令和5年八幡浜市議会9月定例会会議録第1号

公開日 2023年12月07日

 

令和5年八幡浜市議会9月定例会会議録第1号

議事日程 第1号

令和5年9月5日(火) 午前10時開議

第1
会議録署名議員の指名

第2
会期の決定

第3
報告第17号 令和4年度八幡浜市健全化判断比率及び資金不足比率の報告について
認定第 1号 令和4年度八幡浜市一般会計及び特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第 2号 令和4年度八幡浜市下水道事業会計決算の認定について
認定第 3号 令和4年度八幡浜市水道事業会計決算の認定について
認定第 4号 令和4年度八幡浜市簡易水道事業会計決算の認定について
認定第 5号 令和4年度市立八幡浜総合病院事業会計決算の認定について
諮問第 2号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて
諮問第 3号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて
議案第44号 令和4年度市立八幡浜総合病院事業会計資本金の額の減少について
議案第45号 八幡浜市奨学資金貸付条例の一部を改正する条例の制定について
議案第46号 令和5年度八幡浜市一般会計補正予算(第6号)
議案第47号 令和5年度八幡浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)
議案第48号 令和5年度八幡浜市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
議案第49号 令和5年度八幡浜市介護保険特別会計補正予算(第1号)
議案第50号 令和5年度八幡浜市駐車場事業特別会計補正予算(第1号)
議案第51号 令和5年度八幡浜市港湾整備事業特別会計補正予算(第1号)
       (提出者の説明)
―――――――――――――――――――――
本日の会議に付した事件

日程第1
会議録署名議員の指名

日程第2
会期の決定

日程第3
報告第17号、認定第1号~認定第5号、諮問第2号~諮問第3号、議案第44号~議案第51号
―――――――――――――――――――――
出席議員(16名)       

  1番  井  上     剛  君
  2番  攝  津  眞  澄  君
  3番  平  野  良  哉  君
  4番  田  中  繁  則  君
  5番  遠  藤     綾  君
  6番  菊  池     彰  君
  7番  西  山  一  規  君
  8番  佐  々  木  加  代  子  君
  9番  竹  内  秀  明  君
 10番  平  家  恭  治  君
 11番  石  崎  久  次  君
 12番  樋󠄀  田     都  君
 13番  新  宮  康  史  君
 14番  上  田  浩  志  君
 15番  宮  本  明  裕  君
 16番  山  本  儀  夫  君
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欠席議員(なし)
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説明のため出席した者の職氏名

 市長          大 城 一 郎 君
 副市長         菊 池 司 郎 君
 教育長         井 上   靖 君
 代表監査委員      若 宮 髙 治 君
 総務企画部長      藤 堂 耕 治 君
 市民福祉部長      福 岡 勝 明 君
 産業建設部長      垣 内 千代紀 君
 市立病院事務局長    井 上 耕 二 君
 総務課長        宇都宮 久 昭 君
 税務課長        田 本 憲一郎 君
 政策推進課長      松 良 喜 郎 君
 財政課長        明 礼 英 和 君
 社会福祉課長      二 宮 恭 子 君
 子育て支援課長     岡 本 正 洋 君
 市民課長        倭 村 祥 孝 君
 保内庁舎管理課長    二 宮 万裕美 君
 生活環境課長      菊 池 和 幸 君
 保健センター所長    小 野 嘉 彦 君
 人権啓発課長      山 本   真 君
 水産港湾課長      山 中 貞 則 君
 建設課長        宮 下 栄 司 君
 農林課長        松 本 有 加 君
 商工観光課長      萩 森 久 人 君
 下水道課長       菊 池 利 夫 君
 水道課長        山 本   覚 君
 会計管理者       河 野 久 志 君
 学校教育課長      梶 本 教 仁 君
 生涯学習課長      宇都宮 一 幸 君
 監査事務局長      坂 井 浩 二 君
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会議に出席した議会事務局職員       

