令和5年八幡浜市議会9月定例会会議録第5号

公開日 2023年12月07日

 

令和5年八幡浜市議会9月定例会会議録第5号

議事日程 第5号

令和5年10月10日(火) 午前10時開議

第1
会議録署名議員の指名

第2
認定第1号 令和4年度八幡浜市一般会計及び特別会計歳入歳出決算の認定について
  (委員長報告(質疑)、討論、採決)
第3
認定第2号 令和4年度八幡浜市下水道事業会計決算の認定について
認定第3号 令和4年度八幡浜市水道事業会計決算の認定について
認定第4号 令和4年度八幡浜市簡易水道事業会計決算の認定について
  (委員長報告(質疑)、討論、採決)
第4
認定第5号 令和4年度市立八幡浜総合病院事業会計決算の認定について
  (委員長報告(質疑)、討論、採決)
―――――――――――――――――――――
本日の会議に付した事件

日程第1
会議録署名議員の指名

日程第2
認定第1号

日程第3
認定第2号~認定第4号

日程第4
認定第5号
―――――――――――――――――――――
出席議員(16名)       

  1番  井  上     剛  君
  2番  攝  津  眞  澄  君
  3番  平  野  良  哉  君
  4番  田  中  繁  則  君
  5番  遠  藤     綾  君
  6番  菊  池     彰  君
  7番  西  山  一  規  君
  8番  佐  々  木  加  代  子  君
  9番  竹  内  秀  明  君
 10番  平  家  恭  治  君
 11番  石  崎  久  次  君
 12番  樋󠄀  田     都  君
 13番  新  宮  康  史  君
 14番  上  田  浩  志  君
 15番  宮  本  明  裕  君
 16番  山  本  儀  夫  君
―――――――――――――――――――――
欠席議員(なし)
―――――――――――――――――――――
説明のため出席した者の職氏名

 市長          大 城 一 郎 君
 副市長         菊 池 司 郎 君
 教育長         井 上   靖 君
 代表監査委員      若 宮 髙 治 君
 総務企画部長      藤 堂 耕 治 君
 市民福祉部長      福 岡 勝 明 君
 産業建設部長      垣 内 千代紀 君
 市立病院事務局長    井 上 耕 二 君
 総務課長        宇都宮 久 昭 君
 税務課長        田 本 憲一郎 君
 政策推進課長      松 良 喜 郎 君
 財政課長        明 礼 英 和 君
 社会福祉課長      二 宮 恭 子 君
 子育て支援課長     岡 本 正 洋 君
 市民課長        倭 村 祥 孝 君
 保内庁舎管理課長    二 宮 万裕美 君
 生活環境課長      菊 池 和 幸 君
 保健センター所長    小 野 嘉 彦 君
 人権啓発課長      山 本   真 君
 水産港湾課長      山 中 貞 則 君
 建設課長        宮 下 栄 司 君
 農林課長        松 本 有 加 君
 商工観光課長      萩 森 久 人 君
 下水道課長       菊 池 利 夫 君
 水道課長        山 本   覚 君
 会計管理者       河 野 久 志 君
 学校教育課長      梶 本 教 仁 君
 生涯学習課長      宇都宮 一 幸 君
 監査事務局長      坂 井 浩 二 君
―――――――――――――――――――――
会議に出席した議会事務局職員       

