 以上です。
○議長(石崎久次君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  はい、わかりました。どうも私も着地型や何やというのが腹入りしとらんもんですから、ごめんなさい。新たな考えに基づくという観光の行政でございますので。
 次、発地型観光に比べ着地型のほうが地域の振興につながると、こうありますが、稼ぐ力における私は爆発力においては、なかなか前者、発地型のほうも負けてはいないと、こう思うわけであります。
 その着地型のほうは、末永くある程度引きとめて、体験型とかなんとかありますので、一過性ではないかもわかりませんが、殊、稼ぐ力においては発地型のほうの観光バスにどおんとお客様の団体さんを呼び込んで物を売ったほうが瞬発力があるような気がするわけですが、そこら辺の御答弁をお願いをいたしたいと思うわけであります。
○議長(石崎久次君)  商工観光課長。
○商工観光課長(小野嘉彦君)  お答えします。
 着地型観光の目的は、発地、いわゆる出発地の旅行会社では知り得ない着地、いわゆる地元ならではの独自性の高い地域密着で魅力的な旅行商品を造成することです。これを発地の旅行会社に販売することもできます。発地の旅行会社としても、多様化する旅行者のニーズに対応し、かつ厳しい業界内競争に勝ち抜くためにも常に魅力的な旅行商品を求めており、両者のニーズは一致します。つまり、まずはその地域ならではの魅力をしっかりと商品化すること、すなわち着地型観光を推進することが必要であり、その一環として現在観光公社では体験交流型の観光を推進しています。
 以上です。
○議長(石崎久次君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  ひところ、魚市場で競りをやりよりまして、私も何回か行きました。都会の人は、そういう体験といいますか経験が余りないもんですから、私が思うのに、大手の観光会社さんが団体を集めますよと、参加料は1万円です、八幡浜魚市場に寄って競りにも参加できますし、海鮮丼はただですよと、ちゃんぽんもただですよと、それで参加料は1万円で、あとはお土産を買うのは個人の自由ですよと。これ発地型と言うんですか、これは着地かどうかわかりませんが。そういたしますと、かなり金が伸びまっせ、金落ちますよ。
 というのは、今はもうやめていらっしゃいますが、ドライブインがございました、この近くに。経営者はおっしゃいました、観光バスが1台がとまって、女性客が大分乗っとったら多いときには70万円ですよと、男性客はおりてトイレを拝借するだけでなかなか買いませんよと、こういうことですから。女性客をうんと募って、体にもいいですからお魚の肉は、魚肉は。それで、そういうふうに着地型もそうですが、爆発力を生むためには、大型観光バスをチャーターして、参加募集をして、大手の観光会社にお願いして、どんどん1バスに40人、50人乗って市場へ来させてみてください。そしたら、シーフードセンターのお魚も売れまっせ。
 そういうアイデアというか、着地型の地元ならではの商品もそうですが、一過性で団体を呼び込んで金を落とす、そういう方法も私はぜひとも必要だと、こう思います。競りを経験させて、それで買わす。お土産も買っていただく。ただし、ちゃんぽんや海鮮丼は参加料1万円ないし1万2,000円の中に含まれてますよと、こういうことをしたらどんどん来るんじゃないですかね。これは東京から焼津のほうにそういうバス便がよくあります。マグロを買って帰ります。マグロ丼はただです、その中に入ってますよと、こういうことですから、魚のよさというたらそこらですから。それで、今やったらフグもそうですし、フグ刺しを食わせたらいいですから、金もろうて。そういう案はどうですか。それを発地型、どういうかわかりませんが、そういう案も今言うように着地型と並行して観光商品として発売する、PRするというのも大事だろうと思いますが。どうですか、課長。
○議長(石崎久次君)  商工観光課長。
○商工観光課長(小野嘉彦君)  河野議員言われるとおりでありますが、向こうも八幡浜市に魅力的な商品があるかどうかがわからないので、そういう部分を旅行代理店にちゃんとこちらがPRして、説明して商品を売り込みに行きたいと考えています。