 事務局長        水 岡 能 成 君
 事務局次長兼議事係長  菊 池 文 孝 君
 調査係長        黒 田 昌 利 君
 書記          北 本 真紗美 君
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   午前10時00分 開会
○議長(樋󠄀田 都君)  おはようございます。
 ただいまより令和5年第5回八幡浜市議会定例会を開会いたします。
 市長から今議会招集の挨拶があります。
 市長。
〔市長 大城一郎君登壇〕
○市長(大城一郎君)  開会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
 本日、令和5年第5回市議会定例会を招集しましたところ、議員各位におかれましては、御多忙のところ御参集を賜り、厚く御礼申し上げます。
 初めに、9月1日は防災の日で、あの10万人を超える人々の命が奪われた関東大震災から本年は100年となる節目の年であります。当時を知る人たちが減りゆく中、次の震災に備えて教訓を継承していこうと防災の日の9月1日を中心に全国各所で様々な催しや防災訓練が行われています。本市においても、先月27日に南海トラフ巨大地震が発生したことを想定した防災訓練が市自主防災会連絡協議会主催で行われ、6,600人の市民が参加しました。地区によっては、要支援者の避難訓練や夜間訓練を行うなど、それぞれの地区で趣向を凝らしたミニ防災訓練が実施されました。職員においては、参集訓練を行い防災教育の徹底と市全体の防災力の向上に努めたところです。引き続き、防災対策に終わりはないとの信念の下、災害時には市民による自助、共助、そして早い公助の体制が取れるよう防災力強化に努めていきたいと思います。
 次に、去る7月30日にゆめみかん開館25周年記念行事の一環として、3作目となる市民ミュージカル「激動の力士 前田山」を上演しました。満員御礼となったゆめみかんにて総勢83人の市民キャストたちが心を一つにして生き生きと演技を披露し、すばらしい舞台になりました。観劇できなかった皆様においても、「広報やわたはま(9月号)」の特集記事、また八西CATVが特別番組を放送しますので、この機会に郷土の偉人・保内町の三英傑の一人、前田山英五郎をより知っていただければと思います。
 それでは、定例会について申し上げます。
 本定例会におきましては、報告1件、認定5件、諮問2件、条例1件、予算6件、その他1件、合わせて16件の御審議をいただくものでございます。
 諸議案の内容等につきましては、後ほど御説明しますが、何とぞ慎重審議賜りまして御賛同いただきますようお願い申し上げます。
 なお、本日、本会議終了後、市議会協議会を開催いただきまして、「令和4年度市立八幡浜総合病院事業資本金の額の減少について」ほか4件について御説明申し上げ、議員の皆様の御理解を賜りたいと存じますので、よろしくお願いします。
 以上、申し述べまして、招集の挨拶とします。
○議長(樋󠄀田 都君)  議長において、この際、諸般の報告を行います。
 8月臨時会閉会後における諸般の報告については、お手元に配付しておりますとおりでございます。報告をもってこれに代えます。
―――――――――――――――――――――
○議長(樋󠄀田 都君)  これより本日の会議を開きます。
 本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりであります。
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○議長(樋󠄀田 都君)  日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、議長において4番 田中繁則議員、13番 新宮康史議員を指名いたします。
―――――――――――――――――――――
○議長(樋󠄀田 都君)  日程第2 会期の決定を議題といたします。
 お諮りいたします。
 今期定例会の会期は、本日から10月10日までの36日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(樋󠄀田 都君)  御異議なしと認めます。よって、会期は本日から10月10日までの36日間と決定いたしました。
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○議長(樋󠄀田 都君)  日程第3 報告第17号 令和4年度八幡浜市健全化判断比率及び資金不足比率の報告について、認定第1号 令和4年度八幡浜市一般会計及び特別会計歳入歳出決算の認定についてないし認定第5号 令和4年度市立八幡浜総合病院事業会計決算の認定について、諮問第2号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて及び諮問第3号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて、議案第44号 令和4年度市立八幡浜総合病院事業会計資本金の額の減少についてないし議案第51号 令和5年度八幡浜市港湾整備事業特別会計補正予算(第1号)、以上16件を一括議題といたします。
 初めに、市長より総括説明を願います。
 市長。
〔市長 大城一郎君登壇〕
○市長(大城一郎君)  本日、ここに令和5年第5回市議会定例会を招集いたしまして、補正予算案をはじめ、当面する市政の重要案件について御審議をいただくわけであります。
 各案件にわたります詳細につきましては、審議の過程で副市長並びに担当部課長から御説明申し上げることといたしまして、私はその概要と今の所信の一端を申し述べ、議員各位並びに市民の皆様に一層の御理解と御協力をお願いする次第であります。
 夏休みも終わり9月となりましたが、まだまだ暑い日が続いています。今年の夏は、災害級の暑さと言われるほどの猛暑が続き、愛媛県においても熱中症の危険性が極めて高くなると予測される際に発表される熱中症警戒アラートが7月以降、多くの日で発表されています。全国では、熱中症により亡くなられた方も多く、熱中症の疑いで緊急搬送された中学生が死亡する事故が発生するなど、暑さを軽く見てはいけない状況になっています。熱中症警戒アラートが発表されたら外出はできるだけ控え、小まめに水分補給をし、昼夜を問わずエアコンを適切に使用するなど積極的な予防行動をお願いします。
