令和4年八幡浜市議会6月定例会会議録第1号

公開日 2022年09月20日

令和4年八幡浜市議会6月定例会会議録第1号

 

議事日程 第1号

 

令和4年6月7日(火) 午前10時開議

 

第1

会議録署名議員の指名

 

第2

会期の決定

 

第3

市長・市議同時選挙及び議員定数調査特別委員会委員長報告

第4

報告第 8号 令和3年度八幡浜市一般会計繰越明許費繰越計算書

報告第 9号 令和3年度八幡浜市一般会計事故繰越し繰越計算書

報告第10号 令和3年度八幡浜市下水道事業会計予算繰越計算書

報告第11号 令和3年度八幡浜市水道事業会計予算繰越計算書

報告第12号 令和3年度市立八幡浜総合病院事業会計予算繰越計算書

報告第13号 債権の放棄について

同意案第1号 教育委員会委員の任命について

議案第39号 喜須来小学校校舎長寿命化改良建築主体工事請負契約の締結について

議案第40号 八幡浜市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業並びに特定子ども・子育て支援施設等の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について

議案第41号 令和4年度八幡浜市一般会計補正予算(第2号)

       (提出者の説明)

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本日の会議に付した事件

 

日程第1

会議録署名議員の指名

 

日程第2

会期の決定

 

日程第3

市長・市議同時選挙及び議員定数調査特別委員会委員長報告

 

日程第4

報告第8号~報告第13号、同意案第1号、

議案第39号~議案第41号

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出席議員(16名)       

 

  1番  井  上     剛  君

  2番  攝  津  眞  澄  君

  3番  平  野  良  哉  君

  4番  田  中  繁  則  君

  5番  遠  藤     綾  君

  6番  菊  池     彰  君

  7番  西  山  一  規  君

  8番  佐 々 木  加 代 子  君

  9番  竹  内  秀  明  君

 10番  平  家  恭  治  君

 11番  石  崎  久  次  君

 12番  樋  田     都  君

 13番  新  宮  康  史  君

 14番  上  田  浩  志  君

 15番  宮  本  明  裕  君

 16番  山  本  儀  夫  君

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欠席議員(なし)

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説明のため出席した者の職氏名

 

 市長          大 城 一 郎 君

 副市長         菊 池 司 郎 君

 教育長         井 上   靖 君

 代表監査委員      中 島 和 久 君

 総務企画部長      藤 堂 耕 治 君

 市民福祉部長      二 宮 恭 子 君

 産業建設部長      垣 内 千代紀 君

 市立病院事務局長    福 岡 勝 明 君

 総務課長        宮 下 栄 司 君

 税務課長        河 野 久 志 君

 政策推進課長      松 良 喜 郎 君

 財政課長        明 礼 英 和 君

 社会福祉課長      松 本 有 加 君

 子育て支援課長     岡 本 正 洋 君

 市民課長        倭 村 祥 孝 君

 保内庁舎管理課長    二 宮 万裕美 君

 生活環境課長      菊 池 和 幸 君

 保健センター所長    小 野 嘉 彦 君

 人権啓発課長      山 本   真 君

 水産港湾課長      宇都宮 一 幸 君

 建設課長        宮 下 研 作 君

 農林課長        宇都宮 久 昭 君

 商工観光課長      萩 森 久 人 君

 下水道課長       菊 池 利 夫 君

 水道課長        山 本   覚 君

 会計管理者       坂 井 浩 二 君

 学校教育課長      梶 本 教 仁 君

 生涯学習課長      井 上 耕 二 君

 監査事務局長      菊 池 敏 秀 君

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会議に出席した議会事務局職員

 

 事務局長        田 本 憲一郎 君

 事務局次長兼議事係長  菊 池 文 孝 君

 調査係長        黒 田 昌 利 君

 書記          田 中   聡 君

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   午前10時00分 開会       

○議長(平家恭治君)  ただいまより令和4年第3回八幡浜市議会定例会を開会いたします。

 市長から今議会招集の挨拶があります。

 市長。

〔市長 大城一郎君登壇〕

○市長(大城一郎君)  開会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。

 本日、令和4年第3回市議会定例会を招集しましたところ、議員各位におかれましては、御多忙のところ御参集を賜り、厚くお礼を申し上げます。

 初めに、去る5月13日に第4回ダルメイン世界マーマレードアワード&フェスティバル日本大会を記念し、日本郵便株式会社様よりオリジナルフレーム切手の贈呈並びに市役所八幡浜庁舎前に第3弾となるオレンジポストの設置をしていただきました。このような取組を通して世界マーマレード日本大会が広く市民、企業の皆様に愛され、育まれることで、市内外からの関心を高め、かんきつを中心とした八幡浜ブランドの知名度がより一層増すことに期待します。改めまして関係された皆様に心から感謝を申し上げます。

 次に、去る6月1日から2日にかけて東京都にて全国市長会議等、複数の会議に出席をしてきました。

 2日午前には、無電柱化を推進する市区町村長の会の定期総会に副会長として出席しました。会では、国会議員時代から無電柱化を推進されてきた小池百合子都知事を新たに顧問として選任し、思いのこもった力強い御挨拶をいただきました。今後とも292団体の会員とともに、災害に強く、安全・安心で魅力的な景観の向上にもつながる無電柱化を、県や関係団体と連携し、市民の皆様の御理解、御協力を得ながら推進してまいります。

 また、同日午後には、北は北海道から南は沖縄まで、港のにぎわいの拠点となるみなとオアシスの仲間の皆さんが集まった一般社団法人ウオーターフロント協会の定時総会に出席しました。

