一般質問 H25. 3 宮本明裕 議員

公開日 2014年09月03日

質 問 事 項
大城市政の公約「ほっとけない医師確保に全力」「しがらみのない市政」等の疑念について
市立病院の4億8千万円の高値落札等について
みなと交流館の2千6百万円の指定管理料等について

 


 

〔宮本明裕君登壇〕

○宮本明裕君 
 私は、一般通告書に基づき、大綱
3点に、市長並びに関係理事者に質問をいたします。

 

 私は26年間議員活動をしておりますが、議員の中には公共事業、垂れ幕、看板等の受注を受けながら、イエスマン議員と言われる議員も聞いております。議員は是々非々で臨むのが議員の立場であり、我々はこういったことの中で隷属機関にならないように、やはり是々非々の立場で議論を進めるべきだと思っております。

 

 大綱1であります。

 

 大城市長は、ほっとけない医師3名確保に全力、しがらみのない市政等の公約を掲げ初当選を果たされました。当時の平成21年は医師が25名で、平成249月には医師が22名と報告がされ、医師は減少しております。また、産婦人科は常設されず、市民は公約違反ではないかと口にしております。70歳過ぎの女性の方が私の事務所を訪れられ、前回の選挙において、医師3名を連れてくると言っていたので、大城さんに投票をいたしました。現実には私たち老人の期待を裏切った、だまされた、次回の選挙では投票しません、そういって私に語って帰られました。この点についてどう思われますか、お伺いいたします。

 

 次に、しがらみのない市政についてであります。

 

 何度も質問させていただいておりますが、市長の義理の父が文化協会の会長に就任をされておりますが、文化協会会長は選挙対策の就任ではないかと批判している協会会員もいます。市民もおります。また、会長人事に深く関与した市議もいるとのことであります。良識ある判断で本人みずから辞職、もしくは市長がみずから辞任を進言すべきだと批判する市民の方も多くおられます。この点についてお伺いをいたします。

 

 大綱2八幡浜市立病院の48,000万円高値落札についてであります。

 

 西予市新病院建設工事は、一般競争入札で予定価格255,000万円に対し、落札価格217,000万円で38,000万円の予定価格より低い金額で落札をされました。しかも、飛島、堀田、千葉建設の地元経済に配慮をした地元企業共同体であります。空調設備工事、管工事、排水衛生、電気設備工事においても一般競争入札で予定価格より低価格で落札をされ、地元経済に配慮した入札方法であります。

 

 また、市立宇和島病院改築工事では、一般競争入札で予定価格718,000万円に対し、落札価格669,000万円であり、43,000万円の予定価格より低い価格に落札をしている。しかも、大林、宮田、間の共同企業体で、地元企業参画の共同体で、管工事9部門においても分離発注し、地元経済に配慮した地元企業参加の共同体であります。全ての部門で予定価格より低価格で落札をされ、地元経済、市民に負担のかからない一般競争入札が実施をされております。

 

 しかし、八幡浜市においては、市職員も経験のない業者任せのプロポーザル方式で最低価格より48,000万円も高値落札であり、市民は不信と疑念を抱いております。数件の病院建設を手がけられた経営者から、当市の規模であればデザイン性や患者、医師側の利便性、機能性で48,000万円もの高値落札をする制度自体に疑念を生じる入札だ、プロポーザル方式で48,000万円の高値落札は一般競争入札を導入しなかった市長の判断ミスであり、市民の負担を無駄に増大させていると指摘されました。市民目線の入札方式ではないと指摘され、国への申請期限などいろいろと弁明はされているが、地元経済を軽視し、デザイン、建設を含めた大手企業への丸投げではなかったでしょうか。

 

 医師確保の公約を棚上げにした上、無駄な負担をふやし、デザインや機能性の高さで病院の外観をよくすることが市民の地元医療体制への不満、不安を解消すると思われているのでしょうか。市長の考えと市民の求めているものとはかなりかけ離れているのではないでしょうか。この点について市長の見解をお伺いいたします。

 

 みなと交流館の2,600万円の指定管理料等についてであります。

 