 事務局長        水 岡 能 成 君
 事務局次長兼議事係長  菊 池 文 孝 君
 調査係長        黒 田 昌 利 君
 書記          北 本 真紗美 君
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
   午前10時00分 開議
○議長(樋󠄀田 都君)  おはようございます。
 これより本日の会議を開きます。
 本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりであります。
―――――――――――――――――――――
○議長(樋󠄀田 都君)  日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、議長において1番 井上 剛議員、16番 山本儀夫議員を指名いたします。
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○議長(樋󠄀田 都君)  日程第2 認定第1号 令和4年度八幡浜市一般会計及び特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
 本件に関し、決算審査特別委員長の報告を求めます。
 菊池 彰委員長。
〔決算審査特別委員長 菊池 彰君登壇〕
○決算審査特別委員長(菊池 彰君)  それでは、決算審査特別委員会の報告を申し上げます。
 認定第1号 令和4年度八幡浜市一般会計及び特別会計歳入歳出決算の認定について、付託されておりました当委員会は、9月26日、27日、29日の3日間にわたり市理事者の出席を求め、慎重に審査を行いました。
 その結果、当委員会は認定第1号を賛成多数で認定することに決しました。
 その審査の概要について御報告いたします。
 令和4年度の一般会計の決算は、予算総額260億189万3,000円に対して、歳入総額243億9,529万7,712円、執行率93.8%、歳出総額233億4,090万4,112円、執行率89.8%で、収支差引き10億5,439万3,600円の黒字であります。これから翌年度へ繰り越すべき財源2億4,596万1,000円を差し引いた実質収支額は8億843万2,600円の黒字決算であります。
 次に、特別会計の8会計は、予算総額110億5,542万9,000円に対して、歳入総額105億3,707万9,812円、執行率95.3%、歳出総額103億6,181万2,208円、執行率93.7%で、実質収支では、国民健康保険事業特別会計をはじめ5会計で黒字決算であり、その他の会計は収支差引きゼロであります。
 以下、審査の過程において論議されました主な事項について申し上げます。
 初めに、一般会計歳出のうち、2款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費、7節報償費のうち、ふるさと納税返礼品について。委員より、寄附総額に対して、かんきつの返礼品はどれくらいの割合になるのか。また、不良品に対する苦情はどれくらいあるのか。さらに、寄附額がこのまま増加していくと、かんきつの返礼品の確保が難しくなるため、JAにしうわに市のふるさと納税の考えに理解をしていただけるよう働きかけを行っているということだが、今年度そういった状況になったときに、JAにしうわからの協力が得られるのかとただしたのに対し、理事者より、寄附総額約19億5,000万円のうち、90%以上がかんきつ類になっている。また、寄附件数は約17万件であるが、電話やメールなどでの苦情は約200件程度である。また、かんきつの返礼品の確保については、JAにしうわの特産センター「甘柑日和」へ担当者が出向いて協議を行っているが、好意的に捉えていただき、協力するとの返事をいただいているとの答弁でありました。
 さらに、委員より、事業者に対し文書にて品質管理の徹底を図っているということだが、寄附者からの苦情が多い事業者に対しては、市の信頼を損なうおそれがあるため、何かペナルティーを設けているのかとただしたのに対し、理事者より、ペナルティーは考えていない。苦情があった場合には、寄附者にその内容を確認し、場合によってはもう一度同じ返礼品を発送しているとの答弁でありました。
 続きまして、同じく一般会計歳出のうち、2款総務費、1項総務管理費、12目企画費について。委員より、令和3年度と比較して、令和4年度に政策推進課が出した新たな政策は何かとただしたのに対し、理事者より、今、八幡浜市で一番大きな課題は、人口減少・少子化問題、それとDX・GXと捉えている。人口減少対策として移住・定住、結婚支援、また妊娠・出産・子育て支援といった各種事業を行っているが、どういう事業が最も政策効果が高いのかなど、迷いもあり、まだ大きく踏み出せてはいないと理解している。大きく進めたものとしてはDXの推進がある。令和4年度をDX元年と位置づけ、DX推進計画を策定し、併せて業務改革の研究や職員研修を行っている。さらに、高齢化が進み、移動手段を持たない高齢者の日常生活における移動の確保等を目的とした地域公共交通計画を策定した。これまでは、路線バスや離島航路、鉄道などの交通事業者それぞれの計画はあったが、そういった関係者が一堂に会して八幡浜市全体の公共交通計画を策定することは初めてであったとの答弁でありました。
 続きまして、同じく一般会計歳出のうち、3款民生費、2項児童福祉費、5目保育所費、12節委託料、「保育業務支援システム初期導入業務委託料」について。委員より、保育業務支援システムを導入し、保育士にどのようなメリットがあり、どういった支援が望めるのかとただしたのに対し、理事者より、令和4年度末に保育業務支援システムを神山こども園、保内保育所の2園に導入した。このシステムでは、主に登園・降園や保育日誌、出席簿、給食などの管理のほかに保育料の試算などを行っている。今まで保育士が手作業で行っていた業務がシステム化され、かなり負担軽減されている。今後は、保育士が時間外で行っている保育日誌の作成業務などを園で完結させることを目指している。引き続き、保育士の意識改革も行いながら保育業務支援システムを有効に使えるように努めていきたいとの答弁でありました。