 さて、市の恒例イベントとしましては、八幡浜みなと祭協賛会が実施する「てやてやウエーブ」が4年ぶりに開催されました。八幡浜道路開通に伴い、コースは従来の臨港道路を通行止めにするコースからみなっと内を回るコースへと大幅に変更されました。当日は、天候にも恵まれ、22団体、約1,200人が参加され、各団体それぞれ熱の籠もったすてきなダンスが披露されました。さらに、新しい団体の参加もあり、再出発の競演大会としては非常によいスタートを切れたと感じています。今後、競演大会のレベルが上がり、新たなダンスチームの参加が増えていけば、「てやてやウエーブ」もより一層、八幡浜の夏の風物詩となると確信しています。
 また、15日には「みなと花火大会」が開催され、約3,500発、これぞ八幡浜の花火だと言える豪快な花火が夜空を彩りました。あわせて、みなっと第2駐車場に復活した屋台を楽しむなど、多くの観客が本市の一大イベントを満喫されたものと思います。
 また、今年の夏は、新型コロナウイルスの影響で休止されていた旅客船で本市沖を巡る「八幡浜おさんぽクルージング」が4年ぶりに実施されました。
 さらに、大島にある大島テラス内の「しまカフェ」も、コロナ禍により経営環境が激変し運営を休止していましたが、カフェの運営を希望し本市に移住してきた2名の地域おこし協力隊により、7月22日からリニューアルオープンしました。離島であるがため条件的に厳しい面もありますが、大島での若い2人の「観光客だけでなく大島の人たちにも愛され親しまれるお店にする」という目標の実現に向けて市も支援していきます。
 一方、7月末をもって3年間の任期を終え退任された磯津地区の地域おこし協力隊は、活動の中で腕を磨いたカレー作りにより、来月市内にカレー屋をオープンする予定です。3年間、地域のために活動する中で本市を気に入っていただき継続して市内に定住し起業されるということで、今後の活躍を期待したいと思います。
 今年は、3月に侍ジャパンが優勝し日本国中に歓喜の輪が広がった野球の世界一決定戦であるWBCに始まり、熱戦が続いた女子サッカーワールドカップや現在開催中のバスケットボールのワールドカップ、今週末に開幕するラグビーワールドカップなど国際的なスポーツの大会がめじろ押しです。それぞれの種目で日本代表の活躍もあり、日本中がスポーツで盛り上がっています。
 愛媛県においても、10月28日からは高齢者が主役のスポーツ・文化の祭典である「ねんりんピック愛顔のえひめ2023」が開催されます。カローリング競技の会場となっている本市では、生涯スポーツを推進するため、平成23年度に市内の全地区公民館にカローリング用具を配備し普及に取り組んできました。カローリングは、子供から高齢者まで年齢、性別、体力に関係なく気軽に楽しめるスポーツであるため、平成25年度からは市民スポーツフェスタの種目にも採用し、毎年多くの地区公民館から参加があり、市民にも広く浸透していることから盛り上がること必至です。
 大会当日は、全国各地からカローリング愛好者約110名が八幡浜市民スポーツセンターに集い、年齢を感じさせない熱い戦いと交流の輪が広がっていくものと思っています。そのような県内外から参加される選手をはじめとした来場者の方々へおもてなしの心で接し、競技を楽しんでいただくことはもちろんのこと、八幡浜に来てよかったと思っていただけるよう八幡浜らしさあふれる大会にしたいと考えていますので、ぜひ会場にお越しいただき御声援をお願いします。
 また、「広報やわたはま(6月号)」で募集しました「四国電力跡地活用に関する市民アンケート調査」の結果につきましては、7月31日開催の市議会協議会で説明後、市長をかこむ会でも報告するとともに、現在は市ホームページでも公開しています。跡地利用の方向性について多かった意見としましては、「市内外から多くの人が訪れにぎわいを生み出すような場所」、次いで「市民の暮らしを便利で豊かにするような場所」と回答された方が大部分を占め、具体的な施設としては「飲食施設」と回答された方が最も多く、「商業施設」「遊戯施設」「子育て施設」「宿泊施設」などの回答も多く見られました。
 また、これまでの市長をかこむ会等の中での意見と同様、家族や子供同士で気軽に飲食ができる店で全国チェーンのファストフード店や回転ずし店を要望する声が多く、市民のニーズがはっきりしていることが確認できました。
 今回のアンケート結果で要望の多かった飲食店や商業施設を中心に、まずは市役所内で企業誘致等を踏まえた具体的な活用方法について検討していきますので、予定していたワークショップは開催を見送ることとしました。
 広く市民の要望やニーズを把握できたことは、本当に有意義でありました。アンケートに参加していただいた皆様に感謝申し上げます。
 御意見の中には、先行する八幡浜港みらいプロジェクトにおいても参考となるものもあり、今後は両方のプロジェクトの連動性を踏まえながら、市民が望む施設を適切に配置できるよう検討していきます。
 次に、令和5年度の財政運営についてです。
 7月28日に決定した普通交付税は、追加交付のありました前年度より891万3,000円、0.1%減の72億7,950万5,000円と微減ではありますが、当初予算額よりも約4億8,000万円多く算定されました。
 一方、好調な税収入を背景に、普通交付税の不足分を穴埋めする臨時財政対策債の発行は抑制され、臨時財政対策債6,122万4,000円を加えた実質的な普通交付税総額は73億4,072万9,000円となり、前年度比8,173万3,000円、1.1%減となっています。
 本年度の臨時財政対策債の伸び率は、全国マイナス43.9%、県内マイナス45.6%と大幅な減となっていますが、本来、地方自治体の財源不足は臨時財政対策債で補填するものではなく、普通交付税により必要額が確保されるべきものと考えています。
 そのほか、令和4年度の寄附額約19億5,000万円と、金額、件数ともに5年連続愛媛県内1位と今や本市の貴重な財源となっているふるさと納税ですが、今年10月からふるさと納税制度のルールが変更されることが総務省から発表され、地場産品の基準厳格化や寄附の募集に係る事務経費の算定基準が見直されます。ルール変更に対応するためには、寄附額の引上げや返礼品の内容の縮小などが必要ですが、今後も事業者と連携しながら寄附者の確保に努めていきます。
 今後の財政運営におきましては、常に地方交付税制度等の動向を念頭に置き、事業の選択と集中、DXの導入などによる行政運営の効率化や経費削減を進めるのはもちろんのこと、さらなる歳入確保に向けた取組を職員一丸となって進めてまいります。
