一般質問 H22. 12 清水正治 議員

公開日 2014年09月03日

質 問 事 項
福祉について
街おこし対策について

 


 

〔清水正治君登壇〕

○清水正治君 
 一区切りついて休憩なのかなと思うたら、連続だそうでございますので、議員諸兄、皆さんお疲れのことと思います。また、理事者の方にも御迷惑をおかけいたしますが、いつものことで極力余りひねくらずにやりたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。

 

 それから、理事者の方には大変申しわけございませんが、原稿の3枚目のところでちょっと誤字、間違いがございましたので、2カ所ほど訂正をさせていただきます。

 

 私が提出しましたそのままをお持ちでしたら、上から5行目のたくさん輩出というところの排という字が間違っておりましたので、訂正をさせていただきます。それから、その次の6行目の国立第29というのが、これは第29国立銀行というふうになっておるそうですので、訂正をさせていただきます。

 

 それでは、提出しております通告書に従って、12月度本会議の一般質問を行います。

 

 先日、大島から3通のお手紙をいただきました。3人の方々の内容は、清島丸の就航に関するお手紙でありました。島の人たちにとってごみや廃棄物の運搬だけでなく、緊急の場合にも活用していただけるとの市長の話を聞いて、我々島民にとって大変力強くありがたく思いますとのお手紙でありました。市長の株が上がったわけであります。

 

 今国においては、国民の声は宇宙のかなたに飛んでしまったのか、本当に情けない限りであります。国会議員としての品位というものはどこへ行ったのかと思うのであります。国民の生活が一番、クリーンな政治だとか言葉だけの政党が、国際問題にも手おくれどころか全く手の出ない現状ではないかと私は思っております。民間の人の中には、モスクワ大学名誉博士号を第1号に、現在300号を超える各名誉人文学博士などの名誉称号をいただいた方も日本にはいるわけであります。世間の人は、批判こそすれ認めようとはしない、これが現実の日本人の姿であります。八幡浜市にもNPO法人レスキュー911を立ち上げて、高齢者農家の手助けに日夜汗を流されているすばらしい方々もおられます。このように陰でこつこつと頑張っている人たちのためにも、行政としてしっかり目を開いて取り組むことが大切ではないでしょうか。

 

 前置きが長くなりましたが、本題に入ります。

 

 大綱の1、福祉についてであります。この中で、今までもやりましたし、子宮頸がん、小児用Hibワクチンの接種について、それから2つ目としては独居高齢者、障害者への見守り対策についてという2点であります。

 

 それから、大綱2につきましては、まちおこし対策として八幡浜市を全国にアピールしてはどうかという内容であります。

 

 大綱の1、福祉について。

 

 子宮頸がん、小児用Hibワクチン接種について。子宮頸がんについては前回もお尋ねをいたしました。今回は小児用Hibワクチンについていま一度お伺いをいたします。

 

 国も県もこの問題ではかなり前向きな姿勢をとり始めておりますが、八幡浜市では女子中学生への子宮頸がんワクチンの公費助成と小児用Hibワクチンの公費助成に対してのお考えはないのか、お尋ねをいたします。

 

 2点目の独居高齢者、ひとり暮らしの障害者への見守り対策についてお伺いをいたします。

 

 光ケーブルを利用することでひとり暮らしの高齢者や障害者の方々を動体センサーを利用して日常の安否を見守ることはできないものかと考えますが、いかがでしょうか。高齢化がますます進む今日、孤独死から守るためにも何らかの手を打つべきと思いますが、理事者のお考えはいかがでしょうか、お伺いをいたします。

 

 この取り組みは既に四国でも実現しております。今すぐに実現は難しいと思いますが、前向きな研究課題としてお考えいただきたいと思います。できるものであれば、メンバーを選任して先進地の視察、研究などの取り組みをされてはいかがですか、お伺いをいたします。

 

 大綱の2、まちおこし対策について。

 