 この場にて、本年11月12日土曜日、13日日曜日に開催するみなとオアシスSea級グルメ全国大会の開催地を代表して挨拶する機会をいただき、大会をPRしてきました。

 この大会を契機に、みなとオアシスとして一層のにぎわいを創出し、引き続き地域住民の交流促進や地域の魅力向上に努めていきたいと思います。

 それでは、定例会について申し上げます。

 本定例会におきましては、報告6件、同意案1件、条例1件、予算1件、その他1件、合わせて10件の御審議をいただくものでございます。

 また、追加議案の提出についても予定しています。

 諸議案の内容等につきましては、後ほど御説明しますが、何とぞ慎重審議賜りまして御賛同いただきますようお願い申し上げます。

 なお、本日、本会議終了後、市議会協議会を開催いただきまして、文化ゾーンの整備及び旧市立図書館の保存と必要性についてほか6件について御説明申し上げ、議員の皆様の御理解を賜りたいと存じますので、よろしくお願いします。

 以上、申し述べまして、招集の挨拶とします。

○議長(平家恭治君)  議長において、この際、諸般の報告を行います。

 5月臨時会閉会後における諸般の報告については、お手元に配付いたしております報告書をもってこれに代えます。

 会議に先立ち、去る5月11日に開催されました第84回四国市議会議長会定期総会並びに5月25日に開催されました第98回全国市議会議長会定期総会において表彰を受けられました議員に対し、表彰状の伝達を行います。

○議会事務局長(田本憲一郎君)  それではまず、第84回四国市議会議長会定期総会において表彰を受けられました方を申し上げます。

 自席にて御起立をお願いいたします。

 議員在職16年以上により新宮康史議員、議員在職12年以上により石崎久次議員、議員在職8年以上により平家恭治議長、竹内秀明副議長、西山一規議員、河野裕保元議員、以上6名の方が表彰を受けられました。

 6名を代表して竹内秀明副議長、御受領をお願いいたします。

○議長(平家恭治君)

   表彰状

 八幡浜市 竹内秀明 殿

 あなたは市議会議員在職8年にわたってよく市政の発展に尽くされ、その功績は特に顕著なものがあるので、ここに本会表彰規程により表彰します。

 令和4年5月11日

   四国市議会議長会会長

        徳島市議会議長 井上 武

(表 彰 状 授 与)

(拍 手)

○議会事務局長(田本憲一郎君)  続きまして、第98回全国市議会議長会定期総会において表彰を受けられました方を申し上げます。

 自席にて御起立をお願いいたします。

 議員在職35年以上により宮本明裕議員、議員在職15年以上により樋田 都議員、正副議長在職4年以上により石崎久次議員、以上3名の方が表彰を受けられました。

 3名を代表して石崎久次議員、御受領をお願いいたします。

○議長(平家恭治君)

   表彰状

 八幡浜市 石崎久次 殿

 あなたは市議会正副議長として4年市政の振興に努められ、その功績は著しいものがありますので、第98回定期総会に当たり、本会表彰規程によって表彰いたします。

 令和4年5月25日

     全国市議会議長会会長 清水富雄

(表 彰 状 授 与)

(拍 手)

○議長(平家恭治君)  ただいまの表彰に対し、市長から祝辞があります。

 市長。

〔市長 大城一郎君登壇〕

○市長(大城一郎君)  ただいま表彰されました皆様に対しまして、一言お祝いを申し上げます。

 去る5月11日、徳島市で開催された第84回四国市議会議長会において、新宮康史議員が在職16年以上として、石崎久次議員が議員在職12年以上として、平家恭治議長、竹内秀明副議長、西山一規議員、河野裕保元議員が議員在職8年以上として表彰を受けられました。

 また、5月25日、東京都で開催された第98回全国市議会議長会において、宮本明裕議員が議員在職35年以上として、樋田 都議員が議員在職15年以上として、石崎久次議員が正副議長在職4年以上として表彰を受けられました。

 受賞された皆様におかれましては、長きにわたり市政発展並びに市民福祉向上のために御尽力をいただきました。ここに市民を代表しまして深く敬意を表しますとともに、心からお祝いを申し上げます。

 どうか今後とも御自愛の上、これまでの豊かな経験を基に、一層のお力添えを賜りますようお願い申し上げまして、お祝いの言葉といたします。誠におめでとうございました。

○議長(平家恭治君)  被表彰者を代表して石崎久次議員から謝辞があります。

 石崎久次議員。

〔石崎久次君登壇〕

○石崎久次君  大変僣越ではございますが、表彰者を代表いたしまして一言お礼の挨拶をさせていただきます。

 ただいま大城市長より大変丁寧な身に余るお祝いの言葉をいただきまして、誠にありがとうございます。

 今日まで私ども8名、市議会議員として活動ができましたのも、市民の皆様をはじめ同士の議員の皆様、市長をはじめ理事者の皆様方からの御支援、御協力があってのことと心より感謝を申し上げます。

 これまで市議会議員として市民の皆様の声を議会に届けるという思いで誠心誠意努力してまいりましたが、今回の受賞を機に再度決意を新たに自己研さんに励み、初心を忘れずに議員活動に尽くす覚悟でございます。

 今後とも微力ではございますが、さらなる八幡浜市市政の発展のため、なお一層精進してまいります。

 皆様方の御指導、御鞭撻を心からお願い申し上げ、簡単粗辞ではございますが、お礼の言葉とさせていただきます。本日はどうもありがとうございました。

○議長(平家恭治君)  以上で表彰状の伝達を終わります。

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○議長(平家恭治君)  これより本日の会議を開きます。

 本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりであります。

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○議長(平家恭治君)  日程第1 会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員は、議長において5番 遠藤 綾議員、12番 樋田 都議員を指名いたします。

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○議長(平家恭治君)  日程第2 会期の決定を議題といたします。

 お諮りいたします。

 今期定例会の会期は、本日から6月24日までの18日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(平家恭治君)  御異議なしと認めます。よって、会期は本日から6月24日までの18日間と決定いたしました。

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○議長(平家恭治君)  日程第3 市長・市議同時選挙及び議員定数調査特別委員会委員長報告を議題といたします。

