一般質問(一問一答方式)  H29.3 西山一規 議員

公開日 2017年06月06日

 

 

質 問 事 項
クラブ活動等への支援について

 

 


 

〔西山一規君登壇〕

 

 

 
○西山一規君  私は、質問通告書に従いまして、大綱1つのみ御質問いたします。非常に簡潔に簡単に質問していきたいと思います。
 質問事項は、クラブ活動等への支援についてであります。
 現在、八幡浜市で活動されているクラブで、優秀な成績をおさめて全国大会出場となった場合、交通費や宿泊費など大きな費用がかかっております。そういうクラブを八幡浜市として、現状どのように支援しているのか、具体的な内容を伺います。
○議長(上田浩志君)  政策推進課長。
○政策推進課長(久保田豊人君)  お答えいたします。
 クラブ活動等への支援実績についてでありますが、まず支援の形態としては、市の直接補助と八幡浜市体育協会による間接補助があります。市の直接補助としては、これまで3団体が該当しました。
 まず、八幡浜高等学校陸上部に対し、全国高等学校駅伝競走大会出場に伴う選手派遣費用の一部を助成するため、平成16年度から28年度までの間で計12回、1,330万円の補助を行っています。
 次に、八幡浜工業高等学校電気技術部に対し、WRO、ワールド・ロボット・オリンピアード、国際大会出場に伴う選手派遣費用あるいは大会に使用する物品購入費用の一部を助成するため、平成20年度から28年度までの間で計4回、59万2,000円の補助を行っています。
 最後は、川之石高等学校生徒会で、平成25年に宮城県仙台市で開催されましたハイスクールサミットin東北「未来のまちづくり・みちづくりフォーラム」参加に伴う生徒派遣旅費の一部として11万6,000円を補助いたしております。
 このほか、合併前ではありますが、八幡浜高等学校野球部が甲子園での選抜高等学校野球大会に出場した平成15年度には600万円の補助をいたしております。
 また、体育協会による間接補助としては、同協会のスポーツ活動助成事業実施要綱に基づきまして、クラブ活動に対し、全国大会出場など一定の基準のもと、助成を行っております。
 なお、高等学校のみの事例ですが、平成27年度は7大会、21名で合計36万8,000円、平成28年度は6大会、11名で合計21万5,000円の補助を行っています。
○議長(上田浩志君)  西山一規議員。
○西山一規君  詳しい御説明ありがとうございました。
 そして、これから行われる大会としまして、川之石高校のソフトテニス部が全国大会、愛知県で行われます42回全日本高校選抜ソフトテニス大会、こちらに3月28日から出場されます。あと、4月に個人戦もあるというふうにお聞きしております。このソフトテニス部の全国大会に対して、市として支援する予定があるのかどうか、伺います。
○議長(上田浩志君)  生涯学習課長。
○生涯学習課長(河野謙二君)  川之石高校ソフトテニス部につきましては、これまでも全国大会等で活躍をしておられ、その都度八幡浜市体育協会からスポーツ活動助成事業実施要綱に基づき助成をいたしております。
 最近では、平成27年度、奈良県で開催された高校総体に出場した2名の選手に対し2万6,000円、和歌山県で開催された第70回国民体育大会に出場した2選手に4万6,000円、28年度も同様に岡山県で開催された高校総体に出場した2選手に2万円、岩手県で開催された第71回国民体育大会に出場した2選手に8万円の助成を行っております。
 今回の全国大会出場につきましても、同様に基準に応じた助成を行います。
○議長(上田浩志君)  西山一規議員。
○西山一規君  体育協会から補助が出るということはわかりましたが、1つ疑問になるのが、体育協会ではなくて市で助成したもの、これに対して基準は何かあるんでしょうか、これを伺います。
○議長(上田浩志君)  副市長。
○副市長(橋本顯治君)  市が行っている八幡浜高等学校陸上部、八幡浜工業高等学校電気技術部及び川之石高等学校生徒会、また過去の事例となりますけれども、八幡浜高校の野球部につきましては、市民の関心、それから大会自体の知名度や権威、それからテレビ中継や新聞、雑誌等のメディア情報発信効果による当市の知名度向上への貢献度、あるいは開催地及び選手などの人数、滞在日数といった必要経費など、その時々の条件、状況を勘案した上で補助金額を個別に算定をしています。
