一般質問(一問一答)R5.12 宮本明裕議員

公開日 2024年03月04日

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○宮本明裕君  本年最後、12月議会の一般質問になりましたが、大綱5点についてお伺いをいたします。
 大綱1は、「新開町の県住宅について」であります。
 大平・千丈の八幡浜高規格道路が開通いたしました。吉見市政当時、警察官舎が新開町に新築されました。旧警察官舎は、現在も老朽化し、国道を利用される方々から、解体できないのか、見苦しいぞ、早くこれを解体してくれるようお願いしてくれという意見をたくさん聞いております。20年以上現在の姿であります。
 予算委員会においても度々解体整備を質疑・要望した記憶がございます。現在の解体計画について、県がどのような構想になっているのか、それについてお伺いをしたいと思います。
○議長(樋󠄀田 都君)  副市長。
○副市長(菊池司郎君)  市営新開町団地に隣接する愛媛県所有の旧警察官舎につきましては、議員が言われるとおり、平成17年の廃止から20年近くが経過し、建物の老朽化と損傷が激しく、近隣施設への影響や景観を損ねることから、地元住民をはじめ多くの関係者などから解体の要望が寄せられています。
 令和2年10月に、市長が「旧愛媛県警察官舎の取り壊しに関する要望書」を八幡浜警察署長へ提出し、その後も継続して建物の解体について、八幡浜警察署会計課への要請を行ってきましたが、現在のところ実現に至っていません。
 市としましては、相変わらず解体に関する要望が多く寄せられている状況を踏まえ、今後も八幡浜警察署に対し、早い段階での取壊しを要請を行っていきたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(樋󠄀田 都君)  宮本明裕議員。
○宮本明裕君  この件につきましては、両県議につきまして度々要請もしておりましたし、ボトムアップというのはこういった面では非常にスピード感がないと僕は思います。恐らく私らも年に1回、知事さんとお会いする機会があるんだけども、知事さんにお願いをしたら恐らくさっとやってくれたんじゃないかなと思っております。どうぞ前向きになるように、よろしくお願いをいたします。
 続きまして、大綱2「四国電力跡地及び古町の四国電力住宅について」であります。
 昭和通の四国電力跡地利用計画の進捗状態について、アンケートの集計結果と民間企業の誘致状況について、公表できる範囲で、またフェリー駐車場の跡地利用についても同様、アンケートの集計結果、民間企業の誘致についても市民は注目しているプロジェクトであります。公表できる範囲で御答弁をお願いできたらと思います。
 なお、古町の四国電力のアパートについては、空き家が多いと聞いております。江戸岡のアパートについても、四国電力のアパートは空き家が多いということも聞いております。
 市内の住宅事情、人口増加対策に市が購入できないか、この点についてお伺いいたします。
○議長(樋󠄀田 都君)  市長。
○市長(大城一郎君)  私のほうから、四国電力跡地利用計画の進捗状況についてお答えをします。
 今年5月から6月にかけて実施した四国電力跡地活用に関する市民アンケートについて、8月にホームページを通じて結果を公表したところです。
 跡地利用としまして望まれる具体的な施設としては、カフェ、ファストフード店、ファミリーレストラン、回転ずしなどの飲食施設との回答が最も多く、これは市長をかこむ会の中においても同様な結果であったため、一定の方向性が出たものと考えております。
 また、アンケート結果では、飲食施設以外にも貴重な御意見をたくさんいただいており、「八幡浜港みらいプロジェクト」にも生かせそうなものがありますので、施設間の相乗効果を踏まえ、少し視野を広げながら検討しているところであります。
 実現に向けて、商圏が狭いのでは、従業員の確保が難しいのではといった懸念の声はありますが、これだけ市民の要望がはっきりしてきているわけでありますから、市としてはその誘致に向けて最大限努力をしているところです。