 市長・市議同時選挙及び議員定数調査特別委員会から委員会審査の報告書が提出されておりますので、この際、委員長の報告を求めます。

 石崎久次委員長。

〔市長・市議同時選挙及び議員定数

調査特別委員長 石崎久次君登壇〕

○市長・市議同時選挙及び議員定数調査特別委員長(石崎久次君)  本委員会は、市長・市議会議員の同時選挙及び議員定数に関する調査研究を行うため、去る令和3年9月24日に設置されました。

 令和3年3月定例会及び6月定例会において、市長・市議同時選挙の実施に向けて提出されました八幡浜市議会の解散に関する決議についての議員提出議案が否決されましたが、今後もこの件については議員間で引き続き協議をしていく必要があり、また平成25年の改選時より据え置いている議員定数について、当市の現状を踏まえて総合的に見直し、検討する必要があるというこれらの課題について、これまで計8回にわたって鋭意調査研究を深めてまいりました。

 その経緯及び結果について御報告を申し上げます。

 まず初めに、今回の2つの課題について市民の声をお聞きし、今後の検討材料とするため、八幡浜市議会に関する市民アンケートを実施することといたしました。市の広報紙を通じて全世帯に配布し、631枚の回答をいただきました。

 いただいたものを確認すると、50代以下の年代の方の回答が少なかったため、委員から若い方からの意見も欲しいという声があり、インターネットを利用してアンケートの追加募集を実施しました。

 この結果、紙のアンケートとウェブアンケートを合わせ計1,018人の方から回答をいただきました。御協力ありがとうございました。市民の皆様にはこの場をお借りして御礼を申し上げます。

 このアンケートの結果を基に委員の間で検討を重ねてまいりました。

 まず、市長・市議同時選挙についてですが、アンケートでは、同時選挙に賛成とお答えいただいた方が87%、同時選挙に反対とお答えいただいた方が7%、分からない、未記入を合わせて6%という結果になりました。

 これを踏まえて委員会で議論を行い、同時選について出席議員で賛否を採った結果、賛成4人、反対3人という結論に至りました。

 議論の中では、賛成意見としては、アンケートの結果を見ても多くの市民の方が同時選挙を望まれているといった意見や同時選挙を行うことによって選挙費用が節約できるといった意見、また高齢者が多い中、夏の暑い時期の選挙を避け、労的な節約ができるといった意見や首長と議員、同じところでスタートするのがいいのではないかといった意見などが出されました。

 また、反対意見としては、議会の解散の請求があって初めて解散特例法が適用されるという解釈の下、法の趣旨を十分尊重すべきではないかといった意見や、同時選挙を行っても開票事務が2種類あることには変わりないので、費用はそれほど削減できるわけではない、職員も心身ともに負担が二重三重になり、負担軽減にはならないのではないかといった意見、また同時選となると市民の関心が首長選のほうに行ってしまうため、議員は首長選に入り込んでしまい、条例や予算に反対しづらくなってしまうのではないかといった意見などが出されました。

 次に、議員定数についてでありますが、アンケートでは、適当な議員数として現状より多い17人以上とお答えいただいた方が1%、現状と同じ16人とお答えいただいた方が18%、現状より少ない15人以下とお答えいただいた方が68%、分からない、未記入合わせて13%という結果になりました。

 また、人口3万人以上5万人未満の全国市議会議員定数調査の結果なども参考にしながら委員会で議論を行い、出席委員からは、定数17人が適当という意見が2人、現状と同じ定数16人が適当という意見が2人、定数13人が適当という意見が3人という結果となりました。

 議論の中では、地区公民館の数ぐらいはないと小さな意見が引き上げられてこないといった意見や、人口が減になってくるのであれば当然議員の数も減らさなければならないといった意見、また奇数であれば、可否同数となった場合には議長も議員としての採決に加わることができるため、議長の職務権限が大きく、責任もあるので大事であるといった意見が出されました。

 これまでの特別委員会での議論は、市民の皆様も関心が高いということで、市議会のホームページでも議事録を公開しており、内容を確認していただけるようになっております。

 以上、この報告をもって本委員会での調査研究は終結いたしますが、今回市民の皆様からいただいたアンケート結果の中にも、我々議員に対して厳しい意見がたくさんございました。やはり議員が市民から何をしているのかよく分かる、議員が市民のために何をしてくれたのか、そういうところが市民からよく見えるようになることが大事ではないかと思います。

 次期令和7年の選挙に向け、市長・市議同時選挙の問題と議員定数の問題は、どういった形が一番ふさわしいのか、八幡浜市の置かれている状況を踏まえ、これからも我々議員みんなで鋭意、議論を重ねてまいりたいと考えております。

 以上で市長・市議同時選挙及び議員定数調査特別委員会の報告といたします。

○議長(平家恭治君)  これより質疑に入ります。

 質疑はありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(平家恭治君)  これをもって質疑を終結いたします。

 委員長より、付議事件の調査研究が終了したとの報告がありました。ただいまの委員長の報告をもって市長・市議同時選挙及び議員定数調査特別委員会の調査研究を終了することにいたします。

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○議長(平家恭治君)  日程第4 報告第8号 令和3年度八幡浜市一般会計繰越明許費繰越計算書ないし報告第13号 債権の放棄について、同意案第1号 教育委員会委員の任命について、議案第39号 喜須来小学校校舎長寿命化改良建築主体工事請負契約の締結についてないし議案第41号 令和4年度八幡浜市一般会計補正予算(第2号)、以上10件を一括議題といたします。

 初めに、市長より総括説明を願います。

 市長。

〔市長 大城一郎君登壇〕

○市長(大城一郎君)  本日、ここに令和4年第3回市議会定例会を招集いたしまして、補正予算案をはじめ、当面する市政の重要案件について御審議をいただくわけであります。

 各案件にわたります詳細につきましては、審議の過程で副市長並びに担当部課長から御説明申し上げることといたしまして、私はその概要と今の所信の一端を申し述べ、議員各位並びに市民の皆様に一層の御理解と御協力をお願いする次第であります。