○議長(上田浩志君)  西山一規議員。
○西山一規君  その時々の状況においてということは、明確な絶対的な条件といいますか、そういったものではなくて、都度考えるということでよろしいんですか。
○議長(上田浩志君)  副市長。
○副市長(橋本顯治君)  先ほどお話ししたとおり、そのケース・バイ・ケースで判断しているということであります。
○議長(上田浩志君)  西山一規議員。
○西山一規君  そうしますと、心情的にはもらうつもりでおったのにもらえなかった、当然審査があって決まるわけですから、そういった公平感に疑問を持つような方も出てくるように思います。こういった不公平感、はっきりと明確な基準があって、それにのっとって行っていかない限り、いろんな人がそういった情報をどういった検討をされているのか知らないまま、あっ、今回これはお金出るんだ、こっちはお金出ないんだ、そういうふうに捉えられる可能性が非常に高いと思います。そのために、もっと明確な基準を前もって提示できるような、例えば全国大会まで上ったところは全て支援しますよというようなものですとか、そういった新たな基準をはっきり設ける必要があるのではないでしょうか。その点についてお伺いします。
○議長(上田浩志君)  副市長。
○副市長(橋本顯治君)  先ほど答弁させていただいたとおり、体育協会につきましては一定の基準に基づいて支援をしているわけですけれども、市が直接やる分につきましては、八高の野球部の場合には平成15年に600万円、陸上部には過去12回で1,330万円、1回100万円程度ですけれども、そんなことでその大会大会によって決定的に金額に差があります。これは恐らく市民の関心度、それからかかる費用とかいろんなものを総合的に判断しているわけですけれども、そういう状況でありますので、体育協会の事業につきましては要綱に基づいてやってるわけですけれども、大会ごとに条件が異なり、汎用性を持った要綱ができるのかどうかということは、今の状況ではなかなか困難かなと思いますけれども、もし他の市町村でそういうのがあれば、また参考にしたいと思います。そういうことであります。
○議長(上田浩志君)  西山一規議員。
○西山一規君  これ通告ではしておりませんが、伊方町でそういったのを一部入ってるということをお聞きしました。というのが、伊方町出身者の八幡浜市内の高校に通われてる方には伊方町から支援がある、ほかの方は支援がないと、そういった状況もあるようで、出る選手によっても差がついてる。これはどうしても県立高校ということで校区が八幡浜市内ではないということがありますので、いたし方ない面はありますけれども、八幡浜市として、非常に頑張って全国大会まで行かれてるというようなスポーツに関して、私としてはやはり共通に、額はそれぞれ、名古屋であったり、仙台であったりとか、そういったかかる費用が変わってきますので、額は一律ではないということは当然あると思いますが、枠として八幡浜市で全国大会に出れば幾らか支援しますよというようなものを、先ほどの体育協会のものでもいいですけれども、そういった体育協会でやる、市でやる、それを区別するのではなくて、全国大会は全部八幡浜市で少し多目に支援しますよというような形にとっていただかないと、やはり不公平感を感じるんじゃないかなと。知名度が高い、そういったものを誰がどう判断するのか、そういったところも本当に公平なのかというのが出てきますので、どうでしょう、これ八幡浜市は全国大会に出るのは全部支援しますよと、そういった形のほうがいいんじゃないかと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(上田浩志君)  副市長。
