公開日 2025年07月18日
※これは速報版で、校正前原稿のため、正式な会議録ではありません。
令和7年八幡浜市議会6月定例会会議録第1号【速報版】
議事日程 第1号
会議録署名議員の指名
第2
会期の決定
第3
報告第 3号 専決処分の報告について(八幡浜市市税条例の一部を改正する条例の制定について)
報告第 4号 専決処分の報告について(八幡浜市都市計画税条例の一部を改正する条例の制定について)
報告第 5号 専決処分の報告について(八幡浜市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について)
報告第 6号 専決処分の報告について(令和7年度八幡浜市下水道事業会計補正予算(第1号))
報告第 7号 専決処分の報告について(八幡浜市日土町続藪地区内において発生した倒木による倉庫損壊事故に係る相手方との和解及び損害賠償の額の決定について)
報告第 8号 専決処分の報告について(八幡浜市北浜駐車場において発生した接触事故に係る相手方との和解及び損害賠償の額の決定について)
報告第 9号 令和6年度八幡浜市一般会計繰越明許費繰越計算書
報告第10号 令和6年度八幡浜市下水道事業会計予算繰越計算書
報告第11号 令和6年度八幡浜市水道事業会計予算繰越計算書
報告第12号 令和6年度市立八幡浜総合病院事業会計予算繰越計算書
同意案第1号 教育委員会委員の任命について
同意案第2号 公平委員会委員の選任について
同意案第3号 公平委員会委員の選任について
同意案第4号 公平委員会委員の選任について
議案第50号 八幡浜市文化会館大規模改修工事(建築主体工事)請負契約の締結について
議案第51号 八幡浜市文化会館大規模改修工事(機械設備工事)請負契約の締結について
議案第52号 財産の取得について
議案第53号 八幡浜市職員の育児休業等に関する条例等の一部を改正する条例の制定について
議案第54号 八幡浜市手数料徴収条例の一部を改正する条例の制定について
議案第55号 八幡浜市企業等誘致促進条例の一部を改正する条例の制定について
議案第56号 八幡浜市下水道条例の一部を改正する条例の制定について
議案第57号 八幡浜市水道事業給水条例の一部を改正する条例の制定について
議案第58号 八幡浜市水道法施行条例の一部を改正する条例の制定について
議案第59号 八幡浜市水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第60号 八幡浜市簡易水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第61号 八幡浜市簡易水道条例の一部を改正する条例の制定について
議案第62号 令和7年度八幡浜市一般会計補正予算(第1号)
(提出者の説明)
―――――――――――――――――――――
本日の会議に付した事件
日程第1
会議録署名議員の指名
日程第2
会期の決定
日程第3
報告第3号~報告第12号、同意案第1号~同意案第4号、議案第50号~議案第62号
―――――――――――――――――――――
出席議員(15名)
1番 井 上 剛 君
2番 攝 津 眞 澄 君
3番 平 野 良 哉 君
4番 田 中 繁 則 君
5番 遠 藤 綾 君
6番 菊 池 彰 君
7番 西 山 一 規 君
8番 佐 々 木 加 代 子 君
9番 竹 内 秀 明 君
10番 平 家 恭 治 君
11番 石 崎 久 次 君
12番 欠 番
13番 新 宮 康 史 君
14番 上 田 浩 志 君
15番 宮 本 明 裕 君
16番 山 本 儀 夫 君
―――――――――――――――――――――
欠席議員(なし)
―――――――――――――――――――――
説明のため出席した者の職氏名
市長 大 城 一 郎 君
副市長 菊 池 司 郎 君
教育長 井 上 靖 君
代表監査委員 若 宮 髙 治 君
総務企画部長 藤 堂 耕 治 君
市民福祉部長 宮 下 栄 司 君
産業建設部長 垣 内 千代紀 君
市立病院事務局長 井 上 耕 二 君
総務課長 河 野 光 徳 君
税務課長 二 宮 万裕美 君
政策推進課長 松 良 喜 郎 君
財政課長 松 野 好 眞 君
社会福祉課長 河 野 洋 三 君
子育て支援課長 梶 本 敎 仁 君
市民課長 六 條 公 治 君
保内庁舎管理課長 清 水 秀 樹 君
生活環境課長 岡 本 正 洋 君
保健センター所長 明 禮 英 和 君
人権啓発課長 菊 池 和 幸 君
水産港湾課長 宮 岡 昭 彰 君
建設課長 上 甲 立 志 君
農林課長 松 本 有 加 君
商工観光課長 宇都宮 久 昭 君
下水道課長 菊 池 利 夫 君
水道課長 山 本 覚 君
会計管理者 田 本 憲一郎 君
学校教育課長 萩 森 久 人 君
生涯学習課長 山 中 貞 則 君
監査事務局長 菊 地 栄 治 君
―――――――――――――――――――――
会議に出席した議会事務局職員
事務局長 水 岡 能 成 君
事務局次長兼議事係長 窪 田 安 真 君
事務局次長兼調査係長 黒 田 昌 利 君
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
午前10時00分 開会
○議長(佐々木加代子君) おはようございます。
開会に先立ちまして、去る4月1日付で人事異動がありましたので、この際、新任部課長等の自己紹介を行います。
それでは、順番によろしくお願いいたします。
(新任部課長等の自己紹介)
○議長(佐々木加代子君) 以上で新任部課長等の自己紹介を終わります。
―――――――――――――――――――――
○議長(佐々木加代子君) それでは、ただいまより令和7年第3回八幡浜市議会定例会を開会いたします。
市長から今議会招集の挨拶があります。
市長。
〔市長 大城一郎君登壇〕
○市長(大城一郎君) 開会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
本日、令和7年第3回市議会定例会を招集しましたところ、議員各位におかれましては、御多忙のところ御参集賜り、厚くお礼申し上げます。
初めに、私ごととなりますが、去る4月の市長選挙におきまして、これからの4年間、引き続き市政を担わせていただくこととなりました。無投票での選出となりましたが、これまで4期16年間にわたり取り組んできた施策に対する評価であると受け止めております。
また、旧八幡浜市を通じて、初の5期目を任されましたことは、誠に身に余る光栄であり、市民の皆様からの大きな期待と重責に改めて身の引き締まる思いであるとともに、その期待に応えるべく、精いっぱい市政推進に努める覚悟です。
平成21年4月に初めて市長に就任して以来、私は市民が主役であることを肝に銘じ、市民との対話を大切にしながら、住んでよかったと思えるまちづくりを目標に市政運営に取り組んできました。この間、経済、文化、生活など様々な面において市民の皆様の活動が活発になったことにより、八幡浜市全体が活気にあふれ、少しずつ元気な町に変わってきていると実感しています。まさにこの16年間は、八幡浜市民がつくり上げた市政であります。
5期目についても、これまでの政治理念を変えることなく、市民一人一人が主役となり、この町で暮らすことに心地よさと幸せを実感してもらえるようなまちづくりを進め、市民の皆様と共にさらなる飛躍を目指して、次の世代に引き継げるよう邁進していく所存です。
それでは、定例会について申し上げます。
本定例会におきましては、報告10件、同意案4件、条例9件、予算1件、その他3件、合わせて27件の御審議をいただくわけでございます。また、追加議案の提出についても予定しております。
諸議案の内容等につきましては、後ほど御説明しますが、何とぞ慎重審議賜りまして御賛同いただきますようお願い申し上げます。
なお、本日、本会議終了後、市議会協議会を開催いただきまして、「旧八幡浜市立図書館の移築再生事業について」ほか5件について御説明申し上げ、議員の皆様の御理解を賜りたいと存じますので、よろしくお願いします。
以上、申し述べまして、招集の挨拶とします。
○議長(佐々木加代子君) 議長において、この際、諸般の報告を行います。
3月定例会閉会後における諸般の報告については、タブレットで配付いたしております報告書をもってこれに代えます。
会議に先立ち、去る4月24日に開催されました第87回四国市議会議長会定期総会並びに5月20日に開催されました第101回全国市議会議長会定期総会において表彰を受けられました議員に対し、表彰状の伝達を行います。
○議会事務局長(水岡能成君) 失礼します。
それではまず、第87回四国市議会議長会定期総会におきまして表彰を受けられました方を申し上げます。