 今後については、なるべく早い時期に「四国電力跡地プロジェクト」の全体像をお示しし、八幡浜港みらいプロジェクトとも連動しながら、わくわくする八幡浜に向けたまちづくりを本格化していきたいと考えています。
○議長(樋󠄀田 都君)  総務企画部長。
○総務企画部長(藤堂耕治君)  続きまして、2点目の御質問の古町の四国電力アパートについて、市が購入する考えはないかという御質問にお答えをいたします。
 古町の四国電力アパートにつきましては、住宅地としての利便性が高く、民間活力による新築・改修または宅地分譲などが望ましいと考えております。
 また、市のほうでは、民間で賃貸住宅を整備する場合の補助金制度を設けておりますので、現在のところ市で購入する予定はございません。
 以上でございます。
○議長(樋󠄀田 都君)  宮本明裕議員。
○宮本明裕君  八幡浜市と我々市議会におきまして、四国電力の原発につきましても、地域経済の安定のために容認をしているわけです。そういうことも踏まえまして、四国電力とは両輪で、これは市経済安定のためにお互い話し合いながら前へ向いて進むことが、四国電力さんにとってもいいことじゃないかなと私はそう思うわけでございます。
 現に双岩中学校の跡地、先般私あそこに行きました。そうすると、四電工の、あれ何人従業員さんおられるんですかね、かなり広い社屋の中で四電工の職員さんが働いておられました。その社屋の下の駐車場には100台余りの駐車場が満杯でございました。
 そういうことも含めまして、四国電力と八幡浜市自体は両輪で、どういった形で前向きになるか。遠慮することもないと思う。そういったことも含めまして四国電力さんにアプローチしていただけることが私は非常に重要じゃないかなと。
 以前は、市営住宅は市の中心部じゃなしに非常に端々にございました。先ほどいろんな答弁の中でございましたが、65歳以上の人口が40%を超えたというようなことでございます。市内で高齢者の方々が町なかに入るのに、病院に行くのもタクシー、スーパーに行くのもタクシー、そういった時代になったわけでございます。ぜひそういったことも含めまして、町なかにできるだけそういった住宅が密集できるように、特に松蔭地区の四国電力アパートは、八幡浜で一番先に宅地化された場所なんです。そういったことも含めまして積極的に、大谷口の入り口の古い老朽化した市住宅がございますが、そういったことも含めまして、買換えをするとかチェンジするとかということも含めまして前向きに検討をしていただいたらと思います。
 特に、先ほど言いましたように、双岩中学校の跡地にあのような四国電工を誘致して、駐車場をああいった形で十分整備された。これ本当に市長よくやられたなと。今後、中学校跡地がいろいろできます。できるだけ人が住めるように、できるだけ働ける場所、そういったことを含めまして十二分に検討をしていただいたらと思うわけでございます。強くこれを要望しておきたいと思います。
 以上です。
 次、大綱3「愛宕山の避難道路の計画について」お伺いいたします。
 愛宕山については、市民の方々が関心を持っており、必要なのかという意見も聞きます。現在どの程度の予算規模で推移しているのか、現状どのような形で進捗しているのか。
 私も今愛宕山のほう時々散歩いたしますので、あの今の道路の広さでずっと愛宕山の道路を建設されるのか、その点についてお伺いをいたしたいと思います。
○議長(樋󠄀田 都君)  産業建設部長。
○産業建設部長(垣内千代紀君)  お答えします。
 まず、愛宕山プロジェクトは、南海トラフ巨大地震により被災した八幡浜市がどのように復興していくのか、発災直後から復興までにすべき手順を整理し、被災前からできることを早急に着手していく、いわゆる事前復興計画であり、発災時に避難車両を収容できる避難場所の整備、そこにつながる避難路としての3路線の整備も愛宕山プロジェクトの一環として実施するものです。
 その進捗状況ですが、既存の避難路であります市道八幡浜高野地線、具体的には大法寺前から愛宕中学校正門前までの整備については、令和4年度に詳細設計を完了し、令和5年度、今年度ですが、改良工事に着手しており、令和7年度末に完了する予定です。
 また、避難場所及び避難路の残り2路線については、令和4年度に避難施設基本設計業務を発注し、この中でどのような整備が可能か、事業内容や事業規模、そしてこれに併せて事業費や事業工程なども精査しているところであります。
