一般質問 H23. 6 岩田功次 議員

公開日 2014年09月03日

質 問 事 項
南海地震・津波対策と避難経路について
八幡浜市環境基本条例について
学校体育・部活動について

 


 

〔岩田功次君登壇〕

○岩田功次君 
 私は、一般通知書に基づき、大綱
3点について質問いたしますが、あらかじめ理事者に御理解いただきたいのは、3点とも市職員の意思統一、業務に対する意欲とプロ意識、個々の資質向上に期待を込め、念頭に置いたものです。4月から八幡浜市は部長制を導入し、スタート間もないことをかんがみ、評価につきましてはいましばらく様子を見ることにしますが、そのスタートにおいて、前に述べました期待に反する残念なことが既に何件も見えています。一例のみここで紹介します。

 

 それは、八幡浜市の名誉市民二宮忠八翁に関することです。ことしは忠八翁がゴム動力模型飛行機を飛ばしてちょうど120年の節目を迎えました。教育委員会では、この機会をとらえて忠八翁を初め先人の偉業をPRする「八幡浜郷土史展」を開催されました。しかし、忠八翁の飛行実験を記念して始まった飛行大会では、120年を祝う文字すらなく、愛媛県内外から一人でも多く八幡浜へ、大会会場へ足を運んでいただける工夫もアイデアもなかったことをとても残念に思うと同時に、担当部署以外の関連部署、また上司から何の指摘もなかったのかと思った次第です。

 

 忠八翁を名誉市民に制定したのは行政です。多くの市職員の方が大会運営に携わり、盛り上げに御尽力いただいていることは評価することですが、どうすればさらによくなるのかという点につきまして、そういう意識については低いと感じざるを得ませんでした。ばらばらな意思統一では将来を見越した市政運営は心もとないという点につきまして、まず指摘して、質問に移りたいと思います。

 

 大綱1、南海地震、津波対策と避難経路についてであります。

 

 東日本大地震と同じメカニズムで、南海地震も深海、縦揺れの地震と予測されています。深い海で縦揺れです。震源が宮崎沖の場合には、八幡浜市にも超大型の津波が来そうです。私たちが生きている間に来るかどうかはわかりませんが、あした来るかもしれません。東日本大震災を想定内とし、防災対策を準備していく必要があると考えます。

 

 そこで、理事者に質問です。

 

 1、東日本大震災の後に改善した安全対策についての所見を伺います。

 

 今回の津波災害で自治体の多くの電算データが消失したと聞きます。市役所情報、貴重データの保護などの対策はとられているのか。そうでない場合には対策を検討されているのか、伺います。

 

 2、東日本を襲った大津波を教訓に避難誘導の方法、一時避難場所の大幅な見直しが必要だと思われます。所見はどうか。大津波警報が出た場合、住民の避難誘導をどうするのか。

 

 3、新病院建設に当たって、どれほどの震度、津波を想定して建築されるのか、伺います。

 

 4、港湾ビジョン、魚市場、水辺の津波、安全対策はどうか。八幡浜市の沿岸地域は広域であり、それぞれの地域で安全に避難できる仕組みづくりも必要だが、既存施設、組織を生かすことも大切です。沿岸部で暮らす人たちの安全対策を伺いたい。

 

 大綱2は、八幡浜市環境基本条例についてであります。

 

 第1次産業が基幹産業の我が町には、山と海を守る環境基本条例が必要だと思います。日本一のミカンと魚のまち八幡浜市には、ミカンと魚を守るための環境条例があってしかりと考えます。日本一をうたうには環境づくりも大切です。第1次産業をとらえた八幡浜市環境基本条例の制定について理事者の認識と考えを伺う。八幡浜には日本一の日の丸ミカン、マルマミカン、マルカミカン、八協、八幡浜、保内ミカンがあるからこそ日本一のミカンのまち、日本一のミカンと魚のまちと言えるのであります。

 

 余談ですが、港にきれいな公衆トイレは要りますが、日本一である必要はない。大体日本一とは何なのか。夢は大きいほどいいですが、トイレは清潔が一番であり、身の丈以上のことは望まず、日本一を標榜する必要はない。軽々しく日本一をうたうのは誇大広告であり、問題になる。

 

 大綱3は、学校体育、部活動についてであります。

 