○議長(石崎久次君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  ですから、そういう商売を営む人と協議するわけよ。行政としては観光バスを呼びたいんだと。そしたら、魚市場も、何年前だったかなあ、競りに参加するようにどがいぞ協力してくれやと。それで、お魚のどーや市場にどーや食堂にも協力をお願いする、昭和水産にもお願いする、こういう観光バスを呼んで販路を拡張して売り上げを伸ばすためには皆さん方の協力もぜひとも必要だし、八幡浜の魚のまちの名前を上げるのにもいいチャンスだからというふうに業者とも話をしながらいかに稼ぐ力を引き出すかですから。
 これに書いてありますかね、稼ぐ力。それは総合戦略もそうですし、政府の観光行政についても稼ぐ力を引き出すんだと、これは太いですよと、こう言ってますので、ぜひともそういうふうに八幡浜の魚を売り込む、商品化を考える、うまくて安くて、高くてもうまかったら買いますから、そこらは業者らとも一緒になって大きな観光バスを呼んで、団体さんに金を使わすようにしましょうや。お願いしときます。
 次は、シーフードセンター八幡浜の商売繁盛戦略であります。
 シーフードセンター八幡浜につきましては、みなとオアシス八幡浜みなっとへ100万来ますので、この100万をどうしたら引きつけて、シーフードセンターの加工品を買っていただくか、そういう戦略というのはお持ちになっておるだろうと思いますが、その辺どうですか。
○議長(石崎久次君)  産業建設部長。
○産業建設部長(菊池司郎君)  シーフードセンター八幡浜の運営主体は八幡浜漁協となりますが、少人数で作業を行っていること、大量生産が困難であることなどから、現在、業者からの委託を受けた魚の下処理などの受け入れ加工を主に行っております。
 一方、ふるさと納税、お中元、お歳暮のコラボ商品の販売などにも取り組んでいるところであります。
 シーフードセンター八幡浜で取り扱う観光者向けの商品としては、アゴラマルシェで販売している大島ポテトチップス、新商品の天然マダイ茶漬けなどがあります。
 みなっと100万人の来場者、観光客向けの商品開発、販売も重要であると認識しています。経営状況の改善に結びつけるためにも、今後の具体策として八幡浜高校商業研究部と連携開発したハモのすり身だんごや大島の魚を利用した商品化など、観光施策に貢献できる商品開発、販路開拓を八幡浜漁協へアドバイスをしながら、市としても支援してまいりたいと考えております。
○議長(石崎久次君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  これぜひやってくださいよ。というのも、先ほど申しましたように、私も山陰海岸とか好きですから、よう行きます。それで、ノドグロはさっき言いましたが、うまいですよ、焼いて食うても。焼いて売りよります、においをぷんぷんぷんぷんさせながら。
 それと、私は先週、10日ほど前の土曜日やったかな、10日ほど前に大きなイトヨリがどーや市場で1匹100円です。これは刺身にもできますよと、煮つけもできますよと、こういうことでした、イトヨリ。イトヨリはうまいです。物すごくおいしい、もちもちっと。若干ノドグロよりかは油が落ちるというか、油の濃さがないので淡泊な味がしますが、煮つけもうまいし、これなんかも、どがいぞ干物みたいにしたら、キンメダイまではいかんかわかりませんが、商品化には絶対なりますよ、イトヨリも。カマスもそうです。カマスも安いときには何十匹と私も買うて干物にします。そして、アマギなんかもそうです。売ろうと思うたら、アマギもトロ箱1つ1,000円か2,000円ぐらいでありますから。それでさばいて冷凍します、私らは。そして新しいときのままオカラを詰めて、丸ずしにします。これは太りませんし、体にもいいです。そういうものを大衆食品としてどんどん魚も加工ないし生のほうも、料理方も教えて、販路拡張、売り上げも伸びると、お客さんも喜ぶと、これは一石二鳥です。
