一般質問 H23. 3 新宮康史 議員

公開日 2014年09月03日

質 問 事 項
市立八幡浜総合病院の診療体制について
市政に於ける情報開示と約束事の履行について
民生委員の今後の問題と独居高齢者のセーフティネット構築について

 


 

〔新宮康史君登壇〕

○新宮康史君 
 それでは、最初に一言ごあいさつさせていただきます。

 

 先日、213日日曜日、快晴、微風の絶好のコンディションのもとに行われました市第6回市民健康マラソン、駅伝カーニバルについてでありますが、健康マラソンは幼児を含むファミリー、小・中学校、高校、一般と820名の参加、カーニバルは136チーム、選手680名、監督、サポートを含めると1,500名以上のチームの関係者、またコースにほぼ埋め尽くされた応援の市民の皆さんを含めると相当な数の方がこのイベントに参加していただいたことになると思います。健康マラソンでは、それこそ健康増進が目的ですので、私の場合はぜんざいでありましたが、楽しく完走すること、駅伝カーニバルは5区間12.3キロをチーム全員が1つのたすきをつなぎ通し、心のきずなをつくること、順位は全国に名をとどろかせている八幡浜高校陸上部がぶっちぎりの優勝でありましたが、順位にこだわることなくたすきをつなぎ終わったという達成感が終わった後のチームの皆さんのあふれる笑顔にあらわれていると感じました。

 

 魚とミカン、あるいはちゃんぽんの町と活性化、ブランド化に市挙げて鋭意取り組んでいるところではありますが、八幡浜という小ぢんまりした市だからこそ、市民が一体となりこのようなイベントが盛大かつ安全に実施できるのではないかとも思います。裏方で支えてくださっている行政の方初め交通整理を含む関係の皆様に改めまして感謝とお礼を申し上げ、またこれからもこのイベントを継続していただけますようよろしくお願い申し上げます。

 

 余談ではありますが、私も健康マラソンには頼まれまして4歳の男の子と走りました。500メートルぐらい走りましたら、おじちゃん、だっこでありました。また、私の地区の選手が急にけがをしまして、急遽代役で3区を走らせていただきました。沿道の声援は本当にありがたいもので励みになりますが、私の場合、よく聞くと、頑張れではなく、大丈夫か、大丈夫かでありました。というわけで、自分自身八幡浜市民であることをありがたく思った1日でありました。

 

 それでは、さきに提出してあります発言通告書に従いまして、大綱3点について質問させていただきます。市長並びに関係理事者の誠意ある御答弁をよろしくお願い申し上げます。

 

 大綱1、市立病院の診療体制についてであります。

 

 市立病院は、過酷な労働環境の中、関係のお医者様や看護師さん、あるいはサポートしていただいております職員の方々の御努力で経営が好転してきていると伺っております。また、市長も極めて厳しい医師確保環境の中、現体制の維持に東奔西走され、その苦労の実態をお聞きし、改めてまして市立病院の運営に関し関係各位の皆様に敬意を表し、お礼申し上げるところでございます。本日はさらなるサービスの体制の充実を目的に、実際に発生した事例を御報告申し上げ、質問させていただきたいと思います。

 

 最初の事例でありますが、市在住30代の主婦の方です。1月初めに胸に痛みを感じ、市立病院にて受診いたしました。診察は乳がん検診を受けることになり、マンモグラフィーを受診したそうであります。そして、受診後幾ら待っても先生の診察がなく、不安になって受け付けの方に伺ったら、問題があったら先生がおっしゃるのでは、結果は後日郵送でお知らせしますとの返答で、受診料は1万円強ということでダブルに驚きましたが、仕方ないので支払って帰宅したとのことであります。この診療は自由診療となり全額自己負担になるということは後で私が確認してお伝えしました。そのときには説明はなかったそうであります。彼女はもう二度と市立病院には行かないと憤慨しております。

 

 また、彼女のお母さんがこの件で調査を依頼してきたときに、お年寄りの間で市立病院は高いとうわさされている、一緒に確認してほしいと依頼されました。

 

 2番目の事例は、同じく市在住40代の御家庭の御主人ですが、年末年始の急患センター対応時に発生した件であります。ことしの13日、午前中に御主人を含む家族が吐き気、発熱、腹痛などで急患センターへ行き、診察を受けようとしました。親、息子さん、息子さんは高校生ですが、急患センターで対応できるが、娘さんは中学3年生なので小児科へ行ってくださいとのこと。ちなみに、その日の小児科対応病院は内子町のおおむら小児科でありました。看護師さんは原則どおりだめと言いましたが、事務関係の方が3月には卒業なのですからよいのではとの口添えもあり、結果的には娘さんも診察を受けることができたとのことであります。その間も電話での診察問い合わせに何人もの方が小児科へ行ってくださいと断られていたようだとのことであります。

 

 彼の感想は、今回娘は事務関係の方の思いやりのおかげで診察できたが、子を持つ親として、急に病気にかかり急患センターへ急いだら小児科へと言われる、市内であれば考えようもあろうが、中学生までは小児科、ましてや内子町の小児科へは余りに時間がかかり過ぎる。急患ならある程度の年齢以上は診察してほしいし、だめならせめて市内のほかの病院が対応できるように体制を再考してほしい。また、小さい子供を持つ親なら、この時期は特に八幡浜に里帰りは怖くてできないとのことでありました。

 

 以上、2つの事例を紹介いたしました。私は、1例目の主婦には、2度にわたり病院の方に対応の質を再考してもらうから二度と行かないとは言わないでほしいとのお願いをしましたが、命にかかわることで一度信頼が損なわれると回復は難しく、だめでありました。