 中学総体を見た私の感想は、ああ、何だ、これは、そして多くの方の意見が子供たちがかわいそうだなあでした。指導者にもっと競技に対する豊富な知識を持っていただきたい。しかしながら、昨今の教育環境から考えると、1人の教諭が抱える守備範囲が広くなり、専門的な知識を得る機会や時間、交流の場が持てないのも現状であるのではないでしょうか。

 

 そこで、提案です。

 

 青少年育成のためにも、スポーツ経験者である先生の指導者採用と市役所職員、スポーツ経験者の技術指導、指導者講習会を導入することはできないか、理事者の考えを伺いたい。

 

 以上、大綱3点、理事者の簡潔で明快な答弁を求めます。

 

○議長(萩森良房君)  休憩いたします。

 

午前1154分 休憩

 

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午後 100分 再開

 

○議長(萩森良房君)  再開いたします。

 

 市長。

○市長(大城一郎君) 
 岩田議員御質問の大綱
2、八幡浜市環境基本条例制定についてお答えをいたします。

 

 平成511月、国において環境基本法が制定され、みずからの地域における環境行政の基本となる環境基本条例を定めた自治体があります。県内におきましては、松山市を初め5市が環境基本条例を制定し、具体的な行動のための環境基本計画を策定しております。

 

 当市におきましては、環境基本条例は制定しておりませんが、環境問題の取り組みとして、市の総合計画では自然と共生し、快適さと安全を享受するまちづくりを目標に掲げ、自然環境の保全と調和を図るため、地域の環境美化運動等の施策を推進しております。

 

 また、平成20年に策定した八幡浜市地域省エネルギービジョン及び地球温暖化対策実行計画では、推進プロジェクトとして温室効果ガスとなる二酸化炭素等の削減、資源保護及びごみ減量を図るため、廃食用油を軽油にかわる燃料に精製してごみ収集車等の公用車に使用するバイオディーゼル燃料事業を立ち上げ、現在市民の協力を得て徐々に成果を上げているところでございます。

 

 さらに、今後平成24年度、25年度の2カ年において市の環境保全に関する施策を推進するため、環境基本計画を策定する予定にしておりますので、計画策定に合わせて市の環境問題に対処するための基幹となる環境基本条例の制定についても検討してまいりたいと考えております。

 

 その他の問題につきましては、副市長、教育長並びに担当部課長より答弁をさせます。

 

○議長(萩森良房君)  副市長。

○副市長(橋本顯治君) 
 先ほどの岩田議員の御質問の中で、日本一のトイレのことについて少しお話がありました。市長の冒頭の説明では、例えば一案として日本一のトイレというお話をしたわけですけれども、こういうお話をさせていただいた裏には、観光バスとか、個人のお客様、特に女性の多い場合などはトイレがきれいなのが、いいのがあるかどうかというのが、そこへ行って休憩するかどうかの非常に大きな分かれ目というふうに聞いております。そういう意味で、この新しい港の施設にお客様の心をつかむことができるようなものをつくって八幡浜に立ち寄っていただきたい、休んでいただきたい、そういう思いがあって、例えば一例として日本一のトイレという話をさせていただきました。

 

 これは一案ですけれども、何らかの工夫をしながら発信していって、ここにお客さんが来ていただけるような、そういうものをつくっていきたい、ちょっとそういうことで御説明をさせていただいたらと思います。

 

○議長(萩森良房君)  教育長。

○教育長(増池武雄君) 
 岩田議員御質問の大綱
3、学校体育、部活動についてお答えいたします。

 

 教育は人格の完成を目指すものです。その実現のためにさまざまな教育活動がありますが、その中の一つに部活動があります。練習や活動、そして試合や大会を通して競技の技術だけではなく、人間を育てるという観点で部活動の持つ教育的意義は高いものと考えております。

 

 現在どの中学校においても部活動を学校経営の重要な柱として位置づけ、各中学校は懸命に取り組んでおります。

 

 さらに、部活動はこれを担当する先生方の献身的な取り組みによって支えられている実態をぜひ御理解いただくとともに、その取り組みを保護者や地域が、陰になりひなたになり支えていくことも大切だと思っております。

 

 議員御指摘のスポーツ経験者である先生の配置ですが、教職員の人事権は愛媛県教育委員会にあります。法律に定められた教職員定数の基準に基づき、まず教科指導や生徒指導、年齢、職歴、それから生活根拠地等を総合的に考慮の上、決定されております。スポーツ経験者であるというだけの人事配置は、このような事情からなかなか困難であります。

 