 2,600万円のうち夜間のパート代136万円、トイレ清掃委託料128万円、芝生管理料90万円、そして人件費として館長550万円、職員400万円、準職員手当300万円掛ける2600万円、人件費は2名程度の人件費で十分だと思われます。また、年間イベント費用270万円等においても、今回八幡浜みなっとは民間活力を導入するということでアゴラマルシェに集客、活性化を委ねたのではないでしょうか。全国的にも合理化、スリム化を図って行政改革を叫ばれる中で、行政の経費削減を実行してすべきであるのに対して、現市長の市政では時代に逆行しているのではないかと私は思っております。地元商業者等、一般市民も同様なことを言っておられます。この点についてお伺いをいたします。

 

 また、温浴施設について資料等で検討しているようでありますが、八幡浜市は温浴施設のコンセプトは近隣地域、松山を含めた集客を計画しているのであれば、八幡浜らしい夕日、港、海が景観できる場所、塩湯等を含む多様な温浴、地元料理をあわせて堪能できる、また地元市民、近隣地域の方々、フェリーの乗降客も含めてそういうものが利用できる場所が最適であり、現況での公有地で有効と考えられるのは海上警察署の近隣が最適と思われます。また、みなっととの相乗効果に結びつくと思われます。

 

 また、経営形態についても、民間、公設民営、公営等もありますが、どのようにお考えでしょうか。

 

 これらの点についてお伺いをいたします。

 

○議長(宇都宮富夫君)  市長。

○市長(大城一郎君) 
 宮本議員御質問の大綱
1(1)医師が減っている現状と3名確保の公約が果たせなかったことに対する市長の所見についてお答えをいたします。

 

 市立病院の常勤医師数は平成21年度には25名だったものが、平成22年度には脳神経外科医、自治医科大学卒内科医、臨床研修医の採用により27名に一時は増員されましたが、23年、24年度と臨床研修医の修了、産婦人科医の不補充により減少し、現在22名となっているところであります。

 

 3名確保の公約につきましては、市長の所見ということですが、上田竹則議員に御説明したとおりであります。

 

 そして、70歳過ぎの女性の方が私の事務所に訪れられたときに、次の選挙では投票しませんということで語られたということですが、次の選挙もいろいろと選挙に出られる方の政策を見きわめて、ぜひ選挙には行ってもらいたいと思っているところであります。

 

 また、医師確保についていろいろな観点から私も調べましたが、宮本議員も平成2012月の定例の一般質問で前高橋市長に対しまして市立病院の問題ということで質問をされております。このときも、12月の補正予算で病院が1年単年度で93,000万円の赤字になるということで累積で168,000万円となる、これは医師が減ってきたということで、この年にちょうど8名の医師が1年間で退職したということを受けての一般質問でございました。それから、1年に93,000万円まではいきませんでした、このときの決算では3億何千万円に抑えられたわけですが、このときも退職金を負担する基金を借りる退職債を充てての、ですからそれを入れたら単年度で65,000万円ぐらいの単年度赤字になっておりました。このときの高橋市長の答弁は、この赤字にしないためにも医師が来れば劇的にこの赤字額は緩和するというようなことを申されております。

 

 私が就任して21年度は赤字でした、確かに。23年度、24年度はそれなりの医師を確保しながら、当然院長のもと、それぞれのお医者さん、看護師さん、コメディカルの皆さんが頑張っていただいて、22年度、23年度は単年度で黒字の内容を残してこられております。あのままいけばどういうふうな状況になったかと申しましたら、宮本議員がここでもおっしゃられておりますが、このまま進めば銚子市立病院のような方向に進むのではないか、病院が本当になくなってしまうのではないかというような危惧もされております。現在、そのような方向ではなく、新しい病院へ向けた改築、明るい兆しが見えるような病院になっておりますので、間違いなくいい方向に向かっていると私は思っております。

 

 続きまして、大綱12、しがらみのない市政について、私の義父が文化協会の会長に就任しております件でございますが、前にもお答えをしております。平成234月の文化協会の役員会で役員改選等について協議をされました。各加入団体の代表者が出席した5月の総会で会長に選出されたと聞いております。協会の手続にのっとり、民主的にこれは決定されたものであります。

 

 その他の質問に対しましては、副市長並びに担当の各部課長から答弁をさせます。

 

○議長(宇都宮富夫君)  副市長。

○副市長(橋本顯治君) 
 宮本議員の御質問の中で、地元経済を軽視しているのではないかとのお話がありました。確かに市立病院はジョイントの形式ではありません。しかし、これは地元の大手の会社の方とお話をして、どうすればいいのか、地元のためになるのかということをいろいろ情報を集めました。その中で、ジョイントにすればそれだけ人の負担、お金の負担が要るんだと、地元としては積極的に下請に入ったほうが地元のメリットになりやすいと、そういうお話がありました。