○副市長(橋本顯治君)  西山議員の御質問の趣旨は、クラブ活動全て公平にやったらどうかと、できるだけというお話でありますけれども、これはまたもとの答弁に返っちゃうわけですけれども、野球部というのがあって、これは甲子園に出るということは市民全ての関心事でありますので、そのところで大応援団が行きますし、学校自身も大応援団を編成して行くわけであります。非常に大きな経費が発生しますので、そういう場合に平成15年には600万円を出したというような実績があるわけで、これはどのクラブ活動も同じように全国大会に行くのであれば生徒1人1万円とか2万円とか、そういう基準ではなかなか割り切れない、市民の関心の高さとか、そのスポーツの八幡浜市における盛り上がり方とか、いろんな要素を加味して、市自体としては支援すべきものかと思います。
 ただ、西山議員言われたように、全国大会出れば一律に出すというのは大もとの基準であっていい部分がありますので、それは体育協会において八幡浜市の子がそのスポーツクラブに何人いるかというようなことを参考にして体育協会で基準を出して、出しているところであります。
 ただ、西山議員言われたように、例えば八幡浜工業高校のレスリング部が全国大会に行ってみたいなことが仮にあったとして、そのときに市外の子が2人いて、市内の子が3人いたと、じゃあ3人分かという話がありますので、それはやはり八幡浜工業高校という、八幡浜という看板をしょっていただきますので、その辺のところは八幡浜市としては柔軟に八幡浜市のプライドを持って支援をしていくべきかなと思っています。
○議長(上田浩志君)  西山一規議員。
○西山一規君  現状の基準に対しての考え方はわかりました。
 ここで1つ提案なんですけれども、クラブ活動のための基金を設立してはどうかと思います。名前は、仮にすごい八幡浜応援基金とか、そういった形で、名前はしっかりとしたものをつけていただくのがいいと思いますが、こういうもので、賛同される方々から広く寄附を募って、あるいはふるさと納税の一部をこの基金に充てるということは可能ではないかと思います。そうすれば、その中で基準をきちんと決めて、予算的に補正予算を途中で組んだりとか、そういうことではなくて、この基金の中から全て賄うというような形の方法もあってはいいんじゃないかと思います。
 基金という形では難しいようであれば、何らかのそういった枠を設けて、その枠の中で運営していただくのはいかがでしょうか。
○議長(上田浩志君)  市長。
○市長(大城一郎君)  議員御提案のすごい八幡浜応援基金ですか、基金的な役割は、今現在では八幡浜市体育協会の補助金がその役割を担っているのかなというふうにも考えております。全国大会出場の場合等については、その都度、補正または既定予算のやりくりの中で対応していくものと考えておりますが、今後、基金まで必要であるかどうか、あるいは毎年ある程度枠として予算化をしていくのか、さらに検討してみたいなというふうに思っております。
 また、これからは、スポーツ関係を対象に補助するものでありますが、それ以外にも文化活動における全国大会等への出場に伴う助成についても、現場からの声、他市の状況なども参考にしながら検討してまいりたいと思っております。
 私もよく全国の市長会で話をするんですが、うちの市においては高校生が全国大会に出場するということで出場の報告に来てくれるというような話をしましたら、ある市では、高校が市内にないということで、そういったことの報告もないというようなところもございました。そういった点でいえば、高校生のそんな活躍、本当に頼もしく思うわけでありまして、できることなれば子供たちが全国に行くときには精いっぱい応援できるような体制をとりたいなというふうな思いも十分に私なりに持っておるところであります。
○議長(上田浩志君)  西山一規議員。
○西山一規君  よくあるんですが、事前に聞き取りという形で通告をしていくと、私が次に言ようとしたことを先におっしゃられることがあるんですよね。それで、今までスポーツと来て、文化的なところも支援したらどうですかというのをこれから言おうとしてたんですが、先に言われてしまいました。