 さらに、委員より、昨今、子供を車内に置き去りにしてしまった事故が報道されている。こういった悲惨な事故への対策として、園側が保育業務支援システムを使って自動的に子供の出席状況を管理することができるようになるのかとただしたのに対し、理事者より、保育業務支援システムでは、登園時に保護者がQRコードを読み取り機にかざすと登園時刻が記録され、システム上で出席状況が管理される。子供が登園していない場合や欠席の連絡がない場合には、9時半を過ぎた時点で必ず保護者に連絡を取り、その日、その子がどこにいるか必ず把握するようにしている。また、市内の私立幼稚園では、全ての送迎バスに「置き去り防止装置」を設置済みであるとの答弁でありました。
 また、別の委員より、来年度には全ての保育所に保育業務支援システムを導入することを目指してほしいとただしたのに対し、理事者より、来年度に向けて、このシステムを導入できるよう担当課として予算要求していきたいとの答弁でありました。
 続きまして、同じく一般会計歳出のうち、6款農林水産業費、3項水産業費、2目水産業振興費、12節委託料、「シーロード八幡浜管理事業委託料」について。委員より、この施設は、令和4年度は4月~12月の9か月間で48万4,000円の収入しかない中で、委託料だけでも265万8,526円かかっている。令和5年1月から管理人が不在で休止状態とのことであるが、今後新たに管理人を雇えたとしてもその人件費がかかり赤字額は増加していく。この経営状況の施設を今後も続けるのか、やめるのかの判断も必要であるがどう考えるかとただしたのに対し、理事者より、今は一時休止しているが、シーロード八幡浜は釣り愛好者からの人気が高く、市外客もそれなりに来ていて、早く再開してほしいとの要望もある。また、浮消波堤の改修費用の財源として、レクリエーション施設として活用することで、過疎対策事業債を充てており、令和5年度以降、元利合わせて約3億7,000万円の償還が残っている。仮に、今年度で施設を閉鎖すれば、起債の繰上償還をする必要が生じ、この場合、償還に対する7割の交付税措置を失うことになるため、結果的には市の財政負担が約2億6,000万円増えることになる。これらのことを踏まえ、現在、より効率的な管理方法について検討しているところであり、令和6年3月議会において関連予算や管理条例の改正案を提案できればと考えているとの答弁でありました。
 さらに、委員より、現在、管理人が不在の状態で、仮に市内外から施設に来た子供などが誤って浮消波堤から海に落ちるような事故が起きないか心配している。そのような事故が起きないよう対応していただきたいとの要望に対し、理事者より、浮消波堤に渡るには、管理棟に入って渡り橋を渡って降りる必要があるが、現在、管理棟の入り口のシャッターを閉鎖しているため、物理的には浮消波堤には渡ることができない状況であるとの答弁でありました。
 続きまして、同じく一般会計歳出のうち、7款商工費、1項商工費、2目商工振興費、中小企業振興資金対策について。委員より、新型コロナウイルスの影響により業績悪化した中小企業に対して、日本政策金融公庫が3年の間、無利子・無担保で融資を行ってきたが、業績の回復が見込めず融資の返済に困る中小企業が出始めている。加えて、物価高の影響により、ますます業績回復が困難となり、四国内や愛媛県内でも中小企業の倒産が増え始めている。八幡浜市においてはこうした影響が少し遅れて波及するが、早急に何か手を打つ必要があるのではないか。このことについて、商工観光課では何か対策を考えられているのかとただしたのに対し、理事者より、八幡浜市では幸い倒産というようなことは発生しておらず、ハローワークとの定期的な協議においても、大きな事件・事故は発生していないと聞いているが、非常に厳しい状況であることは肌で感じている。その中で、我々としても、前回は練り物事業者に対して補助を行ったが、今後どんな事業を、どこに対して、どのタイミングで実施すべきか、常に考え議論しているところである。現在、国でも経済対策を考えているようなので、その情報も漏らすことなくつかみ、早い対応に努めていきたいとの答弁がありました。
 さらに、委員より、いつも国が経済対策を打ち出すのを待って市も対策を始めるという体制を取っているが、国が対策を行うという予測がついた時点で市も準備をしておく、先にスタートするというくらいの気持ちで全庁的に対策を進めてほしいとただしたのに対し、理事者より、経済対策は早くやることでより効果が出ると思う。次の対策についても、なるべく早く実施できるよう考えていくとの答弁でありました。
 続きまして、同じく一般会計歳出のうち、10款教育費、5項社会教育費、13目文化会館費、12節委託料、「自主文化事業運営委託料」について。委員より、令和4年度は4つの公演を実施しているが、公演の委託料とチケット販売等の収入の差額が市の純損益かとただしたのに対し、理事者より、委託料はプロダクションとの間に入っている業者に支払っている。委託料から事業収入を差引きした額が市の純損失であり、市の一般財源から支出している。昨年8月に実施した公演では、入場料収入が695万1,000円のところ、委託料は1,639万3,300円を支払っており、一般財源から約940万円を支出している。その他の事業も当会館の規模では事業収入で委託料全額を払える状況ではないとの答弁でありました。
 さらに、委員より、自主文化事業は、市民に芸術鑑賞等をしていただく社会教育的な側面と興行的な側面があると考える。今回、かなりの赤字が出た結果を踏まえて、今後どういった芸能人を呼んで公演を行うか検討する会議は行っているのかとただしたのに対し、理事者より、公演で文化会館の席を満席にできることはまれである。ただし、令和5年度に実施した自主文化事業でネームバリューがある方の公演はチケットが完売し、文化会館の大ホールでも満席にできることは証明されたと考えている。今後は、予算や宝くじの助成等も考慮し、過去にどういう傾向の方なら人が集まるか統計を取りながら、また必要であれば運営審議会等を踏まえて、市民のニーズがあり、多くの市民に喜ばれる人選をしていきたいとの答弁でありました。
 最後になりますが、今年度より、決算審査特別委員会を9月定例会の会期中に行うこととなりました。この趣旨を踏まえ、理事者におかれましては、活発な議論の中で委員より出された指摘や意見、要望などを、間もなく始まる次年度の予算編成をはじめ、今後の市政運営に十分生かしていただきますようよろしくお願いいたします。