自席にて御起立をお願いします。
議員在職20年以上により上田浩志議員、正副議長在職3年以上により竹内秀明議員、以上2名の方が表彰を受けられました。
2名を代表して、上田浩志議員、御受領をお願いいたします。
○議長(佐々木加代子君)
表彰状
八幡浜市 上田浩志 殿
あなたは市議会議員在職20年の長きにわたってよく市政の発展に尽くされ、その功績は特に顕著なものがあるので、ここに本会表彰規程により特別表彰として表彰します。
令和7年4月23日
四国市議会議長会会長
徳島市議会議長 黒田達哉
(表 彰 状 授 与)
(拍 手)
○議会事務局長(水岡能成君) 続きまして、第101回全国市議会議長会定期総会におきまして表彰を受けられました方を申し上げます。
自席にて御起立をお願いします。
議員在職20年以上により上田浩志議員。
議員在職15年以上により石崎久次議員、以上2名の方が表彰を受けられました。
2名を代表して石崎久次議員、御受領をお願いいたします。
○議長(佐々木加代子君)
表彰状
八幡浜市 石崎久次 殿
あなたは市議会議員として15年市政の振興に努められ、その功績は著しいものがありますので、第101回定期総会に当たり、本会表彰規程によって表彰いたします。
令和7年5月20日
全国市議会議長会会長 丸子善弘
(表 彰 状 授 与)
(拍 手)
○議長(佐々木加代子君) ただいまの表彰に対し、市長から祝辞があります。
市長。
〔市長 大城一郎君登壇〕
○市長(大城一郎君) ただいま表彰されました皆様に対しまして、一言お祝いを申し上げます。
去る4月24日、徳島市で開催された第87回四国市議会議長会において、上田浩志議員が議員在職20年以上として、竹内秀明議員が正副議長在職3年以上としてそれぞれ表彰を受けられました。
また、5月20日、東京都で開催された第101回全国市議会議長会において、上田浩志議員が議員在職20年以上として、石崎久次議員が議員在職15年以上としてそれぞれ表彰を受けられました。
受賞された皆様におかれましては、長きにわたり市政発展並びに市民福祉向上のために御尽力をいただきました。ここに市民を代表しまして、深く敬意を表しますとともに、心からお祝いを申し上げます。
どうか今後とも御自愛の上、これまでの豊かな経験を基に一層のお力添えを賜りますようお願い申し上げまして、お祝いの言葉とします。おめでとうございました。
○議長(佐々木加代子君) 被表彰者を代表して、上田浩志議員から謝辞があります。
上田浩志議員。
〔上田浩志君登壇〕
○上田浩志君 表彰者を代表いたしまして、一言お礼の挨拶をさせていただきます。
ただいまは大城市長より身に余るお祝いの言葉を賜り、誠にありがとうございました。
今回、表彰を受けた3名は、市議会議員として、愛する八幡浜市のために、誠意と情熱を持って市政の課題に取り組み、市民の皆様のお役に立ちたい一心で努力してまいりました。このたびの受賞を機に、初心を忘れることなく、一意専心取り組む覚悟でございます。
今年は八幡浜市制20周年を迎えます。私が今回表彰を受けました四国市議会議長会20年、全国市議会議長会20年、●20、20●を僣越ですが大谷翔平選手が記録した●50、50●に重ね合うとするならば、大谷選手は、シーズンが終わるまで努力を続けると言われました。私においても、任期が終わるまで、市議会議員として培った経験と市民の皆様からお聞きした声を基に、さらなる八幡浜市の発展に鋭意努力することをお約束して、謝辞とさせていただきます。本日は貴重な時間、ありがとうございました。
(拍 手)
○議長(佐々木加代子君) 以上で表彰状の伝達を終わります。
―――――――――――――――――――――
○議長(佐々木加代子君) これより本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、タブレットで配付してあるとおりであります。
―――――――――――――――――――――
○議長(佐々木加代子君) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、議長において4番 田中繁則議員、13番 新宮康史議員を指名いたします。
―――――――――――――――――――――
○議長(佐々木加代子君) 日程第2 会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
今期定例会の会期は、本日から6月27日までの19日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(佐々木加代子君) 御異議なしと認めます。よって、会期は本日から6月27日までの19日間と決定いたしました。
―――――――――――――――――――――
○議長(佐々木加代子君) 日程第3 報告第3号 専決処分の報告について(八幡浜市市税条例の一部を改正する条例の制定について)ないし報告第12号 令和6年度市立八幡浜総合病院事業会計予算繰越計算書、同意案第1号 教育委員会委員の任命についてないし同意案第4号 公平委員会委員の選任について、議案第50号 八幡浜市文化会館大規模改修工事(建築主体工事)請負契約の締結についてないし議案第62号 令和7年度八幡浜市一般会計補正予算(第1号)、以上27件を一括議題といたします。
初めに、市長より総括説明を願います。
市長。
〔市長 大城一郎君登壇〕
○市長(大城一郎君) 本日ここに、令和7年第3回市議会定例会を招集いたしまして、補正予算案をはじめ、当面する市政の重要案件について御審議をいただくわけであります。
各案件にわたります詳細につきましては、審議の過程で副市長並びに担当部課長から御説明申し上げることといたしまして、私はその概要と5期目に臨む所信の一端を申し述べ、議員各位並びに市民の皆様に一層の御理解と御協力をお願いする次第であります。
さて、八幡浜市は、3月28日に旧八幡浜市と旧保内町の合併による新市発足から20周年という大きな節目を迎えることができました。これは、市議会議員の皆様をはじめ、市民の皆様の温かい御協力と不断の努力のたまものであり、心から感謝を申し上げる次第であります。
5月11日には、市民文化活動センターコミカンにおいて、市制施行20周年記念式典を開催し、愛媛県知事をはじめ、多くの来賓の御出席の下、日頃より八幡浜市のために各分野で御尽力いただいている市政功労者の表彰を行うとともに、御臨席いただいた多くの市民の方々と一緒にこれまでの20年の歩みを振り返り、未来へ向かう決意を新たにしたところです。
式典の第2部では、立川志の春さんによる新作落語「前田山英五郎」を公演していただきました。前田山の破天荒ながらも人間味あふれる人柄や相撲界にもたらした大きな功績をこれまでにない切り口で表現されたすばらしい落語で、私も大変感銘を受けました。
また、式典には、郷土の偉人である二宮忠八翁が取り持つ縁から中学生の交流事業を長年実施しております京都府八幡市から吉川副市長、小北議長のお二人に御出席いただきました。八幡市とは、友好都市協定を8月に締結する運びとなっており、今後もお互いに交流を深めていきます。
今年度は、ほかにも20周年を記念してコンサートや講演会、クルーズ船の寄港など、様々なイベントや新たな取組を実施する予定です。市民の皆様と共にこの20年の歩みを祝い、さらににぎわいを創出するとともに、市民に愛される八幡浜を一緒につくっていきたいと思います。
20年を迎えたことを一つの区切りとして、本市は次の10年に向けた新たなスタートを切ったところですが、大規模災害に備えた防災・減災対策、人口減少、少子化対策、医療、福祉サービスの維持存続、産業、観光の振興、道路ネットワーク整備促進、さらに物価高騰対策など課題は山積しております。
八幡浜市は、前田山や二宮忠八にも象徴されるように、常に新たなことに挑戦する人材を輩出してきた進取の気性に富んだ町であります。幾多の困難に立ち向かってきた先人たちに倣い、今後は次なる挑戦の10年と捉え、明日への希望やわくわく感を持って暮らせる町を実現するため、これまで取り組んできた5つのプロジェクトに、愛宕中学校と松柏中学校の跡地活用を新たに加えた6つのプロジェクトを「わくわくする八幡浜2.0」として重点的に取り組んでいきます。
まず、四国電力跡地プロジェクトでは、昨年誘致したマクドナルド八幡浜店の隣接地に移転新築する八幡浜児童センターについて、令和9年4月の供用開始を目指して整備を進めるとともに、引き続きホテルの誘致に向けて粘り強く交渉を続けていきます。
八幡浜港みらいプロジェクトについては、子供から大人まで幅広い世代が楽しめるスケートボードパークとスリー・エックス・スリーバスケットコートの整備及び道の駅・みなとオアシス「八幡浜みなっと」周辺の来場者駐車場と津波避難施設を兼ねた立体駐車場の建設を進めていきます。
