一般質問(一問一答方式) R2.6 西山一規 議員

公開日 2022年01月13日

〔西山一規君質問席へ移動〕

 

○西山一規君  では、私も大綱2点について通告のとおり質問をいたしますので、よろしくお願いいたします。
 まず、大綱1、八幡浜市のお金の流れについてであります。
 半年前にも同じタイトルで質問させていただきまして、そのときのおさらいとして、八幡浜市という塊を考えたときに、景気がよくなるためにはどうなったらいいのかということで、市から出るお金を減らして市に入るお金をふやす、そして市内でお金を回すということが景気をよくするためには大事なんだということで質問をいたしました。
 それで、今回新型コロナウイルス対策として特別定額給付金が出ておりますが、ちょっと伺いますが、この特別定額給付金について、ほかの会でも数字は示されてありましたが、もう一度全員が受け取る場合に八幡浜市全体での給付額は幾らになりますでしょうか。
○議長(石崎久次君)  総務課長。
○総務課長(井上耕二君)  特別定額給付金の支給対象者は、基準日であります本年4月27日において八幡浜市の住民基本台帳に記録されている方となっております。
 同日時点の人数は3万2,908人ですので、1人当たりの支給額10万円を乗じますと32億9,080万円となります。
 以上です。
○議長(石崎久次君)  西山一規議員。
○西山一規君  八幡浜市全体で見ると、この32億9,080万円、これが八幡浜市の中に国から来るというふうに考えることもできます。実際は個人に行くわけですけども、市内という枠で考えれば、それだけのお金がふえるというふうにとってもよろしいかと思います。
 当初国のほうは対象を絞って30万円という話があった中で、全員に10万円というふうに変わりましたので、最初のころよく、私もそういうふうに感覚としてとってたんですが、今回のコロナで収入に影響がない人、こういう人はこの10万円を辞退すべきではないかという意見もありましたし、私もああそうだなというふうにも思っておったんですが、よくよく考えると、これ辞退すると、せっかくのこの32億9,000万円から辞退した分が減るということですから、八幡浜市の中で動くお金が減ってしまうということになります。
 ですから、途中でこれは辞退はいかんなと思いまして、辞退しないほうがよいのではないかと、私としてはそういうふうに考えるようになりました。
 このお金が八幡浜市に見かけ上入ってくるわけですが、次の問いに移りますが、八幡浜市としてはこの受け取った給付金はどのように使っていただくのが理想的か。個人の自由ということはありますので、こうなってくれたらいいなというような感じでどのようにお考えか、お聞かせください。
○議長(石崎久次君)  市長。
○市長(大城一郎君)  まさしく今西山議員がおっしゃったように、本来であればこの32億円何がしというお金は八幡浜市地域には入ってこないお金でありますので、特別定額給付金という形で八幡浜市に入ってきたということで、これをしっかり八幡浜市で使ってもらいたいと思っております。
 定額給付金については、90%以上の送金が今終了しているところでありますが、交付決定通知に当たっては、私からその使い方について市民宛の要請文を同封をしております。この特別定額給付金につきましては、生活の維持に役立てていただくとともに、可能な限り地元において消費していただき、地域経済の活性化に御支援、御協力を賜りますようお願い申し上げますというものであります。
 現実にそのようになることを願っておりますが、最近市内でよく耳にすることがあるんですが、八幡浜市としては職員に頑張っていただいて早い段階でこの特別定額給付金の交付になったということで、早くお金が入ったということで大変喜ばれていますし、その喜ばれる一方で、後は八幡浜市内でこのお金を使うことですねというようなこともつけ加えていただいてます。大変私としては心強く感じているところであります。
○議長(石崎久次君)  西山一規議員。