 この業務は、今年度中に完了する予定でありますので、整備の全体像がまとまりましたら改めまして議員並びに市民の皆様にも御説明する機会を設けたいと考えております。
 以上です。
○議長(樋󠄀田 都君)  宮本明裕議員。
○宮本明裕君  この愛宕山開発につきましては、我々議会でも、東北大震災のときに東北あたりに行ってまいりました。
 ここ最近では、大洲がああいった大災害、大洪水で今すごい工事をしております。ああいった直接被害を受けた場所の避難道路もしくは建設工事は、僕はやるべきだと思います。
 私が今心配するのは、日本全国強靱な国土づくりという名の下で、以前2分の1の補助金が3分の2になっておるようでございます。
 そういったことで、公共事業オンリーでは、確かに公共事業は1年で100億円投資したら、2.5倍というのが普通ですが、250億円の経済効果があるということで公共事業は行われるわけですが、今日本で一番大切なのは、人口の増加をどういった形でしていくか。これ小池東京都知事も、後でまた質問ございますが、そういったことの中で、先進国は全て人口が減少しているわけでございます。
 そういったことも含めまして、公共事業確かに大切だと思いますが、できるだけ必要最小限の公共事業に収めて、八幡浜市は八幡浜市なりの政策を推進していただけたらと思います。
 市役所OBの方々からも、少し考えたほうがいいんじゃないかなという話も聞いてもおりますし、その件につきましては慎重にぜひそこらはお願いできたらと思うわけでございます。
 現在、僕も建設課の方にお話を聞きました。千丈川の旧八幡浜市の人たちが避難する場所としては愛宕山が最適なんですよという話がございました。1,200台ぐらいの駐車場が要るんですよという話でしたが、千丈川の北側におきましては、愛宕中学校、松柏中学校、また下田製材の上の現在の埋立地も含めまして結構広い、そういった駐車場も含めまして利用できるところがあると思います。
 また、川から向こう、旧神山地区でございますが、そこも1,200台ぐらいの駐車場が必要なんだと、避難場所が必要なんだという話を聞いておりますが、御案内のとおり、八代中学校があり、王子の森公園があり、双岩小学校跡地があり、そういったものをフル活用すれば、そんなに大きな駐車場を確保することは要らないんじゃないかなと。愛宕山の開発の場合は多目的な利用方法もあるんでしょうけども。私も市会議員10期目やらせてもらってますけども、愛宕山開発が、タラ話ではいけないんですが、40年50年前にそういった発想があり、あそこに道路がつくっておれば、ある市長のときにあれ20戸か30戸ぐらいの住宅ができましたけれども、少し変わったんじゃないかなと。
 我々の世代は、土地がない、大洲に行き、宇和に行き、たくさんの人が、八幡浜の方々がそちらに住みつきました。もうこれはタラ話です、話ししても仕方ないんですが。そういったことも含めまして、中学校跡地をどうするか、どういった形で企業を誘致するかということも含めて考えていく。特に双岩中学校がいい例なんです。市長よくやっていただいたと思います。
 そういったことも含めまして、跡地をどういった形で利用していくかと、僕は大きな課題じゃないかと思いますし、そういうことを含めましてぜひ慎重に、いろんな形の中で考えていただいたらということを要望しておきたいと思います。
 次、大綱4「二宮忠八生誕地の跡地利用等について」であります。
 文化活動センター隣接地の二宮忠八生誕地の跡地利用等についてであります。
 文化活動センターの敷地の横に松村正恒氏の建築思想を取り入れた木造建設の建築計画が発表され、文化ゾーンの整備が着々と進んでおります。
 現在、二宮忠八生誕地跡地について、今後どのような形で利用していっていただくのか、その点についてお伺いをいたしたいと思います。
○議長(樋󠄀田 都君)  教育長。
○教育長(井上 靖君)  お答えします。
 二宮忠八翁生誕地は、市民文化活動センター南側駐車場の銀座商店街を挟んで向かい側にあり、昭和61年10月に市指定記念物「史跡」として市の文化財に指定され、記念標柱が建立されています。