 以上で決算審査特別委員会の報告を終わります。
○議長(樋󠄀田 都君)  ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。
 質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(樋󠄀田 都君)  これをもって質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。
 討論は討論通告一覧表により行います。
 遠藤 綾議員。
○遠藤 綾君  私は、この決算について反対の立場から討論をさせていただきます。
 今、日本は、この30年間で先進国で唯一賃金が上がらない国となっています。直近の10年で見ると、実質賃金は年間24万円も減っています。1996年をピークに年間46万円も減っています。30年前の水準に落ち込んでいる状態です。これは国の政治によるところが大きいと思います。
 社会保障のためとの名目で消費税が5%から8%、10%へと上げられ、14兆円もの大増税が行われてきましたが、その増税分は富裕層や大企業減税などの穴埋めに消えています。社会保障は、年金、医療、介護など、あらゆる分野で負担増と給付減が繰り返されてきました。そして、今年はインボイスが導入され、さらに中小零細企業への負担増が懸念されています。
 また、食料自給率は38%と、この30年で10ポイント近くも下落しました。また、エネルギー自給率も10%と先進国で最低水準です。暮らしとエネルギーを外国からの輸入に頼っていることが、ウクライナ侵略などの国際情勢の危機に脆弱な経済にしてしまっています。
 また、賃金が上がらない国にしてしまった根本には、目先の利益の経営に走る財界の要求に応えて労働法制の規制緩和が繰り返され、低賃金で不安定な非正規雇用で働く人を労働者の4割に広げ、正社員には長時間労働が押しつけられてきました。これがひいては、若者が結婚して子供を産み育てられない原因ともなっています。
 また一方で、大企業の内部留保は、この10年間で180兆円積み増しされ、510兆円となっています。大企業が潤っても、賃上げや下請単価の上昇などで経済全体に還流していないことが日本経済の成長の妨げとなっています。
 このような中で、財政赤字を口実に社会保障をさらに削減する緊縮財政を行えば、暮らしは破綻し、景気がさらに悪化し、その結果、財政危機も深刻化しかねません。しかし、仮に一時的に借金が多少増えたとしても、経済の成長につながり、地域の雇用を充実させることに投資するならば、行く行くは経済の成長につながります。
 今、地方自治体に何ができるのか考えますと、八幡浜市においては、一次産業であるミカンと魚の事業者を支え、地域経済を支え、暮らしや福祉を支えることに優先してお金を使うべきではないでしょうか。例えば、地域の資源を生かした地域電力とか、高齢者などが安心してこの地域に住み続けられる公営の住宅とか、公共交通の整備とかにお金を使うのであれば、将来の市民がこの八幡浜市に魅力を感じ、住み続けたいと思える財産となります。そのために投資をするのであれば反対することはありません。
 そして、市職員の人件費においても会計年度職員が増やされています。これが本当に適切であるか、疲弊している原因になっていないか、DXで見直しをされるということですので、適切な配置になるようにしっかりと見直していただきたいと申し添えたいと思います。
 国の補助金や有利な起債を使える事業を優先するという方針も大事ですが、必要なことであれば、市の基金を使ってでも対策を打つべきだと思います。そういう意味では、これからまだまだ努力が必要ではないでしょうか。
 その際に気をつけていただきたいのは、八幡浜くらし応援マイナ商品券事業1億9,991万9,000円のような、マイナンバーカードを作った人にだけ商品券を配るような不公平なことではなく、全市民に直接恩恵が届くような事業にしていただきたいと思います。
 様々申し上げましたが、このような面でさらなる御努力を求めまして、私の反対討論といたします。
○議長(樋󠄀田 都君)  この議案に対して賛成討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(樋󠄀田 都君)  以上で討論を終結いたします。
 これより認定第1号を採決いたします。
 本件に対する委員長の報告は認定であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(樋󠄀田 都君)  御着席ください。
 起立多数であります。よって、認定第1号は認定することに決しました。
―――――――――――――――――――――
○議長(樋󠄀田 都君)  日程第3 認定第2号 令和4年度八幡浜市下水道事業会計決算の認定についてないし認定第4号 令和4年度八幡浜市簡易水道事業会計決算の認定について、以上3件を一括議題といたします。
 本件に関し、総務産業委員長の報告を求めます。
 井上 剛委員長。
〔総務産業委員長 井上 剛君登壇〕
○総務産業委員長(井上 剛君)  それでは、総務産業委員会の報告を申し上げます。
 当委員会に付託されました認定第2号、認定第3号及び認定第4号の審査結果につきましては、お手元に配付されております委員会審査報告書のとおり、いずれも全会一致をもって認定することに決しました。
 以下、審査の概要について申し上げます。
 初めに、認定第2号 令和4年度八幡浜市下水道事業会計決算の認定についてであります。
 まず、水洗化率の状況でありますが、八幡浜処理区が0.46ポイント増の92.78%、保内処理区が1.96ポイント増の74.23%、真穴処理区が1.18ポイント増の92.79%、磯崎・喜木津処理区が0.28ポイント増の91.27%となっております。
 次に、決算の状況であります。
 収益的収支につきましては、営業収益から営業費用を差し引いた営業損失が9億2,681万3,897円、営業外収益から営業外費用を差し引いた利益が11億4,702万7,973円であり、営業損失と合わせた経常利益は2億2,021万4,076円となっております。これに特別損失を差し引いた単年度収益的収支は、2億2,088万1,307円の純利益を計上しております。