 次に、市役所職員、スポーツ経験者による生徒や指導者に対する技術指導です。現在外部指導者の活用による生徒への専門的な技術指導と、教員への指導方法の指導をぜひ必要と考えた中学校3校が、県の地域スポーツ人材の活用実践支援事業を導入して、総数で4名の指導者に各学校で指導をしていただいております。

 

 なお、この事業の活用につきましては、学校の自主性にゆだねております。今後も学校の実態に応じて積極的な活用を奨励していきたいと考えております。

 

 以上でございます。

 

○議長(萩森良房君)  総務企画部長。

○総務企画部長(中榮忠敏君) 
 岩田議員御質問の大綱
11点目、東日本大震災後に改善した貴重データ等の津波対策についてお答えをいたします。

 

 住民基本台帳などの基幹系システムのデータにつきましては、磁気テープに前日のデータを自動で翌朝バックアップする仕組みになっております。このセーブされたデータは、毎日庁舎3階の電算室の金庫に保管管理をしております。また、月2回は東京都府中市のデータ管理センターに送付をし、常にデータ管理センターにデータがある状況を維持しての管理を行っております。

 

 また、これまで1階市民課の金庫で保管をしておりました戸籍データにつきましては、保管方法を見直し、毎日のバックアップデータについては3階の電算室金庫で保管し、月2回は基幹系の媒体保管サービスに含めた形でデータ管理センターに保管する運用を本年度5月より開始をしております。

 

 続きまして、2点目、津波対策で住民の避難誘導をどうするのかについてお答えをいたします。

 

 住民の避難誘導につきましては、自主防災組織が中心となりその任に当たっていただくことになることからも、自主防災組織の充実は必要不可欠であります。大震災後の427日には、各地区自主防災会長出席のもと市自主防災会連絡協議会役員会を開催し、311日の津波警報に伴う活動会を実施をいたしました。検討会では、各地区で10メートル以上の津波一時避難場所を設置をしておりますが、全地域の10メートル、20メートルの等高線を記入した地図を配布をし、より安全な場所を設定するための見直し検討作業をお願いしたところでございます。

 

 94日、八幡浜市自主防災会連絡協議会が主催をします東南海・南海地震に伴う大津波警報の発表を想定した市内一斉の防災訓練において、多くの住民に参加をしていただき、一時避難場所の周知徹底及びスムーズな避難誘導体制の確立を図ってまいりたいと考えております。

 

 また、避難経路につきましても、避難場所の見直しや検討を進めていく中で確認を行い、新たに発見された危険箇所等については、地区の要望を踏まえて、避難経路の確認、整備を進めていく考えであります。

 

 今後も市内各自主防災会と連携をし、住民が確実に避難できる体制の構築に努めてまいりたいと思っております。

 

 以上です。

 

○議長(萩森良房君)  医療対策課長。

○医療対策課長(新田幸一君) 
 岩田議員御質問の大綱
13、病院の建設に伴う津波対策についてお答えいたします。

 

 北浜公園での津波につきましては、愛媛県地震被害想定調査報告書によれば、八幡浜港で最大4.7メートルを想定しております。また、震度は5強を想定しております。

 

 津波対策としましては、病院の1階部分は床の高さを2メートルほど上げまして駐車場とし、2階以上を外来診療部門、3階以上に検査等の部門や入院病棟を配置したいと考えております。これによりまして、床の高さは2階部分が地上から約8メートル、3階では約12メートルになり、津波被害は回避できるものと考えております。

 

 今後も、災害の専門家や設計業者の意見を参考にしながら、津波に強い病院建設を進めてまいりたいと考えております。

 

 以上です。

 

○議長(萩森良房君)  水産港湾課長。

○水産港湾課長(滝本真一君) 
 港湾ビジョンでの安全対策についてお答えします。

 

 港湾ビジョン区域の建築物としましては、漁港区域内の高度衛生管理型荷さばき所と冷凍冷蔵施設、港湾区域の海産物直売所や民間の交流拠点施設があり、いずれもその大半が埋立地に建設することになっております。

 

 昨年秋に実施しました荷さばき所建設予定地の地質調査の結果、盛り土部分においては液状化発生の可能性がある地盤と判定されておりますので、地震による液状化等の対策としまして、地盤支持力のある深度35メートルまでくいを打設するくい基礎を行うこととしております。

 

 一方、産地市場といった性格上、荷さばき所等の施設は海に隣接した場所に建設せざるを得ないことから、南海地震等の大規模地震による津波に対する具体的ハード対策は困難と考えております。

 