 それでは、今回提案の9月補正予算の主なものについて順次御説明します。
 最初に、安全安心なまちづくりについてであります。
 今年の6月30日から7月1日にかけての梅雨前線による大雨により被災した農道や市道等の応急復旧や本復旧のために早急な対応が必要となる災害復旧関連の予算については、令和5年7月26日付で専決処分を行い、さきの臨時会でも御承認いただき迅速に対応しているところであります。この大雨による人的被害はなかったものの、周辺部を中心に市内58か所、事業費にして約1億7,500万円の大きな被害となりました。
 また、当地域への影響が心配された台風6号、7号など、頻発化、激甚化する自然災害の脅威は年々高まってきています。
 このような状況の中、地域における消防・防災のリーダーとして市民の安全・安心を守るために重要な役割を担う消防団の存在は必要不可欠であります。そのような消防団員の安全を確保し公務災害を防止するため、各分団の防火服を計画的に更新し、さらに活動の拠点となる消防詰所整備の促進により消防団の充実強化を図ります。
 次に、暮らしやすいまちづくりについてであります。
 本年4月に施行されたこども基本法に基づき、国は、こども施策を総合的に推進するため、少子化社会対策大綱、子供・若者育成支援推進大綱、子供の貧困対策に関する大綱を一本化したこども大綱を定め、年末に公表する予定としています。また、市町村は、このこども大綱を勘案し、「こども計画」の策定に努めることとされています。
 本市では、第3期子ども・子育て支援事業計画を令和5・6年度に調査、策定する予定であり、国の動きに迅速に対応しながら本市の実情に沿った計画を策定します。
 現在、放課後児童クラブ未設置の小学校区は4校区あり、うち双岩及び日土の2小学校区で市単独の地域型放課後児童見守り事業を実施しています。今般、地元の運営体制が整い10月から新たに川上小学校区でも事業が実施されることとなりました。市としましては、公設の児童クラブがない地域の放課後児童の安全・安心な居場所づくりを推進し、地域の自主的な子育て支援を継続していくため、今後も必要な支援を行っていきます。
 そのほか、介護現場の生産性向上を推進するため、市内の民間事業者が愛媛県の補助事業を活用して実施する介護施設の大規模修繕に合わせて行う介護ロボット・ICTの導入支援事業に要する経費の予算措置を講じています。
 次に、産業振興の取り組みについてであります。
 まず、農林水産業振興についてです。
 八幡浜市土地改良区からの要望により、さらなる農業経営の安定と農家負担の軽減を図るため、本年6月1日から土地改良施設維持管理補助金の補助対象範囲を拡大したことに伴い、必要となる予算を追加計上しています。
 また、舌田漁港内にある物揚場が塩害により著しい腐食が見られる状況であることから、漁業活動に支障を来さないよう対策を講じます。
 次に、商工観光振興についてです。
 昨年10月末に全国販売を開始した八幡浜ちゃんぽんのカップ麺ですが、売行きは好調で他の御当地麺と比べ約2倍の販売実績との報告を受けています。しかし、実情としては売上げは県内が中心で、県外・中四国域外では広がりがいま一つだということも分かっております。そのため、来月行われるカップ麺のリニューアルに合わせて、全国での販促活動及びSNSを活用したキャンペーンを実施することで八幡浜の知名度を向上させ、さらには全国から本場の味を求め八幡浜に来てもらうような流れをつくります。
 そのほか、これまで大・八幡浜展として本市の各種産品を松山にて販売し市のPRを行ってきましたが、加えて今年度は首都圏の百貨店でも「八幡浜フェア」を実施し、八幡浜ブランドの魅力を広く発信していきます。
 以上が9月補正予算案の概要であります。
 この結果、一般会計4億6,480万9,000円の追加、特別会計5会計9,413万3,000円の追加、合計5億5,894万2,000円の追加を御提案申し上げるものです。
 これらの財源としましては、前年度繰越金、地方交付税をはじめ、国県支出金、市債等、それぞれの事業施策に対応する額を計上しています。
 以上、御説明申し上げました補正予算案等につきまして、慎重審議賜りまして御賛同いただきますようお願い申し上げます。
○議長(樋󠄀田 都君)  これより順次説明を求めます。
 総務企画部長。
○総務企画部長(藤堂耕治君)  議案書の1ページをお願いします。
 報告第17号 令和4年度八幡浜市健全化判断比率及び資金不足比率の報告について説明します。
 これは地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び第22条第1項の規定により、令和4年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率を、別冊になっております監査委員の審査意見をつけて報告するものです。
 まず、1、健全化判断比率について説明します。
 表の縦列の区分のうち、健全化判断比率は、本市の決算に基づく比率を示す項目であり、次の早期健全化基準は、この数値を超えると財政の早期健全化段階に入り、財政健全化が求められる基準です。
 次の財政再生基準は、早期健全化基準よりさらに悪化した財政状況の基準で、旧法における財政再建団体となり、国などの強力な関与により確実な再生を図ることとなる基準です。
 健全化判断比率は、4つの指標から成ります。
 実質赤字比率は、一般会計等を対象とした実質赤字の標準財政規模に対する比率であり、4年度は実質赤字額がないため、ハイフンで表示しております。この比率の早期健全化基準は13.09%、財政再生基準は20%です。
 次の連結実質赤字比率は、市の全会計を対象とした実質赤字の標準財政規模に対する比率であり、4年度は連結実質赤字額がないため、ハイフンで表示しております。この比率の早期健全化基準は18.09%、財政再生基準は30%です。
 次の実質公債費比率は、一般会計等が負担する元利償還金及び準元利償還金の標準財政規模に対する比率で、3か年の平均値で算出します。令和3年度は9.5%でしたが、4年度は若干改善して9.4%となりました。なお、この比率の早期健全化基準は25%、財政再生基準は35%です。
 次の将来負担比率は、一般会計等が将来負担すべき実質的な負債の標準財政規模に対する比率で、令和3年度は62.2%でしたが、4年度は48.8%と、こちらの指標については大きく改善しました。なお、この比率の早期健全化基準は350%です。