また、回転ずし店については、事業者との交渉もいよいよ大詰めを迎えたところです。なるべく早く皆様によい報告ができるよう、引き続き努力していきます。
両プロジェクトの実施により、さらなるにぎわい創出と観光振興、地域活性化の核となるエリアを構築していきます。
次に、愛宕山プロジェクトについてです。
30年以内に80%程度の確率で発生すると言われている南海トラフ巨大地震による大災害から市民の命を守り、被災後の早期復興につなげることが私に課せられた重大な使命であります。
今後は、既存の避難路として改良を進めております市道八幡浜高野地線に加え、新たな避難路として、市道愛宕緑ヶ丘線及び防災広場等の避難場所の整備に向けた準備を着実に進めていきます。
また、令和7年度からは、ソフト対策である事前復興計画の策定に着手し、防災・減災に対し、ハード、ソフトの両面から被害の軽減につなげていきます。
次に、無電柱化プロジェクトについてです。
現在、JR八幡浜駅から八幡浜みなっとまでの区間について整備が進められており、愛媛県が実施する事業として、昨年度より八幡浜駅前及び江戸岡交差点西側の2か所で本格的な工事が開始されました。
また、八幡浜港から八幡浜インターチェンジまでの区間については、令和8年度から12年度までの第9期無電柱化推進計画に盛り込めるよう、引き続き県及び事業者と協議していきます。
長期間にわたるプロジェクトとなりますが、次世代に安全・安心で災害に強い生活環境を継承するため、今後も地元自治体として県と連携し、早期完成に向けて事業を推進していきます。
次に、世界マーマレード大会プロジェクトについてです。
マーマレードは、かんきつ王国である八幡浜市にとって、地域ブランドの確立、観光振興、産業振興につながる重要な資源であります。
第7回を迎える今大会には、国内●16●都道府県及び台湾、ドイツ、オーストラリアから過去最多となる2,115点の思いの籠もったマーマレードを出品していただき、5月14日に審査結果を実行委員会及び市の公式ホームページにて発表しました。受賞された皆様に心よりお喜び申し上げますとともに、出品いただきました全ての皆様に感謝申し上げます。
回を重ねるごとに大会認知度が着実に高まっている一方で、マーマレードの普及、活用はいまだ十分とは言えず、その可能性を最大限に引き出すため、本年4月から高度な専門的知識と経験を有するマーマレード普及推進専門官を配置しました。
今後は、マーマレード普及推進専門官の力を最大限活用することで、マーマレードを地域ブランドとして確立し、国内外に発信していくとともに、来年の第8回大会以降の日本大会開催権の獲得を目指し、引き続き英国大会主催者との連携強化を図ってまいります。そして、誰もがマーマレードと言えば八幡浜と認知してもらえるよう、より一層取組を強化していきます。
次に、新たな取組となります愛宕中・松柏中跡地プロジェクトについてです。
令和7年3月末をもって閉校となりました愛宕中学校及び松柏中学校については、市内中心部に位置し、非常に利便性の高い用地であると同時に、平地の少ない本市にとっては貴重な資源であり、有効に活用したいと考えています。
3月に開催された市議会協議会でも御報告しましたとおり、愛宕中学校については、大規模災害時の避難所や災害対応拠点として利用することを前提に、平時はU-12少年サッカーコートとしても利用ができるフットサルコート2面をグラウンドに整備し、市民のスポーツニーズの多様性に対応した施設整備を行う予定です。
校舎については、第1校舎は、雇用確保や産業活性化のため、一棟全てを企業誘致用施設として活用する方針で、今後誘致活動を本格化させたいと考えています。
第2校舎は、平常時から防災対策での利用をメインに、白浜、松蔭、江戸岡自主防災会の備蓄倉庫及び市の防災倉庫を整備し、他のスペースは有事の際に避難所として利用する予定です。
松柏中学校については、老朽化が進んでいる2つの養護老人ホームの統合移転や千丈地区公民館の移転新築用地としての活用のほか、校舎を社会福祉協議会の事務所として活用することも検討しています。また、移転を計画されている八幡浜医師会館の建設候補地としての要望も受けています。
なお、同校の跡地利用に当たっては、以前から懸案となっている国道から正門までの進入路の狭隘さを解消するため、国道と同校敷地との間にある農地を取得し、進入路を拡幅する予定です。
このプロジェクトについては、現在検討中の青写真をお示しした段階であり、利用方法の詳細については、今後慎重に協議し、市民の皆さんに喜んでいただけるよう、創意工夫に努めてまいります。
これら6つのプロジェクトはもとより、「わくわくする八幡浜2.0」の実現のためには、本市が直面している様々な課題の解決に向け、それぞれの分野においてさらに取組を進めていく必要があります。
重要課題である人口減少、少子化対策については、出会いから結婚、妊娠、出産、就学前から小・中・高とライフステージに沿った経済的支援及び精神的支援の両面からきめ細かなサービスを実施してまいります。
子育て世帯の支援の拡充に加え、妊婦健診や不妊治療に対する通院交通費の支援を通じて、妊娠、出産における経済的負担の軽減を図るとともに、出会いの場の機会拡大など、結婚支援策にも力を入れていきます。
移住・定住の促進については、移住者を対象とした各種支援の充実や今年度が最終年度となる民間賃貸住宅への支援など、住環境改善にも取り組みます。
また、交流人口の拡大だけではなく、八幡浜市を応援してくださる関係人口の構築にもより一層力を入れていきます。
安全安心なまちづくりについては、大規模災害からの早期復興に向けた指針となる八幡浜市事前復興計画の策定を進めるほか、各地で問題となっているインフラの老朽化対策として、上下水道施設の耐震化、下水道ストックマネジメント事業に継続して取り組むとともに、大規模雨水処理施設整備事業として、保内町神越地区で進めている神越ポンプ場の早期完成を目指します。
新時代に対応したまちづくりについては、申請業務や施設予約のオンライン化に加え、市役所窓口での手続支援システムの導入により、市民の利便性向上に努めるほか、デジタル地域通貨の導入など、引き続きDX推進に取り組みます。
また、公共施設の照明LED化をはじめ、省エネ診断や新エネルギー設備等の導入支援により、脱炭素社会の実現を目指します。
暮らしやすいまちづくりについては、今年度新設したこども家庭センターを中心に、子育て世代の包括的支援や子供の居場所づくりの推進に取り組み、こどもまんなか社会の実現を目指します。
さらに、安心できる地域医療体制の構築に努め、養護老人ホームの建て替えや障害者グループホームの誘致など、誰もが健康で心豊かに暮らせるウエルビーイングなまちづくりにも取り組みます。
また、公共交通の維持確保を図るために、交通事業者への支援拡充のほか、地域公共交通計画に基づき、分かりやすく使いやすい公共交通の実現を目指していきます。
教育の分野では、国際的な視野や柔軟な考え方を持ち、地域と世界をつなぐ役割を担える人材を育成するため、中学生のシンガポール海外派遣事業を実施します。
また、ふるさとキャリア教育や市民ミュージカル推進のほか、自分自身が地域の一員として町をよりよくしていこうとする気持ちを育むため、若者や子供たちの意見を市政に反映させる仕組みを構築するなど、シビックプライドの醸成につなげていきます。
産業振興の取組については、基幹産業であるかんきつ農業における労働力確保や水産業の担い手育成支援はもちろんのこと、積極的な企業誘致により雇用促進を図るほか、八幡浜ブランド産品のシンガポール輸出事業にも取り組みます。
また、クルーズ船の誘致による観光施策の推進やふるさと観光公社の着地型観光を通じた修学旅行の誘致など、八幡浜の強みや八幡浜らしさを最大限に生かした施策を取り組んでまいります。
以上が5期目の市政運営における主要な施策です。
今後、議員各位をはじめ、市民の皆様からの御意見や御提言を十分お聞きしながら、的確な問題把握に努め、施策の実現に向けて全職員一丸となって取り組み、皆様の信頼と負託に応えていく所存であります。議員各位におかれましても、一層の御協力と御支援を賜りますようお願い申し上げます。
次に、本市の令和6年度決算の概要であります。
まず、一般会計については、四国電力跡地プロジェクト関連用地の購入や企業誘致に対する補助のほか、弓道場や合葬式納骨施設の整備、広域選果場新築への支援や松蔭地区公民館建設に着手するなど、多くの大型投資事業を実施しました。また、物価高騰が続く中で、やわたはま生活応援商品券事業をはじめとする生活支援や様々な業種に対する事業者支援にも引き続き取り組みました。