 

 そこで、質問でありますが、なぜ先生が検査後診察を行わないというような診療体制になっているのか。また、診察の料金体制は法に定められたシステムで決定されており、金額はおかしくないと思いますが、八幡浜市民の経済状況でいきなり1万円強ですと言われたら驚くのは当たり前で、事前に高額医療になるという説明サービスの体制ができないものか、お伺いいたします。

 

 また、2例目にありますように、小さい子を持つ親としてこの時期に八幡浜には里帰りできないという点が問題であり、急患センターは市民の命を守ることが先決で、決められたことを守ることも大切ですが、緊急時の小児診察に対する改善はできないものでしょうか。また、八幡浜から内子にではなく、市内の病院で対応できるようにできないものかをお伺いいたします。

 

 大綱2、市政における情報開示と約束事の履行について。

 

 1番、情報開示について。

 

 12月議会で継続審査となっております通称ごみ袋値上げ問題について、私が所属しています委員会で恐縮ではございますが、これからの市政を考えますとき、政治の透明性、公平性確保のため、市民の皆さん、あるいはさきに開かれて答申をいただいておりますごみ問題検討委員会の皆さんに説明責任ありますので、あえて質問の形をさせていただきます。

 

 そもそもなぜ今日このような事態に至ったのかを検証してみますと、事の発端は、双岩地区に現在の南環境センター運転契約に対する迷惑施設補償として平成12年度から平成24年度までの13年間、毎年1億円程度、全体で10億円の地区迷惑料を支払う約束が履行されてきました。また、その中の1項目にごみ袋無料配布の条項があり、今回議案審査に対して当該事項が明るみに出まして、瞬く間に市民にもこの事実が伝播され、署名運動中でもあったので、双岩地区以外の一般市民は一部の特定の地区に迷惑料として無償で出しているのに、この場に及んで値上げとは税の平等の原則からしても不公平である。また、直接のクレームとして、松蔭、大谷口地区から、今回初めて迷惑料の約束を知った、大谷口は長年市の火葬場所在地としてにおいほか迷惑を我慢してきた、しかし何の補償もなかった、市の対応は許しがたく、甚だ遺憾である等、著しく不公平感を醸成することになりました。

 

 逆に双岩地区は、誹謗中傷を受ける覚えはない、遺憾のきわみである、約束を履行していただいてるだけのことである、それならごみ袋等の無償貸与等補償は今後必要ない、約束どおり平成253月エンドで南環境センターのごみ焼却事業は終了してほしい。また、今後254月からの運転継続交渉のテーブルには着かないなど、市民間に感情の摩擦という問題が発生。さらに、一部には合併浄化槽の無償設置の補償事項も明るみに出まして、より一層の感情もつれを助長させるに至りました。

 

 本来は、ごみ袋値上げに関してはごみ減量化の一端としてごみ検討委員会で検討されてきたことであり、双岩地区の補償問題とは関係なく審査されなければならないところを、4,000人を超す値上げ反対市民の署名も含み、委員会では不公平感の影響を切り離して審査するわけにはいかないということで継続審査となっているわけであります。

 

 つまり、今回意識された形で初めて南環境センター運転に関する迷惑施設補償として市と双岩地区との間に取り交わしたごみ袋無償供与や合併浄化槽無償設置等の内容が記載されました約束事協定書、確約書、念書、確認書たるものが次々と開示され、このことにトラブルの出発点があります。それまでも、調査しましたら平成12年の市議会協議会で内容の一部が議員の皆さんには資料として開示されていたようであります。また、市民の皆さんは一部に口コミでうわさはあったようであります。しかし、このごみ袋値上げ議案が出されるまで問題視されてなく、今回情報の開示と同時に市民の不公平感に変化し、それが今どきの情報伝達力のすごさに翻弄され、瞬く間に市民に伝播、醸成されたわけであります。ベテランの議員も詳細までは知らなかったそうであります。

 

 そこで、質問でありますが、意図的ではなかったにしろ、なぜこのような情報を時系列に整理して適宜開示できなかったのか、あるいはおくれたのかをお伺いいたします。

 

 この後、平成254月から南環境センター運転継続に対して双岩の皆さんの御了解が条件となるわけでありますが、迷惑をかける以上何らかの補償が必要になるのはやむを得ないことだと思います。今回と同じ轍を踏まないためにもタイムリーな情報開示が必要であると考えますが、この点についてどのようにお考えか、お伺いいたします。

 

 次に、約束事の履行についてであります。

 

 このように市と市民間、地区間に交わされた約束事は守ることが前提で、履行されて初めて実を結ぶわけであります。しかし、約束ほごが許される例外としては、政権がかわった場合であります。前政権を否定して市民に信を問いかけ、新しく大城市政が誕生したわけでありますから、その際にはそれまでの約束をほごにしてもおかしくはありません。しかし、今となっては就任されて3年目を迎えるわけですから、前政権から引き継いだ約束事をほごにするわけにはいきません。

 

 そこで、再燃してきた問題として、日土小学校プールの改築があります。これは、平成17年度の八幡浜市日土小学校再生計画検討委員会の提言並びに平成18年度の八幡浜市日土小学校校舎改修改築に伴う基本計画に基づくものであり、平成1847日に市長あての報告書とともに、基本計画書に現在のプールも廃止し、新西校舎のさらに西側に新設すると明記、約束されたものであります。しかしながら、再三再度にわたる地元の要求にもかかわらず、約束が履行されていないのが現実であります。教育委員会が地元向けに出した説明書には、市の財政難の問題、校舎等耐震化工事優先が現在履行されるのでできないという理由として挙げられております。

 