 平成16年3月には、記念館建設用地として、生誕地の土地164.64平方メートルを購入し、二宮忠八翁生誕地整備活用検討委員会から、既存の建物を改修し、資料展示及び交流スペースとすること、さらに将来隣接している残りの土地を購入機会があれば、顕彰などのために積極的に購入するよう答申を受けました。
 当時は交渉が難航していた隣接地の買収も、令和2年5月に土地の所有者との売買が成立し、合計で231.39平方メートル、約70坪の土地を所有しております。
 現在、市民図書館2階の郷土資料室には、二宮忠八翁が晩年を過ごした住居の一室を復元したもの、また飛行機の模型、遺品などを展示していますが、二宮忠八翁生誕地の利用につきましては、今のところ何も決まっておりません。
 二宮忠八翁は、郷土が生んだ飛行機の父であり、生誕地につきましても、市の文化ゾーンの一画として地域の活性化につながるような利用をする必要があると考えています。
 今後につきましては、二宮忠八翁顕彰協議会や市民の皆様からの御意見を参考にしながら検討していきたいと思います。
 以上です。
○議長(樋󠄀田 都君)  宮本明裕議員。
○宮本明裕君  二宮忠八生誕地については、残地を大城市長さんの手で購入していただきました。いわゆる二宮忠八の生まれたところの土地は全部買収していただいたわけでございます。これをどういった形で利用していくか。
 私が商工会議所勤務のときに、二宮忠八の顕彰というようなことで、飛行大会が実施されました。それからもう40年近くたっていると思います。飛行大会は継続して顕彰されておりますけれども、中には琵琶湖のほうに行きまして、手作りの飛行機をつくって飛行大会に青年会議所の人たちを含めて顕彰した記憶もございます。
 その後、1,000万円から2,000万円に基金が増えました。
 僕は二宮忠八さんのこういった単行本を読んだことがございますが、そのときに、住んだのは京都の八幡市だったと思うんですが、八幡浜市には帰らないということを書いておられました。
 そこで神社をつくり、また八幡浜市で斐光園という公園もつくりました。あの斐光園は、「非」という字に「文」という字書いて斐光園と名づけております。
 八幡浜にそういったものを、自分の気持ちを八幡浜に残したいというような形で、八幡浜には帰らないんだぞという形で斐光園をつくったという逸話も載っておりました。
 2,000万円、御案内のとおり、あそこ高速道路ができて、1,000万円の寄附金が2,000万円に基金になっていると思うんですが、二宮忠八の前を通られる石碑があれ、ある市長の名前の石碑がついておりますが、それを写真を撮って、八幡浜に来られた方は、そういった風景を見たこともございます。
 ぜひ二宮忠八、文化ゾーンでございますから当然、何らかの形で記念碑的な忠八を顕彰できるような、あそこが文化ゾーンになるような施設をお願いできたらと思います。
 また、私も今、八幡神社のお世話をさせていただいております。八幡神社のあの石段は江戸時代にできたものなんです。あそこの横に寄贈した方の名前が出てますけども、あれは江戸時代に、その時代その時代に寄附された方の名前がずっと刻まれております。あそこ88段あるんです。八幡浜の八になぞらえてですかね。本殿まで88段ございまして、この前、ある松山で成功された八幡浜市出身の事業家ですけども、800万円の寄贈を受けました。八というのは末広がりなんですね。ぜひそういうことも含めまして、江戸時代に本格的な今の八幡神社ができたわけですが、あまり八幡神社のことをよく存じてない方もおられるんじゃないかと思いますので、あえてそういったことを宣伝も含めまして皆さんに知っていただいたらと思って話をさせていただきました。
 その八幡神社の下の今の文化活動センターは、今八幡浜の庄屋の浅井家の分家が銀座5丁目においでになりますが、旧浅井家のお庄屋さんの土地だったそうです。そういったことも含めまして、今、坂本歯科医院だとか、松村先生の記念する建築物だとか、菊池清治邸もあの近所にございますが、八幡浜の発祥の地というんですか、それはやはりあの周辺が中心になって八幡浜が発展し、埋立てをして発展してきたわけです。
 後にも話ししますけども、八幡浜は埋立地を積み重ねた結果、今の八幡浜になったわけです。