これらの事業に加え、エネルギー価格をはじめとした物価高騰の影響や人件費の上昇などから歳出全般の経費が増大し、厳しい収支状況となりました。しかし、ふるさと納税寄附金が、初めて30億円の大台を超え、7年連続で県内1位となる約30億9,000万円を達成し、前年度から約7億円の増加となったことや地方交付税の追加交付などもあり、最終的には実質収支で2億662万1,000円の黒字を計上し、財政調整基金を取り崩すことなく決算を迎えることができました。
この結果、令和6年度末の財政調整基金の残高は約45億5,000万円となり、過去最大の規模となりましたが、令和7年度は引き続き大型投資事業が集中し、長引く物価や資材価格の高騰の影響などから、前年度以上に歳出規模が増大しており、非常に厳しい財政状況となることが予想されます。
今後も国や県の動向を注視しつつ、財政健全化に努めてまいります。
下水道事業会計につきましては、当年度純利益3,060万2,000円を計上し、単年度黒字決算となりました。
しかしながら、今後も中長期的な基本計画である下水道事業経営戦略に従い、ストックマネジメント計画に基づく施設の劣化、損傷を把握するための点検、調査及び計画的な改築、更新を進めることに加え、防災事業として保内町神越地区の浸水被害対策のための大規模雨水処理施設整備事業の推進等により事業費の増加が見込まれます。
下水道施設を今後も適切に維持していくための企業としての特性を生かした効率的な経営の下で、さらなる経営の健全化に努めてまいります。
水道事業会計につきましては、当年度純利益7,299万5,000円を計上し、単年度黒字決算となりました。
しかしながら、老朽化した施設の更新や耐震化等で今後も継続して多額の費用が必要となることに加え、簡易水道事業統合に伴う維持管理費の増加も見込まれる一方、人口減少に伴い、給水収益は減少していくことが予想されています。
今後は、厳しい経営状況となることが見込まれますが、引き続き限られた財源の中で経営努力を重ね、安全で良質な水を安定的に提供できるよう、努めてまいります。
また、簡易水道事業会計につきましては、当年度純損失87万8,000円を計上することとなりましたが、繰越利益剰余金の調整のためのもので、ほぼ例年どおりの決算となっています。
病院事業会計につきましては、入院患者数は若干回復し、医業収益は前年度を上回りましたが、当期純損失は4億3,914万円を計上し、赤字額が拡大しました。
この要因としましては、新型コロナウイルス感染症医療提供体制確保事業費補助金の見直しによる医業外収益の減少に加え、医療機関の主要な収入源となる診療報酬は、2024年度の改定で0.88%引き上げられたものの、人件費や材料費など上昇に十分に対応できていないことが上げられます。
人口減少が進む中、今後も収益の大幅な増加は期待できず、一方で支出については人件費や物価高騰による経費の増額が継続して見込まれるため、厳しい状況が続くことが予想されます。
このような状況を踏まえ、令和5年度末に策定した経営強化プランに基づき、健全な経営基盤を構築するとともに、診療レベルの向上を図り、安全で安心な医療を提供できるよう努めてまいります。
それでは、今回提案の6月補正予算の主なものについて順次説明します。
最初に、新時代に対応したまちづくりについてです。
八幡浜港みらいプロジェクトによる各施設の整備に伴い、来場者の増加が予想される八幡浜みなっと周辺エリアの利便性向上のため、魚市場敷地内に立体駐車場の整備を進めます。立体駐車場の屋上は、周辺に高台のない臨海部の津波避難場所として利用し、防災力向上を図ります。
令和7年度は、施設の基本設計及び設計に必要な建設予定地の地質調査や地中構造物などの確認のための調査を実施します。
次に、市制施行20周年記念事業についてです。
記念講演として、9月27日、市民文化活動センターコミカンにて、日本サッカー界のレジェンドであるラモス瑠偉氏と東京やわたはま会の会長でもあるスポーツジャーナリストの二宮清純氏によるトークセッションを開催します。これにより、市民のスポーツへの関心を高め、愛宕中学校跡地に予定しているサッカーコートの整備や利用促進に向けた機運を醸成していきます。
また、官民一体で進めてきましたクルーズ船の誘致活動が実を結び、11月24日と12月20日の2回、商船三井クルーズ三井オーシャンフジの八幡浜港への寄港が決定しました。寄港に併せて歓迎イベントを行い、港のにぎわい創出を目指します。
次に、物価高騰対策事業についてです。
昨年度実施された定額減税では、減税し切れないと見込まれた方について差額分が調整給付として支給されましたが、今年度、令和6年分の所得税及び定額減税可能額が確定したことにより、調整給付金の支給額に不足が生じた場合、また事業専従者など当初調整給付の対象にならなかった方に不足額給付として給付金を支給します。
次に、安全安心なまちづくりについてです。
昨年発生した能登半島地震や豊後水道の地震などにより、市民の地震への備えの重要性に対する意識が高まっていることから、令和6年度には、家具などの固定化に対する補助を実施したところですが、今年度は感震ブレーカーの購入、設置に対しても、県と協調した補助を実施します。
また、大規模災害時などにおける罹災証明発行に必要な住家被害認定調査に関して、被害状況の把握と調査計画の策定、現地調査をデジタル化することによって、証明書の発行を迅速化するとともに、同システムを共同導入する県下市町において、広域での支援体制の確立を図ります。
そのほかにも、愛媛県が実施する国道や県道の道路整備事業、急傾斜地崩壊対策事業、県単独港湾施設の改良事業等に伴う負担金を計上し、市内の道路等の利便性向上や安全な生活環境の確保を図ります。
次に、暮らしやすいまちづくりについてです。
人口減少、少子化対策として、妊娠、出産における経済的負担の軽減を図るため、今年度から妊婦健診や不妊治療等に対する通院交通費の支援を開始したところですが、南予圏域の医療機関への通院交通費も対象とするなど、支援を拡充します。
また、今年4月の中学校統合及び来年4月の小学校統合に伴い、児童・生徒の安全な通学体制を構築するため、スクールバスとしてマイクロバスやミニバンの購入を予定しています。
名誉市民松村正恒氏の設計である旧八幡浜市立図書館については、建物の特徴的な意匠や文化財的価値を残した形で移築再生し、市民文化活動センターや市民図書館を含む文化ゾーンの中心的施設として保存活用を図ります。
最後に、産業振興の取組として、県が実施する向灘地区の臨港道路改良工事に伴う負担金を引き続き計上し、水産物の輸送力強化及び漁業活動の円滑化を図ります。
以上が6月補正予算の概要であります。
この結果、一般会計のみの補正で、5億6,207万2,000円の追加を御提案申し上げるものです。
これらの財源としましては、国県支出金、市債等それぞれの事業施策に対応する額を計上しています。
以上、御説明申し上げました補正予算案等につきまして、慎重審議を賜りまして、御賛同いただきますようお願い申し上げます。
○議長(佐々木加代子君) 休憩いたします。
午前10時47分 休憩
―――――――――――――――――――――
午前11時00分 再開
○議長(佐々木加代子君) 再開いたします。
これより順次説明を求めます。
市長。
○市長(大城一郎君) 議案書65ページをお願いします。
同意案第1号 教育委員会委員の任命について御説明いたします。
教育委員会委員の泉 俊也氏は、令和7年6月28日に2期目4年の任期が満了となりますので、泉氏の後任として菊池繁人氏を教育委員会委員に任命したいので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定により、議会の同意を求めるものであります。
菊池氏は、現住所が八幡浜市保内町川之石1番耕地56番地4、昭和51年7月28日生まれで満48歳でございます。
平成11年に東京理科大学理学部を卒業後、ヤマキ産業株式会社に入社され、様々な職責を担ってこられました。現在は、ヤマキハウス株式会社代表取締役会長並びに八幡浜管材協同組合の監事として活躍されています。
また、仕事の傍ら、林業に関する幅広い知見を身につけるために、愛媛大学大学院森林環境管理リカレントコースに進学、修了されるなど、高い向学心を備えておられます。
平成18年に八幡浜青年会議所に入会し、各種委員会で委員長をサポートし、平成26年には理事長に就任されました。特に、八幡浜児童合唱団では、子供たちの自主性を第一に考えて、団長の務めを果たしたほか、愛媛県立八幡浜高等学校の学校評価員も務めるなど、教育の分野に深く関わってこられました。
また、平成28年の第1回八幡浜市民ミュージカルでは、青壮年期の二宮忠八役を演じて大変好評を得たほか、やわたはま国際マウンテンバイクレースでは、ボランティアスタッフとしてだけではなく、選手としても参加し、大会を盛り上げました。