 地震やそれに伴う津波発生による人的被害の防止を最優先課題とした措置といたしましては、市役所等近隣の津波避難ビルに速やかに誘導する等の対策を行ってまいります。

 

 以上です。

 

○議長(萩森良房君)  岩田功次君。

○岩田功次君 
 再質問いたします。

 

 大綱134.7メートルですか。3月の一般質問でヘリポートつき病院の提案をしましたが、東日本大震災の津波の悲惨な映像を見てから直後の提案でした。現在の立体駐車場を利用し、その3階部分を病院の1階にする、約15メートルの津波が来ても病院機能は安全に残るだろうと見越しての津波対策をしてはどうかというふうな提案でした。津波対策をして高潮対策をしないわけがない。理事者の答弁は、台風の高潮でも水のつかる場所だから、あの場所はふさわしくない。私の提案は想定外の答弁により否定されたのであります。あれから3カ月の時間が過ぎました。今回の新病院の津波対策が4.7メートルの津波だということですが、その根拠がやっぱりわかりません。それでよいのかもう一度伺います。

 

 北浜公園、テニス場、ソフトボール場を壊すのは忍びがたい。空き地のほうがすぐにでも建設できる。場所は便利性のよいところならどちらでもよいと考えますが、安全対策は別です。災害対策、津波対策は妥協が許されません。人の命にかかわってくる。いま一度病院の建設段階において災害対策、津波対策について理事者の考えを伺います。

 

 大綱2、八幡浜市の環境条例についてであります。

 

 私の質問が、国において環境基本法の制定に伴い県内自治体でも環境基本条例を制定し具体的に行動するための環境基本計画をつくる動きがあるが、八幡浜としてはどう考えるのかという内容の質問であれば、市長がおっしゃった答弁でよい答弁であります。でも、その答弁を求めていたのではありません。今回の一般質問の内容は、ミカンと魚を守るための環境条例があって当たり前なのではないかという提案も含めたものです。第1次産業をとらえた八幡浜市環境基本条例の制定について、理事者の認識と考えを伺ったものでありますが、質問に対する答弁がかみ合っていないと感じています。この点について再度答弁を求めたいと思います。

 

 環境という文字があったから、多分生活環境課が取りまとめた答弁になっていたのではないでしょうか。環境とはみんなが考えることであり、このような一般質問には理事者全員で考えるべきではないでしょうか。ミカン関連につきましては農林課課長、魚関連につきましては港湾課課長、そして関係部長、市長の所見もあわせて伺いたい。

 

 大綱3、学校体育、部活動関連の質問は今回で3回目です。くどいようにとられても仕方ありませんが、これまでにあった前向きに検討します、改善すべきは改善しますというふうな内容の理事者の答弁の成果がいまだに見えず残念に思うからです。指導者を信じ、純真な心で汗を流す子供たちのためにも、一定の成果を与え、それを自信に新たなステージに立たせてあげたい、立たせてあげることも必要だと考えます。学校再編も検討が始まりましたが、統廃合による数合わせなどにとどまらず、ぜひ同時進行で中身の実現を図っていただきたいと思うのですが、関係者の考えを伺います。

 

 以上です。

 

○議長(萩森良房君)  市長。

○市長(大城一郎君) 
 八幡浜市の環境基本条例について再質問がありました。

 

 議員のおっしゃることもちろんであろうと思います。八幡浜市にとりましては第1次産業、特にミカンと魚のまちということを標榜しております。海は森へ帰るとも言われますし、山から水が流れて海に到達するのはごく自然のことであって、みんなが認識を共有しているところであろうと思います。だからこそ海の環境、そして山の環境、すべてを含めて市が取り組んでいく、そういった考えで八幡浜市の環境基本条例についても制定をしていきたいと思っているところであります。

 

 また、部活動の件について議員のほうから再三御指摘をいただいておりますが、部活動についてはおのおのの学校において指導者が一生懸命その子供の部活動なり学習なりを考えた上で指導に当たっていただいております。今後、考えるべきは、議員からも御提案ありましたとおり、学校の統廃合、今の7つある中学校がそれぞれにおいて部活動の対応の仕方、部員の数から種目まで本当にできなくなってきているような現状がかいま見えます。今学校の統廃合の問題で検討委員会で検討していただいておりますが、それこそ今後のいい部活動の環境整備に向けて市が取り組んでおるところでございますので、いち早い改善に向けて市のほうもそういった面で取り組んでおりますので、御理解をいただきたいと思います。

 