 続きまして、2、公営企業の資金不足比率について説明します。
 資金不足比率は、公営企業ごとに算定する資金不足額の事業規模に対する比率であり、4年度は全ての公営企業会計で資金の不足額がないため、ハイフンで表示しており、この比率の経営健全化基準は20%です。
 なお、別冊で監査委員による審査意見書を配付しておりますので、御参照のほどお願いします。
 続きまして、議案書3ページをお願いします。
 認定第1号 令和4年度八幡浜市一般会計及び特別会計歳入歳出決算の認定について説明します。
 本件は、地方自治法第233条第3項の規定により、一般会計及び特別会計8会計の歳入歳出決算について、監査委員の意見をつけて市議会の認定に付するものです。
 別冊でお配りしております、令和4年度主要な施策の成果説明書を御準備願います。
 まず、2ページないし3ページをお開き願います。
 第1表、各会計及び款別予算状況の一番上の区分欄を御覧ください。
 一般会計については、通常の年であれば、当初予算編成後は定例議会である6月補正、9月補正、12月補正、3月補正予算と、年間で4回程度の補正予算計上となりますが、令和4年度につきましても新型コロナウイルス感染症対策及びエネルギー価格・物価高騰対策のため、そこにありますように、臨時議会あるいは専決処分等により補正予算を編成させていただいた結果、令和2年度の13回、令和3年度の12回に次ぐ9回の補正予算措置を講じたところです。
 次の4ページをお願いします。
 第2表、令和4年度各会計決算額で説明します。
 まず、一般会計は、一番上の行にありますように、予算額260億189万3,000円に対して、歳入総額243億9,529万8,000円、執行率93.8%、歳出総額233億4,090万4,000円、執行率89.8%で、収支差引き10億5,439万4,000円となっております。
 また、下の第3表、実質収支と単年度収支の一番上の行にありますように、B欄の翌年度へ繰り越すべき財源2億4,596万1,000円を差し引いた実質収支は、その右のC欄のとおり8億843万3,000円の黒字決算となっております。
 次に、特別会計8会計について説明します。
 また、上の第2表をお願いします。
 第2表の下から2行目の特別会計小計欄にありますように、予算額110億5,542万9,000円に対して、歳入総額105億3,708万円、執行率95.3%、歳出総額103億6,181万2,000円、執行率93.7%となっております。
 収支差引きは、右から2列目D欄の上から4つ目となりますが、国民健康保険事業5,603万9,000円、その下、後期高齢者医療1,744万8,000円、その下、介護保険9,532万円、2つ飛んで駐車場事業312万4,000円、1つ飛んで港湾整備事業333万7,000円となっており、それ以外の特別会計は収支差引き0となっております。
 また、その右の列の備考欄については、一般会計からの繰入金を記載しており、国民健康保険事業など4会計で総額13億3,287万4,000円となっております。
 なお、詳細な決算内容につきましては、この主要な施策の成果説明書のほか、別冊でお配りしております令和4年度歳入歳出決算書及び監査委員による決算審査意見書を御参照願います。
 以上でございます。
○議長(樋󠄀田 都君)  産業建設部長。
○産業建設部長(垣内千代紀君)  議案書の5ページをお開き願います。
 認定第2号 令和4年度八幡浜市下水道事業会計決算の認定について御説明します。
 別冊でお配りしております八幡浜市下水道事業会計決算書を御覧ください。
 1ページをお開き願います。
 まず、(1)収益的収入及び支出について御説明します。
 収入の部、下水道事業収益につきましては、予算額18億2,668万6,000円に対し、決算額18億5,345万6,458円、執行率は101.5%となっています。
 一方、支出の部、下水道事業費用につきましては、予算額16億4,325万2,000円に対し、決算額16億1,382万5,766円、執行率は98.2%となっています。
 なお、収支状況の対前年度比較につきましては、32ページに事業収入に関する事項、33ページに事業費に関する事項として掲載していますので、後ほど御参照願います。
 2ページをお願いします。
 続きまして、(2)資本的収入及び支出について御説明します。
 資本的収入は、予算額10億420万円に対し、決算額9億8,737万2,904円、執行率は98.3%となっています。
 次に、資本的支出は、予算額16億3,898万5,000円に対し、決算額16億2,039万425円、執行率は98.9%となっています。
 なお、令和4年度に実施した主な事業は、管渠及び八幡浜浄化センターのストックマネジメント事業、神越ポンプ場の実施設計策定委託業務などです。
 また、欄外に記載のとおり、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額6億3,301万7,521円は、当年度分損益勘定留保資金などで補填しています。
 次に、3ページの損益計算書について御説明します。
 当年度純利益につきましては、下から3行目のとおり2億2,088万1,307円の黒字となっています。なお、当年度純利益は前年度比25.5ポイントの減となっており、これは一番上の行の、1、営業収益のうち(1)下水道使用料が水洗化人口の減少などに伴い減収となったこと、またその下、2、営業費用のうち電力費用の高騰による動力費の増により(3)処理場費が増加したことなどによるものです。
 下から2行目、前年度繰越利益剰余金が10億4,032万5,638円ありましたので、一番下の行ですが、当年度未処分利益剰余金は12億6,120万6,945円となります。
 なお、1ページ、2ページの決算報告書は予算に合わせて消費税込みの金額ですが、3ページ以降は消費税抜きの金額となっていますので、御留意願います。
 また、4ページ以降には、剰余金計算書、貸借対照表などを添付していますので、別添の公営企業決算審査意見書と併せて御参照願います。
 続きまして、議案書の7ページをお開き願います。
 認定第3号 令和4年度八幡浜市水道事業会計決算の認定について御説明します。
 別冊でお配りしております八幡浜市水道事業会計決算書を御覧ください。
 1ページをお開き願います。
 まず、(1)収益的収入及び支出について御説明します。
 収入の部、水道事業収益につきましては、予算額9億4,169万円に対し、決算額9億3,309万3,023円、執行率は99.1%となっています。