 次に、資本的収支につきましては、収入が9億8,737万2,904円であるのに対し、支出が16億2,039万425円であり、不足額6億3,301万7,521円に関しましては、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、当年度分損益勘定留保資金及び当年度未処分利益剰余金で補填しております。
 次に、審査の過程において論議されました主な事項について御報告申し上げます。
 委員より、単年度決算で2億2,000万円余りの利益が出ている。単年度では少し大きい利益が出過ぎであるがどう考えるかとただしたのに対し、理事者より、令和4年度決算では利益が約2億2,000万円出ているが、この収益的収支で出た利益は資本的収支の補填財源として使用されることになり、資金残高としては1億615万4,197円である。また、この金額には、令和5年3月議会において今後の中長期的な経営の安定化を図るために、一般会計からの出資金1億円が入っており、それがなければ600万円程度の資金しかないという状況である。下水道事業会計の経営としては、実際には非常に厳しい状況であるとの答弁でありました。
 また、別の委員より、法定耐用年数を経過した管の延長割合が、昨年から0.54ポイント上がっているが、現在一番古い管はどれぐらい経過しているのか。また、管の更新については年間何メートル実施していくのかとただしたのに対し、理事者より、八幡浜市内の下水道管で一番古い管渠は、昭和26年に設置したものである。これは南海地震で地盤が沈下し、浸水対策の関係で入れた管を現在も使用している。また、管の更新については、ストックマネジメント事業の第1期工事で市内中心部を調査し、管の更新をしている状況である。今後の予定は、経営戦略の目標値で示しているが、年間100メートル程度を更新していく計画で考えているとの答弁でありました。
 次に、認定第3号 令和4年度八幡浜市水道事業会計決算の認定についてであります。
 まず、令和5年3月末の給水人口は、前年度比575人減の2万9,586人で、給水戸数は、前年度比126戸減の1万4,854戸であります。
 配水量につきましては、前年度比5万立米減の408万4,000立米、給水量は前年度比9万9,000立米減の323万5,000立米、有収率につきましては、冬季において管の凍結に伴う漏水が多発したこと等により、前年度比1.5ポイント減の79.2%となりました。
 また、令和4年度の事業内容につきましては、矢野町地区配水管更新(耐震化)工事ほか1件の上水道老朽管更新(耐震化)工事及び愛宕第4配水池築造工事ほか22件の建設改良工事が実施されております。
 次に、決算の状況であります。
 収益的収支につきましては、事業収入8億6,238万8,929円に対し、事業費用7億6,974万8,090円で、収支差引き9,264万839円のプラスとなり、単年度黒字となりました。
 その結果、前年度繰越利益剰余金5,711万3,145円を加え、当年度未処分利益剰余金は1億4,975万3,984円となりました。
 次に、資本的収支につきましては、資本的収入が2億5,347万230円であるのに対し、資本的支出が、建設改良費2億5,403万4,070円、企業債償還金1億5,331万6,570円等により、1億5,438万410円の資金不足となりましたが、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、過年度分損益勘定留保資金で補填されております。
 次に、審査の過程において論議されました主な事項について御報告申し上げます。
 委員より、愛宕第4配水池の場所は、蛇紋岩という非常に軟弱な岩であると認識しているが、配水池の場所として適切なのかとただしたのに対し、理事者より、愛宕第4配水池の場所の地質的に不安定な部分については、アンカーを斜面に30本以上打つ方法で安定化を図ることとしている。なお、愛宕第4配水池の山の反対側に愛宕山団地へ続く市道があるが、地質的には同じであり、過去にアンカーを打って現在も安定しているため、今回も同じ工法を選定しているとの答弁でありました。
 さらに、委員より、配水池のタンクは、リスクを避けるため1基ではなく2基あったほうがよいと思うがどう考えるかとただしたのに対し、理事者より、配水池としてステンレス製の1,500トンのタンクを置く予定であるが、その真ん中には仕切りがあり、何か不具合があったときやメンテナンスの際は、片方を止めて片方だけで運転できる仕組みとなっている。よって、リスクは回避できると考えるとの答弁でありました。
 さらに委員より、愛宕第4配水池の事業について、地元業者は工事やメンテナンスに関わっているのかとただしたのに対し、理事者より、のり面工事は地元業者に発注をしている。また、配水池の本体工事は、発注自体は地元業者に行っているが、配水池のステンレスの部分は地元業者では調達ができないため、メーカーに下請するものと思われるとの答弁でありました。
 さらに別の委員より、最近話題に上がっているPFAS(有機フッ素化合物)が全国のいろいろな場所で見つかっており、子供の発達障害や内臓の器官系に対し障害を起こすことが問題となっているが、本市は、今何か所ぐらいでその検査を実施し、結果はどういう状況であるのかとただしたのに対し、理事者より、現在行っている検査は、水道法で決められた51項目について、宇和島にある検査センターに持込み毎月検査をしている。そして、その検査結果を保健所に届出し、問題ないことが認められている。PFASについては、厚生労働省より27項目を検査することが将来的に望ましいと言われているものの一部だが、現在のところ検査義務はない。愛媛県の条例では、表流水の中でダムの取水については27項目も検査をしなければならないことになっているが、本市においてはほとんどが地下水から自己水源を取っているため、その中には当てはまらないと考えている。なお、本市は、現在使用量全体の44%の水を南予水道企業団から購入しており、南予水道企業団はダムから取水をしているが、有機フッ素化合物等は基準の何十分の1であるとの報告を企業団から受けており、問題はないと考えているとの答弁でありました。