○議長(萩森良房君)  医療対策課長。

○医療対策課長(新田幸一君) 
 岩田議員の再質問にお答えいたします。

 

 津波の4.7メートルという根拠でございますけれども、先ほども申し上げましたように、愛媛県が作成しております地震被害想定調査報告書で4.7メートルというような数字がありますので、そちらを根拠としております。この4.7メートルといいますのが、150年前に発生しました安政の南海地震というようなものを想定をしての根拠でございます。

 

 それから、今回の東日本大震災における国の指針というようなものが、地震に対するものが出てくるというようなことも報道で出ておりますので、またそうしたようなことを参考にさせていただきながら、今後の作業の中で地震に強い、津波に強い病院建設というようなものを実現していきたいなと考えております。

 

 以上です。

 

○議長(萩森良房君)  産業建設部長。

○産業建設部長(菊池賢造君) 
 環境条例の再質問に対してお答えをさせていただきます。

 

 山におきまして、漁業者が山に植林をするという活動をされているということを承知してございます。まさに循環社会を実践された取り組みではないかと思っております。林業の再生はそのまま漁業の再生にもつながることを意識しなくてはならないと思っております。

 

 私ごとですけれども、諏訪崎ビーチクリーン作戦に参加した後のすがすがしさが、海への恩返しがわずかばかりにできたのではないかという、そういう感情ではないかと思っております。

 

 以上です。

 

○議長(萩森良房君)  農林課長。

○農林課長(山本健二君) 
 農林課長をということでございます。環境基本条例を制定いたしますと、当然のことながら市民の方々の意識も変わってまいります。それが自治体として生活環境や自然環境の向上につながると考えております。

 

 そして、日本一の産地でございます八幡浜のミカンに対するイメージアップにそれがつながると考えますので、今後とも関係各課と連携して前向きに検討したいと思います。

 

 以上です。

 

○議長(萩森良房君)  水産港湾課長。

○水産港湾課長(滝本真一君) 
 海を守るための環境づくりに対する考え方といたしまして、ことし
3月に策定いたしました八幡浜市水産振興基本計画の海をつくる施策の中で水産資源の維持と回復に取り組むことをうたっております。水産資源は、海水温等の自然変動の影響が大きいと考えられるものの、森、里、海が連鎖していることから、森、川、海のつながりで生態系を考える活動として、ナラ、ブナなどの広葉樹林の植林活動が全国的に盛んに行われております。植林活動や清掃活動などの環境整備を図ることは、資源をふやすことにつながるだけでなく、当市の1次産品のイメージアップにもつながるため、水産振興の施策の一つとして今後検討してまいりたいと考えております。

 

 以上です。

 

○議長(萩森良房君)  教育長。

○教育長(増池武雄君) 
 岩田議員の部活動について御説明したらと思います。市長の答弁にありましたので、ほとんどもうないのでございますが、八幡浜市の教員はみんな頑張っております。これは間違いないところでございます。これまでのところ、
456と心配なことは一つも起こってもおりません。想定外のことがいつ起こるかわかりませんので、めったなことは言えないのですが、皆子供たちも元気でやっております。

 

 ただ、難しい面もございます。その今の部活動ですが、現在7つの中学校で51の部活動があります。男女51、それはスポーツだけでございます。それ以外にも、吹奏楽、ブラスバンド、それから文芸的なものもございますので、運動部だけで51ありまして、その中で八幡浜市の教員は116中学校あるんですが、教員で、教諭で部活動するというたら大体40ぐらいまでが力の出るところなんですが、40まででいきますと男子が13人、女子が14人でございますので、5127人しかおりません。そこで、いきませんので、45未満ぐらいまでいきましてようやく52人になりますので、とにかく40過ぎて全然経験のない部を持った先生もたくさんございます。悩んでおりますが、それでもことしその部で優勝させたりしておりますので、頑張っておりますので、岩田議員の言われることもっともでよくわかります。それは、学校、それからその部活の顧問、生徒、そこらが一体となって、やはりみんなが支援していけるような指導者があれば、それが申し分ないことだと思いますので、そういうふうな面でまた御支援、御協力をいただければ大変ありがたいなと思っております。

 

 以上でございます。

 

○議長(萩森良房君)  岩田功次君。

○岩田功次君 
 再々質問をします。

 