さらに、八幡浜駅伝カーニバルに15年連続出場、地元川之石地区の●イツシカ●保存会会長や消防団分団長を務めるなど、地域への貢献度も非常に高く、周りから厚い信頼を得ております。
さらに、未就学の児童2人の父親でもあり、若さと情熱だけでなく、子育て世帯の声を反映する意味からも活躍が期待されております。
以上、申し上げましたとおり、菊池氏は、人格、識見ともに教育委員会委員として適任であると考え、教育委員会委員として任命したいので、議会の同意をお願いするものであります。
続きまして、議案書67ページから71ページ、同意案第2号から同意案第4号の公平委員会委員の選任について御説明いたします。
現在の公平委員会委員3名の方々は、本年6月27日をもって4年間の任期が満了することから、新たに選任したいので、地方公務員法第9条の2第2項の規定により、議会の同意を求めるものであります。
それでは、3名の方々の提案理由を順次御説明いたします。
議案書67ページ、同意案第2号 舛田昭彦氏は、現住所が八幡浜市五反田1番耕地924番地、昭和32年5月1日生まれで満68歳でございます。
昭和56年3月、北九州市立大学商学部を卒業後、昭和56年4月から平成31年3月まで八幡浜市に奉職され、その間、生涯学習課長、総務課長、市民福祉部長などを歴任され、市職員退職後は、令和元年7月から令和3年3月まで、南予用水土地改良区連合事務局長を務められました。
舛田氏は、誠実な人柄で公平・公正な判断力と幅広い知見を有しており、令和3年6月28日から公平委員会委員をお務めいただき、その職務を適切に遂行されていますので、改めて推薦し、議会の同意をお願いするものであります。
次に、議案書69ページ、同意案第3号 新田幸一氏は、現住所が八幡浜市松柏甲5番地13、昭和32年11月13日生まれで満67歳でございます。
昭和55年3月、松山商科大学経営学部を卒業後、昭和55年4月から令和3年3月まで八幡浜市に奉職され、その間、医療対策課長、市立八幡浜総合病院新病院整備課長、政策推進課長、総務企画部長などを歴任されました。
新田氏は、誠実な人柄で、公平・公正な判断力と幅広い知見を有しており、令和3年6月28日から公平委員会委員としてお務めいただき、その職務を適切に遂行されていますので、改めて推薦し、議会の同意をお願いするものであります。
次に、議案書71ページ、同意案第4号 柳澤義文氏は、現住所が八幡浜市保内町喜木1番耕地1218番地2、昭和40年3月1日生まれで満60歳でございます。
昭和62年3月、琉球大学教育学部を卒業後、昭和62年4月から令和7年3月まで、教員として八西地域の小・中学校に奉職され、その間、伊方中学校校長、千丈小学校校長、保内中学校校長などを歴任されました。
柳澤氏は、誠実な人柄で、公平・公正な判断力と幅広い知見を有することから、公平委員会委員として適任であると考え、井原正晴氏の後任として推薦し、議会の同意をお願いするものであります。
以上でございます。
○議長(佐々木加代子君) 総務企画部長。
○総務企画部長(藤堂耕治君) まず最初に、議案書の目次のところをお願いします。
これから説明をいたします報告第3号から報告第5号までの3件につきましては、いずれも税制改正に関するもので、議会の承認を要する報告となります。一括して提案をさせていただきます。
なお、税制改正につきましては、ほぼ毎年行われており、年度初めの4月1日からの施行となりますが、改正となる地方税法等が公布されるのが年度末の3月31日などで、議会を招集する時間的余裕がないため、県内他市同様、例年専決処分で対応している状況です。
説明に当たりましては、この議案書と同じくデータで配付しております議案説明資料で説明いたしますので、御準備をお願いします。
それでは、議案書の1ページをお願いします。
報告第3号 専決処分の報告について。
次の3ページの専決第3号をお願いします。
地方税法等の一部を改正する法律が、令和7年3月31日に公布されたことに伴い、八幡浜市市税条例の一部を改正する条例を専決処分しましたので、地方自治法第179条第3項の規定により、これを報告し、承認を求めるものです。
それでは、議案説明資料のほうをお願いします。
資料の1ページをお願いします。
まず最初に、今回の改正の主な内容について説明します。
改正概要のところを御覧ください。
今回の主な改正点として3点挙げております。
まず、1点目は、個人住民税について。
就業調整の観点から、国税と同様の措置として、大学生年代の子らに関する特別控除、特定親族特別控除を創設するものです。
2点目は、軽自動車税について。
総排気量が125㏄以下のバイクを対象とする新基準原付の区分を設け、軽自動車税種別割の税率を、現行の50㏄原付と同様に年額2,000円とするものです。
これは、本年11月から、新たな排出ガス規制が適用となりますが、現行の50㏄原付バイクでは、新たな規制がクリアできないことから、今後の生産販売が困難となる予定です。そのため、50㏄原付の替わりとして、125㏄以下で最高出力を50㏄相当の4.0キロワット以下に制御した新基準原付という新たな車両区分を原動機付自転車の中に設けるものです。
3点目は、市たばこ税について。
加熱式たばこは、紙巻きたばこよりも税負担水準が低く、課税の公平性を欠いている状況を踏まえ、税負担差を解消するため、課税方式の適正化を行うものです。
それでは、主な改正内容について順次説明します。
まず、市民税についてです。
1ページ下段の改正内容のところを御覧ください。
表の下のほうの第34条の2から次の2ページの第36条の3の3までは、給与所得控除の見直し、大学生年代の子らに関する特別控除の創設並びに扶養親族及び同一生計配偶者の合計所得金額に係る要件を引き上げるものです。
次に、固定資産税は飛ばしまして、軽自動車税についてです。
2ページ下段の第82条と第89条は、先ほど説明しました原動機付自転車の中に新基準原付という新たな車両区分を設けることに伴う種別割の改正です。
次に、市たばこ税についてです。
附則第16条の2の2の改正は、加熱式たばこについては、これまで重量と価格によって紙巻きたばこの本数に換算して課税してきましたが、重量のみで換算する方式に見直します。
また、軽量化による税負担の不公平が生じないよう、一定の重量以下のものについては、1本を持って紙巻きたばこ1本に換算する規定を新たに設けるものです。
なお、議案書13ページから15ページの附則において、施行期日と経過措置を定めております。
続きまして、議案書の17ページをお願いします。
報告第4号 専決処分の報告について。
次の19ページの専決第4号をお願いします。
地方税法等の一部を改正する法律が、令和7年3月31日に公布されたことに伴い、八幡浜市都市計画税条例の一部を改正する条例を専決処分しましたので、地方自治法第179条第3項の規定により、これを報告し、承認を求めるものです。
ただし、今回の改正は、全て法律改正によって生じた項ずれなどに伴う改正であり、内容等の変更はありません。
なお、議案書20ページ附則において、施行期日と経過措置を定めております。
続きまして、議案書21ページをお願いします。
報告第5号 専決処分の報告について。
次の23ページの専決第5号をお願いします。
地方税法等の一部を改正する法律が、令和7年3月31日に公布されたことに伴い、八幡浜市国民健康保険税条例の一部を改正する条例を専決処分しましたので、地方自治法第179条第3項の規定により、これを報告し、承認を求めるものです。
それでは、議案説明資料のほうの3ページをお願いします。
今回の改正は、改正概要のところにありますように、中・低所得層の被保険者の負担に配慮するため、国保税の課税限度額の見直しと減額措置に係る軽減判定所得の基準額を見直すものです。
下の参考1、課税限度額表を御覧ください。
国民健康保険税は、国保加入者の医療費の基礎財源となる基礎課税額と75歳以上の方を対象とした後期高齢者医療制度の医療費の財源となる後期高齢者支援金等課税額並びに40歳から64歳の方が介護保険の保険料として納付する介護納付金課税額の3つの区分で構成されています。それぞれの課税限度額は、地方税法施行令に定める金額を上限として条例で定めることとされており、政令の改正に合わせて限度額を段階的に引き上げ、必要な保険税収入を確保するとともに、高所得者と中間所得者の負担のバランスを調整しています。
今回の改正により、基礎課税額が65万円から1万円引き上げられ66万円、右の列の後期高齢者支援金等課税額の課税限度額が24万円から2万円引き上げられ26万円となり、合計では106万円から3万円増の109万円となります。
次に、参考2、軽減判定所得基準算定式の表を御覧ください。