 

 そこで、今回は申し込みの条項の中に必ず地元の下請の割合を出してくださいということを条件でつけました。今回採用されたところは、たしか17%は地元でやりますというお話やったと思います。そういう意味で、地元のことに配慮したその発注をしたと。

 

 なお、この関係で地元協力企業ということを必ず提出せよということも条件に入れておりまして、2社が地元の協力企業ということで指定をされております。

 

 以上です。

 

○議長(宇都宮富夫君)  医療対策課長。

○医療対策課長(新田幸一君) 
 宮本議員御質問の大綱
2、市立病院の48,000万円の高額落札について、そしてプロポーザル方式の採用は間違いではなかったかということについてお答えをいたします。

 

 市立病院のデザイン・アンド・ビルド方式のプロポーザル型総合評価一般競争入札につきましては、これまで他の議員の御質問にお答えしたとおりでございます。

 

 なお、最近、病院を含め建設工事の入札はプロポーザル方式が多くなっております。病院で申しますと、愛媛県立中央病院、坂出市民病院、山陽小野田病院、阪南市民病院、大崎市民病院、下呂市立金山病院などがあります。

 

 また、価格的にも市立病院の建築費は1平方メートル当たりで単価に直しますと約26万円、西予市新市立病院は約33万円、市立宇和島病院が約40万円であり、さらに当院は全体が2期の工事に分かれまして複雑な上に工期が非常に長くなっていることを踏まえると、非常にコストパフォーマンスのよいものになっております。これは全体を一本で発注する方式のメリットが生かされたものと考えております。

 

 なお、今ほど申し上げました建築単価につきましては、比較条件を統一するために建築費及び設備費のみでの比較としておりますので、別途経費が必要となります設計費用、解体費用等については加味をしておりません。

 

 以上でございます。

 

○議長(宇都宮富夫君)  政策推進課長。

○政策推進課長(大本孝志君) 
 大綱
3、みなと交流館2,600万円の指定管理料等についてお答えをいたします。

 

 指定管理料を積算する上でお示ししました人件費のうち、常勤職員の給与は減額すべきではないか、また2名程度で十分であるとの御指摘でありますが、施設は年末年始を除き年中無休、開館時間は午前9時から午後930分までであり、また仕様書の中で午前9時から午後5時までは2名以上職員を配置し、業務量、業務内容に応じて配置の弾力的運営ができるよう体制を整えておく旨規定をしており、この条件を労働基準法等の関連法規を遵守した上で満たすためには、常勤4名が必要となり、2名で運営することはできません。また、給与につきましては、これまで他の議員の答弁で御説明したとおりであります。

 

 行革に逆行するという御指摘もありましたが、市では平成222月に策定した第2次行政改革大綱推進計画に基づき指定管理者制度を積極的に導入してきており、これまで12の施設で市の財政負担の軽減、組織のスリム化、民間ノウハウの活用など一定の効果を上げております。みなと交流館についても同様の効果があると判断しており、御指摘は当たらないものと考えております。

 

 以上です。

 

○議長(宇都宮富夫君)  生活環境課長。

○生活環境課長(大森幸二君) 
 それでは、宮本議員御質問の大綱
32、フェリーの乗客も利用できる場所に温浴施設を設置するべきじゃないかについて答弁いたします。

 

 温浴施設立地可能性調査事業については、34日に開催されました市議会協議会において報告をさせていただいているところであります。この調査は、市内で営業している2軒の公衆浴場のうち1軒が街路白浜大平線拡幅工事の対象となり、現在地において引き続き経営することが困難となることから、一般論としてではありますが、市街地にどのような温浴施設が立地可能かを調べ、本市が温浴施設の立地を検討する上での基礎資料とすることを目的としたものであります。この調査によれば、まずは100%民設民営で温浴施設を立地することは困難であると判断され、次いでどのような支援を行えば当市において温浴施設の立地が可能かについて検討しました。現段階では、建坪150坪から200坪までの規模の施設とし、入浴料金を最低でも550円に設定すること、施設建設時の初期費用に対して2分の1の補助を行うこと、地代、上下水道代、それに固定資産税の減免による財政支援を継続的に行うことなどを条件としたときに民間業者の参入も可能となるとのシミュレーション結果が出ております。ただし、これらも条件設定により変動の可能性はあります。