 今の部活動の話ですが、先ほど外部指導員の話がありました。私が見たところで、なかなか外部指導員の方の指導も難しく感じております。例えば親が参入するのもいろいろと問題があります。先生の負担も軽減するために、先ほど市役所の職員、スポーツ経験者の人を指導者、市役所の人の指導っていうのと、指導者の講習っていうののお願いっていうふうなことも申し述べたのですが、その件の答弁がちょっと抜けております。そのところをこの話の後につけ加えていただいたらと思います。

 

 あと、1次産業に関した環境条例の制定で今いろいろと考えを述べられましたが、この件に関しまして、いつごろ、先ほど市長の答弁の中に期日が出てました、しかし私の質問に対する答えではなかったんですが、期日が出てました。ああいうふうなのに合わせて、この条例をお考えであるのであるかっていうふうな、その時期の話を聞きたいのと。

 

 私の意見ですが、できれば港振興ビジョンの交流施設オープンに合わせて、そのミカンと魚に対する条例を制定できるのであれば、八幡浜市の1次産業を対外的に大きくPRできると考えますが、どうでしょうかっていうふうなことも踏まえて回答をお願いいたします。

 

 津波の話です。

 

 今までに起きた南海地震のことを言われましたが、あの南海地震、言われた江戸時代の津波は震源地が室戸岬寄りだったと思います。今回私が強く言いたいのは、東日本大震災と同じ深海で縦揺れの地震がもう既に起きた、その仕組みと同じ危険性がある。全然今まで津波が起きてないから大丈夫だっていうのは、既にもう崩れております。

 

 ですので、できるのであれば、今の震災の現状を調査して、その港のところで最高どれぐらいの波が来たのかっていうのを検証していただきたい。私が勝手に15メートルっていうふうに言いましたが、私が見た映像の中でそれぐらいの場所がやっぱり流されるようなことがあったからであります。このことに関しては、場所はどこでもいいですけど、本当に安全対策については妥協できないところであります。皆さんで、私たちも含めて一生懸命考えて安全なまちづくりにしましょう。このことに関しては市長にきちんとこういうふうにしましょうというのを述べていただきたいと思います。

 

○議長(萩森良房君)  市長。

○市長(大城一郎君) 
 岩田議員の再々質問に対して答弁をいたします。

 

 八幡浜市環境基本条例についてですが、これは、先ほども申し述べましたが、平成24年度、25年度の2カ年におきまして環境保全に関する施策の推進をするため環境基本計画を策定する予定にしておりますので、そのときにぜひ第1次産業、ミカンと魚を含めた基本計画を策定していきたいと思います。何よりこういったことにつきましては行政もスピードが大事だと思っておりますので、できれば25年度グランドオープンに間に合わせるような体制を含めながら検討してまいりたいと思っております。

 

 続きまして、中学校の学校体育、部活動について再々質問がありました。学校の先生の指導並びに地域の方々の指導者の受け入れにつきましては、いま一度市の内部でも検討させていただきますので、要望をしっかりと聞かさせてもらったらと思います。

 

 最後に、4.7メートル、その津波の基準値の問題でありますが、やはり安全・安心に対しては一番の対策をとるのが必要だと思います。これも歴史に学ばなければならないところであろうと思いますが、過度な評価をして市民の方々に対して不安を与えることも、それも考えなければならないことではあろうかと思います。東北の地域、地形、そして四国の地域、地形を考え合わせながら、最大限の予防、安全・安心の対策についてはとっていきたいと思っているところでございます。

 

○議長(萩森良房君)  副市長。

○副市長(橋本顯治君) 
 今津波関係、市長から答弁あったところですけれども、どのくらいの津波が東北地方に押し寄せたかということについて、今
15メートルと言われましたけれども、きのう、きょうから報じられておるニュースでは、海岸部で10メートルから10.5メートルではなかったかという今調査結果がきのう報道をされておりました。なおかつ、山のほうへ向けてはそのまま滑り上がって、40メートル上がったのではないかと、そういう報道がありました。そういう意味で、海岸部で10メートルから10.5メートルという高さは、これを想定しなければいけないのかなと。

 

 今の病院の先ほど課長から説明がありましたものでは、1階部分を2メートルほど上げて、2階部分が8メートル、3階で12メートルと、なおかつ基幹的な施設は、非常用の発電施設も含めて3階より上、検査設備、高価な検査設備も3階より上と、一応そういうことでいろいろ何かあったとしても対応できるような、そういう病院を考えていきたいと思っております。

 

 以上です。

お問い合わせ

議会事務局
住所:愛媛県八幡浜市北浜一丁目1番1号
TEL:0894-22-5998
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