○西山一規君  私もその実はついてた紙読まずに放りました。ああそうかそうか、書いてあったのかというのを今認識したわけなんですが、市の中で使ってほしい。もともとが生活を支えるための給付ですから、当然生活に使っていただいて、その中でできるだけ市で使っていただきたいということですので、今発言はなかったですが、貯金はしないでねということもやっぱり大事なことかなと思います。結局貯金してしまうと動かないお金になりますので、経済的に見るとそんだけの金額来てないのと同じになっちゃいますんで、今の経済をどうにかするためには、使っていただくということが大事なのではないかと思います。
 そして、狭い考えで見ると、お金というのは家計ですね、家の財政で考えると、お金というのは使ったらなくなるというもので皆さんも認識されていると思いますが、それをちょっと地域で考えると、例えば八幡浜市というような枠で考えますと、お金を使うとなくなるんじゃなくて、次の人に移動するよということです。お金を払う先がありますから、その人にお金が渡るということになります。
 同様に、市の外に使うと、さっきの家計と一緒でお金はなくなってしまうと。トータルで言えば日本ですから、またいずれ回ってくるというのはありますけれども、市内で使うよりは回ってこないよということになろうかと思います。
 ただ、全部市の中で使えというのも難しいところもありますし、当然市の中にそういった欲しいものがないとか、そういうお店がない、そういうサービスがないという場合は、やはり市外の利用ということにはなろうかと思います。
 特に観光とかでしたらギブ・アンド・テークですから、私は観光しないけどこっち来てくださいというわけにもいかないというのも多分前に言ったかと思います。
 ですから、できるだけというところも大事で、特に絶対そうじゃなくて、そういうことを気にしながらお金を使っていただきたいなというふうに思います。
 そして、ちょっと耳にしたお話で、公務員の皆さん、夜いろいろ飲み歩いたりしてると、市民から結構批判を受けることがあるよというふうな話を以前聞いたことがあります。
 それで、余り目立つようにするのはどうかなというようなことを言われてる方がいらっしゃったんですが、これも先ほどの市としてのお金の流れで考えると、いいことなんじゃないかなと。結局地域経済のためにお金を使うということになりますので、もう胸を張って堂々と市内でお金をどんどん使って、次の人に渡していくという意識が大事なんじゃないかなと思います。
 お金は経済のバトンですよと、ちょっと書かせていただきましたが、ちゃんと次の人使うてねということで回していただくと経済全体がよくなってくるのではないかと思います。
 次に、もう少し大きな見方になりますけども、インフレ・デフレのお金の流れについてちょっと質問をしたいと思います。
 まず、インフレです。インフレというのはどういうことかということですけども、物の値段というのは、物の量とお金の量のバランスで決まるというものでありますので、物よりお金がふえた場合に相対的にお金の価値が下がる、物価が上がるというのがインフレということになります。
 デフレというのはその逆で、物よりもお金の量が減ってお金の価値が上がるというのが、物価が安くなっていくというのがデフレであります。
 インフレのときというのはどういう状況かというと、お金をためてると損だという考えができます。今100円で売ってるものを買おうとする。ちょっと待つと半年後には110円になってるかもしれない。物価が上がっていきますので、じゃ今買ったほうがいいねということでお金を使う方向に向きます。そうすると景気がよくなり、物やサービスもたくさん提供しようと努力しますので、お仕事もふえて収入もふえるという流れになります。
 デフレの場合はどうなるかというと、物の値段が下がっていきますので、今買わないで半年後、1年後に買ったほうが得だということでお金を使わなくなるという方向に動きます。そうすると物の売れ行きが悪くなる。悪くなっても売りたいのでもっと値段を下げてくるとか、そういう循環になりますので、景気が悪くなって当然御自分の収入も下がってくるということが言えます。
 しかし、今回の新型コロナウイルス感染症、こちらによりまして皆さんがさまざまな自粛を求められたり、自主的に自粛をされたり、そういうことでお金の流れが非常に悪くなっておりまして、現在物やサービスが売れなくなった状況になります。