 そういうことで、シーフードセンターも漁協管理かどうかわかりませんが、ぜひとも販路拡張に向けて、これなかなかいけんで、市の補助というか販路拡張がなかったらまんま食っていけませんでという危機的な意識があったら生まれます。やっぱり甘さがあるんじゃないですか。甘さというか、そこまでせんでええわいというような気があるかもわかりませんが。しかし、競争ですから、加工場ができた限りは、売り込んでもうけるというふうに徹底していただきたいとお願いしておきます。
 次、観光資源。
 松村正恒の作品群の観光商品化、これはどう考えてますかと。これは観光商品になりまっせ、私は思いますが。はい、どうぞ。
○議長(石崎久次君)  副市長。
○副市長(橋本顯治君)  松村建築は国の重要文化財に指定している日土小学校を初め5カ所あり、それぞれの用途で使用されています。市内にある重要文化財は御存じのとおり、日土小学校と三尊仏、たったこれだけであります。
 日土小学校は、現役の小学校であり、道後温泉同様、現在も現役の施設として使用されているところが大きな魅力になっています。このため、現役の学校である以上、観光としての利用にはおのずと制限があります。
 その他で川之内小学校と他の作品についても、地理上の制約、現況からのリニューアル等の課題があり、観光の素材としては十分なものではないと考えています。
 現在のところ、松村作品である旧図書館を活用して松村正恒記念室といったものを整備してはどうかという考えがあり、これがうまく整備できれば、外から見る日土小学校とあわせて観光のポイントとして機能することも期待できるのではないかというふうに考えています。
○議長(石崎久次君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  松村正恒さんをもう少し再評価せにゃいけまへんな。というのは、昭和35年、今から59年前、日本の建築家ベスト10の中の一人に入りました、丹下健三らと一緒に。そして、今、副市長が言いましたように、戦後木造建築物で初めてですよ、重要文化財は。こういう日土小学校の東校舎、中校舎は重文になっておりますが、確かに現役の学校ですから。がしかし、外から見るのでもいいです、これは。裏から見て、中に入らんでいいんですから。中へ入って見るときには、週、土曜日なら土曜日と決めて、そして、観光業者等にも働きかけたら、これはお客さんが来ると思います。
 重文といえば、西予市の開明小学校、あれはもう済んだ学校ですから。国宝は開智学校、松本の、これも有名ですけど。うちのモダニズム建築の合理的で風土に根差した松村建築いうのは最高です。恐らく今は東大の教授をやめて今は江戸東京博物館の館長をやっておる藤森照信さんかに言わせたら、それはすごい評価されると思います。見るだけでもいいですから、そして裏へもうて、あの水辺とあの校舎とあの図書館というか、デッキというか、ああいうところも見てもろうたら、これが学校だ、風土に根差したこれが本当のモダニズム建築だということが見るだけでわかりますから。私もこういうのが好きですから、久万の直瀬小学校もアポなしで行ったことがあります、団体さん連れて。そして、内子の中学校、大江先生の知る人の設計者がやった大瀬中学、これは鉄筋ですけど、いいです。
 ですから、なぜ私が松村をもっと宣伝せえと言うのは、今、隈 研吾、11月30日に国立競技場が完成いたしましたが、隈 研吾はバブル時代は仕事ありませんから。がしかし、今、50カ国で300のプロジェクト持ってますから。その隈 研吾の作品の聖地としてあるのはどこか知ってますか。これは梼原です。雲の上のそういうホテルもつくる。庁舎もそう、図書館もそう、ギャラリーもそう、隈 研吾の、6つかな、作品が。私も梼原大好きですから、先ほど言いました宮本常一の忘れられた日本人の茶屋谷が出てきます、土佐源氏の。だから、年に最低でも1回ないし2回は行きます。龍馬脱藩の道も行って歩きますし、そういうことで、ぜひとももっと松村先生を押し上げるように観光産業として成り立つというか、その一環としてやってほしい。そういたしますと、むくり屋根にもつながってくるし、西のおやけにもつながって観光客行きますから。学校は現役の学校ですからなかなか観光には結びつきませんじゃなしに、方法です。考えたら何ぼでもある、松村と匹敵するだけ、モダニズム建築のこれは威風ですから、もっともっとやって松村の聖地でありますよと、こういうことですから、ぜひとも取り組んでいただきたい、こう思うわけであります。