この改正は、国保税の軽減判定所得の基準を見直すもので、5割軽減については、被保険者数に乗ずる額を、1人当たり29万5,000円から1万円引き上げ30万5,000円に、同じく2割軽減については、54万5,000円から1万5,000円引き上げ56万円に、軽減対象者を拡大する措置を講ずるものです。
なかなかこれだけでは分かりにくいと思いますので、そこに記載はしておりませんが、少し具体的な例で申し上げますと、給与所得者1人の3人世帯の場合、5割軽減に該当する給与収入は、現行の年額199万円未満から令和7年度は203万円未満まで対象者が拡大します。また、2割軽減に該当する給与収入は、現行の年額306万円未満から313万円未満まで対象者が拡大します。
なお、議案書24ページから25ページの附則において、施行期日と適用区分を定めております。
以上でございます。
○議長(佐々木加代子君) 産業建設部長。
○産業建設部長(垣内千代紀君) 議案書27ページをお願いします。
報告第6号 専決処分の報告について御説明します。
本件は、令和7年1月28日に埼玉県八潮市で発生した下水道管路の破損に起因する道路陥没事故を受け、本市においても国土交通省からの要請に基づく大規模下水道管路特別重点調査を緊急に実施する必要が生じたため、地方自治法第179条第1項の規定により、令和7年4月16日付で令和7年度八幡浜市下水道事業会計補正予算(第1号)を専決処分しましたので、同条第3項の規定によりこれを報告し、承認を求めるものです。
29ページをお願いします。
具体的な補正予算の内容は、まず第2条の業務の予定量について、主な建設改良事業費のうち、管渠整備工事を2,365万円増額します。これは、大規模下水道管路特別重点調査に必要な委託料を措置するものです。
なお、調査対象は、布設後30年以上経過した内径2メートル以上の管路で、本市では総延長2,896メートルの管路が該当します。
次に、第3条の収益的収入及び支出について、支出の第1款下水道事業費用を605万円増額します。これは、調査の結果、修繕が必要な箇所を発見した場合に早急な対応ができるよう、修繕費を枠取りとして措置するものです。
30ページをお願いします。
次に、第4条の資本的収入及び支出について、まず収入の第1款資本的収入を2,356万円増額します。これは、調査費の財源となる企業債と補助金をそれぞれ措置するものです。
次に、支出の第1款資本的支出を2,365万円増額します。この内容は、先ほど第2条業務の予定量のところで御説明したとおりです。
なお、条文において、支出に対する収入の不足額の補填についても、補正額に合わせ改めています。
最後に、第5条の企業債について、次の31ページの別表1のとおり、起債の目的に今回の特別重点調査を追加し、その限度額などを定めています。
なお、32ページ以降に補正予算実施計画、予定キャッシュ・フロー計算書などの資料を添付していますので、御参照願います。
続きまして、議案書39ページをお願いします。
報告第7号 専決処分の報告について御説明します。
41ページをお願いします。
専決第6号 八幡浜市日土町続藪地区内において発生した倒木による倉庫損壊事故に係る相手方との和解及び損害賠償の額の決定について、地方自治法第180条第1項の規定により、令和7年4月9日に専決処分しましたので、同条第2項の規定によりこれを報告します。
今回の事案は、令和7年2月13日午前7時30分頃、八幡浜市日土町2番耕地841番地2付近で発生した市管理道路からの倒木により、相手方所有の倉庫の屋根が一部損壊しました。このため、相手方倉庫の屋根の修理損害額の全額を市が相手方に支払うこととした示談書の締結を行い、市の負担として5万7,750円の損害賠償額が決定したものです。
続きまして、議案書43ページをお願いします。
報告第8号 専決処分の報告について御説明します。
45ページをお願いします。
専決第8号 八幡浜市北浜駐車場において発生した接触事故に係る相手方との和解及び損害賠償の額の決定について、地方自治法第180条第1項の規定により、令和7年5月22日に専決処分しましたので、同条第2項の規定によりこれを報告します。
今回の事案は、令和7年3月31日午後3時10分頃、八幡浜市北浜1丁目1590番地1、八幡浜市北浜駐車場において、市所有車両を専用区画に駐車させる際に、隣接する区画に駐車していた相手方車両の左側面部分に接触し、損害を与えました。このため、相手方乗用車の修理損害額などの全額を市が相手方に支払うこととした示談書の締結を行い、市の負担として31万600円の損害賠償額が決定したものです。
なお、この損害賠償は、公益社団法人全国市有物件災害共済会で全額補填されます。
以上です。
○議長(佐々木加代子君) 総務企画部長。
○総務企画部長(藤堂耕治君) 議案書の47ページをお願いします。
報告第9号 令和6年度八幡浜市一般会計繰越明許費繰越計算書について説明します。
次の48ページをお願いします。
本件は、去る3月議会において繰越明許費の予算議決をいただいております。一番上の県立川之石高校PTA補助金から50ページの一番下の市道双岩南久米線道路災害復旧事業まで、計41事業、合計で35億2,590万1,000円の翌年度繰越額が決定しましたので、地方自治法施行令第146条第2項の規定により、繰越計算書を報告するものです。
以上でございます。
○議長(佐々木加代子君) 産業建設部長。
○産業建設部長(垣内千代紀君) 議案書53ページをお願いします。
報告第10号 令和6年度八幡浜市下水道事業会計予算繰越計算書について御説明します。
本件は、地方公営企業法第26条第1項の規定により、令和6年度八幡浜市下水道事業会計予算を繰越計算書のとおり繰り越しましたので、同条第3項の規定により、議会へ報告するものです。
次の54ページ、55ページをお願いします。
今回の繰越事業は、内水浸水リスクマネジメント推進事業、神越地区大規模雨水処理施設整備事業、下水道基幹施設耐震化事業の3件で、それぞれ表の一番右の列、説明欄に記載のとおり、年度内完成が見込めなくなったため、合わせて4億6,137万円を繰り越したものです。
続きまして、議案書57ページをお願いします。
報告第11号 令和6年度八幡浜市水道事業会計予算繰越計算書について御説明します。
本件は、地方公営企業法第26条第1項の規定により、令和6年度八幡浜市水道事業会計予算を繰越計算書のとおり繰り越しましたので、同条第3項の規定により、議会へ報告するものです。
次の58ページ、59ページをお願いします。
今回の繰越事業は、上水道老朽管更新(耐震化)工事の1件で、表の一番右の列、説明欄に記載のとおり、年度内完成が見込めなくなったため、7,500万円を繰り越したものです。
以上です。
○議長(佐々木加代子君) 市立病院事務局長。
○市立病院事務局長(井上耕二君) 議案書61ページをお願いします。
報告第12号 令和6年度市立八幡浜総合病院事業会計予算繰越計算書について御説明します。
本件は、地方公営企業法第26条第1項及び第2項ただし書の規定により、令和6年度市立八幡浜総合病院事業会計予算を繰越計算書のとおり繰り越しましたので、同条第3項の規定により、議会へ報告するものです。
次の62ページ、63ページをお願いします。
上側の表は、地方公営企業法第26条第1項の規定による繰越しで、下側の表は、令和5年度の予算分となりますが、同じく第2項ただし書の規定により、事故繰越したものでございます。
今回の繰越しは、それぞれの表で、医師住宅A棟に係る建築工事監理業務及び整備事業1件ずつの合計4件で、表の一番右の列、説明欄に記載のとおり、年度内完成が見込めなくなったため、上側の表、繰越分については、2億421万4,100円、下側の表、事故繰越分については、1億5,499万9,000円を繰り越したものです。
以上です。
○議長(佐々木加代子君) 総務企画部長。
議案書の73ページをお願いします。
議案第50号 八幡浜市文化会館大規模改修工事(建築主体工事)請負契約の締結について説明します。
本件は、去る5月13日、八幡浜市文化会館大規模改修工事(建築主体工事)の一般競争入札を執行し、その結果、8億2,390万円、落札率96.8%で、八幡浜市郷1番耕地12番地1、堀田建設株式会社が落札しましたので、地方自治法第96条第1項第5号の規定により、議会の議決を求めるものです。
データ配付しております議案説明資料のほうをお願いします。
4ページをお願いします。
参考資料としまして、4ページに工事概要、5ページに入札結果調書、6ページに位置図、7ページから9ページに改修内容についての資料を添付しておりますので、御参照願います。
4ページにお戻り願います。