 

 病院建設など財政状況が厳しい折ではありますが、これらの財政負担等に対し御理解をいただけるのであれば、温浴施設立地の適地及び経営形態等について積極的に検討してまいりたいと思います。

 

 なお、議員御提案の飲食施設を兼ね備えた施設の建設はより広い敷地を必要とすること、また近隣に同様の形態の天然の温泉がある中ではなかなかメリットを打ち出しにくいところもあり、財政負担の観点から厳しく考えるべきものと思っております。

 

 以上でございます。

 

(岩田功次君「議長、休憩お願いします」と呼ぶ)

 

○議長(宇都宮富夫君)  休憩いたします。

 

午後 232分 休憩

 

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午後 255分 再開

 

○議長(宇都宮富夫君)  再開いたします。

 

 宮本明裕君。

○宮本明裕君 
 質問大綱
1のほっとけない医師3名確保につきましては、同僚議員の質問の中で公約違反をしたということで語っておられましたので、それはそれで私としては納得をいたします。

 

 いろいろな理由をいろいろ説明されておりましたけれども、結果は就任当時と比べたら医師は3名ぐらい減ってるわけですから、医師は増員をされてなかったということであります。その件につきましては真摯に当初の医師確保をしたい、直ちにしますよということにつきましては深く反省をしていただきたいと思います。これは今でもこの3枚の公約のときのを持っております。これは1面ですよ、ほっとけない3名、これもそうですよ、直ちに医師3名ですよ、というようなことで反省をしていただきたいと思います。

 

 と同時に、私も議長の当時、大学病院のほうに行ってまいりました。二宮副議長とともに行きました。そのときには、愛大に入っている地元のお医者さんを含めて市独自で接触をしてくださいと、その方が八幡浜に帰って医師になると、病院に入るということであれば、愛大としては引きとめませんよということを話しておられました。

 

 そして、我々は民生文教委員会ですから、いろんなところに視察に行きました。そういった事例の中でありましたのは、やはり市長、病院長、事務局長あたりが奔走されてましたね、話聞きますと。ただ単なる国立大学じゃなしに、私立大学のほうにまで行って、単独でかけ合いながら、なおかつ、私は委員会でも言いましたけども、研修医なる名目で、とにかく報酬費を上げることが必要でしょと、緊急なときですから、報酬費も上げて、やはり医師確保に全力を挙げるべきじゃないですかということと。先般も病院の視察に行きましたが、そのところは一時金なるものを300万円、500万円、3年間勤務していただければ300万円、5年間勤務していただければ500万円、一時金を払うという形で、やはり緊急事態ですから、これは民間のやはり発想、人が、人材がいないときにはやはり報酬を払って確保すると。当然努力も必要です、努力が一番大切です。そういったことの中で医師確保をされておられた病院の記憶がございます。

 

 そういったことの中で、やはり結果として努力不足ではなかったのかなと私はそう思いますし、その点についてお伺いをいたしたいと思います。

 

 第2点、私は何度もこの文化協会の会長の話はさせていただきました。ずうっと同じような答弁で不正は行っておりません、ちゃんと選挙で選ばれましたということでございますが、私の周辺の方、大人の方に聞きますと、市長のそういった親族関係は普通本人が辞退する、もしくは市長が辞退すべきだというようなことで進言するというのが普通じゃないかということの話をたくさん聞いております。そういった良識、そういったものは市長には欠如しているんじゃないかと、私はそう思っております。その件についてもお伺いしたいと思います。

 

 大綱2の病院の48,000万円の高額入札の件でございます。これは以前にも話ししましたように、長崎の市立病院におきましては監査請求でされております、資料も私とっとりますけども。そういった一般の市民もやはり高値で落ちるということはおかしいんじゃなかろうかということで、単純な一般市民の感情としてはあると思います。

 

 副市長は、副市長ちょっと聞いとって、県がそういった入札方法をした、国がこういう入札方法をしたからこれは間違いないんですよという話をされておりましたが、今例えば国があれ1,000兆円かな、大借金をし、県も一時期大型投資をどんどんどんどんやって、そして財政危機になり、県の職員の5.8%ぐらいのカットをしたんじゃないかと思うんですが、国が正しい、県が正しいっていうことで僕はないと思います。高値で落札するっていうことは、市民の税金ですから、そういうことの積み重ねが、例えば公共事業を、今まではですよ、今度のアベノミクスは若干ニュアンスが違うと思いますけども、そういうおそれもありますが、公共事業もしくはそういった公共事業の単価が非常に民間と比べて高額である、そういったことの積み重ねがやはり負債を増大した一つの僕は要因だと思いますし、そのことについてまたお伺いをいたしたいと思いますし。