 一方、支出の部、水道事業費用につきましては、予算額8億8,195万2,000円に対し、決算額8億2,531万2,632円、執行率は93.6%となっています。
 なお、収支状況の対前年度比較につきましては、26ページに事業収入に関する事項、27ページに事業費に関する事項として掲載していますので、後ほど御参照願います。
 2ページをお願いします。
 続きまして、(2)資本的収入及び支出について御説明します。
 資本的収入は、予算額4億347万8,000円に対し、決算額2億5,347万230円、翌年度繰越額を除いた令和4年度分の実質的な執行率は97.7%となっています。
 次に、資本的支出は、予算額5億9,327万6,000円に対し、決算額4億785万640円、翌年度繰越額を除いた令和4年度分の実質的な執行率は93.5%となっています。
 なお、令和4年度に実施した主な事業は、管路耐震化事業、愛宕第4配水池整備事業などです。
 また、欄外に記載のとおり、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額1億5,438万410円は、過年度分損益勘定留保資金などで補填しています。
 次に、3ページの損益計算書について御説明します。
 当年度純利益につきましては、下から3行目のとおり9,264万839円の黒字となっています。これは、一番上の行の1、営業収益のうち(1)給水収益が給水人口の減少などに伴い減収となったものの、その下、2、営業費用のうち固定資産の除却に伴う(5)資産減耗費が大幅に減少したことなどによるものです。
 下から2行目、前年度繰越利益剰余金が5,711万3,145円ありましたので、一番下の行ですが、当年度未処分利益剰余金は1億4,975万3,984円となります。
 なお、1ページ、2ページの決算報告書は予算に合わせて消費税込みの金額ですが、3ページ以降は消費税抜きの金額となっていますので、御留意願います。
 また、4ページ以降には、剰余金計算書、貸借対照表などを添付していますので、別添の公営企業決算審査意見書と併せて御参照願います。
 続きまして、議案書9ページをお開き願います。
 認定第4号 令和4年度八幡浜市簡易水道事業会計決算の認定について御説明します。
 こちらも別冊でお配りしております八幡浜市簡易水道事業会計決算書を御覧ください。
 1ページをお開き願います。
 (1)収益的収入及び支出について御説明します。
 収入の部、簡易水道事業収益につきましては、予算額2,022万7,000円に対し、決算額1,948万2,990円、執行率は96.3%となっています。
 一方、支出の部、簡易水道事業費用につきましては、予算額2,022万7,000円に対し、決算額1,888万4,373円、執行率は93.4%となっています。
 2ページをお願いします。
 (2)資本的収入及び支出について御説明します。
 資本的収入は、予算額3,913万7,000円に対し、決算額3,908万2,319円、執行率は99.9%となっています。
 次に、資本的支出は、予算額3,913万7,000円に対し、決算額3,908万2,319円、執行率は99.9%となっています。
 なお、令和4年度に実施した主な事業は高野地地区上水道施設詳細設計等委託業務などです。
 次に、3ページの損益計算書について御説明します。
 当年度純利益につきましては、下から3行目のとおり9万9,794円の黒字となっています。これは、主に他会計補助金と支出額の差によるものです。
 下から2行目、前年度繰越利益剰余金が35万8,309円ありましたので、一番下の行ですが、当年度未処分利益剰余金は45万8,103円となります。
 なお、1ページ、2ページの決算報告書は予算に合わせて消費税込みの金額ですが、3ページ以降は消費税抜きの金額となっておりますので、御留意願います。
 また、4ページ以降には、剰余金計算書、貸借対照表などを添付しておりますので、別添の公営企業会計決算審査意見書と併せて御参照願います。
 以上です。
○議長(樋󠄀田 都君)  市立病院事務局長。
○市立病院事務局長(井上耕二君)  議案書11ページをお願いします。
 認定第5号 令和4年度市立八幡浜総合病院事業会計決算の認定について説明します。
 別冊でお配りしております市立八幡浜総合病院事業会計決算書を御覧ください。
 1ページをお願いします。
 (1)収益的収入及び支出について説明します。
 収入の部、病院事業収益につきましては、予算額53億9,408万円に対し、決算額55億3,704万6,359円、執行率は102.7%です。
 次に、支出の部、病院事業費用は、予算額51億2,705万6,000円に対し、決算額48億6,051万9,419円、執行率は94.8%です。
 なお、収支状況の対前年度比較につきましては、28ページに事業収入に関する事項、29ページに事業費用に関する事項として掲載していますので、後ほど御参照ください。
 2ページをお願いします。
 (2)資本的収入及び支出について説明します。
 資本的収入は、予算額6億1,265万7,000円に対し、決算額5億4,119万7,000円、翌年度繰越額を除いた実質的な執行率は97.2%です。
 次に、資本的支出は、予算額7億5,724万2,500円に対し、決算額6億8,441万49円、翌年度繰越額を除いた実質的な執行率は98.3%です。
 なお、欄外に記載のとおり、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額1億4,321万3,049円は、過年度分損益勘定留保資金で補填しています。
 3ページをお願いします。
 損益計算書について説明します。
 当年度純利益につきましては、下から4行目のとおり6億7,679万5,313円の黒字となっています。
 左中ほどにあります、3、医業外収益、(3)その他補助金において、新型コロナウイルス感染症医療提供体制確保事業費補助金等の交付があり、大幅な黒字となりました。
 令和3年度決算において、長年の懸案であった繰越欠損金が解消され、当年度純利益額6億7,679万5,313円を未処分利益剰余金に計上します。
 なお、1ページ、2ページの決算報告書は予算に合わせて消費税込みの金額ですが、3ページ以降は消費税抜きの金額となっていますので、御留意願います。
 次に、5ページの剰余金処分計算書(案)について説明しますが、その前に9ページをお開き願います。