 次、段々畑。
 段々畑の商品化をどう考えてますか。もう時間がなくなるさけえ、はい、お願いします。
○議長(石崎久次君)  市長。
○市長(大城一郎君)  今年度、四国運輸局が主催、観光公社と連携して訪日グローバルキャンペーンに対応した南予地域体験型観光コンテンツ造成事業を実施をしております。これはインバウンドをメーンターゲットに、地域の体験事業者が主体となって八幡浜、伊方ならではの体験型観光商品を造成することを目的にしています。年度内に6つの体験型観光コンテンツを磨き上げ、商品化することを目標にしておりますが、そのうちの一つがミカン山を舞台としたコンテンツになっています。
 具体的には、ミカンの段々畑やその周辺の景色の美しさを楽しみながらミカンを収穫したり、農道をハイキングするなどの内容を検討しています。ただし、収穫体験は農繁期に限られるため、実施する時期や場所については、地域での受け入れ態勢、これをしっかりと整備した上で今後詰めていきたいと考えています。
○議長(石崎久次君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  いいですね。ぜひお願いいたします。というのは、私、段々畑大好きですから。遊子水荷浦の段々畑は毎年行きます、じゃがいもまつり、4月29日。それで、5つないし10まで買うときもある。掘りたてのおいしい。あれは早掘りですから。あそこも3つの太陽です。直射、輻射、反射、早くできまっせえ、あそこは。それと、段々畑は大好きですから、棚田も好きです。この近辺の棚田、棚田百選もほとんど行きます。
 それと、棚田好きですから、夏には龍脊棚田、これはチワン族自治区です、広西省の、中国です。これは見事なもんです、チワン族。体格は小さいですけれども。あれも体験型ですかね。地元の炊き込み御飯を食べたりしました。非常に外国人が多いです、龍脊棚田も。
 ということで、私も思うんですが、段々畑はもう少し草がないようにせにゃあいけんと思います。石垣が見えるように。どこもきれいです。今言う遊子水荷浦もそうですし。私はスイスのレマン湖にブドウ畑があるわけですけど、これも草木が一本もない、このブドウ畑。そういうことで、あそこも3つの太陽です。
 それで、そこは今市長も言いましたように、トレッキングとか散策コースをつくっています。ぜひともミカン畑、競技的にもトレッキングで権現山の往復に1等になったらミカンの賞品やるとか、そういうのもおもしろいでっせ。そして、農道、取り入れ時期は邪魔になるからあれですが、そういうふうにやっていただきたいと、こう思うわけであります。ぜひとも売り出して観光客を引きつけて、ミカンも売る、魚も売る、何ぼでも商品というかアイデアが浮かんできまっせ、私。期待しております。お願いいたします。
 1回スイスのレマン湖のブドウ畑、ラボーというところですけど、ラボー地区に行ってみてください。イギリスの湖水もきれいですが、ここもすばらしいところですので。
 次に行きます。あれ、大分時間ないようになったなあ。
 訪日外国人客の受け入れ戦略、これをどう捉えておるか。お願いします。
○議長(石崎久次君)  市長。
○市長(大城一郎君)  日本政府観光局の訪日外客統計によりますと、昨年の日本全体のインバウンド客数が3,119万人、消費額は4兆5,000億円を超えております。さらに、政府は2020年の目標を4,000万人、8兆円、2030年の目標を6,000万人、15兆円と設定しており、地域経済に与える影響は大きいものと思われます。
 このような中、八幡浜市においても地域振興の一環としてインバウンドの受け入れ環境を整備することは急務であると考えています。
 先ほど御説明した南予地域体験型コンテンツ造成事業は、インバウンドをメーンターゲットとしたもので、あわせてインバウンド向け旅行会社によるモニターツアーを実施し、専門家や外国人目線でのアドバイスを受けながら、体験型観光商品の造成を進めています。