この工事は、設備などの老朽化が進行している八幡浜市文化会館ゆめみかんの大規模改修工事に係る建築主体工事です。
8、工事概要のところにありますように、主な内容としては、屋上防水、外壁補修、木製、金属建具等改修、客席修繕、舞台機構、舞台照明及び音響の更新修繕などを実施するもので、完成は令和8年12月31日を予定しております。
続きまして、議案書の75ページをお願いします。
議案第51号 八幡浜市文化会館大規模改修工事(機械設備工事)請負契約の締結について説明します。
本件は、去る5月13日、八幡浜市文化会館大規模改修工事(機械設備工事)の一般競争入札を執行し、その結果、2億2,605万円、落札率98.8%で、八幡浜市日土町6番耕地184番地、株式会社井上設備工業が落札しましたので、地方自治法第96条第1項第5号の規定により、議会の議決を求めるものです。
再び議案説明資料のほうをお願いします。
10ページをお願いします。
参考資料としまして、10ページに工事概要、11ページに入札結果調書、12ページに位置図、13ページに改修内容についての資料を添付しておりますので、御参照願います。
10ページにお戻り願います。
この工事は、設備などの老朽化が進行している八幡浜市文化会館ゆめみかんの大規模改修工事に係る機械設備工事です。
8、工事概要のところにありますように、主な内容としては、空調機器の全面的な更新や冷水器、冷却管更新、集中制御改修などの空調設備工事を実施するもので、完成は令和8年12月31日を予定しております。
なお、9、全体工事のところに参考として記載しておりますが、先ほど説明しました建築主体工事、そしてこの機械設備工事のほかに、電気設備工事を別途実施する予定です。
続きまして、議案書の77ページをお願いします。
議案第52号 財産の取得について説明します。
本件は、去る5月1日、双岩分団2部消防ポンプ車購入に係る指名競争入札を執行し、その結果、3,349万5,000円、落札率97.4%で、八幡浜市保内町川之石4番耕地12番地1、株式会社新日本ライフテック南予営業所が落札しましたので、地方自治法第96条第1項第8号の規定により、議会の議決を求めるものです。
再び議案説明資料のほうをお願いします。
14ページをお願いします。
参考資料としまして、14ページに取得財産の概要、15ページに入札結果調書、16ページから18ページに今回購入する消防ポンプ自動車に関する資料を添付しておりますので、御参照願います。
14ページにお戻り願います。
この双岩分団2部消防ポンプ車購入事業は、取得後20年を経過し老朽化している消防ポンプ車の更新のため、7、取得財産の概要のところにありますように、CD-Ⅰ型、四輪駆動、オートマチックトランスミッションの消防ポンプ自動車1台を購入するもので、詳細については17ページに記載のとおりです。
続きまして、議案書79ページをお願いします。
議案第53号 八幡浜市職員の育児休業等に関する条例等の一部を改正する条例の制定について説明します。
今回の改正は、令和7年1月に地方公務員の育児休業等に関する法律が改正されたことに伴い、育児を行う職員の職業生活と家庭生活の両立を一層容易にするために、地方公務員の部分休業制度を拡充する必要があることから、八幡浜市職員の育児休業等に関する条例、八幡浜市職員の勤務時間、休暇等に関する条例、八幡浜市単純な労務に雇用される職員の給与の種類及び基準を定める条例、八幡浜市水道事業に従事する企業職員の給与の種類及び基準を定める条例、以上4本の条例を一括改正するものです。
最初に、第1条八幡浜市職員の育児休業等に関する条例の改正について説明します。
まず、部分休業制度とは、育児と仕事の両立を図るため、正規の勤務時間の始め、または終わりに、2時間を超えない範囲で勤務しないことを認める制度ですが、今回の改正では、部分休業制度を柔軟に取得できるように、これまでの1日最大2時間取得できる方法に加え、1日当たりの取得時間の上限をなくし、1年で10日を超えない範囲でまとめて取得できる方法を新たに設け、職員はいずれかの方法を選択して取得できるよう改正します。
なお、参考までに申し上げますと、条例改正はございませんが、部分休業の対象となる養育する子の年齢について、現在正規職員は、小学校に入学するまで、会計年度任用職員などの非常勤職員は、3歳までとなっていますが、今回の地方公務員の育児休業等に関する法律の改正により、非常勤職員についても正規職員と同様に小学校に入学するまでとなります。
81ページをお願いします。
次に、第2条八幡浜市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の改正について説明します。
この改正は、仕事と育児の両立支援制度が利用しやすくなるよう、勤務環境の整備を図るものです。
具体的には、妊娠、出産などについて申出をした職員や3歳に満たない子を養育する職員などに対して、育児休業制度、両立支援制度の周知や意向確認などを行うことが義務化されるものです。
83ページをお願いします。
最後に、第3条八幡浜市単純な労務に雇用される職員の給与の種類及び基準を定める条例及び84ページ、第4条八幡浜市水道事業に従事する企業職員の給与の種類及び基準を定める条例の改正は、第1条の改正に伴い、文言の改正を行うものです。
なお、この条例は、附則において、施行期日と経過措置を定めております。
以上でございます。
○議長(佐々木加代子君) 産業建設部長。
○産業建設部長(垣内千代紀君) 議案書87ページをお願いします。
議案第54号 八幡浜市手数料徴収条例の一部を改正する条例の制定について御説明します。
この条例は、愛媛県手数料条例の改正に伴い、所要の改正を行うものです。
88ページをお願いします。
具体的には、新旧対照表のとおり、第2条に定める開発行為や建築許可に関する審査のうち、県から権限移譲を受けて実施する5項目の手数料について県条例で定められた金額に合わせ改正するものです。
89ページをお願いします。
なお、附則において、第1項でこの条例は、公布の日から施行することとし、第2項で経過措置について定めています。
続きまして、議案書91ページをお願いします。
議案第55号 八幡浜市企業等誘致促進条例の一部を改正する条例の制定について御説明します。
この条例は、本市における企業の立地に伴う奨励措置を拡充し、企業の誘致のさらなる促進を図るため、所要の改正を行うものです。
具体的な改正内容は、新旧対照表のとおりで、まず第2条第9号の改正は、引用する法律の名称が変わったため、その名称に改めるものです。
次に、第3条第1項の改正は、条例第8条の指定を受けた事業者の投下固定資産に対する固定資産税の課税免除措置の期間を「3か年度」から「5か年度」に延長するものです。
次に、第5条第1項第2号の改正は、土地の取得に係る額を除いた投下固定資産額に対する企業等立地促進奨励金の額を拡充するものです。
具体的には、次の92ページの一番上、アのこれまでの奨励措置に加え、新たにイの投下固定資産額が2億5,000万円を超える部分についても100分の20以内の額を合算できることとし、限度額も前のページに記載のとおり、「1億円」から「5億円」に拡充することとしています。
次に、第10条第1項の改正は、市の財政負担を平準化するため、奨励金の額が1億円を超えるとき、または市長が必要と認めるときは、5年以内の期間において分割して交付できるよう改めるものです。
なお、附則において、第1項でこの条例は、公布の日から施行することとし、第2項で経過措置について定めています。
また、この条例改正を含め、企業誘致に関する支援策の拡充について、本日の市議会協議会において少し詳しく御説明させていただくこととしています。
続きまして、議案書93ページをお願いします。
議案第56号 八幡浜市下水道条例の一部を改正する条例の制定について御説明します。
この条例は、令和6年1月に発生した能登半島地震において、下水道排水設備指定工事店の不足により、排水設備の復旧が遅れたことを踏まえ、国からの通知に基づき、所要の改正を行うものです。
具体的には、新旧対照表のとおり、下水道排水設備の指定工事店について定めた第6条第1項にただし書を加え、災害、その他非常の場合、必要があれば八幡浜市以外の市町村が指定した事業者による排水設備新設工事も可能とするものです。
なお、附則において、この条例は、公布の日から施行することとしています。
続きまして、議案書95ページをお願いします。
議案第57号 八幡浜市水道事業給水条例の一部を改正する条例の制定について御説明します。
この条例は、議案第56号 八幡浜市下水道条例の一部改正と同様の事案となりますが、令和6年1月の能登半島地震において、指定事業者の不足により、家屋などの宅内配管の復旧が遅れたことを踏まえ、国からの通知に基づき、所要の改正を行うものです。
