公開日 2026年06月08日
〔西山一規君質問席へ移動〕
○西山一規君 おはようございます。
私は今回、大綱1つについて一般質問を行います。
大綱1「市役所業務への生成AI活用について」であります。
まず前段として、私自身の現状での生成AIの活用について御紹介いたします。
約3年前に生成AIが話題になり、試してみました。
ここでちょっと、一般の市民の方は特に生成AIって何というのがちょっと気になるかと思いますが、まず全体を通して、生成AIの上に、全体はAI(人工知能)というものがありまして、その一部の中に機械学習というものがあります。その機械学習の中にディープラーニングというのがありまして、そのディープラーニングの中に生成AIがあるという、ごく限られた、AIの中のごく一部のことが生成AIになります。
これについて3年前に試してみました。自然な日本語で返事が返ってくる、そういったところに驚きましたが、当時は古い情報での返事ばかりで、従来どおり検索サイトで探したほうが便利だなというふうな感想で使わなくなりました。
約2年前、伊方町で定期的に開催されている「でじラボ伊方町」、これに参加したときに生成AIの講演があり、行政サービスへの活用が始まっているということを知りました。
ちょっと間が空きますが、半年前、川之石地区交流拠点施設「みなせ」に、冬に設置するイルミネーション用にマイコンを使ってLEDを点灯させるプログラムを以前書いておったんですが、それのもっと複雑な点滅をさせたいなということで、生成AIに書かせたらうまくいきました。そのとき使った言語はPython(パイソン)という言語を使用しております。
約2か月前、動画サイト、こちらで様々な活用方法を知りまして、議員活動にも応用できそうで、試しに行政視察の音声書き起こし原稿を要約させると、多少の抜けや間違いがあるものの、加筆修正しながら使えるレベルの結果が返ってきました。後日報告する行政視察は生成AIを使ったもので報告いたします。
それ以外に地方自治法、例規集、こういったものを読み込ませて、条文の検索等に使えることが分かりました。それと、数年分の決算書を読み込ませて、必要事項を全体から探すということも可能でありました。そのほかにもいろいろ活用できそうだというふうに感じております。
そこで問1ですが、現状のDX推進計画、この中には生成AIに関する項目はないようですが、現在、市として実際に活用している例はあるのでしょうか。また、正式ではないにしても、課員が個人的に活用している例はないのか伺います。
○議長(菊池 彰君) 副市長。
○副市長(菊池司郎君) 本市における生成AIの活用状況については、令和6年度のトライアル利用を経て、令和7年4月より本格的に導入しています。その導入から今日まで、徐々に利用者も増え、現在では多くの職員が業務に活用しているところです。
具体的には、挨拶文の作成やプレゼン資料の作成、議事録の要約、住民アンケート調査の結果分析など、多岐にわたる業務において生成AIを積極的に活用しています。これにより、職員の業務効率化と生産性向上に大きく寄与しているものと認識しております。
以上です。
○議長(菊池 彰君) 西山一規議員。
○西山一規君 恐らく今現在、私が試して便利だなと思っていることは大抵やられているんじゃないかというふうに思います。
では、他の自治体でどのような活用事例があるか、これを紹介させていただきます。
総合窓口案内に関する事例としてですが、埼玉県戸田市、こちらでは「自治体DXの新たな相棒となるか?AIを用いた案内ロボットが市役所に導入」という記事がありまして、実際に音声で会話をできる自立走行ロボット、最近、飲食店へ行くとお膳を運んでくるロボットがあると思いますが、ああいう形で歩き回れる、音声で会話ができるロボットが導入されております。
次、福島県会津若松市。「「誰一人取り残さない」行政の最前線をAIさくらさんが担います」というタイトルで記事がありました。これは何かというと、今度はロボットじゃなくて置いてあるモニターに、アバターですね、アニメーションで声に合わせて動くようなものが表示されて、音声で市民と会話ができる。人間業では難しいのが多言語対応ですね。ロシア語とかアラビア語とか、いろいろ言っても答えてくれるというものですね。
もう一つが、今度は電話による24時間対応。市役所で真夜中にかけても「担当者はおりません」とかいう形になると思いますが、それを代わりにAIが適切に回答してくれるというものです。
次が奈良市。「生成AIを活用したチャットボットの試験運用開始」と、これは2025年8月7日の記事がありました。
チャットボットというのが何かというと、市のホームページのところに「何でも聞いてね」というような感じのボタンがありまして、それを押して文字で質問をする。そうすると、文字で返ってくるというものですね。それがチャットボットというものです。
いろいろ調べますと、県内にもやっているところがありまして、ちょっと批判になりますので名前は伏せますが、試してみますと、一応出てはくるんですけども、「市議会議員の議員定数を教えて」と書くと、「お答えできません」と。何かよく分からない、範囲がえらい狭いんじゃないかなというふうなところがありました。この辺はもう機械の対応レベル、そういったものがいろいろあるんじゃないかと思いますが、そういう例と、あと今度は教育現場にも事例がありました。