 また、今年度造成する体験型観光商品のうち、できのよいものについては観光庁日本政府観光局が積極的に海外へPRしてくれる、そのようになっておりますので、それらにより今後積極的な販促を図っていく予定にしております。
○議長(石崎久次君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  期待いたしております。というのは、私は、気に入ったところに何回も行きますから。いうのは、西山村、東山村、今は三好市です。そこはインバウンドが多いでっせ。大きな外国の、これ香港と言いよりましたかなあ、大手の旅行業者と契約しながらやっておると。ここは落合、また落合集落というのがありますし、かずら橋も上と下にありますし、東祖谷山、西祖谷山、そしてかかしの名頃というところもありますし、かかしのおばちゃんは私はなじみになっておりますが。それと吉野川の大歩危、小歩危のラフティング、それもセットになっておりますから。行かれてみてください、ラフティング、これはおもしろいでっせ。病みつきになりますわ。そういうことで、絶対、私のところも、この湾にポンポン蒸気をやって走らせたりするとか、いろいろアイデアありますから、インバウンドのお客さんを呼ぶように期待をしております。ありがとうございました。
 いよいよ時間が参りました。
 次、生物多様性保全及び市民と観光客の共存、諏訪崎であります。
 今、諏訪崎の一番上はキャンプ場になっておりましたが、そのまま残っておって、今、活用されてない。これは今活用してない、水道もとめてますということですが、そのまま残ってますから、今、火をくべたら飯ごう炊飯ができるようなくどもそのまま残ってますから。それを撤去して、1回子供用にフォレストアドベンチャー、ツリーハウス、そこをぜひとも。頂上は空間であいてますし、両側に木が立ってますから、外からは、その中のはげ山ということはないですけど……。そこら辺、どうぞ。新たなキャンプ地等をお願いしたい。
○議長(石崎久次君)  商工観光課長が答弁して終わりとします。
○商工観光課長(小野嘉彦君)  観光公社は、地域密着型の旅行業に取り組むことにより、八幡浜市の持続可能なまちづくりに貢献することを目指しています。近年、主要な観光地では、インバウンドを初めとした急激な観光客の増加により、オーバーツーリズム、いわゆる観光過剰が大きな問題として浮上しつつあります。観光客による自然環境の破壊や市民生活に対する負の影響のことで、それでは元も子もありません。観光公社としては、市民の憩いの場であり、生物多様性の宝庫である諏訪崎を守るためにも、十分な知識を有したガイドによるエコツアー等の造成を今後検討していきたいと考えています。
 また、現在、諏訪崎のキャンプ場は閉鎖し、インターネットの地図上にも表示されないように対策をとっていますが、例えば夏休みにキャンプツアーとして磯遊び体験や料理づくり体験とテント泊をセットにした旅行商品を造成するなど、利用期間、用途を限定して活用することで新たな誘客を図っていくことも十分に考えられます。
 そして、その販売で得た収益の一部を環境保全や地域活性のために活用することで、持続可能な観光、市民と観光客との共存を図っていければと考えています。
 以上です。
   (河野裕保君「ありがとうございました。諏訪崎は最高ですから。私は毎日行きますから、あそこは。それで……」と呼ぶ)
○議長(石崎久次君)  もう。
   (河野裕保君「終わりました」と呼ぶ)
 終わりました。
   (河野裕保君「また、子供連れのキャンプファイアもこの間出会いました。金曜日でした。多いです。ということで、開発と保全となかなか難しいことになりますけれども、我々のあそこは財産ですから、ぜひとも子供用にも何とか活用できるようにしてください。一回、市長、行ってみてください、一番上。それで、キャンプファイアや……」と呼ぶ)
 終わってください。質問の時間は終わっております。
 休憩をいたします。

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