 きつい表現になるかもしれませんが、何よりも最優先するのは市政の場合、住民、地区との約束です。現に今の市は双岩の皆さんとの約束はどのように市財政が逼迫していようが守ってきておられるではありませんか。それも年間1億円です。片方では守り、片方は守られていないというのは、これまた公平性に大いに欠けることになると私は思います。この点について市はどのようにお考えなのか、また履行についてはきちんといつ実施できるのか、地区住民に伝えて了解をいただくべきだと思います。

 

 なお、この問題は大城市長のこれからの市政展開の基本的な考え、ベクトルをお聞きすることになると思いますので、ぜひ市長に御答弁をお願いしたいと思います。

 

 大綱3、民生委員の今後の問題と独居高齢者のセーフティーネット構築についてであります。

 

 1、民生委員の今後の問題。

 

 まず、民生委員の役割について調べてみましたら、地域住民が抱える悩みや問題の相談に当たり、自立した生活を送れるよう、ボランティアや介護保険、生活保護といったサービスを紹介し、必要があれば行政に橋渡しをする、市の推薦で厚生労働省が委嘱し、任期は3年、基本的には交通費等の実費を除いて無償で活動をし、守秘義務を負い、政治的中立を守り、児童委員も兼ね、児童虐待や不登校問題でも児童と学校側の間に立ち相談業務を行うとありました。また、活動費は愛媛県下市町村で12600円から74,600円と差があり、八幡浜は最低ランクの74,600円であります。愛媛県下の場合、今県議会で多少増額をしたいと案が出され、可決されましたが、それでも国の単価を2割を下回った金額だそうであります。

 

 八幡浜市に目を向けますと、県下屈指の少子・高齢化地域で、平成2241日現在、総人口39,417人に対し65歳以上の高齢者は12,533人、31.7%、確実に3人に1人は高齢者の地域であります。また、その中でひとり暮らしの方は3,346人で、この数字の中に施設に入られている方もいらっしゃいますので、すべてではありませんが、それでも結構な方が1人で生活しておられます。

 

 民生委員さんは136名、そのうち主任児童委員さんが22名、見守りさんが106名おられます。当然民生委員さんの業務上、地域から信頼のある方にお願いしているわけでありますので、その結果として人生経験の豊富なある程度お年を召された方にお願いすることになっているようであります。

 

 気になりまして現在の民生委員さんの平均年齢を教えていただきましたら、62.3歳、主任児童委員さんが55.9歳で少し安心したのですが、2000年の法改正により業務範囲が児童虐待や家庭内暴力の見守りまで拡大されていますから大変な激務であります。しかしながら、定年が75歳と伺っておりますので、二、三期したらすぐリタイアの時期になるわけであります。

 

 そこで、質問でありますが、これらの委員さんはこれからの高齢化社会で大変重要な役割を担うわけでありますが、確実にその地域の実情を熟知された方に引き継いでいく必要があります。後任の育成は地域だけでできる問題ではないと思います。市はこの点についてどのように考え、支援、指導されていくおつもりなのか、お伺いいたします。

 

 また、活動費が県下で最低ランクであり、近隣市町を見ますと、西予市が12万円、伊方町が87,000円、大洲市は八幡浜と同額ですが、少しでも活動をバックアップするため、さらには実質的に民生委員さんをサポートしていただいてる見守りさんは1カ月に1,000円であります。これではボランティアをしたくとも持ち出しが多く、なかなか動けないのが実情であります。市のほうでカバーして多少でも増額していただけないものか、お伺いいたします。

 

 最後に、独居高齢者のセーフティーネット構築についてであります。

 

 独居高齢者の安心・安全についてでありますが、先日のニュージーランドの地震、あるいは先ほど来出てます、直近に発生しました東日本巨大地震でも多くのとうとい命が犠牲になっております。改めましてここに謹んで哀悼の意を表します。

 

 いつもうわさされてますように南海地震もそう遠くないうちに発生するでしょう。ひとり暮らしのお年寄りは、最終的には地区で常日ごろ管理できる状態でなければ、いざというときに何もできないと思います。また、現在の情報、IT技術を駆使し、お年寄りに精神的苦痛を与えることなく、離れている場所からでも安否の確認や健康管理が確認できるシステムを安価で構築することも必要だと思います。

 

 そこで、順次質問させていただきますが、地区の民生委員さんにはひとり暮らしのお年寄りの必要な情報が届いているのかどうか。また、それは現在の個人情報保護法からの規制がひっかかるのかどうか。また、現在災害時の災害者要援護者届け出を出した人の台帳が整備されていると思いますが、どのように進捗されているのか。さらに、このような情報は各地区で組織されている自主防災会まで浸透して初めて地区で特定されたひとり暮らしのお年寄りの安全・安心が確保できることになると思いますが、危機管理との横のつながり、また民生委員さんを自主防災会の役員に必ず入っていただき、どこにだれがいるのか、地区社会福祉協議会と地区自主防災会が協働して動けるセーフティーネットのシステムを構築する必要があると思いますが、守秘義務の関係も含め、いかがなものかをお伺いいたします。

 

 最後に、安全確認を希望するひとり暮らしのお年寄り、あるいは類似した必要とされる世帯には緊急通報装置が月々500円の自己負担で供与されていると伺っております。これは、3業者が現在事業に参画されているようでありますが、どのようなシステムになっているのか。また、21年度の実績では119人の方が加入されているようであります。全体で必要されている方はこの程度なのか。119人の事業規模で年間の市の補助はどの程度であったのか。さらには、市はこの事業をセーフティーネットとして重要視し、今後も普及していくおつもりなのかをお伺いいたします。

 

 以上であります。

 