 さらに、委員より、市としてPFASが飲料水の中に入っていないという証明をすることは市民の安全につながると考えるが、例えば年に1回ぐらいは検査し、ホームページで公表してみてはどうかとただしたのに対し、理事者より、飲料水は当然安全であることが前提であるため、検査については多少費用がかかっても一度はやってみる価値があると考える。いろいろ心配されている市民の方も増えているため、検査することで市民の安心感につながればよいと考える。今後検討していきたいとの答弁でありました。
 次に、認定第4号 令和4年度八幡浜市簡易水道事業会計決算の認定についてであります。
 まず、令和5年3月末の給水人口は、前年度比30人減の1,069人で、給水戸数は、前年度比1戸増の479戸であります。
 配水量につきましては、前年度比191立米減の11万4,456立米、給水量は前年度比7立米増の9万7,887立米、有収率につきましては、前年度比0.1ポイント増の85.5%となっております。
 また、令和4年度の事業内容につきましては、高野地地区上水道施設詳細設計等業務委託が行われております。
 次に、決算の状況であります。
 収益的収支につきましては、簡易水道事業収益1,856万4,628円に対し、簡易水道事業費用1,846万4,834円で、差引き当年度純利益が9万9,794円となりました。
 次に、資本的収支につきましては、資本的収入が3,908万2,319円に対し、資本的支出が、建設改良費3,730万2,000円、企業債償還金178万319円であり、収支差引き額ゼロとなっております。
 次に、審査の過程において論議されました主な事項について御報告申し上げます。
 委員より、企業債明細書について、平成16年に公営企業金融公庫で借り入れた起債は利率が2.0%を超えており、前年の財務省での借入れた際の0.9%と大きく異なるが、当時安いところで借入れすることはできなかったのかとただしたのに対し、理事者より、起債の借入先は国から割り振られるため、市にはどこから借りるかを決める裁量権はない。当時、起債の借入先として割り振られた公営企業金融公庫の利率が2.1%だったということである。なお、前年0.9%だった財務省の利率も、平成16年には金融公庫と同じ2.1%に引き上げられているとの答弁でありました。
 以上、審査の主な概要を申し上げまして、総務産業委員会の報告を終わります。
○議長(樋󠄀田 都君)  ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。
 質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(樋󠄀田 都君)  これをもって質疑を終結いたします。
 これより討論に入りますが、討論の通告がありませんので、討論を終結いたします。
 これより適宜分割して採決を行います。
 念のため申し上げます。
 委員会の審査結果は、お手元に配付しております委員会審査報告書のとおりであります。
―――――――――――――――――――――
○議長(樋󠄀田 都君)  まず、認定第2号 令和4年度八幡浜市下水道事業会計決算の認定についてを採決いたします。
 本件に対して委員長の報告は認定であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(樋󠄀田 都君)  御着席ください。
 起立全員であります。よって、認定第2号は認定することに決しました。
―――――――――――――――――――――
○議長(樋󠄀田 都君)  次、認定第3号 令和4年度八幡浜市水道事業会計決算の認定についてを採決いたします。
 本件に対する委員長の報告は認定であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(樋󠄀田 都君)  御着席ください。
 起立全員であります。よって、認定第3号は認定することに決しました。
―――――――――――――――――――――
○議長(樋󠄀田 都君)  次、認定第4号 令和4年度八幡浜市簡易水道事業会計決算の認定についてを採決いたします。
 本件に対する委員長の報告は認定であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(樋󠄀田 都君)  御着席ください。
 起立全員であります。よって、認定第4号は認定することに決しました。
―――――――――――――――――――――
○議長(樋󠄀田 都君)  日程第4 認定第5号 令和4年度市立八幡浜総合病院事業会計決算の認定についてを議題といたします。
 本件に関し、民生文教委員長の報告を求めます。
 佐々木加代子委員長。
〔民生文教委員長 佐々木加代子君登壇〕
○民生文教委員長(佐々木加代子君)  9月市議会定例会におきまして、当委員会に付託されました認定第5号 令和4年度市立八幡浜総合病院事業会計決算の認定について、審査が終了いたしましたので、その結果並びに概要を御報告申し上げます。
 9月15日に開催しました民生文教委員会において、慎重に審査を行った結果、本決算は全会一致をもって認定することに決しました。
 以下、審査の概要を申し上げます。
 まず、病院事業活動による経営状況の収支についてであります。
 病院事業収益、決算額55億3,704万6,000円、前年度比1,236万8,000円、0.2%の減となっています。
 内訳は、医業収益は39億9,274万7,000円、前年度比2,003万8,000円ごめんなさい、数字に多分間違いがあると思います。0.5%増、医業外収益は15億4,429万9,000円、前年度比3,275万2,000円、2.1%の減となっています。
 次に、支出です。
 病院事業費用は、決算額48億6,052万円、前年度比1億2,206万3,000円、2.6%増となっています。