 右下の資金期末残高になりますが、令和4年度末の現金保有残高が40億9,914万6,614円となっています。
 5ページにお戻りください。
 現在の現金預金については、当院の安定的な事業継続に必要な財産が留保されているということから、左から2列目、上から2行目の令和4年度決算資本金の当年度末残高23億6,273万2,144円のうち、1つ下、1億6,273万2,144円を減少するとともに、同額の現金を八幡浜市一般会計に返還することといたしました。この資本金の額を減少することにつきましては、議会の議決が必要となりますので、この後、議案第44号で提案いたします。
 6ページ以降には、貸借対照表、キャッシュ・フロー計算書などを添付していますので、別添の公営企業会計決算審査意見書と併せて御参照願います。
 以上です。
○議長(樋󠄀田 都君)  市民福祉部長。
○市民福祉部長(福岡勝明君)  議案書13ページをお願いします。
 諮問第2号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて説明します。
 本市の人権擁護委員関岡寿登氏は、令和5年12月31日をもって任期満了となるため、松山地方法務局から後任の候補者について推薦依頼がありました。
 この件につき、関岡寿登氏に確認をしたところ、次期も人権擁護委員を務めたいという意向でした。
 このため、後任の候補者として再度八幡浜市保内町宮内4番耕地35番地4、関岡寿登氏を推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により議会の意見を求めるものです。
 関岡寿登氏は、昭和61年4月より33年間にわたり小学校教員として勤務され、平成31年3月退職されました。在職中には、義務教育における道徳教育、特別支援教育等に携わってこられ、人権問題についての造詣が深く、人権擁護委員として幅広い活動を期待できます。
 また、今回は再任であるため、その経験を踏まえ前回以上に幅広い活躍が期待できるものであります。
 続きまして、議案書15ページをお願いします。
 諮問第3号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて説明します。
 本市の人権擁護委員菊池 正氏は、令和5年12月31日をもって任期満了となるため、松山地方法務局から後任の候補者について推薦依頼がありました。
 この件につき、菊池 正氏に確認をしたところ、次期も人権擁護委員を務めたいという意向でした。
 このため、後任の候補者として再度八幡浜市八代乙463番地26、菊池 正氏を推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により議会の意見を求めるものです。
 菊池 正氏は、昭和57年4月より38年間にわたり小学校教員として勤務され、令和2年3月退職されました。在職中には、人権同和教育分野における教育実践及び地域啓発に尽力されました。また、八幡浜部落史研究会員として、解放講座の講師や司会を務めるなど、同和問題について極めて造詣が深く、この分野での人権擁護活動を期待できます。
 また、今回は再任であるため、その経験を踏まえ前回以上に幅広い活躍が期待できるものであります。
 以上です。
○議長(樋󠄀田 都君)  市立病院事務局長。
○市立病院事務局長(井上耕二君)  議案書17ページをお願いします。
 議案第44号 令和4年度市立八幡浜総合病院事業会計資本金の額の減少について説明します。
 市立八幡浜総合病院事業会計は、令和3年度から利益剰余金が発生し、令和4年度決算で現金預金が40億9,914万6,614円となりました。この現金預金について、当院の今後の収支計画、必要な退職手当引当金や運転資金、今後実施する予定の事業等を総合的に勘案した結果、当面の間は安定的な事業の継続に必要な現金等の財産が留保されていることから、資本金の額の一部を減少し、八幡浜市一般会計に返還することといたしました。
 本件は、市立八幡浜総合病院事業会計の令和4年度末の資本金23億6,273万2,144円のうち1億6,273万2,144円を減少することについて、地方公営企業法第32条第4項の規定により議会の議決を求めるものです。
 なお、令和5年度決算以降につきましては、単年度での資本金の減少する額のうち1億円を上限に当期純利益、いわゆる黒字分となりますが、その相当額を資本金が20億円になるまで減少する予定です。ただし、決算が赤字となった場合には、減資及び返還を見送ることといたします。
 以上です。
○議長(樋󠄀田 都君)  学校教育課長。
○学校教育課長(梶本教仁君)  議案書19ページをお願いいたします。
 議案第45号 八幡浜市奨学資金貸付条例の一部を改正する条例の制定について御説明します。
 今回の改正は、これまで議会においての御指摘や御意見をいただいたことを踏まえて検討した結果、同市の奨学金と合わせて借りることを可能とするために資格要件を緩和し、利便性の向上を図るものです。
 具体的には、中ほどの表で八幡浜市奨学資金貸付条例第4条、奨学生の資格の「(5)他に同種の奨学金を受けていないこと。」を削除するものです。
 なお、附則において、この条例は公布の日から施行することとしています。
 また、経過措置として、施行日前までに申請する奨学資金の貸付けについては、従前の例によることとしています。
 説明は以上です。
○議長(樋󠄀田 都君)  財政課長。
○財政課長(明礼英和君)  議案書21ページから121ページ、令和5年度八幡浜市一般会計及び各特別会計補正予算案、議案第46号から議案第51号までを一括して、別冊で配付しております令和5年度9月補正予算資料のほうで説明をいたします。
 資料の2ページをお開き願います。
 今回の補正は、一般会計では一番上の行の真ん中あたり、今回補正額の欄にありますように4億6,480万9,000円を追加し、その右のとおり、予算総額を229億7,285万4,000円とするもので、前年度同期に比べ3.8%の減となります。
 次に、特別会計は、8会計中、国民健康保険事業、後期高齢者医療、介護保険、駐車場事業、港湾整備事業の5会計の補正で、真ん中あたりの行となりますが、特別会計合計欄にありますように、合わせて9,413万3,000円を追加するものです。
 一般会計、特別会計を合わせますと、今回補正額は、その下にありますように5億5,894万2,000円を追加し、累計ではその右の合計欄のとおり337億6,796万8,000円となり、前年度同期に比べ3.2%の減となります。