 令和4年4月1日、完成までに7年の期間を要した新しい八幡浜港フェリーターミナルが供用を開始しました。当日の式典では、関係者や高校生とともにテープカットを行い、新しい桟橋から出港するフェリーを八幡浜工業高校レスリング部の部員が大漁旗を振って見送りました。議員各位並びに市民の皆様の御理解と御協力の下、この一大プロジェクトが完成を見ましたことは、感慨もひとしおであります。改めまして関係各位の皆様の御尽力に心から感謝を申し上げます。

 新しいターミナルビルは、外観は段々畑をイメージした4階建てで、4階部分は津波避難施設としての役割がありますが、通常時は展望デッキとして開放しています。行き交うフェリーや宇和海に沈む夕陽、段々畑の眺望などを多くの方に楽しんでいただけるものと思います。

 また、2階には海を見ながら食事ができるカフェも併設していますので、新たな人気スポットになることを期待しています。

 九州と四国を結ぶ人流、物流、観光の拠点として多くの市民や利用客に愛される施設になるよう努めていきます。

 昨年の暮れから始まった新型コロナウイルス感染症の第6波では、市内においても1日の新規感染者数が過去最高を記録するなど、急速な感染拡大となりました。3月に入り、全国的に感染者数、病床使用率などの指標が徐々に改善傾向となり、3月下旬に全ての都道府県のまん延防止等重点措置が解除されました。

 愛媛県においても、医療現場の負荷、ワクチン3回接種の進捗状況等を総合的に勘案し、4月1日、警戒レベルを感染警戒期へ切り替えられたことで、県内各地においてイベント等が開催され始めました。

 市内においても、ウイズコロナを見据え、しっかりと感染対策を講じ準備をしてきた第4回ダルメイン世界マーマレードアワード&フェスティバル日本大会を当初の予定どおり開催しました。第1回大会以降、コロナ禍により思いどおりの開催ができませんでしたが、今大会も44都府県及び台湾から過去最多となる計1,641作品もの思いのこもったマーマレードの出品をいただきました。これまでの取組により、マーマレード大会の認知度が着実に上がってきていることに手応えを感じています。

 また、当初の契約であった実質3回目となる今大会までの4年間の成果が、次の令和5年から7年の3大会の契約延長につながったものと思っています。第4回大会までの実績と経験を踏まえ、第5回以降の大会をさらに盛り上げていきます。

 前日には新フェリーターミナルの完成を記念してマーマレード花火大会を開催しました。15分程度ではありましたが、しばらく実施できていない夏のみなと花火大会に代わり、春の花火大会を楽しんでいただけたものと思っております。

 本市最大のイベントであるみなと花火大会は、八幡浜港フェリー埠頭再整備事業の完成により、外港に設置する大玉用の台船がフェリー航路と重なるため、打ち上げ場所や打ち上げ方式の変更が余儀なくされています。今回の花火大会を参考に、4年ぶりの開催となる第52回大会を、これまでの大会同様、これぞ八幡浜のみなと花火大会と言われるような見応えのあるものにしますので、ぜひ御期待ください。

 5月21日、22日には、3年ぶりとなるやわたはま国際マウンテンバイクレース2022を開催しました。当初参加を予定していた4名の外国人選手は、新型コロナウイルス感染症の影響により参加できませんでしたが、244名の選手が参加し、ファミリーイベントを含め、無事開催することができました。マスク越しではありますが、イベント参加者の笑顔を見る機会が増え始め、改めて町ににぎわいが戻りつつあることを実感しています。

 市では、今後も安心して参加していただけるよう、感染防止対策を講じたイベント等の開催に努めていきます。以前のようにイベントを復活させるためにも、感染拡大防止について引き続き基本的な感染回避行動の実践をお願いします。

 また、3回目のワクチン接種につきましては、6月にも集団接種を行いますので、希望される方はお早めに御予約をお願いします。皆さんで心を一つにしてコロナを乗り越え、当たり前の日常を取り戻していきましょう。

 そのほか、新型コロナウイルス感染症の影響で延期となっていたえひめ南予きずな博が4月24日開幕しました。来月で発生から4年となる平成30年7月豪雨災害からの復興に向けて頑張っている南予の姿を全国にPRし、本イベントを通して交流人口の持続的拡大や実需の創出をテーマに、愛媛県と南予9市町が連携し、12月25日までの期間、各市町で様々な自主プログラムが開催されます。移住やワーケーションなど、コロナ禍により人々の暮らし方や働き方に対する意識が変化する中、南予の豊かな自然環境や観光資源を楽しんでいただき、さらに地域の人と触れ合うことで南予地域のファンになっていただけるような一過性で終わらせない様々なプログラムが企画されています。この機会に多くの方に八幡浜を訪れていただき、八幡浜のことをよく知ってほしいと思っています。

 また、一般社団法人八幡浜市ふるさと観光公社では、八幡浜市内での交流人口拡大のため、昨年度南予9市町の広域連携によるふるさと南予感動体験と銘打った教育旅行の受入れを実施しました。今年度はコーディネート体制のより一層の充実を図るため、5月1日付で専門職員2名を新たに雇用しました。教育旅行の受入れ体制の整備とともに、営業活動や情報発信を積極的に行うことにより、さらなる誘致に取り組んでいきます。

 今まで受け入れた学校の宿泊先は、松山市のホテルが主でしたが、今年度は地域の人との深い交流を目的として、南予地域での体験民泊を計画している学校もあります。この体験民泊は、普通の民家でも必要な要件を満たすことで修学旅行生の受入れに限り対価を得て居宅に滞在させることが可能です。そのため、ふだんの暮らし、体験を提供することで、都市部など県外の生徒たちとの心温まる交流ができるなどのメリットがあります。体験民泊を通して生徒たちが本市へのIターンを将来の選択肢として意識してもらえるきっかけになるものと考えております。市内でも体験民泊の受入れができるよう、受皿組織の整備等を進めていきたいと思いますので、体験民泊に興味のある方はぜひ御相談ください。

 現在市内では、平成28年に公演した八幡浜市初の市民参加型ミュージカル二宮忠八物語以降、当時の参加メンバーを中心に南予一期座だんだんと八幡浜ミュージカル劇団の2つの劇団が結成され、活動しています。