 お金が流れない、流れが滞るというのは、トータルで見るとお金が減っているのと同じような状況になります。それが現状です。
 ですから、これだけで言うとデフレの方向に向かうんではないかということになろうかと思います。
 そして、今度国のほうです。ただいま国債を発行して給付金をふやしたりやっております。そして、民間のほうも貸付金を利用してお金を借りております。これによってお金の量がふえるという状況になります。借金をするとトータルのお金はふえるということなんですけど、ちょっとこれぴんとこない方もいらっしゃるかと思いますが、説明すると長くなるんで、こういうもんなんだというふうに認識していただければいいと思います。
 借金をしている間はお金がふえて、返済したらもとに戻るという動きをします。
 そして、今インフレの方向とデフレの方向と両方の動きがあるんですけれども、問いとしまして、今後の国内の経済はインフレ、デフレどちらに向かうと思われるでしょうか。
○議長(石崎久次君)  副市長。
○副市長(橋本顯治君)  とっても難しい御質問だと思います。
 コロナの影響が長期化する中で、今後日本はインフレに向かうのかデフレに向かうのか、専門家の間でもさまざまな意見があることは承知していますけど、現在の時点で予測は難しいのではないかと思います。
 全体として一時的に所得が大きく減少している中で、今後人々の行動の自由が回復されているときに、どの程度有効な需要が発生するのか注目していきたいと思っています。
 八幡浜市のみなっとなどでは、もう車が相当ふえてきてもとのような状態に近い状態になっているような報告も聞いております。
 市としては、市民の生活維持と産業の活性化に向け、国の今後の施策、Go To キャンペーンなどさまざまなものが予定されているようですけれども、期待しながら市独自の施策を思い切って展開し、経済の回復向上に努めていきたいと思っています。
○議長(石崎久次君)  西山一規議員。
○西山一規君  物とお金のバランス、これが非常に大事になってきますので、国としてというか、日銀の目標として、現在景気がどうなっているのが理想かという目標が、年間に2%物価が上がっていくという弱いインフレの方向、これが理想的だと言われております。
 経済学とかの本を読むと、5%から10%ぐらいまでに上がるのが理想的だなというふうに書いてある本もありました。
 ですから、景気をよくするためには、若干の弱いインフレになっていくのが理想であると。少しずつお金の価値が下がっていくと。突然下がるとハイパーインフレですから、桁が1万倍になったりとか、そういう形になりますんで、それだと本当に経済が崩壊しますけども、そういう少しずつ下がるというのが理想的であります。
 これから個人や企業、こういった皆さんはとにかく破綻しないように努力をしていく、それが一番大事でありますし、その中でできるだけ市内でお金を使うという意識もしっかり持っていただければいいのかなと思います。
 行政のほうとしては、お金の流れをよくするような政策に力を入れていただいて経済を回していっていただければと思います。
 では、大綱1は以上です。
 それでは、大綱2、新型コロナウイルスの感染対策についてであります。
 私ちょっと物事を考えるときに、できるだけ根本は何かなというのをよく考えます。今回のコロナウイルスの感染についても、まずどうやって感染するのかなと。ウイルスってそもそも何だろうかというようなところが気になって、要は細かいところに興味が行ってしまうんですけれども、まず1個目伺いますが、このウイルスというのは一体何でしょうか。
○議長(石崎久次君)  市民福祉部長。
○市民福祉部長(二宮恭子君)  ウイルスとはでございますけれども、人の健康に影響を与える病原微生物には、サルモネラなどの細菌、それからノロウイルス、コロナウイルスなどのウイルスにまず分けられます。
 細菌は細胞を持ち、自己増殖能力を持った微生物ですけれども、ウイルスはたんぱく質の核と内部に遺伝子を持った単純な構造の微生物であるために、細菌とは異なります。