 

 私も前回言いました、県の職員さんのOB、今公職におられる方です。副市長はその当時、僕が質問したとき、誰が言ったんですかといったこと言いましたが、ちゃんとした公職についてる方です。プロポーザルというのは非常に疑問を持たれる、疑念を持たれる入札制度なんですよということです。これは僕が入札をしてる仕事をしてるからなんです、入札を僕してるんです、仕事上。入札、落札っていうのは必ずその場で立ち会って、その場で一発に解決する以外は不透明になるんです。今度の場合は金額の入札があり、評価方式の入札があるということです。その間にいろんなことが推測されることもあります。ということの中で、非常に疑義がある、疑問を生じる入札制度である。だから、西予市においては、八幡浜市のようになってはいけないからということで分離発注をして一般競争入札をしたんですよ。血税なんですよ。役所の方々は自分のお金じゃない、民間の企業だったら絶対に安いほうにしますよ。

 

 松山のあの当時松山市民病院も同じ程度の建物があったと思いましたけども、その当時、同じ病床ぐらいの、いろいろ条件は違ってると思いますけども、40億円ぐらいで建てたの僕記憶がございます。私が聞いた医者、その医者は私もたくさん病院建ててるんですよと、そのかわり、デザインで4億円も5億円も高くなること自体おかしい。宇和島の市立病院僕ら行きましたよ、何も不便かかってないですよ。我々行きました。そういったことも含めまして、その入札についても非常に疑問がある、疑念を抱ける入札方法であるということです。

 

 また、民生文教委員会においては、業者に録音をお願いしとった、そのテープがないなんかとんでもない話ですよ。我々の委員会でそういうテープがほとんど録音されてるはずですよ。市の今までの中で、私の経験の中では本当に大きな事業ですよ、公金ですからね。だから、そういったことの中で、そういった細かい配慮っていうのがやはり足らなかったんじゃないかと私は思います。その点についてもお願い、お伺いをいたしたいと思います。

 

 最後に、3番目のみなと交流館の件でございます。内子からり、大洲愛たい菜、西予市どんぶり館、宇和島きさいや広場、これ全て民間であります、農協ではございますが、何度も言いますが。そういった民間に委託をするっていうのは、民間が全て集客をし、合理化できるから民間に委託するわけで、本来ならば別にイベントをする費用を市が負担をするとか、またオープンのときに500万円も600万円も負担するとかということは普通では考えられませんよ。何でもありきというような感じで、これ選挙が近いですから、そういったことも言われる方もおりますが、とにかく人を集めて成功しなけりゃいけないと、その熱意はわかりますが、時代の民間活力の導入、アゴラに土地を貸したってことは逆行することじゃないかなと私は思いますし。

 

 あるテレビスポットを当てておられた方がおられました。毎月、毎月イベントをするんであれば、いいですか、CMを一本、使っておられる方もあります、月10万円で1年間で120万円の契約がございますが、みなっと全体の宣伝ですから、どーや市場、アゴラ同時に宣伝するのであれば、月10万円、年間120万円のスポットをずっと当てれば、こんなに4名も人が要るんですか、企画と管理に。

 

 もう一つは、あの葬祭場のそういった管理体制でありますとかスポーツセンターの管理の問題と私は根本的に違うと思いますよ、何度も言いますけど。それは、やはり役所の方々は商売をしたこともありません、そういった場所に立ったこともありませんからわからないんでしょうけど、私らから見れば、本当に社会通念からかけ離れたことじゃないかなと。特に8,000万円トイレのときもそうだったと思います。こんな8,000万円トイレはとんでもない話でしょというて我々が言ったら、もう一回検討するということで今5,000万円になりましたが、そういったことの中で、やはり民間の立場に立ったようなこういった施設の管理、考え方、そういう発想が私は必要じゃないかと思いますが、この点についてお伺いいたしたいと思います。

 

 以上です。

 

○議長(宇都宮富夫君)  市長。

○市長(大城一郎君) 
 宮本議員の御質問に対してお答えをいたします。

 