 その文化的なことなんですが、私は40年前後前になりますけれども、川之石小学校で合唱団に所属しておりました。そして、結構いい成績をとっておりましたので、愛媛県大会にはまず必ず出る、そしてそこである松山の小学校と大体いつも競ってて、四国大会まではよく出てました。そこで負けて、四国大会で終わりということが何度かありまして、1度だけ四国大会で優秀賞、優秀賞が一番いいんですけれども、記憶が定かでない、最優秀ですかね、それになりまして、あっ、今度全国大会へ行けるんだと、これは東京でやるんですけども、さすがに四十何人の小学生を引き連れて東京まで行くと費用がなかなか難しいということで、私の記憶としてはそういうふうに、それで費用負担を考慮して、保護者の負担を考慮した上で出場を辞退したという経緯がございます。そういったことが子供たちにとっては非常に残念な記憶として残ります。
 そういったことがないように、費用がないから全国大会に行けない、あるいは寸止めじゃないですけど、これ調子に乗ってやると全国大会行くかもしれないからちょっと手を緩めようとか、そういった費用がかかるために非常に負担が大きいということをできるだけスポーツ以外でも、ブラスバンドとかそういった文化的は活動でもいろんな大会があるものがありますので、ただいま現在の枠であれば体育協会ですから、当然ブラスバンド部にお金が出たりしないわけです。ですから、そういったものも含める、八幡浜市としてきちんと応援できる仕組みがあるべきではないかと思います。
 そして、学校関係ではなくても、保内の保内合唱団、お母さんたちがやられてる保内合唱団ですが、こちらも全日本お母さんコーラス大会、これに出場しております。そういったものもきちんとした形でしっかり支援するべきではないかなと思っております。
 そういったスポーツ以外の支援について、先ほどちょっと御答弁いただきましたけど、もう少しお考えをお聞かせください。
○議長(上田浩志君)  市長。
○市長(大城一郎君)  先ほども先走って答弁をしてしまいましたが、スポーツに関係なく、文化系のほうも何とかフォローできるようにしていきたいと思っております。
 今ほどはブラスバンドの件で質問がされたわけなんですが、私も過去を振り返ってみますと、中学生の将棋といった形で、1人ですが、天童市のほうで全国大会に参加をするということで、何とか補助できないかなというふうなことでいろいろ探したわけなんですが、そのときは対応できるものがありませんでした。1人ということで、保護者の方が連れていかれたわけなんですが。
 そういった観点からも、文化の面でも大勢の場合と1人の場合でさまざまな対応があると思いますので、一律に、先ほど言われたように規定を決めるというのも難しいかと思いますが、スポーツ、文化、関係なく、どれも全国で活躍できる方に市としてある程度の支援ができる、そのような制度をつくっていけたらなというふうに思っております。
○議長(上田浩志君)  教育長。
○教育長(井上 靖君)  中学生に関して言わさせていただくと、中体連主催の新人総体、県総体関係の旅費は全部支給してます。それから、県の中学駅伝、新居浜で最近行われてるんですけど、この旅費宿泊費も出しています。
 文化関係で言いますと、吹奏楽の県大会、勝てば四国、全国へつながるんですけども、その費用、あるいは県のロボットコンテスト、中学生の部があるんですけど、その費用も市で全額子供たちの分は見ています。
○議長(上田浩志君)  西山一規議員。
○西山一規君  先ほど教育長がおっしゃられたものは一部は知ってたんですけども、今初めてお聞きしたような内容があります。意外とそういったところで支援はされてるという面があるということは認識いたしました。
 これからも八幡浜市で大きな成果を上げている団体、そういったものには八幡浜市として応援をしてあげるということは非常に大事なことだと思います。金額的には、それは当然1人の場合と団体の場合は変わってくる。ですから、その辺はわかりますけれども、頑張ってもらってる組織を応援すれば、元気な八幡浜というのがどんどん外にアピールできると、そういった宣伝という意味でもあります。そして、あっ、こんなに八幡浜市に来れば自由に頑張れるんだというようなことが皆さんに理解していただければ、極端ですけど、人口がふえるというところまで持っていけれる可能性としてはありますので、ぜひともこういった頑張ってる団体を支援するということは、今後もしっかりと取り組んでいただきたいと思います。
 これで私の質問を終わります。

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