 ウイルス単体では生存はできません。生きた細胞の中でしか増殖できないため、他の生物、動物や人を宿主とすることでのみ増殖をするものでございます。
 細菌もウイルスもどちらも目に見えない非常に小さいものではありますが、ウイルスは細菌よりさらに小さく、わかりやすく動物の大きさに例えますと、細菌がゾウの大きさとした場合でありますと、ウイルスはネズミの大きさに相当するくらい細菌よりはるかに小さい微生物でございます。
○議長(石崎久次君)  西山一規議員。
○西山一規君  大きさ、大体1,000倍ぐらい違いますから、単位で言うとマイクロメートルがナノメートルになるというような感じで1,000倍違います。それぐらい大きさに差がないと、結局細胞に取り込んで侵入して増殖するというためには、やっぱり自分がちっちゃくなきゃいけないということになりますので、これがよくマスクなんか効果ないよというのがこのことです。非常に細かいので、マスクを通り抜けるよということでそういうマスクは効果ないと言われる方もいらっしゃいます。
 菌とウイルスの違いで、今も説明ありましたが、ウイルスは自分だけでは増殖することができない。例えば机の上にぽつっとウイルスがいたとしても、それはふえていかない。宿主の細胞に、宿主といいますか、今回コロナのことを言いますので、人の細胞に侵入して、そしてその細胞をだまして、もともと細胞分裂のために頑張っているエネルギーと物質を、このウイルス自身をコピーするために使ってしまう。細胞をだまして自分をコピーさせるという動きをしてふえていきます。
 こういう特性ですので、もう分裂しない細胞に侵入しても全く意味がないわけです。
 何を言いたいかというと、髪の毛とか皮膚、そういったものはもう細胞分裂しません。もうあとはバリアとして働いた後は、剥がれていってあかとして落ちていくというのが体の表面にある細胞です。
 ですから、ここに入っても分裂しないんで、増殖できないということで、ウイルスがついても直接は影響はないということになります。
 どこに感染しなければいけないかというと、細胞分裂をする細胞に侵入しないとふえていくことはできない。
 粘膜の細胞というのは、細胞分裂を頻繁に行っておりますので、ウイルスとしては粘膜に感染するというのが理想です。
 その粘膜に感染すると、増殖して体の中でふえて症状が出て発症するというような流れになりますので、まず皮膚とか髪の毛についても特に影響はないということはちょっと覚えといていただければと思います。
 次の問い2のほうに移りますが、新型コロナウイルスに感染しないため、市としてどのような対策をとられているのかを伺います。
○議長(石崎久次君)  保健センター所長。
○保健センター所長(久保田豊人君)  感染を予防するためには、基本的な感染予防や3つの密を避けることが重要とされています。
 市民の皆さんへの啓発として、広報やホームページ、防災行政無線での定時放送を実施しています。
 具体的には、感染拡大を回避する行動として、1点目は、基本的な感染予防策の小まめな手洗いや定期的な換気、十分な栄養と休養をとり、健康管理に努めるなど、うつらないように自己防衛をすること。2点目は、マスクの着用などによるせきエチケットの徹底や日々の体温測定などで体調を管理し、他人と接する場合には距離をとるなどのうつさないよう周りに配慮すること。3点目は、県外に外出する際には、感染に十分注意し、日常生活での3密を回避することなどを呼びかけております。
 市役所や市の施設における感染予防対策としては、手洗い場での石けんでの手洗いの徹底を啓発し、出入り口へのアルコール消毒液の設置や窓口での飛沫防止シート等の設置、職員のマスク着用など、市民や職員が感染しないよう、また安心して利用していただけるよう対策を講じているところです。
 施設の清掃においても、手で触れる共有部分であるドアの取っ手や手すり、エレベーターのボタンなど、塩素系漂白剤等により定期的に消毒を実施しております。
○議長(石崎久次君)  西山一規議員。
○西山一規君  そのようないろんな対策をとられているということですが、さっきも申し上げたように、根本的にその人に、例えば自分に感染するかしないかというと、どういうことかというと、粘膜にウイルスが付着するということが始まりですから、それ以外は細かく言うとそれは関係ないということにはなります。