 市長は、例のアゴラを含めまして、あそこを本当に民間の活力というような形で開発していただきました。埋立てなんですよ。八幡浜は埋立ての歴史なんですよ。そういったことも含めましてあえてそういったことを述べさせていただきまして、二宮忠八をより顕彰していただくことを心からお願いをいたしまして、この件につきましては、その提案にさせていただいたらと思います。
 大綱5「人口減少対策について」であります。
 人口減少対策についてでありますが、人口は先進国の全ての国で減少の一途をたどっております。
 先般、NHKのBSの報道番組でございますが、欲望の資本主義というテレビ放映がございました。
 資本主義が発展すれば発展するほど格差社会が広がり、自然環境は問題になり、先進国の人口は永遠に減少していくんだという報道がございました。
 そういったことの中で、二、三年前だったと思うんですが、フランスの政策で大学までの授業料は全て国で負担するんだというような話がございました。
 ここ最近では、小池東京都知事が、東京都立の大学については授業料を免除するというような画期的な政策も発表され、また授業料の免除につきましては、高校生を対象にするというようなことだったと思うんですが、そういったことが次々と政策発表されております。
 日本では、ここ最近、12月7日かな、そのように国も3人以上の子供については大学の授業料については免除できるような政策の展開をしていかないといけない。本当に人口問題については、先進国全てが、どういった形ですれば人口が増えるかということを考えておられるようです。
 ヨーロッパ、アメリカについては、どんどん移民を受け付け、現在も移民政策はアメリカでも続いておりますが、そういったことも含めまして、現在日本は300万人ぐらいの外国人労働者が日本に来ていると。八幡浜につきましても、今200人か300人ぐらい労働者が来ているということでございますけれども、そういったことも含めまして、八幡浜市も人口対策についてどのような政策をされるのか、お聞きしたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(樋󠄀田 都君)  市長。
○市長(大城一郎君)  人口減少対策は、これさえやれば結果が出るという明確なものはなく、手探りの中で、これをすれば効果があるかもしれないという可能性のあるものから厳選して信念を持って実践していくべきと考えます。
 根本的な解決のためには、合計特殊出生率を上げる、転出を抑制する、転入を増やすことが挙げられ、結婚・妊娠・出産・子育て支援に始まり、移住・定住施策についても合わせながら人口減少が緩やかになる取組を進めていきたいと考えています。
 例えば、結婚支援であれば、縁結び事業や出会いイベントの実施、結婚新生活支援事業、オンライン婚活支援事業などに取り組んでいます。
 妊娠・出産・子育て支援であれば、県内初となった不妊治療の無償化は、健康保険適用後も支援を拡充、多胎児の妊婦や保護者を支援する多胎児支援事業、病児・病後児保育施設の整備などにより、子育て環境の充実や負担軽減を図っており、また来年度からは、高校生等までの医療費無償化に向け、現在準備を進めています。
 さらに、企業誘致における優遇策の拡大や創業支援事業補助金の拡充などによる雇用創出に加え、移住・定住促進事業としては、移住者住宅改修補助金、若年移住者に対する家賃支援事業、Uターン移住者事業承継補助金、移住検討者等に対する宿泊費等の支援である移住体験補助金、良質な賃貸住宅の供給の増加を促す民間賃貸住宅整備促進補助金などの住環境に関する施策などに取り組み、市外からの流入の増加や市外への流出防止に努めています。
 県下全域で人口減少、少子・高齢化が加速する中、人口減少対策は、県においても最重要課題と位置づけられています。
 この問題は、当市単独で解決し得る問題ではなく、今後は県・市町とも連携しながら重点的に取り組んでいく必要がありますが、そのような中においても、地域の実情に沿った八幡浜らしい支援策を構築していきたいと考えています。
○議長(樋󠄀田 都君)  宮本明裕議員。
○宮本明裕君  八幡浜市におきましてもいろんな施策が今いろんな形の中で発表されております。