 先般もゆめみかんとコミカンそれぞれで公演を行い、多くの市民が出演者の熱い舞台を楽しまれ、ミュージカルの魅力に引き込まれたのではないでしょうか。市民ミュージカルという新たな文化活動が市内に根づき始めたことをうれしく思うとともに、これからの活動に期待しています。

 さて、食品から日用品など多くの商品やサービスが次々と値上げされ、私たちの暮らしを直撃しています。世界的な原材料価格の上昇、ロシアによるウクライナ侵攻、急速な円安で、さらなる物価上昇が懸念されています。

 このような状況から、政府は4月下旬、コロナ禍における原油価格や電気・ガス料金を含む物価高騰等に直面する生活困窮者等への支援などを柱とするコロナ禍における原油価格・物価高騰等総合緊急対策を決定しました。

 この決定を受け、コロナ禍や物価高騰により市内のどの業種がどの程度影響を受けているかについて直ちに関係部署で協議を行いました。

 結果、地域経済の活性化と生活者支援の両方の側面を持つスーパープレミアム付商品券事業を早急に実施することが最も有効であるという結論に至り、低所得の子育て世帯に対する児童1人当たり5万円の給付と併せ、速やかに必要な支援ができるよう、5月の臨時会で補正予算の承認をいただいたところです。

 これまで実施した2回のスーパープレミアム付商品券事業は大好評で、どちらも88%を超える高い販売実績があり、家計の面でも地域経済の面でも大きな効果が期待できます。

 購入引換券を6月下旬に発送できるよう鋭意準備中ですので、お手元に届きましたら、多くの市民の皆様に御活用いただきますようお願いします。

 新型コロナウイルス感染症同様、ウクライナ情勢についてもまだまだ不透明な状況にあるため、今後も国の動向や社会情勢を注視し、市民の皆様の安全と安心を守るために、必要な場合は市独自の緊急支援策についても迅速に対応していきます。

 次に、本市の令和3年度決算の概要であります。

 一般会計につきましては、国の補正予算による普通交付税の追加交付やふるさと納税の増収、八幡浜・大洲地域ふるさと市町村圏基金の返還金など臨時的な収入により、翌年度へ繰り越すべき財源を差し引いた実質収支は11億5,000万円程度の黒字となる見込みです。

 しかしながら、令和4年度については、ウクライナ情勢等による不透明感が増す中、人口減少もあり、市税等の増収は見込めず、厳しい財政状況になることが予測されます。今後も国や県の動向を注視するとともに、財政健全化に努めていきます。

 下水道事業会計につきましては、令和元年度から企業会計へ移行し、令和3年度も当年度純利益2億9,648万6,000円を計上することができ、単年度黒字決算という結果となりました。

 今後もストックマネジメント計画に基づいた老朽施設の改築・更新及び雨水整備事業を推進し、また保内処理区における接続率の向上、有収率の向上等、複数の施策を並行して進め、さらなる経営改善に努めていきます。

 水道事業会計につきましては、令和2年度に続き単年度黒字決算となり、当年度純利益8,685万5,000円を計上することができました。

 しかしながら、今後は老朽化した施設の更新・耐震化等に多額の費用が必要となる上、簡易水道事業統合に伴う維持管理費の増加や人口減少に伴う給水収益の減少が見込まれるなど、予断を許さないところです。

 今後も引き続き八幡浜市水道事業経営戦略に基づき、限られた財源の中で経営努力を重ね、安全な水を安定的に提供できるよう努めていきます。

 簡易水道事業会計につきましては、昨年度から企業会計へ移行しました。当年度純利益は35万8,000円となりました。今後は公営企業化による効率的な財政運用に努めていきます。

 病院事業会計につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて減少した患者数が増加に転じ、医業収益は増収となり、医業外収益においても昨年度同様、新型コロナウイルス感染症医療提供体制確保事業費補助金等の国庫補助金の交付があったことにより、当期純利益は8億1,153万6,000円となりました。

 その結果、累積赤字を解消し、未処分利益剰余金4億3,607万円を計上することができました。

 しかし、新型コロナウイルス感染症の長期化が懸念されることから、今後の感染状況を注視する必要があります。今後も健全な経営基盤を構築するとともに、診療レベルの向上を図り、安全・安心な医療を提供できるよう努めていきます。

 それでは、今回提案の6月補正予算の主なものについて順次御説明します。

 なお、コロナ関連事業につきましては、5月補正予算に前倒しして計上したことにより、6月補正予算はございません。

 最初に、安全・安心なまちづくりについてであります。

 平成20年4月1日に施行された建築基準法施行規則の一部改正等により、剥落して歩行者に危害を与えるおそれがある建築物について、10年を超えるごとの定期点検の際、外壁の全面打診等調査を実施することが平成23年度から義務づけされています。

 昨年末の愛媛県の公表に伴い、本市の状況を確認したところ、県と同様、本市も全面打診等調査を実施していなかったことが判明しました。そのため、該当施設について早急に調査を実施し、万が一危険箇所が判明した場合には、速やかに修繕等の対応を実施します。

 その他、例年6月補正予算で計上しています生活道路改良整備事業等に係る県営道路事業負担金、谷地区などで実施する県営急傾斜地崩壊対策事業負担金、老朽化した係船護岸の補修等に係る川之石港県単独港湾局部改良事業負担金などで継続して安全で快適な生活環境整備に努めていきます。

 次に、暮らしやすいまちづくりについてであります。

 令和3年6月、千葉県八街市で飲酒運転のトラックが下校中の小学生の列に突っ込み、児童5人が死傷する痛ましい事故が発生しました。通学路で子供たちが巻き込まれる交通事故は全国各地で後を絶ちません。

 今年度川之石小学校を拠点校として通学路安全対策推進モデル地域研究事業を県より指定を受けて実施します。研究の成果を地域全体に普及・推進するとともに、学校安全に係る取組を地域が一体となって進めていく体制を構築します。