 どこに粘膜があるかといいますと、入ってこれる外から見えてる粘膜というのは目と鼻と口から入ってきます。これは全て顔についてますので、一番大事なことは、体に入れないためには、手で顔をさわらないということではないかというふうに私としては結論づけています。
 マスクの効能としては、ウイルスを通さないという機能はありませんので、ウイルスは通るんですが、顔をさわらないため、当然こういうマスクをしますと、目はちょっとさわれますけども、当然鼻と口は直接さわらないです。ですから、手についたウイルスを鼻や口に入れないというためには非常に有効だと思います。
 ですから、やらなければいけないことは、粘膜に感染させないということになりますんで、顔をさわる前に必ず手洗いをするということが一番根本的なことではないかと思います。
 手洗いが、いろいろ最初のころは石けんで手を洗うとウイルスが流れていってなくなりますよという説明が結構多かったんですが、アルコール消毒をすると、結局前のノロウイルスではアルコールは効きませんよというような話もありまして、コロナウイルスはアルコールどうなんですかということですが、コロナウイルスというのはエンベロープウイルスという種類になりまして、表面が脂の膜でできてます。脂ですから、アルコールは脂を溶かすということで、ウイルスが自分の機能を維持できなくなって、言葉的には死んでしまうというような機能を果たしています。
 ですから、このコロナウイルスはエンベロープウイルスなので、脂の膜を壊せば無毒化するということでアルコールは有効だと。
 手洗いも石けんなどの界面活性剤、それは水と脂をなじませるものですから、結局をそれを使うとウイルスの表面が壊れてしまうということで効き目があります。
 次亜塩素酸ナトリウムというのが漂白剤です。最近話題になっている次亜塩素酸水という2種類ありますけども、どちらも何をしているかというと、反応性の高い物質ですから、化学反応で壊しちゃうというのが漂白剤とか次亜塩素酸水のウイルス対策に有効だということの理由です。
 ただ、次亜塩素酸ナトリウムは厚労省で説明の紙が出てたんですが、0.05%に薄めて使うと雑巾とかで拭いて消毒できるというふうになってますが、皮膚とかには使えません。漂白剤使った方はわかると思うんですが、ぬるぬるした感じになって、いつまで洗ってもぬるぬるしたり、そういった感じは皮膚を冒しますので、体には使えない。
 そして、次亜塩素酸水なら大丈夫だよというふうになってましたが、どうも本当に効くのかなというのが今の状況になっているようです。
 霧状にして空中に散布するという次亜塩素酸水をそうすると効果があるというふうに思われてたのが、今度WHOがそれはやめてくれと。要はそういったのは適さないよというのが公式に出てますので、テレビで見たら居酒屋とかが入り口に霧状にスプレーしてそこを通ってくださいねという、わざわざお金かけてそれをつくったんですが、どうも否定されてかわいそうだなというのはテレビでやっておりました。
 そのようにウイルスを殺すというか除去するのが手洗い。目、鼻、口、とにかく顔をさわる前には手を洗ってからさわるということが感染防止の第一歩になろうかと思います。
 よく言われる3密対策です。3密を避けるというのは、これ具体的に何のことを言ってるかというと、感染するかしないかの確率、リスクです。リスクが上がるか下がるかということになってきます。
 密集のところにいると人が多いですから、その中に感染者がいる確率が上がる。いつも会う10人だといないかもしれないですけど、100人、1,000人集まるとその中に感染者がいるかもしれない。
 密接というのは、近くに来た人がひょっとしたら感染者かもしれないよという場合に、自分に感染する確率が上がると。
 密閉というのは、空間に飛沫が漂ってると感染する確率が上がりますよと。
 では、屋外でどんどん風が吹いてて空気がよどんでないという場合は、そこにもし飛沫があったとしても自分に感染する確率は低いです。
 どれも確率が上がるか下がるかということでありますので、できるだけ確率を下げていきましょうというのが3密対策の根本的なことではないかと思います。