○議長(萩森良房君)  休憩いたします。

 

午後 209分 休憩

 

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午後 220分 再開

 

○議長(萩森良房君)  再開いたします。

 

 市長。

○市長(大城一郎君) 
 答弁に先立ちまして、けさほど東日本大震災のあいさつをしましたが、その中でも報告をしておりましたが、災害の救済の支援といたしまして、八幡浜施設事務組合のほうから
210名をきょうの1245分に出発をさせております。その出発式に際しまして、私のほうからと議長にも参列をいただきまして、激励を行ったところでございます。

 

 それでは、新宮議員の大綱2、市政における情報開示と約束事の履行についてお答えをいたします。

 

 まず、第1の情報開示につきまして、私のほうから1点だけ答弁をさせていただきます。

 

 質問内容で、毎年1億円程度、全体で10億円の地区迷惑料を支払う約束が履行されてきたということで言われておりますが、これはよく私も市政懇談会とかいろいろな会合で行ったときに、双岩だけ毎年1億円というようなことで、市民の方々が1億円を支給されてる、金額を支給されておるというようなことで誤解がありますので、この際その内容について答弁をさせていただきますが、これは双岩地区の公共事業として、農林道あるいは道路整備といった、そういう環境整備の対策費用として市のほうから支給しておりますので、その点1点だけ間違いのないように御理解をいただきたいと思います。

 

 続きまして、2の約束事の履行についてでございますが、この御質問の日土小学校プール改築におきましては、議員御指摘のとおり平成17年度の日土小学校再生計画検討委員会の提言並びに平成18年度の日土小学校校舎改修改築に伴う基本計画に基づくものであります。日土小学校プール改築は、再生検討委員会で決定し、当時の市長に答申し、了承を得た事象であります。基本計画には、現在のプールも廃止し、新西校舎のさらに西側に新設するとプール移設が盛り込まれ、配置図にも明記をされております。

 

 しかしながら、日土小学校の改修改築が完成した現在、いまだプール改築に取り組めておりません。プール改築に取り組めていない理由としては、学校施設の耐震化問題があります。今まさに東北地方太平洋沖地震による甚大な被害も発生しておりますが、多発する地震に備えて国は学校施設の耐震化を最重点施策と位置づけ、大規模災害で倒壊するおそれのある校舎等の耐震化工事を集中的に進めており、八幡浜市においても耐震化工事を最優先事業として取り組んでおります。

 

 私は市が市民と交わした約束は守るべきものと認識をしております。しかしながら、厳しい財政事情のもと、山積する数多くの行政課題を解決しなければならない現実がございます。これらの行政課題はどの案件も重要であり、解決が急がれております。問題解決には時間と労力と財源が必要であります。日土小学校プール改築は、市が交わした約束であると認識をしておりますが、その必要性、緊急度から判断して、プール改築の前に病院改築や耐震化工事など市民の命にかかわる事業、市民生活や地場産業に深くかかわる事業が数多くあるため、実現にはやや時間がかかるものと認識しておりますので、御理解賜りますようお願いを申し上げます。

 

 その他の問題につきましては、担当課長のほうから答弁をさせます。

 

○議長(萩森良房君)  病院事務局長。

○市立病院事務局長(田中正憲君) 
 新宮議員の御質問の大綱の
1、市立病院の診療体制についてのうちの1点目ですが、患者様への対応についてお答えをいたします。

 

 その前に、当院に受診に来られた患者様に不安や不信な思いを抱かせましたことに対しまして、まずおわびを申し上げます。

 

 さて、議員御質問の中で病院受診と乳がん検診という言葉がございましたので、まず受診と検診の相違について説明をさせていただきます。

 

 通常の受診となれば、各診療科の外来で受け付けし、受診をしていただいております。一般的には保険適用となり、自己負担分の診療費のみを支払います。しかし、検診となれば、御承知のとおり自由診療となり保険の適用がないため、検診費用の全額を支払うということになっております。

 

 今回のケースをあくまでも推察しますと、患者様は一般外来受診で来院されましたが、総合受付で何らか検診カードを提示されたために受付担当者が人間ドックへ御案内したものと思われます。そのため、人間ドックから担当診療科の外来へ照会し、担当医師の指示によりマンモグラフィー検査を受けられたものと思われます。一般外来受診及び人間ドック等による検診を受けた際には、必ず医師から受診または検診結果内容の説明を当然することになっておりますが、中には説明不足に起因する患者様満足度が得られない事例もございます。しかし、今回のケースではその説明自体がなかったということでございますので、大変遺憾に思っております。患者様には丁寧で理解しやすい説明を病院全体で取り組んでいますが、今後さらに病院内各部署の連携を強化し、患者様満足度の向上に努めてまいります。

 

 また、受診料が高いとの御指摘につきましては、保険診療の場合は、御存じのとおり厚生労働省が示した診療報酬点数表に基づき計算された診療費でございますので、市立病院が独自に高い料金を設定しているものではございません。ただし、自由診療の人間ドック等の検診においては病院ごとに検診料に差異はございますので、御指摘の点は人間ドックの検診料のことかと思われます。

 

 いずれにいたしましても、地域住民の皆様方からの信頼が得られ、安心・安全な医療の場を構築することに病院スタッフ一丸となって今後も取り組む所存でありますので、今後とも御理解と御支援のほどをよろしくお願いを申し上げます。

 

 続きまして、2点目の急患センターでの小児科診療の対応についてお答えをさせていただきます。

 