 愛宕中学校体育館は建築から56年が経過し、経年劣化により損傷が進み、修繕箇所も多く、一部深刻な箇所も見受けられます。早急に部分改修を行うことで生徒の安全・安心を図っていきます。

 また、現在施工中の中央公民館保内別館解体工事について、残った建物部分の維持管理と安全確保のため必要となる工事に係る予算を追加し、事業の進捗を図ります。

 次に、産業振興の取組についてであります。

 まず、農林業振興対策であります。

 国の農業委員会による情報収集等業務効率化支援事業により、現在農林水産省において検討されている人・農地関連施設の見直しを推進するために、タブレットが導入されることとなりました。併せてそのタブレットで利用する全国一元的なクラウドシステムである農業委員会サポートシステムに本市の最新の農地台帳データを同期させるために必要な予算を講じております。農業DXを活用することで省力化を図り、今後も農地台帳データの適正管理に努め、農地の集積・集約化を進めていきます。

 また、川之内・中津川間を結ぶ基幹農道の整備、市内9地区における南予用水畑地かんがい施設の整備更新など、県営事業等に係る負担金を措置しています。

 次に、漁業振興対策であります。

 水産物供給基盤機能保全事業により、川之石漁港施設の機能保全工事を行うとともに、県が実施する向灘地区の臨港道路改良工事に伴う負担金を計上しています。

 次に、商工観光振興対策であります。

 八幡浜ちゃんぽんを活用した誘客事業は、町のにぎわい創出をさらに加速するための観光誘客ツールとして、八幡浜のソウルフードである八幡浜ちゃんぽんを活用し、本市のPR事業を展開していきます。

 以上が6月補正予算の概要であります。

 この結果、一般会計のみの補正で3億8,559万6,000円の追加を御提案申し上げるものです。

 これらの財源としましては、財政調整基金繰入金をはじめ、国県支出金、市債等、それぞれの事業施策に対応する額を計上しています。

 以上、御説明申し上げました補正予算案等につきまして、慎重審議を賜りまして御賛同いただきますようお願い申し上げます。

○議長(平家恭治君)  休憩いたします。

   午前10時45分 休憩

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   午前11時05分 再開

○議長(平家恭治君)  再開いたします。

 これより順次説明を求めます。

 市長。

○市長(大城一郎君)  議案書29ページをお願いします。

 同意案第1号 教育委員会委員の任命について説明します。

 教育委員会委員の上田純子氏は、令和4年6月28日に4年の任期が満了となるため、上田氏の後任として成瀬いづみ氏を教育委員会委員に任命したいので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定により、議会の同意を求めるものであります。

 成瀬氏は、現住所が八幡浜市栗野浦226番地1、昭和39年5月16日生まれで、満58歳でございます。

 昭和62年3月に愛媛大学教育学部を卒業後、同年4月に八代中学校に勤務され、2年間音楽科の教諭として教鞭を執られています。

 退職後はピアノ講師として活動されており、八幡浜児童合唱団では常任指導者として合唱やオペレッタの指導をされているほか、松蔭地区社会福祉協議会が主催する高齢者対象の歌の広場では、伴奏役を務めるだけではなく、選曲や活動へのアドバイスを行われるなど、音楽を通して地域の中で幅広く御活躍されています。

 また、平成17年度には松蔭小学校PTA副会長を務められるなど、保護者として学校、地域と連携した様々な活動に積極的に関わり、子供の健全育成に御尽力いただいています。

 以上申し上げましたとおり、成瀬氏は人格、識見ともに教育委員会委員として適任であると考え、教育委員会委員として任命したいので、議会の同意をお願いするものであります。

 以上です。

○議長(平家恭治君)  総務企画部長。

○総務企画部長(藤堂耕治君)  議案書の1ページをお開き願います。

 報告第8号 令和3年度八幡浜市一般会計繰越明許費繰越計算書について説明します。

 次の2ページをお願いします。

 本件は、去る3月議会において繰越明許費の予算議決をいただいております。

 一番上のウイズコロナがんばる市民応援補助金から次の4ページ一番下の市道大平高野地線道路災害復旧事業まで計39事業、合計で6億8,330万2,000円の翌年度繰越額が決定しましたので、地方自治法施行令第146条第2項の規定により繰越計算書を報告するものです。

 続きまして、7ページをお願いします。

 報告第9号 令和3年度八幡浜市一般会計事故繰越し繰越計算書について説明します。

 次の8ページをお願いします。

 本件は、昨年度明許繰越しした事業を事故繰越として再度繰り越すものです。

 農地災害復旧事業は、9ページ右端の説明欄にありますように、豪雨災害復旧工事などの集中により工事着手に不測の時間を要し、年度内完了が見込めなくなったため、662万1,000円を繰り越すこととなりましたので、地方自治法施行令第150条第3項において準用する同令第146条第2項の規定により繰越計算書を報告するものです。

 以上でございます。

○議長(平家恭治君)  産業建設部長。

○産業建設部長(垣内千代紀君)  議案書11ページをお願いします。

 報告第10号 令和3年度八幡浜市下水道事業会計予算繰越計算書について御説明します。

 本件は、地方公営企業法第26条第1項の規定により、令和3年度八幡浜市下水道事業会計予算を繰越計算書のとおり繰り越すこととしましたので、同条第3項の規定により議会へ報告するものです。

 次の12ページ、13ページをお願いします。

 今回の繰越事業は4件で、1行目の下水道ストックマネジメント事業、2行目の八幡浜浄化センターストックマネジメント事業及び4行目の雨水整備事業については、国の1次補正予算計上により、事業に関する計画の再検討に不測の日数を要したため、また3行目の管渠整備事業については、他事業の工事遅延により工程調整に不測の日数を要したため年度内完成が見込めなくなり、合わせて2億7,460万6,000円を繰り越すものです。