 医師確保につきまして、当然私初め病院の院長、そしてそれぞれの各科の医師の皆さん方が精いっぱいの医師確保に努めております。各医師の交遊関係をたどって紹介があった場合は、私、院長並びに担当の職員も交えて交渉にも行っておりますし、大学病院にもはせ参じる、そういったところでありまして、決して手を抜いたりもしておりませんし、市民の安全・安心のために応え得る病院になるべく医師確保には努めているところであります。

 

 また、この医師確保に対しては、先ほど宮本議員の一般質問を取り上げましたが、宮本議員も平成20年のときにはこうおっしゃっております。市立八幡浜総合病院を取り巻く医師環境は厳しく、新医師研修制度の導入による医師不足、診療報酬の引き下げ、財政悪化などによって危機的状況になっております。このような状況が続けば、銚子市立病院のように休止の方向に進むんではないかと心配も危惧されております。ですから、この新医師臨床研修医制度、この研修制度の改革、国の制度ですから、国の制度に対して八幡浜市がどうやっていくか。これは今まさに愛媛県内の20の市町の首長さん、そして知事を交えて国に対してこの研修制度の改善に働いております。また、市といたしましても、私個人でありますが、全国の市長会、この厚生委員会に赴きまして、この制度改革をアピールしてまいっております。

 

 続きまして、2点目の文化協会の会長に義父がなっておるということについてでありますが、宮本議員のところにはたくさんそういった声が入っていると聞いておりますが、私のところには宮本議員を通してしか入っておりません。聞き及んでおるところによりますと、文化協会は大切な協会であります。八幡浜市はともに育つ、育てる教育のまちづくりを基本理念にしておりますし、文化の薫り高い八幡浜市を私も目指しております。その文化協会、なくてはならない協会ですが、その協会の会長が適任者がいないということで非常に悩まれてた。もし義父が引き受けなければその会長職になる人がいないというような状況で、やむなくそういった会長職を引き受けたというような話も聞いておりますので、私もその会議には出席しておりませんが、適正な形で決定されたものと思っております。

 

 その他の案件につきましては、副市長並びに担当の部課長のほうから答弁をさせます。

 

○議長(宇都宮富夫君)  副市長。

○副市長(橋本顯治君) 
 市立病院の入札につきましては、既に上田議員の御質問でもお答えしておりますし、新田課長からもいろいろお答えしておりますので、細かい話は省略をさせていただきます。

 

 ただ、宮本議員が聞いておられたかどうかわかりませんけれども、職員が計算した単価では、市立病院は平米当たり26万円、宇和の新市立病院が平米当たり33万円、宇和島市立病院は、これは高層階ということもあろうと思いますけれども、40万円ということで、いかに職員が努力して安くこの市立病院を仕上げようということを努力してきた成果、これがこの数字にあらわれていると思います。決して高値落札ではないということをこの場でお話をしておきます。

 

 それから、先ほど私立大学とか、死に物狂いでとか、地元出身者とかというお話がありました。そういうところで医学生を探すべきではないかと。

 

 まず、地元出身者は必ず連絡のできる限り連絡をして、病院事務局、院長、市長、私が一緒になって年に1回八幡浜へ帰った折を捉えて懇親会を開催してコミュニケーションをしております。

 

 それから、私立大学というお話がありましたけれども、例えば内科に私立大学、関連のないところから来られたりすると、また苦しい愛媛大学はじゃあ八幡浜はいるんだからということで引き揚げられるというような可能性もないではありません。基本的には今ある関連病院と一生懸命連携して、信頼関係を得て医師の確保につなげるということが王道であると思っています。その道を行きたいと、そういうふうに思っています。

 

 以上です。

 

○議長(宇都宮富夫君)  総務企画部長。

○総務企画部長(中榮忠敏君) 
 みなと交流館の関係につきまして、
3点ほど私のほうからお答えをさせていただきます。

 

 まず、宮本議員は認識がいろいろなところで違っておるんですが、まず近隣のこういう施設、先ほど公の施設の位置づけになってないという話でございましたが、宇和島のきさいや広場、西予のどんぶり館、それと内子のからりにつきましても全て市町の公の施設の位置づけでございます。ということで、今回のうちと同じような格好での指定管理者制度を導入をしておりますので、そこだけはお間違えのないようにしてください。

 