 御承知のこととは思いますが、休日夜間急患センターは、昭和544月に旧八幡浜市の1次救急の施設として設置した後、昭和594月からは八幡浜市、伊方町、現在では西予市ですが、西予市の旧三瓶町のみを対象に21町で現在構成し、八幡浜地区施設事務組合で運営をされております。小児救急につきましては、以前から専門医の診療を望む声が上がっており、保健所が中心となって平成206月から八幡浜、喜多、西予市医師会による小児の1次救急の広域輪番制が開始されました。救急診療に参加された小児科医はこの圏域で11名、参加医院は内子町が1軒、大洲市5軒、八幡浜市3軒、西予市1軒の9医院で休日及び祝祭日の昼間に交代で診療を行ってございます。

 

 議員が御指摘されていますように、距離的なハンディについては問題はございますが、ゼロだったものからのスタートでございますので、小児科が少ない中、休日を返上して頑張っておられますので、ぜひ現在の制度を御理解をいただきたいというふうに思っております。

 

 また、小児年齢については15歳、中学生までとなっておりますが、急患センターの中で中学生の受診については施設事務組合のほうから柔軟な対応をしていただけるよう八幡浜医師会に要望してまいりますので、御理解のほどよろしくお願い申し上げます。

 

 以上であります。

 

○議長(萩森良房君)  生活環境課長。

○生活環境課長(大森幸二君) 
 それでは、新宮議員御質問の大綱
2、市政における情報開示と約束事の履行についての1、情報開示についてお答えします。

 

 御質問の南環境センター可燃ごみ広域処理受け入れに伴う地元環境整備事業に係る情報を適宜開示できなかったのか、あるいはおくれたのか、また25年度以降の継続協議における情報の開示についてどのように考えるかについてお答えをいたします。

 

 可燃ごみ処理の広域処理につきましては、地元双岩地区との協議の結果、平成12925日、八幡浜市環境センターの利用範囲等の変更に関する確約書の締結により1412月から受け入れを開始しました。受け入れ条件として、双岩の各地区から環境整備に関しそれぞれ要望事項の提出があり、要望に対する市の見解を示し、地元へ回答を行いました。なお、市議会に対しましては事前の御説明が必要と考え、確約書締結前の平成129月定例市議会議員協議会において、地元双岩地区に対する環境整備事業に関し各地区の要望に対する回答書を配付した上で御報告をさせていただいております。しかし、公民館活動助成としてごみ袋を配布するなどとした念書を初め、当初要望以外の約束事項については今回議会の要請により提出いたしましたが、確約当初から全く開示されていないため、今日までそのままとなっていたものであります。

 

 また、最近では民生文教委員会や決算審査特別委員会におきまして、双岩地区環境整備事業年度別実績及び計画集計表を参考資料として配付し、事業進捗状況を報告させていただいております。

 

 なお、今後平成25年度以降の協議において地元と確約等を行った場合には、その都度適宜情報を開示させていきたいと思っております。

 

 以上でございます。

 

○議長(萩森良房君)  福祉事務所長。

○福祉事務所長(横田昌弘君) 
 新宮議員の御質問にお答えいたします。

 

 大綱3、民生委員の今後の問題と独居高齢者のセーフティーネットの構築についての1、民生委員の今後の問題についてお答えをさせていただきます。

 

 近年家族の小規模化、地域の住民関係の希薄化など地域を取り巻く環境が大きく変化している中で、民生委員の活動は児童から高齢者に至る幅広い福祉分野に移行しており、多様化する福祉ニーズに対して活動範囲もますます増大をしております。

 

 このような状況の中で、昨年12月に民生委員の改選が全国一斉に行われました。全国的には定数を確保できない自治体が多くありましたが、愛媛県においては定数の全員が委嘱され、当市においても関係各位の御協力により欠員が生じることなく136名の定数の全員が決定し、厚生労働大臣からの委嘱状が伝達された次第であります。

 

 新宮議員御質問の1点目、後任者を含め民生委員の育成や支援、指導についてでありますが、民生委員の選任要綱では社会奉仕の精神に富み、人格、見識が高く、生活経験が豊富で、その地域の実情をよく知っている者などが適任者とされております。このような適任者は地域のさまざまな社会福祉活動やボランティア活動などの日ごろからの地域での活動を通して適任者が育成され、人選されるものであります。全国的には後任難と言われた状態の中で、市としましても次期後任の民生委員さんが育ちやすいよう、地域での社会福祉活動や諸事業の活性化に向けて積極的に助成を行うとともに、民生委員さんの業務が理解され、地域と一体となった活動がスムーズにできるように啓発を図ってまいりたいと考えております。

 

 また、民生委員として委嘱された委員の方に対しましては、愛媛県主催の各種研修会を初め、市民生児童委員協議会独自の研修会の開催など研修機会の確保に努め、民生委員としての知識や資質の向上を図っていきたいと考えております。日ごろの民生委員としての実際の活動に当たりましても、関係機関への取り次ぎや助言など具体的な支援にも積極的に努めてまいりたいと考えております。

 

 2点目の民生委員の実費弁償費の額でございます。

 

 これにつきましては、従来から県の民生委員実費弁償費の補助額と同額を市が上乗せして支出しており、愛媛県内では8市町が当市と同額となっております。今回愛媛県の平成23年度当初予算でこの補助金を増額して計上していることに伴い、当市におきましても民生委員の業務が増大傾向であることを踏まえ、県と同額を上乗せして、現在の年額74,600円から、平成23年度は年額93,440円として増額する予算を計上しているところでございます。

 

 3点目の民生委員をサポートする見守り推進員の活動費についてでございますが、この事業は独居高齢者等見守りネットワーク事業として八幡浜市社会福祉協議会へ委託しているもので、各地区の見守り推進員への活動費は毎月1,000円となっております。この金額につきましては、23年度の予算上は今年度と同額の1,000円を予定しております。