 続きまして、議案書15ページをお願いします。

 報告第11号 令和3年度八幡浜市水道事業会計予算繰越計算書について御説明します。

 本件は、地方公営企業法第26条第1項の規定により、令和3年度八幡浜市水道事業会計予算を繰越計算書のとおり繰り越すこととしましたので、同条第3項の規定により議会へ報告するものです。

 次の16ページ、17ページをお願いします。

 今回の繰越事業は2件で、1行目の川之内浄水場滅菌設備更新工事、2行目の管路管理システム更新業務とも、新型コロナウイルス感染症の影響に伴い、機器の入手に不測の日数を要したことにより年度内完成が見込めなくなり、合わせて1,346万4,000円を繰り越すものです。

 以上です。

○議長(平家恭治君)  市立病院事務局長。

○市立病院事務局長(福岡勝明君)  議案書19ページをお開き願います。

 報告第12号 令和3年度市立八幡浜総合病院事業会計予算繰越計算書について説明します。

 本件は、地方公営企業法第26条第1項の規定により、令和3年度市立八幡浜総合病院事業会計予算を繰越計算書のとおり繰り越すこととしましたので、同条第3項の規定により議会に報告するものです。

 20ページをお願いします。

 1款資本的支出、1項病院整備事業費、医療機器等購入事業について、934万4,500円を繰り越すものです。

 繰越理由は、令和4年1月に編成した補正予算に計上した医療機器等の購入予算について、一部の医療機器で納入までに時間を要し、年度内の完了が見込めなくなったためです。

 続きまして、議案書23ページをお開き願います。

 報告第13号 債権の放棄について説明します。

 本件は、八幡浜市債権管理条例第16条第1項の規定に基づき債権を放棄したので、同条第2項の規定により報告を行うものです。

 債権放棄に至るまでには、職員が電話や文書による催告、来院時の納付相談、隣接市町への戸別訪問、連帯保証人への請求などを行い、未収金の発生予防や早期回収に取り組んでいます。

 また、悪質な滞納者については、債権管理室と連携し、強制執行などの法的手段により未収金の回収に努め、不良債権化した未収金については、令和元年度より弁護士法人へ回収業務等を委託しています。

 今回放棄した債権は、弁護士法人が法的強制措置を取っても敗訴するのは明らかであるため、回収不能と判断し返還されたものなどで、市立八幡浜総合病院診療費等113件、326万3,399円、放棄の時期は令和4年3月31日、放棄した債権ごとの金額、債権の発生日及び放棄の事由は、表に記載のとおり、まず条例第16条第1項第1号に規定する時効完成が104件、316万3,550円、次に第6号に規定する著しく生活困窮状態にあり、資力の回復が困難なものが9件、9万9,849円となっています。

 なお、診療費は、入院は1か月ごと、外来は1日ごとに1件の債権として計上していますので、1人の患者に複数の債権が発生する場合があります。

 この表は患者の番号順となっており、今回放棄した債権は113件ですが、対象実人数は36人となっています。

 以上です。

○議長(平家恭治君)  総務企画部長。

○総務企画部長(藤堂耕治君)  議案書31ページをお願いします。

 議案第39号 喜須来小学校校舎長寿命化改良建築主体工事請負契約の締結について説明します。

 本件は、去る4月28日、喜須来小学校校舎長寿命化改良建築主体工事の一般競争入札を執行し、その結果、6億445万円、落札率95.0%で八幡浜市郷1番耕地12番地1、堀田建設株式会社が落札しましたので、地方自治法第96条第1項第5号の規定により議会の議決を求めるものです。

 別冊でお配りしております議案説明資料をお願いします。

 議案説明資料の1ページをお開き願います。

 参考資料として1ページに工事概要、2ページに入札結果調書、3ページに敷地配置図及び付近見取図、4ページから6ページにかけまして1階から3階の平面図、7ページに立面図を添付しておりますので、御参照願います。

 1ページをお願いします。

 まず、この工事は喜須来小学校校舎の耐久性を確保するために実施する長寿命化改良工事に係る建築主体工事です。

 8、工事概要のところにありますように、鉄筋コンクリート造3階建て、延べ面積2,476.25平方メートルの校舎について、屋上防水改修、外部・内部アスベスト除去、外壁塗装、内外建具改修、床・壁・天井の内装改修、便所改修、家具改修、防火シャッター改修、昇降場スロープ設置などを行うもので、完成は令和5年3月31日を予定しています。

 また、この建築主体工事のほかに電気設備工事、機械設備工事を別途実施する予定です。

 なお、この工事期間中につきましては、軽量鉄骨造2階建ての仮設校舎を運動場内に設置することとしております。

 以上でございます。

○議長(平家恭治君)  市民福祉部長。

○市民福祉部長(二宮恭子君)  議案書33ページをお開き願います。

 議案第40号 八幡浜市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業並びに特定子ども・子育て支援施設等の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。

 本件は、特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業並びに特定子ども・子育て支援施設等の運営に関する基準の一部を改正する内閣府令の施行に伴い所要の改正を行うものです。

 議案説明資料の8ページを御参照ください。

 改正の概要についてですが、子育てのための施設等利用給付制度では、これまで特定子ども・子育て支援提供者が法定代理受領により施設等利用費の支払いを受ける場合には、施設等利用認定保護者と市町村に対して特定子ども・子育て支援提供証明書の交付を義務づけていましたが、子ども・子育て支援新制度に移行していない幼稚園、国立・公立・大学法人立の認定こども園、特別支援学校幼稚部及び預かり保育事業については、特定子ども・子育て支援提供者及び市町村の事務負担軽減のため、特定子ども・子育て支援提供証明書の交付を不要とするものです。

 本市では、幼稚園等で行っている預かり保育事業がこれに該当します。

 通常当該事業を利用した場合、利用状況に応じて料金が発生しますが、保育の必要性がある場合等、一定の条件を満たせば、利用限度内において利用料が無償となります。

 8ページの下の図を御覧ください。

 無償となる場合の手続については、本市での利用イメージにあるように、基本的には認定子ども・保護者が預かり保育事業提供者に利用料を支払った後、市から償還払いを受けることになります。