 我が八幡浜市には近代社会の中で地域資源や歴史に残るすばらしい人がたくさんおられます。明治以降、世界に先駆けて飛行機の発明に努力を重ねた二宮忠八、四国で初めて紡績会社を設立した兵頭昌隆、四国第2の銅鉱石産出量をつくった白石和太郎、日本で初めての女医となったシーボルトの娘、イネを育てた二宮敬作等々たくさん輩出しております。前田山もその一人ではないでしょうか。四国で初めて電気のついた町、130年の歴史を持つ第29国立銀行、半世紀ぶりに産業遺産の活用へ調査が始まる大峯銅山、忠八飛行機、日本全国から集まるマウンテンバイク大会とか女子大学のソフトボール大会、このような地域資源を全国にアピールを心がけていくべきだと思いますが、いかがでしょうか。

 

 例えば一例として、忠八ゆかりの京都八幡市との姉妹都市交流、敬作ゆかりの長崎市、大分県中津市等との姉妹都市構想などもこれからのまちおこしには必要ではないでしょうか。まちおこしに一番大切なことは、何よりも人材を育てることが先決だと思います。八幡浜の活性化には、若い人を育てなければ将来の町の発展にはつながらないと思うのであります。昔から国づくりは人づくりと言われております。いつまでも天下り的人材の活用を続けていては、八幡浜の発展にはつながらないと私は思います。農家も漁業もしょせんは人です。後継者のいないところは自然にしぼんでしまいます。市長、あなたはお若い、その若さを十分発揮して、八幡浜の発展のために発想の転換を発揮してもらいたい。

 

 以上で私の質問を終わります。理事者におかれては誠意ある答弁を期待をいたします。

 

 以上であります。

 

○議長(萩森良房君)  市長。

○市長(大城一郎君) 
 清水議員御質問の大綱
2(1)姉妹都市交流についてお答えをいたします。

 

 これからのまちおこしに一つの例として、二宮忠八翁や二宮敬作先生ゆかりの都市との交流が必要ではないかとの御指摘でございます。

 

 当市では、合併前から行政主体の姉妹都市交流事業は取り組んではおりません。民間では八幡浜商工会議所が行う沖縄県の南風原町との交流事業が平成7年から行ってございます。一部市からこれに対して補助をしておるところでございます。

 

 南予各市におきましては、例えば宇和島市は仙台市と、大洲市では滋賀県の高島市、西予市では北海道の黒松内町という状況で、3市ともそれぞれの産業、文化、自然環境、歴史などの要因により国内の各市と提携を結び、交流を深めているところでございます。

 

 交流内容としては、年に一、二回のイベント交流事業、物産販売、小学生のホームステイ、スポーツ交流などが主な事業でございます。継続することにより、行政主導であった交流が次第に広がり、市民同士のつながりや独自の民間交流に発展し、観光、物産のPRに役立つなどメリットがあります。

 

 しかし一方では、公の予算を使い、特に交流事業の旅費に予算がかかるため、効果が期待できないとか、効果が見えにくいといった批判を受けることもあるようでございます。

 

 議員御指摘の姉妹都市交流につきましては、メリット、デメリット両面から検討が必要であり、今後の課題として勉強させていただきたいと考えておりますので、御理解をお願いいたします。

 

 その他の問題につきましては、担当課長から答弁をさせます。

 

○議長(萩森良房君)  保健センター所長。

○保健センター所長(松本常美君) 
 清水議員御質問、大綱
1の福祉について一括してお答えをいたします。

 

 まず、1点目の子宮頸がん、小児用Hibワクチン接種についてでございます。

 

 議員御質問の予防接種は、国際動向や疾病の重篤性にかんがみ、乳幼児、思春期の子供たちの健康を守るという福祉の観点からも、八幡浜市において、子宮頸がん予防ワクチン、Hibワクチン、小児用肺炎球菌ワクチンの新しい予防接種を平成23年度より実施する予定で準備を進めているところでございます。