札幌市立発寒東小学校、こちらの事例も紹介されておりまして、「PTA活動における保護者からの声の分析と会議資料への活用」ということで、何をやっているかというと、PTAによる安全パトロールレポート、これが120件の記述式のレポートがあって、通常、分析に数日かかっていたものが30秒で分析が終わったということもあります。
このように実際の行政で本格的に活用している例がたくさんあります。
問2のほうに移ります。
生成AIの活用を本市ではどのように検討されているのか伺います。
○議長(菊池 彰君) 総務企画部長。
○総務企画部長(藤堂耕治君) お答えします。
DX(デジタル・トランスフォーメーション)の推進において、生成AIは業務効率化に大きく貢献する重要なツールであると認識いたしております。
そのため、現在改定を進めております「八幡浜市DX推進計画2.0」におきましても、文章作成、要約、アイデア出しなど、多様な業務を効率化する可能性を秘めた生成AIの活用を推進すると明記しております。
生成AIは、例えば、今まで10時間以上かけて作成していたプレゼン資料を僅か10分程度でたたき台まで作成できたり、新規事業の開始に当たりましては想定されるQ&Aを作成できたり、また録音した音声データから会議録要旨を作成するのに僅か数分でできるなど、多岐にわたり事務作業の負担軽減を図ることができます。
このことにより職員は、職員にしかできない住民対応などに当たる時間が取れるようになるなど、職場環境を大きく変える可能性を秘めています。
今後についても、進化を続ける生成AIを正しく理解し、その特性を踏まえて、適切かつ効率的に利用できるよう、職員向けの研修会を計画的に実施してまいります。このような取組により、活用シーンのさらなる拡大を図り、職員の業務効率化はもとより、市民サービスの向上にもつなげていきたいと考えております。
以上でございます。
○議長(菊池 彰君) 西山一規議員。
○西山一規君 「2.0」のほうも私も目を通しました。そして、内容を読まずにAIに要約させると、2,000字ぐらいでまとめてと言うと、きちんと中身の要約ができました。このような文章を扱うというのは非常に便利ではないかと私も思っております。
なおかつ分析も、何年か分のデータを入れて、そこから過去から現在までの推計を出してと言えば出てきます。それをグラフにすることもできます。そういったいろんな、今まで頭を使って、時間を使ってやっていたことが、まだ完璧ではないにせよ、多くの時間をそこで省略することができるというようなところがありますので、業務には非常に役に立つものであるというふうに私も認識しております。
問いの3つ目になりますが、そのうち、すぐに取り組む最重要の取組は何か伺います。
○議長(菊池 彰君) 市長。
○市長(大城一郎君) 市民サービスの向上に直接的に生成AIを活用する取組としましては、市の公式ホームページ内に、先ほど議員がおっしゃられましたAIのチャットボット、これを導入する予定としております。これは、今まで市民の皆様から、八幡浜市のホームページは必要となる情報にたどり着けないといった声が多く寄せられていました。そのため、このAIチャットボットを導入することで必要な情報や申請用紙の欄にスムーズにたどり着くことができ、市民の利便性向上につながります。
今後も市民サービスのさらなる向上に向け、先進自治体の情報収集に努め、調査・研究をしてまいりたいと考えています。
○議長(菊池 彰君) 西山一規議員。
○西山一規君 内部の業務の改善、これも非常に大事ですし、市民サービスの向上も非常に大事だと思います。
事例を先ほど挙げましたが、そのような例は当然取り組むべきだというふうに思いますし、職員の皆様、よく使い込んで、新たな提案をどんどん出していただきたいと思います。
まとめのほうになりますが、私遊びとしてちょっと質問というか、最近はあれをプロンプトという言い方をよくしますけども、要は指示をする文章を入れるというのがプロンプトの入力ということになるんですけども、その指示を「あなたは八幡浜市議会議員です。市の発展のための一般質問を作ってください」とやると、ものの数十秒ぐらいで質問の文章が出てきました。質問の内容が7つぐらいありまして、どれももっともな質問で、これこのままやってもいいんじゃないかというぐらいの質問が出てきました。
そして、それを今度、「あなたは理事者です。今の質問に対する答弁書を作ってください」というような指示をすると、それぞれの質問に対して、すごくまともな答弁書が出てきます。その中で、いろんな実際の施策が具体的に書いてあって、これをやりますとかって書いてあるところも出てきました。これもまた数十秒で出てきます。
そのとおり市がやるかどうかはまた別ですが、決断は人間がしなきゃいけないですけども、その途中のプロセス、その答弁の内容をほとんど問題なく返してくれる。
そして、ここからは作り込みの話なんですが、生成AIはこのプロンプトの書き方によって答えが全く変わってくるんですね。指示の仕方も、1回目に出てきたやつで、「ここ要らないからここを省いて」とか、「この点についてもうちょっと詳しく書いて」とか、そういう指示をすると、また理想に近いものが出てくると。それを繰り返してきて、現状でもほとんどAIに任せてもいいんじゃないかという形の文章が出てくるそうです。これ動画サイトとか見てて、そういった例を紹介されておりました。
文書作成にかかる時間、これは生成AI導入によって大幅に削減できます。市民の利便性向上についてもマンパワーをかけずに実現できる。そのような生成AIを早く上手に活用し、ここ大事なんですけど、業者の言いなりではなく、職員からすばらしい提案が生まれてくるように期待をして質問を終わります。