 ただし、市が利用限度額を把握できる場合は、次の9ページの利用イメージにあるように、法定代理受領により、主に預かり保育事業提供者と市との手続だけで、認定子ども・保護者の手続はありません。

 今回の改正は、この法定代理受領において預かり保育事業提供者が交付していた特定子ども・子育て支援提供証明書を事務負担軽減のため不要とするものです。

 もう一度議案書33ページをお願いします。

 改正する条文は、法定代理受領の場合の読替規定に係る部分で、条文の最後にただし書にて先ほど御説明した改正内容を加えています。

 なお、附則第1項において、この条例は公布の日から施行することとし、附則第2項において経過措置を定めています。

 説明は以上です。

○議長(平家恭治君)  財政課長。

○財政課長(明礼英和君)  議案書35ページから72ページ、議案第41号 令和4年度八幡浜市一般会計補正予算(第2号)について、別冊で配付しております令和4年度6月補正予算資料で説明いたします。

 資料の2ページをお開き願います。

 今回の補正は一般会計のみで、一番上の行の真ん中あたり、今回補正額の欄にありますように、3億8,559万6,000円を追加し、累計ではその右の合計欄のとおり、予算総額を230億8,350万円とするもので、前年度同期に比べ3.9%の増となります。

 全会計の累計では、一番下の合計欄のとおり、予算総額は440億5,761万円、前年度同期に比べ4.1%の増となります。

 次の3ページに今回の補正予算の主な事業の一覧を、4ページから9ページにかけましてそれぞれの事業の概要を記載しております。

 4ページをお願いします。

 それでは、補正予算の主要な事業の概要について順次説明いたします。

 最初に、安全・安心なまちづくりです。

 県営道路事業負担金、県営急傾斜地崩壊対策事業負担金、川之石港県単独港湾局部改良事業負担金は、県が実施する事業に係る市の負担金で、3事業合わせて2,017万5,000円、公共施設建築物の外壁全面打診等調査は、平成20年4月1日に施行された建築基準法施行規則の一部改正等により、平成23年度から義務化された10年を超えるごとの定期点検における外壁の全面打診等調査について、調査対象施設のうち未実施であった養護老人ホームや地区公民館など12施設の外壁調査を行うもので、2,077万6,000円です。

 5ページをお願いします。

 次に、暮らしやすいまちづくりです。

 上から2つ目の通学路安全対策推進モデル地域研究事業は、県から指定を受け、通学路の安全確保と児童・生徒に対する交通安全教育の充実を図るため、拠点校である川之石小学校において学校安全に関する有識者の公開授業や地域及び関係機関との連携強化等に取り組むもので、20万2,000円。

 愛宕中学校体育館改修事業は、建築から56年が経過し、老朽化による損傷等が進んでいる体育館の改修工事を行うもので、8,945万円。

 中央公民館保内別館解体に伴う附帯工事は、ゆめみかん駐車場の整備に伴う建物の一部解体工事において残った建物部分の維持管理と安全確保を図るために必要となる工事を行うもので、896万4,000円。

 6ページをお願いします。

 次に、産業振興の取組です。

 農業委員会タブレット端末導入農地情報データ更新事業は、農業委員会における情報収集と業務効率化を図るため、農地パトロールなど屋外でも使用可能なタブレット端末15台を整備するとともに、電子化された最新の農地情報を活用できるようにデータを更新するもので、170万2,000円。

 県営農道整備事業負担金八幡浜中央4期地区は、県が継続実施する基幹農道の整備に係る市の負担金で、5,000万円。

 県営水利施設整備事業負担金八幡浜西南地区から8ページ上から3つ目の団体営農地耕作条件改善事業負担金真穴第2地区まで計9事業は、県等が実施する南予用水事業かんがい排水施設の新設・更新等に係る負担金で、合わせて4,890万円。

 水産物供給基盤機能保全事業は、川之石漁港施設の機能保全工事を行うもので、8,000万円。

 9ページをお願いします。

 県営八幡浜漁港整備事業負担金は、県が実施する臨港道路9号線向灘地区の道路改良事業に係る市の負担金で、3,500万円。

 西町漁港浮き桟橋補修工事は、傾きが見られる第2号浮き桟橋のアンカーチェーンの交換をするもので、253万円。

 八幡浜ちゃんぽんを活用した誘客事業は、御当地カップ麺の製造販売を行う企業の協力により誕生する八幡浜ちゃんぽん御当地カップ麺を各種イベントで活用し、八幡浜市の知名度向上を図るほか、国内線の機内誌に八幡浜港と八幡浜ちゃんぽんの記事を掲載するなど、八幡浜の魅力を県内外に広くPRするもので、277万2,000円です。

 なお、10ページから13ページに補正予算における投資的事業の詳細について、14ページ、15ページに一般会計補正予算の歳入歳出の状況を記載していますので、御参照のほどお願いします。

 最後に、16ページから19ページに参考としまして新型コロナウイルス感染症対策関連事業一覧表を記載しております。

 18ページをお願いします。

 一番下の行にありますように、新型コロナウイルス感染症対策関連事業の今年度の事業費の合計は9億9,456万6,000円となっております。

 説明は以上でございます。

○議長(平家恭治君)  ただいま議題となっております10件についての本日の審議はこの程度にとどめます。

 お諮りいたします。

 議事の都合により、明日8日から12日までの5日間は休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(平家恭治君)  御異議なしと認めます。よって、明日8日から12日までの5日間は休会することに決しました。

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○議長(平家恭治君)  これにて本日の会議を閉じます。

 以上で本日の日程は全部終了いたしました。

 明日8日から12日までの5日間は休会であります。13日は午前10時から会議を開き、一般質問を行います。

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○議長(平家恭治君)  本日はこれにて散会いたします。

   午前11時33分 散会

お問い合わせ

議会事務局
住所:愛媛県八幡浜市北浜一丁目1番1号
TEL:0894-22-5998
FAX:0894-22-5963
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