具体的には、新旧対照表のとおり、工事の施工について定めた第13条第1項にただし書を加え、災害、その他非常の場合、必要があれば、八幡浜市以外の水道事業者が指定した事業者による給水装置工事も可能とするものです。
なお、附則において、この条例は、公布の日から施行することとしています。
続きまして、議案書97ページをお願いします。
議案第58号 八幡浜市水道法施行条例の一部を改正する条例の制定について御説明します。
この条例は、本条例の中で引用している建設業法施行令の改正に伴い条ずれが生じたため、所要の改正を行うものです。
具体的には、建設業法施行令における技術検定種目等に関する規定が、第34条から第37条に繰り下がったため、新旧対照表のとおり、第3条及び第4条における施行令の引用箇所を改正するものです。
なお、附則において、この条例は、公布の日から施行することとしています。
続きまして、議案書99ページをお願いします。
議案第59号 八幡浜市水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例のほか、これに続く議案第60号 八幡浜市簡易水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例及び議案第61号 八幡浜市簡易水道条例の一部を改正する条例は、いずれも高野地地区上水道未普及地域等解消事業がおおむね完了し、高野地地区を上水道の給水区域へ編入するために所要の改正を行うものとなりますので、一括して御説明します。
まず、議案第59号 八幡浜市水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例は、高野地地区の上水道区域への編入に当たり、新旧対照表のとおり、第2条第3項の給水人口及び同条第4項の1日最大給水量を改正するものです。
なお、いずれも高野地地区上水道未普及地域等解消事業の着手前に県知事から認可を受けた数値としています。
続きまして、議案書101ページをお願いします。
議案第60号 八幡浜市簡易水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例は、現在、簡易水道事業の給水区域となっている上高野自治区を簡易水道区域から除外するためのもので、新旧対照表のとおり、簡易水道ごとの計画給水人口などを定めた別表1から上高野地条例水道の表記を削除します。
続きまして、議案書103ページをお願いします。
議案第61号 八幡浜市簡易水道条例の一部を改正する条例も議案第60号と同様、簡易水道の給水区域から上高野自治区を除外するためのものですが、これに併せ、水道事業給水条例に倣った字句修正も行ってます。
具体的には、新旧対照表の一番上、第2条とその次の第7条が字句修正のための改正に当たり、実質的な内容の変更はありません。
その下、簡易水道の給水区域を定めた別表第1と次の104ページの水道料金を定めた別表第2の改正が、簡易水道の給水区域から上高野自治区を除外するためのもので、それぞれの表から上高野地条例水道に係る表記を削除します。
なお、これらの条例は、それぞれの附則において、高野自治区を上水道給水区域へ編入する令和7年7月1日から施行することとしています。
以上です。
○議長(佐々木加代子君) 財政課長。
○財政課長(松野好眞君) 議案書105ページから140ページ、令和7年度八幡浜市一般会計補正予算(第1号)、議案第62号をデータで配付しております令和7年度補正予算資料(4月専決・6月補正)のほうで説明いたします。
資料の10ページをお願いします。
表の横列中ほどに今回補正額の欄がありますが、今回は一般会計のみの補正となり、一番下の行ですが、5億6,207万2,000円の追加となります。
また、その右の欄ですが、全会計の累計額は508億8,277万2,000円となり、前年度同期と比べ6.2%の増となっています。
次の11ページに、今回の補正予算の主要な事業の一覧を、12ページから15ページに、それぞれの事業の概要を記載しております。
12ページをお願いします。
それでは、補正予算の主要な事業の概要について順次説明いたします。
最初に、新時代に対応したまちづくりです。
八幡浜港みらいプロジェクト(みなっと立体駐車場整備事業)は、八幡浜みなっと周辺エリアにおいて、今後さらなる観光入り込み客の増加が見込まれるため、魚市場敷地内に立体駐車場を建設し、受入れ環境の整備を行うとともに、立体駐車場の屋上を津波避難場所とすることにより防災力の向上を図るもので4,830万円、今年度は、施設の基本設計、地質調査、試掘調査を実施します。
次に、市制施行20周年記念事業です。
市制施行20周年記念公演事業(ラモス瑠偉×二宮清純トークセッション)は、日本サッカー界のレジェンドであるラモス瑠偉氏とスポーツジャーナリストで東京やわたはま会会長の二宮清純氏のトークセッションを開催することで、市民のスポーツへの関心を高め、地域スポーツの活性化を推進するもので186万5,000円、クルーズ船寄港関連事業は、クルーズ船三井オーシャンフジの寄港時に歓迎イベント等を実施するもので270万円です。
13ページをお願いします。
次に、物価高騰対策事業です。
定額減税補足給付金(不足額給付)支給事業は、令和6年分所得税及び定額減税可能額が確定する令和7年度に調整給付額を再計算し、支給額に不足が生じた者、または定額減税の対象外で一定の要件を満たす者に対し、不足額給付として追加支給するもので、1億4,754万5,000円です。
次に、安全安心なまちづくりです。
感震ブレーカー設置支援事業は、能登半島地震や豊後水道の地震により、市民の地震への備えの重要性に対する意識が高まっていることから、家具等の固定とともに、感震ブレーカーの購入、設置に対し補助をするもので150万円、災害家屋被害認定調査支援システム構築事業は、大規模災害時等の罹災証明書の発行において、認定調査に係る事務処理に膨大な時間と労力がかかることから、デジタル技術を活用した罹災証明迅速化ソリューションを県内12市町共同で広域導入するもので840万7,000円、県営道路事業負担金から次のページ、県営急傾斜地崩壊対策事業負担金、川之石港県単独港湾局部改良事業負担金は、それぞれ愛媛県が実施する事業に係る市の負担金で、3事業合わせて1,263万5,000円。
次に、暮らしやすいまちづくりです。
出産子育て通院交通費助成事業は、妊産婦に対する健診受診に係る通院交通費助成について、助成対象の医療機関を市内及び南予圏域の医療機関にも拡大するほか、市外の実家に里帰りした妊婦も対象とし、さらに産婦健診も助成対象に追加するもので224万2,000円、スクールバス購入事業は、令和8年度の神山小学校、川上小学校、双岩小学校の学校統合に伴い、旧川上小学校、旧双岩小学校の児童を八幡浜南小学校まで通学支援を行うためマイクロバスを購入するほか、千丈小学校と八幡浜中学校における通学問題を解消するためミニバンを購入し、通学支援を行うもので2,814万6,000円。
15ページをお願いします。
旧八幡浜市立図書館移築再生事業は、建築家松村正恒氏が設計した旧八幡浜市立図書館を移築再生し、文化活動センターや市民図書館を含む文化ゾーンの中心的施設として活用するもので2億4,964万5,000円。
次に、産業振興の取組です。
県営八幡浜漁港整備事業負担金は、愛媛県が実施する臨港道路10号線、向灘地区の道路改良事業に係る市の負担金で5,125万円です。
なお、16ページ、17ページに投資的事業の詳細について、18ページ、19ページに一般会計補正予算の歳入歳出の状況、20ページ、21ページに物価高騰対策関連事業一覧表を記載しておりますので、後ほど御参照のほどお願いします。
説明は以上でございます。
○議長(佐々木加代子君) ただいま議題となっております27件についての本日の審議はこの程度にとどめます。
お諮りいたします。
議事の都合により、明日10日から15日までの6日間は休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(佐々木加代子君) 御異議なしと認めます。よって、明日10日から15日までの6日間は休会することに決しました。
―――――――――――――――――――――
○議長(佐々木加代子君) これにて本日の会議を閉じます。
以上で本日の日程は全部終了い
たしました。
明日10日から15日までの6日間は休会であります。16日は午前10時から会議を開き、一般質問を行います。
―――――――――――――――――――――
○議長(佐々木加代子君) 本日はこれにて散会いたします。
午後 零時01分 散会