 企業会計の補正はありません。
 全ての会計における今回の補正は、一番下の総合計欄のとおり5億5,894万2,000円を追加し、累計では、その右の合計欄のとおり、予算総額を451億6,095万9,000円とするもので、前年度同期に比べ0.2%の増となります。
 次の3ページに今回の補正予算の主な事業一覧表を、4ページから6ページにそれぞれの事業の概要を記載しております。
 4ページをお願いします。
 それでは、9月補正予算の主要な事業の概要について順次説明いたします。
 まず、安全安心なまちづくりです。
 「消防団員安全装備品整備事業」は、消防団員の安全を確保し、公務災害を防止するため、消防団員安全装備品整備事業助成金を活用し防火服5着を購入するもので、36万3,000円。「川上分団1・2部消防詰所建替事業」は、地盤調査等の結果より、当初の予定からさらに深く支持層に到達させるための基礎工事が必要になったことから工事費を増額するもので、300万4,000円。
 次に、暮らしやすいまちづくりです。
 「介護施設開設準備事業費補助金」は、市内の介護施設が、老朽化した施設全体の電気設備の改修に合わせて実施するナースコールの更新と見守りセンサー導入に対する経費を補助するもので、3,206万円。
 5ページをお願いします。
 「子ども・子育て支援事業計画推進事業」は、債務負担行為の期間を令和6年度と設定し、令和5年度、6年度の2か年で策定予定の第3期子ども・子育て支援事業計画にこども基本法に基づく各こども施策に関する計画を加え、こども政策を総合的に推進する「こども計画」として一本型の計画を策定するために必要な予算を追加するもので、263万4,000円。「地域型放課後児童見守り事業補助金」は、公設の放課後児童クラブ未設置の4小学校区において、双岩、日土に次いで新たに10月から川上小学校区も地域型放課後児童見守り事業を実施することとなったため運営等に対する経費を補助するもので、66万4,000円。
 次に、産業振興の取り組みです。
 「土地改良施設維持管理補助金」は、令和5年6月からの補助対象範囲拡大に伴う申請件数の増加分について予算を増額するもので、315万円。「舌田漁港物揚場補修事業」は、合田地区にある新防波堤横に設置されている物揚場が塩害により鋼製部分が腐食していることから補修のための測量設計を行うもので、315万円。
 6ページをお願いします。
 「ちゃんぽんカップ麺を活用した八幡浜PR事業」は、さらなる知名度向上を図るため、カップ麺のリニューアルに合わせ県外での販促活動及びSNSを活用したキャンペーンを実施するもので、243万3,000円。「『八幡浜フェア』首都圏実施事業」は、松山で開催する大・八幡浜展に加え、新たな八幡浜ファンを獲得するため首都圏において本市の物産展を開催するもので、191万円。
 次に、その他の取り組みです。
 「財政調整基金積立金」は、前年度決算剰余金8億843万3,000円の2分の1を下らない額を積み立てるもので、4億1,000万円。
 なお、令和4年度末時点の基金残高は36億3,326万1,000円です。
 7ページをお願いします。
 次に、特別会計補正予算について説明いたします。
 まず、「国民健康保険事業」は、事業費納付金の確定により799万1,000円を減額するものです。
 歳入では、今年度の国保税の税額及び前年度繰越額の確定に伴い繰越金等を予算計上するほか、基金繰入金を減額し、収支を調整しています。
 次に、「後期高齢者医療」は、前年度繰越額の確定による繰越金355万4,000円を追加したことに伴い、予備費を増額し、収支を調整しています。
 次に、「介護保険」は9,531万9,000円を追加するものです。
 決算処理に伴う介護給付費準備基金積立金及び前年度に交付された介護給付費負担金等の精算に伴う償還金を計上するものです。
 歳入では、介護保険事業費補助金等の国庫支出金、前年度繰越額の確定による繰越金を計上するほか、基金繰入金を減額して収支を調整しています。
 次に、「駐車場事業」は、前年度繰越額の確定による繰越金312万4,000円を追加したことに伴い、一般会計繰出金を増額し、収支を調整しています。
 次に、「港湾整備事業」は、フェリーターミナル整備事業に伴い、令和4年度、5年度で借り入れた過疎対策事業債の償還開始による今年度分利子償還金12万7,000円を追加するものです。一般会計繰入金を追加し、収支を調整しています。
 8ページをお願いします。
 債務負担行為の補正について説明いたします。
 一般会計の変更としまして、子ども・子育て支援事業計画策定委託料は、先ほど事業の概要で説明しましたとおり債務負担行為の期間を令和6年度と設定し、令和5年度、6年度の2か年で策定予定の第3期子ども・子育て支援事業計画にこども基本法に基づく各こども施策に関する計画を加え、こども政策を総合的に推進するこども計画として一本型の計画を策定することに伴い、限度額を187万円から345万4,000円に変更するものです。
 なお、9ページに一般会計における投資的事業の一覧について、10ページ、11ページに一般会計歳入歳出の状況を記載していますので、御参照のほどお願いします。
 説明は以上でございます。
○議長(樋󠄀田 都君)  ただいま議題となっております16件についての本日の審議はこの程度にとどめます。
 お諮りいたします。
 議事の都合により、明日6日から10日までの5日間は休会といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(樋󠄀田 都君)  御異議なしと認めます。よって、明日6日から10日までの5日間は休会することに決しました。
―――――――――――――――――――――
○議長(樋󠄀田 都君)  これにて本日の会議を閉じます。
 以上で本日の日程は全部終了いたしました。
 明日6日から10日までの5日間は休会であります。11日は午前10時から会議を開き、一般質問を行います。
―――――――――――――――――――――
○議長(樋󠄀田 都君)  本日はこれにて散会いたします。
   午前11時12分 散会

お問い合わせ

議会事務局
住所:愛媛県八幡浜市北浜一丁目1番1号
TEL:0894-22-5998
FAX:0894-22-5963
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