 

 予算につきましては、ワクチンの単価が高価であり、ワクチンの種類によっては接種回数の多いものは4回となり、また初年度の取り組みとして、仮に接種対象年齢を国の基準どおりに、子宮頸がんワクチンは中学1年生から高校1年の女子、Hibと肺炎球菌ワクチンはゼロ歳から4歳の乳幼児を対象といたしますと、その予算額は6,000万円を超える金額となります。平成23年度につきましては、子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進臨時特例交付金により約2分の1の補助がありますが、24年度以降については今のところ国の支援は想定されておりません。仮にこれ以降の事業継続を考えますと、必要な自己負担もやむを得ないと考えておりますが、今後他市町の動向などを参考にしながら、公費負担の割合を検討してまいります。

 

 なお、国に対しましては、24年度以降も補助を継続するよう強く求めてまいりたいと思います。

 

 次に、2点目の独居高齢者、障害者への見守り対策についてお答えをいたします。

 

 八幡浜市では、現在独居高齢者等見守りネットワーク事業や食の自立支援事業により定期的な安否確認を行い、高齢者緊急通報システム事業により緊急時の連絡を行っております。また、高齢者や障害者に対しましては、消防署の制度で、119番通報した場合、発信元のデータがわかる緊急通報発信元登録制度に登録していただくようお勧めをしております。

 

 動体センサーを利用した安否確認を行う事業についてですが、この事業は常時安否確認が行えるものであり、独居高齢者、障害者を孤独死から守ることができるものではないかと思われますが、先ほど説明いたしました市の実施している事業により、地域住民の方の御協力で高齢者や障害者を支えていくネットワークがある程度構築することができていると考えております。

 

 清水議員の御質問のとおり、平成21年度地域情報通信技術利活用推進交付金により、ブロードバンドネットワークを利活用し、地域住民の見守りシステムを構築し、この事業を使って常時安否確認を実施している市がございますので、今後につきましては既に事業を実施している市への情報収集や事業の研究などを行い、現在行っている事業とあわせて、必要性及び効果、財源、維持管理費などを考慮した上で総合的に検討してまいりたいと考えております。

 

 以上でございます。

 

○議長(萩森良房君)  清水正治君。

○清水正治君 
 ただいま御答弁をいただきました。

 

 これ一応市長に1点だけ再質問をさせていただきます。

 

 今所長のほうから答弁をいただいたわけですが、この頸がん、Hibワクチン等の助成につきましては、若い子供さんを少子化の中で今後八幡浜の大事な人材を守っていく。今までよく言われました子宮頸がん、15,000人発症すると3,500人は亡くなると、これは非常に死亡率の高い病気ですね。ですから、そういったことも含めると、この若い方々のやっぱり命を守るということは、例えは悪いかもしれませんが、家庭に例えるならば市長はお父さんでございますので、我が子の命を守るという意味でしっかりと対応していただきたい、このように思います。ひとつ市長のお答えを聞かせてください。お父さん、よろしくお願いします。

 

○議長(萩森良房君)  市長。

○市長(大城一郎君) 
 この子宮頸がん、小児用Hibワクチンの接種の助成に対しまして、市としてもなるべくできるように支援をしていきたいと思いますが、これは国の制度等もありますんで、そういったところも兼ね合わせながら、連携して市の施策をしていきたいと思います。

 

 それとともに、こういった助成制度が国の制度で、単年度でしかないというのがありますんで、そういったとこは国に対しても今後この制度の継続といったものも市として、市長として強く要望をしていきたいというふうに考えております。

 

○議長(萩森良房君)  清水正治君。

○清水正治君 
 今市長の答弁をいただきましたが、御承知のとおり、あの島であります上島町ではこういった取り組みを非常に前向きに取り組んでおりますので、我が八幡浜は八幡浜としてしっかりと取り組んでいただきたい、このように思います。

 

 以上です。

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