 病院事業費用のうち医業費用について、給与費は25億5,029万2,000円で、医師数の増加、看護師処遇改善手当、退職手当引当金繰入額の増額等により、9,127万2,000円の増となっています。また、経費についても、電気代の高騰による光熱水費の増加、職員等の入院患者・付添者に対するコロナ検査費用、院内修繕、医療機器修繕の増加に伴う修繕費の増加等により、8,228万7,000円の増となっています。減価償却費は、病院改築に伴い、平成28年度に取得した医療機器等の償却終了により、4,008万2,000円の減となっています。
 この結果、令和4年度の当期純利益は6億7,679万5,000円の黒字となりました。
 以上、決算の概要について申し述べましたが、次に審査の過程におきまして論議されました主な事項について報告いたします。
 委員より、入院・外来の患者数の減少は、直接または間接的に新型コロナウイルス感染症の影響があると思う。将来的に、軽症で済んだり流行が収まるなどした場合、経営的にはどのような影響が出ると考えるかとただしたのに対し、理事者から、4月は入院・外来ともにかなり患者数が減少し収益も下がったが、5類移行後の5月、6月ぐらいからは昨年と同程度になっている。ただ、現在のところコロナ以前の状況には戻っていない。患者数の減少は人口減少の影響もあり、今後の大幅な回復は見込めないと思っている。そういった中でも、今後診療報酬が上がることなどを踏まえ、当面は若干の黒字経営を見込んでいるとの答弁でありました。
 また、別の委員より、診療単価が上がっている理由は何かとただしたのに対し、理事者からは、入院の診療単価は、診療報酬加算が高いコロナの入院患者数が増えたことにより上がっている。外来については、新型コロナの影響による受診控えにより軽症患者が減り、本来総合病院で受診すべき重症患者が多くなっていることから診療単価が上がっていると分析しているとの答弁でありました。
 さらに、委員より、看護師不足のため、全ての病床が使用できないということだが、看護師が増えれば、病床使用率も上がり、収益にもいい影響があるのではないかとただしたのに対し、理事者からは、現在、病床214床に対して22人程度、256床にすると40人程度看護師が不足するため、現時点では使用率を上げることは難しい。看護師の確保が前提となるが、今後42床の空床について、慢性期医療や地域包括ケア等の選択肢を含め活用方法を検討したいとの答弁でありました。
 また、別の委員より、5類移行後のコロナ検査数に変化はあるか。看護師に対して、カウンセリング等の心身のケアを行っているか。分娩再開の体制づくりに必要な助産師の育成をどのように考えているかとただしたのに対し、理事者からは、5月以降の新型コロナの検査数は、第9波と言われる状況で例年と変わらない数になっている。看護師に対するカウンセリングは、看護部で定期的な看護師長との面談を実施し、新採職員には2か月に1回、院内で産業カウンセラーのカウンセリングを受けるよう指導している。助産師の採用・育成は、募集をかけても応募がないという状況であるが、院内補助制度を設けて助成金を出し、看護師に助産師資格取得を奨励しているとの答弁でありました。
 そのほか、医師確保などについて種々論議された結果、原案のとおり可決された次第であります。
 申し訳ありません。先ほどの数字、ちょっと休憩を取らせていただいて確認をとりたいと思いますので、お願いをいたします。申し訳ありません。
○議長(樋󠄀田 都君)  休憩いたします。
   午前10時49分 休憩
―――――――――――――――――――――
   午前10時50分 再開
○議長(樋󠄀田 都君)  再開いたします。
 佐々木加代子委員長。
○民生文教委員長(佐々木加代子君)  申し訳ありません。先ほどの医業収益、「病院の事業収益、決算額55億3,704万6,000円、前年度比1,236万8,000円、0.2%の減となっています」ということで、その続きでございますが、「内訳は、医業収益は39億9,274万7,000円、前年度比『2,038万4,000円』、0.5%の増」。それともう一か所でございますが、「減価償却費は、病院改築に伴い、平成28年度に取得した医療機器等の償却終了により『4,080万2,000円』」の額となっております。申し訳ありませんでした。
 そのほか、医師確保などについて種々論議された結果、原案のとおり可決された次第であります。
 以上、審査の主な概要を申し上げまして、民生文教委員会の報告を終わります。
 ありがとうございました。
○議長(樋󠄀田 都君)  ただいまの委員長の報告に対し質疑に入ります。
 質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(樋󠄀田 都君)  これをもって質疑を終結いたします。
 これより討論に入りますが、討論の通告がありませんので討論を終結いたします。
 これより認定第5号を採決いたします。
 本件に対する委員長の報告は認定であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(樋󠄀田 都君)  御着席ください。
 起立全員であります。よって、認定第5号は認定することに決しました。
 これにて本日の会議を閉じます。
   (「動議」「賛成」と呼ぶ者あり)
 ただいま、石崎久次議員から発言があった動議について、所定の賛成者がありますので、動議は成立いたしました。
 お諮りいたします。
 この際、本動議を日程に追加し、議題とすることに御異議ありませんか。
(「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり)
○議長(樋󠄀田 都君)  御異議ありますので、起立により採決いたします。
   (「ちょっと待って」と呼ぶ者あり)
 なお、起立しない議員は反対とみなします。
 お諮りいたします。
   (「動議の内容も分かってないのに反対とかあるいうておかしいやろ。まずは何があったかを、何を出すかをしてから、その後でやるんが普通じゃろ」と呼ぶ者あり)
 分かりました。それでは、動議の内容をお願いいたします。
 石崎久次議員。
○石崎久次君  議長に対する不信任案でございます。
○議長(樋󠄀田 都君)  お諮りいたします。
 この際、本動議を日程に追加し、議題とすることに御異議ありませんか。
(「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり)