 それと2点目、500万円のオープニングイベント、負担が多過ぎるのではないかという御意見でございますが、これにつきましても、今回は指定管理者に任せましたが、仮に今回の施設を直営でやっておりましても、オープニングイベントの経費としてはやはり同じような形で500万円当初予算に要求をさせていただいておりますので、これが特別なものであるというふうな考えは持っておりません。

 

 それと、常勤職員4名の考え方につきましては、先ほどもお答えをいたしましたが、これはうちのほうでも労働基準法等の関係法規を遵守した上でシミュレーションしたなれば、どうしても常勤4名が必要であるということでございますので、逆にどうすれば2名でやれるか、お教えいただければ幸いでございます。

 

○議長(宇都宮富夫君)  政策推進課長。

○政策推進課長(大本孝志君) 
 トイレの件で8,000万円トイレ、高い高いと言ってきたので、その後今5,200万円におさまったのだというような御指摘をいただきましたが、これも何度も申し上げているところでございますけれども、トイレについては当初最大で180平米ぐらいのトイレをつくりたいということを申しておりました。当然そのときには詳しい積算はしておりませんでしたので、それに関する建設費はどのくらいかということをお知らせするときに、市の千丈駅前のトイレでありますとか、あるいは埼玉県の土木における設計単価がトイレは約40万円ぐらいなんですけれども、そういうので仮に計算をしますと、180平米最大限に使ったときには約7,200万円ぐらいになります、またその後設計費等も要りますので、8,000万円程度になるかもしれませんと。この後、金額につきましては実際の詳細設計、また入札の過程の中で減っていくものと思いますというのはこれまでも何度も述べているところでございます。

 

 結果、詳細設計等含めた流れの中で結果的には5,200万円になったということでございますので、最初から8,000万円のトイレをつくるというようなことを言ったことはございませんので、よろしくお願いをいたします。

 

○議長(宇都宮富夫君)  宮本明裕君。

○宮本明裕君 
 私は財政課長のほうから、坪単価何ぼになって平米何ぼです、僕は一般質問で話を聞いて、記憶があるんですよ。とにかく安くはないんだと、その値段が適当なんだというような話で
8,000万円トイレのときの話を僕は記憶がございます。

 

 そして、私は医者の減少、医者を獲得できなかったことについて質問をしてるわけです。結果的にはふえてないわけですから、幾ら釈明しても、医者の確保はできてないんですから、だから努力をしてないということ、結果責任ですから、経営は、なんですよ。だから、それは真摯に受けとめていただきたいと思います。

 

 そして、先ほどの文化協会の会長のことは私には言いません、誰も権力者にはよいしょよいしょで周囲は言わないんですよ。それ、あなたわかってないんですよ。だから、そういうことなんです。

 

 数名の議員から今回は厳しい大城市政への質問がありましたが、直ちに3名の医師確保の公約違反、文化協会の義理の父の就任問題、病院48,000万円の高値落札の問題、みなと交流館2,600万円の管理委託料の問題、若い市長のクリーンで清新なイメージとはかけ離れた疑念としがらみの政治について数名の議員から厳しい大城市政への質問がありました。子供でもわかる言葉でありますが、無理を通せば道理が引っ込む、権力ある者が無理を通せば、正しいことなら誰もが理解し支持をされるが、市内では批判が満ち満ちております。こちらに道理があるのか、常識があるのかでしょうが、よく考えていただきたいと思います。

 

 私、本年度の最後の一般質問になりますが、これできょうは終了させていただきます。

 

○議長(宇都宮富夫君)  市長。

○市長(大城一郎君) 
 宮本議員の再々質問に対してお答えをさせていただきます。

 

 議長から発言の権利をいただいておりますので、一言言わさせていただきます。

 

 医師確保に対しては、議員、今回もいろいろと御指摘をいただきました。私なりに反省する点も多々あろうと思います。そこら辺は今後の政治的課題と認識しまして、今後の政治活動に取り組んでいきたいと思っております。

 

 それともう一点なんですが、病院の高値落札、高値落札と言われておりますが、「広報やわたはま」の11月号、これに2ページにわたってしっかりとした内容を掲載しておりますので、議員の方々、宮本議員さん、ここしっかりと読んでいただいて、この入札内容を勉強していただいたらと思います。よろしくお願いします。

お問い合わせ

議会事務局
住所:愛媛県八幡浜市北浜一丁目1番1号
TEL:0894-22-5998
FAX:0894-22-5963
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