 

 なお、これらの民生委員実費弁償費や見守り推進員の活動費につきましては、独居高齢者や高齢者のみの世帯の増加が見込まれる中で民生委員や見守り推進員の役割もますます重要なものとなっており、他市町の動向を調査整理した上で今後なお検討してまいりたいと考えております。

 

 以上です。

 

○議長(萩森良房君)  総務課長。

○総務課長(都築眞一君) 
 大綱
3、民生委員の今後の問題と独居高齢者のセーフティーネットの構築についての(2)独居高齢者セーフティーネットの構築についてのア、災害時要援護者台帳の活用についてお答えいたします。

 

 災害時要援護者登録台帳の進捗状況ですが、現在災害時要援護希望申し込みに基づき台帳を調整しております。具体的には39日現在、369件の申し込みのうち69件の台帳を作成しております。残り300件につきましても、現在民生委員と自主防災会に支援者の決定について協力を依頼しており、5月には台帳を整備し、個人情報保護に配慮した上で民生委員、自主防災会、消防署等と情報を共有したいと考えております。

 

 なお、災害時要援護者支援については、議員御指摘のように民生委員と自主防災会との横のつながりが必要であります。市といたしましても、1月の自主防災会連絡協議会において各地区自主防災会に対し民生委員と協力して活動いただけるようお願いをしております。今後より一層民生委員と地区社会福祉協議会や地区自主防災会が協働して動けるよう努めてまいりたいと考えております。

 

 以上です。

 

○議長(萩森良房君)  保健センター所長。

○保健センター所長(松本常美君) 
 新宮議員御質問、大綱
3(2)独居高齢者のセーフティーネット構築についてのうち、イ、緊急通報装置設置支援策の運用状況と今後の方針についてお答えをいたします。

 

 市では日常生活の中で体調に不安を持つひとり住まい高齢者などが、いざというときに適切な救援体制を整え安全を確保することを目的に、高齢者緊急通報システム事業を実施しております。

 

 議員の御質問の1点目のどのようなシステムになっているかについてですが、現在このシステムを利用できる業者は3業者あり、市民の方は毎月500円の自己負担で利用できるようになっております。緊急時には対象者が緊急通報システム用機器により受信センターへ通報し、受信センターは対象者からの通報を受信したとき、事態の確認を行い、消防署及び協力員などへの連絡、適切な対応を行うというものであります。

 

 2点目の全体で必要としている人数についてですが、独居高齢者や高齢者世帯の方々のうちこの事業を利用されている方は、保健センターの訪問看護師などが訪問している持病がある人やひとり暮らしで不安が強い人、また家族が遠方に住んでいてひとり暮らしの親が心配で登録している方などがいらっしゃいます。対象者の正確な把握は困難ですが、平成23年度から高齢者安否確認事業として75歳以上の独居高齢者等の安否確認を行いますので、今後緊急登録が必要と思われる方がおられましたら御案内させていただきたいと思っております。

 

 3点目の事業規模についてですが、平成21年度の実績では119人の対象者に対し4136,000円の委託料となっております。

 

 4点目の今後の普及についてですが、この高齢者緊急通報システム事業については、現在委託している3業者以外にも外出時に位置確認と緊急通報できるサービスを行っている業者がありますので、再度対象業者の調査を行い、今後もよりよいサービスの提供を行ってまいりたいと考えております。

 

 以上でございます。

 

○議長(萩森良房君)  新宮康史君。

○新宮康史君 
 皆さん真摯な御答弁ありがとうございました。

 

 まず、最初の市立病院のサービス体制でございますけども、実はこれと同じような事象を偶然大洲市立病院で拝見する機会がありました。それは、高齢者の方がきょうの診察料はちょっと高いんじゃないんかということでクレームを出してたんですけど、どうするのか対応を見てましたら、対応していた係の方がさっとその日にかかった診療科に連絡しまして、内容を確認して、なぜ高かったのかをタイムリーに笑顔でお年寄りに説明しておりました。もちろんその方はすぐに納得できたわけであります。

 

 ちなみに、私がさきの主婦の件で病院スタッフにお伺いしたところ、当院は決められたことをルールどおりに従って処理、請求しておりますと、何ら問題はないと、どこのだれですかというような返答でありました。私はなるほどと思いました。これでは患者さんが来なくなっても仕方ない、接客態度があくまでも主体は病院側にあると、そのような感じでありましたから。そうではなくって、主体はあくまでも患者さんにあると思います。そして、その気持ちが誠意となって笑顔に出てくるわけであります。これはビジネスにかかわっている者の基本中の基本であり、私はこの基本体質が変わらない限り、幾ら表面だけを繕っても、市民や近隣市町の皆さんから信頼される、愛される病院とはならないと思います。この意識改革について具体的にどのように取り組んでおられるのか、再度質問をさせていただきたいと思います。

 

 それから、情報開示についてでありますけども、非常に詳しい答弁をいただいたんですけど、私は前の委員会のときに副市長からも言われましたけども、今までのことはもう済んだことだからいいと思いますけども、平成25年度のこれからのことに関しては逐一きちっと市民の方々にわかるように情報を開示していくと、そのように伺っているんですけども、ちょっとそれはおかしいというかできてないような部分が私今感じております。

 