 ですから、3密対策とマスク、手洗い、うがいもそうですけども、そういったもので感染対策ということで、結構ざっくり一くくりで説明されることがあると思いますが、私個人的ではありますけども、やはり根本的な部分が重要なんではないかと思います。
 ですから、もし3密が確保できていなくても、きちんと顔をさわる前に手を洗ってから顔をさわるということを実践していただければ相当な確率が下がるということが言えるかなと思います。
 ここに全く書いてないですけど、都会で電車に乗って通勤する場合があります。私もしばらく都会というか千葉県におりましたんで、本当にぎゅうぎゅう詰めの電車で通勤していたことがあります。そのときというのは密集、密接というのは絶対無理ですから、唯一できるのは密閉。今窓をあけたままエアコンをかけるという方法で回避しているようです。
 ですから、確率としてはちょっとリスク高いなということではあるんですが、実はあの空間、日本人の特性としてほとんど誰ひとりしゃべらないというのが日常です。時々しゃべっている声が聞こえるときもあるけど、大体皆さん静かにしてます。
 ですから、結局しゃべらないということは飛沫がないということですから、意外といけてるんやないかなというふうな感じがします。
 そのように3密というのはあくまでも確率の話で、これが絶対やらなきゃいけないということではなく、できるだけ保って感染しにくくしようというものであります。
 そのように、これは私の持論として言ってますので、公式にどうかというのはまた御判断いただきたいと思うんですが、このようにある程度ランクづけ、対策に対してこれができなかったかわりにこっちをやっとけばまあまあいいですよというようなランクづけ、重みづけをちょっと提案させていただければと思うんですが、これについて何か御意見ございますでしょうか。
○議長(石崎久次君)  保健センター所長。
○保健センター所長(久保田豊人君)  議員御提案のとおり、感染予防策の中でも適切な手洗いが最も重要で有効な基本的対策であると考えております。
 また、マスクの着用についても、先ほど議員言われたとおり、手で顔をさわることによるウイルスの侵入を防ぐ役割や、会話やせきなどの飛沫によって周りの人へうつさないための対策として有効であり、今後長期間にわたって感染拡大を防ぐために提言された新しい生活様式においても、感染防止の3つの基本として、手洗い、マスクの着用、身体的距離の確保が提唱されているところです。
 今後も感染防止対策をあらゆる場面で引き続き市民へ周知していきたいと考えております。
○議長(石崎久次君)  西山一規議員。
○西山一規君  それで、原稿は全部これで終わったんですが、土曜日に配信されましたインターネットラジオというのがありまして、有料なんですけども、それを契約すると週に1回いろんな番組が届くというので、科学的なインターネットラジオ、有料のがあるんですが、それをちょっと聞いてると、マスクの使い捨てというか不織布マスク、こちらは、しゃべってるのは科学者的な方が言ってるんですが、やっぱり洗うと性能が落ちちゃうんで、洗わないほうがいいですよということをおっしゃってました。
 実は私はこれはもう3回ぐらい洗ってるんですけど、もっといい方法がありますよということでちょっと言われてたのが、こういうマスクが結局毎日同じマスク使うと、当然ウイルスがついてるのが感染する可能性があるんで、そういったことはやめてほしい。これを消毒するというのも、アルコールもやはり繊維に影響がありますので、余りしないほうがいい。ただ単に四、五日つるしておけばついたウイルスは全部不活性化しますんで、マスク5枚ぐらいを毎日ローテーションで回していけば、1枚五、六回はいけるんやないですかねということを言われてましたので、それなら洗濯もせず、ただ単にちょっと余分なマスクをひっかけて干しとけばいいという方法がありましたので、私ももうこれ以上洗わずに、これを干して使っていきたいなと思います。
 1つ豆知識を加えて私の質問を終わります。

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