 私は、先ほども言いましたように、公共事業は1年なんです。GDPに反映されるのは。子育てというのは22年間かかるんですね、小さいときから大学卒業するまで。そういったことも含めまして、やっと地方も国も助成金を含めて、子供は国の宝、子供は家族の宝という言葉がこれから本当に大切に生かされていくんじゃないか、そうしなければ本当に日本というのは、どの経済学者も言っていますけども。
 私が商工会議所のときには、職員でヨーロッパ6か国研修させてもらったんです。毎年1回県外研修して、どういった形で商店街が発展するかということでそういった研修をさせていただきました。今そういうことも商工会議所はなくなっているようです。本当に経済界そのものが疲弊しているんじゃないかという心配もするわけです。
 先ほども言いましたように、八幡浜市の発展は海の埋立てなんです。僕はそう思います。
 市長がアゴラであれだけの交流人口を増やし、八幡浜は本当に活気づいたんです。本当に活気づいたんです。僕は毎週日曜日行くんですよ、車で。本当毎週土曜日、日曜はいっぱいです。本当によくなったなと。
 以前ここに、市会議員に3期目ぐらいまでかな、愛媛県の知事さんが、加戸知事も含めまして中村知事はじめ、とにかく南予をとにかく何らかの形で発展せんといかんのだというようなことが言われておりました。南予博を毎年開催されましたが、その当時八幡浜に来ていただくようなそういった駐車場完備のエリアがなかったんですね。本当に市長よくやっていただいたと思います。
 また、ふるさと納税につきましては、19億5,000万円というようなことで、県下1位のふるさと納税が八幡浜市でいただいております。それを有効に活用しながら、八幡浜市のいろんな発展に寄与していただいたらと思いますし、今後、四国電力の跡地、またフェリー駐車場跡地をどういった形で民間活力を導入していただけるか。僕らも分かる範囲での、知った範囲での話をさせていただこうと思うんですが、非常に難しいことだと思いますが、ぜひ成功させていただいたらと思います。
 そういったことも含めまして、また今、魚市場が疲弊をしております。私が商工会議所にいたときは、売上げが130億円ぐらいあったと思うんです。今30億円ぐらいですね、魚市場の売上げが。
 しかし、須田湾のところに養殖魚を卸売している会社が2社ぐらいできました。これから、テレビの報道番組でもございますが、これからは養殖の時代ですよと。全て養殖の時代になるんですと。
 ある人が言っておられましたが、豚も牛も鶏も、これ全部養殖なんですよねと。これからは魚も養殖の時代になるんですよと。
 そういった養殖の魚をどういった形で魚市場でさばけるか。どういった形でそういった業者を成長させていくか。これは大きな八幡浜のポイントじゃないかと思いますので、そういった点も含めましてぜひ。企業が成長しなければ八幡浜市の発展もないですし、雇用も生まれません。
 あわしま堂というのは日本でも一番の和菓子メーカーでございます。西南開発という会社がございます。僕が学生のときに、その当時スモークミートでは日本一のスモークミート屋さんです。僕は仙台に同級生がおりまして、旅行しているときお金がなくなって、仙台の支店でお金を借りて帰ったことがある。それぐらい西南開発というのはすごかったんです。
 そういったことも含めまして企業をどういった形で伸ばしていくか、これは大きなね。そうしないと、働く人がいなければ人口が増えないわけですから、今私もそういった不動産業してますから、地元の企業で働いて、そして共稼ぎで家を建てて生活をすると、そういう人もおられます。
 市役所にお勤めの方は十分にそういった環境がございます。やはり地場産業をいかに育てるかということは僕大切なことだと思います。
 あの埋立地の中では、四国でも有数の運送業者も育ってきたわけです。そういったことも含めまして、ぜひ埋立ても今後やっぱり真剣に考えていただきたいなというのが私の要望でございます。
 以上で私の一般質問を終了させていただきますが、最後の一般質問になりましたが、今後ともよろしくお願いをいたします。
 以上です。

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