 なぜかというと、この点について皆さん市民の方々にそれだけきちっと情報が伝わってないと感じてるというのは、例えばこのたびの双岩コミュニティ公園整備事業に12,000万円の予算が配分されて議案に出されているわけであります。これは伺いましたら、さきの補償とは別に関係なく、平成254月からの南環境センター運転継続に対するお願いのテーブルに双岩の方に着いていただくための条件的事業、言葉は悪いんですけど、簡単に言えばテーブルに着いていただくための手土産事業という説明を受けました。そこまで私よくわからなかったんですけども、幾ら何でも手土産に1億円の大盤振る舞いはいかがなものかと思いますけども、このような事業が何の目的で、いつ、どのように、どういうふうにされているのか、51Hを明確にして市民の皆さんに開示、理解を得ることが本当の政治の透明性につながるのではないかと私は考えます。この事業につきまして、市民の大方の方が、あるいは市役所の職員さんに伺ったんですけど、大部分の方が知らないのではないかと思います。これから先、具体的にどのように情報を開示されていくおつもりなのか、いま一度お伺いいたしたいと思います。

 

 それから、約束事の履行でありますが、先ほど御答弁いただいた内容につきましては教育委員会から伺ってますので、その事情等についてはわかるんですけど、その内容はともかくとしまして、約束の基本に返りますと、広辞苑にはある物語について将来にわたって取り決めることと、こうありました。双岩の約束の補償事項として残件としてあるのは、今回の双岩コミュニティ公園整備事業の12,000万円はこれは除きまして、農林道の整備事業、平成23年度と24年度で5,000万円、合併浄化槽、平成23年度2,250万円、本村集会場整備と伺っております。しかし、この本村を除いて、これらには少なからずとも予算が具体的についております。しかし、私が伺って調査している限り、日土小学校のプールには何の予定もされておりません。設計費さえも入ってません。約束に上下縦横差別はありません。約束はどこまで行っても約束ですので、私は守らなければならないと思いますが、先ほど私が質問したのは、それができないならできないでも構いませんから、いつそれができるのか、どういう形でやっていくのかを答えてくださいということでしたけど、これはできないという話でありました。これはちょっとおかしいような話だと思います。

 

 大局に立ってこれからの市政を考えましたとき、市長の政治判断のやり方が市隆盛の成否をコントロールするキーポイントに私はなると思います。私たち議員がこれからどのように市長に追従していくのかの判断材料にもなると思います。市長はどのような基準で政治判断されているのか、いま一度再質問の形でお伺いいたします。

 

 それから、民生委員のことですけど、今後の問題としまして現状を考えてみますと、先ほどの話で民生委員さんが今後少しでも活動をやりやすいように御支援をお願いしたいということと、また後任者の育成にもぜひ格別の御配慮をお願いしたいということで、これは要望にとどめておきます。

 

 それから、ひとり暮らしの高齢者の方のセーフティーネットの構築についてでありますが、私は現在の情報化時代、そういうことを考えますと、これだけ携帯電話等々が発達というか蔓延しているときに、そこまで400万円で100名でしたんで、14万円ぐらいの金額でやってるわけですけど、そのくらいの費用があれば、家庭内だけではなく、どこにいてもGPS等々のことを使って安否や健康状態が確認できるシステムができると思うんですけども、そのようなシステムを取り入れている自治体はあるやに伺ってますけど、それに関して関連質問ですけども、どのような情報をつかんでいるのか、お教え願えたらと思います。

 

 さきにこの質問しました家庭内緊急通報装置ですけども、平成23年度では520万円あたりが組まれています。この実績とか効果、これはどのように検証されるのか、教えていただきたいと思います。

 

 さらには、八幡浜地区施設事務組合、要するに消防署ですけども、その通信システムに今組み込まれている緊急発信元登録制度というのがあると思うんですけど、これは住民データとして登録しておけば、緊急時、パニックに陥ってもスムーズに通報が行えて、非常時の救助活動がスムーズに行え、これは無料で年齢制限がないと伺っております。これは、市民の方に伺いますと知らない方が大部分なんですけども、PR等どのようにされているのか、また市内に実際にどのくらいに登録されているのか、再質問の形でお伺いいたします。

 

 以上であります。

 

○議長(萩森良房君)  市長。

○市長(大城一郎君) 
 新宮議員の再質問に対して答弁をいたします。

 

 情報開示ということで、25年度以降の双岩の環境整備事業につきまして御質問があったわけなんですが、この件につきまして、現在のコミュニティーセンターが25年度以降のテーブルに着くための手土産事業というような解釈をされておりますが、これはその解釈自体が間違いということでございまして、これは過去にどういういきさつがあったかは十分承知はしてませんが、市と双岩の地区とにおいて、温泉とか、温泉を使ったプールとか、老健施設とか、そういったさまざまな約束事がありました。そして、一度市はそれができない、すべてができないといった形で双岩の地区民と話をされて、それができないのであればコミュニティ公園をひとつやってもらいたいということで修正がされたように聞いております。その修正事項がいまだにできてないということで、今現在で積み残した事業として市は認識しておりまして、25年度以降、南環境センターを継続して運転していただきたいために、その積み残した事業を今一生懸命推進しているところであります。

 

 これは、やはり同じ約束事としましても、それをしない限り25年度以降環境センターが使用できないことになりましたら全市民に対して迷惑がかかるものと判断しましたので、この点のお約束は守らせていただきたいと思っております。

 

 その反面、日土小学校プールの移築に対してでございますが、これは日土小学校のプールは現在のままでも十分安全で安心な使用ができるプールでございます。今回の当初予算でも、そのほかの学校におきまして、子供たちがプールの中で足を切ったり危険なプールもあります。そういったところには改修工事もさせていただいております。そういった点で、日土小学校の移築に対して、皆さん、これはまた議会の皆さんにもなるわけですが、移築することに対して御理解がいただけるかどうかという面もありまして、私としてはこの移築に対して市と日土小学校の検討委員会の方とで約束した事実こそありますが、この実施に向けては少々時間がかかるというふうな答弁をさせてもらったところでございます。