○議長(樋󠄀田 都君)  御異議ありますので、起立により採決いたします。
 なお、起立しない議員は反対とみなします。
 お諮りいたします。
 この際、本動議を日程に追加し、議題とすることに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(樋󠄀田 都君)  御着席ください。
 起立少数であります。よって、本動議を日程に追加し、議題とすることは否決されました。
 これにて本日の会議を閉じます。
 閉会に当たり、市長から挨拶があります。
   (「議長、ちょっと休憩願います。議長に申し上げたい」と呼ぶ者あり)
 何のための休憩でございますか。
   (「まず、聞いてください。よろしいですか。本9月議会において、議運委員長のほうから」「議長、許可しとるのか」と呼ぶ者あり)
 いいえ、まだです。
   (「休憩しないですか」「休憩の許可をしとるのかと」と呼ぶ者あり)
 休憩いたします。
   午前10時55分 休憩
―――――――――――――――――――――
   午前11時02分 再開
○議長(樋󠄀田 都君)  再開いたします。
 ただいまいただきました私に対してのお言葉ですが、9月議会中にということで一応事務局にも指示はいたしておりますが、各市がどのような状態でやってるかを調べてもらうようには指示はしております。
 でも、これは本会議ではなく、全協を開催させていただきまして、それを皆さんに報告させていただきたいと思いますが、それでよろしいでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(樋󠄀田 都君)  じゃあそのようにさせていただきます。
   (「議事進行」「さっと言わんか」と呼ぶ者あり)
 これにて本日の会議を……
   (「9月議会でって言うんだったら、これやったらもう9月議会終わるだろ。そしたら、全員協議会開くには1週間前に通知を出さないかんなるじゃないか。だったら、今休憩を取って、全員協議会の中で途中経過なり何なりを報告すればいいんじゃない。そして、再開をして、閉会宣言。市長の言葉も要るけれど。そういうところに持っていかないと。議会のルールをちゃんと知っとってくださいよ」と呼ぶ者あり)
 分かりました。
 それじゃあ、これより休憩いたしまして、全協室へお集まりください。
   午前11時03分 休憩
―――――――――――――――――――――
   午前11時21分 再開
○議長(樋󠄀田 都君)  再開いたします。
―――――――――――――――――――――
○議長(樋󠄀田 都君)  これにて本日の会議を閉じます。
 閉会に当たり、市長から挨拶があります。
 市長。
〔市長 大城一郎君登壇〕
○市長(大城一郎君)  閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
 去る9月5日に開会をしました本議会におきまして、御提案申し上げました全議案に対し、適切なる御決定、御承認をいただきまして、誠にありがとうございました。
 会期中に議員各位から賜りました御意見、御要望等につきましては、真摯に受け止め、予算の執行等には慎重を期してまいる所存であります。
 まず最初に、18歳までの医療費無償化について、市としての対応を報告します。
 この件に関しましては、8月から実施している市長をかこむ会等でも、市民の多くの方々から様々な御意見をいただきました。また、先月15日には自由民主党八幡浜支部から、22日には市議会から同趣旨の御要望を受理したところです。
 地方自治体が医療費を負担して子育て支援を行う際、小学生以上については国や県から財政支援がないばかりか、医療費高騰分におけるペナルティーも科せられることから、地方行財政にとっては大変厳しいものがあります。そんな中、少子化が予想を上回るペースで進行しており、あらゆる少子化対策を実施することと併せてエネルギー価格や物価高騰の影響による若者世代の可処分所得を確保するため、子育て支援として、安心して結婚、妊娠、出産、子育てへとつながるよう、本市においても来年4月から18歳までの医療費無償化の取組を開始する決断をしたところであります。
 なお、自治体の財政事情により子ども医療費に格差が生じるような制度ではなく、子育て世帯の経済的負担の軽減及び地域間の格差是正を図るため、これまでの議会でも一貫して答弁してきましたように、国が全国一律に実施するべきであると考えるのは不変のものであります。引き続き、市長会等の様々な機会を通し、全国一律の子ども医療費助成制度の創設を強く要望してまいります。
 次に、明るいニュースを一つ紹介させていただきます。
 本年8月に福岡市などで開催された、「世界マスターズ水泳選手権2023九州大会」の「75歳~79歳男子200メートル平泳ぎ」において、本市の宇都宮繁秋さんが見事優勝に輝きました。世界一という快挙は市民に大きな感動と希望を与え市の誇りとなるものであり、その栄誉をたたえ、先月27日に「八幡浜市民輝き大賞」の授賞式を執り行ったところです。今月末には「ねんりんピック愛顔のえひめ2023」が控える中、宇都宮さんのますますの活躍を期待するとともに、宇都宮さんに聞いた健康の秘訣を「広報やわたはま(10月号)」の特集記事に掲載していますので、市民の皆さんの健康生活への一助にしていただいたらと思います。
 結びに、暦の上では寒露を迎え、朝晩日ごと冷え込んできましたが、空気が澄んだ日が多くなり、海にも山にも肌にも秋が感じられる季節となりました。八幡浜が誇る基幹産業である海の幸の豊漁、そしてミカンをはじめとする山の幸の豊作を心から願うとともに、議員各位におかれましては、季節の変わり目となることから、これからの時期、くれぐれも健康には御留意いただき、市政発展のため、なお一層の御尽力を賜りますようお願い申し上げまして、閉会の挨拶とします。どうもありがとうございました。
○議長(樋󠄀田 都君)  以上をもって今議会の日程は全部終了いたしました。
―――――――――――――――――――――
○議長(樋󠄀田 都君)  これをもって令和5年第5回八幡浜市議会定例会を閉会いたします。
   午前11時26分 閉会

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