 

○議長(萩森良房君)  病院事務局長。

○市立病院事務局長(田中正憲君) 
 失礼いたしました。ちょっと私が大分あれで順番を間違えておりましたが、今新宮議員さんが語気を強めてお怒りな点、重々私も理解してると思います。

 

 確かに、まず患者様がわからないから質問したときに何が原因で問われたかをまず聞かなかった。それとまた、議員さんがその知り合いの方から相談されて当院へ、担当科へ電話したら、具体的にどこのだれですかという、そうじゃなくてそういう事例があったことに対してまず、事実関係も大切ですけど、謝る姿勢がない。これはやはり公営企業で企業的なサービス、そういう精神もせんといけん、やはり公務員という意識が強いんかなという気もしました。

 

 といいますのも、私もこの質問があっていろいろ調べてみますと、趣旨が違う。まず、あったかないかの事実ではなくて、どういう対応をしたがならということで聞いたところが、ちょっとずれがあるんで、接遇の研修等はよくしておるんですけど、まだまだ一人ずつの実になってないというところでございます。

 

 これは、事例があったことには、当院では毎月いろいろな会議がございまして、接遇関係は接遇委員会、その前には管理者会、第2木曜、第4には運営委員会というのがありますし、緊急の場合は毎月月曜日に定例会、院長始めて定例会をやってもらいよんですが、そういうところでも必要再度情報を出しながら、1人ずつ、やっぱり主体は患者様という意識を医療スタッフ全員が持つようにしておりますが、全部に行き届いてないという点で再度そこら辺をおわび申し上げます。今後それを徹底して、患者様に信頼が得られる病院として今後も努めてまいりますんで、よろしくお願いします。

 

○議長(萩森良房君)  保健センター所長。

○保健センター所長(松本常美君) 
 新宮議員再質問にお答えをいたします。

 

 高齢者の緊急通報システムですが、1年間の実績として20件ほど通報があり、またそれに対応している状況であります。また、この制度につきましては、緊急の場合にすぐ駆けつけてくれるなどというような内容のものもありますので、それぞれの目的に応じて必要経費が変わっている現状であります。

 

 また、議員さんが御質問の新しいシステムでGPSを利用した位置情報確認とか緊急通報サービスができる制度もあるように、調べてみましたらありましたので、そこら辺、ただ内容につきましては、駆けつけた場合には別料金などということもありますので、よく調査をしてよいほうを採用していきたいと考えております。

 

 また、消防署の緊急通報発信元登録でございますが、この制度についてはどなたでも活用できるものとなっております。そのために、保健センターといたしましても、消防署の緊急発信元登録につきましても同時にPRをしております。登録希望者に対しては、自宅の住所を事前に消防通信システムに登録することによって緊急時に出動先の確認を容易にするもので、39日現在で582件の登録があると伺っております。これらの登録を利用する方もふえてきておりますので、それぞれの目的に応じて制度を案内して御活用いただきたいと考えております。

 

 以上でございます。

 

○議長(萩森良房君)  新宮康史君。

○新宮康史君 
 最後に、
1つだけ質問させてもらいます。

 

 市長御答弁は確かに約束事、それらの情報開示についてはそれならそれで構わないんですけど、私が説明を受けたのは、課長からでしたけども、はっきりこれはテーブルに着いていただくための事業であるというふうにお伺いしました。課長が悪いとかだれがいいとかという話じゃないんですけど、情報がそこで錯綜しとったら、聞くほうはそれを信用するじゃないですか。そこら辺はきちっと真摯に受けとめていただいて、大概の知ってる人に聞いたら、これはテーブルに着くためにやる事業よというような話も伺いましたし、それで聞いたら悪いんですけど、この予算ほんだらどしたんですかという話になったら、それも課長から聞いたんですけど、予算は近隣の市町に御迷惑をかけるということで、25年からの運転継続に対して協力していただくということで御負担を願ったというふうに私は伺いました。これは言葉は悪いんですけども、この間アメリカで更迭になったような、そういう逆に言うたら近隣の市町から八幡浜市はそういう体質の市かというふうに思われかねませんよ。まじめに、その辺考え、こういうふうに25年から運転継続したいんでここの地域の方が騒いでるんで、そのテーブルに着くための事業1億円ありたいんで、周りの市町から集めたいというようなことはちょっとおかしいんじゃないかと思いますよ。

 

 だから、そこは情報がきちっとやっぱり皆さんにわかるように正しい情報が伝わってないんかもわかりませんから、その辺については、実際に私が受け取った情報がそういうことですから、そこはきちっとしていただきたいと思うんですけど、最後にその辺について御答弁願いたいと思います。

 

○議長(萩森良房君)  市長。

○市長(大城一郎君) 
 新宮議員御指摘のとおりだと思います。今回情報公開について市長の思い、その指示命令系統で錯綜が生じたことは事実だと思います。その辺について、私も反省をしております。ですから、今回機構改革も提案しておりますが、そういったところで落ち度のないように部長制を踏まえてしっかりと内部で充実した議論をした上での指揮命令系統を構築していくつもりでございます。

 

○議長(萩森良房君)  生活環境課長。

○生活環境課長(大森幸二君) 
 私のほうが新宮議員に御説明をしたのが、言葉足らずがあったのかどうかわかりませんけれども、この問題については昨年の
9月の議会におきまして測量設計の調査費を計上したときに、議員協議会並びに委員会におきまして詳細に説明しておりますので、そういった意味からいたしますと、今私が、新宮議員が言われたことはちょっとどうかなという気がいたしました。

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